JPH0810113Y2 - 瓦の固定構造 - Google Patents
瓦の固定構造Info
- Publication number
- JPH0810113Y2 JPH0810113Y2 JP7804690U JP7804690U JPH0810113Y2 JP H0810113 Y2 JPH0810113 Y2 JP H0810113Y2 JP 7804690 U JP7804690 U JP 7804690U JP 7804690 U JP7804690 U JP 7804690U JP H0810113 Y2 JPH0810113 Y2 JP H0810113Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- tile
- roof tile
- tiles
- ground
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は瓦の固定構造に関し、詳しくは屋根野地面
に瓦を瓦桟により位置決めして固定する構造の改良に関
する。
に瓦を瓦桟により位置決めして固定する構造の改良に関
する。
家屋等の建築物の屋根を地瓦で葺く場合、従来は第5
図に示すように、野地面Aに瓦桟B…を屋根流れ方向に
所定の間隔で取付け、かつ各瓦桟B…に地瓦C…の瓦尻
Dを引っ掛けた状態で、上下の地瓦C,Cを重ね葺きし、
かつ各地瓦Cの瓦尻側を野地面Aに釘打ちすることが行
なわれていた。
図に示すように、野地面Aに瓦桟B…を屋根流れ方向に
所定の間隔で取付け、かつ各瓦桟B…に地瓦C…の瓦尻
Dを引っ掛けた状態で、上下の地瓦C,Cを重ね葺きし、
かつ各地瓦Cの瓦尻側を野地面Aに釘打ちすることが行
なわれていた。
しかし、上記の固定構造では、地瓦Cは側部に一段低
いウォータチャンネル部を備えていて、瓦本体の裏面が
瓦桟Bより浮いた状態で固定されるので、地瓦Cに掛か
る荷重に対しては瓦本体の強度でのみ対抗せざるを得
ず、したがって屋根葺き施工時に作業者が地瓦Cにのる
と踏み割れを生じることが多く、また地瓦Cの釘打ち部
が瓦尻だけなので、強風により地瓦Cが瓦尻を支点とし
てあおり上げられることがあり、耐風性能が悪い欠点が
あった。
いウォータチャンネル部を備えていて、瓦本体の裏面が
瓦桟Bより浮いた状態で固定されるので、地瓦Cに掛か
る荷重に対しては瓦本体の強度でのみ対抗せざるを得
ず、したがって屋根葺き施工時に作業者が地瓦Cにのる
と踏み割れを生じることが多く、また地瓦Cの釘打ち部
が瓦尻だけなので、強風により地瓦Cが瓦尻を支点とし
てあおり上げられることがあり、耐風性能が悪い欠点が
あった。
この考案は上記の問題点に鑑み、瓦を踏み割れを生じ
させることなく、かつ耐風性能よく屋根に葺くことがで
きる瓦の固定構造に関する。
させることなく、かつ耐風性能よく屋根に葺くことがで
きる瓦の固定構造に関する。
即ち、この考案の瓦の固定構造は、屋根野地面に、該
野地面に取付けられた瓦桟により位置決めして瓦を固定
する構造であって、瓦桟に、該瓦桟上面を陥入させた凹
部と、この凹部の上方へ瓦桟長手方向の一端側から突出
する突起とを設け、瓦におけるウォータチャンネル部を
上記突起に係合する状態で凹部に嵌合させて、瓦桟の上
面によって瓦を裏面から支持すると共に、瓦裏面の瓦尻
に膨出させたリブを上記瓦桟に対して棟側から当接さ
せ、かつ該瓦尻を野地面に釘打ち等により固定させてな
ることを特徴とするものである。
野地面に取付けられた瓦桟により位置決めして瓦を固定
する構造であって、瓦桟に、該瓦桟上面を陥入させた凹
部と、この凹部の上方へ瓦桟長手方向の一端側から突出
する突起とを設け、瓦におけるウォータチャンネル部を
上記突起に係合する状態で凹部に嵌合させて、瓦桟の上
面によって瓦を裏面から支持すると共に、瓦裏面の瓦尻
に膨出させたリブを上記瓦桟に対して棟側から当接さ
せ、かつ該瓦尻を野地面に釘打ち等により固定させてな
ることを特徴とするものである。
次に、この考案の実施例を説明する。
第1図にこの考案の実施例の側面図、第2図は実施例
の要部斜視図、第3図は第2図の正面図、第4図は実施
例に使用する瓦桟の拡大図である。
の要部斜視図、第3図は第2図の正面図、第4図は実施
例に使用する瓦桟の拡大図である。
この考案の瓦の固定構造は、屋根野地面1に、該野地
面1に取付けられている瓦桟2…により位置決めして地
瓦3…を固定する構造であって、各瓦桟2…に、該瓦桟
上面を陥入させた凹部4と、この凹部4の上方へ瓦桟長
手方向の一端側から突出する突起5とを設け、地瓦3に
おけるウォータチャンネル部6を上記突起5に係合する
状態で凹部4に嵌合させて、瓦桟上面によって地瓦3を
裏面から支持すると共に、瓦裏面3の瓦尻に膨出させた
リブ7を上記瓦桟2に対して棟側から当接させる。そし
て、各地瓦3…を第2図に示すa部において釘もしくは
クリップによって野地面1に固定すると共に、屋根横方
向には隣接する地瓦3,3のウォータチャンネル部とオー
バーラップ部8とを重ね合わせて並設し、また屋根流れ
方向には上段側の地瓦3の先端が下段地瓦3を支えてい
る瓦桟2の上で該下段地瓦3にのるように重ね葺きす
る。
面1に取付けられている瓦桟2…により位置決めして地
瓦3…を固定する構造であって、各瓦桟2…に、該瓦桟
上面を陥入させた凹部4と、この凹部4の上方へ瓦桟長
手方向の一端側から突出する突起5とを設け、地瓦3に
おけるウォータチャンネル部6を上記突起5に係合する
状態で凹部4に嵌合させて、瓦桟上面によって地瓦3を
裏面から支持すると共に、瓦裏面3の瓦尻に膨出させた
リブ7を上記瓦桟2に対して棟側から当接させる。そし
て、各地瓦3…を第2図に示すa部において釘もしくは
クリップによって野地面1に固定すると共に、屋根横方
向には隣接する地瓦3,3のウォータチャンネル部とオー
バーラップ部8とを重ね合わせて並設し、また屋根流れ
方向には上段側の地瓦3の先端が下段地瓦3を支えてい
る瓦桟2の上で該下段地瓦3にのるように重ね葺きす
る。
なお、瓦桟2においては、別製作された板材2aを瓦桟
2に貼り付け固定することで前記の突起5を構成するよ
うにすれば製作が容易である。
2に貼り付け固定することで前記の突起5を構成するよ
うにすれば製作が容易である。
上記の構造によれば、地瓦3が瓦尻をリブ7を介して
野地面1によって支えられるだけでなく、瓦桟2によっ
て瓦本体の裏面からも支持されるので、固定状態におけ
る地瓦3の強度がすぐれ、屋根葺き施工時に作業者がの
っても十分に受け支えることができる。またウォータチ
ャンネル部6が瓦桟2の凹部4に嵌合して突起5に係合
されると共に、釘もしくはクリップによって瓦尻が野地
面1に固定されるから強風によっても簡単にあおり上げ
られることがなくなる。加えて、瓦桟2に予め形成され
ている凹部4を基準として地瓦3…を横方向に取付ける
と共に、瓦桟2にリブ7を接当させて上下に重ね葺きす
るから、地瓦3…の位置決めが簡単に行なえ、屋根葺き
施工に要する時間を短縮できる。また地瓦3の支持が強
力になるので、上下瓦桟のスパンLを短くし、小型化さ
れた地瓦3を使用することによって該地瓦3の軽量化を
図ることも可能となる。
野地面1によって支えられるだけでなく、瓦桟2によっ
て瓦本体の裏面からも支持されるので、固定状態におけ
る地瓦3の強度がすぐれ、屋根葺き施工時に作業者がの
っても十分に受け支えることができる。またウォータチ
ャンネル部6が瓦桟2の凹部4に嵌合して突起5に係合
されると共に、釘もしくはクリップによって瓦尻が野地
面1に固定されるから強風によっても簡単にあおり上げ
られることがなくなる。加えて、瓦桟2に予め形成され
ている凹部4を基準として地瓦3…を横方向に取付ける
と共に、瓦桟2にリブ7を接当させて上下に重ね葺きす
るから、地瓦3…の位置決めが簡単に行なえ、屋根葺き
施工に要する時間を短縮できる。また地瓦3の支持が強
力になるので、上下瓦桟のスパンLを短くし、小型化さ
れた地瓦3を使用することによって該地瓦3の軽量化を
図ることも可能となる。
以上説明したように、この考案によれば、瓦が瓦桟お
よびリブによって支えられて荷重に対する強度が向上す
るので、屋根葺き施工時における踏み割れが生じないと
共に、ウォータチャンネル部と瓦桟との係合構造によっ
て瓦が屋根面につなぎ止められるので耐風性能が向上す
る。しかも瓦桟によって瓦の取付け位置が簡単に決まる
ので屋根葺き施工が簡便となり、短期間に施工できる等
の効果が生じる。
よびリブによって支えられて荷重に対する強度が向上す
るので、屋根葺き施工時における踏み割れが生じないと
共に、ウォータチャンネル部と瓦桟との係合構造によっ
て瓦が屋根面につなぎ止められるので耐風性能が向上す
る。しかも瓦桟によって瓦の取付け位置が簡単に決まる
ので屋根葺き施工が簡便となり、短期間に施工できる等
の効果が生じる。
第1図はこの考案の実施例の側面図、第2図は実施例の
要部斜視図、第3図は第2図の正面図、第4図は実施例
に使用する瓦桟の拡大図、第5図は従来例の側面図であ
る。
要部斜視図、第3図は第2図の正面図、第4図は実施例
に使用する瓦桟の拡大図、第5図は従来例の側面図であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】屋根野地面に、該野地面に取付けられた瓦
桟により位置決めして瓦を固定する構造であって、瓦桟
に、該瓦桟上面を陥入させた凹部と、この凹部の上方へ
瓦桟長手方向の一端側から突出する突起とを設け、瓦に
おけるウォータチャンネル部を上記突起に係合する状態
で凹部に嵌合させて、瓦桟の上面によって瓦を裏面から
支持すると共に、瓦裏面の瓦尻に膨出させたリブを上記
瓦桟に対して棟側から当接させ、かつ該瓦尻を野地面に
釘打ち等により固定させてなることを特徴とする瓦の固
定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7804690U JPH0810113Y2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 瓦の固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7804690U JPH0810113Y2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 瓦の固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0436023U JPH0436023U (ja) | 1992-03-26 |
JPH0810113Y2 true JPH0810113Y2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=31620980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7804690U Expired - Lifetime JPH0810113Y2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 瓦の固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0810113Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-23 JP JP7804690U patent/JPH0810113Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0436023U (ja) | 1992-03-26 |
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