[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH0757182A - 車両の安全装置 - Google Patents

車両の安全装置

Info

Publication number
JPH0757182A
JPH0757182A JP5205299A JP20529993A JPH0757182A JP H0757182 A JPH0757182 A JP H0757182A JP 5205299 A JP5205299 A JP 5205299A JP 20529993 A JP20529993 A JP 20529993A JP H0757182 A JPH0757182 A JP H0757182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
obstacle
traveling
safety
road
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5205299A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayuki Niibe
忠幸 新部
Takeshi Takagi
毅 高木
Satoshi Morioka
里志 森岡
Toshihiro Ishikawa
敏弘 石川
Kazuhiro Murashige
和宏 村重
Satoru Matsuoka
悟 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP5205299A priority Critical patent/JPH0757182A/ja
Publication of JPH0757182A publication Critical patent/JPH0757182A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 自車前方の障害物の有無を検出するスキャン
式レーダ装置4の検出結果に基づき、危険回避のための
安全確保動作を行う危険度判定手段15及び自動制動装
置の制御部21とを備える。自車が走行する走行路を検
知する走行路推定手段14と、自車の操舵角や車速等の
走行状態から自車が今後走行すると予測される進行路を
推定する進行路推定手段8と、走行路推定手段の検知し
た走行路中に、スキャン式レーダ装置4によりほぼ停止
状態の障害物が検出された場合に、障害物が進行路推定
手段8の推定した進行路上に位置していなければ、安全
確保動作を規制する規制手段16とが設けられている。 【効果】 走行路内の路上側方にある駐車車両や歩行者
等の停止物に対して、運転者がすり抜け可能であると判
断した場合においては、不要な安全確保動作を回避する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衝突防止等のために自
動車に搭載され、自車と前方障害物との間の距離等を検
出、測定することにより、危険回避のための安全確保動
作を行う安全手段を備えた車両の安全装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年の車両には、例えば、特開平2−2
87180号公報に開示されているように、レーダ装置
を取り付けることにより、車両前方に存在する駐車して
いる車両や先行車等の障害物の有無を検出し、危険回避
のための安全確保動作を行うものがある。
【0003】この種の車両の安全装置は、図8に示すよ
うに、自車81の進行方向に対して所定角度でパルスレ
ーザ光を送出し、パルスレーザ光の反射体による反射波
を受信することにより、自車81前方の所定角度内の所
定領域としての検出領域Sに障害物が有るか否かを検出
すると共に、自車81と前方障害物との間の距離等を検
出し、自車81と前方障害物との相対速度を算出する障
害物検出手段を有している。そして、検出領域S内に障
害物が存在する場合に、自車81と障害物との相対速度
からすると危険あるいは危険状態になり得る場合には、
安全手段が、危険回避のために安全を確保すべく、運転
者に警報を発したり、自車81を減速制御したりする安
全確保動作をするようになっている。特に、検出領域S
における自車81の直前は、安全手段の作動遅れ等を考
慮して車速に応じて決まる最短の危険判断距離L1によ
って区画される危険領域Aとなっており、この危険領域
A内において障害物が自車81に接近していると判断さ
れた場合には、直ちに減速処理がなされるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両の安全装置では、走行路内の側路に存在する駐
車車両や歩行者等のほぼ停止状態の障害物に対して、運
転者がすり抜け可能であると判断した場合においても、
危険領域A等の危険判断領域に侵入した状態になると、
危険回避のために、不要に警報を発したり、自車81を
減速制御したりする安全確保動作が行われるという問題
点を有している。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、走行路内の側路にある駐
車車両や歩行者等のほぼ停止状態の障害物に対して、運
転者がすり抜け可能であると判断した場合においては、
不要な安全確保動作を回避し得る車両の安全装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の車両の安全装置
は、上記課題を解決するために、自車前方の所定領域に
おける障害物の有無を検出する障害物検出手段と、障害
物検出手段の検出結果に基づき、危険回避のための安全
確保動作を行う安全手段とを備えた車両の安全装置にお
いて、自車が走行する走行路を検知する走行路推定手段
と、自車の操舵角や車速等の走行状態から自車が今後走
行すると予測される進行路を推定する進行路推定手段
と、走行路推定手段の検知した走行路中に、上記障害物
検出手段によりほぼ停止状態の障害物が検出された場合
に、この障害物が進行路推定手段の推定した進行路上に
位置していなければ、安全確保動作を規制する規制手段
とが設けられていることを特徴としている。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、走行路推定手段の検知し
た走行路中に、例えば、相対速度が設定値以上として算
出されることによって、ほぼ停止状態の障害物が存在す
る場合に、上記障害物が進行路推定手段の推定した進行
路上に位置していなければ、規制手段が、安全確保動作
を、例えば、禁止、遅延、基準値変更、又は選択等によ
り規制する。
【0008】したがって、走行路において路上側方に位
置する障害物が存在する場合に、自車がこの障害物をす
り抜けようとするときに、ステアリングハンドル等によ
り進行路を変えることによって、安全手段による安全確
保動作の対象からはずれるようにすることができる。こ
のため、不要な警報や制動等の安全確保動作を回避して
この障害物をすり抜けることができる。
【0009】この結果、走行路内の側路に存在する駐車
車両や歩行者等のほぼ停止状態の障害物に対して、運転
者がすり抜け可能であると判断した場合においては、不
要な安全確保動作を回避することができる。
【0010】なお、ここで規制とは全確保動作の遅延、
禁止、その他、例えば危険となる車間距離の設定変更等
の基準値変更、或いは、複数の安全確保動作に対しての
選択処理等が挙げられる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図7に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0012】本実施例の車両の安全装置は、車両前方の
所定領域における障害物の有無を検出する障害物検出手
段としてのスキャン式レーダ装置を備えている。
【0013】上記スキャン式レーダ装置4は、図1に示
すように、レーダヘッドユニット1と信号処理部2と演
算部3とから構成されている。上記レーダヘッドユニッ
ト1は、レーダ波としてのパルスレーザ光を発信部から
自車の前方へ向けて発信すると共に、前方に存在する先
行車や駐車車両等の障害物に当たって反射してくる反射
波を受信部で受信する構成になっている。このレーダヘ
ッドユニット1は、その発信部から発信するパルスレー
ザ光を水平方向に比較的広角で走査させるスキャン式の
ものである。レーダヘッドユニット1の信号は、信号処
理部2を通して演算部3に入力され、演算部3におい
て、レーザ受信光の発信時点からの遅れ時間によって走
査範囲内に存在する各障害物と自車との間の距離、相対
速度及び障害物の自車に対する方向を演算するようにな
っている。
【0014】また、安全装置10は、図1に示すよう
に、舵角センサ5、車速センサ6、及びヨーレートセン
サ7を備えている。舵角センサ5は、ステアリングハン
ドルの操舵角(以下、単に「ステアリング舵角」とい
う)を検出するものである。また、車速センサ6は、自
車の車速を検出するものであり、ヨーレートセンサ7
は、自車が発生するヨーレートを検出するものである。
【0015】上記各センサ5〜7の検出信号はいずれも
進行路推定手段8に入力される。この進行路推定手段8
は、自車のステアリング舵角や車速等の走行状態から自
車が今後走行すると予測される進行路を推定するもので
あり、その推定の内容については後述する。
【0016】また、安全装置10には、走行路検知手段
14が備えられている。上記走行路検知手段14は、C
CD(Charge Coupled Device) カメラ11、画像処理部
12及び走行路認識部13から構成され、走行路を画像
的に認識して検知する。CCDカメラ11は、車体前部
に固定して設けられ、自車前方の景色を所定範囲内で映
し出すものである。このCCDカメラ11にて映し出さ
れた自車前方の景色は、画像処理部12を通して走行路
認識部13に送られる。上記走行路認識部13は、自車
前方の景色から自車が走行する道路の走行路としての走
行車線の左右の白線を抽出して走行路領域を認識するよ
うになっている。
【0017】上記スキャン式レーダ装置4の障害物情
報、上記進行路推定手段8の進行路推定情報、及び走行
路検知手段14の検知情報は危険度判定手段15に入力
される。
【0018】上記危険度判定手段15は、スキャン式レ
ーダ装置4にて検出された障害物の危険度合を、進行路
推定手段8にて推定された進行路と走行路検知手段14
にて検知された走行路とに基づいて判定し、危険度合の
高い例えば距離や相対速度等の情報を自動制動装置の制
御部21に出力するようになっている。
【0019】上記の自動制動装置の制御部21は、上記
障害物と自車との衝突の危険性を判断し、危険回避処置
としての自動減速、警報、又はランプ点灯等の作動を制
御するようになっている。したがって、上記危険度判定
手段15と自動制動装置の制御部21とによって安全手
段が構成されている。
【0020】ここで、上記危険度判定手段15による危
険度判定と自動制動装置の制御部21とによる安全確認
動作について詳述する。図2に示すように、レーザレー
ダ検知領域Sにおいて、自車30の前方における危険判
断距離L1までが制動領域Aとなっている。この危険判
断距離L1は、減速をした場合に、安全手段の作動遅れ
を考慮して車速に応じて決まる最短の車間距離である。
なお、レーザレーダ検知領域Sにおいて、危険判断距離
L1と危険判断対象特定距離L2との間の領域は警報や
注意ランプ点灯等がなされる警報領域Bである。そし
て、警報領域B内においては、自車30と車両37との
車間距離Lが警報開始車間距離L3(L1<L3<L
2)よりも小さくなると、危険判断距離L1に近づいて
いることを運転者に知らせるために、警報を発すると共
に注意ランプを点灯するようになっている。また、車間
距離Lが危険判断距離L1よりも小さくなると、つま
り、制動領域Aに入ると減速処理が行われる。なお、減
速処理には、自動的にブレーキをかける、自動的にシフ
トダウンしてエンジンブレーキをかける、或いは自動的
にアクセルをOFFにして出力を停止する等によるもの
がある。
【0021】上記構成を有する車両の安全装置10にお
いて、例えば、走行路内に駐車等をしている車両や歩行
者があった場合に、この車両を回避するときの動作を図
2と図3及び図4のフローチャートと図5〜図7とに基
づいて以下に説明する。
【0022】図2に示すように、上記スキャン式レーダ
装置4によって、自車30の前方に対して所定角度でパ
ルスレーザ光を水平方向に走査させながら自車30が直
進道路32を走行している。このとき、自車30の前方
おいてスキャン式レーダ装置4にて検出できるレーザレ
ーダ検知領域Sにおいて、危険判断対象特定距離L2ま
でが障害物に対して危険度判定手段15により危険度判
定をする距離となっている。この危険判断対象特定距離
L2は、通常は約120m程度であるが、例えば、リフ
レクタ(Reflector)等の反射物を付けている車両である
場合には、自車30の前方約150m程度までスキャン
式レーダ装置4にて確認可能であり、このときには危険
判断対象特定距離L2は150mとなる。
【0023】上記の自車30の走行時には、図3のフロ
ーチャートに示すように、上記走行路検知手段14によ
りCCDカメラ11からの景色の入力が画像処理され、
走行路推定が行われる(S1)。すなわち、走行路検知
手段14は、図2に示すように、道路33に描かれた中
央白線34と側路白線35との間を走行路32と推定す
ると共に、レーザレーダ検知領域Sにおける危険判断対
象領域をこの走行路32に限定するようになっている。
【0024】また、自車30は、図3に示すように、進
行路推定を行っている(S2)。この進行路推定は、進
行路推定手段8にて、図4に示す進行路推定ルーチンに
従って行われる。
【0025】上記の進行路推定ルーチンは、図4に示す
ように、舵角センサ5、車速センサ6及びヨーレートセ
ンサ7からの各信号を読み込んだ後(S11)、ステア
リング舵角ΘH と車速V0 とに基づいた第1の予測方法
により、自車30の進行路を予測する。具体的には、進
行路の曲率半径R1及び自車30の横滑り角β1を下記
の数式1により算出する(S12)。
【0026】
【数1】
【0027】次いで、ヨーレートγと車速V0 とに基づ
いた第2の予測方法により自車30の進行路を予測す
る。具体的には、曲率半径R2及び自車30の横滑り角
β2を下記の数式2により算出する(S13)。
【0028】
【数2】
【0029】その後、ステアリング舵角ΘH の絶対値が
所定角度ΘC よりも小さいか否かを判定する(S1
4)。この判定がYESのときには、第2の予測方法に
より予測された進行路を選択し、進行路の曲率半径Rに
曲率半径R2を設定すると共に、自車30の横滑り角β
に横滑り角β2を設定し(S16)、しかる後にリター
ンする。
【0030】一方、S14の判定がNOのとき、つまり
ステアリング舵角ΘH が所定角度ΘC よりも大きいとき
には、さらに第1の予測方法により予測された進行路の
曲率半径R1の絶対値と第2の予測方法により予測され
た進行路の曲率半径R2との大小を比較する(S1
5)。そして、第1の予測方法により予測された進行路
の曲率半径R1の方が小さいときには、進行路の曲率半
径Rに曲率半径R1を設定すると共に、自車30の横滑
り角βに横滑り角β1を設定する一方(S17)、第2
の予測方法により予測された進行路の曲率半径R2の方
が小さいときには、S16に移行して、進行路の曲率半
径Rに曲率半径R2を設定すると共に、自車30の横滑
り角βに横滑り角β2を設定する。つまり、曲率半径R
の小さい方を進行路として選択する。
【0031】以上にように進行路推定を行うことによっ
て、図2に斜線で示すように、自車30の車幅よりも広
い例えば2m幅の進行路36を推定するようになってい
る。
【0032】この状態において、図3のフローチャート
に示すように、スキャン式レーダ装置4によって、走行
路内の車両37が検知される(S3)。ここで、車両3
7が停止しているか否かは、スキャン式レーダ装置4に
て、相対速度の算出結果より求められる。すなわち、図
5(a)に示すように、自車速度Vを横軸にとり、車両
37の相対速度VR を縦軸にとると、車両37が停止し
ている場合には、同図(a)において破線で示すよう
に、相対速度VR =Vのライン38にて示される。した
がって、スキャン式レーダ装置4は、この相対速度VR
が自車速度Vよりも少し小さいライン39(同図(a)
において実線で示す)よりも大きい場合に、車両37が
停止していると判断するようになっている。したがっ
て、相対速度VR が設定値以上として算出されることに
よって、車両37が停止していると判断されるようにな
っている。
【0033】なお、車両37が停止しているかの判断に
ついては、他の方法によることも可能である。例えば、
図5(b)に示すように、自車速度Vが自車速度V1よ
りも小さい場合には、相対速度VR =Vのときに停止し
ていると判断し、自車速度Vが自車速度V1以上の場合
には、相対速度VR が自車速度Vよりも少し小さいライ
ン40(同図(b)において実線で示す)よりも大きい
場合に、車両37が停止していると判断することも可能
である。
【0034】次いで、図3に示すように、危険度判定手
段15にて、車両37が進行路36中にあるか否かが判
断される(S4)。車両37が進行路36内にあるとき
には、警報領域Bに車両37が侵入したか否かが判断さ
れ(S5)、YESの場合には、運転者に警報を発し、
注意ランプを点灯して注意を促すようになっている(S
6)。なお、S5で、NOの場合には、S4に戻るよう
になっている。
【0035】S6で警報を発した後、車両37が制動領
域Aに侵入したか否かが判断される(S7)。そして、
制動領域Aに侵入したと判断された場合には、自動制動
がなされる(S8)。また、S7で、制動領域Aに侵入
していないと判断された場合には、S4に戻るようにな
っている。
【0036】一方、S4で、車両37が進行路36内に
存在すると判断された場合には、さらに、車両37と進
行路36との間隔が一定値以下か否かが判定される(S
9)。この車両37と進行路36との間隔における一定
値は、自車速度Vによって異なっている。すなわち、図
6に示すように、例えば、自車速度Vが10km/hr
までは、車両37と進行路36との間隔が0.5mを一
定値とし、自車速度Vが20km/hr以上になると、
車両37と進行路36との間隔が1.0mを一定値とす
るようにしている。
【0037】次いで、図3のS9において、規制手段1
6によって、車両37と進行路36との間隔が一定値以
下であると判断されると、警報が発せられる一方(S1
0)、図7に示すように、車両37と進行路36との間
隔が一定値よりも大きい場合には、危険ではないのでそ
のままリターンされる。なお、本実施例では、自車30
が車両37を通過した後は走行路推定優先に戻るように
なっている。また、図7において斜線で示す進行路36
は、中央白線3までで途切れているが、これは進行路推
定領域は、対向車線及び隣接車線に存在する車両や構造
物を捉えることがないように、走行路内でレンジカット
されるためである。
【0038】このように、本実施例の車両の安全装置1
0は、走行路推定手段14の検知した走行路32内に、
例えば、相対速度が設定値以上として算出されることに
よって、ほぼ停止状態の障害物が存在する場合に、上記
障害物が進行路推定手段8の推定した進行路36上に位
置していなければ、規制手段16が、安全確保動作を、
例えば、禁止、遅延、基準値変更、又は選択等により規
制する。
【0039】したがって、走行路32において路上側方
に位置する障害物が存在する場合に、自車30がこの障
害物をすり抜けようとするときに、ステアリング等によ
って進行路を変えることによって、安全手段による安全
確保動作の対象からはずれるようにすることができるの
で、不要な警報や制動等の安全確保動作を回避してこの
障害物をすり抜けることができる。このため、車両の安
全装置10の操作性の向上を図ることができる。
【0040】なお、ここで規制とは全確保動作の遅延、
禁止、その他、例えば危険となる車間距離の設定変更等
の基準値変更、或いは、複数の安全確保動作に対しての
選択処理等が挙げられる。
【0041】
【発明の効果】本発明の車両の安全装置は、以上のよう
に、自車が走行する走行路を検知する走行路推定手段
と、自車の操舵角や車速等の走行状態から自車が今後走
行すると予測される進行路を推定する進行路推定手段
と、走行路推定手段の検知した走行路中に、上記障害物
検出手段によりほぼ停止状態の障害物が検出された場合
に、この障害物が進行路推定手段の推定した進行路上に
位置していなければ、安全確保動作を規制する規制手段
とが設けられている構成である。
【0042】これにより、走行路推定手段の検知した走
行路中に、ほぼ停止状態の障害物が存在する場合に、上
記障害物が進行路推定手段の推定した進行路上に位置し
ていなければ、規制手段が安全確保動作を規制する。
【0043】したがって、走行路内の路上側方にある駐
車車両や歩行者等のほぼ停止状態の障害物に対して、運
転者がすり抜け可能であると判断した場合においては、
不要な安全確保動作を回避することができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における車両の安全装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】上記安全装置を備えた車両の前方に停止車両が
存在する状態を示す平面図である。
【図3】上記安全装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】上記安全装置の進行路推定ルーチンの動作を示
すフローチャートである。
【図5】上記安全装置のスキャン式レーダ装置におい
て、車両が停止しているか否かの判断を与えるグラフで
あり、(a)は自車速度が低速度のときに、車両が少し
移動していても停止判定を与えるもの、(b)は自車速
度がV1以上のときに車両が少し移動していても停止判
定を与えるものである。
【図6】自車速度と間隔との関係を示すグラフである。
【図7】車両の前方に停止車両が存在する場合に、進行
路と車両との間隔が空いている場合の状態を示す平面図
である。
【図8】従来例を示すものであり、安全装置を備えた車
両が前方をレーダヘッドユニットにより検知しながら走
行する状態を示す平面図である。
【符号の説明】
4 スキャン式レーダ装置(障害物検出手段) 8 進行路推定手段 10 安全装置 14 走行路検知手段 15 危険度判定手段(安全手段) 16 規制手段 21 制御部(安全手段) 30 自車 32 走行路 36 進行路 37 車両 A 制動領域 B 警報領域 L1 危険判断距離 L2 危険判断対象特定距離 S レーザレーダ検知領域(所定領域)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 敏弘 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 村重 和宏 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 松岡 悟 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自車前方の所定領域における障害物の有無
    を検出する障害物検出手段と、障害物検出手段の検出結
    果に基づき、危険回避のための安全確保動作を行う安全
    手段とを備えた車両の安全装置において、 自車が走行する走行路を検知する走行路推定手段と、 自車の操舵角や車速等の走行状態から自車が今後走行す
    ると予測される進行路を推定する進行路推定手段と、 走行路推定手段の検知した走行路中に、上記障害物検出
    手段によりほぼ停止状態の障害物が検出された場合に、
    この障害物が進行路推定手段の推定した進行路上に位置
    していなければ、安全確保動作を規制する規制手段とが
    設けられていることを特徴とする車両の安全装置。
JP5205299A 1993-08-19 1993-08-19 車両の安全装置 Pending JPH0757182A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5205299A JPH0757182A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 車両の安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5205299A JPH0757182A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 車両の安全装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0757182A true JPH0757182A (ja) 1995-03-03

Family

ID=16504668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5205299A Pending JPH0757182A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 車両の安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0757182A (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09315180A (ja) * 1996-05-27 1997-12-09 Nissan Motor Co Ltd 車間距離制御装置
JPH1095593A (ja) * 1996-09-25 1998-04-14 Taisei Corp 移動物体の衝突防止方法
JPH1139598A (ja) * 1997-07-17 1999-02-12 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の衝突防止装置
JP2004038877A (ja) * 2002-07-08 2004-02-05 Yazaki Corp 車両用周辺監視装置及び画像処理装置
JP2004054821A (ja) * 2002-07-24 2004-02-19 Nissan Motor Co Ltd 運転者将来状況予測装置
JP2004110394A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Toyota Motor Corp 車両用障害物検知装置
JP2004348249A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Nissan Motor Co Ltd 車両用外界認識装置
JP2004355324A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Nissan Motor Co Ltd 車両用接触回避制御装置
US6859731B2 (en) 2002-01-16 2005-02-22 Denso Corporation Collision damage reduction system
JP2005115816A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Honda Motor Co Ltd 車両制御装置
JP2005122272A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Toyota Motor Corp 車輌の走行経路予測制御装置
JP2005250756A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両
JP2008040603A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Honda Motor Co Ltd 車両用物体検知装置
JP2010163164A (ja) * 2010-02-19 2010-07-29 Hitachi Automotive Systems Ltd 走行支援装置
JP2011131838A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Toyota Motor Corp 走行支援装置
JP2012079206A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Toyota Motor Corp 車両の走路判定システム
WO2012114478A1 (ja) * 2011-02-23 2012-08-30 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置、運転支援方法及び運転支援プログラム
JP2014117976A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Daihatsu Motor Co Ltd 運転支援装置
JP2017217933A (ja) * 2016-06-03 2017-12-14 アイシン精機株式会社 車高調整装置
JP6271068B1 (ja) * 2017-06-22 2018-01-31 株式会社ショーワ 障害物検知装置、車両、および、障害物検知システム
JP2023032069A (ja) * 2021-08-26 2023-03-09 ダイハツ工業株式会社 車両制御装置

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09315180A (ja) * 1996-05-27 1997-12-09 Nissan Motor Co Ltd 車間距離制御装置
JPH1095593A (ja) * 1996-09-25 1998-04-14 Taisei Corp 移動物体の衝突防止方法
JPH1139598A (ja) * 1997-07-17 1999-02-12 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の衝突防止装置
US6859731B2 (en) 2002-01-16 2005-02-22 Denso Corporation Collision damage reduction system
DE10301290B4 (de) * 2002-01-16 2011-02-17 DENSO CORPORATION, Kariya-shi Kollisionsschadensminderungssystem
JP2004038877A (ja) * 2002-07-08 2004-02-05 Yazaki Corp 車両用周辺監視装置及び画像処理装置
JP2004054821A (ja) * 2002-07-24 2004-02-19 Nissan Motor Co Ltd 運転者将来状況予測装置
JP2004110394A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Toyota Motor Corp 車両用障害物検知装置
JP2004348249A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Nissan Motor Co Ltd 車両用外界認識装置
US7224445B2 (en) 2003-05-20 2007-05-29 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle external recognition system and related method
JP2004355324A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Nissan Motor Co Ltd 車両用接触回避制御装置
JP2005115816A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Honda Motor Co Ltd 車両制御装置
JP2005122272A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Toyota Motor Corp 車輌の走行経路予測制御装置
JP2005250756A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両
US7904245B2 (en) 2004-03-03 2011-03-08 Nissan Motor Co., Ltd. Method and vehicle reacting to the detection of an in-path obstacle
JP2008040603A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Honda Motor Co Ltd 車両用物体検知装置
JP4717742B2 (ja) * 2006-08-02 2011-07-06 本田技研工業株式会社 車両用物体検知装置
JP2011131838A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Toyota Motor Corp 走行支援装置
JP2010163164A (ja) * 2010-02-19 2010-07-29 Hitachi Automotive Systems Ltd 走行支援装置
JP2012079206A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Toyota Motor Corp 車両の走路判定システム
US9208128B2 (en) 2010-10-05 2015-12-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Course determination system and driving assist system of vehicle
WO2012114478A1 (ja) * 2011-02-23 2012-08-30 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置、運転支援方法及び運転支援プログラム
JP2014117976A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Daihatsu Motor Co Ltd 運転支援装置
JP2017217933A (ja) * 2016-06-03 2017-12-14 アイシン精機株式会社 車高調整装置
JP6271068B1 (ja) * 2017-06-22 2018-01-31 株式会社ショーワ 障害物検知装置、車両、および、障害物検知システム
WO2018235304A1 (ja) * 2017-06-22 2018-12-27 株式会社ショーワ 障害物検知装置、車両、および、障害物検知システム
JP2019008485A (ja) * 2017-06-22 2019-01-17 株式会社ショーワ 障害物検知装置、車両、および、障害物検知システム
JP2023032069A (ja) * 2021-08-26 2023-03-09 ダイハツ工業株式会社 車両制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0757182A (ja) 車両の安全装置
KR102588920B1 (ko) 운전자 보조 시스템, 그를 가지는 차량 및 그 제어 방법
JP6380919B2 (ja) 車両制御装置
JP6158523B2 (ja) 車間距離制御装置
KR20200142155A (ko) 운전자 보조 시스템, 그를 가지는 차량 및 그 제어 방법
JP2003063273A (ja) 車両走行制御装置
JPH064799A (ja) 車両の走行制御装置
JPH0717347A (ja) 自動車の障害物検知装置
JPH06328989A (ja) 自動車の障害物検知装置
JP2008143263A (ja) 車両の走行制御装置
JPH05205198A (ja) 車両の障害物検出装置
JP7172172B2 (ja) 車両制御装置
JPH0719882A (ja) 車両の走行域認識装置及びそれを備えた自動車の安全装置
US11180141B2 (en) Vehicle control system
US20210122369A1 (en) Extensiview and adaptive lka for adas and autonomous driving
CN108064207B (zh) 车辆控制装置
JPH10283593A (ja) 車両の衝突防止装置
JP3900814B2 (ja) 運転支援システム
JP7607743B2 (ja) 車両のための回避軌道を決定するための方法
JP4294450B2 (ja) 車両用運転支援装置
JPH09223235A (ja) 車両認識装置
JPH07125571A (ja) 車載装置
JPH07294634A (ja) 車両の障害物警報装置
JPH0991598A (ja) 車両の障害物検知装置
JPH0757181A (ja) 車両の安全装置