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JPH08231330A - 重合性歯科材料 - Google Patents

重合性歯科材料

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Publication number
JPH08231330A
JPH08231330A JP7327130A JP32713095A JPH08231330A JP H08231330 A JPH08231330 A JP H08231330A JP 7327130 A JP7327130 A JP 7327130A JP 32713095 A JP32713095 A JP 32713095A JP H08231330 A JPH08231330 A JP H08231330A
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JP
Japan
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dental material
polymerizable dental
acid ester
weight
ester monomer
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Application number
JP7327130A
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English (en)
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JP2868448B2 (ja
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Albert Erdrich
アルベルト・エルトリッヒ
Michael Eck
ミヒャエル・エック
Kurt Reischl
クルト・ライシュル
Slawomira Weber-Pelka
スラヴォミラ・ウェーバー−ペルカ
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Kulzer GmbH
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Kulzer GmbH
Heraeus Kulzer GmbH
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Publication date
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K6/00Preparations for dentistry
    • A61K6/80Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth
    • A61K6/884Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising natural or synthetic resins
    • A61K6/887Compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds

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  • Veterinary Medicine (AREA)
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定性が高く、すぐれた機械的性質と透明性
をもつ歯科修復材を与える歯科材料の提供。 【解決手段】 従来技術の歯科材料のレオロジ−的、並
びに光学的及び機械的達成目標の矛盾を解決する歯科材
料を提供するために、充填材として層状構造をもち大気
孔多孔性結晶性の珪酸を使用することにより従来の歯科
材料のように珪酸を多量充填することなく、柔らかいペ
−スト状で歯科修復材として歯牙処理中に安定性がよい
歯科材料を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタクリル酸エス
テルモノマ−もしくはアクリル酸エステルモノマ−[以
下、単に(メタ)アクリル酸エステルモノマ−と略記す
る]と、微粉末状の無機質充填材と重合触媒とを含む重
合性歯科材料に関する。
【0002】本発明による歯科材料−複合剤−は歯科充
填材、歯冠、ブリツジ、外装材、インレ−、オンレ−及
び義歯ならびに固定用セメントの製造に特に適する。
【0003】
【従来の技術】歯科充填材の製造のための重合性歯科材
料は何年も前から既知である。最初のこれらの材料は触
媒あるいは触媒と促進剤との系を添加すると口中の支配
的条件下で分単位の短時間内で硬化するメチルメタクリ
レ−トモノマ−とメチルメタクリレ−トポリマ−との混
合物であつた。
【0004】これらの歯科材料の機械的性質は石英また
は珪酸アルミニウムのような微粉状充填材の添加により
改善されたが、変色を起こさない新規な触媒系の開発お
よびメチルメタクリレ−トに加えて、あるいは代わり
に、高級アルコ−ルメタクリル酸エステルの使用による
硬化収縮の減少により美的効果の改善が達成された。
【0005】この最初の新規の歯科材料はラファエル・
エル・ボ−エン(Rafael L. Bowen)により開発され、米
国特許第 3 066 112号明細書に記載されている。 この歯
科材料は基本的には結合剤モノマ−としてビスフェノ−
ルとグリシジルアクリレ−トもしくはグリシジルメタク
リレ−トとの反応により造られたジメタクリレ−トもし
くはジアクリレ−ト[ジメタクリレ−トもしくはジアク
リレ−トを(メタ)アクリレ−トと略記する]と、無機
質充填材として微粉状の二酸化珪素、好適にはシラン処
理された二酸化珪素とを含む。ボ−エンにより知見され
たビス−[4−(2−ヒドロキシ−3−メタクリロイル
オキシプロポキシ)−フェニル]ジメチルメタン(これ
はまた Bis−GMA もしくはボ−エン・モノマ−と呼ばれ
る)は現在では大抵の市販歯科材料に含まれている。
【0006】さらに他の複合剤−有機質モノマ−に加え
て微粉状の無機質充填材を含む歯科材料−の他の例は米
国特許第 3 539 553号明細書に記載されている。この場
合には重合性結合剤は Bis−GMA、ビスフェノ−ルAジ
メタクリレ−ト、希釈用モノマ−特にトリエチレングリ
コ−ルジメタクリレ−トおよび必要に応じ少量のメタク
リル酸からなる混合物であり、この重合性結合剤は約6
5〜75重量%の例えば二酸化珪素、ガラス、酸化アル
ミニウムまたは石英からなる無機質充填材と共に使用さ
れる。この無機質充填材は約2〜85ミクロンの粒子寸
法であることができる。合成物質と充填材との結合を改
善するために充填材はシラン例えば3−メタクリロイル
オキシプロピルトリメトキシシランで予じめ処理され
る。
【0007】DE 2403211 C3 から重合性メタクリレ−
トもしくはアクリレ−トに加えて無機質充填材として約
0.01〜0.4ミクロンの粒子寸法をもつ微細な(高分
散性)二酸化珪素を含む歯科用材料(空洞充填材、固定
セメント用材料、封鎖用及び保護膜用素地、歯冠用及び
ブリツジ用材料、補綴用材料、義歯製造用素地)は既知
である。この材料では重合性モノマ−は Bis−GMA また
はビスフェノ−ルAの他の誘導体、またはヒドロキシア
ルキルメタクリレ−トとジイソシアネ−トとを、必要に
応じ、これらと共に短鎖メタクリレ−トモノマ−又は短
鎖ジアクリレ−トモノマ又はそれらの混合モノマ−を反
応させてなる反応生成物からなる。この微細な充填材を
含む材料から製造された歯科充填材等はその高光沢平滑
研磨性により、また自然の歯に似た透明性により優れて
いる。
【0008】DE 2405587 A1から、高光沢研磨性製品
に加工できる歯科材料ではメタクリル酸エステルに加え
て無機質充填材として沈殿または火炎中加水分解により
製造した、最大粒子寸法が0.07ミクロンの無定形珪酸
が、必要に応じて5ミクロン以下の粒子寸法の微粉状ガ
ラスと混合されて、使用されることは既知である。メタ
クリル酸エステルとしてはBis−GMA、2,2−ビス−
[p−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−プロ
パンジメタクリレ−トおよびトリエチレングリコ−ルジ
メタクリレ−トが挙げられる。
【0009】微粉状で且つ慣用でもある無機質充填材を
含有する慣用の歯科材料(これはハイブリツド複合材と
呼ぶ)は例えば国際特許出願WO 81/02254に
記載されている。この歯科材料は0.01〜0.04ミク
ロンの直径の疎水性二酸化珪素と2〜30ミクロンの直
径をもつガラス、例えばX線不透明性バリウム−または
ストロンチウム−含有ガラスからなる充填材混合物を含
む。重合性モノマ−としては Bis−GMA もしくはエトキ
シ化ビスフェノ−ルA−ジメタクリレ−トとトリエチレ
ングリコ−ルジメタクリレ−トとを使用する。この歯科
材料は歯科充填材として、及び例えば鋳造金冠の外装に
使用される。
【0010】DE 3532997 A1 による歯科治療用の複合
材は、珪酸ゾルの超音波噴霧化により得られる球状珪酸
粒子をポリマ−生成に適した混合物中に導入することに
より製造される。0.1〜4ミクロンの直径をもち、必
要に応じシラン接着剤で変成した珪酸粒子を他の無機質
充填材と組合わせて使用できる。この複合材は特に歯冠
材及びブリツジ材として、またアマルガムの代わりの常
温硬化用歯科充填材として適する。この複合材の特異的
性質は下記の通りである:70%以上の充填材濃度でも
加工性が良好で容易に成型できる歯科材料である;不定
形の珪酸に比して球状の珪酸の添加によりチキソトロピ
−効果が小さい;2mm以上の層厚でも放射線に暴露す
ることにより完全に非粘着性に硬化する;材料の上側と
下側とが同じ大きさのミクロ硬さ値をもつ;高光沢性の
平滑な表面ができる。
【0011】DE 37 08618 C2 及び 38 26233 C2 は
0.01〜0.4ミクロンの粒子寸法の高分散性二酸化珪
素10〜90重量%含有合成材料からなる耐摩耗性高光
沢平滑性の外装を備えた合成材料義歯部材に関する。こ
の外装は高曲げ強さと高曲げ弾性率をもつ芯材を被覆
し、該芯材は0.7〜5ミクロンの平均粒子寸法の二酸
化珪素、リチウムアルミニウムシリケ−ト−ガラス及び
/又はストロンチウムアルミニウムシリケ−トガラスま
たは0.7〜10ミクロンの平均粒子寸法のバリウムア
ルミニウムシリケ−ト−ガラス60〜100重量%と、
0.01〜0.4ミクロンの平均粒子寸法の高分散二酸化
珪素0〜40重量%とからなる無機質充填材混合物30
〜90重量%を含む。この芯材と外装との合成材料は好
適にはBis−GMA、エトキシル化ビスフェノ−ルA−
ジアクリレ−トもしくは−ジメタクリレ−ト、トリエチ
レングリコ−ルジメタクリレ−ト、ドデカンジオ−ルジ
メタクリレ−ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレ−ト
と2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ−
トとからなるジウレタンジメタクリレ−ト、ビス−(ア
クリロイルオキシメチル)−トリシクロ[5.2.1.0
2.6]デカン及び/又はビス−(メタクリロイルオキシ
メチル)−トリシクロ[5.2.1.02.6]デカンからな
るポリマ−である。この合成義歯部材は歯冠、ブリツ
ジ、インレ−等の供給に適する。
【0012】EP 0 475 239 A2 は、常温硬化用、高温硬
化用及び/又は光硬化用触媒に加えて、(A)二酸化珪
素からなる不定形球形粒子と1.50〜1.58の屈折率
と0.1〜1.0ミクロンの平均一次粒子寸法とをもつ周
期表I族、II族、III族およびIV族の少なくとも1種の
元素の酸化物20モル%までとの混合物と、(B)屈折
率1.50〜1.58をもち0.5〜5.0ミクロンの平均
一次粒子寸法の石英−、ガラスセラミツク−もしくはガ
ラス−粉末またはそれらの混合物との混合物とからなる
無機質充填材20〜90重量%と、必要に応じ不透明度
を高め粘度を調節するために、別の充填材を少量含むエ
チレン性不飽和モノマ−系重合性歯科材料に関し、この
歯科材料から造られた完成品は良好な透明性と重合性と
に優れる。
【0013】DE 4 110 612 A1 からジメタクリレ−ト
モノマ−とα−ジケトン/アミン系光重合触媒に加え
て、0.5〜1.5ミクロンの平均粒子寸法の珪酸バリウ
ムアルニウムガラス80〜90重量%と0.04〜0.0
6ミクロンの平均粒子寸法の二酸化珪素10〜20重量
%とからなる充填材混合物は既知である。この歯科材料
からX線不透明性、耐摩耗性で高光沢平滑性の歯科充填
材およびインレ−が容易に造られる。
【0014】固定用セメントはインレ−、オンレ−、歯
冠、ブリツジ、また、いわゆる接着性ブリツジすなわち
粘着性ブリツジ[マリ−ランドブリツジ(Maryland−Br
uecken)]、外装殻等を歯牙本体と結合するために使用
される。例えば酸化亜鉛−リン酸亜鉛セメントのように
水硬プロセスの結合固まるセメントの外に重合により硬
化するセメントもまた使用量が増大している。重合性固
定用セメントはモノマ−トして通常アクリル酸エステル
もしくはメタクリル酸エステル、大抵微粉状無機質充填
材および重合開始触媒を含有する。
【0015】EP 0 064 834 B1から歯牙に目的物を貼り
付ける接着剤は既知であり、この接着剤は結合剤樹脂、希
釈用モノマ−、少なくとも20重量%の量の無機質充填
材および可視光線を照射することにより重合を誘発する
光開始剤を含む。光開始剤としては例えばカンファ−キ
ノン、ベンジル、ビアセチル、9,10−フェナントレ
ンキノンおよびナフトキノンから選ばれたα−ジケトン
と、アミン特にジアルカノ−ルアミンまたはトリアルカ
ノ−ルアミンとの混合物が使用される。充填材としては
無機質ガラス、例えばバリウムアルミニウムシリケ−ト
ガラスおよびリチウムアルミニウムシリケ−トガラスが
好ましい。
【0016】DE 34 41 564 C2 によれば、使用する接着
剤がメタクリル酸エステルと0.04ミクロンまでの粒
子寸法のシラン処理ずみ二酸化珪素からなる無機質充填
材との外に、化学的常温重合触媒[自重合触媒(オ−ト
ポリメリゼ−シヨン)]も光重合触媒も含んでいる場合
に、接着性ブリツジの堅くて緻密で亀裂のない金属面と
歯牙エナメル質とが結合される。
【0017】スイス月刊誌歯科学(Zahnmed.)第99巻
4号(1989年)から低粘度の微粒子で充填された複
合セメントが既知であり、このセメントは2段階光重合
により硬化され、まず第1に黄色に呈色し最終硬化によ
り始めて確定的色調を呈する。このセメントはカンファ
−キノンを高割合量で含む2種の、最大吸収波長が可視
光の種々の波長に存する、光重合用開始剤系を含み、初
期硬化は470ナノメ−タ(nm)より大きい波長の光
りで行われ、最終硬化はほぼ470ナノメ−タの波長の
光りで行われる。歯牙の色調とは異なる最初のセメント
の呈色と、初期硬化後のマルチパンに似た硬さとにより
セメントは良く加工でき、余剰のセメントは迅速且つ安
全に歯牙本体を傷つけることなく除去できる。
【0018】光重合触媒に加えて常温重合触媒を含むこ
とができる同様の固定用セメントはDE 41 10 611 A1 か
ら既知である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、歯科充填
材、歯冠、ブリツジ、外装、インレ−、オンレ−及び義
歯のような歯科修復材の製造用並びに歯科修復材及び自
然歯牙上への歯列矯正装置の固定用及び歯牙セラミツク
部品の修復に適した、(メタ)アクリル酸エステルモノ
マ−と微粉状無機質充填材とを含むペ−スト状重合性歯
科材料を見出すにある。本発明の歯科材料はペ−スト形
態の塊りとして柔らかく成型でき、しかも該塊りは成型
により歯科修復材の調製に際して該塊りに所与の形を持
続させる能力をもつ。この後者の性質は以下に安定性と
称する。従来の歯科材料に手を加えて加工するか歯科材
料から歯科修復材に加工する際し従来の歯科材料に安定
性が欠如していることは歯科修復材の歯科技術的調製に
際して重大な問題である。歯科材料から歯科技術的成形
及びと重合とにより造られた歯科修復材は高光沢平滑性
で、それらの摩耗と光学的及び機械的性質とは自然の歯
牙にほぼ等しいものでなければならない。
【0020】
【課題を解決するための手段】この課題を解決する本発
明による歯科材料は無機質充填材が、層状構造をもち微
粉状の結晶性珪酸5〜100重量%と極微細ガラス0〜
95重量%とからなることを特徴とする。この歯科材料
は該無機質充填材を20〜80重量%、好適には40〜
75重量%含有する。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明による歯科材料の特に有効
な実施態様は全部が層状構造をもち且つ微粉状結晶性の
珪酸からなる充填材を40〜55重量%含むか、或いは
層状構造をもち且つ微粉状結晶性の珪酸を5〜50重量
%、好適には10〜30重量%と極微細ガラスを50〜
95重量%、好適には70〜90重量%とからなる充填
材を60〜75重量%含み、前者(全部が珪酸からなる
充填材)の実施態様は歯科材料を固定用セメントとして
使用する時に好適である。
【0022】層状構造をもち1〜40ミクロンの粒子寸
法分布と約4ミクロンの平均粒子寸法とをもつ珪酸と、
0.1〜5ミクロンの粒子寸法分布と約0.7ミクロンの
平均粒子寸法とをもつガラスとを含む歯科材料が好適で
ある。層状構造をもつ珪酸としてはで例えば DE 34 00
130 A1 に記載のような層状構造をもつ合成珪酸が使用
される。珪酸及びガラスの粒子寸法はX線散乱光−遠心
分離法(Roentgen−Streulicht−Zentrifuge)により決
定した。珪酸とガラスとは共にシラン処理された形態、
例えば3−メタクリロイルオキシプロピル−トリメトキ
シシランで処理したものを使用するのが好適である。
【0023】歯科材料はガラスが1.46〜1.53の屈
折率をもち、また(メタ)アクリル酸エステル成分がそ
れに対応して選択された時に特に好結果をもたらすこと
が判明した。
【0024】ガラスはバリウムアルミニウムボロシリケ
−トガラスからなり、(メタ)アクリル酸エステル成分
が1.49〜1.50の屈折率と23℃で1500〜40
00ミリパスカル(mPa)の粘度とをもつモノマ−混
合物であることが好適である。
【0025】(メタ)アクリル酸エステル成分として好
適なモノマ−混合物は下記のそれ自体既知のジ−または
ポリ−(メタ)アクリレ−トモノマ−から選択される:
2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ−ト
と2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−トとから造
られたジウレタンジ(メタ)アクリレ−ト、ビス−(ジ
イソシアネ−トメチル)−トリシクロデカンと2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレ−トとから造られたジウ
レタンジ(メタ)アクリレ−ト、デカンジオ−ルジ(メ
タ)アクリレ−ト、ドデカンジオ−ルジ(メタ)アクリ
レ−ト、トリエチレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−
ト、ビス−[4−(2−ヒドロキシ−3−メタクリロイ
ルオキシプロポキシ)−フェニル]−ジメチルメタン ビス−[4−(2−ヒドロキシ−3−アクリロイルオキ
シプロポキシ)−フェニル]−ジメチルメタン トリ(メタ)アクリロイルオキシエトキシトリメチロ−
ルプロパン、テトラ(メタ)アクリロイルオキシエトキ
シペンタエリスリト−ル、テトラ(メタ)アクリロイル
オキシイソプロポキシペンタエリスリト−ル及びヘキサ
(メタ)アクリロイルオキシエトキシジペンタエリスリ
ト−ル。
【0026】5〜60重量%だけがポリ(メタ)アクリ
レ−トモノマ−からなる(メタ)アクリル酸エステル割
合が歯科修復材の耐摩耗性と機械的性質に有利に働くこ
とが判明した。30〜60重量%のポリ(メタ)アクリ
レ−トモノマ−からなるポリ(メタ)アクリル酸エステ
ル割合が好適である。
【0027】本発明の歯科材料は高温重合もしくは常温
重合により、または光重合によつても硬化できる。
【0028】高温重合用の好適な触媒は例えば過酸化ベ
ンゾイル(ジベンゾイルペルオキシド)のような有機過
酸化物であり、常温重合用の好適な触媒は例えばレドツ
クス系触媒、好適には有機過酸化物とアミンとからなる
レドツクス系、及び光重合用の好適な触媒はGB1 408
265 B1 に記載のケトン/アミン系、 例えばカンファ−
キノン/アミンである。
【0029】光重合による歯科材料の硬化が好ましい。
その場合、歯科材料はケトン/アミン系触媒を0.1〜
0.5重量%、好適には0.1〜0.3重量%含有し、ア
ミンとしてはN,N−ジメチル−p−トルイジン、N,N
−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−p−トルイジンお
よび4−ジメチルアミノ安息香酸のエステル、例えばエ
チルエステルおよびブトキシエチルエステルが特に有効
である。歯科材料には更に光活性化成分としてベンジル
アセタ−ルを好適には0.02〜0.1重量%の量で添加
することが好ましい。
【0030】使用のためには、光重合用触媒だけを含む
ペ−スト形態の貯蔵性1成分材料として歯科材料の処方
が有効であることが判明した。常温重合をも付加して硬
化させる歯科材料は好適にはペ−スト状の2成分物質と
して存在し、その場合、1成分材料の処方に相当する一
方のペ−ストに(メタ)アクリル酸エステルと無機質充
填材とに加えて常温重合用触媒である過酸化物をも含む
他方のペ−ストを組み合わせるのが合目的的である。
【0031】直ぐそのまま使用できる歯科材料はその他
に着色顔料、酸化防止剤、安定剤および他の慣用の添加
剤もが含まれる。
【0032】従来の歯科材料は、高光沢性平滑性物質を
得るために、また球体最密充填の原理により可能な限り
充填材高含有量を達成するために、高温火成性の珪酸と
沈殿による珪酸とが微粉のために使用された。安定性を
得るためには歯科材料の柔軟な状態と乾燥状態の中間の
充填材含有量が得られるようにしなければならない。そ
の場合、従来の歯科材料は充填材が極めてぎつしりと充
填されていて、その歯科材料から得られた硬化した生成
物は、充填材粒子の周りのモノマ−のフイルムが極めて
薄く含有されているのに違いないから、硬くて脆いもの
となる。このようにして柔らかいペ−ストを調製しよう
とすると、微粒状のほぼ球形の珪酸粒子もそれ自体球体
として挙動する極微細に摩砕したガラス粒子も互いにす
れ違いに滑動して、歯科技術的成型に際して該成型によ
り造られた構造物及び形状に望ましくない流出物を生ず
る。
【0033】意外にも、層状構造をもちつ且つ1〜40
ミクロンの粒子寸法分布(微粒状高温火成珪酸もしくは
沈殿法により形成した珪酸の粒子寸法分布は0.01〜
0.4ミクロン)をもつ結晶性珪酸の使用により、その
大気孔多孔性層構造と薄片状表面形態とにより従来の歯
科材料のレオロジ−的並びに光学的及び機械的目標の矛
盾が解決された。本発明によるペ−スト形態の歯科材料
はその柔軟さないし柔軟−可塑性で非粘着性の固さを特
徴とし、また長い成型加工に際してその安定性を持ち続
ける。本発明の歯科材料は一様に配分でき、乾燥するこ
となく、また裂けることなく非常に薄く伸ばすこともで
き、良好に成形でき、剪断する機械的応力がなくなると
すぐに以前の安定性を示す。本発明の歯科材料から成形
され未だ重合により硬化してない成形品はその状態を保
持し最も細かい細部さえも流れ出すことはない。歯科修
復材及び歯列矯正装置を処理すべき歯牙に固定するセメ
ントとして該セメントは結合すべき互いの表面間の隙間
に容易に且つ一様に分散される。隙間からはみ出した過
剰のセメントは流れ落ちることはなく、流れ出したその
場所に剪断応力が無くなつた後もそのまま止まり、容易
に除去される。
【0034】本発明の歯科材料では充填材の含量は従来
の歯科材料よりも少なく保たれるから、従来の歯科材料
よりも多量の結合用ポリマ−が充填材粒子をより良好に
結合し、それにより本発明の歯科材料は可撓性で強靭と
なる。同時に、珪酸の大気孔多孔性の層状構造はモノマ
−あるいはポリマ−により珪酸を含浸させ、その結果均
質(層状構造をもたない)の1−40ミクロン寸法の充
填材粒子と異なつて高光沢性平滑性は損なわれない。こ
のことは本発明の歯科材料が一時的だけなく永続的に安
定性であるために必要とする充填材量がより少なく、柔
らかく成形できることを意味し、また本発明の歯科材料
から造られた歯科修復材は強靭な機械的性質(適度に高
い曲げ弾性率と同時に高曲強さ)をもち、珪酸の粗大性
にも拘わらず高光沢平滑性である。歯科修復材の強靭な
機械的性質により天然の歯のエナメル質の強靭な機械的
性質と同等で、接触摩擦に対する高耐摩耗性が得られ
る。ポリマ−の割合が高いために、またポリ(メタ)ア
クリレ−トモノマ−により生ずる高網目結合のために、
充填材粒子は歯科修復材の磨損にさらされる表面に明ら
かに長く残留する。接触摩擦に際し、細かく、硬くて非
弾性的ガラス粒子はより大きい寸法の、ポリマ−で含浸
された弾性をもち層状構造をもつ珪酸粒子で保護され
る。
【0035】本発明による歯科材料から重合により得ら
れた硬化した歯科修復材は強靭な機械的性質ですぐれて
いる。特に、その衝撃強さ、曲げ強さ及び曲げ弾性率を
考えると本発明の歯科修復材は天然の歯牙に近似する。
その上、歯のエナメル質の耐摩耗強さに相当する耐摩耗
強さが達成される。歯科修復材は高光沢平滑性である。
顔料を含まないで得られた歯科材料の透明性は1mmの
層厚で約70%以上(歯のエナメル質の透明性は1mm
厚で70〜80%)であるから、天然の歯の透明さに似
た透明性に本発明の歯科材料の透明性を合わせることが
できる。本発明の歯科材料は美的な印象を与える外観と
非常に快適なかみ心地と与え、耐久性で負荷に耐え得
る。
【0036】本発明の歯科材料は特に歯科充填材、歯
冠、ブリツジ、外装材、インレ−、オンレ−及び義歯の
製作に適し、固定用セメントとしても適する。前記歯科
材料はまた損傷した歯のエナメル質部分の修復にも使用
され、工業的セラミツクの修復にも使用することもでき
る。
【0037】以下に、実施例(以下、特記しないかぎり
単に「例」という)を掲げて本発明による歯科材料に適
したモノマ−混合物に対する詳細な説明(例1〜7)
を、歯科材料の実施態様の例(例8〜15)を、また該
材料から造られた供試サンプルの製造例を記載する。供
試サンプルの性質を決定し、それらの性質を既知の複合
型(微粉ハイブリド)の重合性歯科材料の性質及び完全
セラミツク(ガラス−及び長石ベ−ス)の性質と比較し
た。本発明による実施形態では無機質充填材として層状
構造をもつ微粉状結晶性珪酸(比表面積50〜60m2/
g、屈折率1.43)と極微細に摩砕したバリウムアル
ミニウムボロシリケ−トガラス(SiO255重量%、
BaO25重量%、Al2310重量%、B2310重
量%からなり、1.53の屈折率をもつ)とを使用し
た。
【0038】
【実施例】例1〜7(参考例) 表1に記載の組成をもつ7種のモノマ−混合物を造つ
た。表2にそれら混合物の屈折率と粘度(23℃)とを
記載する。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】例8 重量% 例2のモノマ−混合物から造つた 固定用セメント(複合セメント) 51.68 層状構造をもつ珪酸1 (平均粒子寸法:4ミクロン) 48.00 フェナントレンキノン 0.1 N,N−ジメチル−p−トルイジン 0.2 2,6−ジ−第3級ブチル−4−メチルフェノ−ル 0.02
【0042】例9 2種のペ−ストの形態の光重合および常温重合により硬化した固定用セメント ペ−ストA 重量% 例2のモノマ−混合物 53.8 層状構造をもつ珪酸1 (平均粒子寸法:4ミクロン) 45.0 過酸化ベンゾイル 1.0 2,6−ジ−第3級−ブチル−4−メチルフェノ−ル 0.2 ペ−ストB 例4のモノマ−混合物 49.48 層状構造をもつ珪酸1 (平均粒子寸法:4ミクロン) 50.00 フェナントレンキノン 0.2 N,N−ジメチル−p−トルイジン 0.3 2,6−ジ−第3級−ブチル−4−メチルフェノ−ル 0.02
【0043】例10 歯科材料組成 重量% 例1のモノマ−混合物 26.58 バリウムアルミニウムボロシケ−トガラス (平均粒子寸法:0.7ミクロン) 58.5 層状構造をもつ珪酸1 (平均粒子寸法:4ミクロン) 14.5 カンファ−キノン 0.1 ベンジルジメチルアセタ−ル2 0.1 N,N−ジメチル−p−トルイジン 0.2 2,6−ジ−第3級−ブチル−4−メチルフェノ−ル 0.02
【0044】例11 歯科材料組成 重量% 例2のモノマ−混合物 27.08 バリウムアルミニウムボロシケ−トガラス (平均粒子寸法:0.7ミクロン) 58.00 層状構造をもつ珪酸1 (平均粒子寸法:4ミクロン) 14.5 カンファ−キノン 0.1 ベンジルジメチルアセタ−ル2 0.1 N,N−ジメチル−p−トルイジン 0.2 2,6−ジ−第3級−ブチル−4−メチルフェノ−ル 0.02
【0045】例12 歯科材料組成 重量% 例3のモノマ−混合物 27.08 バリウムアルミニウムボロシケ−トガラス (平均粒子寸法:0.7ミクロン) 58.00 層状構造をもつ珪酸1 (平均粒子寸法:4ミクロン) 14.5 カンファ−キノン 0.1 ベンジルジメチルアセタ−ル2 0.1 N,N−ジメチル−p−トルイジン 0.2 2,6−ジ−第3級−ブチル−4−メチルフェノ−ル 0.02
【0046】例13 歯科材料組成 重量% 例4のモノマ−混合物 27.08 バリウムアルミニウムボロシケ−トガラス (平均粒子寸法:0.7ミクロン) 58.00 層状構造をもつ珪酸1 (平均粒子寸法:4ミクロン) 14.5 カンファ−キノン 0.1 ベンジルジメチルアセタ−ル2 0.1 N,N−ジメチル−p−トルイジン 0.2 2,6−ジ−第3級−ブチル−4−メチルフェノ−ル 0.02
【0047】例14 歯科材料組成 重量% 例1のモノマ−混合物 27.58 バリウムアルミニウムボロシケ−トガラス (平均粒子寸法:0.7ミクロン) 59.00 層状構造をもつ珪酸1 (平均粒子寸法:4ミクロン) 13.0 カンファ−キノン 0.1 ベンジルジメチルアセタ−ル2 0.1 N,N−ジメチル−p−トルイジン 0.2 2,6−ジ−第3級−ブチル−4−メチルフェノ−ル 0.02
【0048】例15 歯科材料組成 重量% 例1のモノマ−混合物 28.58 バリウムアルミニウムボロシケ−トガラス (平均粒子寸法:0.7ミクロン) 60.00 層状構造をもつ珪酸1 (平均粒子寸法:4ミクロン) 11.0 カンファ−キノン 0.1 ベンジルジメチルアセタ−ル2 0.1 N,N−ジメチル−p−トルイジン 0.2 2,6−ジ−第3級−ブチル−4−メチルフェノ−ル 0.02 註1:3−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシランでシラン処理 註2:1,2−ジフェニル−2,2−ジメトキシエタノン
【0049】供試サンプルの製造:例10〜15に記載
の歯科材料の供試サンプルを所与の金属でできた解放中
空成形型中で180秒または360秒間に亙り光重合装
置中で光照射した。使用した光重合装置は例えば光重合
性歯冠およびブリツジ材の光硬化用として既知であるド
イツ国、ヘレウス・クルツア−有限会社(Firma Heraeu
s Kulzer GmbH)のデンタコロアXS(Dentacolor X
S)である。こうして得られた供試サンプルを透明性、
耐摩耗性、衝撃強さ、曲げ強さ及び曲げ弾性率の決定に
使用した。
【0050】透明性、耐摩耗性、衝撃強さ、曲げ強さ及
び曲げ弾性率の決定 透明性の決定には国際標準化機構(ISO)の規定10
477に従い20×1mm寸法の供試サンプルと比色装
置とを使用し、黒色のバツクグラウンドと白色のバツク
グラウンド上で測定した。これらの値の差を透明性の尺
度として使用した。
【0051】耐摩耗性はスイス国月刊誌歯科学(Zahnme
d.)第100巻(1990)、953〜960頁に記載
の咀嚼シミュレ−タ(Kausimulator)で決定した。摩耗
の測定には直径10mmで厚さ2mmの供試サンプルを
180秒間照射し炭化珪素エメリ−紙で研磨して造り、
セラミツクの円柱体を歯牙対向ダイとして使用した。
【0052】衝撃強さはドイツ工業規格(DIN)53
453の規定により15×10×3mm寸法の供試サ
ンプルについて、曲げ強さと曲げ弾性率とはISO 1
0477の規定に従い25×2×2mm寸法の供試サン
プルの3点曲げ試験で確認した。
【0053】透明性、耐摩耗性、衝撃強さ、曲げ強さ及
び曲げ弾性率の得られた値と、それらと比較するための
既知の歯科材料(微粉ハイブリツド、完全セラミツク)
の対応する値とを歯のエナメル質部と象牙質部に対する
既知の若干の値と共に表3に記載する。
【0054】
【表3】
【0055】
【発明の効果】層状構造をもち結晶質の珪酸を充填材と
使用することにより、従来の歯科充填材料よりも少量の
珪酸の充填により柔らかいペ−スト状の塊りに形成で
き、しかも歯科修復材の調製に際して所与の形を保持す
る能力(すなわち安定性)をもち、強靭な機械的性質と
高光沢平滑性で天然の歯に似た透明性の歯科修復材を提
供できる歯科材料を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 33/04 LHU C08L 33/04 LHU // C07C 69/54 9546−4H C07C 69/54 Z (71)出願人 591237858 HERAEUSSTRASSE 12−14, 63450 HANAU,GERMANY (72)発明者 ミヒャエル・エック ドイツ連邦共和国、61389 シュミッテン、 ウンターガッセ 8 (72)発明者 クルト・ライシュル ドイツ連邦共和国、35799 メーレンベル ク 2、シュールシュトラーセ 67 (72)発明者 スラヴォミラ・ウェーバー−ペルカ ドイツ連邦共和国、61350 バート・ホン ブルク、ザールブルクシュトラーセ 50

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタクリル酸エステルモノマ−もしくは
    アクリル酸エステルモノマ−、微粉状無機質充填材及び
    重合触媒を含有する重合性歯科材料において、該無機質
    充填材が5〜100重量%の層状構造をもつ微粉状結晶
    性珪酸及び0〜95重量%の極微粉ガラスからなること
    を特徴とする、重合性歯科材料。
  2. 【請求項2】 重合性歯科材料が20〜80重量%の無
    機質充填材を含む請求項1に記載の重合性歯科材料。
  3. 【請求項3】 重合性歯科材料が40〜75重量%の無
    機質充填材を含む請求項1または2に記載の重合性歯科
    材料。
  4. 【請求項4】 無機質充填材が40〜55重量%まで重
    合性歯科材料に含まれ、且つその全部が層状構造をもつ
    微粉状結晶性珪酸からなる、請求項1ないし3のいずれ
    か1項に記載の重合性歯科材料。
  5. 【請求項5】 無機質充填材60〜75重量まで重合性
    歯科材料に%含まれ、且つ5〜50重量%の層状構造を
    もつ微粉状結晶性珪酸と50〜95重量%の極微粉ガラ
    スとの混合物からなる請求項1ないし3のいずれか1項
    に記載の重合性歯科材料。
  6. 【請求項6】 混合物が10〜30重量%の層状構造を
    もつ微粉状結晶性珪酸と70〜90重量%の極微粉ガラ
    スからなる請求項5に記載の重合性歯科材料。
  7. 【請求項7】 層状構造をもつ微粉状結晶性珪酸が1〜
    40ミクロンの粒子寸法分布と約4ミクロンの平均粒子
    寸法とをもつ請求項1ないし6のいずれか1項に記載の
    重合性歯科材料。
  8. 【請求項8】 ガラスが0.1〜5ミクロンの粒子寸法
    分布と約0.7ミクロンの平均粒子寸法をもつ請求項
    1、2、3、5、6または7に記載の重合性歯科材料。
  9. 【請求項9】 ガラスが1.46〜1.53の屈折率をも
    つ請求項1、2、3、5、6、7または8に記載の重合
    性歯科材料。
  10. 【請求項10】 ガラスがバリウムアルミニウムボロシ
    リケ−トガラスである請求項1、2、3、5、6、7、
    8または9に記載の重合性歯科材料。
  11. 【請求項11】 微粉状珪酸及び極微粉ガラスがシラン
    処理されてなる請求項1ないし10のいずれか1項に記
    載の重合性歯科材料。
  12. 【請求項12】 重合性歯科材料がメタクリル酸エステ
    ルモノマ−もしくはアクリル酸エステルモノマ−とし
    て、 2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ−ト
    と2−ヒドロキシエチルメタクリレ−トもしくは2−ヒ
    ドロキシエチルアクリレ−トとからなるジウレタンジメ
    タクリレ−トもしくはジウレタンジアクリレ−ト;ビス
    −(ジイソシァネ−トメチル)−トリシクロデカンと2
    −ヒドロキシエチルメタクリレ−トもしくは2−ヒドロ
    キシエチルアクリレ−トとかなるジウレタンジメタクリ
    レ−トもしくはジウレタンジアクリレ−ト;デカンジオ
    −ルジメタクリレ−トもしくはデカンジオ−ルジアクリ
    レ−ト;ドデカンジオ−ルジメタクリレ−トもしくはド
    デカンジオ−ルジアクリレ−ト;トリエチレングリコ−
    ルジメタクリレ−トもしくはトリエチレングリコ−ルジ
    アクリレ−ト;ビス−[4−(2−ヒドロキシ−3−メタ
    クリロイルオキシプロポキシ)−フェニル]−ジメチルメ
    タンもしくはビス−[4−(2−ヒドロキシ−3−アク
    リロイルオキシプロポキシ)−フェニル]ジメチルメタ
    ンからなる群から選ばれた少なくとも1種のジメタクリ
    レ−トモノマ−もしくはジアクリレ−トモノマ−と、 トリメタクリロイルオキシエトキシトリメチロ−ルプロ
    パンもしくはトリアクリロイルオキシエトキシトリメチ
    ロ−ルプロパン;テトラメタクリロイルオキシエトキシ
    ペンタエリスリト−ルもしくはテトラアクリロイルオキ
    シエトキシペンタエリスリト−ル;テトラメタクリロイ
    ルオキシイソプロポキシペンタエリスリト−ルもしくは
    テトラアクリロイルオキシイソプロポキシペンタエリス
    リト−ル;及びヘキサメタクリロイルオキシエトキシジ
    ペンタエリスリト−ルもしくはヘキサアクリロイルオキ
    シエトキシジペンタエリスリト−ルからなる群から選ば
    れた少なくとも1種のポリメタクリレ−トモノマ−もし
    くはポリアクリレ−トモノマ−とを含む請求項1ないし
    11のいずれか1項に記載の重合性歯科材料。
  13. 【請求項13】 メタクリル酸エステルモノマ−もしく
    はアクリル酸エステルモノマ−の内5〜60重量%がポ
    リメタクリル酸エステルモノマ−もしくはポリアクリル
    酸エステルモノマ−からなる請求項12に記載の重合性
    歯科材料。
  14. 【請求項14】 メタクリル酸エステルモノマ−もしく
    はアクリル酸エステルモノマ−の内30〜60重量%が
    ポリメタクリル酸エステルモノマ−もしくはポリアクリ
    ル酸エステルモノマ−からなる請求項13に記載の重合
    性歯科材料。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし14に記載の歯科材料
    を、歯の充填材、歯冠、ブリツジ、外装、インレ−、オ
    ンレ−及び義歯のそれぞれ製造、固定用セメントとし
    て、歯科セラミツク部品の修復用として、その他の補
    綴,保存及び予防処理用材料としての使用法。
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