JPH07235324A - 燃料電池の駆動装置 - Google Patents
燃料電池の駆動装置Info
- Publication number
- JPH07235324A JPH07235324A JP6051225A JP5122594A JPH07235324A JP H07235324 A JPH07235324 A JP H07235324A JP 6051225 A JP6051225 A JP 6051225A JP 5122594 A JP5122594 A JP 5122594A JP H07235324 A JPH07235324 A JP H07235324A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel cell
- gas
- electrode
- supply
- oxygen gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
ことにより、効率よく連続的に起電力を得る。 【構成】 電子制御ユニット60のCPU62は、電圧
計52で検出された出力電圧Eとインピーダンス計54
で検出されたインピーダンスZとから固体高分子型燃料
電池10のカソード表面の濡れすぎを検知し、その濡れ
すぎが検知されると、バイパス配管30における電動弁
34の開度を大きくする制御を行なう。このため、バイ
パス配管30の流量が増加されて、固体高分子型燃料電
池10のカソード側に供給される酸素ガスの流量が増加
される。酸素ガスの流量がV1に増加されると、固体高
分子型燃料電池10のカソード120の表面で凝結し付
着した水滴は、その流量V1の酸素ガスの動圧により吹
き飛ばされてガス排出配管40を通って外部に排出され
る。この結果、カソード表面の細孔が水滴により閉塞さ
れるのを防ぐことができる。
Description
てその供給ガスの化学反応から起電力を得る燃料電池の
駆動装置に関する。
子型燃料電池では、次式に示すように、アノードでは水
素ガスを水素イオンと電子にする反応が、カソードでは
酸素ガスと水素イオンおよび電子から水を生成する反応
が行なわれる。 アノード:H2→2H++2e- カソード:2H++2e-+(1/2)O2→H2O
電極へ反応物質を連続的に供給すると共に、電極付近か
ら生成物質を取り除く必要がある。固体高分子型燃料電
池の場合、カソードでは、酸素を連続的に供給すると共
に生成物質である水を取り除く必要がある。生成物質の
水を取り除かないと、水が電極付近に滞留し、電極基材
の細孔を閉塞してしまい、運転効率を低下させ、場合に
よっては反応を停止させてしまうからである。
除を行なうことにより、エネルギ変換を効率よく連続的
に行なう燃料電池の駆動装置として、電極に疎水性の部
分と親水性の部分を交互に設け、親水性の部分で吸水し
た水を、木綿繊維を紐状にしたウィックで燃料電池の外
へ排出するものが提案されている(特開平4−1246
2号)。また、同様な効果を奏する装置として、多孔性
の耐水カーボン紙を電解質膜とカソード側ガス流路の間
に設け、多孔性の耐水カーボン紙の表面に生じる水分を
ガスの圧力で燃料電池の外へ排出するものも提案されて
いる(特開平2−86071号公報)。
装置では、水が耐水カーボン紙やウィック内を充分に浸
透して初めて水の排出が始まることから、急激に水が過
剰になっても、すぐには水を排出できなかった。このた
め、燃料電池は出力低下を起こし、一時的に運転効率が
低下する問題が生じた。また、これら耐水カーボン紙や
ウィックは耐熱性が低く、燃料電池の耐久性を劣化させ
る問題も生じた。
た問題に鑑みてなされたもので、電極付近の生成水の排
除を応答性よく行なうことにより、効率よく連続的に起
電力を得ることを目的としている。
べく、前記課題を解決するための手段として、以下に示
す構成をとった。
は、電極にガスを供給してその供給ガスの化学反応から
起電力を得る燃料電池の駆動装置であって、前記電極の
濡れ状態を検出する電極濡れ状態検出手段と、該電極濡
れ状態検出手段により前記電極の濡れすぎの状態が検出
されたときに、前記電極に供給される供給ガスの動圧を
一時的に増加させる動圧増加手段とを備えたことを、そ
の要旨としている。
前記動圧増加手段は、前記燃料電池からの前記供給ガス
の排出分を前記燃料電池に循環させる循環手段と、該循
環手段によるガスの循環量を変化させる循環量調整手段
とを有する構成としてもよい。
供給ガスを供給するガス供給路、または前記燃料電池か
ら前記供給ガスを排出するガス排出路に設けられ、該ガ
ス路中のガス圧力を調整するガス圧調整手段を有するよ
うに構成してもよい。
いて、前記燃料電池に供給ガスを供給するガス供給路
と、該ガス供給路中に設けられ、前記供給ガスを加湿す
る加湿器とを備えると共に、前記動圧増加手段は、前記
ガス供給路をバイパスして、乾燥した供給ガスを前記燃
料電池へ供給するバイパス路と、該バイパス路の流量を
制御するバイパス流量制御手段とを有する構成としても
よい。
は、電極にガスを供給してその供給ガスの化学反応から
起電力を得る単電池の集合体である電池ユニットを複数
備えた燃料電池の駆動装置であって、前記電極の濡れ状
態を検出する電極濡れ状態検出手段と、該電極濡れ状態
検出手段によりいずれかの電池ユニットに前記電極の濡
れすぎの状態が検出されたとき、当該電池ユニットの電
極に供給される供給ガスの動圧を一時的に増加させる動
圧増加手段とを備えたことを、その要旨としている。
前記動圧増加手段は、前記供給ガスの動圧の増加の対象
を、前記濡れすぎの電極を備えた電池ユニットを少なく
とも含む複数の電池ユニットにわたるものとした手段、
である構成としてもよい。
の増加を行なう電池ユニットが複数にわたるとき、当該
電池ユニット毎に時間的なズレをもって前記供給ガスの
動圧の増加を実行させる実行タイミング決定手段を有す
る構成としてもよい。
スを排出する各電池ユニット毎の排出路にそれぞれ設け
られ、該排出路中のガス圧力を調整するガス圧調整手段
と、前記電極濡れ状態検出手段によりいずれかの電池ユ
ニットに前記電極の濡れすぎの状態が検出されたとき、
当該電池ユニットに対応した前記ガス圧調整手段を調整
することにより当該電池ユニットの電極に供給される供
給ガスの動圧を一時的に増加させると共に、当該電池ユ
ニット以外のその他の電池ユニットの内の少なくとも一
つに対応した前記ガス圧調整手段を調整することにより
これら電池ユニットの電極に供給される供給ガスの動圧
を一時的に減少させる制御手段とを有する構成としても
よい。
において、電極は好ましくはカソードとするのがよい。
さらには、電極はアノードとしてもよく、またカソード
とアノードの双方としてもよい。
動装置において、前記燃料電池は、前記電極表面に接し
て該電極にガスを供給する溝部を備え、該溝部の内面を
撥水処理したものである構成としてもよい。
電極濡れ状態検出手段により燃料電池の電極の濡れすぎ
の状態が検出されると、電極に供給される供給ガスの動
圧が、供給ガス動圧増加手段により一時的に増加され
る。このため、燃料電池の運転により電極付近に生成さ
れた余剰水は、前記増加した動圧により素早く吹き飛ば
され供給ガスの流路を通って燃料電池の外部に排出され
る。従って、電極基材の細孔がその余剰水により閉塞さ
れることを応答性よく防ぐ。
ば、循環手段により燃料電池からの供給ガスの排出分で
もって供給ガスの燃料電池への供給を行なうことができ
ることから、供給ガスの節約が図られる。
ば、燃料電池に前記供給ガスを供給するガス供給路、ま
たは前記燃料電池から前記供給ガスを排出するガス排出
路にガス圧調整手段を設けるだけでよく、構成が簡単に
すむ。
ば、燃料電池に対して、加湿器により加湿された供給ガ
スがガス供給路を介して供給され、乾燥した供給ガスが
バイパス路を介して供給される。そして、バイパス流量
制御手段が制御されることで、その乾燥したガス量を増
大することできる。この結果、増加した供給ガスの動圧
による前述した吹き飛ばしの効果と相まって、その増量
した供給ガスは乾燥していることから、電極付近に生成
された余剰水はより応答性よく排除される。
ば、電極濡れ状態検出手段により、単電池の集合体であ
る電池ユニットのいずれかに電極の濡れすぎの状態が検
出されると、当該電池ユニットの電極に供給される供給
ガスの動圧が、供給ガス動圧増加手段により一時的に増
加される。このため、電池ユニットを複数備えている場
合にも、濡れすぎの状態となった電極付近に生成された
余剰水をその増加した供給ガスの動圧により素早く吹き
飛ばし、電極基材の細孔がその余剰水により閉塞される
ことを応答性よく防ぐ。
ば、供給ガスの動圧の増加の対象を、濡れすぎの電極を
備えた電池ユニットを少なくとも含む複数の電池ユニッ
トにわたるものとしたことから、濡れすぎの電極を必ず
しも特定する必要がないことから、制御の構成が簡単に
すむ。
ば、実行タイミング決定手段により、電池ユニット毎に
時間的なズレをもって供給ガスの動圧の増加が実行され
ることから、濡れ状態の回復に伴う出力電圧の増加は段
階的に少しずつなされることになる。
れば、電極表面に接した溝部の内面が撥水処理されてい
ることから、溝部には余剰水が溜まりにくい。このた
め、増加手段による電極表面の余剰水の吹き飛ばしがよ
り容易なものとなる。
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
1実施例を適用した燃料電池システム1の配置図であ
る。図1に示すように、この燃料電池システム1は、固
体高分子型燃料電池10と、固体高分子型燃料電池10
に加湿された材料ガス(酸素または空気)を送る酸素ガ
ス供給配管20と、その酸素ガス供給配管20をバイパ
スするバイパス配管30と、固体高分子型燃料電池10
から排出される前記材料ガスを外部に送るガス排出配管
40と、前記バイパス配管30の流量を制御する制御系
50とを備える。
次に説明する。ここでは、簡単なため固体高分子型燃料
電池10が単電池(セルが一つのもの)から構成されて
いる場合についてまず説明する。図2は、単電池から構
成される固体高分子型燃料電池10の構造図、図3は、
その固体高分子型燃料電池10の分解斜視図である。こ
れら図に示すように、固体高分子型燃料電池10は、電
解質膜110と、この電解質膜110を両側から挟んで
サンドイッチ構造とするガス拡散電極としてのカソード
120およびアノード130と、このサンドイッチ構造
を両側から挟みつつカソード120およびアノード13
0とで材料ガスおよび燃料ガスの流路を形成するセパレ
ータ140,150と、セパレータ140,150の外
側に配置されカソード120およびアノード130の集
電極となる集電板160,170とにより構成されてい
る。
ッ素系樹脂により形成されたイオン交換膜であり、湿潤
状態で良好な電気電導性を示す。カソード120および
アノード130は、炭素繊維からなる糸で織成したカー
ボンクロスにより形成されており、このカーボンクロス
には、触媒としての白金または白金と他の金属からなる
合金等を担持したカーボン粉がクロスの隙間に練り込ま
れている。セパレータ140,150は、ち密質のカー
ボンプレートにより形成されている。カソード120側
のセパレータ140は、カソード120の表面とで材料
ガスである酸素含有ガスの流路をなすと共にカソード1
20で生成する水の集水路をなす酸素ガス流路(前述し
たカソード側ガス流路に相当する)142を形成する。
また、アノード130側のセパレータ150は、アノー
ド130の表面とで燃料ガスである水素ガスと水蒸気と
の混合ガスの流路をなす水素ガス流路152を形成す
る。集電板160は、銅(Cu)により形成されてい
る。
0の基本的な構成である。次に、実際に用いられる固体
高分子型燃料電池10について説明する。図4は、固体
高分子型燃料電池10の実際の概略構造を示した構造図
である。なお、図4中、図2,図3と同じ構成の部品に
対しては図2,図3と同一の符号を付した。
10は、図2,図3で示した電解質膜110,カソード
120およびアノード130からなる単電池200をセ
パレータ210で挟んで複数積層したものである。この
セパレータ210は、図2,図3で示した単電池のセパ
レータ140,150と同じ材料からなり、一方側の単
電池200のカソード120の表面とで酸素ガス流路1
42を形成し、他方側の単電池200のアノード側13
0の表面とで水素ガス流路152を形成する。なお、図
中、最も右側に位置する単電池200Rの外側には、酸
素ガス流路142だけを形成するセパレータ140が配
置され、最も左側に位置する単電池200Lの外側に
は、水素ガス流路152だけを形成するセパレータ15
0が配置されている。
れらセパレータ140,150の外側に配置される冷却
水流路220,230と、冷却水流路220,230の
さらに外側に配置される集電板160,170と、これ
ら全体を両側から絶縁板240,250を介して挟むエ
ンドプレート260,270とを備え、さらにエンドプ
レート260,270を外側から締め付ける締め付けボ
ルト280とを備える。
パス配管30およびガス排出配管40について次に説明
する。酸素ガス供給配管20は、固体高分子型燃料電池
10の酸素ガス流路142に酸素ガスを供給する管路で
あり、酸素ガス供給源から固体高分子型燃料電池10の
吸入側のマニホールド(図示せず)に至る。酸素ガス供
給配管20の途中には、ガス供給源側から順に第1のガ
ス調圧弁22、MFC(Mass Flow Controller )2
4、加湿器26および逆止め弁28が設けられている。
で、予め所定の開度に操作しておくことで流量を一定に
調整することができる。MFC24は、ガスの質量流量
を検出し、図示しない外部コントローラから与えられた
流量設定信号に応じてガスの質量流量を任意に自動制御
する。加湿器26は、酸素ガス供給配管20を流れるガ
スを加湿するものである。この加湿器26としては、一
般的なバブラータイプのものが採用されており、水を貯
えたタンク内に供給ガスを入れ込んでガスに水蒸気を添
加する構造となっている。こうした加湿器26では、加
湿量を急変させることは難しく、乾燥ガスを燃料電池1
0に供給する要求がある場合には、バイパス配管30側
から酸素ガスが供給される。
り、ガス供給源から供給された酸素ガスは、第1のガス
調圧弁22およびMFC24により所定の流量に調整さ
れて固体高分子型燃料電池10の酸素ガス流路142に
送られる。
送られてきた酸素ガス(乾燥ガス)を酸素ガス供給配管
20をバイパスして固体高分子型燃料電池10に送るも
ので、第1のガス調圧弁22の上流側から逆止め弁28
の下流側に至る管路である。このバイパス配管30の途
中には、上流側から順に第2のガス調圧弁32、電動弁
34、第2のガス調圧弁36および逆止め弁38が設け
られている。電動弁34は、制御系50から与えられた
バイパス開度信号に応じて流量を任意に制御するもので
ある。こうしたバイパス配管30の構成により、酸素ガ
ス供給配管20をバイパスする流量が制御系50により
制御される。
池10の酸素ガス流路142から排出される酸素ガスを
外部に送る管路である。なお、ガス排出配管40の途中
には、ガス調圧弁42が備えられており、このガス調圧
弁42によりガス排出配管40の圧力は予め定めた大き
さに調節されている。
50は、固体高分子型燃料電池10の状態を検出するセ
ンサとして、固体高分子型燃料電池10の出力電圧Eを
検出する電圧計52と、固体高分子型燃料電池10のイ
ンピーダンスZを検出するインピーダンス計54とを備
え、さらに、電圧計52およびインピーダンス計54に
接続される電子制御ユニット60を備える。
インピーダンス計54は、固体高分子型燃料電池10の
電気化学的反応に影響を与えないように、交流式の電極
間抵抗計である。なお、このインピーダンス計54にお
ける交流の測定周波数は最適な周波数、例えば、10
[kHz]となっている。
ュータを中心とした論理回路として構成され、詳しく
は、予め設定された制御プログラムに従って所定の演算
等を実行するCPU62、CPU62で各種演算処理を
実行するのに必要な制御プログラムや制御データ等が予
め格納されたROM64、同じくCPU62で各種演算
処理を実行するのに必要な各種データが一時的に読み書
きされるRAM66、電圧計52およびインピーダンス
計54からの出力信号を入力する入力処理回路68、C
PU62での演算結果に応じて電動弁34にバイパス量
設定信号を出力する出力処理回路69等を備えている。
PU62によって、電圧計52およびインピーダンス計
54からの出力信号から固体高分子型燃料電池10のカ
ソード120の濡れ状態が判定され、この判定結果に応
じて電動弁34が駆動制御され、固体高分子型燃料電池
10へ供給される酸素ガスの流量が制御される。
により実行される酸素ガス量供給制御処理について、図
5に基づいて説明する。CPU62は、処理が開始され
ると、まず、電圧計52で検出された出力電圧Eとイン
ピーダンス計54で検出されたインピーダンスZとをそ
れぞれ読み込む(ステップS300,S310)。次い
で、それら出力電圧EおよびインピーダンスZから固体
高分子型燃料電池10のカソード120の表面の濡れす
ぎを判定する処理を行なう(ステップS320)。詳し
くは、出力電圧Eが予め定められた第1の所定電圧値E
1より小さいか否かの第1の判別と、インピーダンスZ
が予め定められた所定インピーダンス値Z1より小さい
か否かの第2の判別とを実行し、両判別が共に肯定判定
されたとき、カソード120が濡れすぎであるとして、
ステップS330に進む。
バイパス量設定信号を定める開度θを所定の開度θcに
設定する処理を行なう。この所定開度θcは、このルー
チン起動時における初期設定値θ0(例えば、θ0=0
[゜])より大きな値であり、この結果、電動弁34の
開度θはθcに増量されることになる。一方、ステップ
S320でカソード120が濡れすぎでないと判定され
たとき、即ち、前記第1および第2の判別の内の少なく
とも一方が否定判定されたときには、ステップS300
に進み、ステップS300以後の処理を繰り返し実行す
る。
増量がなされると、その後、カソード120の表面の濡
れすぎが解消されたか否かを判定する処理を行なう(ス
テップS340)。詳しくは、電圧計52で検出された
出力電圧Eが予め定められた第2の所定電圧値E2(但
し、E2>E1)より大きくなり、かつインピーダンス
計54で検出されたインピーダンスZが濡れすぎでない
正常運転時のインピーダンス値Z0に復帰したときに、
カソード120の表面の濡れすぎは解消されたと判定す
る。ステップS340で、濡れすぎは解消されていない
と判定されると、処理はステップS340を繰り返して
実行し、濡れすぎが解消されるのを待つ。一方、カソー
ド120の表面の濡れすぎが解消されたと判定される
と、ステップS350に進む。ステップS350では、
バイパス量設定信号を定める開度θを初期設定値θ0に
設定して、電動弁34の開度θを初期位置に復帰する処
理を行なう。その後、「END」に抜けてこの処理を終
了する。
理により、電圧計52で検出される出力電圧E、インピ
ーダンス計54で検出されるインピーダンスZおよび酸
素ガス供給配管20を流れる酸素ガスの流量Vが時間の
経過と共にどのように変化していくかを、図6のタイミ
ングチャートを用いて次に説明する。
態にあり、出力電圧E0を出力しているものとする(時
間t0)。この時のインピーダンスはZ0であり、酸素
ガス供給配管20を流れる酸素ガスの流量VはV0であ
るとする。この状態から、何らかの事由で固体高分子型
燃料電池10のカソード120の表面が濡れすぎの状態
になると、固体高分子型燃料電池10の出力電圧Eは徐
々に低下し、また、インピーダンスZは徐々に低下す
る。そして、出力電圧Eが所定電圧E1を下回り、か
つ、インピーダンスZが第1の所定インピーダンス値Z
1より下回ると(時間t1)、ステップS320で肯定
判定され、ステップS330に進み、電動弁34の開度
θが所定開度θcに増量される。その結果、酸素ガス供
給配管20の酸素ガスの流量Vは、所定量だけ増加され
てV0からV1となる。
体高分子型燃料電池10のカソード120の表面で凝結
し付着した水滴(余剰水)は、その流量V1の酸素ガス
の動圧により吹き飛ばされてガス排出配管40を通って
外部に排出される。このため、カソード表面の細孔が水
滴により閉塞されるのを防ぐことができ、その水滴によ
り電気化学反応に寄与できなかったカソード部分も電気
化学反応を始めることになる。従って、固体高分子型燃
料電池10の出力電圧Eは、E1から上昇を始める。ま
た、前述したようにカソード120の表面に付着した水
滴は酸素ガスの動圧により吹き飛ばされることから、カ
ソード120は濡れすぎの状態を脱し、その結果、イン
ピーダンスZは、Z1から上昇を始める。
Zが上昇し続け、E2,E0をそれぞれ上回ると(時間
t2)、固体高分子型燃料電池10のカソード120の
表面は濡れ状態から正常に戻ったと判断して、ステップ
S350により、電動弁34の開度θは初期設定値θ0
に戻される。この結果、酸素ガス供給配管20を流れる
酸素ガスの流量VはV1からもとのV0に戻る。なお、
この実施例では、定常状態での出力電圧E0より前記E
2が大きくなっているが、これは、酸素ガス供給配管2
0に加えてバイパス配管30からも酸素ガスが固体高分
子型燃料電池10に供給されているためであり、E2の
大きさはバイパス配管30で流すガス量によって変化す
る。
料電池システム1は、カソード120の表面に付着した
水滴を、増量された酸素ガスの流量でもって素早く吹き
飛ばすことができる。このため、カソード120の表面
の生成水の排除を応答性よく行なうことができ、したが
って、固体高分子型燃料電池10から効率よく連続的に
起電力を得ることができる。特に、この実施例では、バ
イパス配管30に加湿器を設けていないことから、水滴
を吹き飛ばすために増量した酸素ガスは乾燥しており、
このため、前記吹き飛ばしの効果と相まって生成水の排
除をさらに応答性よく行なうことができる。したがっ
て、固体高分子型燃料電池10から一層効率よく連続的
な起電力を得ることができる。また、この燃料電池シス
テム1は、水滴を酸素ガスの動圧で吹き飛ばすものであ
るから、従来例のように耐熱性の低い材料を使用する必
要もなく、このために、システム全体の耐久性が劣化す
るようなこともない。
30に電動弁34とガス調圧弁36を設けていたが、こ
れに換えて、図7に示すように、バイパス配管30にM
FC380を設け、MFC380によりバイパス配管3
0を流れる酸素ガスの質量流量を制御する構成としても
よい。こうした構成により、第1実施例と同様な効果を
奏することができる。なお、図7中、図1と同じ構成の
部品に対しては同一の符号を付した。
る。図8は、本発明の燃料電池の駆動装置の第2実施例
を適用した燃料電池システム400の配置図である。図
8に示すように、この燃料電池システム400は、第1
実施例と同じ構成の固体高分子型燃料電池10,酸素ガ
ス供給配管20およびガス排出配管40を備え、第1実
施例のバイパス配管30に換えてガス循環配管430を
設けたものである。なお、この燃料電池システム400
は、第1実施例と同様の制御系50も備えており、制御
系450に設けられた電子制御ユニット60によりガス
循環配管430のガス循環量を調節する。なお、図8
中、図1と同じ構成の部品に対しては同一の符号を付し
た。
における固体高分子型燃料電池10とガス調圧弁42と
の連結部40aから、酸素ガス供給配管20における逆
止め弁28と固体高分子型燃料電池10との連結部20
aに向かって酸素ガスを循環させる管路である。ガス循
環配管430の途中には、その連結部40a側から順
に、循環用送風ファン432と逆止め弁434とが設け
られている。循環用送風ファン432は、電子制御ユニ
ット60から与えられた制御信号に応じてファンを運転
/停止するものである。逆止め弁434は、酸素ガス供
給配管20側からガス循環配管430にガスが循環する
のを防ぐものである。
により実行される酸素ガス量供給制御処理について、図
9に基づいて説明する。この第2実施例における酸素ガ
ス量供給制御処理は、第1実施例におけるそれと比較し
て、ステップS500〜S520,S540については
第1実施例のステップS300〜S320,S340と
それぞれ同じ内容の処理を行ない、ステップS330に
換えて循環用送風ファン432を運転開始する処理を行
なうとともに(ステップS530)、ステップS350
に換えて循環用送風ファン432を停止する処理を行な
う(ステップS550)。
理によれば、電圧計52で検出された出力電圧Eとイン
ピーダンス計54で検出されたインピーダンスZから固
体高分子型燃料電池10のカソード表面の濡れすぎが検
知され、その検知時には循環用送風ファン432が運転
開始される。循環用送風ファン432が運転されると、
ガス循環配管430を循環する酸素ガス量が、循環用送
風ファン432の運転能力により定まる所定量だけ増量
され、この結果、その増量分だけ固体高分子型燃料電池
10の酸素ガス流路142を流れる酸素ガスの流量が増
加される。このため、カソード120の表面に付着した
水滴を、その流量の酸素ガスの動圧により素早く吹き飛
ばすことができる。従って、第1実施例と同様に、カソ
ード120付近の生成水の排除を応答性よく行なうこと
ができ、固体高分子型燃料電池10から効率よく連続的
に起電力を得ることができる。また、第1実施例と同様
に、システム全体の耐久性の劣化を防止する効果も奏す
る。
な効果を奏するにも拘らず、酸素ガス流路142から排
出される酸素ガスを固体高分子型燃料電池10に循環さ
せることで、供給ガスの消費を抑えることができる。
ァン432を運転/停止させることにより、ガス循環配
管430を循環する流量を変化させているが、これに換
えて循環用送風ファン432は常に運転させた状態とし
た上で、その循環用送風ファン432の回転速度を可変
することで、ガス循環配管430の循環流量を変化させ
るように構成してもよい。
る。図10は、本発明の燃料電池の駆動装置の第3実施
例を適用した燃料電池システム600の配置図である。
図10に示すように、この燃料電池システム600は、
第1実施例と比較して、バイパス配管30をなくした上
で、ガス排出配管640に電動式背圧調整弁642を設
けた点が相違する。なお、図10中、図1と同じ構成の
部品に対しては同一の符号を付した。
電子制御ユニット60から与えられた開度信号に応じて
開度を任意に制御するもので、ガス排出配管640にお
けるガス圧を調整する。電動式背圧調整弁642の開度
が増大されると、ガス排出配管640のガス圧力が低下
し、その結果、固体高分子型燃料電池10の酸素ガス流
路142を流れる酸素ガスの流速が急激に大きくなる。
即ち、電動式背圧調整弁642の開度を変化させること
により、酸素ガスの流速を変化させることが可能とな
る。
により実行される酸素ガス量供給制御処理について、図
11のフローチャートに沿って説明する。この第3実施
例における酸素ガス量供給制御処理は、まず、第1実施
例のステップS300〜S320と同様にして、固体高
分子型燃料電池10のカソード120表面の濡れすぎを
検出する(ステップS700〜S720)。
動式背圧調整弁642を所定の開度αだけ開方向に制御
してガス排出配管640のガス圧力Pを正常運転時の圧
力P0からP1(但し、P<P0)に低下させる処理を
行なう(ステップS730)。続いて、カソード120
表面の濡れすぎが解消されたか否かを判定する処理を行
なう(ステップS740)。詳しくは、出力電圧Eが予
め定められた第3の所定電圧値E3(但し、E0>E3
>E1)より大きくなり、かつインピーダンス計54で
検出されたインピーダンスZが濡れすぎでない正常運転
時のインピーダンス値Z0に復帰したときに、カソード
120の表面の濡れすぎは解消されたと判定する。ステ
ップS740で、その濡れすぎが解消されたと判定され
るのを待って、ステップS730で電動式背圧調整弁6
42を閉方向に制御してガス圧力Pを正常運転時の圧力
P0に復帰させる処理を行なう(ステップS750)。
その後、この処理を終了する。
理により、出力電圧E、インピーダンスZおよびガス排
出配管40のガス圧力Pが時間の経過と共にどのように
変化していくかを、図12のタイミングチャートに示し
た。
態にあり、出力電圧EはE0を出力しているものとする
(時間t0)。この時のインピーダンスZはZ0であ
る。ガス排出配管640の酸素ガスの圧力Pは、電動式
背圧調整弁642を調整することによりP0となってい
る。この状態から、固体高分子型燃料電池10のカソー
ド120の表面が濡れすぎの状態になると、固体高分子
型燃料電池10の出力電圧Eは徐々に低下し、また、イ
ンピーダンスZは徐々に低下する。そして、出力電圧E
が所定電圧E1を下回り、かつ、インピーダンスZが第
1の所定インピーダンス値Z1を下回ると(時間t1
1)、ステップS730で電動式背圧調整弁642を制
御することによりガス圧力PはP1に低下する。
低下すると、出力電圧Eはガス圧力Pに依存すると言う
固体高分子型燃料電池10の性質から出力電圧Eは一旦
低下する。また、そのガス圧力Pの低下を受けると、固
体高分子型燃料電池10の入口側との差圧が一瞬大きく
なり、このために、酸素ガス流路142を流れる酸素ガ
スの流速は急激に大きくなる。この結果、カソード12
0の表面に付着した水滴はその流速により吹き飛ばさ
れ、第1実施例と同様な理由によりその出力電圧Eの低
下に余りあるだけ出力電圧Eは増大して上昇を始める
(時間t12)。なお、インピーダンスZは、時間t1
1から直ちに上昇を始める。
Zが上昇し続け、出力電圧EがE3を上回り、かつイン
ピーダンスZが正常運転時のインピーダンス値Z0に達
すると(時間t13)、固体高分子型燃料電池10のカ
ソード120の表面は濡れ状態から正常に戻ったと判断
して、ステップS750で電動式背圧調整弁642を制
御することにより圧力Pを正常運転時の圧力P0に復帰
させる。
理によれば、電圧計52で検出された出力電圧Eとイン
ピーダンス計54で検出されたインピーダンスZから固
体高分子型燃料電池10のカソード表面の濡れすぎが検
知され、その検知時にはガス排出配管640側のガス圧
力Pを低下させる。そのガス圧力Pが低下されると、固
体高分子型燃料電池10の酸素ガス流路142を流れる
ガスの流速は急激に大きくなる。このため、カソード1
20の表面に付着した水滴を、その酸素ガスの流速でも
って素早く吹き飛ばすことができる。従って、第1およ
び第2実施例と同様に、固体高分子型燃料電池10から
効率よく連続的に起電力を得ることができる。また、第
1および第2実施例と同様に、システム全体の耐久性の
劣化を防止する効果も奏する。
640に電動式背圧調整弁642を設けるだけで、酸素
ガス流路142を流れる酸素ガスの流速を制御すること
ができることから、構成が簡単にすむといった効果も奏
する。
整弁642をガス排出配管40に設けていたが、これに
換えて、図13に示すように、酸素ガス供給配管20に
電動式背圧調整弁642を設けるように構成してもよ
い。即ち、図13に示すように、第1実施例と同様にガ
ス排出配管40にガス調圧弁42を設けた構成として、
その上で、酸素ガス供給配管20における加湿器26と
逆止め弁28との間に電動式背圧調整弁642を設け
る。こうした構成により、酸素ガス供給配管20のガス
圧力を電動式背圧調整弁642により調整することで、
固体高分子型燃料電池10の酸素ガス流路142の流速
を変化させることが可能となる。従って、第1ないし第
3実施例と同様な効果を奏することができる。
る。図14は、本発明の燃料電池の駆動装置の第4実施
例を適用した燃料電池システム800の配置図である。
図14に示すように、この燃料電池システム800は、
図1で示した第1実施例の構成と図10で示した第3実
施例の構成とを併用したものである。即ち、第1実施例
と同じ構成の固体高分子型燃料電池10,酸素ガス供給
配管20,バイパス配管30を備えるとともに、第3実
施例と同じ構成の電動式背圧調整弁642を有するガス
排出配管640を備えたものである。なお、図14中、
図1と同じ構成の部品に対しては同一の符号を付した。
固体高分子型燃料電池10のカソード表面の濡れすぎが
検知されると、電動弁34を開けてバイパス配管30に
よるガス供給を開始させると共に、電動式背圧調整弁6
42により、ガス排出配管640側のガス圧力Pを低下
させる。この結果、酸素ガス供給配管20に加えてバイ
パス配管30を通じて酸素ガスが供給されるとともに、
ガス排出配管640側のガス圧力Pの低下を受けて固体
高分子型燃料電池10に酸素ガスが吸い込まれる。従っ
て、両者の効果が加算されて、結果として、固体高分子
型燃料電池10の酸素ガス流路142を流れる酸素ガス
の流量は急速に増加される。
10のカソード120の表面に付着した水滴をより一層
確実に吹き飛ばすことができる。このため、カソード1
20付近の生成水の排除をより一層応答性よく行なうこ
とができ、固体高分子型燃料電池10からより効率よく
連続的に起電力を得ることができる。
る。図15は、本発明の燃料電池の駆動装置の第5実施
例を適用した燃料電池システム900の配置図である。
図15に示すように、この燃料電池システム900は、
第1実施例と比較して、複数の単電池の集合体である固
体高分子型燃料電池910(以下、この単位を電池ユニ
ットと呼ぶ)を複数備えている点が大きく相違し、バイ
パス配管930を用いて酸素ガスの供給の増量を図って
いる点について基本的に一致する。
システム900は、第1から第n(nは任意の正数)ま
でのn個の電池ユニット910−1,910−2,91
0−3,…,910−nと、各電池ユニット910−1
〜910−nに酸素ガスを送る酸素ガス供給配管920
と、その酸素ガス供給配管920をバイパスするバイパ
ス配管930と、各電池ユニット910−1〜910−
nから排出された酸素ガスを外部に送るガス排出配管9
40と、前記バイパス配管930の流量およびその配給
先を制御する制御系950とを備える。
源から順に第1のガス調圧弁922、第1のMFC92
4および加湿器926を備えており、その下流側で各第
1ないし第nの電池ユニット910−1〜910−nに
向かって分岐している。なお、その分岐点から各電池ユ
ニット910−1〜910−nまでの各連結管の途中に
は、酸素ガス供給源方向への酸素ガスの戻りを禁止する
逆止め弁928−1,928−2,928−3,…,9
28−nがそれぞれ設けられている。
ら順に第2のガス調圧弁932、第2のMFC934お
よび流路切替器936を備えている。流路切替器936
の下流側のバイパス配管930は各第1ないし第nの電
池ユニット910−1〜910−nに向かう方向に分岐
しており、流路切替器936により酸素ガスの流路がど
の電池ユニット910−1〜910−nに向かう方向に
なるか選択的に切り替えられる。なお、流路切替器93
6から各電池ユニット910−1〜910−nまでの各
連結管の途中には、酸素ガス供給源方向への酸素ガスの
戻りを禁止する逆止め弁938−1,938−2,93
8−3,…,938−nがそれぞれ設けられている。
の電池ユニット910−1〜910−nからの分岐路を
一本に集めた構成をしており、各分岐路部分には逆止め
弁944−1,944−2,…,944−nが、集合部
分にガス調圧弁942がそれぞれ配設されている。
子制御ユニット960を中心に備えており、さらに、セ
ンサとして、第1ないし第nの電池ユニット910−1
〜910−nの出力電圧E(1)〜E(n)をそれぞれ
個別に検出する電圧計952と、各第1ないし第nの電
池ユニット910−1〜910−nのインピーダンスZ
(1)〜Z(n)をそれぞれ個別に検出するインピーダ
ンス計954とを備えている。
は、ROM964,RAM966とデータのやり取りを
行ないつつ、次の処理を実行する。即ち、電子制御ユニ
ット960は、電圧計952で検出された出力電圧E
(1)〜E(n)とインピーダンス計954で検出され
たインピーダンスZ(1)〜Z(n)とから各電池ユニ
ット910−1〜910−nのカソードの濡れ状態を判
定し、この判定結果に応じてMFC934および流路切
替器936を制御して、濡れすぎの状態にある電池ユニ
ット910−1〜910−nへの酸素ガスの流量を増量
する処理を実行する。
制御処理について、図16に基づいて説明する。CPU
962は、処理が開始されると、まず、電圧計952で
検出された各電池ユニット910−1〜910−nの出
力電圧E(1)ないし(E(n)を読み込む(ステップ
S1000)。次いで、インピーダンス計954で検出
された各電池ユニット910−1〜910−nのインピ
ーダンスZ(1)ないしZ(n)を読み込む(ステップ
S1000,S1010)。続いて、変数iを初期値0
にセットして(ステップS1020)、この変数iを値
1だけインクリメントする処理を行なう(ステップS1
030)。
ット910−iのカソードが濡れすぎの状態であるか否
かの判定を行なう(ステップS1040)。この判定
は、電圧計952およびインピーダンス計654から検
出された出力電圧E(i)およびインピーダンスZ
(i)に基づきその濡れすぎを判定するもので、詳しく
は、出力電圧E(i)が予め定められた第1の所定電圧
値E1より小さいか否かの第1の判別と、インピーダン
スZ(i)が予め定められた所定インピーダンス値Z1
より小さいか否かの第2の判別とを実行し、両判別が共
に肯定判定されたとき、i番目の電池ユニット910−
iのカソードが濡れすぎであるとして、ステップS10
50に進む。
6を制御して、バイパス配管930の流路をi番目の電
池ユニット910−iに向かう方向に切り替える処理を
行なう。次いで、MFC934へ送るバイパス量設定信
号を定めるバルブ開度θを所定の開度θcに設定する処
理を行なう(ステップS1060)。この所定開度θc
は、このルーチン起動時における初期設定値θ0(例え
ば、θ0=0[゜])より大きな値であり、この結果、
MFC934のバルブ開度θはθcに増量されることに
なる。一方、ステップS1040でi番目の電池ユニッ
ト910−iのカソードが濡れすぎでないと判定された
とき、即ち、前記第1および第2の判別の内の少なくと
も一方が否定判定されたときには、ステップS1030
に進み、ステップS1030以後の処理を繰り返し実行
する。
ブ開度θの増量がなされると、その後、カソードの表面
の濡れすぎが解消されたか否かを判定する処理を行なう
(ステップS1070)。詳しくは、出力電圧E(i)
が予め定められた第2の所定電圧値E2(ただし、E2
>E1)より大きくなり、かつインピーダンス計54で
検出されたインピーダンスZが濡れすぎでない正常運転
時のインピーダンス値Z0に復帰したときに、カソード
の表面の濡れすぎは解消されたと判定する。ステップS
1070で、濡れすぎは解消されていないと判定される
と、処理はステップS1070を繰り返して実行し、濡
れすぎが解消されるのを待つ。一方、カソード表面の濡
れすぎが解消されたと判定されると、ステップS108
0に進む。ステップS1080では、バイパス量設定信
号を定める開度θを初期設定値θ0に設定して、MFC
934のバルブ開度θを初期位置に復帰する処理を行な
う。
〜910−nの個数を示す定数nより大きいか否かを判
定する(ステップS1090)。ここで、否定判定され
ると、ステップS1030に戻り、変数iを値1だけイ
ンクリメントして、次の電池ユニット910に対しステ
ップ1030以後の処理を施す。一方、ステップS10
90で肯定判定されると、変数iは定数nに達したとし
て、「END」に抜けてこの制御処理を終了する。
御処理によれば、CPU962は、n個の電池ユニット
910−1〜910−nの中からカソード表面が濡れす
ぎにある電池ユニット910が検知されると、MFC9
34および流路切替器936を制御することにより、そ
の濡れすぎの状態にある電池ユニット910に向かって
バイパス配管930の流路を切り替えて、その流量を増
加する。このため、その濡れすぎの状態にある電池ユニ
ット910に供給される酸素ガスの流量が増加されるこ
とから、その電池ユニット910のカソード表面に付着
した水滴をその増量された酸素ガスの流量でもって吹き
飛ばすことができ、その濡れすぎの状態を応答性よく回
復することができる。従って、複数の電池ユニット91
0−1〜910−nのいずれに対しても効率よく連続的
に起電力を得ることができる。
第nの電池ユニット910−1〜910−nの中から複
数の電池ユニット910がカソードの濡れすぎの状態に
あると判定されたときには、その濡れすぎの状態にある
各電池ユニット毎に順に時間的なズレをもって前記濡れ
の回復の処理を施している。このため、各電池ユニット
910−1〜910−nは濡れすぎの状態になると一つ
ずつその濡れを回復することができ、従って、第1ない
し第n電池ユニット910−1〜910−nの集合であ
る燃料電池全体としては、各電池ユニット910−1〜
910−nの濡れの回復に伴う出力電圧の増加を段階的
に少しずつ行なうことができ、急激な出力電圧の増加を
抑制することができる。
る。この第6実施例は、第5実施例のように燃料電池を
複数の電池ユニットから構成した上で、前述した第2実
施例のように燃料電池から排出される酸素ガスを供給側
に循環させようとするものである。
第6実施例を適用した燃料電池システム1900の配置
図である。図17に示すように、この燃料電池システム
1900は、第5実施例と同じ構成の第1ないし第4電
池ユニット910−1〜910−n,酸素ガス供給配管
920およびガス排出配管940を備え、第5実施例の
バイパス配管930に換えてガス循環配管1930を設
けたものである。この燃料電池システム1900は、第
5実施例と同じ構成の制御系950も備えており、制御
系950に設けられた電子制御ユニット960によりガ
ス循環配管1930のガス循環量を調節する。なお、図
17中、図15と同じ構成の部品に対しては同一の符号
を付した。
40の分岐点940aから酸素ガスを取り出して各第1
ないし第n電池ユニット910−1〜910−nにそれ
ぞれ循環させる管路である。ガス循環配管1930の途
中には、分岐点940a側から順に、循環用送風ファン
1934および流路切替器1936を備えている。な
お、流路切替器1636より下流側については、第5の
実施例と同様な構成を備えており、ここでは詳しい説明
については省略する。循環用送風ファン1934は、電
子制御ユニット960から与えられた制御信号に応じて
ファンを運転/停止するものである。
62により実行される酸素ガス量供給制御処理につい
て、図18に基づいて説明する。この第6実施例におけ
る酸素ガス量供給制御処理は、第5実施例におけるそれ
と比較して、ステップS2000〜S2050,S20
70,S2090については第5実施例のステップS1
000〜S1050,S1070,S1090とそれぞ
れ同じ内容の処理を行ない、ステップS1060に換え
て循環用送風ファン1934を運転開始する処理を行な
うとともに(ステップS2060)、ステップS108
0に換えて循環用送風ファン1934を停止する処理を
行なう(ステップS2080)。
理によれば、第1ないし第nの電池ユニット910−1
〜910−nの中から濡れすぎの電池ユニット910が
検知されると、流路切替器936を制御するとともに循
環用送風ファン1934を運転開始することにより、濡
れすぎの状態にある電池ユニット910に向かって供給
される酸素ガスの流量が増量される。この結果、この第
6実施例の燃料電池システム1900では、第5実施例
と同様に、複数の電池ユニット910−1〜910−n
のいずれに対しても効率よく連続的に起電力を得ること
ができる。
る。この第7実施例は、第5および第6実施例のように
燃料電池を複数の電池ユニットから構成した上で、第3
実施例のように、燃料電池のガス排出配管に電動式背圧
調整弁を設け、それら電動式背圧調整弁により燃料電池
のカソード表面に流れる酸素ガスの流速を変化させよう
とするものである。
第7実施例を適用した燃料電池システム2900の配置
図である。図19に示すように、この燃料電池システム
2900は、第6実施例と比較して次の点が相違する。
まず、ガス循環配管1930をなくした上で、ガス排出
配管940の各分岐路に第1ないし第nの電動式背圧調
整弁2910−1,2910−2,…,2910−nを
設けた。そして、これら電動式背圧調整弁2910−1
〜2910−nを制御系950の電子制御ユニット96
0で調整可能とした。さらに、第5,第6実施例の電圧
計952に換えて、互いに連結された第1ないし第n電
池ユニット910−1〜910−nのトータルの出力電
圧ETを検出する電圧計2952を設けるとともに、イ
ンピーダンス計2954に換えて、第1ないし第n電池
ユニット910−1〜910−nのトータルのインピー
ダンスZTを検出するインピーダンス計2954を設け
た。
より実行される酸素ガス量供給制御処理について、図2
0のフローチャートに沿って説明する。CPU962
は、処理が開始されると、まず、変数iを初期値0にセ
ットする(ステップS3000)。続いて、電圧計29
52で検出された各電池ユニット910−1〜910−
nのトータルの出力電圧ETを読み込むとともに、イン
ピーダンス計954で検出された各電池ユニット910
−1〜910−nのトータルのインピーダンスZTを読
み込む(ステップS3010,S3020)。
10−1〜910−nの中で少なくとも1つ以上の電池
ユニットが濡れすぎの状態にあるか否かを、電圧計95
2およびインピーダンス計654から検出されたトータ
ル出力電圧ETおよびトータルインピーダンスZTに基
づき判定する処理を行なう(ステップS3030)。詳
しくは、トータル出力電圧ETが予め定められた第1の
所定電圧値ET1より小さいか否かの第1の判別と、ト
ータルインピーダンスZTが予め定められた所定インピ
ーダンス値ZT1より小さいか否かの第2の判別とを実
行し、両判別が共に肯定判定されたとき、いずれかの電
池ユニットが濡れすぎの状態にあるとして、ステップS
3040に進む。
けインクリメントする処理を行なう。続いて、変数iに
基づくi番目の電動式背圧調整弁2910−iを所定の
開度αだけ開方向に制御して、ガス排出配管640の当
該電動式背圧調整弁2910−iの付設部分のガス圧力
Piを正常運転時の圧力PaからPbに低下させる処理
を行なう(ステップS3050)。
延する遅延処理を実行し(ステップS3060)、その
遅延時間が経過すると、変数iに基づくi番目の電動式
背圧調整弁2910−iを所定の開度αだけ閉方向に制
御して、ガス排出配管640の当該電動式背圧調整弁2
910−iの付設部分のガス圧力Piを正常運転時の圧
力Paに復帰させる処理を行なう(ステップS307
0)。
〜910−nの個数を示す定数nより大きいか否かを判
定し(ステップS3080)、否定判定されると、ステ
ップS3030に戻り、ステップS3030以後の処理
を繰り返し行なう。一方、ステップS3080で肯定判
定されると、変数iは定数nに達したとして、「EN
D」に抜けてこの制御処理を終了する。また、ステップ
S3030で否定判定された場合、即ち、いずれの電池
ユニット910−1〜910−nも濡れすぎの状態でな
いと判定された場合にも、「END」に抜けて制御処理
を終了する。
理によれば、CPU962は、第1ないし第nの電池ユ
ニット910−1〜910−nの中に濡れすぎの状態の
ものがあるか否かをトータルの出力電圧ETとトータル
のインピーダンスZTとから判定し、いずれかの電池ユ
ニット910−1〜910−nが濡れすぎの状態にある
と判定されると、まず、第1番目の電動式背圧調整弁2
910−1を調整してその電動式背圧調整弁2910−
1の付設部分のガス圧力P1をPbに低下させる処理を
所定時間だけ実行する(所定時間経過後は、ガス圧力P
1をPaに復帰させる)。そのガス圧力P1が低下され
ると、その電動式背圧調整弁2910−1の上流に設け
られた電池ユニット910−1の酸素ガス流路を流れる
酸素ガスの流速は急激に大きくなる。このため、濡れす
ぎの状態にある電池電池ユニットが当該第1の電池ユニ
ット910−1である場合、その電池ユニット910−
1のカソード表面に付着した水滴はその酸素ガスの流速
でもって素早く吹き飛ばされ、その電池ユニット910
−1は最適な濡れ状態となる。
10−2を同様に調整して、第2の電池ユニット910
−2を最適な濡れ状態とする。続いて、第3番目,第4
番目というように処理対象を増やして、ステップS30
30により、濡れすぎの状態が全て解消されたと判定さ
れるまで処理を続ける。こうした構成により、濡れすぎ
の状態にある電池ユニット910は全て最適な濡れ状態
とされ、第5実施例および第6実施例と同様に、複数の
電池ユニット910−1〜910−nのいずれに対して
も効率よく連続的に起電力を得ることができる。
第nの電池ユニット910−1〜910−nの濡れ状態
を個別に検知せずに、トータルとして検知できればよい
ことから、センサからの検知信号の信号数を少なくする
ことができ、さらに、制御処理の構成を簡単にすますこ
とができるといった効果も奏する。
て説明する。この変形例は、第7実施例と同一のハード
ウェア上の構成をとり、第7実施例と比べて、電子制御
ユニット960のCPU962により実行される酸素ガ
ス量供給制御処理の内容が相違するだけである。
0のCPU962により実行される酸素ガス量供給制御
処理について、図21のフローチャートに沿って説明す
る。この酸素ガス量供給制御処理は、図20のフローチ
ャートで示した制御処理と比較して、ステップS305
0の直後にステップS3055を追加し、ステップS3
070の直後にステップS3075を追加した点が相違
し、その他については同一である。
ステップS3030で濡れすぎと判定された場合に、ス
テップS3050で、変数iに基づくi番目の電動式背
圧調整弁2910−iを所定の開度αだけ開方向に制御
して、ガス排出配管640の当該電動式背圧調整弁29
10−iの付設部分のガス圧力Piを正常運転時の圧力
PaからPbに低下させた後、次のステップS3055
の処理を行なう。ステップS3055では、前記i番目
の電動式背圧調整弁2910−iを除いたその他の電動
式背圧調整弁2910−1〜2910−i-1,291
0−i+1〜2910−nを所定の開度β(<<α)だ
け閉方向にそれぞれ制御して、当該電動式背圧調整弁2
910−1〜2910−i-1,2910−i+1〜2910
−nの付設部分のガス圧力P1〜Pi-1,Pi+1〜Pnを
小量ずつそれぞれ上昇させる処理を行なう。
づくi番目の電動式背圧調整弁2910−iを所定の開
度αだけ閉方向に制御して、ガス排出配管640の当該
電動式背圧調整弁2910−iの付設部分のガス圧力P
iを正常運転時の圧力Paに復帰させた後、次のステッ
プS3075の処理を行なう。ステップS3075で
は、前記i番目の電動式背圧調整弁2910−iを除い
たその他の電動式背圧調整弁2910−1〜2910−
i-1,2910−i+1〜2910−nを所定の開度β
だけ開方向にそれぞれ制御して、当該電動式背圧調整弁
2910−1〜2910−i-1,2910−i+1〜291
0−nの付設部分のガス圧力P1〜Pi-1,Pi+1〜Pn
を正常運転時の圧力Paに復帰させる処理を行なう。
7実施例と同様に、複数の電池ユニット910−1〜9
10−nのいずれに対しても効率よく連続的に起電力を
得ることができるという効果を奏すると共に、次のよう
な効果も奏する。
力電圧ETの変化を示すタイミングチャートである。図
22に示すように、時間t21で、各電池ユニット91
0−1〜910−nは正常に運転されて、トータル出力
電圧ETが所定電圧ET0にあるとする。この状態か
ら、いずれかの電池ユニット910−1〜910−nの
カソード表面が濡れすぎの状態となると、トータル出力
電圧ETは急激に低下する。CPU962による酸素ガ
ス量供給制御処理が実行されて、最初の濡れすぎの電池
ユニット910に対してその背圧の低下が図られると、
トータル出力電圧ETは次第に上昇する(時間t22〜
t23)。その後、その背圧を初期位置に復帰する制御
に伴いトータル出力電圧ETは少し上昇する(時間t2
3〜t24)。次いで、第2番目以降の濡れすぎの電池
ユニット910に同様の処理が実行されて、トータル出
力電圧ETは正常運転時の大きさに徐々に復帰する。
ように、電動式背圧調整弁を用いて濡れすぎの電池ユニ
ット910のガス排出配管部分のガス圧力を低下させる
ことが図られるが、第3実施例で説明したように、出力
電圧はガス圧力に依存すると言う燃料電池の性質からそ
の圧力低下を受けて出力電圧ETは図中、一点鎖線に示
すように、一旦低下するはずである。これに対して、こ
の変形例では、ステップS3055によりその他の電動
式背圧調整弁を調整して、当該電動式背圧調整弁の付設
部分のガス圧力を小量ずつそれぞれ上昇させることによ
り、そのトータル出力電圧ETの低下を抑えることがで
き、また、復帰時の出力電圧の変動が抑制され滑らかな
復帰処理が可能となる。このため、より一層、高効率で
起電力を得ることができる。
は、第1から第nまでの全ての電池ユニット910−1
〜910−nの集合の中で前述した酸素ガス量供給制御
処理を行なってきたが、これに換えて、第1ないし第n
の電池ユニット910−1〜910−nを幾つかの集合
に分けて、これらの集合単位で前述した酸素ガス量供給
制御処理を行なう構成としてもよい。即ち、それら集合
単位でトータルの出力電圧およびインピーダンスを検出
し、これら検出結果から濡れすぎを検出して、それら集
合単位の範囲内で各電池ユニットに供給する酸素ガスの
動圧を順に増大するように構成する。こうした構成によ
っても、それら実施例と同じ効果を奏することができ
る。
る酸素ガスの動圧を増加するように構成されていたが、
これに換えて、そのカソードへの酸素ガスの増加に加え
て、アノードに供給する水素ガスの動圧についても同様
な制御で増加するように構成してもよい。こうした構成
により、アノード側の電極基材についてもその細孔の閉
塞を防止することができることから、より一層、効率よ
く連続的に起電力を得ることができる。なお、カソード
側について動圧の増加の制御は行なわず、アノードに供
給する水素ガスの動圧だけを増加するように構成しても
よい。
成をとるようにしてもよい。図23は、カソード表面と
共に酸素ガス流路142を構成するセパレータ140の
部分斜視図であり、図24は、図23におけるA−A線
断面図である。両図に示すように、酸素ガス流路142
を構成する矩形の溝部142aの内面に、テフロン層4
000が形成されている。このテフロン層4000は、
次のようにして形成されたもので、撥水処理が施された
ことになる。
20と直接接する部分にレジストを予め塗布する。次
に、セパレータ140全体をポリテトラフルオロエチレ
ン(ポリ四フッ化エチレン、PTFE(テフロン)と同
じ)のディスパージョン(ダイキン工業製ポリフロンD
−1)に浸漬させるか、あるいはディスパージョンを吹
きかける。その後、室温でしばらく乾燥させ、ディスパ
ージョン中の溶剤成分(一般には、水またはアルコール
系溶剤、または両者の混合溶剤)を蒸発させる。次に、
空気中、100℃で30分から1時間乾燥させて、ディ
スパージョンの水分を完全に揮発させる。さらに、窒素
雰囲気、またはアルゴン雰囲気中、250〜300℃で
2〜3時間加熱して、ポリテトラフルオロエチレンを焼
成する。このようにして、セパレータ140の表面にテ
フロンの層が形成される。
ストを化学薬品(レジスト除去剤)により除去する。こ
こで使用するレジスト除去剤は、レジストの種類により
異なり、レジストとレジスト除去剤は、両者が共に、先
に述べたPTFEディスパージョンを用いた撥水層の形
成工程に影響を与えないものであれば、薬品コストや取
扱いのしやすさ、使用済み廃液の処理のしやすさなどか
ら、使用者が任意に選択すればよい。
がテフロン層4000により撥水処理されることから、
溝部142aには余剰水が溜まりにくい。このため、前
述してきたカソード表面の余剰水の吹き飛ばしがより容
易なものとなり、より一層、効率よく連続的に起電力を
得ることができる。
000は、次のように形成してもよい。前記実施例で
は、セパレータ140の表面の内、カソード120と直
接接する部分にレジストを予め塗布しておいてディスパ
ージョンを浸漬させていたが、これに換えて、セパレー
タ140の表面全体をそのままディスパージョンに浸漬
させるか、あるいは、ディスパージョンを吹きかけるよ
うにしてもよい。その後、前記実施例と同様な処理を施
して、セパレータ140の表面全体にテフロンの層を形
成する。続いて、セパレータ140の表面の内、カソー
ド120と直接接する部分を機械的に研磨または切削し
て、その部分のテフロン層を除去する。こうして、テフ
ロン層4000を形成するように構成してもよい。
に形成される酸素ガス流路142にテフロン層4000
を設けていたが、これに換えて、セパレータ150に形
成される水素ガス流路152に同様のテフロン層を設け
る構成としてもよい。こうした構成により、アノード表
面の余剰水の吹き飛ばしをより容易にすることができ
る。また、酸素ガス流路142と水素ガス流路152と
の双方にテフロン層を設ける構成としてもよく、カソー
ド表面およびアノード表面の余剰水の吹き飛ばしを容易
にすることができ、より一層効率よく連続的に起電力を
得ることができる。
0に供給する材料ガスは酸素としていたが、これに換え
て、空気としてもよい。空気とした場合、酸素としたと
きに比べて、同一電流量を流すときの必要ガス量が大き
くなることから、電極表面に過剰な水が到達する可能性
も空気の方が大きくなる。従って、材料ガスを空気とし
た場合の方が、より本発明の効果が発揮されることにな
る。
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。
電池の駆動装置では、燃料電池の電極の濡れすぎの状態
が検出されると、電極に供給される供給ガスの動圧が一
時的に増加されるので、燃料電池の運転により電極付近
に生成された余剰水は、前記増加した動圧により素早く
吹き飛ばされて燃料電池の外部に排出される。このた
め、電極基材の細孔がその余剰水により閉塞されること
を応答性よく防ぐことができ、したがって、燃料電池か
ら効率よく連続的に起電力を得ることができるという効
果を奏する。また、この燃料電池の駆動装置では、余剰
水を供給ガスの動圧で吹き飛ばすものであるから、従来
例のように耐熱性の低い材料を使用する必要もなく、こ
のために、システム全体の耐久性が劣化するのを防止す
る効果も奏する。
述したように燃料電池から効率よく起電力を得ることが
できることから、所定の電気エネルギをより小型の燃料
電池で、より低コストの燃料電池で、さらにより軽量の
燃料電池で実現することができるという副次的な効果を
奏する。また、前述したように、燃料電池から連続的に
安定した起電力を得ることができることから、一般商用
電源等の他の電源と併用することなしにその燃料電池の
みでの電源供給が容易となるといった副次的な効果も奏
する。
では、単電池の集合体である電池ユニットのいずれかに
電極の濡れすぎの状態が検出されると、当該電池ユニッ
トの電極に供給される供給ガスの動圧が一時的に増加さ
れるので、電池ユニットを複数備えている場合にも、濡
れすぎの状態となった電極付近に生成された余剰水は、
その増加した供給ガスの動圧により素早く吹き飛ばされ
る。このため、電極基材の細孔がその余剰水により閉塞
されることを応答性よく防ぐことができ、複数の電池ユ
ニットのいずれに対しても効率よく連続的に起電力を得
ることができる。
用した燃料電池システム1の配置図である。
0の構造図である。
ある。
示した構造図である。
される酸素ガス量供給制御処理を示すフローチャートで
ある。
タイミングチャートである。
用した燃料電池システム400の配置図である。
PU62により実行される酸素ガス量供給制御処理を示
すフローチャートである。
適用した燃料電池システム600の配置図である。
CPU62により実行される酸素ガス量供給制御処理を
示すフローチャートである。
すタイミングチャートである。
適用した燃料電池システム800の配置図である。
適用した燃料電池システム900の配置図である。
のCPU962により実行される酸素ガス量供給制御処
理を示すフローチャートである。
適用した燃料電池システム1900の配置図である。
のCPU962により実行される酸素ガス量供給制御処
理を示すフローチャートである。
適用した燃料電池システム2900の配置図である。
のCPU962により実行される酸素ガス量供給制御処
理を示すフローチャートである。
制御処理を示すフローチャートである。
変化を示すタイミングチャートである。
部分斜視図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 電極にガスを供給してその供給ガスの化
学反応から起電力を得る燃料電池の駆動装置であって、 前記電極の濡れ状態を検出する電極濡れ状態検出手段
と、 該電極濡れ状態検出手段により前記電極の濡れすぎの状
態が検出されたときに、前記電極に供給される供給ガス
の動圧を一時的に増加させる動圧増加手段とを備えた燃
料電池の駆動装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の燃料電池の駆動装置であ
って、 前記動圧増加手段は、 前記燃料電池からの前記供給ガスの排出分を前記燃料電
池に循環させる循環手段と、 該循環手段によるガスの循環量を変化させる循環量調整
手段とを有する燃料電池の駆動装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の燃料電池の駆動装置であ
って、 前記動圧増加手段は、 前記燃料電池に前記供給ガスを供給するガス供給路、ま
たは前記燃料電池から前記供給ガスを排出するガス排出
路に設けられ、該ガス路中のガス圧力を調整するガス圧
調整手段を有する燃料電池の駆動装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の燃料電池の駆動装置であ
って、 前記燃料電池に供給ガスを供給するガス供給路と、 該ガス供給路中に設けられ、前記供給ガスを加湿する加
湿器とを備えると共に、 前記動圧増加手段は、 前記ガス供給路をバイパスして、乾燥した供給ガスを前
記燃料電池へ供給するバイパス路と、 該バイパス路の流量を制御するバイパス流量制御手段と
を有する燃料電池の駆動装置。 - 【請求項5】 電極にガスを供給してその供給ガスの化
学反応から起電力を得る単電池の集合体である電池ユニ
ットを複数備えた燃料電池の駆動装置であって、 前記電極の濡れ状態を検出する電極濡れ状態検出手段
と、 該電極濡れ状態検出手段によりいずれかの電池ユニット
に前記電極の濡れすぎの状態が検出されたとき、当該電
池ユニットの電極に供給される供給ガスの動圧を一時的
に増加させる動圧増加手段とを備えた燃料電池の駆動装
置。 - 【請求項6】 請求項5記載の燃料電池の駆動装置であ
って、 前記動圧増加手段は、 前記供給ガスの動圧の増加の対象を、前記濡れすぎの電
極を備えた電池ユニットを少なくとも含む複数の電池ユ
ニットにわたるものとした手段である燃料電池の駆動装
置。 - 【請求項7】 請求項5または6記載の燃料電池の駆動
装置であって、 前記動圧増加手段は、 前記供給ガスの動圧の増加を行なう電池ユニットが複数
にわたるとき、当該電池ユニット毎に時間的なズレをも
って前記供給ガスの動圧の増加を実行させる実行タイミ
ング決定手段を有する燃料電池の駆動装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の燃料電池の駆動装置であ
って、 前記動圧増加手段は、 前記供給ガスを排出する各電池ユニット毎の排出路にそ
れぞれ設けられ、該排出路中のガス圧力を調整するガス
圧調整手段と、 前記電極濡れ状態検出手段によりいずれかの電池ユニッ
トに前記電極の濡れすぎの状態が検出されたとき、当該
電池ユニットに対応した前記ガス圧調整手段を調整する
ことにより当該電池ユニットの電極に供給される供給ガ
スの動圧を一時的に増加させると共に、当該電池ユニッ
ト以外のその他の電池ユニットの内の少なくとも一つに
対応した前記ガス圧調整手段を調整することによりこれ
ら電池ユニットの電極に供給される供給ガスの動圧を一
時的に減少させる制御手段とを有する燃料電池の駆動装
置。 - 【請求項9】 前記電極がカソードである請求項1ない
し8のいずれか記載の燃料電池の駆動装置。 - 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか記載の燃
料電池の駆動装置であって、 前記燃料電池は、 前記電極表面に接して該電極にガスを供給する溝部を備
え、該溝部の内面を撥水処理したものである燃料電池の
駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05122594A JP3509168B2 (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 燃料電池システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05122594A JP3509168B2 (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 燃料電池システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07235324A true JPH07235324A (ja) | 1995-09-05 |
JP3509168B2 JP3509168B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=12881009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05122594A Expired - Fee Related JP3509168B2 (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 燃料電池システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3509168B2 (ja) |
Cited By (66)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0867963A2 (en) * | 1997-03-25 | 1998-09-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Polymer electrolyte fuel cell |
WO1999028985A1 (en) * | 1997-12-01 | 1999-06-10 | Ballard Power Systems Inc. | Method and apparatus for distributing water to an ion-exchange membrane in a fuel cell |
JP2002075416A (ja) * | 2000-08-24 | 2002-03-15 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃料電池装置及び燃料電池装置の運転方法。 |
JP2002246053A (ja) * | 2001-02-13 | 2002-08-30 | Denso Corp | 燃料電池システム |
JP2002305017A (ja) * | 2001-04-03 | 2002-10-18 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池の残留水排出装置および残留水排出方法 |
JP2002313387A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-25 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池暖機装置 |
EP1262361A2 (en) * | 2001-05-29 | 2002-12-04 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Control device for a fuel cell |
JP2003068341A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-07 | Sanki Eng Co Ltd | ガス供給装置及び検査システム |
JP2003068340A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-07 | Sanki Eng Co Ltd | ガス供給装置及び検査システム |
JP2003510786A (ja) * | 1999-09-27 | 2003-03-18 | バラード パワー システムズ インコーポレイティド | 電気化学的燃料電池のコールドスタート能力を向上させる方法 |
JP2003173807A (ja) * | 2001-12-05 | 2003-06-20 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池システムの制御装置 |
US6632552B2 (en) | 2000-02-18 | 2003-10-14 | Nissan Motor Co., Ltd. | Water purge fuel cell system and method |
WO2003090305A1 (fr) * | 2002-04-19 | 2003-10-30 | Sony Corporation | Systeme de traitement d'eau de formation et procede de traitement d'eau de formation, et generateur d'electricite |
JP2004119052A (ja) * | 2002-09-24 | 2004-04-15 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
JP2004273347A (ja) * | 2003-03-11 | 2004-09-30 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池システムおよびその暖機方法 |
JP2004281421A (ja) * | 2004-07-08 | 2004-10-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 固体高分子型燃料電池システム、およびそのプログラムを格納した情報記録媒体 |
WO2004102718A1 (ja) * | 2003-05-16 | 2004-11-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システムの運転制御 |
JP2005521221A (ja) * | 2002-03-20 | 2005-07-14 | ユーティーシー フューエル セルズ,エルエルシー | Pem型燃料電池のための性能回復方法 |
US6921598B2 (en) | 2000-03-07 | 2005-07-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Polymer electrolyte fuel cell and method of manufacturing the same |
JP2005302571A (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Toyota Motor Corp | 燃料電池の制御装置 |
JP2006024484A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃料電池及びその運転方法 |
JP2006196262A (ja) * | 2005-01-12 | 2006-07-27 | Denso Corp | 燃料電池システム |
JP2006236917A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-07 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
JP2006236843A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システムにおけるフラッディングの解消 |
WO2006095606A1 (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システム |
WO2006104246A1 (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システム |
JP2007005171A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池システム |
WO2007004718A1 (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システム |
JP2007012453A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Equos Research Co Ltd | 燃料電池システム及び異常判断処理方法 |
JP2007027149A (ja) * | 2006-11-06 | 2007-02-01 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池システムの制御装置 |
WO2007020882A1 (ja) * | 2005-08-18 | 2007-02-22 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システムおよび燃料電池システムの運転方法 |
US7195831B2 (en) | 2001-11-01 | 2007-03-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell and method of controlling the same |
JP2007115588A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 可逆セル・スタックの運転切り替え方法 |
WO2008007690A1 (fr) * | 2006-07-14 | 2008-01-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Système de pile à combustible |
WO2008050882A1 (en) * | 2006-10-23 | 2008-05-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system |
WO2008078554A1 (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システム |
JP2008235027A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
JP2008282658A (ja) * | 2007-05-10 | 2008-11-20 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
JP2008282675A (ja) * | 2007-05-10 | 2008-11-20 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
JP2008282674A (ja) * | 2007-05-10 | 2008-11-20 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
WO2009060706A1 (ja) * | 2007-11-08 | 2009-05-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システム |
JP2009140621A (ja) * | 2007-12-03 | 2009-06-25 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
WO2009081693A1 (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システム |
US7687169B2 (en) | 2003-10-06 | 2010-03-30 | Honda Motor Co., Ltd. | Stop method for fuel cell system |
JP2010097950A (ja) * | 2009-12-22 | 2010-04-30 | Toyota Motor Corp | 燃料電池の制御装置および燃料電池システム |
US7887965B2 (en) | 2001-04-06 | 2011-02-15 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Warm-up apparatus for fuel cell |
JP2011096554A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Yamaha Motor Co Ltd | 燃料電池システムおよびそれを備える輸送機器 |
WO2011086603A1 (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-21 | トヨタ自動車株式会社 | ガス供給装置 |
JP2011171313A (ja) * | 2011-06-06 | 2011-09-01 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
WO2011138654A1 (en) | 2010-05-07 | 2011-11-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system with calculation of liquid water volume |
JP2011528845A (ja) * | 2008-07-23 | 2011-11-24 | ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト | 燃料電池システムで流体を加湿する加湿装置 |
WO2012035974A1 (ja) * | 2010-09-17 | 2012-03-22 | 日産自動車株式会社 | 燃料電池システム |
US8158298B2 (en) | 2005-07-27 | 2012-04-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system |
WO2012157184A1 (ja) * | 2011-05-13 | 2012-11-22 | パナソニック株式会社 | 燃料電池システム |
JP2013196782A (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-30 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池システム |
US8658322B2 (en) | 2005-03-09 | 2014-02-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system |
US8741496B2 (en) | 2007-04-04 | 2014-06-03 | Honda Motor Co., Ltd. | Fuel cell system with dilution and purge control and control method thereof |
JP2014186859A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池スタック及びその運転方法 |
US8932775B2 (en) | 2010-05-28 | 2015-01-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method and apparatus for controlling the operation of a fuel cell |
US9368818B2 (en) | 2012-12-07 | 2016-06-14 | Honda Motor Co., Ltd. | Humidification control method for fuel cell |
US10205185B2 (en) | 2016-02-29 | 2019-02-12 | Honda Motor Co., Ltd. | Method for controlling fuel cell system |
US10249892B2 (en) | 2016-04-20 | 2019-04-02 | Hyundai Motor Company | Power distribution method and system for fuel cell vehicle |
US10333161B2 (en) | 2016-02-23 | 2019-06-25 | Honda Motor Co., Ltd. | Low-temperature startup method for fuel cell system |
US10461349B2 (en) | 2016-02-26 | 2019-10-29 | Honda Motor Co., Ltd. | Method for controlling fuel cell system |
US10804553B2 (en) | 2016-11-21 | 2020-10-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system |
CN113258100A (zh) * | 2021-06-25 | 2021-08-13 | 北京亿华通科技股份有限公司 | 一种燃料电池系统及其阳极氢气浓度评估方法 |
-
1994
- 1994-02-23 JP JP05122594A patent/JP3509168B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (106)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1677379A1 (en) * | 1997-03-25 | 2006-07-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Polymer electrolyte fuel cell |
EP0867963A2 (en) * | 1997-03-25 | 1998-09-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Polymer electrolyte fuel cell |
EP0867963A3 (en) * | 1997-03-25 | 2002-09-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Polymer electrolyte fuel cell |
WO1999028985A1 (en) * | 1997-12-01 | 1999-06-10 | Ballard Power Systems Inc. | Method and apparatus for distributing water to an ion-exchange membrane in a fuel cell |
JP2003510786A (ja) * | 1999-09-27 | 2003-03-18 | バラード パワー システムズ インコーポレイティド | 電気化学的燃料電池のコールドスタート能力を向上させる方法 |
US6632552B2 (en) | 2000-02-18 | 2003-10-14 | Nissan Motor Co., Ltd. | Water purge fuel cell system and method |
US6921598B2 (en) | 2000-03-07 | 2005-07-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Polymer electrolyte fuel cell and method of manufacturing the same |
JP4672120B2 (ja) * | 2000-08-24 | 2011-04-20 | 三菱重工業株式会社 | 燃料電池装置及び燃料電池装置の運転方法。 |
JP2002075416A (ja) * | 2000-08-24 | 2002-03-15 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃料電池装置及び燃料電池装置の運転方法。 |
JP2002246053A (ja) * | 2001-02-13 | 2002-08-30 | Denso Corp | 燃料電池システム |
JP2002305017A (ja) * | 2001-04-03 | 2002-10-18 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池の残留水排出装置および残留水排出方法 |
JP2002313387A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-25 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池暖機装置 |
US7887965B2 (en) | 2001-04-06 | 2011-02-15 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Warm-up apparatus for fuel cell |
EP1262361A2 (en) * | 2001-05-29 | 2002-12-04 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Control device for a fuel cell |
EP1262361A3 (en) * | 2001-05-29 | 2007-01-17 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Control device for a fuel cell |
JP2003068341A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-07 | Sanki Eng Co Ltd | ガス供給装置及び検査システム |
JP2003068340A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-07 | Sanki Eng Co Ltd | ガス供給装置及び検査システム |
US7195831B2 (en) | 2001-11-01 | 2007-03-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell and method of controlling the same |
JP2003173807A (ja) * | 2001-12-05 | 2003-06-20 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池システムの制御装置 |
JP2005521221A (ja) * | 2002-03-20 | 2005-07-14 | ユーティーシー フューエル セルズ,エルエルシー | Pem型燃料電池のための性能回復方法 |
US7816043B2 (en) | 2002-04-19 | 2010-10-19 | Sony Corporation | Water disposal system, method of disposing water, and power generation apparatus |
WO2003090305A1 (fr) * | 2002-04-19 | 2003-10-30 | Sony Corporation | Systeme de traitement d'eau de formation et procede de traitement d'eau de formation, et generateur d'electricite |
JP2004241363A (ja) * | 2002-04-19 | 2004-08-26 | Sony Corp | 生成水処理システム及び生成水処理方法、並びに発電装置 |
JP2004119052A (ja) * | 2002-09-24 | 2004-04-15 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
JP4546703B2 (ja) * | 2003-03-11 | 2010-09-15 | 本田技研工業株式会社 | 燃料電池システムおよびその暖機方法 |
JP2004273347A (ja) * | 2003-03-11 | 2004-09-30 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池システムおよびその暖機方法 |
WO2004102718A1 (ja) * | 2003-05-16 | 2004-11-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システムの運転制御 |
CN100382372C (zh) * | 2003-05-16 | 2008-04-16 | 丰田自动车株式会社 | 燃料电池系统的运转控制 |
DE112004000827B4 (de) * | 2003-05-16 | 2019-12-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Brennstoffzellensystem mit einer Brennstoffzelle, einem Auslassgasdruckeinstellmechanismus und einer Drucksteuereinheit und Betriebssteuerverfahren einer Brennstoffzelle |
JP2004342473A (ja) * | 2003-05-16 | 2004-12-02 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システムの運転制御 |
US7943264B2 (en) | 2003-05-16 | 2011-05-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Operation control of a fuel cell system |
US7687169B2 (en) | 2003-10-06 | 2010-03-30 | Honda Motor Co., Ltd. | Stop method for fuel cell system |
US7875399B2 (en) | 2003-10-06 | 2011-01-25 | Honda Motor Co., Ltd. | Stop method for fuel cell system |
JP2005302571A (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Toyota Motor Corp | 燃料電池の制御装置 |
JP4626176B2 (ja) * | 2004-04-13 | 2011-02-02 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池の制御装置 |
JP2004281421A (ja) * | 2004-07-08 | 2004-10-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 固体高分子型燃料電池システム、およびそのプログラムを格納した情報記録媒体 |
JP2006024484A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 燃料電池及びその運転方法 |
JP4737951B2 (ja) * | 2004-07-09 | 2011-08-03 | 三菱重工業株式会社 | 燃料電池及びその運転方法 |
JP4654687B2 (ja) * | 2005-01-12 | 2011-03-23 | 株式会社デンソー | 燃料電池システム |
JP2006196262A (ja) * | 2005-01-12 | 2006-07-27 | Denso Corp | 燃料電池システム |
JP2006236843A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システムにおけるフラッディングの解消 |
JP2006236917A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-07 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
US8658322B2 (en) | 2005-03-09 | 2014-02-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system |
WO2006095606A1 (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システム |
JP2006252864A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
WO2006104246A1 (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システム |
JP2007005171A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池システム |
US8263275B2 (en) | 2005-06-30 | 2012-09-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system having a control unit for measuring impedance |
JP2007012418A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
US8241802B2 (en) | 2005-06-30 | 2012-08-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system with constantly accurate impedance measurement |
WO2007004718A1 (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-11 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システム |
JP2007012453A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Equos Research Co Ltd | 燃料電池システム及び異常判断処理方法 |
US8158298B2 (en) | 2005-07-27 | 2012-04-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system |
WO2007020882A1 (ja) * | 2005-08-18 | 2007-02-22 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システムおよび燃料電池システムの運転方法 |
JP2007053013A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システムおよび燃料電池システムの運転方法 |
KR100985164B1 (ko) * | 2005-08-18 | 2010-10-05 | 도요타 지도샤(주) | 연료전지 시스템 및 연료전지 시스템의 운전방법 |
JP2007115588A (ja) * | 2005-10-21 | 2007-05-10 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 可逆セル・スタックの運転切り替え方法 |
JP5136415B2 (ja) * | 2006-07-14 | 2013-02-06 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料電池システム |
WO2008007690A1 (fr) * | 2006-07-14 | 2008-01-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Système de pile à combustible |
WO2008050882A1 (en) * | 2006-10-23 | 2008-05-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system |
US8216730B2 (en) | 2006-10-23 | 2012-07-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system |
JP2008108434A (ja) * | 2006-10-23 | 2008-05-08 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
JP2007027149A (ja) * | 2006-11-06 | 2007-02-01 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池システムの制御装置 |
KR101109716B1 (ko) * | 2006-12-27 | 2012-02-09 | 도요타 지도샤(주) | 연료전지 시스템 |
US20100323260A1 (en) * | 2006-12-27 | 2010-12-23 | Tomonori Imamura | Fuel cell system |
JP2008166018A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
US8221925B2 (en) | 2006-12-27 | 2012-07-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system for impedance measurement and scavenging processing |
WO2008078554A1 (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システム |
JP2008235027A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
US8741496B2 (en) | 2007-04-04 | 2014-06-03 | Honda Motor Co., Ltd. | Fuel cell system with dilution and purge control and control method thereof |
JP2008282675A (ja) * | 2007-05-10 | 2008-11-20 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
WO2008142973A1 (ja) * | 2007-05-10 | 2008-11-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システム |
JP2008282658A (ja) * | 2007-05-10 | 2008-11-20 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
US8053123B2 (en) | 2007-05-10 | 2011-11-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system with a scavenging device and AC impedance measuring unit |
US8420268B2 (en) | 2007-05-10 | 2013-04-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system |
JP2008282674A (ja) * | 2007-05-10 | 2008-11-20 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
WO2008142972A1 (ja) * | 2007-05-10 | 2008-11-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システム |
WO2009060706A1 (ja) * | 2007-11-08 | 2009-05-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システム |
JP2009140621A (ja) * | 2007-12-03 | 2009-06-25 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
US8088524B2 (en) | 2007-12-26 | 2012-01-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel battery system |
JP2009158248A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
WO2009081693A1 (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システム |
US8968944B2 (en) | 2008-07-23 | 2015-03-03 | Daimler Ag | Humidifier device for humidifying a fluid in a fuel cell system |
JP2011528845A (ja) * | 2008-07-23 | 2011-11-24 | ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト | 燃料電池システムで流体を加湿する加湿装置 |
JP2011096554A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Yamaha Motor Co Ltd | 燃料電池システムおよびそれを備える輸送機器 |
JP2010097950A (ja) * | 2009-12-22 | 2010-04-30 | Toyota Motor Corp | 燃料電池の制御装置および燃料電池システム |
WO2011086603A1 (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-21 | トヨタ自動車株式会社 | ガス供給装置 |
US8524407B2 (en) | 2010-01-15 | 2013-09-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Gas supply device |
JP5278561B2 (ja) * | 2010-01-15 | 2013-09-04 | トヨタ自動車株式会社 | ガス供給装置 |
US9444115B2 (en) | 2010-05-07 | 2016-09-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system with calculation of liquid water volume |
DE112011101590T5 (de) | 2010-05-07 | 2013-03-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Brennstoffzellensystem |
WO2011138654A1 (en) | 2010-05-07 | 2011-11-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system with calculation of liquid water volume |
DE112011101590B4 (de) * | 2010-05-07 | 2015-02-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Brennstoffzellensystem und Steuerverfahren für das Brennstoffzellensystem |
US8932775B2 (en) | 2010-05-28 | 2015-01-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method and apparatus for controlling the operation of a fuel cell |
WO2012035974A1 (ja) * | 2010-09-17 | 2012-03-22 | 日産自動車株式会社 | 燃料電池システム |
WO2012157184A1 (ja) * | 2011-05-13 | 2012-11-22 | パナソニック株式会社 | 燃料電池システム |
JP2011171313A (ja) * | 2011-06-06 | 2011-09-01 | Toyota Motor Corp | 燃料電池システム |
JP2013196782A (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-30 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池システム |
US9368818B2 (en) | 2012-12-07 | 2016-06-14 | Honda Motor Co., Ltd. | Humidification control method for fuel cell |
JP2014186859A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Honda Motor Co Ltd | 燃料電池スタック及びその運転方法 |
US10333161B2 (en) | 2016-02-23 | 2019-06-25 | Honda Motor Co., Ltd. | Low-temperature startup method for fuel cell system |
US10461349B2 (en) | 2016-02-26 | 2019-10-29 | Honda Motor Co., Ltd. | Method for controlling fuel cell system |
US10205185B2 (en) | 2016-02-29 | 2019-02-12 | Honda Motor Co., Ltd. | Method for controlling fuel cell system |
US10249892B2 (en) | 2016-04-20 | 2019-04-02 | Hyundai Motor Company | Power distribution method and system for fuel cell vehicle |
US10804553B2 (en) | 2016-11-21 | 2020-10-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel cell system |
CN113258100A (zh) * | 2021-06-25 | 2021-08-13 | 北京亿华通科技股份有限公司 | 一种燃料电池系统及其阳极氢气浓度评估方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3509168B2 (ja) | 2004-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3509168B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP5168848B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP4300346B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP3923627B2 (ja) | 固体高分子電解質型燃料電池システム | |
EP2720306B1 (en) | Wet state control device for fuel cell | |
JP4577313B2 (ja) | 燃料電池システムおよび燃料電池の運転方法 | |
CN101933186B (zh) | 燃料电池系统 | |
US10333161B2 (en) | Low-temperature startup method for fuel cell system | |
US7514171B2 (en) | Cathode transient humidity control in a fuel cell system | |
JP4892888B2 (ja) | 燃料電池システムおよび燃料電池システムの運転方法 | |
JP2008288148A (ja) | 燃料電池システムの制御装置 | |
JP2008103257A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2006210004A (ja) | 燃料電池システム | |
WO2004027912A2 (en) | A fuel cell system and method of operating the same | |
JP5061594B2 (ja) | 燃料電池運転システム | |
JP3555178B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池 | |
JP2002158023A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2007220497A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2002141094A (ja) | 燃料電池システム | |
JP4672120B2 (ja) | 燃料電池装置及び燃料電池装置の運転方法。 | |
JP2005209635A (ja) | 燃料電池の発電運転制御方法及びその装置 | |
JP2003178778A (ja) | 燃料電池システム | |
JP5109284B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP2004119052A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2009245818A (ja) | 燃料電池装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20031222 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |