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JPH07331118A - 被覆用組成物及びそれを用いる被膜形成方法 - Google Patents

被覆用組成物及びそれを用いる被膜形成方法

Info

Publication number
JPH07331118A
JPH07331118A JP14383194A JP14383194A JPH07331118A JP H07331118 A JPH07331118 A JP H07331118A JP 14383194 A JP14383194 A JP 14383194A JP 14383194 A JP14383194 A JP 14383194A JP H07331118 A JPH07331118 A JP H07331118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aqueous
coating
resin
acrylic resin
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14383194A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirofumi Fukuyama
裕文 福山
Masato Yamamoto
真人 山本
Hiroshi Shimizu
博 清水
Hajime Sukejima
肇 祐島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP14383194A priority Critical patent/JPH07331118A/ja
Publication of JPH07331118A publication Critical patent/JPH07331118A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)水性樹脂、(B)水性セルロース誘導
体、(C)レオロジーコントロール剤、及び(D)メタ
リック顔料及び/又は着色顔料を必須成分とし、(A)
樹脂固形分に対して(B)成分を1〜30wt%及び
(C)成分を0.1〜20wt%含有する被覆用組成物。 【効果】 本発明によれば、速乾性でフキムラ、モドリ
ムラのない塗膜が提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被覆用組成物及びそれを
用いる被膜形成方法に関し、詳しくは水性樹脂、水性セ
ルロース系誘導体及びレオロジーコントロール剤を含有
する自動車補修用水性メタリックベース塗料として有効
な被覆用組成物及びそれを用いる被膜形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、自動車補修用塗料の
分野では、アクリルラッカー、アクリルウレタン塗料な
どが用いられているが、速乾性、塗り肌、耐候性などの
点から有機溶剤系ではアクリルウレタン塗料が主流にな
っている。またこの分野では近年アルミニウムペースト
を含有した塗料(以下メタリックベースと記載)を塗装
した上にクリヤー塗料を塗装する、メタリック仕上げ色
が主流になっている。
【0003】メタリック仕上げ色において問題になるの
は、メタリックベース塗装時にアルミニウムの分布およ
び配向が不均一になりムラのできること(フキムラと以
下記載)と、メタリックベースを常温にて指触乾燥まで
放置後、その上にクリヤーを塗装するが、クリヤー塗装
により、その下層のメタリックベース中のアルミニウム
の分布及び配向が不均一になりムラのできること(モド
リムラと以下記載)である。
【0004】近年、作業環境の改善、環境保護の観点か
ら、ベース塗料として水性ベース塗料を使用することが
望まれており、かかる水性ベース塗料を使用しても上記
問題を解決することが強く望まれている。有機溶剤系で
は、ベース塗料の樹脂組成中にニトロセルロースやセル
ロースアセテートブチレートのような繊維素誘導体を含
有せしめて、乾燥性を早めアルミニウムの配向をコント
ロールするなどされているが、これらは水に不溶であ
り、水系ではその効果が保持できない。水性塗料用のセ
ルロース誘導体としてはカルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロースなどがあるが、これらを水
性ベースに使用しても塗料の増粘効果のみであり、上記
フキムラ、モドリムラを解決するに至っていないのが現
状である。
【0005】水性のセルロース誘導体として特開平5−
39301号公報、特開平5−194912号公報など
において乾燥性を向上せしめるセルロース誘導体が提案
されているが、ここでは該セルロース誘導体を自動車補
修用の水性メタリックベースに適用するには至っていな
い。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、耐
久性等の塗膜性能を保持した上で乾燥性を改善し且つフ
キムラ、モドリムラの生じないメタリックベース用の水
性被覆用組成物を得るべく鋭意検討した結果、水性樹
脂、水性セルロース系誘導体及びレオロジーコントロー
ル剤を特定量含有せしめることにより上記問題を解決で
きることを見出し、本発明に到達した。
【0007】すなわち本発明は、(A)水性樹脂、
(B)水性セルロース系誘導体、(C)レオロジーコン
トロール剤、及び(D)メタリック顔料及び/又は着色
顔料を必須成分とし、(A)樹脂固形分に対して(B)
成分を1〜30wt%及び(C)成分を0.1〜20wt%
含有することを特徴とする被覆用組成物、並びにメタリ
ック顔料及び/又は着色顔料を配合してなるベース塗料
を塗装し、該塗面に透明塗膜を形成するクリヤー塗料を
塗装してなる多層被膜の形成において、上記ベース塗料
として上記記載の被覆用組成物を用いることを特徴とす
る被膜形成方法を提供するものである。
【0008】まず、本発明の被覆用組成物について説明
する。
【0009】(A)水性樹脂 水性樹脂としては、水を主たる溶媒もしくは分散媒とす
るもので、アクリル樹脂水溶液、アクリル樹脂エマルジ
ョン、ウレタン樹脂エマルジョンなどが挙げられ、これ
らから少なくとも1種以上選択される。
【0010】上記アクリル樹脂水溶液は、水溶性アクリ
ル樹脂を水中に溶解したものであり、具体的にはカルボ
キシル基等の酸基を導入しこれをアミン等で中和して水
溶性としたものである。かかるカルボキシル基含有アク
リル樹脂は、カルボキシル基含有モノマーとその他のア
クリル系モノマーを共重合することによって得られる。
【0011】カルボキシル基含有モノマーとしては、例
えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン
酸、イタコン酸等が挙げられ、その他のアクリル系モノ
マーとしては、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、
アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸2
−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ラ
ウリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸
2−エチルヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリ
ル酸ラウリルなどの(メタ)アクリル酸のC1〜C20
アルキルエステル;ヒドロキシエチルアクリレート、ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルア
クリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレートなどの
(メタ)アクリル酸のC2〜C8ヒドロキシアルキルエ
ステル;ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチル
アミノエチルメタクリレート、N−ブトキシメチルアク
リルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミドなどの含
窒素モノマー;グリシジルアクリレート、グリシジルメ
タクリレートなどが挙げられ、これらは1種もしくは2
種以上用いることができる。さらに酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ブ
タジエン、イソプレンなどのアクリル系モノマー以外の
ビニルモノマー等も用いることができる。
【0012】上記単量体の共重合反応は既知の方法で行
なうことができ、例えばアゾビスイソブチロニトリル、
ベンゾイルパーオキシド、過硫酸アンモニウムなどのラ
ジカル重合触媒を用いてブチルセロソルブ等の水と相溶
性のある有機溶媒中で行なわれる。得られる水溶性アク
リル樹脂は、酸価約20〜約150、数平均分子量約
3,000〜約100,000が適当である。
【0013】該アクリル樹脂の中和は、アミンを用いて
行なわれ、かかるアミンとしては、例えばアンモニア、
エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、プ
ロピルアミン、ジプロピルアミン、イソプロピルアミ
ン、ジイソプロピルアミン、モノエタノールアミン、ブ
チルアミン、ジブチルアミン、エチレンジアミン、メチ
ルエタノールアミンなどが挙げられ、特にアンモニア、
トリエチルアミンなどを用いることが乾燥性の点から好
ましい。中和量としては、樹脂酸価に対し0.3〜1.
5の範囲が一般的である。
【0014】アクリル樹脂エマルジョンは、アクリル樹
脂粒子が水性媒体中に均一に分散してなるものであり、
例えば下記のエマルジョンなどが挙げられる。
【0015】ビニルモノマーを界面活性剤のような分散
安定剤の存在下で乳化重合せしめることによって得られ
る平均粒子径0.05〜1.0μの微粒子状の水分散性
アクリル樹脂で、水中に分散してなるものである。乳化
重合せしめるビニルモノマーは前記水溶性アクリル樹脂
で例示したカルボキシル基含有モノマー及びその他のモ
ノマーから選ばれたものが好ましく、さらに必要に応じ
て重合性不飽和結合を1分子中に2個以上有する多ビニ
ル化合物を少量併用すると粒子内架橋した水分散性アク
リル樹脂が得られ、塗膜性能が向上するので好ましい。
【0016】分散安定剤としては、例えば、ポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテル等のノニオン系界面活
性剤、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル硫酸
エステル塩等のアニオン系界面活性剤及び酸価20〜1
50、数平均分子量5,000〜30,000程度のア
クリル樹脂等の水溶性樹脂等が用いられる。
【0017】該多ビニル化合物としては、例えばエチレ
ングリコールアクリレート、エチレングリコールジメタ
クリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、
テトラエチレングリコールジメタクリレート、1,6−
ヘキサンジオールジアクリレート、ジビニルベンゼン、
トリメチロールプロパントリアクリレート等が挙げら
れ、各化合物において、それぞれに含まれる2個以上の
不飽和結合の反応性が大差ないことが好ましく、ここで
は前記ジエン系化合物は含まれない。
【0018】ここで製造される水分散性アクリル樹脂も
前記アミンで中和することが好ましい。
【0019】ウレタン樹脂エマルジョンは、ポリイソシ
アネート、ポリオール及びジヒドロキシ酸とによるイソ
シアネート基含有プレポリマーを水の存在下で反応させ
て得られるエマルジョンが使用される。
【0020】かかるエマルジョンとしては、例えば
(I)脂肪族及び/又は脂環族ポリイソシアネート
(a)、高分子ポリオール(b)、ジメチロールアルカ
ン酸(c)、さらに必要に応じて鎖伸長剤(d)をワン
ショット又は多段法により重合した過剰イソシアネート
基を含有するプレポリマー(e)とモノアミン(f)及
び水を任意の順に加え、水中に乳化分散したカルボキシ
ル基含有ポリウレタン樹脂エマルジョン、及び(II)上
記プレポリマー(e)に鎖伸長剤(g)、必要により乳
化剤及び水を任意の順に加え、水中に乳化分散したカル
ボキシル基含有ポリウレタン樹脂エマルジョンなどが挙
げられる。
【0021】上記プレポリマー(e)を構成する(a)
脂肪族及び/又は脂環族ポリイソシアネートとしては、
例えばヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−
トリメチルヘキサンジイソシアネート、リジンジイソシ
アネートなどの炭素数2〜12の脂肪族ジイソシアネー
ト;1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネート、4,4´−ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソ
シアネート、イソプロピリデンシクロヘキシル−4,4
´−ジイソシアネートなどの炭素数4〜18の脂環族ジ
イソシアネート;これらのジイソシアネートの変性物
(カーボジイミド、ウレトジオン、ウレトイミン含有変
性物など);及びこれら2種以上の混合物が挙げられ
る。これらのうち、1,4−シクロヘキサンジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネート、4,4´−ジシ
クロヘキシルメタンジイソシアネート等の脂環族ジイソ
シアネートが好ましい。
【0022】上記プレポリマー(e)を構成する(b)
高分子ポリオールは、好ましくは数平均分子量500〜
5,000、好ましくは1,000〜3,000のポリ
エーテルジオール及びポリエステルジオールである。例
えばアルキレンオキシド(エチレンオキシド、プロピレ
ンオキシド、ブチレンオキシド等)及び/又は複素環式
エーテル(テトラヒドロフラン等)を重合又は共重合
(ブロック又はランダム)させて得られるもの、例えば
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ポリエチレン−プロピレン(ブロック又はランダム)グ
リコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポ
リヘキサメチレンエーテルグリコール、ポリオクタメチ
レンエーテルグリコール;ジカルボン酸(アジピン酸、
コハク酸、セバシン酸、グルタル酸、マレイン酸、フマ
ル酸、フタル酸等)とグリコール(エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペン
タンジオール、ネオペンチルグリコール、ビスヒドロキ
シメチルシクロヘキサン等)との縮重合させたもの、例
えばポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペー
ト、ポリヘキサメチレンアジペート、ポリネオペンチル
アジペート、ポリ−3−メチルペンチルアジペート、ポ
リエチレン/ブチレンアジペート、ポリネオペンチル/
ヘキシルアジペート;ポリラクトンジオール、例えばポ
リカプロラクトンジオール、ポリ−3−メチルバレロラ
クトンジオール;ポリカーボネートジオール;及びこれ
らの2種以上の混合物が挙げられる。
【0023】前記プレポリマー(e)を構成する(c)
ジメチロールアルカン酸としては、例えばジメチロール
酢酸、ジメチロールプロピオン酸、ジメチロール酪酸等
が挙げられ、好ましいものはジメチロールプロピオン酸
である。ジメチロールアルカン酸の量は、カルボキシル
基(−COOH)としてプレポリマー(e)中0.5〜
20重量%好ましくは1〜10重量%になる量である。
【0024】また、必要により使用できる(d)鎖伸長
剤としては、低分子量(数平均分子量500未満)ポリ
オール、ポリアミンなどが好ましい。該低分子量ポリオ
ールとしては、例えば上記ポリエステルジオールの原料
として挙げたグリコール及びそのアルキレンオキシド低
モル付加物(分子量500未満);3価アルコール例え
ばグリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロール
プロパン等及びそのアルキレンオキシド低モル付加物
(分子量500未満);及びこれらの二種以上の混合物
が挙げられる。
【0025】ポリアミンとしては1分子中に1級及び/
又は2級アミノ基を2個以上含有するものであって、具
体的にはエチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、
モノヒドロキシエチルジエチレンジアミン、イソホロン
ジアミンなどが挙げられる。
【0026】該鎖伸長剤(d)は前記高分子量ポリオー
ル(b)に対し0〜20重量%、好ましくは0.5〜1
0重量%である。
【0027】プレポリマー(e)は上記した(a)〜
(c)及び必要に応じて鎖伸長剤(d)をワンショット
又は多段法により合成することができる。該(a)〜
(d)成分の配合割合はプレポリマー(e)中にイソシ
アネート基を有するように配合すればよいが、通常、イ
ソシアネート基/水酸基当量比が1.1〜1.9の範囲
が望ましい。また、プレポリマー(e)の合成は、水酸
基とイソシアネート基との反応を従来から公知の方法に
もとづいておこなうことができる。
【0028】プレポリマー(e)を用いて前記(I)の
エマルジョンを製造するにはプレポリマー(e)、モノ
アミン(f)及び水を任意の順に加え水中に自己乳化分
散することにより製造できる。
【0029】モノアミン(f)としては第1級〜第3級
アミンのいずれのものも使用することができ、具体的に
はアンモニア、低級アルキルアミン(メチルアミン、エ
チルアミン、ブチルアミン、ジメチルアミン、ジエチル
アミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリブ
チルアミンなど)、脂環族アミン(シクロヘキシルアミ
ンなど)、複素環式アミン(モルホリン、ピリジン、N
−メチルモルホリン、N−エチルモルホリンなど)、ア
ルカノールアミン(モノエタノールアミン、モノイソプ
ロパノールアミン、ジエタノールアミン、ジイソプロパ
ノールアミン、N−ジメチルエタノールアミン、N−ジ
エチルエタノールアミンなど)が挙げられる。
【0030】モノアミン(f)の配合割合は、プレポリ
マー(e)中のカルボキシル基1当量に対し、通常0.
5〜1当量の範囲である。
【0031】プレポリマー(e)を用いて前記(II)の
エマルジョンを製造するにはプレポリマー(e)に鎖伸
長剤(g)必要により乳化剤及び水を任意の順に加え、
水中に乳化分散することにより製造できる。鎖伸長剤
(g)としては、前記鎖伸長剤(d)成分で記載したポ
リアミンを用いることが好ましい。乳化剤としては例え
ば高級アルコール、アルキレンオキシド付加物などの非
イオン性界面活性剤やアルキルベンゼンスルホン酸塩の
如くアニオン性界面活性剤が好ましい。
【0032】上記ポリウレタンエマルジョンに配合する
ポリアミンは1分子中に2個以上の第1級アミノ基を有
するものである。
【0033】ポリアミンとしては第1級アミノ基以外に
も第2級アミノ基、第3級アミノ基、水酸基などの官能
基を有してもさしつかえない。また、ポリアミンを構成
する骨格は炭化水素結合及び該炭化水素結合にエーテル
結合、エステル結合、アミド結合を含有していても良
い。
【0034】ポリアミンの具体例としては、エチレンジ
アミン、1,3−ジアミノプロパン、ヘキサメチレンジ
アミン、2,5−ジメチルヘキサメチレンジアミン、ジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、ジメチ
ルアミノプロピルアミン、テトラエチレンペンタミン、
ジエチルアミノプロピルアミン、ペンタエチレンヘキサ
ミンなどの脂肪族ポリアミン、ジアミノジシクロヘキシ
ルメタン、イソホロンジアミンなどの脂環族ポリアミ
ン、キシリレンジアミンなどの芳香族脂肪族ポリアミ
ン、メタフェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタ
ンなどの芳香族ポリアミンなどが挙げられる。また、ポ
リアミンとして、水に溶解する親水性ポリアミンを用い
ると貯蔵安定性が優れることからこのものを用いること
が特に好ましい。
【0035】上記ポリアミンはカルボキシル基含有ポリ
ウレタンエマルジョンの樹脂固形分100重量部に対し
て約1〜30重量部、好ましくは約3〜15重量部の範
囲で配合するのが望ましい。
【0036】本発明においては、水性樹脂(A)として
上記アクリル樹脂水溶液、アクリル樹脂エマルジョン及
びウレタン樹脂エマルジョンを、例えばアクリル樹脂エ
マルジョン又はウレタン樹脂エマルジョンと、アクリル
樹脂水溶液とを固形分重量比で100/0〜50/50
の範囲で使用することが耐水性や付着性などの塗膜性能
の点から特に好ましい。
【0037】さらに本発明においては、上記列記の水性
樹脂にこれら以外の公知の水溶性又は水分散性樹脂、例
えばアルキド樹脂系、ポリエステル樹脂系、イソシアネ
ート基含有樹脂、シリル基含有樹脂などを適宜必要に応
じて添加してもよい。
【0038】(B)水性セルロース系誘導体 本発明で用いる水性セルロース系誘導体としては、水性
樹脂とニトロセルロースによる水分散体なども使用でき
るが、好適には下記一般式で示される水性セルロース系
誘導体が使用できる。 〔PYR.(X)x(ONO2)y(OH)zn …(I) (式中、PYR.はC672 となるピラノース環を
示し、Xは、COOH、O(CH2)p COOH、O(C
q2qO)rH、O(Cq2qO)rNO2 から選ばれる少
なくとも1種の親水性基、但しpは1−3の整数、qは
2−3の整数、rは1−10の整数、を示す。尚、0<
x<3、0<y<3,0≦z<3で、かつ、x+y+z
=3であり、nは20〜500の整数を示す。) 上記具体例としては、例えば親水性基XがCOOHのも
のとしてはアルギン酸、ペクチン酸等の硝酸エステル、
XがO(CH2)p COOHのものとしてはカルボキシメ
チルセルロース、カルボキシエチルセルロース等のカル
ボキシアルキルセルロースの硝酸エステル、カルボキシ
メチル澱粉、カルボキシエチル澱粉等のカルボキシアル
キル澱粉の硝酸エステルが挙げられる。さらに、XがO
(Cq2qO)rHのものとしてはヒドロキシエチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース等のヒドロキシ
アルキルセルロースの硝酸エステル、ヒドロキシエチル
澱粉等のアルキル澱粉の硝酸エステルが例示される。X
がO(Cq2qO)rNO2のものとしては上記XがO
(Cq2qO)rHのものにおいて部分的にO(Cq2q
O)rH基が硝酸エステル化されたものである。これらセ
ルロース系誘導体は、少量の他のエーテル基及びエステ
ル基を含んでもよい。これらのうち、本発明において
は、特にカルボキシメチルセルロースなどのカルボキシ
アルキルセルロースの硝酸エステルが好適である。
【0039】該セルロース系誘導体においては、親水性
基Xの置換度xが0.2〜1.5、硝酸エステル基の置
換度yが0.4〜2.2であることが望ましい。特に硝
酸エステル基の置換度yが1.5〜2.2であるもの
が、フキムラ、モドリムラ防止の点から特に水性メタリ
ックベース用として好適である。
【0040】該セルロース誘導体は、含まれるイオン性
基が中和剤により少なくとも一部中和されていることが
好ましい。
【0041】(C)レオロジーコントロール剤 本発明で用いるレオロジーコントロール剤は、無機系あ
るいは有機系の従来公知のものが使用でき、例えばアル
ミニウム−マグネシウムケイ酸塩、ナトリウム−マグネ
シウムケイ酸塩、モンモリロナイトタイプのナトリウム
−マグネシウム−フッ素−リチウムケイ酸塩などの層状
ケイ酸塩;ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロースなどの水溶性セルロ
ースエーテル;ポリビニルアルコール、ポリ(メタ)ア
クリルアミド、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリビニルピ
ロリドン;疎水性基含有エトキシ化ウレタンなどのウレ
タン系又はポリアクリレート系増粘剤などが挙げられ、
このうち特にアルカリ膨潤型であるポリアクリル酸系の
ものが塗料粘性制御、フキムラ防止等の点から好適に使
用される。
【0042】本発明組成物は、水性樹脂(A)樹脂固形
分に対して、水性セルロース系誘導体(B)を1〜30
wt%、好ましくは5〜15wt%、及びレオロジーコント
ロール剤(C)を0.1〜20wt%、好ましくは1〜2
0wt%含有する。該(B)成分の含有量が1wt%未満で
は乾燥性が不十分となり、モドリムラが発生しやすくな
り、一方30wt%を越えると塗膜の付着性や耐水性が低
下するので好ましくない。また該(C)成分の含有量が
0.1wt%未満ではフキムラを防止しにくく、一方20
wt%を越えると、フキムラの防止は認められず、さらに
塗膜外観が悪化しやすいので好ましくない。
【0043】(D)メタリック顔料及び/又は着色顔料 本発明で用いるメタリック顔料及び/又は着色顔料は、
通常塗料分野で用いられるメタリック顔料及び/又は着
色顔料を使用することができ、例えばアルミニウムペー
スト、パール粉、グラファイト、MIO、チタン白、カ
ーボンブラック、フラロシアニンブルーなどが挙げられ
る。
【0044】さらに本発明組成物は、必要に応じて体質
顔料、有機溶剤、水性塗料用添加剤を含有してもよい。
該有機溶剤としては、アルコール系、セロソルブ系など
の親水性溶剤が使用できる。
【0045】次に、本発明組成物を用いた塗膜形成方法
について説明する。
【0046】本発明方法は、メタリック顔料及び/又は
着色顔料を配合してなるベース塗料を塗装し、該塗面に
透明塗膜を形成するクリヤー塗料を塗装してなる多層被
膜の形成において、上記ベース塗料として上記本発明組
成物を用いてなるものである。
【0047】上記本発明組成物を適用する被塗面として
は、具体的には金属又はプラスチック基材に通常のプラ
イマー塗装が施されたものが挙げられ、特に自動車車体
の補修塗装面に好適であり、その際にはまず損傷箇所を
研磨、パテ塗り充填した後、通常のプライマー塗装が施
された上に本発明組成物を適用することができる。得ら
れるベース塗膜は乾燥膜厚で10〜30μm である。本
発明組成物を用いてなるベース塗膜を常温から約80℃
の温度で5〜60分間乾燥した後、クリヤー塗料を塗装
する。
【0048】本発明方法において使用されるクリヤー塗
料は、主として有機溶剤型塗料(非水分散型含む)が使
用され、具体的には、水酸基などの活性水素含有官能基
を有する樹脂、例えば水酸基含有アクリル樹脂、フッ素
樹脂、フッ素化アクリル樹脂などから選ばれる少なくと
も1種と、ポリイソシアネート化合物とを主成分とする
ウレタン硬化系塗料、あるいはセルロースアセテートブ
チレート変性のアクリル樹脂を主成分とするラッカー塗
料などが好適である。
【0049】該クリヤー塗料には、トルエン、キシレ
ン、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、ブチルアルコー
ル等の有機溶剤;表面調整剤、紫外線吸収剤、硬化触
媒、顔料等の塗料用添加剤などを必要に応じて配合でき
る。
【0050】該クリヤー塗膜は乾燥膜厚で30〜100
μm が適当である。
【0051】塗装方法は、ベース塗料、クリヤー塗料と
も通常のスプレー塗装、静電塗装などが採用されるがそ
の他の塗装法についても特に制限はない。
【0052】
【発明の効果】本発明組成物は、水性樹脂、水性セルロ
ース系誘導体及びレオロジーコントロール剤を特定量含
有することにより、速乾性でフキムラ、モドリムラが生
じることなく、且つ耐久性等の塗膜性能に優れた塗膜を
提供でき、特に自動車補修用塗料分野の水性メタリック
ベース用組成物として非常に有用である。さらに本発明
方法によれば、自動車補修塗装の仕上げ塗装として、仕
上り外観や塗膜性能に非常に優れた多層被膜を形成する
ことができる。
【0053】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。尚、部及び%はそれぞれ重量部及び重量%を示す。
【0054】水性樹脂の製造 製造例1 反応容器にブチルセロソルブ75部を加え窒素気流中で
115℃に加温した。115℃に達したらアクリル酸n
−ブチル32部、メタクリル酸メチル49部、メタクリ
ル酸2−ヒドロキシエチル15部、アクリル酸4部及び
アゾイソブチロニトリル1部の混合物を3時間かけて加
えた。添加終了後115℃で30分間熟成し、アゾイソ
ブチロニトリル1部とブチルセロソルブ115部の混合
物を1時間にわたって加え、30分間熟成後50℃で2
00メッシュナイロンクロスで濾過した。得られた反応
生成物の酸価は31、粘度はZ4(ガードナー泡粘度
計)、固形分55%であった。このものをトリエチルア
ミンで当量中和しさらに脱イオン水を加えることによっ
て50%アクリル樹脂水溶液(A−1)を得た。
【0055】製造例2 数平均分子量2,000のポリブチレンアジペート11
5.5部、数平均分子量2,000のポリカプロラクト
ンジオール115.5部、ジメチロールプロピオン酸2
3.2部、1,4−ブタンジオール6.5部及び1−イ
ソシアナト−3−イソシアナトメチル−3,5,5−ト
リメチルシクロヘキサン(IPDI)120.1部を重
合容器に仕込み、撹拌下に窒素気流中で85℃で7時間
反応せしめてNCO含有量4.0%の末端NCOプレポ
リマーを得た。次にプレポリマーを50℃まで冷却し、
アセトン165部を加え均一に溶解した後、撹拌下にト
リエチルアミンを15.7部加え、50℃以下に保ちな
がらイオン交換水600部を加え、得られた水分散体を
50℃で2時間保持し水伸長反応を完結させた後、減圧
下70℃以下でアセトンを留去し、固形分39%のウレ
タン樹脂エマルジョン(A−2)を得た。
【0056】製造例3 反応容器に脱イオン水140部、30%「Newcol707
SF」(界面活性剤、日本乳化剤社製)2.5部及び単
量体混合物(メタクリル酸メチル55部、スチレン8
部、アクリル酸n−ブチル9部、アクリル酸2−ヒドロ
キシエチル5部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレ
ート2部及びメタクリル酸1部)の内の1部を加え、窒
素気流中で撹拌混合し、60℃で3%過硫酸アンモニウ
ム3部を加えた。次いで80℃に温度を上昇させて前記
単量体混合物の残りの79部、30%「Newcol707S
F」2.5部、3%過硫酸アンモニウム4部及び脱イオ
ン水42部からなる単量体乳化物を4時間かけて定量ポ
ンプを用いて反応容器に加え、添加終了後1時間熟成を
行なった。
【0057】さらに80℃で単量体混合物(メタクリル
酸メチル5部、アクリル酸n−ブチル7部、アクリル酸
2−エチルヘキシル5部、メタクリル酸3部及び30%
「Newcol707SF」0.5部)20.5部と3%過硫
酸アンモニウム4部を同時に1.5時間かけて反応容器
に並列滴下する。添加終了後1時間熟成し、脱イオン水
30部で希釈し、30℃で200メッシュナイロンクロ
スで濾過した。この濾過液に更に脱イオン水を加えトリ
エチルアミンでpH7.5に調整し、平均粒子径0.1μ
m 、固形分20%のアクリル樹脂エマルジョン(A−
3)を得た。
【0058】水性セルロース系誘導体の調整 水57部とブチルセロソルブ21部の混合液に、旭化成
工業社製水性セルロース誘導体「WHH」(カルボキシ
メチルセルロースの硝酸エステル、固形分50%)20
部をディスパーで撹拌しながら添加し、徐々にトリエチ
ルアミンを2部加えることで10%水性セルロース溶液
(B)を得た。
【0059】アルミニウムペーストの調整 撹拌混合容器にアルミニウムペースト(金属含有量65
%)23部とブチルセロソルブ25部を添加し、1時間
撹拌してアルミニウム顔料濃厚液(D)を得た。
【0060】実施例1〜4及び比較例1〜4 上記製造例で得られたアルミペースト、水性樹脂溶液、
水性セルロース溶液及び脱イオン水を下記表1に示す配
合で順次撹拌下に添加してゆき、さらに1時間撹拌し
た。この混合物に「プライマルASE−60」(ローム
アンドハース社製、アルカリ膨潤型ポリアクリル酸系増
粘剤)を同表に示す配合で添加し、5%アンモニア水で
pH=8として、固形分15%のメタリックベース塗料を
得た。尚、表1は固形分表示である。
【0061】
【表1】
【0062】実施例5〜8及び比較例5〜8 300×100×0.8mmの軟鋼板上に市販ラッカープ
ライマーサーフェーサーを乾燥膜厚で40μ塗装し、室
温にて30分間乾燥後に#400耐水研磨紙で研磨し、
被塗板とした。これに上記で得た各ベース塗料を乾燥膜
厚15μになるようにスプレーガンで塗装し、15分静
置後、60℃で15分間強制乾燥させた後に、「レタン
PG2KMクリヤー」(関西ペイント社製、ウレタン樹
脂系クリヤー)を乾燥膜厚40〜50μになるようにス
プレーガンで塗装し、60℃で20分間強制乾燥させて
各塗装板を得た。
【0063】得られた各塗装板の塗膜のメタリック仕上
り性及び性能試験結果を表2に示す。試験方法は下記の
通りである。
【0064】(*1)メタリック仕上り性 前記塗装板作成時の、ベース塗料を塗装後にフキムラ
を、さらにクリヤー塗料を塗装後にモドリムラを目視で
評価した。(○:ムラなし、△:ムラ発生、×:ムラが
著しい)
【0065】(*2)付着性 自動車用外板の旧塗膜として被塗板に「TC−71クリ
ヤー」(関西ペイント社製、アミノアクリル樹脂系)の
塗膜(20μ)を形成し、これに上記ベース塗料、クリ
ヤー塗料を上記の方法に従って塗装して各試験塗装板を
作成し、これを上水(20℃)に7日間浸漬し取出した
後、塗膜にクロスカットし、粘着セロハンテープ剥離試
験をした後の塗膜面を評価した。(○:剥離なし、△:
若干剥離あり、×:著しい剥離あり)
【0066】(*3)耐水性 上記(*2)と同様にして得た各塗装板を上水(20
℃)に72時間浸漬し取出した後、2時間放置後の塗膜
の状態を目視により評価した。ツヤビケ、フクレ等の異
常のないものを○、異常のあるものを×とした。
【0067】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 7/24 302 P 0823−4F T 0823−4F C09D 5/38 PRF 101/08 PCT (72)発明者 祐島 肇 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)水性樹脂、 (B)水性セルロース系誘導体、 (C)レオロジーコントロール剤、及び (D)メタリック顔料及び/又は着色顔料 を必須成分とし、(A)樹脂固形分に対して(B)成分
    を1〜30wt%及び(C)成分を0.1〜20wt%含有
    することを特徴とする被覆用組成物。
  2. 【請求項2】 水性樹脂(A)が、アクリル樹脂水溶
    液、アクリル樹脂エマルジョン、ウレタン樹脂エマルジ
    ョンから選ばれる少なくとも1種である請求項1記載の
    組成物。
  3. 【請求項3】 水性樹脂(A)として、アクリル樹脂エ
    マルジョン又はウレタン樹脂エマルジョンと、アクリル
    樹脂水溶液とを固形分重量比で100/0〜50/50
    の範囲で使用してなる請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 水性セルロース系誘導体(B)が、下記
    一般式で示されるものである請求項1記載の組成物。 〔PYR.(X)x(ONO2)y(OH)zn …(I) (式中、PYR.はC672 なるピラノース環を示
    し、Xは、COOH、O(CH2)p COOH、O(Cq
    2qO)rH、O(Cq2qO)rNO2 から選ばれる少な
    くとも1種の親水性基、但しpは1−3の整数、qは2
    −3の整数、rは1−10の整数、を示す。尚、0<x
    <3、0<y<3、0≦z<3で、かつx+y+z=3
    であり、nは20〜500の整数を示す。)
  5. 【請求項5】 水性セルロース系誘導体(B)が、カル
    ボキシアルキルセルロースの硝酸エステルである請求項
    4記載の組成物。
  6. 【請求項6】 レオロジーコントロール剤(C)が、ポ
    リアクリル酸系である請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】 メタリック顔料及び/又は着色顔料を配
    合してなるベース塗料を塗装し、該塗面に透明塗膜を形
    成するクリヤー塗料を塗装してなる多層被膜の形成にお
    いて、上記ベース塗料として請求項1記載の組成物を用
    いることを特徴とする被膜形成方法。
  8. 【請求項8】 クリヤー塗料が、水酸基含有アクリル樹
    脂、フッ素樹脂、フッ化アクリル樹脂などから選ばれる
    少なくとも1種とポリイソシアネート化合物とを主成分
    とする有機溶剤型塗料である請求項7記載の方法。
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