JPH08126011A - 画像復号方法および画像復号装置 - Google Patents
画像復号方法および画像復号装置Info
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- JPH08126011A JPH08126011A JP25993094A JP25993094A JPH08126011A JP H08126011 A JPH08126011 A JP H08126011A JP 25993094 A JP25993094 A JP 25993094A JP 25993094 A JP25993094 A JP 25993094A JP H08126011 A JPH08126011 A JP H08126011A
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- JP
- Japan
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- frame
- data
- address space
- slices
- memory
- Prior art date
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-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T9/00—Image coding
- G06T9/004—Predictors, e.g. intraframe, interframe coding
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Image Input (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 メモリの使用効率を高めた画像復号方法およ
び装置を提供する。 【構成】 予測フレームメモリにデータを書き込む場
合、1フレームデータを記憶するアドレス空間と8スラ
イス分以上のアドレス空間とを設け、1フレームのデー
タの書き込み後、前記1フレームの表示のための読み出
しを開始し、さらに、次のフレームデータを残りの前記
8スライス分以上のアドレス空間から書き込みを開始
し、この時、1フレームの読み出しアドレスと次のフレ
ームの書き込みアドレスが8スライス分以上ずれながら
データの読み出しと書き込みを実行し、8スライス分の
アドレス空間を保ちながら読み出しの終わったアドレス
空間に続けてオーバライトし、これをサイクリックに行
う構成を特徴としている。
び装置を提供する。 【構成】 予測フレームメモリにデータを書き込む場
合、1フレームデータを記憶するアドレス空間と8スラ
イス分以上のアドレス空間とを設け、1フレームのデー
タの書き込み後、前記1フレームの表示のための読み出
しを開始し、さらに、次のフレームデータを残りの前記
8スライス分以上のアドレス空間から書き込みを開始
し、この時、1フレームの読み出しアドレスと次のフレ
ームの書き込みアドレスが8スライス分以上ずれながら
データの読み出しと書き込みを実行し、8スライス分の
アドレス空間を保ちながら読み出しの終わったアドレス
空間に続けてオーバライトし、これをサイクリックに行
う構成を特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前方予測によって符号
化された画像信号を復号する画像復号方法および画像復
号装置に係り、特に、フレーム信号の予測フレームメモ
リへの書き込み,読み出し手段に関するものである。
化された画像信号を復号する画像復号方法および画像復
号装置に係り、特に、フレーム信号の予測フレームメモ
リへの書き込み,読み出し手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル表現された画像データを伝送ま
たは蓄積する場合、データ量を削減するために符号化が
行われる。符号化の方法としては、画像情報の時間的ま
たは空間的相関性を利用して冗長度を少なくする方法が
ある。
たは蓄積する場合、データ量を削減するために符号化が
行われる。符号化の方法としては、画像情報の時間的ま
たは空間的相関性を利用して冗長度を少なくする方法が
ある。
【0003】時間的相関性を利用する方法として、連続
する2画面(フレーム)の差分を符号化したり、画像の
動きを検出して、動き補償を行ったりするものがある。
また、空間的相関性を利用する方法として、画像を所定
の大きさのブロック(例えば縦方向,横方向とも8画素
ずつ)に分けて、ブロック内のデータを直交変換し、変
換係数をスキャン変換し(例えば、低周波成分から高周
波成分の順に並び替える)、可変長符号を行うものがあ
る。MPEG(Moving Picture Experts Group)が標準
を進めている画像符号化方式(以下、MPEG2と略
す)は、上記2つの方法を併用するものとなっている。
MPEG2の暫定勧告は“Generic Codingof Moving Pi
ctures and Associated Audio”と題するISO/IEC13818-
2に記載されている。
する2画面(フレーム)の差分を符号化したり、画像の
動きを検出して、動き補償を行ったりするものがある。
また、空間的相関性を利用する方法として、画像を所定
の大きさのブロック(例えば縦方向,横方向とも8画素
ずつ)に分けて、ブロック内のデータを直交変換し、変
換係数をスキャン変換し(例えば、低周波成分から高周
波成分の順に並び替える)、可変長符号を行うものがあ
る。MPEG(Moving Picture Experts Group)が標準
を進めている画像符号化方式(以下、MPEG2と略
す)は、上記2つの方法を併用するものとなっている。
MPEG2の暫定勧告は“Generic Codingof Moving Pi
ctures and Associated Audio”と題するISO/IEC13818-
2に記載されている。
【0004】図4はこのような方法により符号化された
データを復号する画像復号装置の構成例である。図4に
おいて、10はメモリ蓄積手段で、バッファメモリ制御
部11とバッファメモリ12とからなる。20は復号手
段で、可変長復号器21,スキャン変換器22,逆量子
化器23,逆DCT部24,動き補償画像再生部25お
よび予測フレームメモリ26からなる。40は予測デー
タ,41は復号データ,42は表示データを示す。ま
た、100は符号化された画像を表現する入力ビットス
トリーム、200は再生画像を示す。
データを復号する画像復号装置の構成例である。図4に
おいて、10はメモリ蓄積手段で、バッファメモリ制御
部11とバッファメモリ12とからなる。20は復号手
段で、可変長復号器21,スキャン変換器22,逆量子
化器23,逆DCT部24,動き補償画像再生部25お
よび予測フレームメモリ26からなる。40は予測デー
タ,41は復号データ,42は表示データを示す。ま
た、100は符号化された画像を表現する入力ビットス
トリーム、200は再生画像を示す。
【0005】次に、動作について説明する。
【0006】入力ビットストリーム100はバッファメ
モリ制御部11の制御により、バッファメモリ12に蓄
積される。バッファメモリ12から読み出されたデータ
は、可変長復号器21によって、可変長復号される。
モリ制御部11の制御により、バッファメモリ12に蓄
積される。バッファメモリ12から読み出されたデータ
は、可変長復号器21によって、可変長復号される。
【0007】全データが可変長符号化されている訳では
ないが、固定長符号もこの可変長復号器21で復号され
るものとする。次に、スキャン変換器22によりデータ
の順序を並び替えた後、逆量子化器23により逆量子化
される。次に、逆DCT部24により逆離散コサイン変
換される。動き補償画像再生部25では、フレーム間差
分を受信した場合は、予測データ40を予測フレームメ
モリ26から読み出し、逆DCT部25からの受信デー
タと加算した後、復号データ41を予測フレームメモリ
26に書き込む。フレーム内で符号化されたデータを受
信した場合は、受信データをそのまま予測フレームメモ
リ26に書き込む。以上のようにして再生画像200が
再生される。
ないが、固定長符号もこの可変長復号器21で復号され
るものとする。次に、スキャン変換器22によりデータ
の順序を並び替えた後、逆量子化器23により逆量子化
される。次に、逆DCT部24により逆離散コサイン変
換される。動き補償画像再生部25では、フレーム間差
分を受信した場合は、予測データ40を予測フレームメ
モリ26から読み出し、逆DCT部25からの受信デー
タと加算した後、復号データ41を予測フレームメモリ
26に書き込む。フレーム内で符号化されたデータを受
信した場合は、受信データをそのまま予測フレームメモ
リ26に書き込む。以上のようにして再生画像200が
再生される。
【0008】前方(片方)予測では、前のフレーム(こ
こではIフレーム)から時間的に後のフレーム(ここで
はPフレーム)の予測を行う。このため、Pフレームの
再生には予め復号されているIフレームの予測データ4
0を読み出す必要がある。予測データ40と逆DCT部
24の出力である予測誤差によりPフレームが再生さ
れ、復号データ41として予測フレームメモリ26に書
き込まれる。さらに、この書き込まれたデータは表示デ
ータ42として読み出され、動き補償画像再生部25か
ら再生画像200として出力される。
こではIフレーム)から時間的に後のフレーム(ここで
はPフレーム)の予測を行う。このため、Pフレームの
再生には予め復号されているIフレームの予測データ4
0を読み出す必要がある。予測データ40と逆DCT部
24の出力である予測誤差によりPフレームが再生さ
れ、復号データ41として予測フレームメモリ26に書
き込まれる。さらに、この書き込まれたデータは表示デ
ータ42として読み出され、動き補償画像再生部25か
ら再生画像200として出力される。
【0009】また、デュアル・プライム(Dual Prime)
予測では、参照するIフレームまたはPフレームの2つ
のフィールドの予測を平均してフィールドを予測する必
要がある。
予測では、参照するIフレームまたはPフレームの2つ
のフィールドの予測を平均してフィールドを予測する必
要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前方予測では、前のフ
レームの情報を残し、それを参照しながら次のフレーム
を予測することになる。このため、通常の読み込み,読
み出し(メモリの追い越し制御のない場合)を行うには
予測フレームメモリ26は少なくとも扱うフレーム画像
の1.5フレーム分が必要となる。特に、PAL(Phas
e Alternation byLine)方式ではNTSC(National T
elevision System Committee)方式に較べ、さらに1.
2倍のメモリ容量が必要となり、経済的に大きな欠点と
なっている。 本発明は、従来の画像復号方法および装
置における上記問題を解消し、従来の1.5フレーム以
上のメモリを用いた蓄積方法ではなく、1フレームメモ
リ分に加え、所定のメモリアドレス空間を設け、同一メ
モリ上へオーバライトすることにより、メモリの使用効
率を高める(メモリ容量を最小限にする。)画像復号方
法および画像復号装置を提供することを目的とする。
レームの情報を残し、それを参照しながら次のフレーム
を予測することになる。このため、通常の読み込み,読
み出し(メモリの追い越し制御のない場合)を行うには
予測フレームメモリ26は少なくとも扱うフレーム画像
の1.5フレーム分が必要となる。特に、PAL(Phas
e Alternation byLine)方式ではNTSC(National T
elevision System Committee)方式に較べ、さらに1.
2倍のメモリ容量が必要となり、経済的に大きな欠点と
なっている。 本発明は、従来の画像復号方法および装
置における上記問題を解消し、従来の1.5フレーム以
上のメモリを用いた蓄積方法ではなく、1フレームメモ
リ分に加え、所定のメモリアドレス空間を設け、同一メ
モリ上へオーバライトすることにより、メモリの使用効
率を高める(メモリ容量を最小限にする。)画像復号方
法および画像復号装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる画像復号
方法は、予測フレームメモリにデータを書き込む場合、
1フレームデータを記憶するアドレス空間と8スライス
分以上のアドレス空間とを設け、1フレームのデータの
書き込み後、前記1フレームの表示のための読み出しを
開始し、さらに次のフレームデータを残りの前記8スラ
イス分以上のアドレス空間から書き込みを開始し、この
時、1フレームの読み出しアドレスと次のフレームの書
き込みアドレスが8スライス分以上ずれながらデータの
読み出しと書き込みを実行し、8スライス分のアドレス
空間を保ちながら読み出しの終わったアドレス空間に続
けてオーバライトし、これをサイクリックに行うもので
ある。
方法は、予測フレームメモリにデータを書き込む場合、
1フレームデータを記憶するアドレス空間と8スライス
分以上のアドレス空間とを設け、1フレームのデータの
書き込み後、前記1フレームの表示のための読み出しを
開始し、さらに次のフレームデータを残りの前記8スラ
イス分以上のアドレス空間から書き込みを開始し、この
時、1フレームの読み出しアドレスと次のフレームの書
き込みアドレスが8スライス分以上ずれながらデータの
読み出しと書き込みを実行し、8スライス分のアドレス
空間を保ちながら読み出しの終わったアドレス空間に続
けてオーバライトし、これをサイクリックに行うもので
ある。
【0012】また、本発明にかかる画像復号装置は、予
測フレームメモリに復号データを書き込む場合、前フレ
ームデータを記憶するアドレス空間と後8スライス以上
(すなわちNTSC方式では360マクロブロック分以
上、ここでは、1スライスをフレーム画像で16ライン
とる。)のアドレス空間とを設け、1フレーム+360
マクロブロック分の同一メモリにオーバライトする上書
き手段と、フレーム信号の読み出し手段とを有するもの
である。
測フレームメモリに復号データを書き込む場合、前フレ
ームデータを記憶するアドレス空間と後8スライス以上
(すなわちNTSC方式では360マクロブロック分以
上、ここでは、1スライスをフレーム画像で16ライン
とる。)のアドレス空間とを設け、1フレーム+360
マクロブロック分の同一メモリにオーバライトする上書
き手段と、フレーム信号の読み出し手段とを有するもの
である。
【0013】
【作用】本発明の画像復号方法および画像復号装置によ
れば、MPEG2で定められている各プロファイル(方
式上の分類)では、垂直方向の動き補償範囲が最大8ス
ライスであることを利用し、予測フレームメモリにデー
タを書き込む場合、メモリ上に1フレーム分のメモリに
加え、8スライス分以上、すなわちNTSC/PAL方
式では、360マクロブロック以上のアドレス空間を設
けることにより、動き補償に必要な最小限度の情報のみ
を使い、後フレームの動き補償を行い、最小限のメモリ
(1フレーム+360マクロブロック分以上のメモリ)
で復号処理におけるメモリ蓄積動作を可能とする。
れば、MPEG2で定められている各プロファイル(方
式上の分類)では、垂直方向の動き補償範囲が最大8ス
ライスであることを利用し、予測フレームメモリにデー
タを書き込む場合、メモリ上に1フレーム分のメモリに
加え、8スライス分以上、すなわちNTSC/PAL方
式では、360マクロブロック以上のアドレス空間を設
けることにより、動き補償に必要な最小限度の情報のみ
を使い、後フレームの動き補償を行い、最小限のメモリ
(1フレーム+360マクロブロック分以上のメモリ)
で復号処理におけるメモリ蓄積動作を可能とする。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を図1,図2および図3によ
り説明する。
り説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例を示すブロック
図で、図4と同じ符号は同じ部分を示す。27は本発明
による8スライス分以上のアドレス空間を示し、50は
前記バッファメモリ12,アドレス空間27を有する予
測フレームメモリ26とからなるメモリで、例えば、8
MbitダイナミックRAMが用いられる。30はアド
レス制御部である。また、25Aは上書き手段、25B
は読み出し手段を示す。
図で、図4と同じ符号は同じ部分を示す。27は本発明
による8スライス分以上のアドレス空間を示し、50は
前記バッファメモリ12,アドレス空間27を有する予
測フレームメモリ26とからなるメモリで、例えば、8
MbitダイナミックRAMが用いられる。30はアド
レス制御部である。また、25Aは上書き手段、25B
は読み出し手段を示す。
【0016】図2は、予測フレームメモリ26への書き
込み方法を説明するための図である。
込み方法を説明するための図である。
【0017】図3は、予測フレームメモリ26への書き
込み/読み出しタイミングを示す図である。
込み/読み出しタイミングを示す図である。
【0018】次に、図1の実施例の動作について説明す
る。まず、入力ビットストリーム100がバッファメモ
リ制御部11、バッファメモリ12を経由し、図4で説
明したように各処理が行われ動き補償画像再生部25に
到達する。そして、アドレス制御部30を介して動き補
償されたフレームの復号データ41が予測フレームメモ
リ26に書き込まれる。そして、このフレームの先頭か
ら各フィールドデータが表示データ42として動き補償
画像再生部25に送られ、再生画像200として出力さ
れる。
る。まず、入力ビットストリーム100がバッファメモ
リ制御部11、バッファメモリ12を経由し、図4で説
明したように各処理が行われ動き補償画像再生部25に
到達する。そして、アドレス制御部30を介して動き補
償されたフレームの復号データ41が予測フレームメモ
リ26に書き込まれる。そして、このフレームの先頭か
ら各フィールドデータが表示データ42として動き補償
画像再生部25に送られ、再生画像200として出力さ
れる。
【0019】次に、この書き込んだ復号データ41を予
測データ40として読み出す。
測データ40として読み出す。
【0020】このとき、MPEG2で定められている各
プロファイル(方式上の分類)では、垂直方向の動き補
償範囲が最大8スライスであることを利用し、予測フレ
ームメモリ26上に8スライス分以上のアドレス空間2
7(マクロブロック分:1105920bit以上のアドレス空
間)を設け、前のフレームの先頭8スライス分を参照し
ながら動き補償されて作られた次のフレームの復号デー
タ41が、予測フレームメモリ26上に設けた8スライ
ス分以上のアドレス空間27に書き込まれる。
プロファイル(方式上の分類)では、垂直方向の動き補
償範囲が最大8スライスであることを利用し、予測フレ
ームメモリ26上に8スライス分以上のアドレス空間2
7(マクロブロック分:1105920bit以上のアドレス空
間)を設け、前のフレームの先頭8スライス分を参照し
ながら動き補償されて作られた次のフレームの復号デー
タ41が、予測フレームメモリ26上に設けた8スライ
ス分以上のアドレス空間27に書き込まれる。
【0021】以下同様に順次前フレームの予測データ4
0を参照しながら動き補償を行い、次のフレームの復号
データ41が生成され、予測フレームメモリ26上に前
フレームの読み出しと後フレームの書き込みのメモリア
ドレスが8スライス以上ズレながら連続的にフレームの
復号データ41の読み出し、書き込みを行う。以上のよ
うに動き補償後のフレームの復号データ41が予測フレ
ームメモリ26上に、前のフレームの読み出しアドレス
に対し、8スライス分以上アドレスをずらしながらオー
バライトされていく。
0を参照しながら動き補償を行い、次のフレームの復号
データ41が生成され、予測フレームメモリ26上に前
フレームの読み出しと後フレームの書き込みのメモリア
ドレスが8スライス以上ズレながら連続的にフレームの
復号データ41の読み出し、書き込みを行う。以上のよ
うに動き補償後のフレームの復号データ41が予測フレ
ームメモリ26上に、前のフレームの読み出しアドレス
に対し、8スライス分以上アドレスをずらしながらオー
バライトされていく。
【0022】これにより、動き補償を行う際に必要な垂
直方向の最大動き補償範囲である前フレーム参照のため
の8スライス分の予測データ40が、オーバライトによ
り失われることなく確保され、後フレームの動き補償が
行われる。同様に以降のフレーム8スライス分以上のア
ドレス空間27をずらしながら上書き手段25Aと読み
出し手段5Bにより書き込み,読み出しを連続的に繰り
返す。
直方向の最大動き補償範囲である前フレーム参照のため
の8スライス分の予測データ40が、オーバライトによ
り失われることなく確保され、後フレームの動き補償が
行われる。同様に以降のフレーム8スライス分以上のア
ドレス空間27をずらしながら上書き手段25Aと読み
出し手段5Bにより書き込み,読み出しを連続的に繰り
返す。
【0023】図2に8スライス分以上のアドレス空間を
ずらしながら予測フレームメモリ26に書き込み,読み
出しを連続的に繰り返す動作を示し、図3に予測データ
40,復号データ41および表示データ42のタイミン
グ関係を示す。動き補償された第1フレームの復号デー
タ41が予測フレームメモリ26に書き込まれる。第1
フレームの先頭から各奇数(Odd)と偶数(Eve
n)フィールドデータが表示データ42として動き補償
画像再生部25に送られ、再生画像200として出力さ
れる。次に書き込んだ復号データ41を予測データ40
として読み出す。このとき、予測フレームメモリ26上
に8スライス分以上のアドレス空間27を設け、第1フ
レームの先頭8スライス分を参照しながら動き補償され
て作られた第2フレームの復号データ41が、予測フレ
ームメモリ26上に設けた8スライス分以上のアドレス
空間27に書き込まれる。さらに、次の第1フレームの
予測データ40を参照しながら動き補償を行い、前フレ
ームの読み出しと後フレームの書き込みのメモリアドレ
スが8スライス以上ズレながら連続的に第2フレームの
復号データを書き込んでゆく。同様に、動き補償後の第
3フレームの復号データ41が予測フレームメモリ26
上に、第2フレームの読み出しアドレスに対し、8スラ
イス分以上アドレスをずらしながらオーバライトされて
いく。
ずらしながら予測フレームメモリ26に書き込み,読み
出しを連続的に繰り返す動作を示し、図3に予測データ
40,復号データ41および表示データ42のタイミン
グ関係を示す。動き補償された第1フレームの復号デー
タ41が予測フレームメモリ26に書き込まれる。第1
フレームの先頭から各奇数(Odd)と偶数(Eve
n)フィールドデータが表示データ42として動き補償
画像再生部25に送られ、再生画像200として出力さ
れる。次に書き込んだ復号データ41を予測データ40
として読み出す。このとき、予測フレームメモリ26上
に8スライス分以上のアドレス空間27を設け、第1フ
レームの先頭8スライス分を参照しながら動き補償され
て作られた第2フレームの復号データ41が、予測フレ
ームメモリ26上に設けた8スライス分以上のアドレス
空間27に書き込まれる。さらに、次の第1フレームの
予測データ40を参照しながら動き補償を行い、前フレ
ームの読み出しと後フレームの書き込みのメモリアドレ
スが8スライス以上ズレながら連続的に第2フレームの
復号データを書き込んでゆく。同様に、動き補償後の第
3フレームの復号データ41が予測フレームメモリ26
上に、第2フレームの読み出しアドレスに対し、8スラ
イス分以上アドレスをずらしながらオーバライトされて
いく。
【0024】書き込み時は、8Mbit ダイナミックRA
M50上にマッピングされた予測フレームメモリ26の
先頭アドレスから書き込みを行い、1フレーム+8スラ
イス分以上に設定した所定のアドレスに到達したら、予
測フレームメモリ26の先頭に戻り、繰り返し書き込み
を行う。
M50上にマッピングされた予測フレームメモリ26の
先頭アドレスから書き込みを行い、1フレーム+8スラ
イス分以上に設定した所定のアドレスに到達したら、予
測フレームメモリ26の先頭に戻り、繰り返し書き込み
を行う。
【0025】メモリを上記のごとく循環的に使用するた
め、図1に示されるごとく動き補償画像再生部25と予
測フレームメモリ26の間にアドレス制御部30を設
け、各フレーム先頭アドレスを記憶し、次のフレームの
アドレス生成に用いる。
め、図1に示されるごとく動き補償画像再生部25と予
測フレームメモリ26の間にアドレス制御部30を設
け、各フレーム先頭アドレスを記憶し、次のフレームの
アドレス生成に用いる。
【0026】
【発明の効果】本発明にかかる画像復号方法は、予測フ
レームメモリにデータを書き込む場合、1フレームデー
タを記憶するアドレス空間と8スライス分以上のアドレ
ス空間とを設け、1フレームのデータの書き込み後、前
記1フレームの表示のための読み出しを開始し、さら
に、次のフレームデータを残りの前記8スライス分以上
のアドレス空間から書き込みを開始し、この時、1フレ
ームの読み出しアドレスと次のフレームの書き込みアド
レスが8スライス分以上ずれながらデータの読み出しと
書き込みを実行し、8スライス分のアドレス空間を保ち
ながら読み出しの終わったアドレス空間に続けてオーバ
ライトし、これをサイクリックに行うようにし、また、
本発明にかかる画像復号装置は、予測フレームメモリに
データを書き込む場合、フレーム信号と次のフレーム信
号の間に所定のアドレス空間を設けて同一フレームメモ
リにオーバライトする上書き手段と、上記のごとく書き
込まれたフレーム信号の読み出しを行う読み出し手段と
を設けたので、1フレーム+8スライス分のメモリ容量
は、NTSC方式で4147200+1105920bit、PAL方式で
は4976640+1105920bitとなる。これにMPEG2で定め
られているプロファイルの最大バッファ容量1835008bit
を加えてもNTSC方式で7088128bit、PAL方式で79
17568bitとなり、MPEG2仕様におけるSP@ML
(シンプルプロファイル@メインレベル)仕様におい
て、NTSCおよびPAL方式ともに、一個の8Mbit
ダイナミックRAM上に、バッファメモリおよび予測フ
レームメモリが構築可能となる利点を有する。
レームメモリにデータを書き込む場合、1フレームデー
タを記憶するアドレス空間と8スライス分以上のアドレ
ス空間とを設け、1フレームのデータの書き込み後、前
記1フレームの表示のための読み出しを開始し、さら
に、次のフレームデータを残りの前記8スライス分以上
のアドレス空間から書き込みを開始し、この時、1フレ
ームの読み出しアドレスと次のフレームの書き込みアド
レスが8スライス分以上ずれながらデータの読み出しと
書き込みを実行し、8スライス分のアドレス空間を保ち
ながら読み出しの終わったアドレス空間に続けてオーバ
ライトし、これをサイクリックに行うようにし、また、
本発明にかかる画像復号装置は、予測フレームメモリに
データを書き込む場合、フレーム信号と次のフレーム信
号の間に所定のアドレス空間を設けて同一フレームメモ
リにオーバライトする上書き手段と、上記のごとく書き
込まれたフレーム信号の読み出しを行う読み出し手段と
を設けたので、1フレーム+8スライス分のメモリ容量
は、NTSC方式で4147200+1105920bit、PAL方式で
は4976640+1105920bitとなる。これにMPEG2で定め
られているプロファイルの最大バッファ容量1835008bit
を加えてもNTSC方式で7088128bit、PAL方式で79
17568bitとなり、MPEG2仕様におけるSP@ML
(シンプルプロファイル@メインレベル)仕様におい
て、NTSCおよびPAL方式ともに、一個の8Mbit
ダイナミックRAM上に、バッファメモリおよび予測フ
レームメモリが構築可能となる利点を有する。
【図1】本発明の実施例の構成図を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】予測フレームメモリへの書き込み方法を示す図
である。
である。
【図3】予測フレームメモリへの書き込み/読み出しタ
イミングを示す図である。
イミングを示す図である。
【図4】従来の画像復号装置の構成例を示すブロック図
である。
である。
10 メモリ蓄積手段 11 バッファメモリ制御 12 バッファメモリ 20 復号手段 21 可変長復号器 22 スキャン変換器 23 逆量子化器 24 逆DCT部 25 動き補償画像再生部 25A 上書き手段 25B 読み出し手段 26 予測フレームメモリ 27 8スライス分以上のアドレス空間 30 アドレス制御部 100 入力ビットストリーム 200 再生画像
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03M 7/36 9382−5K G06F 15/66 330 D (72)発明者 小林 孝之 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株式 会社グラフィックス・コミュニケーショ ン・ラボラトリーズ内 (72)発明者 小松 茂 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株式 会社グラフィックス・コミュニケーショ ン・ラボラトリーズ内 (72)発明者 西塔 隆二 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株式 会社グラフィックス・コミュニケーショ ン・ラボラトリーズ内 (72)発明者 進藤 朋行 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株式 会社グラフィックス・コミュニケーショ ン・ラボラトリーズ内 (72)発明者 永井 律彦 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株式 会社グラフィックス・コミュニケーショ ン・ラボラトリーズ内
Claims (2)
- 【請求項1】 前方予測を用い、符号化された画像を表
現する入力ビットストリームを入力して、画像を復号す
る方法において、 予測フレームメモリにデータを書き込む場合、1フレー
ムデータを記憶するアドレス空間と8スライス分以上の
アドレス空間とを設け、1フレームのデータの書き込み
後、前記1フレームの表示のための読み出しを開始し、
さらに次のフレームデータを残りの前記8スライス分以
上のアドレス空間から書き込みを開始し、この時、1フ
レームの読み出しアドレスと次のフレームの書き込みア
ドレスが8スライス分以上ずれながらデータの読み出し
と書き込みを実行し、8スライス分のアドレス空間を保
ちながら読み出しの終わったアドレス空間に続けてオー
バライトし、これをサイクリックに行うことを特徴とす
る画像復号方法。 - 【請求項2】 前方予測を用い、符号化された画像を表
現する入力ビットストリームを入力して、画像を復号す
る装置において、 予測フレームメモリにデータを書き込む場合、フレーム
データを記憶するアドレス空間と8スライス分以上のア
ドレス空間とを設けて同一フレームメモリにオーバライ
トする上書き手段と、 上記のごとく書き込まれたフレーム信号の読み出しを行
う読み出し手段とを有することを特徴とする画像復号装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25993094A JPH08126011A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 画像復号方法および画像復号装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25993094A JPH08126011A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 画像復号方法および画像復号装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08126011A true JPH08126011A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17340908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25993094A Pending JPH08126011A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 画像復号方法および画像復号装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08126011A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5995167A (en) * | 1996-11-06 | 1999-11-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Apparatus for controlling display memory for storing decoded picture data to be displayed and method thereof |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03166884A (ja) * | 1989-11-27 | 1991-07-18 | Hitachi Ltd | 画像信号復号化装置 |
JPH0818953A (ja) * | 1994-07-01 | 1996-01-19 | Hitachi Ltd | 動画像復号表示装置 |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP25993094A patent/JPH08126011A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03166884A (ja) * | 1989-11-27 | 1991-07-18 | Hitachi Ltd | 画像信号復号化装置 |
JPH0818953A (ja) * | 1994-07-01 | 1996-01-19 | Hitachi Ltd | 動画像復号表示装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5995167A (en) * | 1996-11-06 | 1999-11-30 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Apparatus for controlling display memory for storing decoded picture data to be displayed and method thereof |
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