JPH07177738A - 過電圧検出回路 - Google Patents
過電圧検出回路Info
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- JPH07177738A JPH07177738A JP5317610A JP31761093A JPH07177738A JP H07177738 A JPH07177738 A JP H07177738A JP 5317610 A JP5317610 A JP 5317610A JP 31761093 A JP31761093 A JP 31761093A JP H07177738 A JPH07177738 A JP H07177738A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 突き合わせダイオードの省略を可能とし、過
電圧検出精度を向上すると共に小型化と経済化とを図
る。 【構成】 メイントランス2と、スイッチングトランジ
スタ3と、整流平滑回路4と、スイッチングトランジス
タ3のオン期間を制御する制御回路5とを有する電源部
1を、並列に接続して負荷10に安定化直流電圧を供給
する冗長運転の電源装置の過電圧検出回路に於いて、メ
イントランス2の二次側の誘起電圧をダイオード9によ
り整流した整流電圧が第1の基準電圧Vr1 を超えた時
の第1の比較器6の出力信号と、整流平滑回路4の出力
電圧が第2の基準電圧Vr2 を超えた時の第2の比較器
7の出力信号との論理積を、過電圧検出信号として制御
回路5に加える論理回路8を有し、過電圧検出信号によ
りスイッチングトランジスタ3をオフ状態に制御する。
電圧検出精度を向上すると共に小型化と経済化とを図
る。 【構成】 メイントランス2と、スイッチングトランジ
スタ3と、整流平滑回路4と、スイッチングトランジス
タ3のオン期間を制御する制御回路5とを有する電源部
1を、並列に接続して負荷10に安定化直流電圧を供給
する冗長運転の電源装置の過電圧検出回路に於いて、メ
イントランス2の二次側の誘起電圧をダイオード9によ
り整流した整流電圧が第1の基準電圧Vr1 を超えた時
の第1の比較器6の出力信号と、整流平滑回路4の出力
電圧が第2の基準電圧Vr2 を超えた時の第2の比較器
7の出力信号との論理積を、過電圧検出信号として制御
回路5に加える論理回路8を有し、過電圧検出信号によ
りスイッチングトランジスタ3をオフ状態に制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冗長運転の電源装置に
於ける過電圧検出回路に関する。複数の電源部を並列に
接続して負荷に安定化直流電圧を供給する電源装置が知
られている。この場合に、各電源部の出力容量を大きく
して、1個の電源部に障害が発生しても、他の電源部か
ら負荷に安定化直流電圧を供給できるようにした冗長運
転の電源装置も知られている。このような冗長運転の電
源装置に於ける過電圧検出を確実に且つ経済的に行うこ
とが要望されている。
於ける過電圧検出回路に関する。複数の電源部を並列に
接続して負荷に安定化直流電圧を供給する電源装置が知
られている。この場合に、各電源部の出力容量を大きく
して、1個の電源部に障害が発生しても、他の電源部か
ら負荷に安定化直流電圧を供給できるようにした冗長運
転の電源装置も知られている。このような冗長運転の電
源装置に於ける過電圧検出を確実に且つ経済的に行うこ
とが要望されている。
【0002】
【従来の技術】図4は従来例の要部説明図であり、31
は電源部、32はメイントランス、33はスイッチング
トランジスタ、34は過電圧検出回路、35,36は整
流ダイオード、37はインダクタンス、38はコンデン
サ、39は突き合わせダイオード、40は負荷、41は
直流電源である。
は電源部、32はメイントランス、33はスイッチング
トランジスタ、34は過電圧検出回路、35,36は整
流ダイオード、37はインダクタンス、38はコンデン
サ、39は突き合わせダイオード、40は負荷、41は
直流電源である。
【0003】電源部31は、メイントランス32の一次
側に接続したスイッチングトランジスタ33のオン期間
を制御して、直流出力電圧を安定化するものであるが、
その構成は図示を省略している。又メイントランス32
の二次側に、整流ダイオード35,36とインダクタン
ス37とコンデンサ38とからなる整流平滑回路を接続
し、メイントランス32の二次側の誘起電圧を整流して
平滑化し、突き合わせダイオード39を介して負荷40
に安定化直流電圧を供給する場合の構成を示している。
側に接続したスイッチングトランジスタ33のオン期間
を制御して、直流出力電圧を安定化するものであるが、
その構成は図示を省略している。又メイントランス32
の二次側に、整流ダイオード35,36とインダクタン
ス37とコンデンサ38とからなる整流平滑回路を接続
し、メイントランス32の二次側の誘起電圧を整流して
平滑化し、突き合わせダイオード39を介して負荷40
に安定化直流電圧を供給する場合の構成を示している。
【0004】又過電圧検出回路34は、整流出力電圧と
設定基準値とを比較し、障害によって設定基準値より整
流出力電圧が上昇した場合に、それを検出して、スイッ
チングトランジスタ33をオフ状態に制御するものであ
る。一般的には、スイッチングトランジスタ33のオン
期間を制御して、安定化直流電圧を得る為のパルス幅制
御回路に、過電圧検出回路34の過電圧検出信号を加え
て、スイッチングトランジスタ33をオフ状態に制御す
る構成が用いられる。
設定基準値とを比較し、障害によって設定基準値より整
流出力電圧が上昇した場合に、それを検出して、スイッ
チングトランジスタ33をオフ状態に制御するものであ
る。一般的には、スイッチングトランジスタ33のオン
期間を制御して、安定化直流電圧を得る為のパルス幅制
御回路に、過電圧検出回路34の過電圧検出信号を加え
て、スイッチングトランジスタ33をオフ状態に制御す
る構成が用いられる。
【0005】又複数の電源部31を並列に接続して負荷
40に安定化直流電圧を供給し、その中の例えば1台が
運転を停止しても、他の電源部31から負荷40に安定
化直流電圧を供給するように、各電源部31の負担分が
少ない状態の冗長運転の電源装置に於いて、突き合わせ
ダイオード39を省略した構成の場合、出力電圧Vaと
負荷に供給する電圧Vbとは等しくなる。
40に安定化直流電圧を供給し、その中の例えば1台が
運転を停止しても、他の電源部31から負荷40に安定
化直流電圧を供給するように、各電源部31の負担分が
少ない状態の冗長運転の電源装置に於いて、突き合わせ
ダイオード39を省略した構成の場合、出力電圧Vaと
負荷に供給する電圧Vbとは等しくなる。
【0006】そして、複数の電源部31の1台の電源部
31の出力電圧Vaが異常に上昇して過電圧状態となっ
た場合、並列接続の電源部31の各過電圧検出回路34
にその電圧が入力される。従って、過電圧検出動作の許
容範囲の最低の過電圧検出特性の過電圧検出回路が最初
に検出して、その電源部31のスイッチングトランジス
タ33をオフ状態とする。即ち、その電源部31の動作
を停止させる。
31の出力電圧Vaが異常に上昇して過電圧状態となっ
た場合、並列接続の電源部31の各過電圧検出回路34
にその電圧が入力される。従って、過電圧検出動作の許
容範囲の最低の過電圧検出特性の過電圧検出回路が最初
に検出して、その電源部31のスイッチングトランジス
タ33をオフ状態とする。即ち、その電源部31の動作
を停止させる。
【0007】動作を停止した電源部31が異常発生電源
部でない場合は、過電圧状態が継続するから、最低から
二番目の過電圧検出特性の過電圧検出回路34が過電圧
を検出し、その電源部31の動作を停止させる。以下同
様に、過電圧検出特性の偏差に従って順次電源部31の
動作が停止され、異常発生電源部の動作が停止された時
に、負荷40に供給する電圧が正常状態となる。即ち、
過電圧状態の場合に、異常発生電源部を識別できないの
で、負荷40への安定化直流電圧の供給を停止する状態
が生じる問題があった。
部でない場合は、過電圧状態が継続するから、最低から
二番目の過電圧検出特性の過電圧検出回路34が過電圧
を検出し、その電源部31の動作を停止させる。以下同
様に、過電圧検出特性の偏差に従って順次電源部31の
動作が停止され、異常発生電源部の動作が停止された時
に、負荷40に供給する電圧が正常状態となる。即ち、
過電圧状態の場合に、異常発生電源部を識別できないの
で、負荷40への安定化直流電圧の供給を停止する状態
が生じる問題があった。
【0008】そこで、突き合わせダイオード39を介し
て複数の電源部31を並列に接続して、負荷40に安定
化直流電圧を供給する構成が採用されている。即ち、過
電圧検出回路34は、自電源部31の出力電圧Vaが過
電圧状態となった時に検出するもので、他の電源部31
の出力電圧Vaが過電圧状態となった時は、突き合わせ
ダイオード39が逆バイアス状態となり、過電圧検出回
路34は過電圧を検出しないことになる。即ち、異常発
生電源部を識別してその動作を停止させることができる
から、冗長運転による他の正常な電源部により、負荷4
0に継続して安定化直流電圧を供給することができる。
て複数の電源部31を並列に接続して、負荷40に安定
化直流電圧を供給する構成が採用されている。即ち、過
電圧検出回路34は、自電源部31の出力電圧Vaが過
電圧状態となった時に検出するもので、他の電源部31
の出力電圧Vaが過電圧状態となった時は、突き合わせ
ダイオード39が逆バイアス状態となり、過電圧検出回
路34は過電圧を検出しないことになる。即ち、異常発
生電源部を識別してその動作を停止させることができる
から、冗長運転による他の正常な電源部により、負荷4
0に継続して安定化直流電圧を供給することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする問題点】前述のように、過電
圧状態となった時に、突き合わせダイオード39によっ
て異常発生電源部と正常電源部とを切り離して、過電圧
検出を行うことができる。しかし、突き合わせダイオー
ド39の順方向電圧降下Vdによる電力損失が生じる。
一般に、冗長運転の電源装置に於いては、負荷40に供
給する電流が非常に大きいものであり、従って、突き合
わせダイオード39に於ける電力損失が大きくなる。そ
こで、放熱フィン等による冷却構造を設けるか、又は順
方向電圧降下Vdの小さい高価なダイオードを並列接続
する等の対策が講じられていた。それによって、小型化
並びに低価格化が困難であった。
圧状態となった時に、突き合わせダイオード39によっ
て異常発生電源部と正常電源部とを切り離して、過電圧
検出を行うことができる。しかし、突き合わせダイオー
ド39の順方向電圧降下Vdによる電力損失が生じる。
一般に、冗長運転の電源装置に於いては、負荷40に供
給する電流が非常に大きいものであり、従って、突き合
わせダイオード39に於ける電力損失が大きくなる。そ
こで、放熱フィン等による冷却構造を設けるか、又は順
方向電圧降下Vdの小さい高価なダイオードを並列接続
する等の対策が講じられていた。それによって、小型化
並びに低価格化が困難であった。
【0010】又整流平滑回路の出力電圧Vaは、負荷4
0に印加する電圧Vbより突き合わせダイオード39の
順方向電圧降下Vdだけ低く、且つこの順方向電圧降下
Vdは、負荷40の状態によって変化するものであるか
ら、過電圧検出回路34に於ける過電圧検出特性も負荷
40の変動に対応して制御することが望ましいが、実際
上困難であり、過電圧検出特性が充分な精度でない問題
点もある。本発明は、突き合わせダイオードの省略を可
能とし、過電圧検出精度を向上すると共に、小型化と低
価格化とを図ることを目的とする。
0に印加する電圧Vbより突き合わせダイオード39の
順方向電圧降下Vdだけ低く、且つこの順方向電圧降下
Vdは、負荷40の状態によって変化するものであるか
ら、過電圧検出回路34に於ける過電圧検出特性も負荷
40の変動に対応して制御することが望ましいが、実際
上困難であり、過電圧検出特性が充分な精度でない問題
点もある。本発明は、突き合わせダイオードの省略を可
能とし、過電圧検出精度を向上すると共に、小型化と低
価格化とを図ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の過電圧検出回路
は、図1を参照して説明すると、メイントランス2の一
次側に接続したスイッチングトランジスタ3と、メイン
トランス2の二次側に接続した整流平滑回路4と、この
整流平滑回路4の出力電圧を検出してスイッチングトラ
ンジスタ3のオン期間を制御する制御回路5とを有する
電源部1を、並列に接続して負荷10に安定化直流電圧
を供給する冗長運転の電源装置に於ける過電圧検出回路
に於いて、メイントランス2の二次側の誘起電圧をダイ
オード9により整流した整流電圧と第1の基準電圧Vr
1 と比較する第1の比較器6と、整流平滑回路4の出力
電圧と第2の基準電圧Vr2 と比較する第2の比較器7
と、整流電圧が第1の基準電圧Vr1 を超えた時の第1
の比較器6の出力信号と、整流平滑回路4の出力電圧が
第2の基準電圧Vr2 を超えた時の第2の比較器7の出
力信号との論理積を、過電圧検出信号として制御回路5
に加える論理回路8とを備えている。
は、図1を参照して説明すると、メイントランス2の一
次側に接続したスイッチングトランジスタ3と、メイン
トランス2の二次側に接続した整流平滑回路4と、この
整流平滑回路4の出力電圧を検出してスイッチングトラ
ンジスタ3のオン期間を制御する制御回路5とを有する
電源部1を、並列に接続して負荷10に安定化直流電圧
を供給する冗長運転の電源装置に於ける過電圧検出回路
に於いて、メイントランス2の二次側の誘起電圧をダイ
オード9により整流した整流電圧と第1の基準電圧Vr
1 と比較する第1の比較器6と、整流平滑回路4の出力
電圧と第2の基準電圧Vr2 と比較する第2の比較器7
と、整流電圧が第1の基準電圧Vr1 を超えた時の第1
の比較器6の出力信号と、整流平滑回路4の出力電圧が
第2の基準電圧Vr2 を超えた時の第2の比較器7の出
力信号との論理積を、過電圧検出信号として制御回路5
に加える論理回路8とを備えている。
【0012】
【作用】負荷10に印加される直流電圧が異常上昇した
場合、正常な電源部1に於いては、メイントランス2の
二次側の誘起電圧は正常であるから、ダイオード9によ
る二次側の整流電圧は、第1の基準電圧Vr1 を超える
ことはない。従って、第1の比較器6の出力信号は
“0”のままとなる。しかし、整流平滑回路4の出力端
子は並列に接続されているから、過電圧状態では、第2
の基準電圧Vr2 を超えることになる。従って、第2の
比較器7の出力信号は“1”となる。論理回路8は、第
1,第2の比較器6,7の出力信号の論理積の出力信号
を過電圧検出信号とするものであるから、この場合は、
過電圧検出信号は出力されない。これに対して、過電圧
発生の異常電源部1に於いては、メイントランス2の二
次側の誘起電圧が異常に上昇することになり、第1の基
準電圧Vr1 を超えることになる。従って、第1,第2
の比較器6,7の出力信号は共に“1”となり、論理回
路8から“1”の過電圧検出信号が制御回路5に加えら
れ、この制御回路5からスイッチングトランジスタ3が
オフ状態に制御され、異常発生電源部の動作が停止され
る。この異常発生電源部の動作停止により、正常な電源
部から負荷10に継続して安定化直流電圧を供給するこ
とができる。
場合、正常な電源部1に於いては、メイントランス2の
二次側の誘起電圧は正常であるから、ダイオード9によ
る二次側の整流電圧は、第1の基準電圧Vr1 を超える
ことはない。従って、第1の比較器6の出力信号は
“0”のままとなる。しかし、整流平滑回路4の出力端
子は並列に接続されているから、過電圧状態では、第2
の基準電圧Vr2 を超えることになる。従って、第2の
比較器7の出力信号は“1”となる。論理回路8は、第
1,第2の比較器6,7の出力信号の論理積の出力信号
を過電圧検出信号とするものであるから、この場合は、
過電圧検出信号は出力されない。これに対して、過電圧
発生の異常電源部1に於いては、メイントランス2の二
次側の誘起電圧が異常に上昇することになり、第1の基
準電圧Vr1 を超えることになる。従って、第1,第2
の比較器6,7の出力信号は共に“1”となり、論理回
路8から“1”の過電圧検出信号が制御回路5に加えら
れ、この制御回路5からスイッチングトランジスタ3が
オフ状態に制御され、異常発生電源部の動作が停止され
る。この異常発生電源部の動作停止により、正常な電源
部から負荷10に継続して安定化直流電圧を供給するこ
とができる。
【0013】
【実施例】図2は本発明の実施例の説明図であり、11
は直流電源、12はメイントランス、13はスイッチン
グトランジスタ、14は過電圧検出回路、15は制御回
路、16,17は第1,第2の比較器、18はアンド回
路、19はダイオード、20はコンデンサ、21は抵
抗、22,23は整流ダイオード、24はインダクタン
ス、25はコンデンサ、26は負荷であり、単一の電源
部についてのみ示すものである。
は直流電源、12はメイントランス、13はスイッチン
グトランジスタ、14は過電圧検出回路、15は制御回
路、16,17は第1,第2の比較器、18はアンド回
路、19はダイオード、20はコンデンサ、21は抵
抗、22,23は整流ダイオード、24はインダクタン
ス、25はコンデンサ、26は負荷であり、単一の電源
部についてのみ示すものである。
【0014】負荷26に対して各電源部は、突き合わせ
ダイオードを介することなく、直接的に並列に接続し、
負荷26に供給する出力電圧Vaを制御回路15に於い
て検出し、設定値となるように、メイントランス12の
一次側に接続したスイッチングトランジスタ13のオン
期間を制御する。
ダイオードを介することなく、直接的に並列に接続し、
負荷26に供給する出力電圧Vaを制御回路15に於い
て検出し、設定値となるように、メイントランス12の
一次側に接続したスイッチングトランジスタ13のオン
期間を制御する。
【0015】又過電圧検出回路14は、第1,第2の比
較器16,17と、論理回路を構成するアンド回路18
と、メイントランス12の二次側の誘起電圧を検出する
為のダイオード19とコンデンサ20と抵抗21とによ
り構成した場合を示す。このダイオード19による整流
電圧Vcと、第1の基準電圧Vr1 とを第1の比較器1
6により比較し、又負荷26に供給する整流平滑回路の
出力電圧Vaと第2の基準電圧Vr2 とを第2の比較器
17により比較する。
較器16,17と、論理回路を構成するアンド回路18
と、メイントランス12の二次側の誘起電圧を検出する
為のダイオード19とコンデンサ20と抵抗21とによ
り構成した場合を示す。このダイオード19による整流
電圧Vcと、第1の基準電圧Vr1 とを第1の比較器1
6により比較し、又負荷26に供給する整流平滑回路の
出力電圧Vaと第2の基準電圧Vr2 とを第2の比較器
17により比較する。
【0016】並列接続の電源部が総て正常の場合は、メ
イントランス12の二次側の誘起電圧も正常であり、従
って、Vc<Vr1 ,Va<Vr2 の関係となり、第
1,第2の比較器16,17の出力信号は“0”とな
る。従って、アンド回路18の出力信号は“0”とな
り、制御回路15は、負荷26に印加する出力電圧Va
を検出して、スイッチングトランジスタ13のオン期間
を制御するように動作する。
イントランス12の二次側の誘起電圧も正常であり、従
って、Vc<Vr1 ,Va<Vr2 の関係となり、第
1,第2の比較器16,17の出力信号は“0”とな
る。従って、アンド回路18の出力信号は“0”とな
り、制御回路15は、負荷26に印加する出力電圧Va
を検出して、スイッチングトランジスタ13のオン期間
を制御するように動作する。
【0017】出力電圧Vaが異常に上昇する電源部が発
生すると、正常な電源部では、Vc<Vr1 ,Va>V
r2 となり、第1の比較器16の出力信号は“0”、第
2の比較器17の出力信号は“1”となる。しかし、ア
ンド回路18の出力信号は“0”となり、制御回路15
はスイッチングトランジスタ13のオン期間の制御を継
続する。
生すると、正常な電源部では、Vc<Vr1 ,Va>V
r2 となり、第1の比較器16の出力信号は“0”、第
2の比較器17の出力信号は“1”となる。しかし、ア
ンド回路18の出力信号は“0”となり、制御回路15
はスイッチングトランジスタ13のオン期間の制御を継
続する。
【0018】又異常発生電源部に於いては、メイントラ
ンス12の二次側の発生電圧が上昇しているから、Vc
>Vr1 ,Va>Vr2 となり、第1,第2の比較器1
6,17の出力信号は共に“1”となる。従って、アン
ド回路18の出力信号は“1”となり、制御回路15に
“1”の過電圧検出信号が加えられ、制御回路15はス
イッチングトランジスタ13をオフ状態に制御する。そ
して、このオフ状態は、制御回路15の図示を省略した
リセット手段を操作するまで継続される。
ンス12の二次側の発生電圧が上昇しているから、Vc
>Vr1 ,Va>Vr2 となり、第1,第2の比較器1
6,17の出力信号は共に“1”となる。従って、アン
ド回路18の出力信号は“1”となり、制御回路15に
“1”の過電圧検出信号が加えられ、制御回路15はス
イッチングトランジスタ13をオフ状態に制御する。そ
して、このオフ状態は、制御回路15の図示を省略した
リセット手段を操作するまで継続される。
【0019】従って、異常発生電源部のみを動作停止と
し、正常な電源部の動作を継続させることができるか
ら、負荷26に安定化直流電圧を継続して供給すること
ができる。又突き合わせダイオードを省略できるから、
小型化を図ることができると共に、電力効率を向上する
ことができる。
し、正常な電源部の動作を継続させることができるか
ら、負荷26に安定化直流電圧を継続して供給すること
ができる。又突き合わせダイオードを省略できるから、
小型化を図ることができると共に、電力効率を向上する
ことができる。
【0020】図3は過電圧検出動作説明図であり、
(a)は図4の従来例の特性を示し、時刻t1 に異常が
発生して出力電圧Vaが上昇し、時刻t2 に設定基準電
圧Vrを超えたことにより、過電圧検出回路34はスイ
ッチングトランジスタ33をオフ状態とし、それによっ
て出力電圧Vaが低下する場合を示す。
(a)は図4の従来例の特性を示し、時刻t1 に異常が
発生して出力電圧Vaが上昇し、時刻t2 に設定基準電
圧Vrを超えたことにより、過電圧検出回路34はスイ
ッチングトランジスタ33をオフ状態とし、それによっ
て出力電圧Vaが低下する場合を示す。
【0021】又(b)は、本発明の実施例の異常発生電
源部の動作を示し、時刻t1 に異常が発生して、メイン
トランス12の二次側の誘起電圧を整流した整流電圧V
c及び出力電圧Vaが上昇し、時刻t2 に於いて、Va
>Vr2 ,Vc>Vr1 の状態となるから、アンド回路
18の出力信号が“1”となり、制御回路15はスイッ
チングトランジスタ13をオフ状態に制御する。それに
よって、メイントランス12の二次側の誘起電圧は低下
し、又負荷26に供給する出力電圧Vaは、正常な電源
部による設定値となる。
源部の動作を示し、時刻t1 に異常が発生して、メイン
トランス12の二次側の誘起電圧を整流した整流電圧V
c及び出力電圧Vaが上昇し、時刻t2 に於いて、Va
>Vr2 ,Vc>Vr1 の状態となるから、アンド回路
18の出力信号が“1”となり、制御回路15はスイッ
チングトランジスタ13をオフ状態に制御する。それに
よって、メイントランス12の二次側の誘起電圧は低下
し、又負荷26に供給する出力電圧Vaは、正常な電源
部による設定値となる。
【0022】又(c)は、本発明の実施例の正常な電源
部の動作を示し、時刻t1 に、異常発生電源部により、
負荷26に供給する出力電圧Vaが上昇すると、その出
力電圧Vaを検出する制御回路15は、スイッチングト
ランジスタ13のオン期間を短くするように制御するか
ら、メイントランス12の二次側の誘起電圧は低下す
る。従って、ダイオード19による整流電圧Vcは低下
する。
部の動作を示し、時刻t1 に、異常発生電源部により、
負荷26に供給する出力電圧Vaが上昇すると、その出
力電圧Vaを検出する制御回路15は、スイッチングト
ランジスタ13のオン期間を短くするように制御するか
ら、メイントランス12の二次側の誘起電圧は低下す
る。従って、ダイオード19による整流電圧Vcは低下
する。
【0023】時刻t2 に於いて、異常発生電源部の動作
が(b)に示すように停止すると、負荷26に供給する
出力電圧Vaも低下し、それに伴って制御回路15によ
りスイッチングトランジスタ13のオン期間が徐々に長
くなるから、メイントランス12の二次側の誘起電圧も
徐々に上昇し、整流電圧Vc及び出力電圧Vaは正常状
態に戻り、負荷26には継続して安定化直流電圧を供給
することができる。
が(b)に示すように停止すると、負荷26に供給する
出力電圧Vaも低下し、それに伴って制御回路15によ
りスイッチングトランジスタ13のオン期間が徐々に長
くなるから、メイントランス12の二次側の誘起電圧も
徐々に上昇し、整流電圧Vc及び出力電圧Vaは正常状
態に戻り、負荷26には継続して安定化直流電圧を供給
することができる。
【0024】前述の実施例は、論理回路8としてアンド
回路18を用いた場合を示すが、第1,第2の比較器1
6,17の出力論理レベルに対応して、ナンド回路等を
用いて構成することも可能である。又過電圧検出回路1
4によって、メイントランス12の一次側のスイッチン
グトランジスタ13を直接的にオフ状態に制御する構成
とすることも可能である。又スイッチングトランジスタ
13は、バイポーラ型のみでなく、電界効果型等の各種
の構成のスイッチング素子を用いることができるもので
ある。又制御回路5は、過電流保護手段や複数の電源部
間の電流平衡制御手段等を含む構成とすることができ
る。
回路18を用いた場合を示すが、第1,第2の比較器1
6,17の出力論理レベルに対応して、ナンド回路等を
用いて構成することも可能である。又過電圧検出回路1
4によって、メイントランス12の一次側のスイッチン
グトランジスタ13を直接的にオフ状態に制御する構成
とすることも可能である。又スイッチングトランジスタ
13は、バイポーラ型のみでなく、電界効果型等の各種
の構成のスイッチング素子を用いることができるもので
ある。又制御回路5は、過電流保護手段や複数の電源部
間の電流平衡制御手段等を含む構成とすることができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、メイン
トランス2の二次側の誘起電圧を整流した整流電圧Vc
と第1の基準電圧Vr1 とを第1の比較器6により比較
し、負荷10に供給する出力電圧Vaと第2の基準電圧
Vr2 とを第2の比較器7により比較する構成により、
突き合わせダイオードを用いることなく、自電源部が異
常であるか否かを識別し、異常発生電源部に於いてはス
イッチングトランジスタ3をオフ状態に制御する。それ
によって、正常な電源部により負荷10に安定化直流電
圧を継続して供給できる利点がある。従って、冗長運転
の電源装置に於いて、突き合わせダイオードによる電力
損失がなくなって電源効率を向上し、且つ放熱手段等も
簡略化できるから、小型化が可能となる利点がある。
トランス2の二次側の誘起電圧を整流した整流電圧Vc
と第1の基準電圧Vr1 とを第1の比較器6により比較
し、負荷10に供給する出力電圧Vaと第2の基準電圧
Vr2 とを第2の比較器7により比較する構成により、
突き合わせダイオードを用いることなく、自電源部が異
常であるか否かを識別し、異常発生電源部に於いてはス
イッチングトランジスタ3をオフ状態に制御する。それ
によって、正常な電源部により負荷10に安定化直流電
圧を継続して供給できる利点がある。従って、冗長運転
の電源装置に於いて、突き合わせダイオードによる電力
損失がなくなって電源効率を向上し、且つ放熱手段等も
簡略化できるから、小型化が可能となる利点がある。
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例の説明図である。
【図3】過電圧検出動作説明図である。
【図4】従来例の要部説明図である。
1 電源部 2 メイントランス 3 スイッチングトランジスタ 4 整流平滑回路 5 制御回路 6 第1の比較器 7 第2の比較器 8 論理回路 9 ダイオード 10 負荷
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 1/00 E
Claims (1)
- 【請求項1】 メイントランス(2)の一次側に接続し
たスイッチングトランジスタ(3)と、前記メイントラ
ンス(2)の二次側に接続した整流平滑回路(4)と、
該整流平滑回路(4)の出力電圧を検出して前記スイッ
チングトランジスタ(3)のオン期間を制御する制御回
路(5)とを有する電源部(1)を、並列に接続して負
荷に安定化直流電圧を供給する冗長運転の電源装置に於
ける過電圧検出回路に於いて、 前記メイントランス(2)の二次側の誘起電圧を整流し
た整流電圧と第1の基準電圧とを比較する第1の比較器
(6)と、 前記整流平滑回路(4)の出力電圧と第2の基準電圧と
を比較する第2の比較器(7)と、 前記整流電圧が前記第1の基準電圧を超えた時の前記第
1の比較器(6)の出力信号と、前記整流平滑回路
(4)の出力電圧が前記第2の基準電圧を超えた時の前
記第2の比較器(7)の出力信号との論理積を、過電圧
検出信号として前記制御回路(5)に加える論理回路
(8)とを備えたことを特徴とする過電圧検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5317610A JPH07177738A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 過電圧検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5317610A JPH07177738A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 過電圧検出回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07177738A true JPH07177738A (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=18090117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5317610A Pending JPH07177738A (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | 過電圧検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07177738A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100624087B1 (ko) * | 1999-12-22 | 2006-09-18 | 페어차일드코리아반도체 주식회사 | 단락 방지 회로를 구비한 스위치 모드 파워 서플라이 |
JP2006254564A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Origin Electric Co Ltd | 過電圧検出器及び過電圧検出方法、電源装置及び電源停止方法、並びに電源システム |
US7372683B2 (en) | 2001-08-07 | 2008-05-13 | Hitachi, Ltd. | Over voltage detection circuit, and power source circuit, power supply system and electronic apparatus using the over voltage detection circuit |
JP2015073423A (ja) * | 2013-09-06 | 2015-04-16 | 三星エスディアイ株式会社Samsung SDI Co.,Ltd. | 電動車用電力変換システム |
US10046646B2 (en) | 2013-09-06 | 2018-08-14 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Power conversion system for electric vehicles |
-
1993
- 1993-12-17 JP JP5317610A patent/JPH07177738A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100624087B1 (ko) * | 1999-12-22 | 2006-09-18 | 페어차일드코리아반도체 주식회사 | 단락 방지 회로를 구비한 스위치 모드 파워 서플라이 |
US7372683B2 (en) | 2001-08-07 | 2008-05-13 | Hitachi, Ltd. | Over voltage detection circuit, and power source circuit, power supply system and electronic apparatus using the over voltage detection circuit |
JP2006254564A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Origin Electric Co Ltd | 過電圧検出器及び過電圧検出方法、電源装置及び電源停止方法、並びに電源システム |
JP2015073423A (ja) * | 2013-09-06 | 2015-04-16 | 三星エスディアイ株式会社Samsung SDI Co.,Ltd. | 電動車用電力変換システム |
US10046646B2 (en) | 2013-09-06 | 2018-08-14 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Power conversion system for electric vehicles |
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