JPH0730489Y2 - 平判包装装置の胴巻包装機構 - Google Patents
平判包装装置の胴巻包装機構Info
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- JPH0730489Y2 JPH0730489Y2 JP1988099887U JP9988788U JPH0730489Y2 JP H0730489 Y2 JPH0730489 Y2 JP H0730489Y2 JP 1988099887 U JP1988099887 U JP 1988099887U JP 9988788 U JP9988788 U JP 9988788U JP H0730489 Y2 JPH0730489 Y2 JP H0730489Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、積層された平判製品を包装紙にて包装しうる
平判包装装置の胴巻包装機構に関する。
平判包装装置の胴巻包装機構に関する。
[従来の技術] 従来、平判包装装置の胴巻包装機構としては、包装紙の
所定位置上に平判製品を載置した状態で包装紙を移送
し、この移送中に先ず包装紙の前側胴巻しろを製品の上
面側に折り返し、さらに包装紙の後側胴巻しろを所定の
長さに切断すると共にこの切断端部近くに接着糊を付着
し、そして前後の各胴巻しろを製品の前後から該製品の
各上角部に沿って抑えつけて前後の各胴巻しろを折畳
み、この各胴巻しろの折畳みに伴い該胴巻しろを製品上
面に撫で付け後側胴巻しろを前側胴巻しろ上に前記接着
糊を介して貼り合わせる手段を備えたものが知られてい
る。
所定位置上に平判製品を載置した状態で包装紙を移送
し、この移送中に先ず包装紙の前側胴巻しろを製品の上
面側に折り返し、さらに包装紙の後側胴巻しろを所定の
長さに切断すると共にこの切断端部近くに接着糊を付着
し、そして前後の各胴巻しろを製品の前後から該製品の
各上角部に沿って抑えつけて前後の各胴巻しろを折畳
み、この各胴巻しろの折畳みに伴い該胴巻しろを製品上
面に撫で付け後側胴巻しろを前側胴巻しろ上に前記接着
糊を介して貼り合わせる手段を備えたものが知られてい
る。
[考案が解決しようとする課題] 製品に対し正確な胴巻包装が行なわれるためには前述し
た各工程のすべてが正確に行なわれることが要求され
る。しかしながら、胴巻包装の前記各工程のうち特に移
送進行中の製品の上面側に包装紙の前側胴巻しろを折り
返す手段において、従来の胴巻包装機構で採用している
手段はその折り返し作業を正確かつ容易になし得ないも
のであるため、次の折畳み工程にも支障をきたし結局正
確な折畳み形状からなる胴巻包装をなし得ないという問
題があった。
た各工程のすべてが正確に行なわれることが要求され
る。しかしながら、胴巻包装の前記各工程のうち特に移
送進行中の製品の上面側に包装紙の前側胴巻しろを折り
返す手段において、従来の胴巻包装機構で採用している
手段はその折り返し作業を正確かつ容易になし得ないも
のであるため、次の折畳み工程にも支障をきたし結局正
確な折畳み形状からなる胴巻包装をなし得ないという問
題があった。
本考案は、係る実情に鑑み、胴巻包装の各工程のうち特
に移送進行中の製品の上面側に包装紙の前側胴巻しろを
正確かつ容易に折り返すことができる前側胴巻しろ折り
返し装置を含む胴巻包装機構を提供することを目的とし
ている。
に移送進行中の製品の上面側に包装紙の前側胴巻しろを
正確かつ容易に折り返すことができる前側胴巻しろ折り
返し装置を含む胴巻包装機構を提供することを目的とし
ている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の平判包装装置の胴
巻包装機構は、次のような構成よりなっている。すなわ
ち、 搬送コンベアの搬送面上に包装紙を繰り出し供給しうる
包装紙供給手段と、搬送コンベア上に繰り出し供給され
る包装紙の所定位置上に包装される製品を供給する製品
供給手段と、製品を載置した包装紙を移送する前記搬送
コンベアの移送中に包装紙の前側胴巻しろを該製品の上
面に折り返しうる前側胴巻しろ折り返し装置と、繰り出
された包装紙の後側胴巻しろを所定の長さに切断する切
断すると共に該切断端部近くに接着糊を付着する切断及
び糊付け装置と、搬送コンベアの搬送停止時に搬送面下
から製品の前後部に起立されて製品の前後角部を抑えつ
け前後の各胴巻しろを製品の前後へ折畳みうる一対の抑
止鉤部材を備えた胴巻しろ折畳み装置と、胴巻しろの折
畳みに伴い該胴巻しろを製品上面に撫で付け後側胴巻し
ろを前側胴巻しろ上に前記接着糊を介して貼り合わせる
押圧しごき部材とを備えてなり、 前記前側胴巻しろ折り返し装置は、前記搬送コンベアの
搬送面に対し登り傾斜となる傾斜面を有する傾斜コンベ
アを備え、該傾斜コンベアの下端部側を、前記搬送コン
ベアの搬送面上を移送される前側胴巻しろを傾斜コンベ
アの傾斜面上へ誘導すべく該搬送面下におき、該搬送面
上を製品が移送する際には製品の通過を許容する上方位
置におくように構成すると共に、前記傾斜搬送面を該傾
斜搬送面の下端部側が前記搬送コンベアの搬送面下に在
るときには前側胴巻しろの誘導を助勢すべく登り傾斜方
向へ走行させ、該傾斜搬送面の下端部側が製品の通過を
許容する上方位置に在るときには傾斜搬送面上に誘導さ
れている前側胴巻しろを該誘導位置から反誘導方向へ繰
り出す搬送力を与えられるべく下り傾斜方向へ走行させ
るように構成したことを特徴とするものである。
巻包装機構は、次のような構成よりなっている。すなわ
ち、 搬送コンベアの搬送面上に包装紙を繰り出し供給しうる
包装紙供給手段と、搬送コンベア上に繰り出し供給され
る包装紙の所定位置上に包装される製品を供給する製品
供給手段と、製品を載置した包装紙を移送する前記搬送
コンベアの移送中に包装紙の前側胴巻しろを該製品の上
面に折り返しうる前側胴巻しろ折り返し装置と、繰り出
された包装紙の後側胴巻しろを所定の長さに切断する切
断すると共に該切断端部近くに接着糊を付着する切断及
び糊付け装置と、搬送コンベアの搬送停止時に搬送面下
から製品の前後部に起立されて製品の前後角部を抑えつ
け前後の各胴巻しろを製品の前後へ折畳みうる一対の抑
止鉤部材を備えた胴巻しろ折畳み装置と、胴巻しろの折
畳みに伴い該胴巻しろを製品上面に撫で付け後側胴巻し
ろを前側胴巻しろ上に前記接着糊を介して貼り合わせる
押圧しごき部材とを備えてなり、 前記前側胴巻しろ折り返し装置は、前記搬送コンベアの
搬送面に対し登り傾斜となる傾斜面を有する傾斜コンベ
アを備え、該傾斜コンベアの下端部側を、前記搬送コン
ベアの搬送面上を移送される前側胴巻しろを傾斜コンベ
アの傾斜面上へ誘導すべく該搬送面下におき、該搬送面
上を製品が移送する際には製品の通過を許容する上方位
置におくように構成すると共に、前記傾斜搬送面を該傾
斜搬送面の下端部側が前記搬送コンベアの搬送面下に在
るときには前側胴巻しろの誘導を助勢すべく登り傾斜方
向へ走行させ、該傾斜搬送面の下端部側が製品の通過を
許容する上方位置に在るときには傾斜搬送面上に誘導さ
れている前側胴巻しろを該誘導位置から反誘導方向へ繰
り出す搬送力を与えられるべく下り傾斜方向へ走行させ
るように構成したことを特徴とするものである。
[作用] 上記のように構成された胴巻包装機構の前側胴巻しろ折
り返し装置によれば、傾斜搬送面を該傾斜搬送面の下端
部側が前記搬送コンベアの搬送面下に在るときには前側
胴巻しろの誘導を助勢すべく登り傾斜方向へ走行させて
いるため、前側胴巻しろを登り傾斜の傾斜搬送面に沿っ
て効果的に誘導でき、また、該傾斜搬送面の下端部側が
製品の通過を許容する上方位置に在るときには傾斜搬送
面上に誘導されている前側胴巻しろを該誘導位置から反
誘導方向へ繰り出す搬送力を与えられるべく下り傾斜方
向へ走行させているため、登り傾斜の傾斜搬送面に沿っ
て誘導されていた前側胴巻しろを該誘導位置から反誘導
方向へ繰り出す搬送力を作用され傾斜搬送面に沿って反
誘導方向へ繰り出されることから、前側胴巻しろを押送
して通過される製品の前頭部に大きな負荷を与えること
なく、傾斜コンベアの下端部側を離れた前側胴巻しろを
通過製品の上面側に折り返すことができる。
り返し装置によれば、傾斜搬送面を該傾斜搬送面の下端
部側が前記搬送コンベアの搬送面下に在るときには前側
胴巻しろの誘導を助勢すべく登り傾斜方向へ走行させて
いるため、前側胴巻しろを登り傾斜の傾斜搬送面に沿っ
て効果的に誘導でき、また、該傾斜搬送面の下端部側が
製品の通過を許容する上方位置に在るときには傾斜搬送
面上に誘導されている前側胴巻しろを該誘導位置から反
誘導方向へ繰り出す搬送力を与えられるべく下り傾斜方
向へ走行させているため、登り傾斜の傾斜搬送面に沿っ
て誘導されていた前側胴巻しろを該誘導位置から反誘導
方向へ繰り出す搬送力を作用され傾斜搬送面に沿って反
誘導方向へ繰り出されることから、前側胴巻しろを押送
して通過される製品の前頭部に大きな負荷を与えること
なく、傾斜コンベアの下端部側を離れた前側胴巻しろを
通過製品の上面側に折り返すことができる。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
図面第1図および第3図において、符号1…は長方形状
の紙材を所定の厚さに積層してなる平判製品であり、こ
の平判製品1は昇降自在なテーブルリフター(図示しな
い)上に積み重ね状態に載置され、最上段に積み重ねら
れた平判製品1は後述する供給コンベアの搬送面と同一
高さに位置させている。20は前記テーブルリフターから
適宜の供給手段(手動あるいは適宜の押出し機構を用い
た。)にて一個づつ供給された平判製品1を上下一対の
キャタピラーコンベア20a,20b間に受けて次工程の胴巻
包装部へと供給する供給コンベアであり、前記キャタピ
ラーコンベア20a,20bの対向間隙は搬送される製品1の
厚さに適応できるよう下部コンベア20aに対して上部コ
ンベア20bの設置高さをシリンダー21等を介して調節し
うるように構成してある。22は前記供給コンベア20を駆
動させる駆動モーターである。この供給コンベア20は上
下一対のキャタピラーコンベア20a,20b間に供給すべき
平判製品1を受けて該製品1の上下面をキャタピラー面
にて保持しながら搬送するものであるため製品1に傷が
つけられる恐れが少ないという特徴を有する。この供給
コンベア20は該供給コンベアの所定位置に平判製品1が
供給されると図示しない位置センサーでその供給位置を
検知し該センサーからの指令でその搬送駆動を停止し、
平判製品1を供給コンベア20の所定のスタート位置(一
点鎖線の位置)にて待機させるように構成してある。25
は前記供給コンベア20から供給された平判製品1を受け
て胴巻包装部へ供給する第1搬送コンベアであり、該搬
送コンベア25の始端部と前記供給コンベア20の終端部と
の間には所定の間隙が設けられていて、この間隙に後述
する包装紙の繰り出し駆動ローラーを配置させている。
27は前記第1搬送コンベア25を駆動させる駆動モーター
である。また前記第1搬送コンベア25は後述する傾斜コ
ンベアの可動始端部を搬送コンベア25の搬送面下から搬
送面上に上下動しうるよう各搬送ベルト間に間隙を設け
ている。
の紙材を所定の厚さに積層してなる平判製品であり、こ
の平判製品1は昇降自在なテーブルリフター(図示しな
い)上に積み重ね状態に載置され、最上段に積み重ねら
れた平判製品1は後述する供給コンベアの搬送面と同一
高さに位置させている。20は前記テーブルリフターから
適宜の供給手段(手動あるいは適宜の押出し機構を用い
た。)にて一個づつ供給された平判製品1を上下一対の
キャタピラーコンベア20a,20b間に受けて次工程の胴巻
包装部へと供給する供給コンベアであり、前記キャタピ
ラーコンベア20a,20bの対向間隙は搬送される製品1の
厚さに適応できるよう下部コンベア20aに対して上部コ
ンベア20bの設置高さをシリンダー21等を介して調節し
うるように構成してある。22は前記供給コンベア20を駆
動させる駆動モーターである。この供給コンベア20は上
下一対のキャタピラーコンベア20a,20b間に供給すべき
平判製品1を受けて該製品1の上下面をキャタピラー面
にて保持しながら搬送するものであるため製品1に傷が
つけられる恐れが少ないという特徴を有する。この供給
コンベア20は該供給コンベアの所定位置に平判製品1が
供給されると図示しない位置センサーでその供給位置を
検知し該センサーからの指令でその搬送駆動を停止し、
平判製品1を供給コンベア20の所定のスタート位置(一
点鎖線の位置)にて待機させるように構成してある。25
は前記供給コンベア20から供給された平判製品1を受け
て胴巻包装部へ供給する第1搬送コンベアであり、該搬
送コンベア25の始端部と前記供給コンベア20の終端部と
の間には所定の間隙が設けられていて、この間隙に後述
する包装紙の繰り出し駆動ローラーを配置させている。
27は前記第1搬送コンベア25を駆動させる駆動モーター
である。また前記第1搬送コンベア25は後述する傾斜コ
ンベアの可動始端部を搬送コンベア25の搬送面下から搬
送面上に上下動しうるよう各搬送ベルト間に間隙を設け
ている。
30は前記供給コンベア20及び第1搬送コンベア25の下方
位置に配設された巻き取り保持ローラーであり、該保持
ローラー30は平判製品1を包装するための包装紙10を巻
き取り保持している。この保持ローラー30に巻き取り保
持された包装紙10は、ガイドローラー31…、繰り出し駆
動ローラー32及び押圧ローラー33を介して前記第1搬送
コンベア25の搬送面上に繰り出し供給されるように構成
されている。前記繰り出し駆動ローラー32は前述したよ
うに第1搬送コンベア25の始端部と供給コンベア20の終
端部との間に配設され、供給コンベア20から供給された
製品1を該繰り出し駆動ローラー32を介して前記第1搬
送コンベア25へ供給しうるよう該駆動ローラー32のトッ
プ面を前記搬送コンベア25の搬送面と同一高さに構成し
てある。34は前記繰り出し駆動ローラー32の駆動モータ
ーである。前記第1搬送コンベア25上に包装紙10を繰り
出し供給するのとほぼ同期して前記供給コンベア20のス
タート位置で待機されている平判製品1の搬送を開始
し、該平判製品1を繰り出し供給中の包装紙10のほぼ中
央位置上に供給しうるように構成している。
位置に配設された巻き取り保持ローラーであり、該保持
ローラー30は平判製品1を包装するための包装紙10を巻
き取り保持している。この保持ローラー30に巻き取り保
持された包装紙10は、ガイドローラー31…、繰り出し駆
動ローラー32及び押圧ローラー33を介して前記第1搬送
コンベア25の搬送面上に繰り出し供給されるように構成
されている。前記繰り出し駆動ローラー32は前述したよ
うに第1搬送コンベア25の始端部と供給コンベア20の終
端部との間に配設され、供給コンベア20から供給された
製品1を該繰り出し駆動ローラー32を介して前記第1搬
送コンベア25へ供給しうるよう該駆動ローラー32のトッ
プ面を前記搬送コンベア25の搬送面と同一高さに構成し
てある。34は前記繰り出し駆動ローラー32の駆動モータ
ーである。前記第1搬送コンベア25上に包装紙10を繰り
出し供給するのとほぼ同期して前記供給コンベア20のス
タート位置で待機されている平判製品1の搬送を開始
し、該平判製品1を繰り出し供給中の包装紙10のほぼ中
央位置上に供給しうるように構成している。
平判製品1は包装紙10上に載置されて前記第1搬送コン
ベア25にて搬送されるが、この第1搬送コンベア25部に
は包装紙10の前側胴巻しろ11aを平判製品1の前側上部
に折り曲げうるようにした前側胴巻しろ折り返し装置40
が設けられている。この前側胴巻しろ折り返し装置40
は、前記搬送コンベア25の搬送面に対し登り傾斜となる
傾斜面を有する傾斜コンベア41を備え、該傾斜コンベア
41の下端部側を、前記搬送コンベア25の搬送面上を移送
される前側胴巻しろ11aを傾斜コンベア41の傾斜面上へ
誘導すべく該搬送面下におき、該搬送面上を製品1が移
送する際には製品の通過を許容する上方位置におくよう
に構成すると共に、前記傾斜搬送面を該傾斜搬送面の下
端部側が前記搬送コンベアの搬送面下に在るときには前
側胴巻しろの誘導を助勢すべく登り傾斜方向へ走行さ
せ、該傾斜搬送面の下端部側が製品の通過を許容する上
方位置に在るときには傾斜搬送面上に誘導されている前
側胴巻しろを該誘導位置から反誘導方向へ繰り出す搬送
力を与えられるべく下り傾斜方向へ走行させるように構
成したものである。この前側胴巻しろ折り返し装置40は
前記第1搬送コンベア25の搬送途上に設けられた傾斜コ
ンベア41にて構成されている。この傾斜コンベア41は、
前記搬送コンベア25の搬送面の直下に位置した可動始端
部41aから搬送方向側の搬送面より上方に位置した固定
終端部41bに進むに従い登り傾斜となる傾斜搬送面を有
し、前記可動始端部41aは前記第1搬送コンベア25の搬
送面直下の下動位置と搬送コンベア25の搬送面に沿って
搬送される製品1の通過を許容しうる上動位置との間を
上下動しうるように構成されている。更にこの傾斜コン
ベア41の傾斜搬送面は、前記可動始端部41aが下動位置
に配置されている場合は登り傾斜面方向に走行され、ま
た可動始動部41が上動位置に配置されている場合には前
記走行方向とは逆方向に走行されるように構成してあ
る。この傾斜コンベア41について更に具体的に述べれ
ば、42は機枠から立設された固定プレート43間に第1搬
送コンベア25を跨いて回転自在に軸架された駆動軸であ
り、該駆動軸42には固定搬送ロール44bを軸着してあ
る。45は前記駆動軸42を介して固定搬送ロール44bを回
転駆動させる駆動モーターである。46は基端側を前記駆
動軸42に回動自在に枢着され先端側に可動搬送ロール44
aを回転自在に軸着した枢動アームであり、該枢動アー
ム46該枢動アームと機枠との間に設けられたシリンダー
(図示しない)の進退駆動により第1搬送コンベア25の
搬送面直下位置から搬送面上の所定位置まで上下動する
ように構成している。47は前記各搬送ロール44a,44b間
に掛けられた搬送ベルトである。しかして、平判製品1
を載置した状態で第1搬送コンベア25上を供給される包
装紙10の前側胴巻しろ11aは、該搬送コンベア25の搬送
途上に設けられその可動始端部41aを搬送コンベア25の
搬送面直下の下動位置におかれた前記傾斜コンベア41の
登り傾斜搬送面方向に走行している登り傾斜搬送面に沿
って効果的に誘導され、この誘導位置で傾斜コンベア41
の可動始端部41aを前記搬送コンベア25の搬送面下から
製品1の通過を許容できる上動位置まで上動させると、
傾斜搬送面に誘導されていた包装紙10の前側胴巻しろ11
aは該傾斜搬送面の登り傾斜方向とは逆方向へ走行され
る傾斜搬送面に沿って反誘導方向へ繰り出されると共に
ここを通過される平判製品の前頭部によって誘導位置か
ら通過製品の上面側に効果的に引き戻され傾斜コンベア
41の可動始端部41aを離れた際にここを通過した製品1
の前側上部に折り曲げられるようにしてある。このよう
に、包装紙10の前側胴巻しろ11aを傾斜コンベア41の傾
斜搬送面上に誘導するに際しては、該傾斜コンベア41の
搬送力によって前側胴巻しろ11aを傾斜搬送面の所定位
置上に効果的に誘導できると共に、傾斜搬送面上に誘導
されている包装紙10の前側胴巻しろ11aを通過される平
判製品1の前頭部によって前記誘導位置から引き戻し通
過製品の前側上部に折り曲げるに際しては、包装紙10の
前側胴巻しろ11aを誘導位置から反誘導方向へ繰り出す
搬送力が作用することから、該前側胴巻しろ11aの繰り
出し折り曲げ作業を通過される製品1の前頭部による押
送力にのみに依存するものではないため、押送の際に製
品が所定の搬送路からズレる恐れも少なく、したがって
包装紙10の前側胴巻しろ11aを平判製品1の前側上面の
所定位置に正確に折り曲げできる特徴を有している。
ベア25にて搬送されるが、この第1搬送コンベア25部に
は包装紙10の前側胴巻しろ11aを平判製品1の前側上部
に折り曲げうるようにした前側胴巻しろ折り返し装置40
が設けられている。この前側胴巻しろ折り返し装置40
は、前記搬送コンベア25の搬送面に対し登り傾斜となる
傾斜面を有する傾斜コンベア41を備え、該傾斜コンベア
41の下端部側を、前記搬送コンベア25の搬送面上を移送
される前側胴巻しろ11aを傾斜コンベア41の傾斜面上へ
誘導すべく該搬送面下におき、該搬送面上を製品1が移
送する際には製品の通過を許容する上方位置におくよう
に構成すると共に、前記傾斜搬送面を該傾斜搬送面の下
端部側が前記搬送コンベアの搬送面下に在るときには前
側胴巻しろの誘導を助勢すべく登り傾斜方向へ走行さ
せ、該傾斜搬送面の下端部側が製品の通過を許容する上
方位置に在るときには傾斜搬送面上に誘導されている前
側胴巻しろを該誘導位置から反誘導方向へ繰り出す搬送
力を与えられるべく下り傾斜方向へ走行させるように構
成したものである。この前側胴巻しろ折り返し装置40は
前記第1搬送コンベア25の搬送途上に設けられた傾斜コ
ンベア41にて構成されている。この傾斜コンベア41は、
前記搬送コンベア25の搬送面の直下に位置した可動始端
部41aから搬送方向側の搬送面より上方に位置した固定
終端部41bに進むに従い登り傾斜となる傾斜搬送面を有
し、前記可動始端部41aは前記第1搬送コンベア25の搬
送面直下の下動位置と搬送コンベア25の搬送面に沿って
搬送される製品1の通過を許容しうる上動位置との間を
上下動しうるように構成されている。更にこの傾斜コン
ベア41の傾斜搬送面は、前記可動始端部41aが下動位置
に配置されている場合は登り傾斜面方向に走行され、ま
た可動始動部41が上動位置に配置されている場合には前
記走行方向とは逆方向に走行されるように構成してあ
る。この傾斜コンベア41について更に具体的に述べれ
ば、42は機枠から立設された固定プレート43間に第1搬
送コンベア25を跨いて回転自在に軸架された駆動軸であ
り、該駆動軸42には固定搬送ロール44bを軸着してあ
る。45は前記駆動軸42を介して固定搬送ロール44bを回
転駆動させる駆動モーターである。46は基端側を前記駆
動軸42に回動自在に枢着され先端側に可動搬送ロール44
aを回転自在に軸着した枢動アームであり、該枢動アー
ム46該枢動アームと機枠との間に設けられたシリンダー
(図示しない)の進退駆動により第1搬送コンベア25の
搬送面直下位置から搬送面上の所定位置まで上下動する
ように構成している。47は前記各搬送ロール44a,44b間
に掛けられた搬送ベルトである。しかして、平判製品1
を載置した状態で第1搬送コンベア25上を供給される包
装紙10の前側胴巻しろ11aは、該搬送コンベア25の搬送
途上に設けられその可動始端部41aを搬送コンベア25の
搬送面直下の下動位置におかれた前記傾斜コンベア41の
登り傾斜搬送面方向に走行している登り傾斜搬送面に沿
って効果的に誘導され、この誘導位置で傾斜コンベア41
の可動始端部41aを前記搬送コンベア25の搬送面下から
製品1の通過を許容できる上動位置まで上動させると、
傾斜搬送面に誘導されていた包装紙10の前側胴巻しろ11
aは該傾斜搬送面の登り傾斜方向とは逆方向へ走行され
る傾斜搬送面に沿って反誘導方向へ繰り出されると共に
ここを通過される平判製品の前頭部によって誘導位置か
ら通過製品の上面側に効果的に引き戻され傾斜コンベア
41の可動始端部41aを離れた際にここを通過した製品1
の前側上部に折り曲げられるようにしてある。このよう
に、包装紙10の前側胴巻しろ11aを傾斜コンベア41の傾
斜搬送面上に誘導するに際しては、該傾斜コンベア41の
搬送力によって前側胴巻しろ11aを傾斜搬送面の所定位
置上に効果的に誘導できると共に、傾斜搬送面上に誘導
されている包装紙10の前側胴巻しろ11aを通過される平
判製品1の前頭部によって前記誘導位置から引き戻し通
過製品の前側上部に折り曲げるに際しては、包装紙10の
前側胴巻しろ11aを誘導位置から反誘導方向へ繰り出す
搬送力が作用することから、該前側胴巻しろ11aの繰り
出し折り曲げ作業を通過される製品1の前頭部による押
送力にのみに依存するものではないため、押送の際に製
品が所定の搬送路からズレる恐れも少なく、したがって
包装紙10の前側胴巻しろ11aを平判製品1の前側上面の
所定位置に正確に折り曲げできる特徴を有している。
50は繰り出された包装紙10の後端部すなわち後側胴巻し
ろ11bを所定寸法に切断しうる切断装置であり、該切断
装置50には円盤状のスリッターナイフ51を取付けてあ
る。このスリッターナイフ51の刃先部は包装紙10の供給
面直下でかつ前記繰り出し駆動ローラー32と第1搬送コ
ンベア25の始端部の間の軸線方向に沿って配設されたガ
イドプレート52のガイド溝52a内に位置され、このガイ
ド溝52aに沿って回転しながら横移動することにより包
装紙10を切断しうるように構成してある。前記スリッタ
ーナイフ51は前記ガイドプレート52面上を包装紙10を挟
んで回転滑動する一対のガイドローラー53,53間に軸着
されていてこのガイドローラー53と共に回転移動しうる
ように構成され、このガイドローラー53は駆動モーター
54を介して図示しない架設レールに沿って横移動される
フレーム55に回転自在に軸支されている。前記フレーム
55下部のガイドローラー53部近くには、該ガイドローラ
ー53とともに横移動されこの横移動過程で包装紙10の後
部胴巻しろ11bの上面の切断部近くを切断方向に沿って
接着糊aを付着する第1糊付け装置(図示せず)を付設
している。
ろ11bを所定寸法に切断しうる切断装置であり、該切断
装置50には円盤状のスリッターナイフ51を取付けてあ
る。このスリッターナイフ51の刃先部は包装紙10の供給
面直下でかつ前記繰り出し駆動ローラー32と第1搬送コ
ンベア25の始端部の間の軸線方向に沿って配設されたガ
イドプレート52のガイド溝52a内に位置され、このガイ
ド溝52aに沿って回転しながら横移動することにより包
装紙10を切断しうるように構成してある。前記スリッタ
ーナイフ51は前記ガイドプレート52面上を包装紙10を挟
んで回転滑動する一対のガイドローラー53,53間に軸着
されていてこのガイドローラー53と共に回転移動しうる
ように構成され、このガイドローラー53は駆動モーター
54を介して図示しない架設レールに沿って横移動される
フレーム55に回転自在に軸支されている。前記フレーム
55下部のガイドローラー53部近くには、該ガイドローラ
ー53とともに横移動されこの横移動過程で包装紙10の後
部胴巻しろ11bの上面の切断部近くを切断方向に沿って
接着糊aを付着する第1糊付け装置(図示せず)を付設
している。
このようにして、第6図(イ)に図示したように前側胴
巻しろ11aを製品1の前側上部に折り返され、後端部を
切断されて後側胴巻しろ11bを形成され、この後側胴巻
しろ11bの端部近くに糊付けを施された包装紙10は、第
1搬送コンベア25から第2搬送コンベア60に受け継がれ
て搬送される。62は前記第2搬送コンベア60を駆動され
る駆動モーターである。また前記第2搬送コンベア60は
後述する抑止鉤部材を該搬送コンベア60の搬送面下から
搬送面上に起倒可能としうるよう各搬送ベルト間に間隙
を設けている。
巻しろ11aを製品1の前側上部に折り返され、後端部を
切断されて後側胴巻しろ11bを形成され、この後側胴巻
しろ11bの端部近くに糊付けを施された包装紙10は、第
1搬送コンベア25から第2搬送コンベア60に受け継がれ
て搬送される。62は前記第2搬送コンベア60を駆動され
る駆動モーターである。また前記第2搬送コンベア60は
後述する抑止鉤部材を該搬送コンベア60の搬送面下から
搬送面上に起倒可能としうるよう各搬送ベルト間に間隙
を設けている。
前記第2搬送コンベア60部には前側胴巻しろ折畳み装置
65と後側胴巻しろ折畳み装置66とを設けている。これら
の折畳み装置65,66にはそれぞれ製品1の前後の上角部
に合う略直角鉤形状の抑止鉤部材67,68を対向させて設
けている。この抑止鉤部材67,68は図示しないシリンダ
ーの進退駆動により軸67a,68aを介して前記第2搬送コ
ンベア60の搬送面直下位置(仮想線位置)から回動され
て搬送面上に垂直に突出された対向した起立状態(実線
位置)となるよう起倒自在に構成してある。また前記各
抑止鉤部材67,68の対向間隙幅は製品の搬送方向の寸法
に対応して調節可能なように前側に配設した抑止鉤部材
67の配設位置を後側に配設された抑止鉤部材68の配設位
置に対して相対的に移動しうるように構成されている。
69は前記の対向間隙幅を調節するための調節ハンドルで
ある。70,71は前記各抑止鉤部材67,68の対向間のほぼ中
央部に配設された抑圧しごき部材であり、この抑圧しご
き部材70,71は前記の各抑止鉤部材67,68で製品の上面側
に折畳まれた前後の胴巻しろ11a,11bに対応して設けら
れ、該胴巻しろ11a,11bを介した製品上面を回動しなが
ら抑えつけれるように軸70a,70aを介して前後に回動す
る抑圧しごきローラーにて構成されている。そして、前
側胴巻しろ11aを製品1の前側上部に折り曲げた状態で
第2搬送コンベア60で搬送された製品1の前頭部が前記
前部抑止鉤部材67位置に供給されると前記搬送コンベア
60の搬送を停止され、前記前部抑止鉤部材67が起立され
て該抑止鉤部材67で製品1の前側上部を抑止されて包装
紙10の前側胴巻しろ11aを製品の前側上部に折畳まれ、
次いで抑圧しごき部材70にて上面をしごき、次いで後部
抑止鉤部材68を起立させて製品の後側上部を抑止して包
装紙の後側胴巻しろ11bを製品の後側上部に折畳みかつ
抑止しごき部材71にて上面をしごいて後側胴巻しろ11b
の端部近くに塗布された糊剤aを介して接着し、胴巻包
装がなされるように構成している。
65と後側胴巻しろ折畳み装置66とを設けている。これら
の折畳み装置65,66にはそれぞれ製品1の前後の上角部
に合う略直角鉤形状の抑止鉤部材67,68を対向させて設
けている。この抑止鉤部材67,68は図示しないシリンダ
ーの進退駆動により軸67a,68aを介して前記第2搬送コ
ンベア60の搬送面直下位置(仮想線位置)から回動され
て搬送面上に垂直に突出された対向した起立状態(実線
位置)となるよう起倒自在に構成してある。また前記各
抑止鉤部材67,68の対向間隙幅は製品の搬送方向の寸法
に対応して調節可能なように前側に配設した抑止鉤部材
67の配設位置を後側に配設された抑止鉤部材68の配設位
置に対して相対的に移動しうるように構成されている。
69は前記の対向間隙幅を調節するための調節ハンドルで
ある。70,71は前記各抑止鉤部材67,68の対向間のほぼ中
央部に配設された抑圧しごき部材であり、この抑圧しご
き部材70,71は前記の各抑止鉤部材67,68で製品の上面側
に折畳まれた前後の胴巻しろ11a,11bに対応して設けら
れ、該胴巻しろ11a,11bを介した製品上面を回動しなが
ら抑えつけれるように軸70a,70aを介して前後に回動す
る抑圧しごきローラーにて構成されている。そして、前
側胴巻しろ11aを製品1の前側上部に折り曲げた状態で
第2搬送コンベア60で搬送された製品1の前頭部が前記
前部抑止鉤部材67位置に供給されると前記搬送コンベア
60の搬送を停止され、前記前部抑止鉤部材67が起立され
て該抑止鉤部材67で製品1の前側上部を抑止されて包装
紙10の前側胴巻しろ11aを製品の前側上部に折畳まれ、
次いで抑圧しごき部材70にて上面をしごき、次いで後部
抑止鉤部材68を起立させて製品の後側上部を抑止して包
装紙の後側胴巻しろ11bを製品の後側上部に折畳みかつ
抑止しごき部材71にて上面をしごいて後側胴巻しろ11b
の端部近くに塗布された糊剤aを介して接着し、胴巻包
装がなされるように構成している。
次に第2図、第4図及び第5図の図面に基づいて説明す
れば、胴巻包装をなされた製品1は第2搬送コンベア60
から第3搬送コンベア80及び第4搬送コンベア90部に受
け継がれて搬送される。82は前記第3搬送コンベア80を
駆動させる駆動モーターであり、92は前記第4搬送コン
ベア90を駆動させる駆動モーターである。前記第3搬送
コンベア80及び第4搬送コンベア90には、これらの搬送
コンベアの製品の移送路を介して対設された一対の各折
込み部材を含む胴巻端部折込み部(B)を設けている。
該胴巻端部折込み部(B)の各折込み部材は、前記第3
搬送コンベア80の製品の移送路を介して対設された一対
の耳片形成折込み部材84,84と、同じく前記第3搬送コ
ンベア80の製品の移送路を介して対設された一対の第1
上部耳片折込み部材86,86と、前記前記第4搬送コンベ
ア90の製品の移送路を介して対設された一対の第2上部
耳片折込み部材94,94と、同じく前記第4搬送コンベア9
0の製品の移送路を介して対設された一対の下部耳片第
1折込み部材96,96と同じく前記第4搬送コンベア90の
製品の移送路を介して対設された一対の下部耳片第2折
込み部材98,98とを備えている。また、第3及び第4搬
送コンベア80,90の間には搬送供給される製品1の移送
路を介して対設された一対の第2糊付け装置100,100を
設けている。第3及び第4搬送コンベア80,90の製品1
の移送路を介して対設された一対の前記各折込み部材
は、第3及び第4搬送コンベア80,90の製品1の移送路
を介して対設された一対の基台102,102上に全て取付け
られていて、対設された一対の各基台102,102の対設間
隔は製品1の横寸法に対応して適宜調節しうるように構
成してある。しかして、該基台102,102の対設間隔の調
節により該基台上に取付けられた前記の各折込み部材の
対設間隔はセットされた製品1の横寸法に応じて調節し
うるようにしている。尚、前記第3及び第4搬送コンベ
ア80,90のうち両端側に配設されたコンベア部80b,80b
は、前記基台102,102上に支持されていて、該基台の対
設間隔の調節に伴ってこのコンベア部80b,80bの対設間
隔をも調節しうるように構成している。この対設された
一対の各基台102,102の対設間隔調節手段は、機枠間に
架設された架設軸104の一端側に右ネジ(図示せず)を
他端側に左ネジ(図示せず)をそれぞれ形成し、この左
右ネジ部に各基台102,102を雌ネジを介して軸架し、こ
の架設軸104の回転によって該軸104に沿って各基台102,
102を対設方向あるいは反対設方向に移動させるように
構成している。106は架設軸を回転させる調節ハンドル
である。
れば、胴巻包装をなされた製品1は第2搬送コンベア60
から第3搬送コンベア80及び第4搬送コンベア90部に受
け継がれて搬送される。82は前記第3搬送コンベア80を
駆動させる駆動モーターであり、92は前記第4搬送コン
ベア90を駆動させる駆動モーターである。前記第3搬送
コンベア80及び第4搬送コンベア90には、これらの搬送
コンベアの製品の移送路を介して対設された一対の各折
込み部材を含む胴巻端部折込み部(B)を設けている。
該胴巻端部折込み部(B)の各折込み部材は、前記第3
搬送コンベア80の製品の移送路を介して対設された一対
の耳片形成折込み部材84,84と、同じく前記第3搬送コ
ンベア80の製品の移送路を介して対設された一対の第1
上部耳片折込み部材86,86と、前記前記第4搬送コンベ
ア90の製品の移送路を介して対設された一対の第2上部
耳片折込み部材94,94と、同じく前記第4搬送コンベア9
0の製品の移送路を介して対設された一対の下部耳片第
1折込み部材96,96と同じく前記第4搬送コンベア90の
製品の移送路を介して対設された一対の下部耳片第2折
込み部材98,98とを備えている。また、第3及び第4搬
送コンベア80,90の間には搬送供給される製品1の移送
路を介して対設された一対の第2糊付け装置100,100を
設けている。第3及び第4搬送コンベア80,90の製品1
の移送路を介して対設された一対の前記各折込み部材
は、第3及び第4搬送コンベア80,90の製品1の移送路
を介して対設された一対の基台102,102上に全て取付け
られていて、対設された一対の各基台102,102の対設間
隔は製品1の横寸法に対応して適宜調節しうるように構
成してある。しかして、該基台102,102の対設間隔の調
節により該基台上に取付けられた前記の各折込み部材の
対設間隔はセットされた製品1の横寸法に応じて調節し
うるようにしている。尚、前記第3及び第4搬送コンベ
ア80,90のうち両端側に配設されたコンベア部80b,80b
は、前記基台102,102上に支持されていて、該基台の対
設間隔の調節に伴ってこのコンベア部80b,80bの対設間
隔をも調節しうるように構成している。この対設された
一対の各基台102,102の対設間隔調節手段は、機枠間に
架設された架設軸104の一端側に右ネジ(図示せず)を
他端側に左ネジ(図示せず)をそれぞれ形成し、この左
右ネジ部に各基台102,102を雌ネジを介して軸架し、こ
の架設軸104の回転によって該軸104に沿って各基台102,
102を対設方向あるいは反対設方向に移動させるように
構成している。106は架設軸を回転させる調節ハンドル
である。
前記耳片形成折込み部材84,84は、前記胴巻包装部
(A)で形成された四角筒状突出部12の対向する両側面
12a,12bの外方向より製品1の側面に接する内方向に水
平に旋回移動され該両側面12a,12aをそれぞれ対向する
内方向に折り込むことにより前記四角筒状突出部12に上
下一対の耳片13,14を折込み形成しうる抑圧部84a,84bを
備えて構成されている。また、前記抑圧部84a,84bは第
2図に示すように上下一対のものから構成され、この上
下間隔は製品の厚さに応じて調節できるように構成して
いる。前記第1上部耳片折込み部材86,86は、前記耳片
形成折込み部材84,84にて形成された上部耳片13の上動
位置から製品1の側面の下縁位置まで該製品の側面に沿
って垂直に下動され、前記上部耳片13の基片部13aを製
品1の側面に沿って垂直下方に折畳むと共にその端片部
13bを製品1の側面下縁から下部耳片14の基片部14a上に
折り合わされるように折込みうる当接板86aを備えて構
成されている。この第1上部耳片折込み部材86の当接板
86aは前記基台102,102上に突設された支持フレーム87に
上下動自在に支持され、エアシリンダー88の進退駆動力
を得て上下動しうるように取付けられる。前記第2糊付
け装置100は前記第1上部耳片折込み部材86,86で折畳ま
れた上部耳片13に対応した下部耳片14の対応面側の端片
部14bに糊付けしうるようその糊噴出口を端片部14bの搬
送線上に位置させて構成されている。この糊付け装置10
0は製品の横寸法に応じてその対設間隔幅を調節可能と
した前記各基台102,102にそれぞれ取付けてあることは
前述の通りであり、該各基台102,102の間隔調節により
噴出口位置を前記端片部14bの所定位置に適応しうるよ
うに構成してある。
(A)で形成された四角筒状突出部12の対向する両側面
12a,12bの外方向より製品1の側面に接する内方向に水
平に旋回移動され該両側面12a,12aをそれぞれ対向する
内方向に折り込むことにより前記四角筒状突出部12に上
下一対の耳片13,14を折込み形成しうる抑圧部84a,84bを
備えて構成されている。また、前記抑圧部84a,84bは第
2図に示すように上下一対のものから構成され、この上
下間隔は製品の厚さに応じて調節できるように構成して
いる。前記第1上部耳片折込み部材86,86は、前記耳片
形成折込み部材84,84にて形成された上部耳片13の上動
位置から製品1の側面の下縁位置まで該製品の側面に沿
って垂直に下動され、前記上部耳片13の基片部13aを製
品1の側面に沿って垂直下方に折畳むと共にその端片部
13bを製品1の側面下縁から下部耳片14の基片部14a上に
折り合わされるように折込みうる当接板86aを備えて構
成されている。この第1上部耳片折込み部材86の当接板
86aは前記基台102,102上に突設された支持フレーム87に
上下動自在に支持され、エアシリンダー88の進退駆動力
を得て上下動しうるように取付けられる。前記第2糊付
け装置100は前記第1上部耳片折込み部材86,86で折畳ま
れた上部耳片13に対応した下部耳片14の対応面側の端片
部14bに糊付けしうるようその糊噴出口を端片部14bの搬
送線上に位置させて構成されている。この糊付け装置10
0は製品の横寸法に応じてその対設間隔幅を調節可能と
した前記各基台102,102にそれぞれ取付けてあることは
前述の通りであり、該各基台102,102の間隔調節により
噴出口位置を前記端片部14bの所定位置に適応しうるよ
うに構成してある。
前記第2上部耳片折込み部材94,94は、前記第1上部耳
片折込み部材86,86の当接板86aで所定形状に折畳まれた
上部耳片13の折畳み形状を第4搬送コンベア90でも保持
しうるよう前記当接板86a,86aとほぼ連動して上動位置
から製品1の側面の下縁位置まで折畳み済の上部耳片13
の基片部13aの外側面の全域に沿って下動される当接板9
4aを備えて構成してある。95はこの当接板94a,94aを上
下動させるエアシリンダーである。前記下部耳片第1折
込み部材96,96は、前記耳片形成折込み部材84で形成さ
れた下部耳片14の下動位置から製品1の上縁位置まで前
記第1上部耳片折込み部材86の当接板86aにて折り込ま
れかつ前記第2上部耳片折込み部材94の当接板94aにて
所定の折畳み形状に当接され保持された上部耳片13の外
側面に沿って垂直に上動され、前記下部耳片14の基片部
14aを製品の側面に沿って垂直上方に折畳みうる当接板9
6a,96aを備えて構成されている。この下部耳片第1折込
み部材96,96の当接板96a,96aはエアシリンダー97の進退
駆動力を得て上下動しうるよう基台102に取付けられて
いる。前記下部耳片第2折込部材98,98は、前記前下部
耳片第1折込み部材96,96の当接板96a,96aで垂直上方に
折畳まれかつその基片部14aを該当接板96aの当接にて垂
直上方の折畳み形状を保持された下部耳片14の製品1上
面より突出された端片部14bの外方向より製品上面に沿
って内方向に水平移動され、前記下部耳片14の端片部14
bを製品上面に沿って水平内方向に折畳みむと共に該端
片部14bを製品上面に沿って撫で付けて該端片部14bを前
述した第2糊付け装置100により塗布された糊材bを介
して胴巻包装部分へ接着しうる抑圧部98aを備えて構成
されている。この抑圧部98aは製品上面を効果的に撫で
付けうるようにその抑圧側を半円鉤形状とし(第5図参
照)、かつこの抑圧部98aを分割して形成することによ
り該抑圧部98aに弾性機能を与えている。この下部耳片
第2折込み部材98,98の抑圧部98a,98aはエアシリンダー
99の進退駆動力を得て水平移動しうるよう基台102に取
付けられている。
片折込み部材86,86の当接板86aで所定形状に折畳まれた
上部耳片13の折畳み形状を第4搬送コンベア90でも保持
しうるよう前記当接板86a,86aとほぼ連動して上動位置
から製品1の側面の下縁位置まで折畳み済の上部耳片13
の基片部13aの外側面の全域に沿って下動される当接板9
4aを備えて構成してある。95はこの当接板94a,94aを上
下動させるエアシリンダーである。前記下部耳片第1折
込み部材96,96は、前記耳片形成折込み部材84で形成さ
れた下部耳片14の下動位置から製品1の上縁位置まで前
記第1上部耳片折込み部材86の当接板86aにて折り込ま
れかつ前記第2上部耳片折込み部材94の当接板94aにて
所定の折畳み形状に当接され保持された上部耳片13の外
側面に沿って垂直に上動され、前記下部耳片14の基片部
14aを製品の側面に沿って垂直上方に折畳みうる当接板9
6a,96aを備えて構成されている。この下部耳片第1折込
み部材96,96の当接板96a,96aはエアシリンダー97の進退
駆動力を得て上下動しうるよう基台102に取付けられて
いる。前記下部耳片第2折込部材98,98は、前記前下部
耳片第1折込み部材96,96の当接板96a,96aで垂直上方に
折畳まれかつその基片部14aを該当接板96aの当接にて垂
直上方の折畳み形状を保持された下部耳片14の製品1上
面より突出された端片部14bの外方向より製品上面に沿
って内方向に水平移動され、前記下部耳片14の端片部14
bを製品上面に沿って水平内方向に折畳みむと共に該端
片部14bを製品上面に沿って撫で付けて該端片部14bを前
述した第2糊付け装置100により塗布された糊材bを介
して胴巻包装部分へ接着しうる抑圧部98aを備えて構成
されている。この抑圧部98aは製品上面を効果的に撫で
付けうるようにその抑圧側を半円鉤形状とし(第5図参
照)、かつこの抑圧部98aを分割して形成することによ
り該抑圧部98aに弾性機能を与えている。この下部耳片
第2折込み部材98,98の抑圧部98a,98aはエアシリンダー
99の進退駆動力を得て水平移動しうるよう基台102に取
付けられている。
前記第3搬送コンベア80は胴巻包装を完了されて第2搬
送コンベア60から搬送供給された製品1を受け該製品を
前記耳片形成折込み部材84,84の抑圧部84a,84a及び前記
第1上部耳片折込み部材86,86の当接板86a,86aの対設位
置間に搬送供給することによりその搬送動作を停止さ
れ、この停止位置で前記耳片形成折込み部材84,84及び
前記第1上部耳片折込み部材84,84による各折込み動作
を完了された製品を更に第4搬送コンベア90に搬送供給
するように構成されている。また前記第4搬送コンベア
90は第3搬送コンベア80上で所定の折り形状に折畳まれ
第3搬送コンベア80から搬送供給された製品を受け該製
品を前記第2上部耳片折込み部材94,94、前記下部耳片
第1折込み部材96,96及び前記下部耳片第2折込み部材9
8,98の対設位置間に搬送供給することによりその搬送動
作を停止され、この停止位置で前記第2上部耳片折込み
部材94,94、前記下部耳片第1折込み部材96,96及び前記
下部耳片第2折込み部材98,98により全包装を完了され
た製品を更に後述する集積装置の水平軌道位置で待機し
ている反転テーブル上に搬送供給するように構成されて
いる。
送コンベア60から搬送供給された製品1を受け該製品を
前記耳片形成折込み部材84,84の抑圧部84a,84a及び前記
第1上部耳片折込み部材86,86の当接板86a,86aの対設位
置間に搬送供給することによりその搬送動作を停止さ
れ、この停止位置で前記耳片形成折込み部材84,84及び
前記第1上部耳片折込み部材84,84による各折込み動作
を完了された製品を更に第4搬送コンベア90に搬送供給
するように構成されている。また前記第4搬送コンベア
90は第3搬送コンベア80上で所定の折り形状に折畳まれ
第3搬送コンベア80から搬送供給された製品を受け該製
品を前記第2上部耳片折込み部材94,94、前記下部耳片
第1折込み部材96,96及び前記下部耳片第2折込み部材9
8,98の対設位置間に搬送供給することによりその搬送動
作を停止され、この停止位置で前記第2上部耳片折込み
部材94,94、前記下部耳片第1折込み部材96,96及び前記
下部耳片第2折込み部材98,98により全包装を完了され
た製品を更に後述する集積装置の水平軌道位置で待機し
ている反転テーブル上に搬送供給するように構成されて
いる。
しかして、胴巻包装を完了されて第2搬送コンベア60か
ら第3搬送コンベア80の所定位置に搬送供給された製品
は該位置でその搬送を停止され、この停止位置で前記耳
片形成折込み部材84,84により胴巻包装形態の両端に形
成された四角筒状突出部12の対向両側面12a,12bを内方
に折畳み、この折畳みにより前記四角筒状突出部12に上
下部耳片13,14を形成すると共に前記第1上部耳片折込
み部材86,86の当接板86aを上動位置から製品1の側面の
下縁位置まで該製品の側面全域に沿って下動することに
より上部耳片13の基片部13aを製品1の側面に沿って下
方に折畳むと共にその端片部13bを製品1の側面下縁か
ら下部耳片14の上面に沿う水平外方に折畳む。係る折畳
み操作を完了した後に第3搬送コンベア80の搬送を開始
し更に製品1を第4搬送コンベア90に搬送供給するが、
この搬送途上において折畳み済の上部耳片13に対応した
下部耳片14の対応面側の端片部14bに第2糊付け装置100
により搬送方向に沿った線状の糊付けをなされる。第4
搬送コンベア90の所定位置に搬送供給された製品は前記
第1上部耳片折込み部材の当接板86a,86aとほぼ連動し
て下動位置に配置されている第2上部耳片折込み部材の
当接板94a,94aにて折畳み済の上部耳片13の基片部13aの
外側面の全域を当接し上部耳片13の折畳み形態を維持し
ながら該位置で再度その搬送を停止され、この停止位置
で前記第2上部耳片折込み部材の当接板94a,94aにて当
接されて折畳み形状を保持されている上部耳片13の外側
から前記下部耳片第1折込み部材の当接板96a,96aを下
動位置から製品1の側面全域に沿って上動することによ
り下部耳片14を折畳み済の上部耳片13の外側面に沿った
上方に折畳み、さらに上方に折畳まれかつ前記下部耳片
第1折込み部材の当接板96a,96aにて上方折畳み形状を
保持されている前記下部耳片14の製品上面より突出され
た端片部14bの外方向より製品上面に沿って該製品上面
を撫で付けながら内方向に水平移動することにより前記
端片部14bを製品上面に沿う対向面側に折畳むと共に該
端片部14bを糊材bを介して製品上面に接着することに
より、全包装を完了する。
ら第3搬送コンベア80の所定位置に搬送供給された製品
は該位置でその搬送を停止され、この停止位置で前記耳
片形成折込み部材84,84により胴巻包装形態の両端に形
成された四角筒状突出部12の対向両側面12a,12bを内方
に折畳み、この折畳みにより前記四角筒状突出部12に上
下部耳片13,14を形成すると共に前記第1上部耳片折込
み部材86,86の当接板86aを上動位置から製品1の側面の
下縁位置まで該製品の側面全域に沿って下動することに
より上部耳片13の基片部13aを製品1の側面に沿って下
方に折畳むと共にその端片部13bを製品1の側面下縁か
ら下部耳片14の上面に沿う水平外方に折畳む。係る折畳
み操作を完了した後に第3搬送コンベア80の搬送を開始
し更に製品1を第4搬送コンベア90に搬送供給するが、
この搬送途上において折畳み済の上部耳片13に対応した
下部耳片14の対応面側の端片部14bに第2糊付け装置100
により搬送方向に沿った線状の糊付けをなされる。第4
搬送コンベア90の所定位置に搬送供給された製品は前記
第1上部耳片折込み部材の当接板86a,86aとほぼ連動し
て下動位置に配置されている第2上部耳片折込み部材の
当接板94a,94aにて折畳み済の上部耳片13の基片部13aの
外側面の全域を当接し上部耳片13の折畳み形態を維持し
ながら該位置で再度その搬送を停止され、この停止位置
で前記第2上部耳片折込み部材の当接板94a,94aにて当
接されて折畳み形状を保持されている上部耳片13の外側
から前記下部耳片第1折込み部材の当接板96a,96aを下
動位置から製品1の側面全域に沿って上動することによ
り下部耳片14を折畳み済の上部耳片13の外側面に沿った
上方に折畳み、さらに上方に折畳まれかつ前記下部耳片
第1折込み部材の当接板96a,96aにて上方折畳み形状を
保持されている前記下部耳片14の製品上面より突出され
た端片部14bの外方向より製品上面に沿って該製品上面
を撫で付けながら内方向に水平移動することにより前記
端片部14bを製品上面に沿う対向面側に折畳むと共に該
端片部14bを糊材bを介して製品上面に接着することに
より、全包装を完了する。
このようにして包装紙10による包装を完了された製品1
は第4搬送コンベア90の終端側に配設された集積装置11
0へ供給され、順次積み重ねられる。この集積装置110に
ついて述べれば、111はローラーコンベアからなる反転
テーブルであり、この反転テーブル111は前記第4搬送
コンベア90の搬送方向と同方向に走行される水平軌道部
を経たのち反転しまた元の水平軌道部に戻るように案内
車112に掛けられた無端ベルトチェーン113,113に架設さ
れて実線で図示された位置と仮想線で図示された位置の
間を往復走行しうるように構成してある。この反転テー
ブル111は前記水平軌道部に位置している際に、第4搬
送コンベア90から包装を完了した製品の供給を受けるよ
うに構成している。115は反転テーブル111上に供給載置
された製品1の移動を制止して、該製品をさらに反転走
行される反転テーブルの載置面から離脱しテーブルリフ
ター(図示せず)の昇降面上に落下しうるように配設さ
れた制止部材である。尚、前記反転テーブル111のロー
ラー群のうち製品1の後端側を支持する数本のローラー
群はフリー回転される他のローラー群と異なり前記制止
部材115の方向にのみ製品の搬送を許容するクラッチ付
ローラーにて構成してあり、前記制止部材115に衝突し
た製品が該位置から後退するのを防止し所定位置に落下
できるようにしている。前記テーブルリフターは順次積
み重ねられる製品群1…の積層高さに応じて順次下降し
うるよう構成される。このようにして、包装を完了され
た製品群1…はパレットを介してテーブルリフターのテ
ーブル面に順次積み重ねられ、全作業を完了する [考案の効果] 本考案の平判包装装置の胴巻包装機構は優れた働きをも
つ前側胴巻しろ折り返し装置を備えたものであり、この
前側胴巻しろ折り返し装置は、傾斜搬送面を該傾斜搬送
面の下端部側が前記搬送コンベアの搬送面下に在るとき
には前側胴巻しろの誘導を助勢すべく登り傾斜方向へ走
行させているため、前側胴巻しろを登り傾斜の傾斜搬送
面に沿って効果的に誘導でき、また、該傾斜搬送面の下
端部側が製品の通過を許容する上方位置に在るときには
傾斜搬送面上に誘導されている前側胴巻しろを該誘導位
置から反誘導方向へ繰り出す搬送力を与えられるべく下
り傾斜方向へ走行させているため、登り傾斜の傾斜搬送
面に沿って誘導されていた前側胴巻しろを該誘導位置か
ら反誘導方向へ繰り出す搬送力を作用され傾斜搬送面に
沿って反誘導方向へ繰り出されることから、前側胴巻し
ろを押送して通過される製品の前頭部に大きな負荷を与
えることがないため、前側胴巻しろを押送して通過され
る洋紙などを積層した紙製品の前頭部に作用する負荷を
減少でき、紙製品の積層形状のズレや下に敷いた包装紙
に対する載置位置のズレを防止でき、よって前側胴巻し
ろ折り返し工程に続く胴巻包装を正確に行うことができ
るものである。
は第4搬送コンベア90の終端側に配設された集積装置11
0へ供給され、順次積み重ねられる。この集積装置110に
ついて述べれば、111はローラーコンベアからなる反転
テーブルであり、この反転テーブル111は前記第4搬送
コンベア90の搬送方向と同方向に走行される水平軌道部
を経たのち反転しまた元の水平軌道部に戻るように案内
車112に掛けられた無端ベルトチェーン113,113に架設さ
れて実線で図示された位置と仮想線で図示された位置の
間を往復走行しうるように構成してある。この反転テー
ブル111は前記水平軌道部に位置している際に、第4搬
送コンベア90から包装を完了した製品の供給を受けるよ
うに構成している。115は反転テーブル111上に供給載置
された製品1の移動を制止して、該製品をさらに反転走
行される反転テーブルの載置面から離脱しテーブルリフ
ター(図示せず)の昇降面上に落下しうるように配設さ
れた制止部材である。尚、前記反転テーブル111のロー
ラー群のうち製品1の後端側を支持する数本のローラー
群はフリー回転される他のローラー群と異なり前記制止
部材115の方向にのみ製品の搬送を許容するクラッチ付
ローラーにて構成してあり、前記制止部材115に衝突し
た製品が該位置から後退するのを防止し所定位置に落下
できるようにしている。前記テーブルリフターは順次積
み重ねられる製品群1…の積層高さに応じて順次下降し
うるよう構成される。このようにして、包装を完了され
た製品群1…はパレットを介してテーブルリフターのテ
ーブル面に順次積み重ねられ、全作業を完了する [考案の効果] 本考案の平判包装装置の胴巻包装機構は優れた働きをも
つ前側胴巻しろ折り返し装置を備えたものであり、この
前側胴巻しろ折り返し装置は、傾斜搬送面を該傾斜搬送
面の下端部側が前記搬送コンベアの搬送面下に在るとき
には前側胴巻しろの誘導を助勢すべく登り傾斜方向へ走
行させているため、前側胴巻しろを登り傾斜の傾斜搬送
面に沿って効果的に誘導でき、また、該傾斜搬送面の下
端部側が製品の通過を許容する上方位置に在るときには
傾斜搬送面上に誘導されている前側胴巻しろを該誘導位
置から反誘導方向へ繰り出す搬送力を与えられるべく下
り傾斜方向へ走行させているため、登り傾斜の傾斜搬送
面に沿って誘導されていた前側胴巻しろを該誘導位置か
ら反誘導方向へ繰り出す搬送力を作用され傾斜搬送面に
沿って反誘導方向へ繰り出されることから、前側胴巻し
ろを押送して通過される製品の前頭部に大きな負荷を与
えることがないため、前側胴巻しろを押送して通過され
る洋紙などを積層した紙製品の前頭部に作用する負荷を
減少でき、紙製品の積層形状のズレや下に敷いた包装紙
に対する載置位置のズレを防止でき、よって前側胴巻し
ろ折り返し工程に続く胴巻包装を正確に行うことができ
るものである。
第1図は本考案の包装装置の主に胴巻包装部を示す概略
正面図、第2図は同じく主に胴巻端部折込み部を示す概
略正面図、第3図は第1図の概略平面図、第4図は第2
図の概略平面図、第5図は胴巻端部折込み部を示す概略
側面図、第6図イ〜トは平判製品が包装紙にて包装され
る包装手順を示した説明的斜視図である。 1…平判製品、10…包装紙、11a…包装紙の前側胴巻し
ろ、11b…包装紙の後側胴巻しろ、A…胴巻包装部、20
…供給コンベア、25…第1搬送コンベア、30…巻き取り
保持ローラー、32…繰り出し駆動ローラー、40…前側胴
巻しろ折り返し装置、41…傾斜コンベア、41a…傾斜コ
ンベアの可動始端部、50…切断装置、60…第2搬送コン
ベア、65,66…胴巻しろ折畳み装置、67,68…抑止鉤部
材、70,71…抑圧しごき部材。
正面図、第2図は同じく主に胴巻端部折込み部を示す概
略正面図、第3図は第1図の概略平面図、第4図は第2
図の概略平面図、第5図は胴巻端部折込み部を示す概略
側面図、第6図イ〜トは平判製品が包装紙にて包装され
る包装手順を示した説明的斜視図である。 1…平判製品、10…包装紙、11a…包装紙の前側胴巻し
ろ、11b…包装紙の後側胴巻しろ、A…胴巻包装部、20
…供給コンベア、25…第1搬送コンベア、30…巻き取り
保持ローラー、32…繰り出し駆動ローラー、40…前側胴
巻しろ折り返し装置、41…傾斜コンベア、41a…傾斜コ
ンベアの可動始端部、50…切断装置、60…第2搬送コン
ベア、65,66…胴巻しろ折畳み装置、67,68…抑止鉤部
材、70,71…抑圧しごき部材。
Claims (1)
- 【請求項1】搬送コンベアの搬送面上に包装紙を繰り出
し供給しうる包装紙供給手段と、搬送コンベア上に繰り
出し供給される包装紙の所定位置上に包装される製品を
供給する製品供給手段と、製品を載置した包装紙を移送
する搬送コンベアの移送中に包装紙の前側胴巻しろを該
製品の上面に折り返しうる前側胴巻しろ折り返し装置
と、繰り出された包装紙の後側胴巻しろを所定の長さに
切断する切断すると共に該切断端部近くに接着糊を付着
する切断及び糊付け装置と、搬送コンベアの搬送停止時
に搬送面下から製品の前後部に起立されて製品の前後角
部を抑えつけ前後の各胴巻しろを製品の前後へ折畳みう
る一対の抑止鉤部材を備えた胴巻しろ折畳み装置と、胴
巻しろの折畳みに伴い該胴巻しろを製品上面に撫で付け
後側胴巻しろを前側胴巻しろ上に前記接着糊を介して貼
り合わせる抑圧しごき部材とを備え、 前記前側胴巻しろ折り返し装置は、前記搬送コンベアの
搬送面に対し登り傾斜となる傾斜面を有する傾斜コンベ
アを備え、該傾斜コンベアの下端部側を、前記搬送コン
ベアの搬送面上を移送される前側胴巻しろを傾斜コンベ
アの傾斜面上へ誘導すべく該搬送面下におき、該搬送面
上を製品が移送する際には製品の通過を許容する上方位
置におくように構成すると共に、前記傾斜搬送面を該傾
斜搬送面の下端部側が前記搬送コンベアの搬送面下に在
るときには前側胴巻しろの誘導を助勢すべく登り傾斜方
向へ走行させ、該傾斜搬送面の下端部側が製品の通過を
許容する上方位置に在るときには傾斜搬送面上に誘導さ
れている前側胴巻しろを該誘導位置から反誘導方向へ繰
り出す搬送力を与えられるべく下り傾斜方向へ走行させ
るように構成したことを特徴とする平判包装装置の胴巻
包装機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988099887U JPH0730489Y2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 平判包装装置の胴巻包装機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988099887U JPH0730489Y2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 平判包装装置の胴巻包装機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0223305U JPH0223305U (ja) | 1990-02-15 |
JPH0730489Y2 true JPH0730489Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=31327463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988099887U Expired - Fee Related JPH0730489Y2 (ja) | 1988-07-29 | 1988-07-29 | 平判包装装置の胴巻包装機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730489Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2922927B2 (ja) * | 1989-08-22 | 1999-07-26 | 三菱重工業株式会社 | 上包み包装機 |
JP4638758B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2011-02-23 | 三菱製紙株式会社 | 平判自動包装装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5159594A (ja) * | 1974-11-19 | 1976-05-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | Ategamihososochi |
JPS5512072A (en) * | 1978-07-11 | 1980-01-28 | Maruishi Seisakusho Kk | Method and device for automatically packing flat plate |
-
1988
- 1988-07-29 JP JP1988099887U patent/JPH0730489Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0223305U (ja) | 1990-02-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |