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JPH0739081U - シート状表示材の張設構造体 - Google Patents

シート状表示材の張設構造体

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Publication number
JPH0739081U
JPH0739081U JP6917293U JP6917293U JPH0739081U JP H0739081 U JPH0739081 U JP H0739081U JP 6917293 U JP6917293 U JP 6917293U JP 6917293 U JP6917293 U JP 6917293U JP H0739081 U JPH0739081 U JP H0739081U
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JP
Japan
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sheet
shaped display
frame
display material
stretched
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JP6917293U
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JP2539255Y2 (ja
Inventor
喜太郎 吉野
Original Assignee
喜太郎 吉野
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート状表示材を皺や弛みを生ずること無
く、かつ簡単に張設できるようにした、シート状表示材
の張設構造体を提供することを目的としている。 【構成】 シート状表示材2に対して、ネジおよび/ま
たはバネによる調節機能を備えた張力付与部材、バネ、
張力付与部材と弾性枠、或いはネジおよび/またはバネ
による嵌合調節構造を備えた嵌合結合枠を介して張力を
付与する。図1はネジ杆2を張力付与部材としたもの
で、枠材1にシート状表示材2がネジ杆3を介して張設
してある。シート状表示材2の端縁に連結用枠体4が挿
通してあり、枠材1に挿通したネジ杆3の先端部を連結
用杆体4に連結してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、布、合成樹脂シート、ターポリンシート等のシート状表示材を、 看板、表示具(装置)を構成するべく張設する際に使用するシート状表示材の張 設構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、布、合成樹脂シート、ターポリンシート等のシート状表示材を用いた看 板、表示具、広告塔などが知られている。
【0003】 シート状表示材は、それを必要な部分に張設するために、周縁部を枠部材等に 固着したり、特殊な結合部材を介して固着したり、ロープ等による結束により枠 に固着する方法が一般的にとられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記のような従来の張設構造は、シート状表示材に平均して張力を付与し、皺 や弛みが生じないようにするには十分でなく、また張設の作業に手間が掛かるな どの問題点があった。また、シート状表示材の伸びや縮みの変化に対応し難った 。
【0005】 この考案はこの様な問題点を解決するべくなされたもので、シート状表示材を 皺や弛みを生ずること無く、かつ簡単に張設できるようにした、シート状表示材 の張設構造体を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
前記の如くの目的を達成するこの考案は次のような構成のものである。
【0007】 シート状表示材が枠材を介して張設されているシート状表示材の張設構造体に おいて、非弾性枠とした枠材とシート状表示材をネジおよび/またはバネによる 調節機能を備えた張力付与部材を介して連結してあることを特徴とするシート状 表示材の張設構造体。
【0008】 シート状表示材が枠材を介して張設されているシート状表示材の張設構造体に おいて、非弾性枠とした2つの枠材を交差して結合枠が構成され、各枠材の端縁 間にシート状表示材が張設してあり、前記端縁が離れる方向に付勢する為の引張 部材が枠材に設けてあることを特徴とするシート状表示材の張設構造体。
【0009】 シート状表示材が枠材を介して張設されているシート状表示材の張設構造体に おいて、シート状表示材が、非弾性材とした枠材を介して張設してあり、シート 状表示材の側面に、ネジおよび/またはバネによる調節機能を備えた張力付与部 材を当接してあることを特徴とするシート状表示材の張設構造体 シート状表示材が枠材を介して張設されているシート状表示材の張設構造体に おいて、非弾性枠とした枠材に設けた、ネジによる調節機能を備えた張力付与部 材と、弾性枠によってシート状表示材が張設してあることを特徴とするシート状 表示材の張設構造体。
【0010】 シート状表示材が枠材を介して張設されているシート状表示材の張設構造体に おいて、シート状表示材が、非弾性枠とした2つの枠体の嵌合結合枠で張設して あり、嵌合結合枠に、ネジおよび/またはバネによる嵌合調節構造を備えている ことを特徴とするシート状表示材の張設構造体。
【0011】 前記において、シート状表示材としては、従来より用いられている加工紙(合 成樹脂フィルムラミネートを含む)、合成紙、帆布(化学繊維布を含む)や、塩 化ビニルシートなどの合成樹脂シートでなる合成基布材を用いることができる。 また非弾性枠または弾性枠を構成する枠材は、ステンレスその他の金属、木材 或いは塩化ビニルその他の合成樹脂材を用い、剛性を与えて非弾性枠としたり、 可撓性を与えて弾性枠とするもので、材質に従って、肉厚、長さ等を加減するも のである。
【0012】
【作用】
この考案のシート状表示材の張設構造体によれば、シート状表示材を枠材に簡 単に調節することができる。また、張力付与部材の調節機能や、バネその他の引 張部材、弾性枠或いは嵌合結合枠の嵌合調節構造等によって、シート状表示材に 与えられる張力を調節でき、シート状表示材の皺や弛みを無くすることができる 。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の実施例を、図を参照して説明する。
【0014】 図1は第1実施例のシート状表示材の張設構造体で、剛性のある鋼材等で構成 されて、非弾性枠とした枠材1にシート状表示材2が張力付与部材であるネジ杆 3を介して張設してある。
【0015】 シート状表示材2の端縁には、図3に示したように、端縁の筒状部2aに連結 用杆体4を挿通したり(図(a)、(b))、断面コ字状の係合杆体5を係合し てあるもので、前記枠材1に挿通したネジ杆3の先端部を連結用杆体4または係 合杆体5を通してナット6に螺合してある。
【0016】 シート状表示材2の下端縁は、図示していない非弾性枠材に直接連結したり、 図示した上端縁と同様に、連結用杆体4または係合杆体5と、ネジ杆3およびナ ット6によって連結してある。
【0017】 図2は、前記実施例がネジ杆3をシート状表示材2の外部に配置したのに対し 、ネジ杆3をシート状表示材2の内部に配置した実施例である。
【0018】 ネジ杆3はシート状表示材2側の連結用杆体4側から図3(a)、(b)に示 したように挿通するもので、ネジ杆3の先端部を枠材1に挿通してナット6を螺 合してある。
【0019】 上記の実施例によれば、ネジ杆3の基部(図1)またはナット6(図2)を回 すことにより、連結用杆体4または係合杆体5を枠材1側に引き寄せて、シート 状表示材2に適度の張力を付与することができると共に、時間の経過によってシ ート状表示材2に伸びや縮みが生じた場合も、連結用杆体4または係合杆体5と 枠材間の間隔を調整して伸びまたは縮みに対応することができる。この結果シー ト状表示材2は常時、皺や弛みの無い状態を維持することができる。
【0020】 ネジ杆3は2つの部材を所定の間隔で連結し、かつ間隔の調節が可能な連結部 材の一例であって、ターンバックルなど他の連結部材とすることもできる。
【0021】 図4は第3実施例のシート状表示材の張設構造体である。非弾性枠とした枠材 1が格子状に設置してあり、枠材1の交点に張力付与部材であるゴム紐7が係合 してあり、各ゴム紐7に設けた係止棒8をシート状表示材2の隅部に形成した係 合孔9に係合させて、ゴム紐7の弾力によりシート状表示材2に張力が付与して ある。
【0022】 図5は第4実施例で、図1、2に示した実施例と同様の枠材1と連結用杆体4 に、張力付与部材であるゴム紐7のフック10が係合され、ゴム紐7の弾力によ りシート状表示材2に張力が付与してある。
【0023】 これらの実施例の場合、シート状表示材2に伸びや縮みが生じると、直ちに、 かつ自動的にゴム紐7が伸縮により対応して、シート状表示材2に皺や弛みを生 じないようにすることができる。
【0024】 ゴム紐7は伸縮機能を有する部材の一例であって、コイルバネなど、他の伸縮 機能部材とすることもできる。
【0025】 以上の実施例では、シート状表示材2に対する張力付与部材をネジまたはバネ で構成したが、ネジおよびバネで張力付与部材を構成した実施例が図6および図 7の第5実施例である。
【0026】 型材等により構成して、非弾性枠材とした枠材1に係合杆体5が架設してある 。枠材1にはネジ杆3が設置してあり、係合杆体5の両端部は、夫々、ネジ杆3 に螺合したナット6にコイルバネ11を介して弾持されている。シート状表示材 2は端縁が係合杆体5と係合されているもので、下端縁側は図示した上端縁側と 同様とする場合と、枠材1に架設した別の非弾性枠材に係合する場合とがある。
【0027】 この実施例の場合、シート状表示材2へは、ネジ杆3を回して係合杆体5の位 置を調整することによって、適度の張力を付与することができる。また、シート 状表示材2の伸びまたは縮みはコイルバネ11で吸収し、常時、皺や弛みの無い 状態を維持することができる。
【0028】 図8は第6実施例のシート状表示材の張設構造体である。非弾性枠材としたコ 字状の外枠12と内枠13を互いに嵌合して、ピン14で連結することにより交 差した結合枠15が構成してある。内枠13の上端部13aと、外枠12の中間 部に架設した棧16には、引張部材であるコイルバネ17を張設して、外枠12 の上端部12aと内枠13の下端部13bが離れる方向に、内、外枠が付勢して ある。
【0029】 そして、前記外枠12の上端部12aおよび内枠13の下端部13bには、夫 々係合杆体5が架設してあり、係合杆体5、5を介してシート状表示材2が張設 してある。
【0030】 この実施例では、コイルバネ17の弾力によって係合杆体5、5が離れる方向 に付勢されているので、シート状表示材2に適度の張力が付与され、また伸びや 縮みもコイルバネ17で吸収することができる。結合枠15とシート状表示材2 の連結は、係合杆体5を用いたが、図2(a)、(b)に示したような構造で連 結用杆体とすることもできる。シート状表示材2を環状とすれば、外枠12の上 部棧および内枠13の下部棧で連結用杆体とすることもできる。
【0031】 シート状表示材2を取り外すと、外枠12と内枠13は略直線状に整列させる ことができ、狭い場所でも保管することを可能にできる。尚、コイルバネ17は ターンバックル、ネジ等の引張部材とすることもできる。
【0032】 次に、図9は第7実施例のシート状表示材の張設構造体である。
【0033】 この実施例では、シート状表示材2が環状に形成してあり、互いに平行に設置 した、非弾性枠材である枠材1、1の外側に嵌装してある。シート状表示材2の 側面には連結用杆体4が添接してあり、該連結用杆体4と支持枠18がネジ杆3 で連結してある。
【0034】 図は枠材1を4本、連結用杆体4を2本とした場合を示したが、枠材1および 連結用杆体4の数は任意であり、シート状表示材2による表示面が少なくとも一 側面に形成できれば良いものである。
【0035】 この実施例の場合、ネジ杆3に螺合したナット6を回して、連結用杆体4と支 持枠18の間隔を調整することにより、シート状表示材2に適度の張力を付与す ることができる。ネジ杆3は、前記実施例の如く、ゴム紐やコイルバネによる張 力付与部材に代えることもでき、また、ネジ杆とゴム紐やコイルバネを結合した 張力付与部材とすることもできる。
【0036】 図において(a)は外部調整形式、(b)は内部調整形式である。
【0037】 図10は第8実施例のシート状表示材の張設構造体であり、弾性枠と複合化し たものである。即ち枠体19が、ステンレス帯板などの可撓性部材でなる弾性枠 20、20と、この弾性枠20、20上に立設された、コ字状の非弾性枠21で 構成されている。弾性枠20、20の下側には、キャスター22、22が設けて ある。
【0038】 前記弾性枠20、20の両端部には、夫々、係合杆体5が架設してある。シー ト状表示材2は、両端縁が係合杆体5に係合してあると共に、中央部が連結用杆 体4を介し、非弾性枠21の横杆21aにネジ杆3で連結してある。
【0039】 この実施例では、先ずネジ杆3を介してシート状表示材2を張力を付与した状 態で張設することができる。弾性枠20側に撓みを与えた状態とすることによっ て、シート状表示材2の伸びや縮みを吸収することができ、常に皺や弛みの無い 状態を維持することができる。尚、シート状表示材2を連結用杆体4と一方の係 合杆体5の間に張設することもできる。
【0040】 図11は第9実施例のシート状表示材の張設構造体である。
【0041】 非弾性枠材とした平面V字状の2つの枠材23、23を、互いに嵌合させて嵌 合結合枠24が構成してある。各枠材23の谷底に相当する部分には、離接板2 5が設けてあり、離接板25、25間にネジ杆3、3が挿通され、ネジ杆3、3 の調整によって、枠材23、23の嵌合深さを変化できるようにしてある。
【0042】 枠材23、23の先端側には、夫々杆体26が架設してあり、環状に形成した シート状表示材2が杆体26、26の外側に嵌装してある。
【0043】 この実施例によれば、ネジ杆3による枠材23、23の嵌合深さの調整によっ て、シート状表示材2に適度の張力を付与することができる。
【0044】 ネジ杆3の部分において、図6および図7で示した第5実施例の如く、コイル バネを設置して、枠材23、23の嵌合深さに自由度を与え、シート状表示材2 の伸びや縮みを吸収する構成とすることも可能である。
【0045】
【考案の効果】
以上に説明した通り、この考案によれば、皺や弛みを生ずること無く、かつ簡 単にシート状表示材を張設できる効果がある。また張力付与部材、バネ、弾性枠 等によって、シート状表示材の伸びや弛みを吸収し、常時、適度の張力を保ち、 皺や弛みが生じない状態を維持できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例の図で、(a)は一部正
面図、(b)は一部断面図である。
【図2】この考案の第2実施例の図で、(a)は一部正
面図、(b)は一部断面図である。
【図3】(a)、(b)、(c)は、夫々、シート状表
示材の端縁部の構造を示した一部斜視図である。
【図4】この考案の第3実施例の一部正面図である。
【図5】この考案の第4実施例の一部正面図である。
【図6】この考案の第5実施例の一部縦断正面図であ
る。
【図7】同じく第5実施例の一部縦断側面図である。
【図8】この考案の第6実施例の斜視図である。
【図9】(a)、(b)はこの考案の第7実施例の一部
側面図である。
【図10】この考案の第8実施例の斜視図である。
【図11】この考案の第9実施例であって、(a)は斜
視図、(b)は平面図である。
【符号の説明】
1 枠材 2 シート状表示材 3 ネジ杆 4 連結用杆体 5 係合杆体 6 ナット 7 ゴム紐 8 係止棒 9 係合孔 10 フック 11 コイルバネ 12 外枠 13 内枠 15 結合枠 17 コイルバネ 18 支持枠 19 枠体 20 弾性枠 21 非弾性枠 23 枠材 24 嵌合結合枠 25 離接板 26 杆体

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状表示材が枠材を介して張設され
    ているシート状表示材の張設構造体において、非弾性枠
    とした枠材とシート状表示材をネジおよび/またはバネ
    による調節機能を備えた張力付与部材を介して連結して
    あることを特徴とするシート状表示材の張設構造体。
  2. 【請求項2】 シート状表示材が枠材を介して張設され
    ているシート状表示材の張設構造体において、非弾性枠
    とした2つの枠材を交差して結合枠が構成され、各枠材
    の端縁間にシート状表示材が張設してあり、前記端縁が
    離れる方向に付勢する為の引張部材が枠材に設けてある
    ことを特徴とするシート状表示材の張設構造体。
  3. 【請求項3】 シート状表示材が枠材を介して張設され
    ているシート状表示材の張設構造体において、シート状
    表示材が、非弾性材とした枠材を介して張設してあり、
    シート状表示材の側面に、ネジおよび/またはバネによ
    る調節機能を備えた張力付与部材を当接してあることを
    特徴とするシート状表示材の張設構造体。
  4. 【請求項4】 シート状表示材が枠材を介して張設され
    ているシート状表示材の張設構造体において、非弾性枠
    とした枠材に設けた、ネジによる調節機能を備えた張力
    付与部材と、弾性枠によってシート状表示材が張設して
    あることを特徴とするシート状表示材の張設構造体。
  5. 【請求項5】 シート状表示材が枠材を介して張設され
    ているシート状表示材の張設構造体において、シート状
    表示材が、非弾性枠とした2つの枠材の嵌合結合枠で張
    設してあり、嵌合結合枠に、ネジおよび/またはバネに
    よる嵌合調節構造を備えていることを特徴とするシート
    状表示材の張設構造体。
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