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JPH0720129B2 - 光通信システムの障害検知及び障害発生時のバツクアツプ方法 - Google Patents

光通信システムの障害検知及び障害発生時のバツクアツプ方法

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Publication number
JPH0720129B2
JPH0720129B2 JP61146989A JP14698986A JPH0720129B2 JP H0720129 B2 JPH0720129 B2 JP H0720129B2 JP 61146989 A JP61146989 A JP 61146989A JP 14698986 A JP14698986 A JP 14698986A JP H0720129 B2 JPH0720129 B2 JP H0720129B2
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optical
node
signal
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optical transmission
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Application number
JP61146989A
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JPS634735A (ja
Inventor
裕 松田
照久 井上
雄作 桧物
圭 井上
昇司 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Publication of JPH0720129B2 publication Critical patent/JPH0720129B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、複数のノードがスターカプラを有する光伝
送路によって接続される光通信システムの障害検知及び
障害発生時のバックアップ方法に関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来、複数のノードを、例えばパッシブスターカプラを
有する光伝送路によって接続し、ノード間でデータの交
換をするスター型光通信システムは知られている。第6
図は従来の光通信システムの全体構成を示し、複数のノ
ード1,2a〜2cがパッシブスターカプラ3を介し光伝送路
4で互いに接続されている。この従来の光通信システム
は、これらの複数のノード1,2a〜2cの内、特定のノード
1が監視局となり、常時光伝送路4の信号状態を監視し
て故障したノードの電源を遮断し、システムから故障し
たノードを除去するようにしてシステム全体が通信不能
となる事態を回避している。
より具体的には、監視局のノード1は、第7図に示すよ
うに、ノード1の固有の制御を司る中央制御部10と、ノ
ード間のデータ通信の制御を司る通信制御部11と、光フ
ァイバケーブルからなる光伝送路4に接続され、該光伝
送路4から入力する光信号を電気信号に変換する光・電
気変換ブロック12a及び通信制御部11から電気信号を光
信号に変換して他ノードへの伝送信号を前記光伝送路4
に出力する電気・光変換ブロック12bからなる光送受信
部12と、電源13と、及び中央制御部10により作動制御さ
れる電源スイッチ14とで構成され、中央制御部10、通信
制御部11及び光送受信部12の光・電気変換ブロック12a
は電源13から給電線15を介して直接給電され、光送受信
部12の電気・光変換ブロック12bは電源13から給電線16
及び電源スイッチ14を介して給電される。
一方、他のノード2a〜2cは、第8図に示すように、各ノ
ード2a(2b,2c)の固有の制御を司る中央制御部10′
と、ノード間のデータ通信の制御を司る通信制御部11′
と、前記光伝送路4に接続され、伝送信号の電気・光変
換及び光・電気変換を行う、第7図の光送受信部12と類
似の光送受信部12′と、電源13′と、及び電源スイッチ
14′とで構成され、中央制御部10′は電源13′から給電
線15′を介して直接給電され、通信制御部11′及び光送
受信12′は電源スイッチ14′及び給電線16′を介して給
電される。そして、各ノード2a(2b,2c)の電源スイッ
チ14′は電源スイッチ制御線5a(5b,5c)を介して監視
局ノード1の中央制御部10の出力側に夫々接続され、監
視局ノード1の中央制御部10により夫々作動制御され
る。
監視局ノード1の中央制御部10は、光送受信部12の光・
電気変換ブロック12a及び通信制御部11を介して入力す
る光伝送路4の信号状態を常に監視しており、光伝送路
4が連続光、同期のとれない不規則な発光等の異常信号
で充満され、ノード間の通信ができない状態にあると判
定した場合、中央制御部10は電源スイッチ制御線5a〜5c
及び18にスイッチ切換信号を順次出力し、自局の光送受
信部12の電気・光変換ブロック12bの給電を一定時間に
亘って遮断した後、監視局ノード1以外のノード2a〜2c
の各通信制御部11′及び光送受信部12′の給電を一定時
間に亘って順次遮断する。そして、この給電遮断した間
の光伝送路4の信号状態に異常がなくなれば、当該給電
を遮断したノードが障害ノードであると認定して、当該
ノードの給電を停止した状態に保持し、該故障ノードを
システムから除去して光伝送路4から異常信号を取り除
き、システムを再び通信可能状態に復帰させている。
斯かる従来の光通信システムでは、故障したノード以外
のノード間では通信可能であるが、故障したノードと他
ノード間では故障後通信が不能となり、システムの機能
がシステム全体として大幅に低下する。然も、障害検知
及び除去のためだけに監視局ノードと他ノード間に電源
スイッチ制御線5a〜5cを配線することはコスト的に不利
である。
第9図及び第10図は別の従来公知の光通信システムを示
し、この光通信システムは第6図に示す光通信システム
と同様にスター型光通信システムであるが、特に監視ノ
ードが設けられておらず、又、電源スイッチ制御線も設
けられていない。即ち、第10図において、各ノード2d〜
2gはパッシブスターカプラ3′を介し光伝送路4′で互
いに接続され、各ノード2d〜2gの構成は、第9図に示す
ように、第8図のものと類似するが、各ノード2d〜2gに
異常検知回路18が備わっている点で第8図のものと異な
る。即ち、第9図及び第10図に示す光通信システムで
は、電源スイッチ14′の作動制御を各ノードに備えた異
常検出回路18が行い、該異常検出回路18は光送受信部1
2′の電気・光変換ブロックに接続され、常に自局の電
気・光変換ブロックの連続発光等の異常を監視し、自局
の電気・光変換ブロックに異常が発生したなら、自局の
電源スイッチ14′を切り換え作動させて、自局の通信制
御部11′及び光送受信部12′の給電を停止させるように
して、各々のノードがその異常時に自身で異常を検知し
システムから離脱するものである。
この光通信システムは第6図乃至第8図に示すシステム
のような監視局ノードと他ノード間に配線される電源ス
イッチ制御線が不要であるが、この光通信システムも故
障したノードと他のノード間の通信が不可能になる。
第11図及び第12図は更に別の従来公知の光通信システム
を示し、このシステムは光伝送路、各ノードの光送受信
部及び通信制御部を夫々2系統宛有するもので、各ノー
ド2h〜2kは第1のパッシブスターカプラ3aを介して第1
の(現用系の)光伝送路4aで互いに接続されるととも
に、第2のパッシブスターカプラ3bを介して第2の(予
備系の)光伝送路4bで互いに接続されている。そして、
各ノード2h〜2kは第12図に示すように構成され、中央制
御部10aは切換スイッチ20を介して現用系及びb系の各
通信制御部11a,11bに切り換え可能に接続され、現用系
通信制御部11aは現用系光送受信部12Aを介して前記現用
系光伝送路4aに、予備系通信制御部11bは予備系光送受
信部12Bを介して前記予備系光伝送路4bに夫々接続され
ている。現用系の光伝送路4aに障害が発生したときには
切換スイッチ20によって、信号伝送経路を通信制御部11
a、光受送信部12A及び光伝送路4aを介する現用系から通
信制御部11b、光送受信部12B及び光伝送路4bを介する予
備系に切り換え、各ノード間の通信を確保するものであ
る。
この従来の光通信システムは、各ノードの中央制御部を
除く総ての構成要素を2重化する必要があり、大幅なコ
スト増を招来するという問題がある。
本発明は斯かる問題点を解決するためになされたもの
で、複数のノードがパッシブスターカプラを有する光伝
送路によって接続される光通信システムにおいて、通信
制御部、光送受信部等の故障により光伝送路には障害に
なるような影響を与えることはないが、システム間の必
要なデータの交換が不能になり、システム全体がその機
能を喪失してしまような不都合な安価なシステムで回避
し、信頼性の高い光通信システムの障害検知及び障害発
生時のバックアップ方法を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を構成するために本発明に依れば、複数のノ
ードがスターカプラを有する光伝送路に接続され、各ノ
ードの光送受信部により伝送信号を電気・光変換及び光
・電気変換してノード間のデータ通信を行う光通信シス
テムの障害検知及び障害発生時のバックアップ方法にお
いて、前記複数のノードの一つを監視ノードとし、該監
視ノードと残余の被監視ノード間に電気信号伝送路を配
設し、前記複数のノードの内の一つが故障して前記光伝
送路への信号送出が不能又は前記光伝送路からの信号受
信が不能になったとき、この故障ノード及び前記監視ノ
ードのいずれか一方が該故障を検出し、該故障の検出後
当該故障ノードと他ノード間の通信経路を、前記光伝送
路から前記電気信号伝送路に切り換え前記監視ノードを
経由してノード間の通信を行うことを特徴とする光通信
システムの障害検知及び障害発生時のバックアップ方法
が提供される。
(作用) 複数のノードの内の一つがその通信制御部、光送受信部
等の故障により、光伝送路には障害となるような影響を
与えないが、データの送信又は受信が不能になると、故
障ノード及び監視ノードのいずれか一方が該故障を検出
する。この検出は、各ノードに、少なくとも自局の通信
制御部及び光送受信部の故障を検出する故障診断回路を
設け、該故障診断回路が自局の通信制御部及び光送受信
部のいずれか一方の故障を検出するようにしてもよい
し、監視ノードが光伝送路を監視して光伝送路に特定の
ノードの光信号の発生が所定時間に亘って発生しないこ
とを検出したとき、当該特定のノードが故障していると
判定するようにしても良い。又、監視ノードが光伝送路
を監視しながら所定周期で各被監視ノードに光信号発生
指令信号を順次出力し、該光信号発生指令信号に応答し
ない被監視ノードを検出したとき、当該被監視ノードが
故障していると判定するようにしても良い。
このように故障が検出されると、故障ノードと他ノード
間の通信経路を、光伝送路から電気信号伝送路に切り換
えることにより、監視ノードを経由してノード間の必要
なデータの交換を可能にする。
(実施例) 以下本発明の一実施例を第1図乃至第3図を参照して説
明する。
先ず、第3図は本発明方法を実施する光通信システムの
各ノードの接続関係を示し、複数のノード、例えば4個
のノード21,22a〜22cがパッシブスターカプラ23を介し
て放射状に光伝送路24により接続されている。これらの
複数のノードの内、特定のノード21を監視局(マスタ)
ノードとし、残余のノード22a〜22cを被監視ノード(ス
レーブノード)として、マスタノード21からスレーブノ
ード22a〜22cにバックアップ用電気信号伝送路25a〜25c
が夫々接続されている。監視局のマスタノード21は、第
1図に示すように構成され、中央制御部30は通信制御部
31を介して光送受信部32に、及びエンコーダ40並びにデ
コーダ45に夫々接続され、中央制御部30はマスタノード
21の固有の制御、及び後述する各ノードの通信制御部3
1,31′、光送受信部32,32′等の故障時の電気信号伝送
路25a〜25cを介するデータ通信の制御を実行し、通信制
御部31は光伝送路24を介して行われるノード間のデータ
通信制御を実行する。光送受信部32は光伝送路24から入
力する光通信を電気信号に変換する光・電気変換ブロッ
ク32a及び通信制御部31からの電気信号を光信号に変換
して、他ノードへの伝送信号を光伝送路24に出力する電
気・光変換ブロック32bから構成される。
前記エンコーダ40の出力側にはドライバ41が、前記デコ
ーダ45の入力側にはレシーバ44が夫々接続され、これら
ドライバ41及びレシーバ44は切換スイッチ42を介して通
信ノード切換スイッチ43に接続され、該通信ノード切換
スイッチ43には前記電気信号伝送路25a〜25cが接続され
ている。
切換スイッチ42、通信ノード切換スイッチ43は、各スイ
ッチ切換制御線46,47を介して中央制御部30に夫々接続
され、これらのスイッチ42,43は中央制御部30により切
換作動制御される。
前記電気・光変換ブロック32bには該電気・光変換ブロ
ックが発生させ、光伝送路24に送出される光信号を検出
する送信信号センサ64が設けてあり、この送信信号セン
サ64は故障診断回路65の一入力端子65aに接続され、故
障診断回路65の他入力端子65bには前記中央制御部30と
通信制御部31とを接続する路線から分岐する路線65cが
接続されている。そして、故障診断回路65の出力側は中
央制御部30の入力側に接続されている。
一方、スレーブノード22a〜22cは夫々第2図に示すよう
に構成され、各ノード22a(22b,22c)の固有の制御、及
び後述する電気信号伝送路25a(25b,25c)を介して行わ
れるノード間のデータ通信の制御を司る中央制御部30′
は通信制御部31′を介して光送受信部32′に、及びエン
コーダ40′並びにデコーダ45′に接続され、光送受信部
32は光伝送路24に接続されている。前記通信制御部31′
は光伝送路24を伝送経路としてノード間のデータ通信の
制御を司り、光送受信部32′は光伝送路24から入力する
光通信を電気信号に変換する光・電気変換ブロック32′
a及び通信制御部31′からの電気信号を光信号に変換し
て、他ノードへの伝送信号を光伝送路24に出力する電気
・光変換ブロック32′bから構成される。
前記エンコーダ40′の出力側にはドライバ41′が、前記
デコーダ45′の入力側にはレシーバ44′が夫々接続さ
れ、これらドライバ41′及びレシーバ44′は切換スイッ
チ42′を介して電気信号伝送路25a(25b,25c)に接続さ
れている。切換スイッチ42′はスイッチ切換制御線46′
を介して中央制御部30′に接続され、スイッチ42′は中
央制御部30′により切換作動制御される。
各スレーブノード22a〜22cにもマスタノード21と同様に
光送受信部32′の電気・光変換ブロックが発生させ、光
伝送路24に送出される光信号を検出する送信信号センサ
64′が設けてあり、この送信信号センサ64′は故障診断
回路65′の一入力端子65′aに接続され、故障診断回路
65′の他入力端子65′bには前記中央制御部30′と通信
制御部31′とを接続する路線から分岐する路線65′cが
接続されている。そして、故障診断回路65′の出力側は
中央制御部30′の入力側に接続されている。
次に、上述のように構成される光通信システムの障害検
知及び障害発生時のバックアップ手順を説明する。
各ノード21(22a〜22c)の故障診断回路65(65′)は送
信信号センサ64(64′)から入力する信号と路線65c(6
5′c)から入力する信号とを常に比較・監視してお
り、中央制御部30(30′)から通信制御部31(31′)に
供給され、当該ノード21(22a〜22c)から他ノードへ送
信すべき信号内容と光送受信部32(32′)の電気・光変
換ブロック32aから光伝送路24に実際に送出される信号
内容が一致せず、この状態が所定期間以上継続すると故
障診断回路65(65′)は通信制御部31(31′)及び光送
受信部32(32′)の少なくともいずれか一方が故障して
いると判定して中央制御部30(30′)に故障信号を出力
する。
又、各ノード21(22a〜22c)の中央制御部30(30′)は
光送受信部32(32′)及び通信制御部31(31′)を介し
て入力する他ノードからの信号入力状況を常に監視して
おり、所定期間に亘って他ノードからの信号が一度も入
力しない場合には当該ノードの光送受信部32の光・電気
変換ブロック32aが故障していると判定する。
これらの通信制御部31(31′)及び光送受信部32(3
2′)に異常がなければ、各ノード21(22a〜22c)は中
央制御部30(30′)、通信制御部31(31′)及び光送受
信部32(32′)により光伝送路24を介してノード間のデ
ータ通信が行われる。
一方、故障診断回路65(65′)により通信制御部31及び
光送受信部32(32′)の電気・光変換ブロック32部(3
2′b)のいずれか一方に故障が検出されるか、中央制
御部30(30′)により光送受信部32の光・電気変換ブロ
ック32a(32′a)の故障が検出された場合、例えば、
ノード22cの故障診断回路65′により光送受信部32′の
故障が検出された場合、中央制御部30′は故障診断回路
65′からの故障信号により光送受信部32′の故障の発生
を判定し、自ノードの切換スイッチ制御線46′に切換信
号を出力して切換スイッチ42′を送信モードに切換作動
させ、マスタノード21と電気信号伝送路25c介して通信
可能状態にする。
次いで、中央制御部30′はエンコーダ40′、ドライバ4
1′、切換スイッチ42′及び電気信号伝送路25cを介して
故障通報信号をマスタノード21に出力する。マスタノー
ド21の切換スイッチ42は通常受信モードに切り換えられ
ていると共に、通信ノード切換スイッチ43を所定の周期
で順次スレーブノード22aからスレーブノード22cに切換
作動しており、通信ノード切換スイッチ43がスレーブノ
ード2cと通信可能位置に切り換えられた時点でマスタノ
ード21の中央制御部30にスレーブノード22cからの故障
通報信号が入力される。この故障通報信号の入力によ
り、以後マスタノード21の中央制御部30はスレーブノー
ド22cとマスタノード21間の通信経路を光伝送路24から
電気信号伝送路25cに切り換えると共に、スレーブノー
ド22cと他のスレーブノード22a,22b間の通信は、マスタ
ノード21が中継局となって電気信号伝送路25c、マスタ
ノード21及び光伝送路24を介してこれらのスレーブノー
ド間の通信が実行される。
尚、マスタノード21の中央制御部30において自局の故障
が判定された場合には、マスタノード21の中央制御部30
は上述と同様に故障通報信号を出力して各スレーブノー
ド22a〜22cに故障の発生を通報し、マスタノード21と各
スレーブノード22a〜22c間の通信経路を光伝送路24から
電気信号伝送路25に切り換えてデータ通信が実行され
る。
各ノード21,22a〜22cが上述した故障診断回路65,65′を
備えていない場合には、マスタノード21が監視局とな
り、第4図に示す方法により故障ノードを検出すること
も可能である。即ち、マスタノード21の中央制御部30は
光送受信部32の光・電気変換ブロック32a及び通信制御
部31を介して光伝送路24の信号状態を常に監視してお
り、スレーブノード22a〜22cの各信号の発生時間間隔を
検出して前回発生から所定期間T1経過しても(第4図の
t1時点)特定のノードの信号が光伝送路24に発生しない
場合(第4図ではスレーブノード22aが故障である場合
を例示している)、マスタノード21の前記電気信号伝送
路25aを介して、光信号を発生させない特定のノード、
即ち、スレーブノード22aに、該スレーブノード22aが光
伝送路24に信号を送出することを要求する送信要求信号
Sreを出力する一方、他のスレーブノード22b及び22cに
対しては各電気信号伝送路25b及び25cを介して光伝送路
24に光信号を送出することを禁止する送信禁止信号Spr
を出力しておく。そして、この間マスタノード21は光伝
送路24を監視してスレーブノード22aが前記送信要求信
号Sreに応答して所定期間(第4図(e)のt1時点からt2時
点までの期間)内に光信号を光伝送路24に送出するか否
かを判別し、スレーブノード22aが光信号を送出しない
場合にはスレーブノード22aの仮送受信部32′及び通信
制御部31′のいずれか一方が故障であると判定し、以後
前述したと同様にスレーブノード22aとマスタノード21
間の通信経路を光伝送路24から電気信号伝送路25aに切
り換え、該電気信号伝送路25aを介してデータ通信が行
われる。
更に、マスタノード21による各スレーブノード22a〜22c
の故障の検出は第5図に示す方法に依っても可能であ
る。即ち、マスタノード21の中央制御部30は所定の周期
で各スレーブノード22a〜2cの夫々の故障の有無を検出
する。より具体的には、マスタノード21の中央制御部31
は所定周期毎に先ず、各スレーブノード22a〜22cへの電
気信号伝送路25a〜25cにチェックモード開始信号を送出
した後(第5図(e)〜(g)のt0時点)、スレーブノード22
cには、該スレーブノード22cが光伝送路24に光信号を送
出することを要求する送信要求信号Sreを、他のスレー
ブノード22b及び22aに対しては送信禁止信号Sprを夫々
各電気信号伝送路25c,25b,及び25aを介して所定期間
(第5図(e)〜(g)のt0〜t1時点間)に亘って出力する。
そして、この間マスタノード21は光伝送路24を監視しス
レーブノード22cが前記送信要求信号Sreに応答して光信
号を光伝送路24に送出するか否かを判別する。このと
き、スレーブノード22cに異常がなければ、スレーブノ
ード22cは前記送信要求信号Sreに応答して応答信号Srs
を光伝送路24に出力する。マスタノード21はこの応答信
号Srsをチェック信号Schcの発生時に読み取り、スレー
ブノード22cに異常がないことを確認する。
次に、マスタノード21はt1時点からt2時点間において今
度はスレーブノード22bに送信要求信号Sreを、他のスレ
ーブノード22a及び22cには送信禁止信号Sprを所定期間
(第5図(e)〜(g)のt1時点からt2時点間)に亘って夫々
各電気信号伝送路25b,25a,25cに出力する。そして、こ
の間マスタノード21は光伝送路24を監視し、チェック信
号Schbの発生時にスレーブノード22bの応答信号Srs(第
5図(c)参照)を検出すれば当該スレーブノード22bに異
常がないと判定する。
同様に、マスタノード21はt2時点からt3時点間に、スレ
ーブノード22aには送信要求信号Sreを、他のスレーブノ
ード22c,22bには送信禁止信号Sprを各電気信号伝送路25
a〜25cに夫々出力する。この場合に、スレーブノード22
aが故障により前記送信要求信号Sreに応答して応答信号
Srsを光伝送路24に送出することが出来なければ、光伝
送路24にはチェック信号Schaの発生時に応答信号Srsが
現れないことになり、これによりマスタノード21はスレ
ーブノード22aの異常を検出することが出来る。
スレーブノード22aの異常を検出すると、マスタノード2
1は各電気信号伝送路25a〜25cにチェックモード終了信
号を送出した後(第5図のt4時点)、各スレーブノード
22a〜22cの中央制御部30′に故障通報信号Sinを供給し
てスレーブノード22aが故障していることを通報し、以
後スレーブノード22aとマスタノード21間の通信経路を
光伝送路24から電気信号伝送路25aに切り換え、該電気
信号伝送路25aを介してデータ通信が行われ、スレーブ
ノード22aと他のスレーブノード22b又は22c間のデータ
通信は電気信号伝送路25a,マスタノード21及び光伝送路
24を介して行われる。
尚、光伝送路24と各電気信号伝送路25a〜25cの伝送容量
の違いから、ノード21,22a〜22cのいずれかの故障時に
データ通信を電気信号伝送路を介して行う場合に、ノー
ド間で送受信される伝送データはシステムの制御等に最
小限必要なデータのみに限定するようにしても良い。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明の光通信システムの障害検知
及び障害発生時のバックアップ方法に依れば、複数のノ
ードの一つを監視ノードとし、該監視ノードと残余の被
監視ノード間に電気信号伝送路を配設し、複数のノード
の内の一つが故障して光伝送路への信号送出が不能又は
前記光伝送路からの信号受信が不能になったとき、この
故障ノード及び監視ノードのいずれか一方が該故障を検
出し、該故障の検出後当該故障ノードと他ノード間の通
信経路を光伝送路から電気信号伝送路に切り換え監視ノ
ードを経由してノード間の通信を行うようにし、電気信
号伝送路を障害の検知、その除去及び障害除去後の信号
バックアップ伝送の3つの用途に使用可能にしたので、
信頼性の高い光通信システムを安価に実現出来るという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の実施例を示し、第1図は本
発明方法を実施する光通信システムのマスタノード(監
視ノード)の内部構成を示すブロック図、第2図は本発
明方法を実施する光通信システムのスレーブノード(被
監視ノード)の内部構成を示すブロック図、第3図は本
発明方法を実施する光通信システムの全体構成を示すブ
ロック図、第4図はマスターノード(監視ノード)によ
りスレーブノード(被監視ノード)の故障を検知する方
法を説明するためのタイミングチャート、第5図はマス
ターノード(監視ノード)によりスレーブノード(被監
視ノード)の故障を検知する、第4図に示す方法とは別
の方法を説明するためのタイミングチャート、第6図乃
至第第12図は従来の種々の光通信システムを示し、第6
図は従来のスター型光通信システムの全体構成図、第7
図は第6図の監視ノード1の内部構成を示す回路図、第
8図は第6図の監視ノード以外のノードの内部構成を示
す回路図、第9図は、各々のノードに異常検知回路を備
えた、従来の別の光通信システムの各ノードの内部構成
を示す回路図、第10図は第9図に示す複数のノードが光
伝送路4′により接続される状態を示し、従来の光通信
システムの全体構成ブロック図、第11図は更に別の従来
の光通信システムの全体構成ブロック図、第12図は第11
図の各ノード2h〜2kの内部構成を示すブロック図であ
る。 21……マスタ(監視)ノード、22a,22b,22c……スレー
ブ(被監視)ノード、23……パッシブスターカプラ、24
……光伝送路、25a〜25c……電気信号伝送路、30,30′
……中央制御部、31,31′……通信制御部、32,32′……
光送受信部、42,42′……切換スイッチ、43……通信ノ
ード切換スイッチ、64……送信信号センサ、65……故障
診断回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9372−5K H04B 9/00 N (72)発明者 井上 圭 東京都品川区二葉2丁目9番15号 古河電 気工業株式会社中央研究所内 (72)発明者 原 昇司 東京都品川区二葉2丁目9番15号 古河電 気工業株式会社中央研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のノードがスターカプラを有する光伝
    送路に接続され、各ノードの光送受信部により伝送信号
    を電気・光変換及び光・電気変換してノード間のデータ
    通信を行う光通信システムの障害検知及び障害発生時の
    バックアップ方法において、前記複数のノードの一つを
    監視ノードとし、該監視ノードと残余の被監視ノード間
    に電気信号伝送路を配設し、前記複数のノードの内の一
    つが故障して前記光伝送路への信号送出が不能又は前記
    光伝送路からの信号受信が不能になったとき、この故障
    ノード及び前記監視ノードのいずれか一方が該故障を検
    出し、該故障の検出後当該故障ノードと他ノード間の通
    信経路を、前記光伝送路から前記電気信号伝送路に切り
    換え前記監視ノードを経由してノード間の通信を行うこ
    とを特徴とする光通信システムの障害検知及び障害発生
    時のバックアップ方法。
  2. 【請求項2】前記複数の各ノードは、ノード間のデータ
    通信の制御を司る通信制御部と、前記光伝送路から入力
    する光信号を電気信号に変換し、該電気信号を前記通信
    制御部に供給する光・電気変換ブロック及び前記通信制
    御部からの電気信号を光信号に変換して他ノードへの伝
    送信号を光伝送路に出力する電気・光変換ブロックから
    なる光送受信部と、少なくとも自局の前記通信制御部及
    び前記光送受信部の故障を検出する故障診断回路とを備
    え、各ノードの前記故障診断回路が自局の前記通信制御
    部及び前記光送受信部の少なくともいずれか一方の故障
    を検出したとき、当該ノードと他ノード間の通信を前記
    光伝送路から前記電気信号伝送路に切り換えることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の光通信システムの
    障害検知及び障害発生時のバックパップ方法。
  3. 【請求項3】前記故障診断回路は前記通信制御部に入力
    し、他ノードに送信すべき信号内容と前記電気・光変換
    ブロックから前記光伝送路に送出される信号内容とを比
    較して不一致のとき、自局の前記通信制御部及び前記光
    送受信部の少なくともいずれか一方の故障を検出するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の光通信シス
    テムの障害検知及び障害発生時のバックアップ方法。
  4. 【請求項4】前記故障診断回路は前記光・電気変換ブロ
    ック及び通信制御部を介して光伝送路から入力すべき他
    ノードからの伝送信号が所定期間に亘って入力しないと
    き、自局の前記通信制御部及び前記光送受信部の少なく
    ともいずれか一方の故障を検出することを特徴とする特
    許請求の範囲第2項記載の光通信システムの障害検知及
    び障害発生時のバックアップ方法。
  5. 【請求項5】前記監視ノードは前記光伝送路を監視して
    該光伝送路に特定のノードの光信号の発生が所定時間に
    亘って発生しないことを検出したとき、当該特定のノー
    ドが故障していると判定して、当該故障ノードと他ノー
    ド間の通信を、前記光伝送路から前記電気信号伝送路に
    切り換えることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の光通信システムの障害検知及び障害発生時のバックア
    ップ方法。
  6. 【請求項6】前記監視ノードは、前記光伝送路を監視し
    ながら所定周期で前記各被監視ノードに光信号発生指令
    信号を順次出力し、該光信号発生指令信号に応答しない
    被監視ノードを検出したとき、当該被監視ノードが故障
    していると判定して、当該故障ノードと他ノード間の通
    信を、前記光伝送路から前記電気信号伝送路に切り換え
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光通信
    システムの障害検地及び障害発生時のバックアップ方
    法。
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