JPH08109038A - ガラス融体の製造法 - Google Patents
ガラス融体の製造法Info
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- JPH08109038A JPH08109038A JP6242845A JP24284594A JPH08109038A JP H08109038 A JPH08109038 A JP H08109038A JP 6242845 A JP6242845 A JP 6242845A JP 24284594 A JP24284594 A JP 24284594A JP H08109038 A JPH08109038 A JP H08109038A
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- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
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- C03C3/11—Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing halogen or nitrogen
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- C03C3/00—Glass compositions
- C03C3/12—Silica-free oxide glass compositions
- C03C3/23—Silica-free oxide glass compositions containing halogen and at least one oxide, e.g. oxide of boron
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- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C3/00—Glass compositions
- C03C3/12—Silica-free oxide glass compositions
- C03C3/23—Silica-free oxide glass compositions containing halogen and at least one oxide, e.g. oxide of boron
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- Glass Compositions (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 酸化物ガラスを低温で均一に製造する方法の
提供。 【構成】 酸化物ガラスを形成すべき酸化物を主原料と
するガラス原料を加熱して融体化させるに際し、当該原
料に、水素、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネ
シウム、カルシウムおよびアンモニウムからなる群から
選ばれるカチオンのハロゲン化物を存在させて、低温で
均一融体化をすることを特徴とする、ガラス融体の製造
法。
提供。 【構成】 酸化物ガラスを形成すべき酸化物を主原料と
するガラス原料を加熱して融体化させるに際し、当該原
料に、水素、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネ
シウム、カルシウムおよびアンモニウムからなる群から
選ばれるカチオンのハロゲン化物を存在させて、低温で
均一融体化をすることを特徴とする、ガラス融体の製造
法。
Description
【0001】[発明の背景]
【産業上の利用分野】本発明は酸化物ガラス用ガラス原
料を溶融させてガラス融体を製造する方法に関し、特に
通常では均一融体化が不可能または困難な酸化物ガラス
を比較的低温で得る方法に関する。
料を溶融させてガラス融体を製造する方法に関し、特に
通常では均一融体化が不可能または困難な酸化物ガラス
を比較的低温で得る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラスを融点から分類した場合、低融点
ガラスという分類に属するガラスがあり、この低融点ガ
ラスはガラス溶融温度が1000℃以下である。さらに
超低融点ガラスというクラスに分類されるものもあっ
て、それには溶融温度が500℃以下のものもある。
ガラスという分類に属するガラスがあり、この低融点ガ
ラスはガラス溶融温度が1000℃以下である。さらに
超低融点ガラスというクラスに分類されるものもあっ
て、それには溶融温度が500℃以下のものもある。
【0003】一般に、この超低融点ガラスといわれるも
のは、出発原料にフッ化物または塩化物を含む。例え
ば、本出願人による特開平3−187945号公報には
ZnCl2−P2O5−X系(ここでXは、PbO、P
bF2、PbCl2またはAlF3等)の超低融点ガラ
スが記載されている。また、本出願人による特開平4−
124045号公報にはP2O5−SnCl2−PbO
系、P2O5−SnCl2−PbCl2系、P2O5−
SnCl2−PbF2系およびP2O5−SnCl2−
AlF3系の超低融点ガラスが記載されている。さらに
米国特許第4314031号明細書にはP2O5−Sn
F2−Y系ガラスおよびP2O5−SnO−Y系ガラス
(ここでYは、MOまたはMFであり、MはPb、F
e、Ti、Zr、BaまたはZn等)が記載されてい
る。これらは、いずれも出発ガラス原料の融点温度も低
いと解される。
のは、出発原料にフッ化物または塩化物を含む。例え
ば、本出願人による特開平3−187945号公報には
ZnCl2−P2O5−X系(ここでXは、PbO、P
bF2、PbCl2またはAlF3等)の超低融点ガラ
スが記載されている。また、本出願人による特開平4−
124045号公報にはP2O5−SnCl2−PbO
系、P2O5−SnCl2−PbCl2系、P2O5−
SnCl2−PbF2系およびP2O5−SnCl2−
AlF3系の超低融点ガラスが記載されている。さらに
米国特許第4314031号明細書にはP2O5−Sn
F2−Y系ガラスおよびP2O5−SnO−Y系ガラス
(ここでYは、MOまたはMFであり、MはPb、F
e、Ti、Zr、BaまたはZn等)が記載されてい
る。これらは、いずれも出発ガラス原料の融点温度も低
いと解される。
【0004】これらの文献に記載されているガラス原料
は、成分金属がハロゲン化物であるところに一つの特徴
があるということができて、そのような化合物は同じ金
属種の酸化物よりも融点が低いため、ガラス製造時に容
易に均一溶融化することが可能である。さらにこれらの
ガラス中に残留したハロゲン成分はガラス転移点Tgを
低下させる効果を持ち、ガラス転移点が200℃以下に
なることもある。また、これらのガラスは化学的耐久性
も高い。
は、成分金属がハロゲン化物であるところに一つの特徴
があるということができて、そのような化合物は同じ金
属種の酸化物よりも融点が低いため、ガラス製造時に容
易に均一溶融化することが可能である。さらにこれらの
ガラス中に残留したハロゲン成分はガラス転移点Tgを
低下させる効果を持ち、ガラス転移点が200℃以下に
なることもある。また、これらのガラスは化学的耐久性
も高い。
【0005】これらの先行発明での低融点ガラスではハ
ロゲン化物として供給する金属、例えばSnおよびP
b、は主にP2O5が形成するガラスの網目構造に組み
込まれるものと解され、またこれらの金属原子を担うハ
ロゲン原子もこの網目構造内に保持されるものと解され
る。
ロゲン化物として供給する金属、例えばSnおよびP
b、は主にP2O5が形成するガラスの網目構造に組み
込まれるものと解され、またこれらの金属原子を担うハ
ロゲン原子もこの網目構造内に保持されるものと解され
る。
【0006】しかしながら、ガラス原料に用いるハロゲ
ン化物は、低温で溶融させてもそれ自身が蒸散しやすい
ため、製造後のガラス中のハロゲン量やガラス転移点を
正確に制御することは製造条件を調整したとしても困難
であった。
ン化物は、低温で溶融させてもそれ自身が蒸散しやすい
ため、製造後のガラス中のハロゲン量やガラス転移点を
正確に制御することは製造条件を調整したとしても困難
であった。
【0007】ところで、ガラスを原料から分類すると、
(イ)酸化物ガラス、例えばケイ酸塩ガラス、ホウ酸塩
ガラスまたはリン酸塩ガラスなど、と、それ以外の
(ロ)非酸化物ガラスに分類できる。酸化物ガラスは、
主として酸化物からなるガラス原料を融体化して製造す
るのが普通であるが、酸化物は融点が一般に高いので融
体化温度が高くならざるを得ず、また酸化物の種類ない
し組合せによっては、低温または実用的な溶融温度では
融体化しないことがあった(後記比較例参照)。
(イ)酸化物ガラス、例えばケイ酸塩ガラス、ホウ酸塩
ガラスまたはリン酸塩ガラスなど、と、それ以外の
(ロ)非酸化物ガラスに分類できる。酸化物ガラスは、
主として酸化物からなるガラス原料を融体化して製造す
るのが普通であるが、酸化物は融点が一般に高いので融
体化温度が高くならざるを得ず、また酸化物の種類ない
し組合せによっては、低温または実用的な溶融温度では
融体化しないことがあった(後記比較例参照)。
【0008】すなわち、酸化物ガラスの溶融温度は、一
般には1000〜1500℃程度であって、例えば、P
2O5−Al2O3−B2O3系ガラス、SiO2系ガ
ラス、ZnO系ガラスまたはPbO系ガラスなどの酸化
物ガラスでは溶融温度は1200〜1300℃である。
酸化物ガラスのうち比較的融点の低いPbO−ZnO−
B2O3系ガラス、PbO−B2O3−SiO2系ガラ
スまたはP2O5−PbO系ガラスでも、その融点は5
00〜800℃程度と高い(これらについては成書、例
えば「はじめてガラスをつくる人のために」内田老鶴圃
刊(1989年)などに詳細に説明されている)。この
ために溶融時に一部の成分の蒸発などが起こり、製造し
たガラスの品質が安定しないなどの問題があった。
般には1000〜1500℃程度であって、例えば、P
2O5−Al2O3−B2O3系ガラス、SiO2系ガ
ラス、ZnO系ガラスまたはPbO系ガラスなどの酸化
物ガラスでは溶融温度は1200〜1300℃である。
酸化物ガラスのうち比較的融点の低いPbO−ZnO−
B2O3系ガラス、PbO−B2O3−SiO2系ガラ
スまたはP2O5−PbO系ガラスでも、その融点は5
00〜800℃程度と高い(これらについては成書、例
えば「はじめてガラスをつくる人のために」内田老鶴圃
刊(1989年)などに詳細に説明されている)。この
ために溶融時に一部の成分の蒸発などが起こり、製造し
たガラスの品質が安定しないなどの問題があった。
【0009】また、ガラス原料としてSnOやPbOを
用いると、これらは溶融に酸化されてSnO2またはP
bO2や、それらの化合物が析出しやすく、均一に溶融
した透明なガラスの製造が極めて困難であった。酸化を
避けようとして酸化温度より低温で溶融したとしても、
SnOやPbOは酸化リンと化合物を生成し、均一融体
化がはかれず、ガラス製造が不可能であった。
用いると、これらは溶融に酸化されてSnO2またはP
bO2や、それらの化合物が析出しやすく、均一に溶融
した透明なガラスの製造が極めて困難であった。酸化を
避けようとして酸化温度より低温で溶融したとしても、
SnOやPbOは酸化リンと化合物を生成し、均一融体
化がはかれず、ガラス製造が不可能であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、酸化物ガラス
のガラス原料の融体化温度を低下させることができれば
裨益するところは大きい。
のガラス原料の融体化温度を低下させることができれば
裨益するところは大きい。
【0011】本発明は、これらの酸化物ガラスを製造す
る際にガラス融液中の固相の溶解を促進する物質を添加
することで、低温で均一透明なガラス融体を製造しよう
とするものである。
る際にガラス融液中の固相の溶解を促進する物質を添加
することで、低温で均一透明なガラス融体を製造しよう
とするものである。
【0012】
[発明の概要]本発明は、酸化物ガラス用原料を加熱し
て融体を形成させる際に、ガラス原料にガラス溶融液中
の固相の融解を促進する物質として特定のハロゲン化物
を添加することで、低温で均一透明なガラスを製造する
ことを可能とするものである。
て融体を形成させる際に、ガラス原料にガラス溶融液中
の固相の融解を促進する物質として特定のハロゲン化物
を添加することで、低温で均一透明なガラスを製造する
ことを可能とするものである。
【0013】<要旨>本発明のガラス融体の製造法は、
酸化物ガラスを形成すべき酸化物を主成分とするガラス
原料を加熱して融体化させるに際し、当該原料に、水
素、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、
カルシウムおよびアンモニウムからなる群から選ばれる
カチオンのハロゲン化物を存在させて、低温で均一融体
化をすること、を特徴とするものである。
酸化物ガラスを形成すべき酸化物を主成分とするガラス
原料を加熱して融体化させるに際し、当該原料に、水
素、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、
カルシウムおよびアンモニウムからなる群から選ばれる
カチオンのハロゲン化物を存在させて、低温で均一融体
化をすること、を特徴とするものである。
【0014】<効果>本発明の方法により、従来、均一
溶融しなかった組成においても均一透明なガラスを製造
することが可能である。また、高温溶融させると一部の
成分の蒸散などにより成分が不安定になる場合には、本
発明の方法により比較的低温で溶融することが可能とな
り、蒸散が低減されて品質が安定する。さらに、本発明
の方法により均一にガラス化ができるため、ガラス表面
の状態も均一化して侵されやすい部位が無くなるために
化学的耐久性が向上し、また含有ハロゲン量を増大させ
ることによりガラス転移点を低下させることがもでき
る。
溶融しなかった組成においても均一透明なガラスを製造
することが可能である。また、高温溶融させると一部の
成分の蒸散などにより成分が不安定になる場合には、本
発明の方法により比較的低温で溶融することが可能とな
り、蒸散が低減されて品質が安定する。さらに、本発明
の方法により均一にガラス化ができるため、ガラス表面
の状態も均一化して侵されやすい部位が無くなるために
化学的耐久性が向上し、また含有ハロゲン量を増大させ
ることによりガラス転移点を低下させることがもでき
る。
【0015】このような効果は特定のハロゲン化物をガ
ラス原料の融体化の際に共存させることによって実現さ
れるものであるが、同じハロゲン化物でもPbCl2や
SnCl2ではこのような効果が十分でないこと(後記
実施例参照)からすれば、本発明によるこの特定のハロ
ゲン化物の効果は思いがけないことといえよう。
ラス原料の融体化の際に共存させることによって実現さ
れるものであるが、同じハロゲン化物でもPbCl2や
SnCl2ではこのような効果が十分でないこと(後記
実施例参照)からすれば、本発明によるこの特定のハロ
ゲン化物の効果は思いがけないことといえよう。
【0016】[発明の具体的説明] <酸化物ガラス>本発明の方法を適用する酸化物ガラス
は、それ自体周知のものであって、その詳細については
上記の成書その他(例えば「ガラスハンドブック」朝倉
書店発行)を参照することができる。
は、それ自体周知のものであって、その詳細については
上記の成書その他(例えば「ガラスハンドブック」朝倉
書店発行)を参照することができる。
【0017】酸化物ガラスの代表的なものは、ケイ酸塩
ガラス、ホウ酸塩ガラスおよびリン酸塩ガラスであっ
て、本発明でもこれらを酸化物ガラスの具体例として挙
げることができる。
ガラス、ホウ酸塩ガラスおよびリン酸塩ガラスであっ
て、本発明でもこれらを酸化物ガラスの具体例として挙
げることができる。
【0018】このような酸化物ガラスは、主成分が酸化
物、具体的には、SiO2、P2O5、SnO、Pb
O、ZnO、Al2O3およびB2O3など、であるも
のとして表示されることが普通である。なお、これらの
成分表現はガラスの組成表示で慣用されているところに
従ったものであって、P2O5等の成分は必ずしもガラ
ス中での状態を示すものではない。
物、具体的には、SiO2、P2O5、SnO、Pb
O、ZnO、Al2O3およびB2O3など、であるも
のとして表示されることが普通である。なお、これらの
成分表現はガラスの組成表示で慣用されているところに
従ったものであって、P2O5等の成分は必ずしもガラ
ス中での状態を示すものではない。
【0019】本発明は、このような酸化物ガラスを形成
すべき酸化物を主原料とするガラス原料を加熱して融体
化する過程に向けられているところ、本発明で「酸化物
ガラスを形成すべき酸化物を主原料とするガラス原料」
というのは、SnO、PbO、Al2O3、B2O3等
のように酸化物の形態であるものの外に、P2O5のよ
うに酸化物としてではなく、融体化条件下でP2O5に
変換しうるその前駆体化合物、すなわちリン酸アンモニ
ウム、就中NH4H2PO4の形態にあるもの、やオル
トリン酸などを包含するものと理解すべきである。従っ
て、本発明の酸化物ガラス用のガラス原料には、NH4
H2PO4、H3PO4(オルトリン酸)、SiO2、
SnO、PbO、ZnO、Al2O3およびB2O3な
どであることが代表的である。
すべき酸化物を主原料とするガラス原料を加熱して融体
化する過程に向けられているところ、本発明で「酸化物
ガラスを形成すべき酸化物を主原料とするガラス原料」
というのは、SnO、PbO、Al2O3、B2O3等
のように酸化物の形態であるものの外に、P2O5のよ
うに酸化物としてではなく、融体化条件下でP2O5に
変換しうるその前駆体化合物、すなわちリン酸アンモニ
ウム、就中NH4H2PO4の形態にあるもの、やオル
トリン酸などを包含するものと理解すべきである。従っ
て、本発明の酸化物ガラス用のガラス原料には、NH4
H2PO4、H3PO4(オルトリン酸)、SiO2、
SnO、PbO、ZnO、Al2O3およびB2O3な
どであることが代表的である。
【0020】本発明のガラスは、本発明の効果を損なわ
ない範囲で酸化物以外の原料を併用して製造されてもよ
い。例えば、酸化物を主原料とし、非酸化物ガラスの原
料であるPbCl2、ZnCl2、SnF2などを少量
含むガラスは、均一融体化が不可能または困難である
が、本願発明の特定のハロゲン化物を使用することによ
り融体化が可能となる。したがって、非酸化物ガラスの
原料を添加しても本願発明の効果が得られるが、一般に
50モル%以下、好ましくは30モル%以下、とすべき
である。
ない範囲で酸化物以外の原料を併用して製造されてもよ
い。例えば、酸化物を主原料とし、非酸化物ガラスの原
料であるPbCl2、ZnCl2、SnF2などを少量
含むガラスは、均一融体化が不可能または困難である
が、本願発明の特定のハロゲン化物を使用することによ
り融体化が可能となる。したがって、非酸化物ガラスの
原料を添加しても本願発明の効果が得られるが、一般に
50モル%以下、好ましくは30モル%以下、とすべき
である。
【0021】また、本発明に用いるガラス原料は、ガラ
スカレットのように溶融済みのガラスを適量、好ましく
は60重量%以下、含んでもよい。この場合、ガラスカ
レット自体も酸化物ガラスであることが好ましい。
スカレットのように溶融済みのガラスを適量、好ましく
は60重量%以下、含んでもよい。この場合、ガラスカ
レット自体も酸化物ガラスであることが好ましい。
【0022】さらに本発明でのガラス原料は、着色剤な
どのガラス製造に一般的な各種添加剤を含んでもよい。
どのガラス製造に一般的な各種添加剤を含んでもよい。
【0023】<ハロゲン化物>本発明で用いるハロゲン
化物は、水素、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグ
ネシウム、カルシウムおよびアンモニウムからなる群か
ら選ばれるカチオンのハロゲン化物である。カチオンは
水素であってもよいが、その場合のハロゲン化物、すな
わちハロゲン化水素、は常温ですでに気体であったり、
腐食性が強かったりするので、金属又はアンモニウムの
ハロゲン化物が一般に好ましい。カチオンとしては、ナ
トリウム、カルシウムおよびアンモニウムが好ましく、
アンモニウムが特に好ましい。また、ハロゲンとして
は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素が一般に適当であ
り、特に塩素およびフッ素が好ましい。本発明において
特に好ましいハロゲン化物は、塩化ナトリウム、フッ化
ナトリウム、塩化カルシウム、フッ化カルシウム、塩化
アンモニウムおよびフッ化アンモニウム、就中NH4C
lおよびNH4Fである。
化物は、水素、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグ
ネシウム、カルシウムおよびアンモニウムからなる群か
ら選ばれるカチオンのハロゲン化物である。カチオンは
水素であってもよいが、その場合のハロゲン化物、すな
わちハロゲン化水素、は常温ですでに気体であったり、
腐食性が強かったりするので、金属又はアンモニウムの
ハロゲン化物が一般に好ましい。カチオンとしては、ナ
トリウム、カルシウムおよびアンモニウムが好ましく、
アンモニウムが特に好ましい。また、ハロゲンとして
は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素が一般に適当であ
り、特に塩素およびフッ素が好ましい。本発明において
特に好ましいハロゲン化物は、塩化ナトリウム、フッ化
ナトリウム、塩化カルシウム、フッ化カルシウム、塩化
アンモニウムおよびフッ化アンモニウム、就中NH4C
lおよびNH4Fである。
【0024】これらの化合物は、ガラス原料の融体化段
階でガラス原料と共存するように、好ましくは融体化前
に、ガラス原料に一時にあるいは段階的に配合する。気
体のハロゲン化物は、融体化過程でガラス原料に吹き込
むことになろう。ハロゲン化物の配合割合は、製造スケ
ールや溶解温度条件などに依存するが、一般的に原料に
対して5〜50重量%が好ましい。
階でガラス原料と共存するように、好ましくは融体化前
に、ガラス原料に一時にあるいは段階的に配合する。気
体のハロゲン化物は、融体化過程でガラス原料に吹き込
むことになろう。ハロゲン化物の配合割合は、製造スケ
ールや溶解温度条件などに依存するが、一般的に原料に
対して5〜50重量%が好ましい。
【0025】<融体化>特定のハロゲン化物をガラス原
料の融体化の際に共存させるという点を除けば、本発明
によるガラス融体の製造は、慣用のガラス、特に酸化物
ガラス、の融体ないし融液の製造と本質的には変わらな
い。
料の融体化の際に共存させるという点を除けば、本発明
によるガラス融体の製造は、慣用のガラス、特に酸化物
ガラス、の融体ないし融液の製造と本質的には変わらな
い。
【0026】加熱温度は、ガラスの原料にも左右される
が、酸化物ガラスがホウ酸塩ガラスおよびリン酸塩ガラ
スの場合は一般に1000〜1300℃、好ましくは1
000〜1100℃、である。ケイ酸塩ガラスの場合
は、一般に1200〜1500℃、好ましくは1200
〜1400℃、である。なお、本発明でのハロゲン化物
の代表的なものは塩化アンモニウムであるが、塩化アン
モニウムは337.8℃で昇華してガラス融体から蒸散
し、そのときにハロゲン(Cl)が未溶解の原料や溶解
時に生成する化合物を融体中に溶解させる作用をもつも
のであるようであって、それらの化合物の融点まで加熱
しなくても低温で均一融体化が可能となるものと推定さ
れる(ただし、このような推定によって本発明は左右さ
れない)。
が、酸化物ガラスがホウ酸塩ガラスおよびリン酸塩ガラ
スの場合は一般に1000〜1300℃、好ましくは1
000〜1100℃、である。ケイ酸塩ガラスの場合
は、一般に1200〜1500℃、好ましくは1200
〜1400℃、である。なお、本発明でのハロゲン化物
の代表的なものは塩化アンモニウムであるが、塩化アン
モニウムは337.8℃で昇華してガラス融体から蒸散
し、そのときにハロゲン(Cl)が未溶解の原料や溶解
時に生成する化合物を融体中に溶解させる作用をもつも
のであるようであって、それらの化合物の融点まで加熱
しなくても低温で均一融体化が可能となるものと推定さ
れる(ただし、このような推定によって本発明は左右さ
れない)。
【0027】下記の諸例は、本発明をさらに詳細に説明
するためのものである。なお、これらの例は本発明を限
定するものではない。
するためのものである。なお、これらの例は本発明を限
定するものではない。
【0028】
【実施例】比較例1A 製造後のガラスの組成が下記の通りになるようにNH4
H2PO4、SnOおよびPbOを50gバッチとなる
ように秤量して混合した。 P2O5 40モル% SnO 40モル% PbO 20モル%
H2PO4、SnOおよびPbOを50gバッチとなる
ように秤量して混合した。 P2O5 40モル% SnO 40モル% PbO 20モル%
【0029】混合した原料をアルミナルツボに入れて4
50℃で溶融させたが、均一溶融化せず、白色の化合物
が生成した。
50℃で溶融させたが、均一溶融化せず、白色の化合物
が生成した。
【0030】比較例1B 製造後のガラスの組成が下記の通りになるようにNH4
H2PO4、SnCl2およびPbCl2を50gバッ
チとなるように秤量して混合した。 P2O5 40モル% SnCl2 40モル% PbCl2 20モル%
H2PO4、SnCl2およびPbCl2を50gバッ
チとなるように秤量して混合した。 P2O5 40モル% SnCl2 40モル% PbCl2 20モル%
【0031】混合した原料をアルミナルツボに入れて4
50℃で30分間溶融させたのち、カーボンプレート上
にキャスティングして無色透明のガラスを得た。このガ
ラスを光学顕微鏡で観察したところ、微結晶状の析出物
がわずかに認められた。
50℃で30分間溶融させたのち、カーボンプレート上
にキャスティングして無色透明のガラスを得た。このガ
ラスを光学顕微鏡で観察したところ、微結晶状の析出物
がわずかに認められた。
【0032】比較例1C 溶融時間を60分間に変えた以外は比較例1Bと同様に
して無色透明のガラスを製造した。このガラスを光学顕
微鏡で観察したところ、微結晶状の析出物がわずかに認
められた。
して無色透明のガラスを製造した。このガラスを光学顕
微鏡で観察したところ、微結晶状の析出物がわずかに認
められた。
【0033】比較例1D 実験スケールを9000gバッチとし、溶融時間を54
0分間に変えた以外は比較例1Bと同様にして無色透明
のガラスを製造した。このガラスを光学顕微鏡で観察し
たところ、微結晶状の析出物が認められた。
0分間に変えた以外は比較例1Bと同様にして無色透明
のガラスを製造した。このガラスを光学顕微鏡で観察し
たところ、微結晶状の析出物が認められた。
【0034】実施例1A〜1H 比較例1Aと同じ組成の原料混合物を用い、これに表1
のように条件を変えて無色透明のガラスを得た。原料混
合物にNH4Clを添加することで微結晶状の析出物は
減少し、50gバッチに対して10g以上のNH4Cl
を添加することで析出物は観察されなくなり、均一溶融
させることができた。
のように条件を変えて無色透明のガラスを得た。原料混
合物にNH4Clを添加することで微結晶状の析出物は
減少し、50gバッチに対して10g以上のNH4Cl
を添加することで析出物は観察されなくなり、均一溶融
させることができた。
【0035】比較例2 製造後のガラスの組成が下記の通りになるようにNH4
H2PO4およびSnOを50gバッチとなるように秤
量して混合する。 P2O5 40モル% SnO 60モル%
H2PO4およびSnOを50gバッチとなるように秤
量して混合する。 P2O5 40モル% SnO 60モル%
【0036】混合した原料をアルミナルツボに入れて4
50℃で溶融させたが、均一溶融化せず、白色の化合物
が生成した。
50℃で溶融させたが、均一溶融化せず、白色の化合物
が生成した。
【0037】実施例2A〜2H 比較例2と同じ組成の原料混合物を用い、これに表2の
ように条件を変えて無色透明のガラスを得た。原料混合
物にNH4Clを添加することで微結晶状の析出物は減
少し、50gバッチに対して10g以上のNH4Clを
添加することで析出物は観察されなり、均一溶融させる
ことができた。
ように条件を変えて無色透明のガラスを得た。原料混合
物にNH4Clを添加することで微結晶状の析出物は減
少し、50gバッチに対して10g以上のNH4Clを
添加することで析出物は観察されなり、均一溶融させる
ことができた。
【0038】実施例3A〜3C 組成を表3のように変化させてガラスを製造した。ここ
でも、NH4Clを添加したガラスでは析出物は観察さ
れなかった。
でも、NH4Clを添加したガラスでは析出物は観察さ
れなかった。
【0039】実施例4A〜4C 比較例1Aと同じ組成の原料混合物を用い、これに表4
のように条件を変えて無色透明のガラスを得た。原料混
合物にNH4Fを添加することで微結晶状の析出物は減
少し、50gバッチに対して10g以上のNH4Fを添
加することで析出物は観察されなくなった。
のように条件を変えて無色透明のガラスを得た。原料混
合物にNH4Fを添加することで微結晶状の析出物は減
少し、50gバッチに対して10g以上のNH4Fを添
加することで析出物は観察されなくなった。
【0040】実施例5A〜5C 比較例1Aと同じ組成の原料混合物を用い、これに表5
のように条件を変えて無色透明のガラスを得た。原料混
合物にNaClを添加することで微結晶状の析出物は減
少し、50gバッチに対して10g以上のNaClを添
加することで析出物は観察されなくなった。
のように条件を変えて無色透明のガラスを得た。原料混
合物にNaClを添加することで微結晶状の析出物は減
少し、50gバッチに対して10g以上のNaClを添
加することで析出物は観察されなくなった。
【0041】実施例6A〜6C 比較例1Aと同じ組成の原料混合物を用い、これに表6
のように条件を変えて無色透明のガラスを得た。原料混
合物にCaCl2を添加することで微結晶状の析出物は
減少し、50gバッチに対して10g以上のCaCl2
を添加することで析出物は観察されなくなった。
のように条件を変えて無色透明のガラスを得た。原料混
合物にCaCl2を添加することで微結晶状の析出物は
減少し、50gバッチに対して10g以上のCaCl2
を添加することで析出物は観察されなくなった。
【0042】実施例7A〜7C 比較例1Aと同じ組成の原料混合物を用い、これに表7
のように条件を変えて無色透明のガラスを得た。原料混
合物にNaFを添加することで微結晶状の析出物は減少
し、50gバッチに対して10g以上のNaFを添加す
ることで析出物は観察されなくなった。
のように条件を変えて無色透明のガラスを得た。原料混
合物にNaFを添加することで微結晶状の析出物は減少
し、50gバッチに対して10g以上のNaFを添加す
ることで析出物は観察されなくなった。
【0043】実施例8A〜8C 比較例1Aと同じ組成の原料混合物を用い、これに表8
のように条件を変えて無色透明のガラスを得た。原料混
合物にCaF2を添加することで微結晶状の析出物は減
少し、50gバッチに対して10g以上のCaF2を添
加することで析出物は観察されなくなった。
のように条件を変えて無色透明のガラスを得た。原料混
合物にCaF2を添加することで微結晶状の析出物は減
少し、50gバッチに対して10g以上のCaF2を添
加することで析出物は観察されなくなった。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】
【表5】
【0049】
【表6】
【0050】
【表7】
【0051】
【表8】
【0052】
【発明の効果】本発明の方法により、ガラス原料を低温
で溶融させて均一透明なガラスを製造することができる
ことは、[発明の概要]の項に前記したとおりである。
で溶融させて均一透明なガラスを製造することができる
ことは、[発明の概要]の項に前記したとおりである。
Claims (6)
- 【請求項1】酸化物ガラスを形成すべき酸化物を主原料
とするガラス原料を加熱して融体化させるに際し、当該
原料に、水素、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグ
ネシウム、カルシウムおよびアンモニウムからなる群か
ら選ばれるカチオンのハロゲン化物を存在させて、低温
で均一融体化をすることを特徴とする、ガラス融体の製
造法。 - 【請求項2】ハロゲン化物が、アンモニウムのハロゲン
化物である請求項1に記載のガラス融体の製造法。 - 【請求項3】ハロゲン化物が、NH4ClまたはNH4
Fである、請求項2に記載のガラス融体の製造法。 - 【請求項4】ハロゲン化物がナトリウムまたはカルシウ
ムのハロゲン化物である、請求項1に記載のガラス融体
の製造法。 - 【請求項5】ハロゲン化物が塩化ナトリウム、フッ化ナ
トリウム、塩化カルシウムまたはフッ化カルシウムであ
る請求項4に記載のガラス融体の製造法。 - 【請求項6】酸化物ガラスがP2O5−MO(ただし、
MはSn、ZnおよびPbからなる群より選ばれる少な
くとも1種の金属である)系ガラスである、請求項1〜
5のいずれか1項に記載のガラス融体の製造法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6242845A JPH08109038A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | ガラス融体の製造法 |
US08/539,702 US5709725A (en) | 1994-10-06 | 1995-10-05 | Process for producing a glass melt |
FR9511785A FR2725442B1 (fr) | 1994-10-06 | 1995-10-06 | Procede pour produire un bain de verre |
DE19537311A DE19537311A1 (de) | 1994-10-06 | 1995-10-06 | Verfahren zur Herstellung einer Glasschmelze |
KR1019950034240A KR970020998A (ko) | 1994-10-06 | 1995-10-06 | 유리 융체의 제조 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6242845A JPH08109038A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | ガラス融体の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08109038A true JPH08109038A (ja) | 1996-04-30 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6242845A Pending JPH08109038A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | ガラス融体の製造法 |
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JP (1) | JPH08109038A (ja) |
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DE (1) | DE19537311A1 (ja) |
FR (1) | FR2725442B1 (ja) |
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JP2004059366A (ja) * | 2002-07-29 | 2004-02-26 | Asahi Techno Glass Corp | 無鉛低融点ガラスおよび封着材料 |
WO2005061403A1 (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-07 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | 強誘電性ガラス組成物およびその製造方法 |
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JP2018150216A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-27 | 石塚硝子株式会社 | 亜鉛含有酸化物ガラスの製造方法及び亜鉛含有酸化物ガラス部材 |
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GB201305774D0 (en) * | 2013-03-28 | 2013-05-15 | Queen Mary & Westfield College | Chlorine-containing silicate glasses and glass ceramics |
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DE3643421A1 (de) * | 1986-12-19 | 1988-06-23 | Schott Glaswerke | Solarisationsstabile uv-filterglaeser fuer den durchlassbereich von 280-500 nm |
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-
1994
- 1994-10-06 JP JP6242845A patent/JPH08109038A/ja active Pending
-
1995
- 1995-10-05 US US08/539,702 patent/US5709725A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-10-06 FR FR9511785A patent/FR2725442B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1995-10-06 DE DE19537311A patent/DE19537311A1/de not_active Withdrawn
- 1995-10-06 KR KR1019950034240A patent/KR970020998A/ko not_active Application Discontinuation
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Publication number | Publication date |
---|---|
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FR2725442A1 (fr) | 1996-04-12 |
KR970020998A (ko) | 1997-05-28 |
US5709725A (en) | 1998-01-20 |
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