JPH08184382A - ポペット形方向切換弁 - Google Patents
ポペット形方向切換弁Info
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- JPH08184382A JPH08184382A JP6339640A JP33964094A JPH08184382A JP H08184382 A JPH08184382 A JP H08184382A JP 6339640 A JP6339640 A JP 6339640A JP 33964094 A JP33964094 A JP 33964094A JP H08184382 A JPH08184382 A JP H08184382A
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- Japan
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- valve
- valve body
- hole
- pilot
- port
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B13/00—Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
- F15B13/02—Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
- F15B13/04—Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K11/00—Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves
- F16K11/02—Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with all movable sealing faces moving as one unit
- F16K11/06—Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with all movable sealing faces moving as one unit comprising only sliding valves, i.e. sliding closure elements
- F16K11/065—Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with all movable sealing faces moving as one unit comprising only sliding valves, i.e. sliding closure elements with linearly sliding closure members
- F16K11/07—Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with all movable sealing faces moving as one unit comprising only sliding valves, i.e. sliding closure elements with linearly sliding closure members with cylindrical slides
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/8593—Systems
- Y10T137/86493—Multi-way valve unit
- Y10T137/86574—Supply and exhaust
- Y10T137/86622—Motor-operated
- Y10T137/8663—Fluid motor
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Y10T137/8593—Systems
- Y10T137/86493—Multi-way valve unit
- Y10T137/86574—Supply and exhaust
- Y10T137/8667—Reciprocating valve
- Y10T137/86686—Plural disk or plug
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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- Fluid Mechanics (AREA)
- Multiple-Way Valves (AREA)
- Fluid-Driven Valves (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 弁ボディ及び弁体の製造、組み付けが容易
で、安価なポペット形方向切換弁を提供する。 【構成】 ポペット形の弁体がパイロット流体圧により
切り換え駆動される方向切換弁において、弁ボディ2
に、一端側から第1弁座7に達するまで開設した第1弁
孔6aと、他端側から第2弁座8に達するまで開設した
第2弁孔6bと、一方の弁孔6a側から開設され、上記
第1弁座と第2弁座との間を連通させる連通弁孔6cと
を設ける。弁体は、第1弁孔を通して挿入されて第1弁
座を開閉する第1弁体10と、第2弁孔を通して挿入さ
れ、上記第1弁体と接合されて第2弁座を開閉する第2
弁体11とにより形成し、それらを弾性及びシール性を
有する素材によって形成する。パイロット室18は、第
2弁孔6bに気密に挿入した第2弁体11と、第2弁孔
の開口端を閉鎖する手動操作部材14との間に区画形成
する。
で、安価なポペット形方向切換弁を提供する。 【構成】 ポペット形の弁体がパイロット流体圧により
切り換え駆動される方向切換弁において、弁ボディ2
に、一端側から第1弁座7に達するまで開設した第1弁
孔6aと、他端側から第2弁座8に達するまで開設した
第2弁孔6bと、一方の弁孔6a側から開設され、上記
第1弁座と第2弁座との間を連通させる連通弁孔6cと
を設ける。弁体は、第1弁孔を通して挿入されて第1弁
座を開閉する第1弁体10と、第2弁孔を通して挿入さ
れ、上記第1弁体と接合されて第2弁座を開閉する第2
弁体11とにより形成し、それらを弾性及びシール性を
有する素材によって形成する。パイロット室18は、第
2弁孔6bに気密に挿入した第2弁体11と、第2弁孔
の開口端を閉鎖する手動操作部材14との間に区画形成
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイロット流体圧によ
って駆動するポペット形方向切換弁に関するものであ
る。
って駆動するポペット形方向切換弁に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】弁体が挿入される弁孔に対して開口する
圧力流体の供給ポートと、上記弁孔に開口し、弁体の切
り換え動作により上記供給ポートと通断される出力ポー
トと、上記弁孔に開口し、上記供給ポートと出力ポート
との連通が断たれたときに出力ポートに連通させる排出
ポートと、上記弁孔一端のパイロット室に開口するパイ
ロットポートとを備え、上記弁孔における供給ポートと
出力ポート間、及び出力ポートと排出ポート間にそれぞ
れ第1弁座及び第2弁座を設けて、これらを一体に形成
した弁ボディ、並びに上記弁孔に挿入されて第1弁座と
第2弁座を開閉するポペット形の弁体を備え、パイロッ
ト室に給排されるパイロット流体圧により上記弁体が切
り換え駆動されて第1弁座と第2弁座を開閉するポペッ
ト形方向切換弁は、特に例示するまでもなく既に知られ
ている。
圧力流体の供給ポートと、上記弁孔に開口し、弁体の切
り換え動作により上記供給ポートと通断される出力ポー
トと、上記弁孔に開口し、上記供給ポートと出力ポート
との連通が断たれたときに出力ポートに連通させる排出
ポートと、上記弁孔一端のパイロット室に開口するパイ
ロットポートとを備え、上記弁孔における供給ポートと
出力ポート間、及び出力ポートと排出ポート間にそれぞ
れ第1弁座及び第2弁座を設けて、これらを一体に形成
した弁ボディ、並びに上記弁孔に挿入されて第1弁座と
第2弁座を開閉するポペット形の弁体を備え、パイロッ
ト室に給排されるパイロット流体圧により上記弁体が切
り換え駆動されて第1弁座と第2弁座を開閉するポペッ
ト形方向切換弁は、特に例示するまでもなく既に知られ
ている。
【0003】そして、上記周知の方向切換弁の弁体は、
通常、弁棒に切削または嵌着によって形成したフランジ
に、弁座を開閉するポペット形のシール部材を取付けた
ものとして構成されている。しかしながら、上記方向切
換弁は、弁ボディ、弁体の構成及び組み付けの簡単化に
ついての配慮に欠けるところがあり、弁棒の切削や弁棒
への嵌着によってフランジを設けるために、加工に手数
を要して高価になり、またポペット形のシール部材の径
が弁ボディにおける弁座の径より大きいために、一般的
に、弁体の弁孔への挿入や組み付け作業が面倒である。
さらに、その弁体を切換駆動するためのピストンを別途
パイロット室に気密に挿入するため、この点でも組み付
け作業の工程数が増加する。
通常、弁棒に切削または嵌着によって形成したフランジ
に、弁座を開閉するポペット形のシール部材を取付けた
ものとして構成されている。しかしながら、上記方向切
換弁は、弁ボディ、弁体の構成及び組み付けの簡単化に
ついての配慮に欠けるところがあり、弁棒の切削や弁棒
への嵌着によってフランジを設けるために、加工に手数
を要して高価になり、またポペット形のシール部材の径
が弁ボディにおける弁座の径より大きいために、一般的
に、弁体の弁孔への挿入や組み付け作業が面倒である。
さらに、その弁体を切換駆動するためのピストンを別途
パイロット室に気密に挿入するため、この点でも組み付
け作業の工程数が増加する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる技術的
課題は、弁ボディの成形、弁体の成形及び組み付けが簡
単且つ容易で、安価に製造することができるポペット形
方向切換弁を提供することにある。本発明の他の技術的
課題は、ポペット形の弁体を、弁棒に切削または嵌着に
よって形成したフランジにポペット形のシール部材を取
付けような構成とすることなく、弁ボディの構成との関
連において極めて簡単な構成のものとしたポペット形方
向切換弁を提供することにある。また、本発明の他の技
術的課題は、弁体を切換駆動するためのピストンを別途
パイロット室に気密に嵌挿する必要をなくし、この点で
も組み付け作業の工程数を少なくしたポペット形方向切
換弁を提供することにある。
課題は、弁ボディの成形、弁体の成形及び組み付けが簡
単且つ容易で、安価に製造することができるポペット形
方向切換弁を提供することにある。本発明の他の技術的
課題は、ポペット形の弁体を、弁棒に切削または嵌着に
よって形成したフランジにポペット形のシール部材を取
付けような構成とすることなく、弁ボディの構成との関
連において極めて簡単な構成のものとしたポペット形方
向切換弁を提供することにある。また、本発明の他の技
術的課題は、弁体を切換駆動するためのピストンを別途
パイロット室に気密に嵌挿する必要をなくし、この点で
も組み付け作業の工程数を少なくしたポペット形方向切
換弁を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、弁ボディに上述した弁孔に開口する供給
ポート、出力ポート、排出ポート及びパイロットポート
を備え、ポペット形の弁体がパイロット室へのパイロッ
ト流体圧により切り換え駆動されるポペット形方向切換
弁において、上記弁ボディの弁孔を、その軸方向一端側
から供給ポートの開口部を通して第1弁座に達する部分
まで開設した第1弁孔と、弁ボディの軸方向他端側から
パイロット室及び排出ポートの開口部を通して第2弁座
に達する部分まで開設した第2弁孔と、互いに背向させ
て設けた上記第1弁座と第2弁座との間にあって、出力
ポートの開口部を通して、上記第1弁孔または第2弁孔
側から開設され、それらの弁孔を相互に連通させる連通
弁孔とによって形成し、上記ポペット形の弁体は、第1
弁孔を通して挿入されて第1弁座を開閉する第1弁体
と、第2弁孔を通して挿入され、上記第1弁体と一体に
接合されて第2弁座を開閉する第2弁体とにより形成し
て、それらを弾性及びシール性を有する素材によって個
別に一体成形されたものとし、上記パイロット室を、第
2弁孔に気密に挿入した第2弁体と、第2弁孔の開口端
を閉鎖する閉鎖部材との間に区画形成したことを特徴と
するものである。
め、本発明は、弁ボディに上述した弁孔に開口する供給
ポート、出力ポート、排出ポート及びパイロットポート
を備え、ポペット形の弁体がパイロット室へのパイロッ
ト流体圧により切り換え駆動されるポペット形方向切換
弁において、上記弁ボディの弁孔を、その軸方向一端側
から供給ポートの開口部を通して第1弁座に達する部分
まで開設した第1弁孔と、弁ボディの軸方向他端側から
パイロット室及び排出ポートの開口部を通して第2弁座
に達する部分まで開設した第2弁孔と、互いに背向させ
て設けた上記第1弁座と第2弁座との間にあって、出力
ポートの開口部を通して、上記第1弁孔または第2弁孔
側から開設され、それらの弁孔を相互に連通させる連通
弁孔とによって形成し、上記ポペット形の弁体は、第1
弁孔を通して挿入されて第1弁座を開閉する第1弁体
と、第2弁孔を通して挿入され、上記第1弁体と一体に
接合されて第2弁座を開閉する第2弁体とにより形成し
て、それらを弾性及びシール性を有する素材によって個
別に一体成形されたものとし、上記パイロット室を、第
2弁孔に気密に挿入した第2弁体と、第2弁孔の開口端
を閉鎖する閉鎖部材との間に区画形成したことを特徴と
するものである。
【0006】上記ポペット形方向切換弁においては、第
2弁孔または第2弁体に、第2弁体の第2弁孔内の移動
を案内する案内部を一体に設けることができ、また、第
2弁孔の開口端を閉鎖する閉鎖部材を、外部からの押圧
により弁体を切換駆動する手動操作部材により形成する
ことができ、さらに、小形の電磁弁の出力をパイロット
ポートに導入し、このポペット形方向切換弁の出力を大
容量の主弁を駆動するパイロット流体として利用するた
めに、弁ボディの一側の主弁取付面に、圧力流体の供給
ポート、出力ポート及び排出ポートを開口させ、これと
反対側の電磁弁取付面に、上記供給ポートと排出ポート
にそれぞれ直接連通する供給口と排出口、及びパイロッ
ト室に連通するパイロットポートを開口させたものとす
ることができる。
2弁孔または第2弁体に、第2弁体の第2弁孔内の移動
を案内する案内部を一体に設けることができ、また、第
2弁孔の開口端を閉鎖する閉鎖部材を、外部からの押圧
により弁体を切換駆動する手動操作部材により形成する
ことができ、さらに、小形の電磁弁の出力をパイロット
ポートに導入し、このポペット形方向切換弁の出力を大
容量の主弁を駆動するパイロット流体として利用するた
めに、弁ボディの一側の主弁取付面に、圧力流体の供給
ポート、出力ポート及び排出ポートを開口させ、これと
反対側の電磁弁取付面に、上記供給ポートと排出ポート
にそれぞれ直接連通する供給口と排出口、及びパイロッ
ト室に連通するパイロットポートを開口させたものとす
ることができる。
【0007】
【作用】上記構成を有するポペット形方向切換弁におい
て、パイロット室にパイロット流体を給排すると、第2
弁体に作用するパイロット流体圧により、第1弁体と第
2弁体が一体となって弁孔内を移動するので、出力ポー
トと供給ポート及び排出ポートとの間の連通を切り換え
ることができる。この場合、第2弁体が、第2弁孔また
は該弁体自体に設けた案内部で案内されて第2弁孔内を
移動するので、弁体が安定的に切り換え駆動される。ま
た、弁ボディ外から手動操作部材を押圧すると、これに
より弁体が一体に移動するので、手動によってポート間
の連通を切り換えることができる。
て、パイロット室にパイロット流体を給排すると、第2
弁体に作用するパイロット流体圧により、第1弁体と第
2弁体が一体となって弁孔内を移動するので、出力ポー
トと供給ポート及び排出ポートとの間の連通を切り換え
ることができる。この場合、第2弁体が、第2弁孔また
は該弁体自体に設けた案内部で案内されて第2弁孔内を
移動するので、弁体が安定的に切り換え駆動される。ま
た、弁ボディ外から手動操作部材を押圧すると、これに
より弁体が一体に移動するので、手動によってポート間
の連通を切り換えることができる。
【0008】上記ポペット形方向切換弁は、弁ボディの
弁孔を、その軸方向一端側から第1弁座に達する部分ま
で開設した第1弁孔と、軸方向他端側からパイロット室
等を通して第2弁座に達する部分まで開設した第2弁孔
と、上記第1弁座と第2弁座との間にあって、上記第1
弁孔または第2弁孔側から開設され、第1及び第2弁孔
を相互に連通させる連通弁孔とによって構成しているの
で、弁ボディにおける弁孔の形成が容易であるばかりで
なく、軸方向の両端側から弁体の挿入を極めて容易に行
うことができ、弁ボディの成形後のポペット形弁体の組
み付けも容易になる。
弁孔を、その軸方向一端側から第1弁座に達する部分ま
で開設した第1弁孔と、軸方向他端側からパイロット室
等を通して第2弁座に達する部分まで開設した第2弁孔
と、上記第1弁座と第2弁座との間にあって、上記第1
弁孔または第2弁孔側から開設され、第1及び第2弁孔
を相互に連通させる連通弁孔とによって構成しているの
で、弁ボディにおける弁孔の形成が容易であるばかりで
なく、軸方向の両端側から弁体の挿入を極めて容易に行
うことができ、弁ボディの成形後のポペット形弁体の組
み付けも容易になる。
【0009】また、軸方向の一端側から第1弁孔に第1
弁体を、他端側から第2弁孔に第2弁体を挿入してそれ
らを中間部で接合し、弁棒に切削または嵌着によって形
成したフランジにポペット形のシール部材を取付けよう
な構成を必要としないので、弁体の成形が簡単且つ容易
で、安価に製造することができる。しかも、弁体を切り
換え駆動するためのピストンを別途パイロット室に嵌挿
する必要がなく、この点でも組み付け作業の工程数を少
なくなる。
弁体を、他端側から第2弁孔に第2弁体を挿入してそれ
らを中間部で接合し、弁棒に切削または嵌着によって形
成したフランジにポペット形のシール部材を取付けよう
な構成を必要としないので、弁体の成形が簡単且つ容易
で、安価に製造することができる。しかも、弁体を切り
換え駆動するためのピストンを別途パイロット室に嵌挿
する必要がなく、この点でも組み付け作業の工程数を少
なくなる。
【0010】さらに、弁ボディの一側の主弁取付面に供
給ポート、出力ポート及び排出ポートを設け、これと反
対側の電磁弁取付面に、供給ポートと排出ポートにそれ
ぞれ直接連通する供給口と排出口、及びパイロット室に
連通するパイロットポートとを設けると、このポペット
形方向切換弁をパイロット流体の増幅用の弁として、電
磁弁取付面に取付ける小形のパイロット電磁弁に対し、
弁ボディを通して主弁からの圧力流体を直接給排する場
合の弁の接続が容易になり、上記小形のパイロット電磁
弁の出力をパイロットポートに導入して、このポペット
形方向切換弁を大容量の主弁を駆動するためのパイロッ
ト弁として利用することができる。
給ポート、出力ポート及び排出ポートを設け、これと反
対側の電磁弁取付面に、供給ポートと排出ポートにそれ
ぞれ直接連通する供給口と排出口、及びパイロット室に
連通するパイロットポートとを設けると、このポペット
形方向切換弁をパイロット流体の増幅用の弁として、電
磁弁取付面に取付ける小形のパイロット電磁弁に対し、
弁ボディを通して主弁からの圧力流体を直接給排する場
合の弁の接続が容易になり、上記小形のパイロット電磁
弁の出力をパイロットポートに導入して、このポペット
形方向切換弁を大容量の主弁を駆動するためのパイロッ
ト弁として利用することができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係るポペット形方向切換弁
の第1実施例を示し、この方向切換弁1の弁ボディ2
は、弁体が挿入される弁孔6に対して開口する圧力流体
の供給ポート3と、上記弁孔6に開口し、弁体の切り換
え動作により上記供給ポート3と通断される出力ポート
4と、上記弁孔6に開口し、上記供給ポート3と出力ポ
ート4との連通が断たれたときに該出力ポート4に連通
させる排出ポート5、及び上記弁孔6の一端のパイロッ
ト室9に開口するパイロットポートPPとを備え、さら
に、上記弁孔6における供給ポート3と出力ポート4
間、及び出力ポート4と排出ポート5間にそれぞれ第1
弁座7及び第2弁座8を設けている。これらは、硬質の
合成樹脂またはアルミニウムによって一体に成形され
る。
の第1実施例を示し、この方向切換弁1の弁ボディ2
は、弁体が挿入される弁孔6に対して開口する圧力流体
の供給ポート3と、上記弁孔6に開口し、弁体の切り換
え動作により上記供給ポート3と通断される出力ポート
4と、上記弁孔6に開口し、上記供給ポート3と出力ポ
ート4との連通が断たれたときに該出力ポート4に連通
させる排出ポート5、及び上記弁孔6の一端のパイロッ
ト室9に開口するパイロットポートPPとを備え、さら
に、上記弁孔6における供給ポート3と出力ポート4
間、及び出力ポート4と排出ポート5間にそれぞれ第1
弁座7及び第2弁座8を設けている。これらは、硬質の
合成樹脂またはアルミニウムによって一体に成形され
る。
【0012】上記弁孔6は、その軸方向一端(図1にお
ける下端)側から供給ポート3の開口部3aを通して第
1弁座7に達する部分まで開設した第1弁孔6aと、軸
方向の他端側からパイロット室9及び排出ポート5の開
口部5aを通して第2弁座8に達する部分まで開設した
第2弁孔6bと、互いに背向させて設けた上記第1弁座
7と第2弁座8との間にあって、出力ポート4の開口部
4aを通して上記第1弁孔6a側から開設され、それら
の弁孔6a,6bを相互に連通させる連通弁孔6cとを
備えている。
ける下端)側から供給ポート3の開口部3aを通して第
1弁座7に達する部分まで開設した第1弁孔6aと、軸
方向の他端側からパイロット室9及び排出ポート5の開
口部5aを通して第2弁座8に達する部分まで開設した
第2弁孔6bと、互いに背向させて設けた上記第1弁座
7と第2弁座8との間にあって、出力ポート4の開口部
4aを通して上記第1弁孔6a側から開設され、それら
の弁孔6a,6bを相互に連通させる連通弁孔6cとを
備えている。
【0013】弁ボディ2の型による成形を容易にするた
め、上記第1弁孔6aは、軸方向の一端開口部から第1
弁座7に向けて、少なくとも拡径することなく、一般的
には次第に縮径され、さらに、その先端に連通弁孔6c
を次第に縮径させて連接している。一方、第2弁孔6b
も、開口部から第2弁座8に向けて、少なくとも拡径す
ることなく、一般的には次第に縮径されている。この場
合、第2弁孔6bのパイロット室9における内径D1
は、第1弁座7の径D2 及び第2弁座8の径D3 より大
径に形成され、第1弁座7の径D2 は第2弁座8の径D
3 より大径に形成される。しかしながら、上記連通弁孔
6cは、第2弁孔6bの先端から次第に縮径するように
連接することもでき、この場合には、第2弁座8の径D
3 を第1弁座7の径D2 より大径に形成することにな
る。
め、上記第1弁孔6aは、軸方向の一端開口部から第1
弁座7に向けて、少なくとも拡径することなく、一般的
には次第に縮径され、さらに、その先端に連通弁孔6c
を次第に縮径させて連接している。一方、第2弁孔6b
も、開口部から第2弁座8に向けて、少なくとも拡径す
ることなく、一般的には次第に縮径されている。この場
合、第2弁孔6bのパイロット室9における内径D1
は、第1弁座7の径D2 及び第2弁座8の径D3 より大
径に形成され、第1弁座7の径D2 は第2弁座8の径D
3 より大径に形成される。しかしながら、上記連通弁孔
6cは、第2弁孔6bの先端から次第に縮径するように
連接することもでき、この場合には、第2弁座8の径D
3 を第1弁座7の径D2 より大径に形成することにな
る。
【0014】上記第1弁孔6aにその開口部側から摺動
自在に挿入されたポペット形の第1弁体10は、第1弁
孔6aに遊挿される円柱部10aと、第1弁座7に接離
してそれを開閉するシール面10fを形成する円錐部1
0bと、該円錐部10bから連通弁孔6cを通して第2
弁孔6b内に突出する突出部10cと、該突出部の先端
部分を除く外周面に設けた複数個の軸方向のリブ10d
と、突出部10cとは反対側に突出する弁ばね受け部1
0eとを備えている。一方、第2弁孔6bにその開口部
側から摺動自在に挿入されたポペット形の第2弁体11
は、第2弁座8を開閉する円環状のシール面11cと、
その中心部分の接合用凹部11dと、シール面11cの
外周部に形成した流路拡大用の凹欠部11eとを有する
本体部11a、及び上記シール面11cとは反対側の外
周に設けられて第2弁孔6aに気密に摺接する環状のシ
ールリップ11bとを備えている。これらの第1弁体1
0及び第2弁体11は、合成ゴム等の弾性及びシール性
を有する素材で、個別に一体成形されたものである。
自在に挿入されたポペット形の第1弁体10は、第1弁
孔6aに遊挿される円柱部10aと、第1弁座7に接離
してそれを開閉するシール面10fを形成する円錐部1
0bと、該円錐部10bから連通弁孔6cを通して第2
弁孔6b内に突出する突出部10cと、該突出部の先端
部分を除く外周面に設けた複数個の軸方向のリブ10d
と、突出部10cとは反対側に突出する弁ばね受け部1
0eとを備えている。一方、第2弁孔6bにその開口部
側から摺動自在に挿入されたポペット形の第2弁体11
は、第2弁座8を開閉する円環状のシール面11cと、
その中心部分の接合用凹部11dと、シール面11cの
外周部に形成した流路拡大用の凹欠部11eとを有する
本体部11a、及び上記シール面11cとは反対側の外
周に設けられて第2弁孔6aに気密に摺接する環状のシ
ールリップ11bとを備えている。これらの第1弁体1
0及び第2弁体11は、合成ゴム等の弾性及びシール性
を有する素材で、個別に一体成形されたものである。
【0015】上記第1弁孔6aの開口は、閉鎖部材を構
成するばね座12によって気密に閉鎖され、該ばね座1
2と第1弁体10の弁ばね受け部10eとの間に、第1
弁体10のシール面10fを第1弁座7に対して圧接す
る方向に付勢する弁ばね13が縮設されている。また、
第2弁孔6bの開口には、手動によって第2弁体11を
押圧可能な手動操作部材14を、気密に且つ摺動自在に
挿入して、第2弁体11との間に前記パイロット室9を
区画形成し、該手動操作部材14に設けたフランジ14
aと弁ボディ2との間には復帰ばね17を縮設し、弁ボ
ディ2に、手動操作部材14のフランジ14aに当接す
ることによって第2弁孔6bからの手動操作部材14の
突出を制限するカバー15を被着している。このカバー
15は、弁ボディ2の外周面に該カバー15を係止する
ための複数の係止凸部16を突設し、カバー15に設け
た係止穴部15aを該係止凸部16に係止することによ
って弁ボディ2に取付けられるものである。なお、手動
操作部材14を必要としないときは、第2弁孔6bの開
口を、上記第1弁孔6aのばね座12と同様の構成を有
する閉鎖部材で閉鎖すればよい。
成するばね座12によって気密に閉鎖され、該ばね座1
2と第1弁体10の弁ばね受け部10eとの間に、第1
弁体10のシール面10fを第1弁座7に対して圧接す
る方向に付勢する弁ばね13が縮設されている。また、
第2弁孔6bの開口には、手動によって第2弁体11を
押圧可能な手動操作部材14を、気密に且つ摺動自在に
挿入して、第2弁体11との間に前記パイロット室9を
区画形成し、該手動操作部材14に設けたフランジ14
aと弁ボディ2との間には復帰ばね17を縮設し、弁ボ
ディ2に、手動操作部材14のフランジ14aに当接す
ることによって第2弁孔6bからの手動操作部材14の
突出を制限するカバー15を被着している。このカバー
15は、弁ボディ2の外周面に該カバー15を係止する
ための複数の係止凸部16を突設し、カバー15に設け
た係止穴部15aを該係止凸部16に係止することによ
って弁ボディ2に取付けられるものである。なお、手動
操作部材14を必要としないときは、第2弁孔6bの開
口を、上記第1弁孔6aのばね座12と同様の構成を有
する閉鎖部材で閉鎖すればよい。
【0016】前記第1弁体10における複数のリブ10
dは、図1及び図2からわかるように、それらの間及び
周囲に圧力流体の流路を形成するものであり、また、第
2弁体11の凹部11dに挿入される第1弁体10の突
出部10cの挿入限度を設定するものである。また、第
2弁体11は、図1及び図3からわかるように、第2弁
孔6bにおける第2弁座8の周囲に設けたリブ状の案内
部19によりその摺動が案内されるものであり、複数の
案内部19間においては圧力流体の流路が拡大されてい
る。そして、これらの第1弁体10及び第2弁体11
は、第1弁体10における突出部10cを第2弁体11
の凹部11dへ挿入することによって、両者が芯合わせ
されている。
dは、図1及び図2からわかるように、それらの間及び
周囲に圧力流体の流路を形成するものであり、また、第
2弁体11の凹部11dに挿入される第1弁体10の突
出部10cの挿入限度を設定するものである。また、第
2弁体11は、図1及び図3からわかるように、第2弁
孔6bにおける第2弁座8の周囲に設けたリブ状の案内
部19によりその摺動が案内されるものであり、複数の
案内部19間においては圧力流体の流路が拡大されてい
る。そして、これらの第1弁体10及び第2弁体11
は、第1弁体10における突出部10cを第2弁体11
の凹部11dへ挿入することによって、両者が芯合わせ
されている。
【0017】上記構成を有するポペット形方向切換弁の
弁ボディ2は、外郭の成形型内に、第1弁孔6a、第2
弁孔6b及び連通弁孔6cを形成するための中型を両端
から挿入し、さらに各ポートを形成するための中型を挿
入することによって、プラスチックや軽合金で一体成形
することができ、第1弁孔6a及び連通弁孔6cは第2
弁座8に向けて縮径され、第2弁孔6bはほぼ円筒状で
あるから、成形後にこれらの中型を容易に抜き取ること
ができる。したがって、弁ボディ2の成形がきわめて容
易である。
弁ボディ2は、外郭の成形型内に、第1弁孔6a、第2
弁孔6b及び連通弁孔6cを形成するための中型を両端
から挿入し、さらに各ポートを形成するための中型を挿
入することによって、プラスチックや軽合金で一体成形
することができ、第1弁孔6a及び連通弁孔6cは第2
弁座8に向けて縮径され、第2弁孔6bはほぼ円筒状で
あるから、成形後にこれらの中型を容易に抜き取ること
ができる。したがって、弁ボディ2の成形がきわめて容
易である。
【0018】また、弁ボディ2に形成した第1弁孔6a
と第2弁孔6bの開口側から、第1弁体10及び弁ばね
13と、第2弁体11及び復帰ばね17を取付けた手動
操作部材14とを挿入し、両弁孔の開口をばね座12と
カバー15で閉鎖することによって、これらの部材を弁
ボディ2に組み付けることができる。この場合、第1弁
孔6aと第2弁孔6bに、第1弁体10と第2弁体11
を個別に挿入できるので、それらの弁体の弁孔6への組
み付けがきわめて容易である。さらに、第1弁体10と
第2弁体11とを弾性及びシール性を有する素材でそれ
ぞれ一体に成形し、それらの接合により連結したので、
弁体にシール部材を嵌着したり、これらの弁体を一体に
移動させるための弁棒を設けたりする必要がなく、弁体
を安価で組付けが容易なものとすることができる。
と第2弁孔6bの開口側から、第1弁体10及び弁ばね
13と、第2弁体11及び復帰ばね17を取付けた手動
操作部材14とを挿入し、両弁孔の開口をばね座12と
カバー15で閉鎖することによって、これらの部材を弁
ボディ2に組み付けることができる。この場合、第1弁
孔6aと第2弁孔6bに、第1弁体10と第2弁体11
を個別に挿入できるので、それらの弁体の弁孔6への組
み付けがきわめて容易である。さらに、第1弁体10と
第2弁体11とを弾性及びシール性を有する素材でそれ
ぞれ一体に成形し、それらの接合により連結したので、
弁体にシール部材を嵌着したり、これらの弁体を一体に
移動させるための弁棒を設けたりする必要がなく、弁体
を安価で組付けが容易なものとすることができる。
【0019】上記ポペット形方向切換弁の動作について
説明すると、パイロット室9のパイロット空気圧が排出
されているときには、図1の左半に示すように、弁ばね
13の付勢力によって第1弁体10が第1弁座7を閉鎖
し、リブ10cにより押圧されてこれと一体に移動する
第2弁体11が第2弁座8を開放するので、供給ポート
3と出力ポート4の連通が遮断されて、出力ポート4と
排出ポート5が連通する。パイロット室9にパイロット
空気圧を供給すると、そのパイロット空気圧により押圧
される第2弁体11が第2弁座8を閉鎖すると共に、第
1弁体10が第1弁座7を開放するので、供給ポート3
と出力ポート4が連通して、出力ポート4と排出ポート
5の連通が遮断される。したがって、供給ポート3の圧
縮空気が出力ポート4から出力される。
説明すると、パイロット室9のパイロット空気圧が排出
されているときには、図1の左半に示すように、弁ばね
13の付勢力によって第1弁体10が第1弁座7を閉鎖
し、リブ10cにより押圧されてこれと一体に移動する
第2弁体11が第2弁座8を開放するので、供給ポート
3と出力ポート4の連通が遮断されて、出力ポート4と
排出ポート5が連通する。パイロット室9にパイロット
空気圧を供給すると、そのパイロット空気圧により押圧
される第2弁体11が第2弁座8を閉鎖すると共に、第
1弁体10が第1弁座7を開放するので、供給ポート3
と出力ポート4が連通して、出力ポート4と排出ポート
5の連通が遮断される。したがって、供給ポート3の圧
縮空気が出力ポート4から出力される。
【0020】また、図1の左半に示すように、供給ポー
ト3と出力ポート4との連通が遮断された状態におい
て、手動操作部材14を押圧すると、同図の右半に示す
ようにパイロット空気圧を供給した場合と同じ切換状態
となる。したがって、何らかの原因によってパイロット
流体圧が喪失したときは、手動によって方向切換弁1を
操作することができる。
ト3と出力ポート4との連通が遮断された状態におい
て、手動操作部材14を押圧すると、同図の右半に示す
ようにパイロット空気圧を供給した場合と同じ切換状態
となる。したがって、何らかの原因によってパイロット
流体圧が喪失したときは、手動によって方向切換弁1を
操作することができる。
【0021】図4は本発明の第2実施例を示し、この第
2実施例の方向切換弁21における弁ボディ22には、
前記第1実施例の第2弁孔6bに設けた案内部19を備
えていない。そのため、第2弁座8を開閉するポペット
形の第2弁体23は、円環状のシール面23cと、その
中心部分の接合用凹部23dと、シール面23cの外周
部に形成した流路拡大用の凹欠部23eと、この凹欠部
23eにおいて第2弁孔6bの内面にガイドされるよう
に突出させた複数のリブ状案内部23fとを有する本体
部23a、並びに第2弁孔6a内面に気密に摺接する環
状のシールリップ23bとを備えたものとしている。こ
の第2実施例の他の構成及び作用は、第2弁体23の摺
動が案内部23dによって案内される以外は、第1実施
例と同じである。したがって、図の主要な同一の箇所に
第1実施例と同一の符号を付して、それらについての詳
細な説明は省略する。
2実施例の方向切換弁21における弁ボディ22には、
前記第1実施例の第2弁孔6bに設けた案内部19を備
えていない。そのため、第2弁座8を開閉するポペット
形の第2弁体23は、円環状のシール面23cと、その
中心部分の接合用凹部23dと、シール面23cの外周
部に形成した流路拡大用の凹欠部23eと、この凹欠部
23eにおいて第2弁孔6bの内面にガイドされるよう
に突出させた複数のリブ状案内部23fとを有する本体
部23a、並びに第2弁孔6a内面に気密に摺接する環
状のシールリップ23bとを備えたものとしている。こ
の第2実施例の他の構成及び作用は、第2弁体23の摺
動が案内部23dによって案内される以外は、第1実施
例と同じである。したがって、図の主要な同一の箇所に
第1実施例と同一の符号を付して、それらについての詳
細な説明は省略する。
【0022】図5は本発明の第3実施例を示し、この第
3実施例の方向切換弁31の弁ボディ32は、第1実施
例と同様に、一側面に開口する圧縮空気の供給ポート3
3、出力ポート34及び排出ポート35を備えている
が、弁ボディ32におけるこれと反対側の面に、圧縮空
気の供給口36、パイロットポートPP及び排出口37
を開口させ、供給口36は供給通路36a及び弁孔38
aを通して上記供給ポート33に直接連通させ、パイロ
ットポートPPはパイロット通路39aを通してパイロ
ット室39に連通させ、排出口37は排出通路37a及
び弁孔38bを通して上記排出ポート35に直接連通さ
せている。この第3実施例の他の構成は第1実施例と同
じであるから、図の主要な同一の箇所に第1実施例と同
一の符号を付して、詳細な説明は省略する。この第3実
施例の方向切換弁31は、後述するように、供給口3
6、パイロットポートPP及び排出口37を開口させた
面にパイロット電磁弁を取付け、この方向切換弁31に
おいて流量を増幅された圧力流体により、供給ポート3
3、出力ポート34及び排出ポート35を開口させた面
に取付けた流体圧機器を駆動する場合などに有利なもの
である。
3実施例の方向切換弁31の弁ボディ32は、第1実施
例と同様に、一側面に開口する圧縮空気の供給ポート3
3、出力ポート34及び排出ポート35を備えている
が、弁ボディ32におけるこれと反対側の面に、圧縮空
気の供給口36、パイロットポートPP及び排出口37
を開口させ、供給口36は供給通路36a及び弁孔38
aを通して上記供給ポート33に直接連通させ、パイロ
ットポートPPはパイロット通路39aを通してパイロ
ット室39に連通させ、排出口37は排出通路37a及
び弁孔38bを通して上記排出ポート35に直接連通さ
せている。この第3実施例の他の構成は第1実施例と同
じであるから、図の主要な同一の箇所に第1実施例と同
一の符号を付して、詳細な説明は省略する。この第3実
施例の方向切換弁31は、後述するように、供給口3
6、パイロットポートPP及び排出口37を開口させた
面にパイロット電磁弁を取付け、この方向切換弁31に
おいて流量を増幅された圧力流体により、供給ポート3
3、出力ポート34及び排出ポート35を開口させた面
に取付けた流体圧機器を駆動する場合などに有利なもの
である。
【0023】図6及び図7は、上記第1実施例の方向切
換弁1の使用態様の一例を示している。この使用態様に
おいては、上記方向切換弁1をパイロット形弁41にお
いて利用するもので、上記方向切換弁1を、小容量で消
費電力の少ないパイロット電磁弁43からのパイロット
流体により開閉動作させ、その出力を再びパイロット流
体として大容量の主弁42の主弁パイロット室に給排す
るようにしている。このパイロット形弁41における主
弁42の弁本体46は、図示を省略しているマニホール
ドベース上に設置され、切換弁1は主弁42の軸方向一
側面に、パイロット電磁弁43は弁本体46の上面に、
それぞれ取付けられている。
換弁1の使用態様の一例を示している。この使用態様に
おいては、上記方向切換弁1をパイロット形弁41にお
いて利用するもので、上記方向切換弁1を、小容量で消
費電力の少ないパイロット電磁弁43からのパイロット
流体により開閉動作させ、その出力を再びパイロット流
体として大容量の主弁42の主弁パイロット室に給排す
るようにしている。このパイロット形弁41における主
弁42の弁本体46は、図示を省略しているマニホール
ドベース上に設置され、切換弁1は主弁42の軸方向一
側面に、パイロット電磁弁43は弁本体46の上面に、
それぞれ取付けられている。
【0024】上記弁本体46は、下面に主弁供給ポート
P、主弁出力ポートAとB、及び主弁排出ポートEAと
EBを、中心部分にこれらのポートが開口する軸方向の
弁孔47をそれぞれ備え、この弁孔47に、主弁出力ポ
ートA及びBを主弁供給ポートPと主弁排出ポートEA
及びEBとに切り換えて連通させる弁体48が摺動可能
に挿入されており、弁本体46の下面には、上記ポート
の他に、外部パイロットポート49と呼吸ポート50が
開設されている。また、上記主弁42とマニホールドベ
ースは、弁本体46をマニホールドベース上に設置する
と、弁本体46の下面に開設した各ポートが、マニホー
ルドベースの対応するポートにそれぞれ連通するように
関係づけられている。
P、主弁出力ポートAとB、及び主弁排出ポートEAと
EBを、中心部分にこれらのポートが開口する軸方向の
弁孔47をそれぞれ備え、この弁孔47に、主弁出力ポ
ートA及びBを主弁供給ポートPと主弁排出ポートEA
及びEBとに切り換えて連通させる弁体48が摺動可能
に挿入されており、弁本体46の下面には、上記ポート
の他に、外部パイロットポート49と呼吸ポート50が
開設されている。また、上記主弁42とマニホールドベ
ースは、弁本体46をマニホールドベース上に設置する
と、弁本体46の下面に開設した各ポートが、マニホー
ルドベースの対応するポートにそれぞれ連通するように
関係づけられている。
【0025】弁本体46の軸方向端には、第1ピストン
箱51と第2ピストン箱52が取付けられており、第1
ピストン箱51内に形成した主弁パイロット室54に第
1ピストン55が、第2ピストン箱52内に形成したと
ころの、主弁パイロット室54より受圧面積が小さい復
帰圧力室56に第2ピストン57が、それぞれ摺動可能
に挿入されており、弁体48がこれらのピストン55,
57で押圧されて摺動するように形成されている。ま
た、上記弁体48には、第1ピストン55と第2ピスト
ン57の背後の呼吸室54a,56aを相互に連通させ
る軸方向の貫通孔48aが形成されており、復帰圧力室
56は流路56bによって主弁供給ポートPに連通させ
ている。
箱51と第2ピストン箱52が取付けられており、第1
ピストン箱51内に形成した主弁パイロット室54に第
1ピストン55が、第2ピストン箱52内に形成したと
ころの、主弁パイロット室54より受圧面積が小さい復
帰圧力室56に第2ピストン57が、それぞれ摺動可能
に挿入されており、弁体48がこれらのピストン55,
57で押圧されて摺動するように形成されている。ま
た、上記弁体48には、第1ピストン55と第2ピスト
ン57の背後の呼吸室54a,56aを相互に連通させ
る軸方向の貫通孔48aが形成されており、復帰圧力室
56は流路56bによって主弁供給ポートPに連通させ
ている。
【0026】図6に概略を示すパイロット電磁弁43
は、図7にシンボルマークで示すように、第1パイロッ
ト供給ポートP1、第1パイロット出力ポートA1、及
び第1パイロット排出ポートR1を備え、ソレノイド4
3aの励磁とその解除により、第1パイロット出力ポー
トA1を、第1パイロット供給ポートP1と第1パイロ
ット排出ポートRとに切り換えて連通させる周知の3ポ
ート電磁弁として構成されている。そして、第1パイロ
ット供給ポートP1は、弁本体46に形成した第1パイ
ロット供給流路58によって主弁供給ポートPに連通さ
せ、第1パイロット出力ポートA1は第1パイロット出
力流路59によって、上記方向切換弁1のパイロットポ
ートPPに連通させ、第1パイロット排出ポートR1は
図示を省略している流路によって呼吸室54aに連通さ
せ、貫通孔48a、呼吸室56a及び呼吸ポート50に
よって外部に連通させている。
は、図7にシンボルマークで示すように、第1パイロッ
ト供給ポートP1、第1パイロット出力ポートA1、及
び第1パイロット排出ポートR1を備え、ソレノイド4
3aの励磁とその解除により、第1パイロット出力ポー
トA1を、第1パイロット供給ポートP1と第1パイロ
ット排出ポートRとに切り換えて連通させる周知の3ポ
ート電磁弁として構成されている。そして、第1パイロ
ット供給ポートP1は、弁本体46に形成した第1パイ
ロット供給流路58によって主弁供給ポートPに連通さ
せ、第1パイロット出力ポートA1は第1パイロット出
力流路59によって、上記方向切換弁1のパイロットポ
ートPPに連通させ、第1パイロット排出ポートR1は
図示を省略している流路によって呼吸室54aに連通さ
せ、貫通孔48a、呼吸室56a及び呼吸ポート50に
よって外部に連通させている。
【0027】また、上記方向切換弁1の供給ポート3
は、第1パイロット供給流路58に連通する第2パイロ
ット供給流路61によって主弁供給ポートPに連通さ
せ、出力ポート4は、第2パイロット出力流路62によ
って主弁パイロット室54に連通させ、排出ポート5は
図示を省略している流路によって呼吸室54aに連通さ
せ、さらに弁体48の貫通孔48a、呼吸室56a及び
呼吸ポート50によって外部に連通させている。そし
て、この方向切換弁1は、大容量の主弁42の主弁パイ
ロット室54に短時間に多量のパイロット空気を供給で
きる容量を有するものとして構成され、手動操作部材1
4を上方に向けた状態で第1ピストン箱51の側面に取
付けられている。
は、第1パイロット供給流路58に連通する第2パイロ
ット供給流路61によって主弁供給ポートPに連通さ
せ、出力ポート4は、第2パイロット出力流路62によ
って主弁パイロット室54に連通させ、排出ポート5は
図示を省略している流路によって呼吸室54aに連通さ
せ、さらに弁体48の貫通孔48a、呼吸室56a及び
呼吸ポート50によって外部に連通させている。そし
て、この方向切換弁1は、大容量の主弁42の主弁パイ
ロット室54に短時間に多量のパイロット空気を供給で
きる容量を有するものとして構成され、手動操作部材1
4を上方に向けた状態で第1ピストン箱51の側面に取
付けられている。
【0028】弁本体46に開設した上記外部パイロット
ポート49は、外部パイロット流路64によって第2パ
イロット供給流路61に連通させている。したがって、
上記パイロット形弁41は、必要に応じて内部パイロッ
ト式または外部パイロット式とすることができる。但
し、内部パイロット式としたときは、外部パイロットポ
ート49を図示を省略しているボール等の適宜の手段に
よって閉鎖し、外部パイロット式としたときは、主弁4
2の主弁供給ポートPと第1パイロット供給流路58及
び流路56bとの連通を遮断する必要がある。
ポート49は、外部パイロット流路64によって第2パ
イロット供給流路61に連通させている。したがって、
上記パイロット形弁41は、必要に応じて内部パイロッ
ト式または外部パイロット式とすることができる。但
し、内部パイロット式としたときは、外部パイロットポ
ート49を図示を省略しているボール等の適宜の手段に
よって閉鎖し、外部パイロット式としたときは、主弁4
2の主弁供給ポートPと第1パイロット供給流路58及
び流路56bとの連通を遮断する必要がある。
【0029】上記方向切換弁1の下方には、パイロット
電磁弁43のソレノイド43aに給電するための給電部
67が取付けられている。この給電部67は、図示を省
略した導線によってパイロット電磁弁43のソレノイド
43aの端子に電気的に接続され、また、主弁42をマ
ニホールドベース上に設置すると、マニホールドベース
に設けた給電端子と電気的に接続するように関係づけら
れている。
電磁弁43のソレノイド43aに給電するための給電部
67が取付けられている。この給電部67は、図示を省
略した導線によってパイロット電磁弁43のソレノイド
43aの端子に電気的に接続され、また、主弁42をマ
ニホールドベース上に設置すると、マニホールドベース
に設けた給電端子と電気的に接続するように関係づけら
れている。
【0030】このパイロット形弁41は、パイロット電
磁弁43のソレノイド43aが励磁されていないとき
は、方向切換弁1のパイロットポートPPにパイロット
空気圧が出力されないために、主弁パイロット室54の
パイロット空気が排出ポート5を通って外部に排出され
るので、弁体48は復帰圧力室56における空気圧の作
用により図において左動して、主弁供給ポートPと主弁
出力ポートB及び主弁出力ポートAと主弁排出ポートE
Aが連通している(図6における弁体48の上半部参
照)。
磁弁43のソレノイド43aが励磁されていないとき
は、方向切換弁1のパイロットポートPPにパイロット
空気圧が出力されないために、主弁パイロット室54の
パイロット空気が排出ポート5を通って外部に排出され
るので、弁体48は復帰圧力室56における空気圧の作
用により図において左動して、主弁供給ポートPと主弁
出力ポートB及び主弁出力ポートAと主弁排出ポートE
Aが連通している(図6における弁体48の上半部参
照)。
【0031】給電部67によってパイロット電磁弁43
のソレノイド43aを励磁すると、第1パイロット出力
ポートA1が第1パイロット供給ポートP1に連通し
て、方向切換弁1のパイロットポートPPにパイロット
空気が出力されるので、出力ポート4が供給ポート3に
連通して、主弁パイロット室54にパイロット空気が出
力される。したがって、主弁パイロット室54と復帰圧
力室56の受圧面積差により第1ピストン55が図にお
いて右動して弁体48を押圧するので、主弁供給ポート
Pと主弁出力ポートA、及び主弁出力ポートBと主弁排
出ポートEBが連通する(図6における弁体48の下半
部参照)。
のソレノイド43aを励磁すると、第1パイロット出力
ポートA1が第1パイロット供給ポートP1に連通し
て、方向切換弁1のパイロットポートPPにパイロット
空気が出力されるので、出力ポート4が供給ポート3に
連通して、主弁パイロット室54にパイロット空気が出
力される。したがって、主弁パイロット室54と復帰圧
力室56の受圧面積差により第1ピストン55が図にお
いて右動して弁体48を押圧するので、主弁供給ポート
Pと主弁出力ポートA、及び主弁出力ポートBと主弁排
出ポートEBが連通する(図6における弁体48の下半
部参照)。
【0032】ソレノイド43aの励磁を解除すると、パ
イロット電磁弁43の第1パイロット出力ポートA1が
第1パイロット排出ポートR1に連通して、方向切換弁
1のパイロットポートPPの空気が外部に排出されるの
で、弁体10と11が弁ばねの付勢力により復帰して、
出力ポート4が排出ポート5に連通する。これによっ
て、主弁パイロット室54のパイロット空気が外部に排
出されるので、弁体48は、第2ピストン57に作用す
る復帰圧力室56の空気圧によって元の状態に復帰す
る。
イロット電磁弁43の第1パイロット出力ポートA1が
第1パイロット排出ポートR1に連通して、方向切換弁
1のパイロットポートPPの空気が外部に排出されるの
で、弁体10と11が弁ばねの付勢力により復帰して、
出力ポート4が排出ポート5に連通する。これによっ
て、主弁パイロット室54のパイロット空気が外部に排
出されるので、弁体48は、第2ピストン57に作用す
る復帰圧力室56の空気圧によって元の状態に復帰す
る。
【0033】上記主弁42の弁体48によるポート間の
連通の切り換えは、方向切換弁1から主弁パイロット室
54に供給されるところの、該パイロット室の容積に応
じた多量のパイロット空気によって行われるので、パイ
ロット電磁弁43が小形で消費電力が小さいものであっ
ても、主弁42が応答性よく作動する。したがって、方
向切換弁1を安価にできることと相まって、応答性がよ
いパイロット形電磁弁41を安価なものとすることがで
きる。なお、ここでは上記方向切換弁1をパイロット形
電磁弁41に組み付けて使用する場合について説明した
が、本発明の方向切換弁はこのような使用態様に限定さ
れるものではない。
連通の切り換えは、方向切換弁1から主弁パイロット室
54に供給されるところの、該パイロット室の容積に応
じた多量のパイロット空気によって行われるので、パイ
ロット電磁弁43が小形で消費電力が小さいものであっ
ても、主弁42が応答性よく作動する。したがって、方
向切換弁1を安価にできることと相まって、応答性がよ
いパイロット形電磁弁41を安価なものとすることがで
きる。なお、ここでは上記方向切換弁1をパイロット形
電磁弁41に組み付けて使用する場合について説明した
が、本発明の方向切換弁はこのような使用態様に限定さ
れるものではない。
【0034】図5に示す第3実施例の方向切換弁31
は、図6によって説明した上記パイロット形弁41にお
けるパイロット電磁弁43を、方向切換弁31における
供給口36、パイロットポートPP及び排出口37を開
口させた面に取付けて使用する場合に適するものであ
る。したがって、図5におけるパイロット電磁弁70
は、前記パイロット電磁弁43と同様に、第1パイロッ
ト供給ポートP1、第1パイロット出力ポートA1、及
び第1パイロット排出ポートR1を備え、ソレノイド7
0aの励磁とその解除により、第1パイロット出力ポー
トA1を、第1パイロット供給ポートP1と第1パイロ
ット排出ポートRとに切り換えて連通させるものであ
る。
は、図6によって説明した上記パイロット形弁41にお
けるパイロット電磁弁43を、方向切換弁31における
供給口36、パイロットポートPP及び排出口37を開
口させた面に取付けて使用する場合に適するものであ
る。したがって、図5におけるパイロット電磁弁70
は、前記パイロット電磁弁43と同様に、第1パイロッ
ト供給ポートP1、第1パイロット出力ポートA1、及
び第1パイロット排出ポートR1を備え、ソレノイド7
0aの励磁とその解除により、第1パイロット出力ポー
トA1を、第1パイロット供給ポートP1と第1パイロ
ット排出ポートRとに切り換えて連通させるものであ
る。
【0035】
【発明の効果】以上に詳述した本発明のポペット形方向
切換弁によれば、弁ボディの成形、弁体の成形及び組み
付けが簡単且つ容易で、安価に製造することができる。
即ち、ポペット形の弁体は、弁棒に切削または嵌着によ
って形成したフランジにポペット形のシール部材を取付
けような構成とすることなく、弁ボディの構成との関連
において極めて簡単な構成のものとし、しかもその弁体
を弾性及びシール性を有する素材により形成したので、
その成形及び組み付けが極めて簡単且つ容易である。ま
た、本発明においては、弁体を切換駆動するためのピス
トンを別途パイロット室に嵌挿する必要をなくし、この
点でも組み付け作業の工程数を少なくしたポペット形方
向切換弁を提供することができる。
切換弁によれば、弁ボディの成形、弁体の成形及び組み
付けが簡単且つ容易で、安価に製造することができる。
即ち、ポペット形の弁体は、弁棒に切削または嵌着によ
って形成したフランジにポペット形のシール部材を取付
けような構成とすることなく、弁ボディの構成との関連
において極めて簡単な構成のものとし、しかもその弁体
を弾性及びシール性を有する素材により形成したので、
その成形及び組み付けが極めて簡単且つ容易である。ま
た、本発明においては、弁体を切換駆動するためのピス
トンを別途パイロット室に嵌挿する必要をなくし、この
点でも組み付け作業の工程数を少なくしたポペット形方
向切換弁を提供することができる。
【図1】本発明に係るポペット形方向切換弁の第1実施
例を、弁体の右半と左半において切換状態を異なる状態
として示す縦断正面図である。
例を、弁体の右半と左半において切換状態を異なる状態
として示す縦断正面図である。
【図2】図1におけるX−X位置での断面図である。
【図3】図1におけるY−Y位置での断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を、弁体の右半と左半にお
いて切換状態を異なる状態として示す縦断正面図であ
る。
いて切換状態を異なる状態として示す縦断正面図であ
る。
【図5】本発明の第3実施例を、弁体の右半と左半にお
いて切換状態を異なる状態として示す縦断正面図であ
る。
いて切換状態を異なる状態として示す縦断正面図であ
る。
【図6】上記第1実施例の方向切換弁の使用態様の縦断
正面図である。
正面図である。
【図7】図6のパイロット形弁の構成をシンボルマーク
によって示す構成図である。
によって示す構成図である。
1,21,31 方向切換弁 2,22,32 弁ボディ 3 供給ポート 4 出力ポート 5 排出ポート 6 弁孔 6a 第1弁孔 6b 第2弁孔 6c 連通弁孔 7 第1弁座 8 第2弁座 9 パイロット室 10 第1弁体 11,23 第2弁体 14 手動操作部材 19,23f 案内部 36 供給口 37 排出口 PP パイロットポート
Claims (4)
- 【請求項1】弁体が挿入される弁孔に対して開口する圧
力流体の供給ポートと、上記弁孔に開口し、弁体の切り
換え動作により上記供給ポートと通断される出力ポート
と、上記弁孔に開口し、上記供給ポートと出力ポートと
の連通が断たれたときに出力ポートに連通させる排出ポ
ートと、上記弁孔一端のパイロット室に開口するパイロ
ットポートとを備え、上記弁孔における供給ポートと出
力ポート間、及び出力ポートと排出ポート間にそれぞれ
第1弁座及び第2弁座を設けて、これらを一体に形成し
た弁ボディ、並びに、 上記弁孔に挿入されて第1弁座と第2弁座を開閉するポ
ペット形の弁体、を備え、パイロット室に給排されるパ
イロット流体圧により上記弁体が切り換え駆動されて第
1弁座と第2弁座を開閉するポペット形方向切換弁にお
いて、 上記弁ボディの弁孔を、その軸方向一端側から供給ポー
トの開口部を通して第1弁座に達する部分まで開設した
第1弁孔と、弁ボディの軸方向他端側からパイロット室
及び排出ポートの開口部を通して第2弁座に達する部分
まで開設した第2弁孔と、互いに背向させて設けた上記
第1弁座と第2弁座との間にあって、出力ポートの開口
部を通して、上記第1弁孔または第2弁孔側から開設さ
れ、それらの弁孔を相互に連通させる連通弁孔とによっ
て形成し、 上記ポペット形の弁体は、第1弁孔を通して挿入されて
第1弁座を開閉する第1弁体と、第2弁孔を通して挿入
され、上記第1弁体と一体に接合されて第2弁座を開閉
する第2弁体とにより形成して、それらを弾性及びシー
ル性を有する素材によって個別に一体成形されたものと
し、 上記パイロット室を、第2弁孔に気密に挿入した第2弁
体と、第2弁孔の開口端を閉鎖する閉鎖部材との間に区
画形成した、ことを特徴とするポペット形方向切換弁。 - 【請求項2】第2弁孔または第2弁体に、第2弁体の第
2弁孔内の移動を案内する案内部を一体に設けた、こと
を特徴とする請求項1に記載したポペット形方向切換
弁。 - 【請求項3】第2弁孔の開口端を閉鎖する閉鎖部材を、
外部からの押圧により弁体を切換駆動する手動操作部材
により形成した、ことを特徴とする請求項1または請求
項2に記載したポペット形方向切換弁。 - 【請求項4】弁ボディの一側面に、圧力流体の供給ポー
ト、出力ポート及び排出ポートを開口させ、これと反対
側の面に、上記供給ポートと排出ポートにそれぞれ直接
連通する供給口と排出口、及びパイロット室に連通する
パイロットポートを開口させた、ことを特徴とする請求
項1ないし3の何れかに記載のポペット形方向切換弁。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6339640A JPH08184382A (ja) | 1994-12-29 | 1994-12-29 | ポペット形方向切換弁 |
TW084101094A TW289785B (ja) | 1994-12-29 | 1995-02-09 | |
US08/560,976 US5620027A (en) | 1994-12-29 | 1995-11-20 | Poppet type directional control valve |
DE69520420T DE69520420T2 (de) | 1994-12-29 | 1995-11-23 | Sitzwegeventil |
EP95308428A EP0719950B1 (en) | 1994-12-29 | 1995-11-23 | Poppet type directional control valve |
KR1019950048146A KR0177544B1 (ko) | 1994-12-29 | 1995-12-09 | 포핏형 방향전환밸브 |
CN95119795A CN1043809C (zh) | 1994-12-29 | 1995-12-26 | 提升型换向阀 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6339640A JPH08184382A (ja) | 1994-12-29 | 1994-12-29 | ポペット形方向切換弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08184382A true JPH08184382A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18329418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6339640A Pending JPH08184382A (ja) | 1994-12-29 | 1994-12-29 | ポペット形方向切換弁 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5620027A (ja) |
EP (1) | EP0719950B1 (ja) |
JP (1) | JPH08184382A (ja) |
KR (1) | KR0177544B1 (ja) |
CN (1) | CN1043809C (ja) |
DE (1) | DE69520420T2 (ja) |
TW (1) | TW289785B (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007040323A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-15 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 方向制御弁 |
WO2007086290A1 (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-02 | Daikin Industries, Ltd. | 閉鎖弁および空気調和機 |
JP2012159180A (ja) * | 2011-02-02 | 2012-08-23 | Daikin Industries Ltd | 膨張弁及びこれを用いたヒートポンプ式空気調和機 |
JP2019203548A (ja) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | ナブテスコ株式会社 | 流体圧バルブ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN201169513Y (zh) * | 2007-11-16 | 2008-12-24 | 常熟通润汽车零部件有限公司 | 一种脚踏液压双速兼具气动空载快速的千斤顶 |
DE102009059900A1 (de) * | 2009-12-21 | 2011-06-22 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH, 80809 | Ventileinrichtung, elektrisch betätigbares Feststellbremssystem und Verfahren zum Steuern eines elektrisch betätigbaren Feststellbremssystems |
CN102705564B (zh) * | 2012-05-24 | 2014-07-23 | 绵阳富临精工机械股份有限公司 | 一种汽车电控系统执行机构用电磁阀的弹簧固定装置 |
CN104563930B (zh) * | 2013-10-27 | 2017-02-15 | 中国石油化工集团公司 | 一种双流道方向控制短接装置 |
KR101529267B1 (ko) * | 2014-05-09 | 2015-06-29 | 주식회사 연우뉴매틱 | 솔레노이드 밸브의 유로변환 작동부의 구조 |
US9822885B2 (en) | 2014-08-29 | 2017-11-21 | Automatic Switch Company | Flow rib in valves |
WO2016155751A1 (ar) * | 2015-04-02 | 2016-10-06 | صندوق العلوم والتنمية التكنولوجية | صمام تحكم توجيهي هيدروليكي 2/3 مباشر التشغيل وسريع الانتقال بين وضعي تشغيله |
US20160340849A1 (en) * | 2015-05-18 | 2016-11-24 | M-B-W, Inc. | Vibration isolator for a pneumatic pole or backfill tamper |
CN107477210A (zh) * | 2017-09-21 | 2017-12-15 | 陈银 | 一种新型二位三通换向阀 |
CN107830202A (zh) * | 2017-10-25 | 2018-03-23 | 上海永瑞气动有限公司 | 多段可组合阀芯结构的电磁操作阀 |
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FR2150639B1 (ja) * | 1971-08-27 | 1976-09-03 | Bouteille Daniel | |
USRE34261E (en) * | 1981-11-06 | 1993-05-25 | Solenoid valve | |
NL8201105A (nl) * | 1982-03-17 | 1983-10-17 | Beta Bv | Pneumatische schakelaar, bijvoorbeeld voor overdrukbeveiliging. |
DE3443078A1 (de) * | 1984-07-21 | 1986-01-30 | Wabco Westinghouse Fahrzeugbremsen GmbH, 3000 Hannover | Ventileinrichtung |
DE3534387A1 (de) * | 1985-09-26 | 1987-04-02 | Rexroth Mannesmann Gmbh | Vorgesteuertes 3/2-wegesitzventil |
DE8817151U1 (de) * | 1988-02-10 | 1993-05-19 | Westfalia Becorit Industrietechnik GmbH, 4670 Lünen | Hydraulisch schaltbares Wegeventil, vorzugsweise für hydraulische Ausbausysteme u.dgl. |
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US5103866A (en) * | 1991-02-22 | 1992-04-14 | Foster Raymond K | Poppet valve and valve assemblies utilizing same |
US5248126A (en) * | 1991-09-12 | 1993-09-28 | Volkswagen A.G. | Slide for a slide valve, and method for the manufacture thereof |
-
1994
- 1994-12-29 JP JP6339640A patent/JPH08184382A/ja active Pending
-
1995
- 1995-02-09 TW TW084101094A patent/TW289785B/zh active
- 1995-11-20 US US08/560,976 patent/US5620027A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-11-23 EP EP95308428A patent/EP0719950B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-11-23 DE DE69520420T patent/DE69520420T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-12-09 KR KR1019950048146A patent/KR0177544B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1995-12-26 CN CN95119795A patent/CN1043809C/zh not_active Expired - Fee Related
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EP0719950A2 (en) | 1996-07-03 |
TW289785B (ja) | 1996-11-01 |
EP0719950B1 (en) | 2001-03-21 |
DE69520420D1 (de) | 2001-04-26 |
KR0177544B1 (ko) | 1999-04-15 |
CN1043809C (zh) | 1999-06-23 |
CN1130737A (zh) | 1996-09-11 |
DE69520420T2 (de) | 2001-07-05 |
EP0719950A3 (en) | 1997-02-05 |
US5620027A (en) | 1997-04-15 |
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