JPH08101667A - アクティブマトリクス型液晶パネルの階調駆動方法 - Google Patents
アクティブマトリクス型液晶パネルの階調駆動方法Info
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- JPH08101667A JPH08101667A JP23867494A JP23867494A JPH08101667A JP H08101667 A JPH08101667 A JP H08101667A JP 23867494 A JP23867494 A JP 23867494A JP 23867494 A JP23867494 A JP 23867494A JP H08101667 A JPH08101667 A JP H08101667A
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- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多階調な表示が行え、かつ、外部電源入力ラ
イン数及びアナログスイッチ数の削減が可能であり、低
コストのフラットディスプレイの階調駆動回路を低電圧
駆動できるアクティブマトリクス型液晶パネルの階調駆
動方法を提供する。 【構成】 階調基準電圧aは階段状のステップ電圧の傾
斜を1走査時間毎に書き込み極性に応じて反転し、正極
性書き込み期間T1 のステップ電圧はステップ時間と共
に減少し、階調基準電圧aの振幅が最大の時の電圧を一
定期間保持し、負極性書き込み期間T2 のステップ電圧
はステップ時間と共に増加し、階調基準電圧aの振幅が
最大の時の電圧を一定期間保持し、走査バスラインの駆
動条件は階調基準電圧の一定保持期間内で走査バスライ
ン電圧をオフ電圧に設定し、一方、対向電極の駆動電圧
は階調基準電圧aの書き込み極性に同期させて1走査ラ
イン毎に反転駆動させる。
イン数及びアナログスイッチ数の削減が可能であり、低
コストのフラットディスプレイの階調駆動回路を低電圧
駆動できるアクティブマトリクス型液晶パネルの階調駆
動方法を提供する。 【構成】 階調基準電圧aは階段状のステップ電圧の傾
斜を1走査時間毎に書き込み極性に応じて反転し、正極
性書き込み期間T1 のステップ電圧はステップ時間と共
に減少し、階調基準電圧aの振幅が最大の時の電圧を一
定期間保持し、負極性書き込み期間T2 のステップ電圧
はステップ時間と共に増加し、階調基準電圧aの振幅が
最大の時の電圧を一定期間保持し、走査バスラインの駆
動条件は階調基準電圧の一定保持期間内で走査バスライ
ン電圧をオフ電圧に設定し、一方、対向電極の駆動電圧
は階調基準電圧aの書き込み極性に同期させて1走査ラ
イン毎に反転駆動させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶ディスプレイにお
いて中間調表示を可能とする階調駆動方法に関する。
いて中間調表示を可能とする階調駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フラットディスプレイの一種であ
る液晶ディスプレイの回路としては、図10に示すもの
がよく知られている。図10において、複数のX電極線
(X1 ,X2 ,…)とY電極線(Y1 ,Y2,…)が交
差するように配線され、各X電極線とY電極線の交点に
TFT(薄膜トランジスタ)等のアクティブ素子6及び
液晶表示素子7が形成される。
る液晶ディスプレイの回路としては、図10に示すもの
がよく知られている。図10において、複数のX電極線
(X1 ,X2 ,…)とY電極線(Y1 ,Y2,…)が交
差するように配線され、各X電極線とY電極線の交点に
TFT(薄膜トランジスタ)等のアクティブ素子6及び
液晶表示素子7が形成される。
【0003】Y電極線はデータ信号線とも言われ、各液
晶表示素子7の表示データ信号を出力する表示信号回路
9に接続されている。また、X電極線は走査信号線とも
言われ、順次走査信号を出力する走査信号回路10に接
続されている。アクティブ素子6の駆動は、X電極線の
順次走査駆動を行う線順次駆動法が用いられ、X電極線
の走査に同期して、X電極線上のアクティブ素子6をオ
ン状態にし、この時、表示信号回路9から表示データ信
号を出力し、前記オン状態のアクティブ素子6を介し
て、該当する液晶表示素子7にデータ信号の書き込みを
行う。なお、液晶表示素子7には、必要に応じて蓄積容
量8を設け、液晶表示素子7の電荷保持特性を改善する
試みもなされている。
晶表示素子7の表示データ信号を出力する表示信号回路
9に接続されている。また、X電極線は走査信号線とも
言われ、順次走査信号を出力する走査信号回路10に接
続されている。アクティブ素子6の駆動は、X電極線の
順次走査駆動を行う線順次駆動法が用いられ、X電極線
の走査に同期して、X電極線上のアクティブ素子6をオ
ン状態にし、この時、表示信号回路9から表示データ信
号を出力し、前記オン状態のアクティブ素子6を介し
て、該当する液晶表示素子7にデータ信号の書き込みを
行う。なお、液晶表示素子7には、必要に応じて蓄積容
量8を設け、液晶表示素子7の電荷保持特性を改善する
試みもなされている。
【0004】ここでは、前記液晶表示素子7に書き込む
データ信号電圧の振幅値を可変にすることで、液晶表示
素子7への書き込み電圧、もしくは電荷量を可変制御
し、液晶の光透過率を可変制御することができる。この
方法は電圧変調駆動法と言われ、液晶ディスプレイにお
いて、中間調表示を行う代表的な階調駆動方法である。
この電圧変調駆動法により階調表示を可能とする液晶駆
動回路としては、例えば、図11に示されている「日立
製作所,液晶駆動用ドライバ,HD66310T」が知
られている。図11は8階調の表示を可能とするもの
で、液晶画素に対応した3ビットの表示データD0j,
D1j,D2jが、クロック信号CL2に同期して第1
のラッチ回路11に入力される。第1のラッチ回路11
に入力された表示データ信号は、その後、クロック信号
CL1に同期して第2のラッチ回路12に入力される。
そして、第2のラッチ回路12の出力は、電圧セレクタ
回路13に入力される。
データ信号電圧の振幅値を可変にすることで、液晶表示
素子7への書き込み電圧、もしくは電荷量を可変制御
し、液晶の光透過率を可変制御することができる。この
方法は電圧変調駆動法と言われ、液晶ディスプレイにお
いて、中間調表示を行う代表的な階調駆動方法である。
この電圧変調駆動法により階調表示を可能とする液晶駆
動回路としては、例えば、図11に示されている「日立
製作所,液晶駆動用ドライバ,HD66310T」が知
られている。図11は8階調の表示を可能とするもの
で、液晶画素に対応した3ビットの表示データD0j,
D1j,D2jが、クロック信号CL2に同期して第1
のラッチ回路11に入力される。第1のラッチ回路11
に入力された表示データ信号は、その後、クロック信号
CL1に同期して第2のラッチ回路12に入力される。
そして、第2のラッチ回路12の出力は、電圧セレクタ
回路13に入力される。
【0005】この電圧セレクタ回路13は、デコーダ回
路等で構成されるものであり、例えば、3ビットの入力
信号に基づいて、23 =8本の出力線の内、いずれか1
本の出力線上にデータ出力を行うものである。本回路構
成では、前記電圧セレクタ回路13の出力は、次段のア
ナログスイッチ141 〜148 のいずれか1つを選択し
てオン状態とし、アナログスイッチ141 〜148 に接
続される8本の電源入力ラインV0〜V7のいずれか1
つを、ドライバ出力Yn に出力するように動作するもの
である。
路等で構成されるものであり、例えば、3ビットの入力
信号に基づいて、23 =8本の出力線の内、いずれか1
本の出力線上にデータ出力を行うものである。本回路構
成では、前記電圧セレクタ回路13の出力は、次段のア
ナログスイッチ141 〜148 のいずれか1つを選択し
てオン状態とし、アナログスイッチ141 〜148 に接
続される8本の電源入力ラインV0〜V7のいずれか1
つを、ドライバ出力Yn に出力するように動作するもの
である。
【0006】なお、前記日立製作所製の液晶ドライバ回
路は、図11の駆動回路を160個を備えている。ま
た、液晶ディスプレイ装置は、1水平走査線の画素数に
応じた数の液晶ドライバ回路を備えている。そして、前
記第1のラッチ回路11から第2のラッチ回路12への
転送は、1水平走査分の表示データが第1のラッチ回路
11に入力された後に行われる。
路は、図11の駆動回路を160個を備えている。ま
た、液晶ディスプレイ装置は、1水平走査線の画素数に
応じた数の液晶ドライバ回路を備えている。そして、前
記第1のラッチ回路11から第2のラッチ回路12への
転送は、1水平走査分の表示データが第1のラッチ回路
11に入力された後に行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の液晶ディスプレイの階調駆動回路においては、
多階調化を図る場合、階調再現相当数の外部電源入力を
必要とする。また、駆動回路のIC化を行うと、IC内
部において、電源入力ラインの配線系の占める面積が増
大して経済的でなくなる。
た従来の液晶ディスプレイの階調駆動回路においては、
多階調化を図る場合、階調再現相当数の外部電源入力を
必要とする。また、駆動回路のIC化を行うと、IC内
部において、電源入力ラインの配線系の占める面積が増
大して経済的でなくなる。
【0008】更に、P−MOS,N−MOS,FET等
で構成されるアナログスイッチの数も、階調再現相当数
必要とし、IC化を考えた場合には、経済的ではない。
本発明は、上記問題点を解決して、多階調な表示が行
え、かつ、外部電源入力ライン数及びアナログスイッチ
数の削減が可能であり、低コストのフラットディスプレ
イの階調駆動回路を低電圧駆動できるアクティブマトリ
クス型液晶パネルの階調駆動方法を提供することを目的
とする。
で構成されるアナログスイッチの数も、階調再現相当数
必要とし、IC化を考えた場合には、経済的ではない。
本発明は、上記問題点を解決して、多階調な表示が行
え、かつ、外部電源入力ライン数及びアナログスイッチ
数の削減が可能であり、低コストのフラットディスプレ
イの階調駆動回路を低電圧駆動できるアクティブマトリ
クス型液晶パネルの階調駆動方法を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 (1)互いに交差して配置された走査バスライン及びデ
ータバスラインと、この走査バスラインとデータバスラ
インの交差部に配置された各画素電極に対応するスイッ
チング素子とを設けた背面基板と、透明な対向電極を設
けた前面基板と、この背面基板と前面基板の間に配置さ
れた液晶層とを備えたアクティブマトリクス型液晶パネ
ルの階調駆動方法において、データバスラインに接続さ
れる各表示画素を2n レベル(nは2以上の整数)の階
調表示を行うデータ信号回路として、nビットの階調デ
ータを順次転送するシフトレジスタ回路と、このシフト
レジスタ回路の内容を格納するラッチ回路と、このラッ
チ回路に格納された階調データと階調制御クロック数と
の一致を検出する回路と、この検出回路の出力に応じた
幅のパルスに変換するパルス幅変調回路と、このパルス
幅変調回路の出力がON/OFFを制御するスイッチン
グ信号として入力され、このスイッチング信号で制御さ
れるアナログスイッチ回路と、このアナログスイッチ回
路の一方に階調基準電圧を入力し、このアナログスイッ
チ回路の他方にはデータバスラインが接続され、このア
ナログスイッチ回路のオン期間は階調基準電圧をデータ
バスラインに接続された配線容量に充電し、オフ期間は
前記アナログスイッチの出力はハイインピーダンス状態
となり配線容量の電位を保持する構成のデータ信号回路
を備え、前記階調基準電圧は階段状のステップ電圧の傾
斜を1走査時間毎に書き込み極性に応じて反転し、正極
性書き込み期間のステップ電圧はステップ時間と共に減
少し、階調基準電圧の振幅が最大の時の電圧を一定期間
保持し、負極性書き込み期間のステップ電圧はステップ
時間と共に増加し階調基準電圧の振幅が最大の時の電圧
を一定期間保持し、走査バスラインの駆動条件は階調基
準電圧の一定保持期間内で走査バスライン電圧をオフ電
圧に設定し、一方、対向電極の駆動電圧は階調基準電圧
の書き込み極性に同期させて1走査ライン毎に反転駆動
させるようにしたものである。
成するために、 (1)互いに交差して配置された走査バスライン及びデ
ータバスラインと、この走査バスラインとデータバスラ
インの交差部に配置された各画素電極に対応するスイッ
チング素子とを設けた背面基板と、透明な対向電極を設
けた前面基板と、この背面基板と前面基板の間に配置さ
れた液晶層とを備えたアクティブマトリクス型液晶パネ
ルの階調駆動方法において、データバスラインに接続さ
れる各表示画素を2n レベル(nは2以上の整数)の階
調表示を行うデータ信号回路として、nビットの階調デ
ータを順次転送するシフトレジスタ回路と、このシフト
レジスタ回路の内容を格納するラッチ回路と、このラッ
チ回路に格納された階調データと階調制御クロック数と
の一致を検出する回路と、この検出回路の出力に応じた
幅のパルスに変換するパルス幅変調回路と、このパルス
幅変調回路の出力がON/OFFを制御するスイッチン
グ信号として入力され、このスイッチング信号で制御さ
れるアナログスイッチ回路と、このアナログスイッチ回
路の一方に階調基準電圧を入力し、このアナログスイッ
チ回路の他方にはデータバスラインが接続され、このア
ナログスイッチ回路のオン期間は階調基準電圧をデータ
バスラインに接続された配線容量に充電し、オフ期間は
前記アナログスイッチの出力はハイインピーダンス状態
となり配線容量の電位を保持する構成のデータ信号回路
を備え、前記階調基準電圧は階段状のステップ電圧の傾
斜を1走査時間毎に書き込み極性に応じて反転し、正極
性書き込み期間のステップ電圧はステップ時間と共に減
少し、階調基準電圧の振幅が最大の時の電圧を一定期間
保持し、負極性書き込み期間のステップ電圧はステップ
時間と共に増加し階調基準電圧の振幅が最大の時の電圧
を一定期間保持し、走査バスラインの駆動条件は階調基
準電圧の一定保持期間内で走査バスライン電圧をオフ電
圧に設定し、一方、対向電極の駆動電圧は階調基準電圧
の書き込み極性に同期させて1走査ライン毎に反転駆動
させるようにしたものである。
【0010】(2)上記(1)記載のアクティブマトリ
クス型液晶パネルの階調駆動方法において、白表示モー
ド時のデータバスライン電圧は、階調基準電圧をフルに
サンプリング充電するため、ほぼ階調基準電圧と同等の
電圧波形を得るようにする。 (3)上記(1)記載のアクティブマトリクス型液晶パ
ネルの階調駆動方法において、中間調表示モードのデー
タバスライン電圧は、階調基準電圧を追従後、所定の差
電圧に設定する。
クス型液晶パネルの階調駆動方法において、白表示モー
ド時のデータバスライン電圧は、階調基準電圧をフルに
サンプリング充電するため、ほぼ階調基準電圧と同等の
電圧波形を得るようにする。 (3)上記(1)記載のアクティブマトリクス型液晶パ
ネルの階調駆動方法において、中間調表示モードのデー
タバスライン電圧は、階調基準電圧を追従後、所定の差
電圧に設定する。
【0011】(4)上記(1)記載のアクティブマトリ
クス型液晶パネルの階調駆動方法において、黒表示モー
ドは階調基準電圧の一定保持期間に当たる正、負極性の
1階調目電圧をサンプリングするため、データバスライ
ンの保持電圧期間が最も長く、液晶セルに印加される差
電圧が最も大きくなるように設定する。
クス型液晶パネルの階調駆動方法において、黒表示モー
ドは階調基準電圧の一定保持期間に当たる正、負極性の
1階調目電圧をサンプリングするため、データバスライ
ンの保持電圧期間が最も長く、液晶セルに印加される差
電圧が最も大きくなるように設定する。
【0012】
(1)上記(1)記載のアクティブマトリクス型液晶パ
ネルの階調駆動方法によれば、図1に示すように、階調
基準電圧aは階段状のステップ電圧の傾斜を1走査時間
毎に書き込み極性に応じて反転し、正極性書き込み期間
T1 のステップ電圧はステップ時間と共に減少し、階調
基準電圧aの振幅が最大の時の電圧を一定期間保持し、
負極性書き込み期間T2 のステップ電圧はステップ時間
と共に増加し、階調基準電圧aの振幅が最大の時の電圧
を一定期間保持し、走査バスラインの駆動条件は階調基
準電圧の一定保持期間内で走査バスライン電圧をオフ電
圧に設定し、一方、対向電極の駆動電圧は階調基準電圧
aの書き込み極性に同期させて1走査ライン毎に反転駆
動させるようにしたので、 (A)アクティブマトリクス型液晶パネルのデータ信号
回路の出力形態として、アナログスイッチ方式を採用
し、データバスラインに対して1個のアナログスイッチ
でデータバスラインの配線容量に液晶駆動電圧を書き込
み、保持させることにより、データ信号回路を簡略化で
きるため、ICの高集積化を図ることができる。
ネルの階調駆動方法によれば、図1に示すように、階調
基準電圧aは階段状のステップ電圧の傾斜を1走査時間
毎に書き込み極性に応じて反転し、正極性書き込み期間
T1 のステップ電圧はステップ時間と共に減少し、階調
基準電圧aの振幅が最大の時の電圧を一定期間保持し、
負極性書き込み期間T2 のステップ電圧はステップ時間
と共に増加し、階調基準電圧aの振幅が最大の時の電圧
を一定期間保持し、走査バスラインの駆動条件は階調基
準電圧の一定保持期間内で走査バスライン電圧をオフ電
圧に設定し、一方、対向電極の駆動電圧は階調基準電圧
aの書き込み極性に同期させて1走査ライン毎に反転駆
動させるようにしたので、 (A)アクティブマトリクス型液晶パネルのデータ信号
回路の出力形態として、アナログスイッチ方式を採用
し、データバスラインに対して1個のアナログスイッチ
でデータバスラインの配線容量に液晶駆動電圧を書き込
み、保持させることにより、データ信号回路を簡略化で
きるため、ICの高集積化を図ることができる。
【0013】(B)階調基準電圧の振幅を液晶駆動電圧
と同等に設定可能なため、ICの低電圧化、低電力化を
図ることができる。したがって、階調駆動のためのIC
のコスト低減が実現可能になる。 (2)上記(2)〜(4)記載のアクティブマトリクス
型液晶パネルの階調駆動方法によれば、各表示モードで
示したように、アナログスイッチの入力端に1種類の階
調基準電圧を入力し、階調データを時間データに変換し
てアナログスイッチのオン時間を変調し、データバスラ
インの配線容量をサンプリングと保持機能に利用するこ
とにより、簡易な方法で多階調駆動が実現できる。
と同等に設定可能なため、ICの低電圧化、低電力化を
図ることができる。したがって、階調駆動のためのIC
のコスト低減が実現可能になる。 (2)上記(2)〜(4)記載のアクティブマトリクス
型液晶パネルの階調駆動方法によれば、各表示モードで
示したように、アナログスイッチの入力端に1種類の階
調基準電圧を入力し、階調データを時間データに変換し
てアナログスイッチのオン時間を変調し、データバスラ
インの配線容量をサンプリングと保持機能に利用するこ
とにより、簡易な方法で多階調駆動が実現できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本発明の実施例を示すアクティブマト
リクス型液晶パネルの階調駆動方法の説明図、図2は本
発明の実施例を示すアクティブマトリクス型液晶表示装
置の回路図である。
説明する。図1は本発明の実施例を示すアクティブマト
リクス型液晶パネルの階調駆動方法の説明図、図2は本
発明の実施例を示すアクティブマトリクス型液晶表示装
置の回路図である。
【0015】図2において、106は中間調表示を可能
にする電圧を生成するデータ信号回路、107は走査信
号回路、108はデータ信号回路106の出力に接続さ
れるデータバスライン、109は走査信号回路107の
出力に接続される走査バスライン、110はデータバス
ライン108と走査バスライン109との交差部に設け
られる、例えば、a−si薄膜トランジスタ(以下、T
FTという)、111はその一方がTFT110と接続
される液晶セルで、その液晶セル111の他方は対向電
極113と接続され、電気的に、例えば、0.2PF程
度のコンデンサとなっている。
にする電圧を生成するデータ信号回路、107は走査信
号回路、108はデータ信号回路106の出力に接続さ
れるデータバスライン、109は走査信号回路107の
出力に接続される走査バスライン、110はデータバス
ライン108と走査バスライン109との交差部に設け
られる、例えば、a−si薄膜トランジスタ(以下、T
FTという)、111はその一方がTFT110と接続
される液晶セルで、その液晶セル111の他方は対向電
極113と接続され、電気的に、例えば、0.2PF程
度のコンデンサとなっている。
【0016】112は液晶セル111からなるコンデン
サと並列に設けられた蓄積容量で、例えば、0.5PF
のコンデンサである。また、前記データバスライン10
8及び走査バスライン109は、液晶を介して対向電極
113と対向配置しており、それぞれコンデンサ114
及び115を形成している。また、データバスライン1
08と走査バスライン109の交差部に寄生容量116
が形成される。データバスライン108の配線容量はコ
ンデンサ114と寄生容量116が支配的である。
サと並列に設けられた蓄積容量で、例えば、0.5PF
のコンデンサである。また、前記データバスライン10
8及び走査バスライン109は、液晶を介して対向電極
113と対向配置しており、それぞれコンデンサ114
及び115を形成している。また、データバスライン1
08と走査バスライン109の交差部に寄生容量116
が形成される。データバスライン108の配線容量はコ
ンデンサ114と寄生容量116が支配的である。
【0017】図3は本発明の実施例を示すアクティブマ
トリクス型液晶表示装置のデータ信号回路のブロック図
である。この図に示すように、例えば、201は8ビッ
トの階調データD0〜D7と、水平同期信号であるスタ
ート信号STと、データシフトクロックCPとが入力さ
れる、例えば、8ビット×192のシフトレジスタ回
路、202はシフトレジスタ回路201の出力が入力さ
れる、例えば、8ビット×192のラッチ回路であり、
LOAD信号により、シフトレジスタ回路201のD0
〜D7出力がラッチ回路202に格納される。ラッチ回
路202の出力は、パルス幅変調回路203に入力され
る。パルス幅変調回路203には、セット信号としてL
OAD信号が、リセット生成信号としてパルス幅制御ク
ロックCPGとが入力される。
トリクス型液晶表示装置のデータ信号回路のブロック図
である。この図に示すように、例えば、201は8ビッ
トの階調データD0〜D7と、水平同期信号であるスタ
ート信号STと、データシフトクロックCPとが入力さ
れる、例えば、8ビット×192のシフトレジスタ回
路、202はシフトレジスタ回路201の出力が入力さ
れる、例えば、8ビット×192のラッチ回路であり、
LOAD信号により、シフトレジスタ回路201のD0
〜D7出力がラッチ回路202に格納される。ラッチ回
路202の出力は、パルス幅変調回路203に入力され
る。パルス幅変調回路203には、セット信号としてL
OAD信号が、リセット生成信号としてパルス幅制御ク
ロックCPGとが入力される。
【0018】パルス幅変調回路203の出力信号はアナ
ログスイッチ204のON/OFF制御信号として供給
される。アナログスイッチ204の一方には、階段状電
圧に設定された階調基準電圧Vrefが供給され、もう
一方より出力V0m(m=1〜192)を得る。図4は本
発明の実施例を示すアクティブマトリクス型液晶表示装
置のデータ信号回路におけるパルス幅変調回路図であ
る。
ログスイッチ204のON/OFF制御信号として供給
される。アナログスイッチ204の一方には、階段状電
圧に設定された階調基準電圧Vrefが供給され、もう
一方より出力V0m(m=1〜192)を得る。図4は本
発明の実施例を示すアクティブマトリクス型液晶表示装
置のデータ信号回路におけるパルス幅変調回路図であ
る。
【0019】このパルス幅変調回路の動作を図4を用い
て説明する。階調表示データD0〜D7は、LOAD信
号でラッチ回路202に格納されると、格納されたデー
タはそのラッチ回路202の出力D0〜D7より、一致
回路303−2に入力される。同時に、LOAD信号
は、パルス幅変調回路303を構成するフリップフロッ
プ回路303−3をセットする。クロック数カウンタ3
03−1は、パルス幅制御クロックCPGの数をカウン
トし、出力g0〜g7よりラッチ回路202の出力Q0
〜Q7のデータと、クロック数カウンタ303−1の出
力g0〜g7のデータとを、Qm とgm (m=0〜6)
のデータが対になるように、EXNOR回路に入力して
得られる信号と、パルス幅制御クロックCPGとをAN
D回路に入力して、一致回路303−2の出力を得る。
て説明する。階調表示データD0〜D7は、LOAD信
号でラッチ回路202に格納されると、格納されたデー
タはそのラッチ回路202の出力D0〜D7より、一致
回路303−2に入力される。同時に、LOAD信号
は、パルス幅変調回路303を構成するフリップフロッ
プ回路303−3をセットする。クロック数カウンタ3
03−1は、パルス幅制御クロックCPGの数をカウン
トし、出力g0〜g7よりラッチ回路202の出力Q0
〜Q7のデータと、クロック数カウンタ303−1の出
力g0〜g7のデータとを、Qm とgm (m=0〜6)
のデータが対になるように、EXNOR回路に入力して
得られる信号と、パルス幅制御クロックCPGとをAN
D回路に入力して、一致回路303−2の出力を得る。
【0020】一致回路303−2で得られた出力は、フ
リップフロップ回路303−3の出力をリセットする。
出力はLOAD信号でセットされ、階調データと階調制
御クロックCPGの数の一致を示す出力信号によりリセ
ットされる。以上のようにして、階調データに応じたパ
ルス幅のパルス幅変調回路出力PWM−mを得る。その
出力PWM−mは、図3に示すように、アナログスイッ
チ204に供給され、そのアナログスイッチ204のオ
ン/オフを制御する。
リップフロップ回路303−3の出力をリセットする。
出力はLOAD信号でセットされ、階調データと階調制
御クロックCPGの数の一致を示す出力信号によりリセ
ットされる。以上のようにして、階調データに応じたパ
ルス幅のパルス幅変調回路出力PWM−mを得る。その
出力PWM−mは、図3に示すように、アナログスイッ
チ204に供給され、そのアナログスイッチ204のオ
ン/オフを制御する。
【0021】アナログスイッチ204の一方に入力され
る階調基準電圧Vrefの生成ブロックを図5に示す。
この図5に示すように、階調基準電圧の生成回路は、E
OR回路を有し、階調基準電圧生成データ(Vref−
D0〜D7)から、D/A入力データを出力するデータ
生成回路410と、D/A変換器411と、このD/A
変換器411の出力電圧を増幅する増幅器412からな
る。
る階調基準電圧Vrefの生成ブロックを図5に示す。
この図5に示すように、階調基準電圧の生成回路は、E
OR回路を有し、階調基準電圧生成データ(Vref−
D0〜D7)から、D/A入力データを出力するデータ
生成回路410と、D/A変換器411と、このD/A
変換器411の出力電圧を増幅する増幅器412からな
る。
【0022】表1に階調基準電圧生成データ(Vref
−D0〜D7)と、書き込み極性信号の論理条件(排他
論理和)から決まるD/A入力データを示す。
−D0〜D7)と、書き込み極性信号の論理条件(排他
論理和)から決まるD/A入力データを示す。
【0023】
【表1】
【0024】D/A入力データは、正極性時に階調基準
電圧生成データが反転されて入力される。図6に本発明
の実施例を示すアクティブマトリクス型液晶表示装置の
データ信号回路におけるD/A変換器の出力電圧と入力
データ(D0〜D7)の関係を示す。
電圧生成データが反転されて入力される。図6に本発明
の実施例を示すアクティブマトリクス型液晶表示装置の
データ信号回路におけるD/A変換器の出力電圧と入力
データ(D0〜D7)の関係を示す。
【0025】この図から明らかなように、正極性書き込
みと負極性書き込み電圧特性は、D/A入力データに対
して反転している。例えば、D/A入力データが00H
の場合、負極性書き込み電圧は0Vを出力し、正極性書
き込み電圧は1Vを出力する。FFHの場合は、負極性
書き込み電圧が1V、正極性書き込み電圧は0Vを出力
する。
みと負極性書き込み電圧特性は、D/A入力データに対
して反転している。例えば、D/A入力データが00H
の場合、負極性書き込み電圧は0Vを出力し、正極性書
き込み電圧は1Vを出力する。FFHの場合は、負極性
書き込み電圧が1V、正極性書き込み電圧は0Vを出力
する。
【0026】図7に本発明の実施例を示すアクティブマ
トリクス型液晶表示装置のデータ信号回路におけるDA
変換器411の出力電圧波形を示す。すなわち、図7
(a)は書き込み極性信号、図7(b)は階調基準電圧
生成データ(Vref−D0)波形、図7(c)はD/
A入力データ(D/A−D0)波形、図7(d)はD/
A出力電圧波形をそれぞれ示している。
トリクス型液晶表示装置のデータ信号回路におけるDA
変換器411の出力電圧波形を示す。すなわち、図7
(a)は書き込み極性信号、図7(b)は階調基準電圧
生成データ(Vref−D0)波形、図7(c)はD/
A入力データ(D/A−D0)波形、図7(d)はD/
A出力電圧波形をそれぞれ示している。
【0027】負極性書き込み期間はステップ時間と共
に、ステップ電圧は増加する。ステップ電圧レベルは、
D/A入力データで決定し、例えば、8ビットの入力の
場合は、256レベルの電圧を生成できる。D/A出力
電圧波形は負極性書き込み期間の256レベルに到達す
ると、同レベルを一定期間保持する。正極性書き込み期
間はステップ時間と共に、ステップ電圧は減少し、25
6レベルに到達すると、負極性期間と同様に一定期間2
56レベルを保持する。
に、ステップ電圧は増加する。ステップ電圧レベルは、
D/A入力データで決定し、例えば、8ビットの入力の
場合は、256レベルの電圧を生成できる。D/A出力
電圧波形は負極性書き込み期間の256レベルに到達す
ると、同レベルを一定期間保持する。正極性書き込み期
間はステップ時間と共に、ステップ電圧は減少し、25
6レベルに到達すると、負極性期間と同様に一定期間2
56レベルを保持する。
【0028】図1及び図8を用いて本発明の階調駆動法
の動作を説明をする。図8はデータ信号回路の出力電圧
波形であり、図8(a)は階調基準電圧aの波形とデー
タバスライン電圧bの波形とをそれぞれ示しており、c
はそのデータバスライン保持電圧を示している。図8
(b)はアナログスイッチ制御信号、図8(c)はLO
AD信号、図8(d)は一致回路信号をそれぞれ示して
いる。
の動作を説明をする。図8はデータ信号回路の出力電圧
波形であり、図8(a)は階調基準電圧aの波形とデー
タバスライン電圧bの波形とをそれぞれ示しており、c
はそのデータバスライン保持電圧を示している。図8
(b)はアナログスイッチ制御信号、図8(c)はLO
AD信号、図8(d)は一致回路信号をそれぞれ示して
いる。
【0029】データ信号回路の出力構成は、アナログス
イッチが各データバスラインと対で接続されている。ア
ナログスイッチの入力端には、階調基準電圧aが供給さ
れ、アナログスイッチ制御信号の時間変調により、デー
タバスラインの電圧を決定している。アナログスイッチ
の制御信号は、LOAD信号と一致回路信号により、オ
ン時間が決定され、正極性書き込み期間のデータバスラ
イン電圧状態は、アナログスイッチがオン状態になる
と、階調基準電圧aの一定保持期間(正極性電圧の1階
調目電圧)の電圧値に初期化される。アナログスイッチ
のオン期間、データバスラインの電圧は、同バスライン
の配線容量に階調基準電圧aをサンプリング充電する。
イッチが各データバスラインと対で接続されている。ア
ナログスイッチの入力端には、階調基準電圧aが供給さ
れ、アナログスイッチ制御信号の時間変調により、デー
タバスラインの電圧を決定している。アナログスイッチ
の制御信号は、LOAD信号と一致回路信号により、オ
ン時間が決定され、正極性書き込み期間のデータバスラ
イン電圧状態は、アナログスイッチがオン状態になる
と、階調基準電圧aの一定保持期間(正極性電圧の1階
調目電圧)の電圧値に初期化される。アナログスイッチ
のオン期間、データバスラインの電圧は、同バスライン
の配線容量に階調基準電圧aをサンプリング充電する。
【0030】アナログスイッチのオフ期間は、スイッチ
出力がハイインピーダンス状態を形成するため、データ
バスラインの充電電圧を、次にアナログスイッチがオン
するまで保持する。負極性書き込み期間は、正極性と同
様の動作を行う。アナログスイッチがオンすると、デー
タバスラインの電位は、一定保持期間(負極性電圧の1
階調目電圧)の電圧に初期化され、オフ時のバスライン
電位を保持する。
出力がハイインピーダンス状態を形成するため、データ
バスラインの充電電圧を、次にアナログスイッチがオン
するまで保持する。負極性書き込み期間は、正極性と同
様の動作を行う。アナログスイッチがオンすると、デー
タバスラインの電位は、一定保持期間(負極性電圧の1
階調目電圧)の電圧に初期化され、オフ時のバスライン
電位を保持する。
【0031】図1及び図9を用いて本発明のアクティブ
マトリクス型液晶パネルの階調駆動方法を説明する。図
9に液晶セル駆動電圧と透過率の関係を示す。横軸に駆
動電圧(V)、縦軸に透過率(T)をとると、液晶セル
の透過率(T)は、駆動電圧が低い時に透過率が高く、
駆動電圧が高い時に透過率が低下する表示モードに設定
されている。
マトリクス型液晶パネルの階調駆動方法を説明する。図
9に液晶セル駆動電圧と透過率の関係を示す。横軸に駆
動電圧(V)、縦軸に透過率(T)をとると、液晶セル
の透過率(T)は、駆動電圧が低い時に透過率が高く、
駆動電圧が高い時に透過率が低下する表示モードに設定
されている。
【0032】図1は本発明のアクティブマトリクス型液
晶パネルの階調駆動方法の説明図であり、図1(a)は
階調基準電圧aを、図1(b)には、白表示モード時、
図1(c)には、中間調表示モード時、図1(d)に
は、黒表示モード時のそれぞれのデータバスライン電圧
bと、対向電極電圧cとを示している。図1において、
階調基準電圧aは階段状のステップ電圧の傾斜を1走査
時間毎に書き込み極性に応じて反転し、正極性書き込み
期間T1 のステップ電圧はステップ時間と共に減少し、
階調基準電圧aの振幅が最大の時の電圧を一定期間保持
し、負極性書き込み期間T2 のステップ電圧はステップ
時間と共に増加し、階調基準電圧aの振幅が最大の時の
電圧を一定期間保持し、走査バスラインの駆動条件は階
調基準電圧の一定保持期間内で走査バスライン電圧をオ
フ電圧に設定し、一方、対向電極の駆動電圧は階調基準
電圧aの書き込み極性に同期させて1走査ライン毎に反
転駆動させる。
晶パネルの階調駆動方法の説明図であり、図1(a)は
階調基準電圧aを、図1(b)には、白表示モード時、
図1(c)には、中間調表示モード時、図1(d)に
は、黒表示モード時のそれぞれのデータバスライン電圧
bと、対向電極電圧cとを示している。図1において、
階調基準電圧aは階段状のステップ電圧の傾斜を1走査
時間毎に書き込み極性に応じて反転し、正極性書き込み
期間T1 のステップ電圧はステップ時間と共に減少し、
階調基準電圧aの振幅が最大の時の電圧を一定期間保持
し、負極性書き込み期間T2 のステップ電圧はステップ
時間と共に増加し、階調基準電圧aの振幅が最大の時の
電圧を一定期間保持し、走査バスラインの駆動条件は階
調基準電圧の一定保持期間内で走査バスライン電圧をオ
フ電圧に設定し、一方、対向電極の駆動電圧は階調基準
電圧aの書き込み極性に同期させて1走査ライン毎に反
転駆動させる。
【0033】このように、液晶セルの対向電極は、液晶
セルの寿命を保証するためと、データ信号回路の低電圧
駆動化のために交流駆動し、書き込み極性毎に反転する
矩形電圧を供給する。白表示モード時のデータバスライ
ン電圧は、階調基準電圧をフルにサンプリング充電する
ため、ほぼ階調基準電圧と同等の電圧波形を得る。液晶
セルに最終的に書き込まれる電圧は、TFTの走査ライ
ン電圧がオフになる時のデータバスライン電圧で決定す
る。
セルの寿命を保証するためと、データ信号回路の低電圧
駆動化のために交流駆動し、書き込み極性毎に反転する
矩形電圧を供給する。白表示モード時のデータバスライ
ン電圧は、階調基準電圧をフルにサンプリング充電する
ため、ほぼ階調基準電圧と同等の電圧波形を得る。液晶
セルに最終的に書き込まれる電圧は、TFTの走査ライ
ン電圧がオフになる時のデータバスライン電圧で決定す
る。
【0034】また、液晶セルに印加される実効電圧は、
データバスライン電圧と対向電極電圧の差電圧で決定す
る。白表示モード時の液晶セルに印加される差電圧は、
正極性書き込み期間では、差電圧がV1(+)、負極性
書き込み期間では、V1(−)と最も低く設定される。
データバスライン電圧と対向電極電圧の差電圧で決定す
る。白表示モード時の液晶セルに印加される差電圧は、
正極性書き込み期間では、差電圧がV1(+)、負極性
書き込み期間では、V1(−)と最も低く設定される。
【0035】中間調表示モードのデータバスライン電圧
は、階調基準電圧を追従後、例えば、差電圧V128
(+)、V128(−)に設定される。黒表示モードは
階調基準電圧の一定保持期間に当たる正、負極性の1階
調目電圧をサンプリングするため、データバスラインの
保持電圧期間が最も長く、液晶セルに印加される差電圧
はV256(+)、V256(−)と最も大きく設定で
きる。
は、階調基準電圧を追従後、例えば、差電圧V128
(+)、V128(−)に設定される。黒表示モードは
階調基準電圧の一定保持期間に当たる正、負極性の1階
調目電圧をサンプリングするため、データバスラインの
保持電圧期間が最も長く、液晶セルに印加される差電圧
はV256(+)、V256(−)と最も大きく設定で
きる。
【0036】各表示モードで示したように、アナログス
イッチの入力端に1種類の階調基準電圧を入力し、階調
データを時間データに変換してアナログスイッチのオン
時間を変調し、データバスラインの配線容量をサンプリ
ングと保持機能に利用することにより、簡易な方法で多
階調駆動を行うことができる。階調基準電圧は各色
(R.G.B)毎に入力しても、他の動作は同じであ
る。
イッチの入力端に1種類の階調基準電圧を入力し、階調
データを時間データに変換してアナログスイッチのオン
時間を変調し、データバスラインの配線容量をサンプリ
ングと保持機能に利用することにより、簡易な方法で多
階調駆動を行うことができる。階調基準電圧は各色
(R.G.B)毎に入力しても、他の動作は同じであ
る。
【0037】走査ライン電圧のオフ電圧条件は、データ
バスラインのサンプリング充電後の保持電圧が安定して
いる期間に設定され、特に白表示モード時のデータバス
ライン電圧が安定してからTFTをオフ状態にする。ま
た、階調基準電圧の振幅は、液晶セルの駆動電圧範囲
(V1〜V256の範囲)に設定できる。対向電極電圧
の切り替わりは、走査ライン電圧の後に(データバスラ
イン電圧を書き込み終了後)設定する。
バスラインのサンプリング充電後の保持電圧が安定して
いる期間に設定され、特に白表示モード時のデータバス
ライン電圧が安定してからTFTをオフ状態にする。ま
た、階調基準電圧の振幅は、液晶セルの駆動電圧範囲
(V1〜V256の範囲)に設定できる。対向電極電圧
の切り替わりは、走査ライン電圧の後に(データバスラ
イン電圧を書き込み終了後)設定する。
【0038】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0039】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)アクティブマトリクス型液晶パネルのデータ信号
回路の出力形態として、アナログスイッチ方式を採用
し、データバスラインに対して1個のアナログスイッチ
でデータバスラインの配線容量に液晶駆動電圧を書き込
み、保持させることにより、データ信号回路を簡略化で
きるため、ICの高集積化を図ることができる。
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)アクティブマトリクス型液晶パネルのデータ信号
回路の出力形態として、アナログスイッチ方式を採用
し、データバスラインに対して1個のアナログスイッチ
でデータバスラインの配線容量に液晶駆動電圧を書き込
み、保持させることにより、データ信号回路を簡略化で
きるため、ICの高集積化を図ることができる。
【0040】(2)階調基準電圧の振幅を液晶駆動電圧
と同等に設定可能なため、ICの低電圧化、低電力化を
図ることができる。したがって、階調駆動のためのIC
のコスト低減が実現可能になる。
と同等に設定可能なため、ICの低電圧化、低電力化を
図ることができる。したがって、階調駆動のためのIC
のコスト低減が実現可能になる。
【図1】本発明の実施例を示すアクティブマトリクス型
液晶パネルの階調駆動方法の説明図である。
液晶パネルの階調駆動方法の説明図である。
【図2】本発明の実施例を示すアクティブマトリクス型
液晶表示装置の回路図である。
液晶表示装置の回路図である。
【図3】本発明の実施例を示すアクティブマトリクス型
液晶表示装置のデータ信号回路のブロック図である。
液晶表示装置のデータ信号回路のブロック図である。
【図4】本発明の実施例を示すアクティブマトリクス型
液晶表示装置のデータ信号回路におけるパルス幅変調回
路図である。
液晶表示装置のデータ信号回路におけるパルス幅変調回
路図である。
【図5】本発明の実施例を示すアクティブマトリクス型
液晶表示装置のデータ信号回路におけるアナログスイッ
チの一方に入力される階調基準電圧の生成ブロック図で
ある。
液晶表示装置のデータ信号回路におけるアナログスイッ
チの一方に入力される階調基準電圧の生成ブロック図で
ある。
【図6】本発明の実施例を示すアクティブマトリクス型
液晶表示装置のデータ信号回路におけるD/A変換器の
出力電圧と入力データの関係を示す図である。
液晶表示装置のデータ信号回路におけるD/A変換器の
出力電圧と入力データの関係を示す図である。
【図7】本発明の実施例を示すアクティブマトリクス型
液晶表示装置のデータ信号回路におけるDA変換器の出
力電圧波形を示す図である。
液晶表示装置のデータ信号回路におけるDA変換器の出
力電圧波形を示す図である。
【図8】本発明の実施例を示すアクティブマトリクス型
液晶表示装置のデータ信号回路の出力電圧波形図であ
る。
液晶表示装置のデータ信号回路の出力電圧波形図であ
る。
【図9】液晶セル駆動電圧と透過率の関係を示す図であ
る。
る。
【図10】従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置
の回路図である。
の回路図である。
【図11】従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置
の駆動回路図である。
の駆動回路図である。
106 データ信号回路 107 走査信号回路 108 データバスライン 109 走査バスライン 110 a−si薄膜トランジスタ(TFT) 111 液晶セル 112 蓄積容量 113 対向電極 114,115 コンデンサ 116 寄生容量 201 シフトレジスタ回路 202 ラッチ回路 203 パルス幅変調回路 204 アナログスイッチ 303 パルス幅変調回路 303−1 クロック数カウンタ 303−2 一致回路 303−3 フリップフロップ回路 410 データ生成回路 411 D/A変換器 412 増幅器
Claims (4)
- 【請求項1】 互いに交差して配置された走査バスライ
ン及びデータバスラインと、該走査バスラインとデータ
バスラインの交差部に配置された各画素電極に対応する
スイッチング素子とを設けた背面基板と、透明な対向電
極を設けた前面基板と、該背面基板と前面基板の間に配
置された液晶層とを備えたアクティブマトリクス型液晶
パネルの階調駆動方法において、 データバスラインに接続される各表示画素を2n レベル
(nは2以上の整数)の階調表示を行うデータ信号回路
として、nビットの階調データを順次転送するシフトレ
ジスタ回路と、該シフトレジスタ回路の内容を格納する
ラッチ回路と、該ラッチ回路に格納された階調データと
階調制御クロック数との一致を検出する回路と、該検出
回路の出力に応じた幅のパルスに変換するパルス幅変調
回路と、該パルス幅変調回路の出力がON/OFFを制
御するスイッチング信号として入力され、該スイッチン
グ信号で制御されるアナログスイッチ回路と、該アナロ
グスイッチ回路の一方に階調基準電圧を入力し、該アナ
ログスイッチ回路の他方にはデータバスラインが接続さ
れ、該アナログスイッチ回路のオン期間は階調基準電圧
をデータバスラインに接続された配線容量に充電し、オ
フ期間は前記アナログスイッチの出力はハイインピーダ
ンス状態となり配線容量の電位を保持する構成のデータ
信号回路を備え、前記階調基準電圧は階段状のステップ
電圧の傾斜を1走査時間毎に書き込み極性に応じて反転
し、正極性書き込み期間のステップ電圧はステップ時間
と共に減少し、階調基準電圧の振幅が最大の時の電圧を
一定期間保持し、負極性書き込み期間のステップ電圧は
ステップ時間と共に増加し階調基準電圧の振幅が最大の
時の電圧を一定期間保持し、走査バスラインの駆動条件
は階調基準電圧の一定保持期間内で走査バスライン電圧
をオフ電圧に設定し、一方、対向電極の駆動電圧は階調
基準電圧の書き込み極性に同期させて1走査ライン毎に
反転駆動させるようにしたことを特徴とするアクティブ
マトリクス型液晶パネルの階調駆動方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のアクティブマトリクス型
液晶パネルの階調駆動方法において、白表示モード時の
データバスライン電圧は、階調基準電圧をフルにサンプ
リング充電するため、ほぼ階調基準電圧と同等の電圧波
形を得ることを特徴とするアクティブマトリクス型液晶
パネルの階調駆動方法。 - 【請求項3】 請求項1記載のアクティブマトリクス型
液晶パネルの階調駆動方法において、中間調表示モード
のデータバスライン電圧は、階調基準電圧を追従後、所
定の差電圧に設定することを特徴とするアクティブマト
リクス型液晶パネルの階調駆動方法。 - 【請求項4】 請求項1記載のアクティブマトリクス型
液晶パネルの階調駆動方法において、黒表示モードは階
調基準電圧の一定保持期間に当たる正、負極性の1階調
目電圧をサンプリングするため、データバスラインの保
持電圧期間が最も長く、液晶セルに印加される差電圧が
最も大きくなるように設定することを特徴とするアクテ
ィブマトリクス型液晶パネルの階調駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23867494A JPH08101667A (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | アクティブマトリクス型液晶パネルの階調駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23867494A JPH08101667A (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | アクティブマトリクス型液晶パネルの階調駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08101667A true JPH08101667A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17033634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23867494A Withdrawn JPH08101667A (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | アクティブマトリクス型液晶パネルの階調駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08101667A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007047348A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Sanyo Epson Imaging Devices Corp | 電気光学装置、駆動方法および電子機器 |
CN100349037C (zh) * | 2002-02-27 | 2007-11-14 | 夏普株式会社 | 液晶显示装置及其驱动方法 |
CN110517620A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-11-29 | 云谷(固安)科技有限公司 | 一种移位寄存器及显示面板 |
-
1994
- 1994-10-03 JP JP23867494A patent/JPH08101667A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
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