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JPH07147701A - 走行状態検出装置 - Google Patents

走行状態検出装置

Info

Publication number
JPH07147701A
JPH07147701A JP5317338A JP31733893A JPH07147701A JP H07147701 A JPH07147701 A JP H07147701A JP 5317338 A JP5317338 A JP 5317338A JP 31733893 A JP31733893 A JP 31733893A JP H07147701 A JPH07147701 A JP H07147701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling
signal
rotation
running
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5317338A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Kitamura
和久 北村
Sadao Nagashima
貞夫 長島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP5317338A priority Critical patent/JPH07147701A/ja
Priority to US08/316,788 priority patent/US5511435A/en
Priority to DE69412564T priority patent/DE69412564T2/de
Priority to EP94115498A priority patent/EP0650031B1/en
Publication of JPH07147701A publication Critical patent/JPH07147701A/ja
Priority to HK98114716A priority patent/HK1013435A1/xx
Pending legal-status Critical Current

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行体の走行状態と停止状態とを正確に判別
して、省電力化を図るとともに、正確な走行状態を検出
するようにする。 【構成】 自転車が走行を開始すると、前輪に取り付け
られた磁石14の回転をリードスイッチ30で検出して
リードスイッチ信号aを検出回路31に出力する。検出
回路31は、所定のクロック信号bをトランジスタ34
のベース端子に出力してスイッチングさせ、LC発振回
路により共振させる。また、検出回路31は、走行体の
停止時に停止制御信号eをスイッチング素子37に出力
してONすることで、コンデンサ36の容量を付加し、
共振周波数を低下させて電磁誘導コイル38から放射さ
れる電磁誘導信号のパルス数を減少させる。電磁誘導信
号の受信側では、受信パルス数をカウントするだけで走
行体が停止中か走行中かを容易かつ正確に判別すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行体の車輪の回転を
検出して走行体の走行状態を検出する走行状態検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車輪を回転させて道路やレール上
を走行する走行体には、自転車、車、電車等があり、そ
の走行状態を検出する装置として走行状態検出装置(特
に、自転車の場合はサイクルコンピュータと称される)
が知られている。
【0003】例えば、上記したサイクルコンピュータの
場合は、自転車の車輪の回転を検出する回転検出部とし
て、前輪のスポーク部分に磁石が装着され、その磁石の
回転軌道の外側のフォーク脚に磁石の回転を検出する磁
気検出部が固定されている。従来の磁気検出部には、例
えば、リードスイッチ等が使われており、通常時はオフ
状態にあるが、車輪の回転に伴って磁石がリードスイッ
チの近傍を通過する度にオンとなり、車輪が1回転する
度に磁気検出信号(リードスイッチ信号)を1つ出力し
て、車輪の単位時間当たりの回転数を検出する。サイク
ルコンピュータは、検出した車輪の回転数にCPU等の
演算部で予め入力されている車輪の周長を乗算すること
により、自転車の走行距離や速度等を算出し、これを液
晶表示装置(LCD)等の表示部に表示している。
【0004】このような走行状態検出装置は、走行体の
車輪の回転を検出する回転検出部や走行状態の演算を行
う演算処理部等に電源供給する必要があるが、停止時に
は省電力化のために電源をOFFしておくことが望まし
い。
【0005】このため、従来の走行状態検出装置では、
電源スイッチのON/OFF操作を運転者が手動で行っ
ていた。
【0006】また、従来の走行状態検出装置は、走行体
が走行中か停止中かをリアルタイムで検出する手段を備
えていなかったため、走行体が走行途中で停止すると走
行状態(例えば、平均走行速度や走行時間など)の演算
結果に誤差が生じることがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような走行状態検
出装置では、電源部の省電力化を図るため、走行中のみ
電源を供給することが望ましい。しかし、従来は、電源
部のON/OFF動作を運転者自身が手動で行っていた
ため、手間がかかる上、消し忘れや点け忘れにより、無
駄に電力消費したり、走行状態が検出できない等の問題
を生じる。
【0008】また、従来の走行状態検出装置は、走行体
が走行中か停止中かを正しく判別する手段を持っていな
かったため、走行状態を演算処理する際に、走行体が停
止していることにより生じる走行状態の誤差要因を除去
することができず、例えば、走行体の平均走行速度や走
行時間等を正しく算出することができないという問題が
あった。
【0009】そこで、本発明は、走行体の走行状態と停
止状態とを正確に判別し、それに応じて電源を自動的に
ON/OFFさせて省電力化を図るとともに、正しい走
行状態を検出することができる走行状態検出装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の走行状態検出装置は、走行体の車輪
の回転を検出し、回転検出信号を送信する回転検出手段
と、この回転検出手段から送信された回転検出信号に基
づいて走行体の各種走行状態を演算する演算手段と、こ
の演算手段により演算された走行状態を表示する表示手
段と、を有する走行状態検出装置において、前記回転検
出手段の回転検出信号に基づいて走行体が走行中か停止
中かを検出する走行検出手段と、この走行検出手段によ
り走行体の停止中と判別した場合は、電源供給を停止
し、走行検出手段で走行体が走行中と判別した場合は、
電源供給を開始する制御手段と、を備えたことにより、
上記目的を達成する。
【0011】請求項2記載の走行状態検出装置は、前記
請求項1記載の走行検出手段は、前記回転検出手段から
の車輪の回転検出信号の入力の有無を判別する信号入力
判別回路と、前記回転検出信号の最後の入力から所定時
間が経過するのを計測するタイマ回路と、このタイマ回
路で所定時間経過前に回転検出信号の入力がある場合を
走行体の走行中とし、所定時間が経過した場合を走行体
の停止中と判別する走行/停止判別回路と、を備えたこ
とにより、上記目的を達成する。
【0012】請求項3記載の走行状態検出装置は、前記
回転検出手段と前記演算手段とが分離配置され、前記回
転検出手段からの回転検出信号を送信機を介して無線送
信し、前記演算手段側の受信機で受信して演算処理する
走行状態検出装置であって、前記走行検出手段は、前記
送信機側に設けられ、前記回転検出手段からの車輪の回
転検出信号の入力の有無を判別する信号入力判別回路
と、前記回転検出信号の最後の入力から所定時間が経過
するのを計測するタイマ回路と、そのタイマ回路で所定
時間が経過した場合に走行中と異なる停止信号を出力す
る停止信号出力手段と、を備え、前記受信機側には、前
記停止信号の検出時に走行体の停止中と判別し、前記回
転検出信号の検出時に走行体の走行中と判別する走行/
停止判別回路を備えたことにより、上記目的を達成す
る。
【0013】請求項4記載の走行状態検出装置は、請求
項1、2又は3記載の制御手段は、前記演算手段に前記
走行検出手段で判別する走行体の走行中と停止中とに基
づいて走行体の走行状態を演算させるようにしたことに
より、上記目的を達成する。
【0014】
【作用】請求項1、2又は3記載の発明では、走行検出
手段により走行体が走行中か停止中かを検出する。
【0015】上記走行検出手段には、信号入力判別回路
で回転検出信号の入力の有無を判別し、タイマ回路で回
転検出信号の最後の入力から所定時間が経過するのを計
測して、走行/停止判別回路でタイマ回路がタイムアッ
プした場合を走行体の停止中とし、回転検出信号が入力
されてタイマ回路がタイムアップしない状態を走行中と
判別するものがある。
【0016】また、他の走行検出手段には、信号入力判
別回路で回転検出信号の入力の有無を判別し、タイマ回
路で回転検出信号の最後の入力から所定時間が経過する
のを計測して、タイマ回路がタイムアップした場合に停
止信号出力手段から停止信号を出力し、受信側の走行/
停止判別回路で前記停止信号を検出した場合を停止中と
し、回転検出信号を検出した場合を走行中と判別するも
のがある。
【0017】このように、上記走行検出手段を用いるこ
とにより、走行体が走行中か停止中かを正確に検出する
ことができる。
【0018】更に、走行体の走行/停止状態の検出結果
に基づいて、制御手段により、走行体の停止中には回転
検出手段及び走行検出手段を除く各部への電源供給を停
止して省電力化を図り、走行開始時には電源供給を再開
して走行状態を検出できるようにする。
【0019】請求項4記載の発明では、前記制御手段
は、走行検出手段で走行体が走行中か停止中かの検出結
果を走行体の走行状態の演算に反映させるようにしたた
め、例えば、平均走行速度や走行時間等の走行状態を正
しく算出することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0021】〔第1実施例〕図1〜図9は、本発明の第
1実施例を説明する図であり、ここでは自転車の走行状
態を検出するサイクルコンピュータを例に挙げて説明す
る。
【0022】まず、構成を説明する。
【0023】図1は、第1実施例に係るサイクルコンピ
ュータ18を適用した自転車の側面図である。図1にお
いて、自転車11の前輪12のスポーク13部分には、
磁石14が取り付けられている。一方、自転車11の車
体15のフォーク脚部分には、前記磁石14の回転軌道
の外側に回転検出部16が固定されている。そして、回
転検出部16の上方のハンドル15aには、回転検出部
16で検出された車輪の回転検出信号に基づいて、走行
距離や走行速度等の走行状態を演算して、その演算結果
を表示する操作表示部17が装着されている。
【0024】このように、自転車の走行状態を検出して
表示するサイクルコンピュータ18は、回転検出部16
と操作表示部17とで構成されており、回転検出部16
の送信機から操作表示部17の受信機に対して回転検出
信号が無線送信される。
【0025】図2は、図1のサイクルコンピュータ18
の回転検出部16と操作表示部17の外観図である。
【0026】図2において、走行中の車輪の回転に伴っ
て磁石14が矢印方向に回転することにより、回転検出
部16で生成される回転検出信号は、回転検出部16の
送信機から操作表示部17の受信機へ無線送信される。
そして、操作表示部17では、図示しない演算処理部で
走行状態の演算処理を行って、液晶表示装置(LCD)
20に走行状態が表示される。
【0027】なお、図2に示すように、操作表示部17
の周部には、例えば、自転車の車重や運転者の体重を入
力する際のデータ入力キー21、スタートキー22、E
NDキー23、及び前輪の周長やその他のデータを入力
する入力キー24等が設けられている。
【0028】次に、図3は、第1実施例に係る回転検出
部16の回路例を示す図である。図3において、リード
スイッチ30は、磁石14の近接時にオンとなって、リ
ードスイッチ信号aを検出回路31に出力するもので、
磁石14が所定距離以上離れるとオフとなり、リードス
イッチ信号aは検出回路31に出力されない。
【0029】検出回路31は、内部に発振回路32を備
えており、リードスイッチ30からのリードスイッチ信
号aが入力されると、連続したクロック信号bに変換し
て、抵抗33を介してNPN型のトランジスタ34のベ
ース端子に送出される。
【0030】トランジスタ34には、コレクタ端子とエ
ミッタ端子間にそれぞれコンデンサ35及び36が接続
されており、そのコンデンサ36とトランジスタ34の
エミッタ端子間にスイチング素子37が設けられてい
る。また、トランジスタ34のコレクタ端子は、電磁誘
導コイル38の一端に接続されるとともに、エミッタ端
子が検出回路31と接続されている。
【0031】電磁誘導コイル38は、トランジスタ34
のスイッチング動作とコンデンサ35、36及び39等
で構成されたLC発振回路により、共振現象を起こして
電磁誘導信号を放射する。この電磁誘導コイル38の他
端とコンデンサ39の一端は、抵抗40を介して電圧V
ccが印加され、コンデンサ39の他端は前記トランジ
スタ34のエミッタ端子に接続されている。このよう
に、電磁誘導信号を放射する部分には、図3に示すよう
に、発信周波数(f)
【0032】
【数1】 を司るコンデンサ36が付加されているため、検出回路
31から停止制御信号eを出力してスイッチング素子3
7を閉じることにより、回転検出信号と異なる周波数の
パルスが送信される。本明細書中では、停止中に送信さ
れるパルスを停止信号、走行中に送信されるパルスを回
転検出信号と称する。そして、この停止信号と回転検出
信号とは、一方が他方の周波数の整数倍の関係にある。
【0033】図4は、図3に示す検出回路31の回路構
成例を示す図である。
【0034】図4において、ワンショット回路41は、
走行信号のトリガであるリードスイッチ信号aが入力さ
れると、ワンショットパルスを出力して、アンドゲート
42の入力端子に入力される。
【0035】アンドゲート42には、ワンショットパル
スであるイネーブル1信号と発振回路32からのクロッ
ク信号が入力されると、そのアンド出力は、イネーブル
1信号が入力されている間のクロック信号が出力され
る。
【0036】タイマ回路43は、上記のワンショットパ
ルスをトリガとしてタイマをスタートさせ、所定時間に
なるまで減算処理が行われる。このタイマ回路43は、
タイマがタイムアップする前に回転検出信号による次の
ワンショットパルスが入ると、タイマ回路43のカウン
ト値が初期値に戻り、再び所定時間からの減算処理が開
始される。このため、走行体の走行中は、タイマがタイ
ムアップしないので、タイマ回路43からイネーブル2
信号が出力されない。
【0037】アンドゲート44には、発振回路32から
のクロック信号とタイマ回路43からのイネーブル2信
号が入力され、イネーブル2信号が入力されている間の
クロック信号がアンド出力として出力される。
【0038】ノアゲート45には、上記したアンドゲー
ト42、44の両方のアンド出力が入力される。このノ
アゲート45の出力は、アンドゲート42、44の少な
くとも何れか一方の出力が「H」であれば「L」が出力
され、アンドゲート42、44の出力が何れも「L」の
場合にのみ「H」が出力される。
【0039】すなわち、走行体の走行中におけるノアゲ
ート45の出力は、アンドゲート44の出力が常に
「L」となり、アンドゲート42からはイネーブル1信
号が入力されている間のみ発振回路32からクロック信
号が出力される。このため、2つの入力が「L」の場合
にのみ「H」が出力されるので、アンドゲート42から
出力されるクロック信号と逆位相のパルスが出力される
ことになる。
【0040】また、走行体の停止中におけるノアゲート
45の出力は、アンドゲート42のの出力が常に「L」
となり、アンドゲート44からはイネーブル2信号が入
力されている間のみ発振回路32からクロック信号が出
力される。このため、アンドゲート44から出力される
クロック信号と逆位相のパルスが出力される。また、走
行体の停止中には、さらにタイマ回路43から図3に示
すスイッチング素子37をON動作させるイネーブル2
信号(停止制御信号e)が出力される。
【0041】従って、図3に示すように、検出回路31
からのクロック信号bは、自転車が走行中か停止中にか
かわらず、同じパルス波形が出力されることになる。し
かし、タイマ回路43から出力される停止制御信号e
は、走行体が停止中の場合にのみスイッチング素子37
をONするため、LC発振回路におけるコンデンサ36
の容量が追加されて発振周波数が低下し、電磁誘導コイ
ル38から放射される走行中の回転検出信号よりも停止
中の停止信号のパルス数の方が少なくなる。
【0042】回転検出部16は、以上のように構成され
ており、走行中を示す回転検出信号と停止中を示す停止
信号とがそれぞれ固有のパルス数を持って、操作表示部
17に無線送信される。
【0043】次に、無線送信された回転検出信号を受信
して走行状態を演算処理した結果を表示する操作表示部
17の構成を説明する。
【0044】図5は、第1実施例に係る操作表示部17
の回路図である。上記した図3に示す回転検出部16の
電磁誘導コイル38から放射される電磁誘導信号は、図
5の受信部50に設けられた図示しない電磁誘導コイル
で受信され、CPU51に送出される。
【0045】CPU51は、プログラムROM(Read O
nly Memory) 52とRAM(RandomAccess Memory)53
とに接続されていて、そのプログラムROM52に格納
されたプログラム及びRAM53に記憶されるデータ等
にしたがって動作し、この操作表示部17全体を制御す
るとともに、表示駆動回路56を介して液晶表示装置
(LCD:Liquid Crystal Display) からなる表示部5
7の表示制御を行う。特に、CPU51は、回転検出部
16から放射された電磁誘導信号(回転検出信号や停止
信号)を受信して、そのパルス数をカウントすることに
より、走行体が走行状態にあるか停止状態にあるかを判
別する。そして、その判別結果に従って、電源部58か
らの電源供給を停止したり、再開することにより、省電
力化を図るようにする。また、走行状態を演算処理する
際に、例えば、走行体が走行中か停止中かで演算結果に
誤差が出る平均走行速度や走行時間等を演算する場合
は、上記判別結果に基づいて演算処理することにより、
正確な走行状態が得られる。さらに、CPU51は、前
記した複数のキー21〜24を備えたキー入力部54か
ら入力される各種信号に基づく処理を実行する。
【0046】ROM52には、CPU51がサイクルコ
ンピュータ18を制御するプログラムデータが格納され
ている。
【0047】RAM53は、サイクルコンピュータ18
の走行状態を算出する基礎となる必要な入力データや各
種パラメータを記憶するものである。
【0048】計時回路55は、水晶発振器と分周回路と
で構成され、一定周期のクロック信号を分周回路で分周
して計時信号をCPU51に出力するものである。CP
U51は、この計時信号を受けて、現在の日付及び現在
時刻の管理を行っている。
【0049】電源部58は、操作表示部17の各部に電
力を供給している。
【0050】図6は、第1実施例に係る電源部58の周
辺の回路構成例を示す図である。図6に示すように、電
源部58は、受信部50やCPU51に常時電源を供給
するため、直接接続されているが、その他の各部(例え
ば、図5の表示駆動回路56や表示部57)に対しては
トランジスタ60を介して選択的に電源が供給されるよ
うに構成されている。このトランジスタ60のスイッチ
ングは、例えば、CPU51が自転車の走行中であるこ
とを検出した時のみONし、停止時にはOFF動作させ
ることにより、走行状態に応じて自動的に電源供給状態
が制御されるため、省電力化が図れる。
【0051】図7及び図8は、上記した図3及び図4の
各部の信号波形と動作状態を示すタイミングチャートで
ある。
【0052】本第1実施例のサイクルコンピュータ18
は、上記のように構成されており、以下その動作を図9
のフローチャートに基づいて説明する。
【0053】まず、図1に示す自転車11は、運転者が
乗車してペダルをこぎながら走行を開始すると、前輪1
2のスポーク13に固定されている磁石14が回転す
る。
【0054】これを図3で見ると、回転検出部16に設
けられたリードスイッチ30は、車輪が1回転して磁石
14が通過する度にオン/オフ動作を行ってリードスイ
ッチ信号aが生成される(図7(a)参照)。
【0055】検出回路31では、図4に示すように、自
転車の走行中に入力されるリードスイッチ信号aに基づ
いてワンショット回路41からイネーブル1信号が出力
される間、発振回路32からのクロック信号がアンドゲ
ート42から出力される(図7(a)、(b)参照)。
【0056】タイマ回路43に入力されたイネーブル1
信号は、図7(c)に示すように、タイマの回路動作を
イニシャライズ(初期化)する。これにより、タイマ回
路43は、予めセットされている所定時間から経過時間
を減算する処理を新たにスタートする。
【0057】自転車の走行中は、車輪が1回転する度に
イネーブル1信号がタイマ回路43に入力されるので、
図7(d)に示すように、タイムアップする前にタイマ
回路43がイニシャライズされ、イネーブル2信号は出
力されない。
【0058】しかし、自転車が走行中から停止状態に移
行した場合は、ワンショット回路41から出力されるイ
ネーブル1信号がタイマ回路43に入力されなくなり、
所定時間が経過するとタイムアップする(図8(b)参
照)。
【0059】タイマ回路43は、タイムアップするとイ
ネーブル2信号を出力し、これが検出回路31の停止制
御信号e(図8(c)参照)として図3のスイッチング
素子37をONして、コンデンサ36を活性化させるこ
とにより、LC発振回路におけるコンデンサ36の容量
が付加されて発振周波数が低くなり、電磁誘導コイル3
8から放射される走行時の回転検出信号よりも停止時の
停止信号のパルス数の方が減少する。
【0060】次に、図3の回転検出部16の電磁誘導コ
イル38から放射される電磁誘導信号は、図9のフロー
チャートに示すように、図5の受信部50の図示しない
電磁誘導コイルでパルス信号として受信される(ステッ
プS100)。
【0061】回転検出部16のCPU51は、受信パル
ス数をカウントし、例えば、本実施例では受信パルス数
が18発の場合を走行中と認識し、受信パルス数がそれ
よりも少ない15発の場合を停止中と認識するようにす
る(ステップS101)。
【0062】そして、受信パルス数が15発の場合は、
自転車が停止中で走行状態の検出動作を行わないため、
操作表示部17の受信部50とCPU51とを除いて電
源供給を停止するようにする(ステップS102)。従
って、電力が無駄に消費されることがなくなり、省電力
化が図れる。
【0063】また、ステップS101で受信パルス数が
18発の場合、CPU51は、自転車が走行状態にある
ことを認識して、走行状態の演算を行って表示するべ
く、操作表示部17の各部に電源を供給するように電源
をONする(ステップS103)。従って、走行状態の
演算処理とその表示は、自転車が停止状態から走行状態
に移った時点で直ちに可能となるため、支障はない。
【0064】そして、この状態で走行状態を算出するた
めの演算処理が行われる(ステップS104)。走行状
態を演算処理する際に、例えば、走行体が走行中か停止
中かで演算結果に誤差が出る平均走行速度や走行時間等
を演算する場合は、上記走行/停止状態に基づいて演算
処理することにより、正確な走行状態が得られる。
【0065】そして、ステップS105では、自転車の
運転者が走行を終了するような場合、サイクルコンピュ
ータの主電源が切られる。
【0066】主電源を切らない一時停止の場合は、再び
ステップS100に戻って、ステップS101〜ステッ
プS104の処理が繰り返される。
【0067】以上、述べたように、本第1実施例に係る
走行状態検出装置は、回転検出部16において、走行体
が走行中か停止中かによってパルス数の異なる電磁誘導
信号を放射する。このため、これを受信する操作表示部
17は、受信したパルス数をCPU51でカウントする
ことにより、走行体が走行中か停止中かをリアルタイム
で容易に判別することが可能となる。
【0068】そして、この判別結果に基づいて、走行体
の停止中に使用しない構成部分への電源供給をOFFし
たり、走行開始時には、電源供給を再開するように制御
することにより、省電力化を図ることができる。
【0069】また、上記した走行体の走行/停止状態の
判別結果は、これを走行状態の演算に反映させることに
より、平均走行速度や走行時間等の走行状態を正確に算
出することができる。
【0070】〔第2実施例〕図10及び図11は、本発
明の第2実施例に係る走行状態検出装置を説明する図で
ある。図10は、送信側と受信側の電源供給状態と送信
される走行信号波形を示すタイミングチャートであり、
図11は、第2実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【0071】なお、この第2実施例では、上記した回転
検出部と操作表示部とが一体化されている場合と、分離
されている場合の両方について考えることができるが、
ここでは分離されている場合を例にあげて説明する。
【0072】そこで、第2実施例の回転検出部は従来と
同じ構成であって、走行中は回転検出信号(第2実施例
では、走行信号と称する)を送信し、停止中は走行信号
が送信されない。
【0073】また、上記操作表示部の構成は、第1実施
例の図5及び図6の構成ブロック図を用いて説明する。
図5及び図6の各部の説明は、上記と略同様であるので
省略し、異なる構成部分についてのみ説明する。
【0074】すなわち、図5に示すように、第2実施例
のCPU51は、走行開始後(ステップS200)に受
信部50で受信される走行信号を常時監視している。そ
して、図10に示すように、最後の走行信号を受信して
信号が来なくなる一時停止状態の始期が図中のX時点と
すると(ステップS201)、ここから操作表示部17
の計時回路55で所定時間(ここでは1分間)が経過し
たか否かを見る(ステップS202)。
【0075】1分が経過した場合は、図10中のY時点
で操作表示部(受信側)17のCPU51が図6に示す
トランジスタ60をOFF動作させて、受信部50及び
CPU51を除く各部への電源供給をOFFする(ステ
ップS203)。
【0076】そして、受信部50とCPU51は、再度
走行信号のパルス入力があるか否かを監視する(ステッ
プS204)。
【0077】パルス入力が図10のZ時点で検出された
とすると、CPU51は、図6のトランジスタ60をO
N動作させて、図10に示すように、受信側の電源供給
が再開される(ステップS205)。
【0078】次に、CPU51は、再度一時停止状態に
あるか否かを監視して、一時停止状態になれば上記ステ
ップS202に戻り、一時停止でなく走行が終了した場
合は(ステップS207)、主電源がOFFされたか否
かを見る(ステップS208)。
【0079】走行が終了しても主電源を切り忘れた場合
は、上記ステップS202に戻って一時停止状態におけ
る一部の電源OFF状態で待機することになる。
【0080】このように、本第2実施例の走行状態検出
装置は、操作表示部17の受信側だけで走行信号の受信
の有無を監視して走行中か停止中かを判別し、その判別
結果に基づいて電源供給の制御を行うため、簡単な構成
で省電力化を図ることができる。
【0081】また、上記第2実施例では、走行中か停止
中かの判別結果を電源供給の制御にのみ利用したが、こ
れ以外に走行状態の演算に利用して、第1実施例と同様
に走行時間や平均走行速度等を算出するのに利用するこ
ともできる。
【0082】
【発明の効果】請求項1、2又は3記載の発明によれ
ば、走行検出手段を用いるようにしたので、走行体が走
行中か停止中かをリアルタイムで正確に検出し、制御手
段により走行体の停止中に回転検出手段及び走行検出手
段を除く各部への電源供給を停止するので、省電力化を
図ることができる。また、走行開始時には、自動的に電
源供給が再開されて、走行状態を検出することができ
る。
【0083】請求項4記載の発明によれば、前記制御手
段は、走行検出手段で走行体が走行中か停止中かの検出
結果を走行体の走行状態の演算に反映させるようにした
ので、例えば、平均走行速度や走行時間等の走行状態を
正しく算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るサイクルコンピュータを適用
した自転車の側面図である。
【図2】図1のサイクルコンピュータの回転検出部と操
作表示部の外観図である。
【図3】第1実施例に係る回転検出部の回路例を示す図
である。
【図4】図3に示す検出回路の回路構成例を示す図であ
る。
【図5】第1実施例に係る操作表示部の回路図である。
【図6】第1実施例に係る電源部の周辺の回路構成例を
示す図である。
【図7】図3及び図4の各部の信号波形と動作状態を示
すタイミングチャートである。
【図8】図3及び図4の各部の信号波形と動作状態を示
すタイミングチャートである。
【図9】第1実施例に係るサイクルコンピュータの動作
を説明するフローチャートである。
【図10】送信側と受信側の電源供給状態と送信される
走行信号波形を示すタイミングチャートである。
【図11】第2実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【符号の説明】
11 自転車 12 前輪 13 スポーク 14 磁石 15 車体 15a ハンドル 16 回転検出部 17 操作表示部 18 サイクルコンピュータ 19 回転検出コイル 30 リードスイッチ 31 検出回路 32 発振回路 34 トランジスタ 35、36、39 コンデンサ 37 スイチング素子 38 電磁誘導コイル 41 ワンショット回路 42、44 アンドゲート 43 タイマ回路 45 ナンドゲート 50 受信部 51 CPU 52 ROM 53 RAM 54 キー入力部 55 計時回路 56 表示駆動回路 57 表示部 58 電源部 60 トランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行体の車輪の回転を検出し、回転検出信
    号を送信する回転検出手段と、 この回転検出手段から送信された回転検出信号に基づい
    て走行体の各種走行状態を演算する演算手段と、 この演算手段により演算された走行状態を表示する表示
    手段と、 を有する走行状態検出装置において、 前記回転検出手段の回転検出信号に基づいて走行体が走
    行中か停止中かを検出する走行検出手段と、 この走行検出手段により走行体の停止中と判別した場合
    は、電源供給を停止し、走行検出手段で走行体が走行中
    と判別した場合は、電源供給を開始する制御手段と、 を備えたことを特徴とする走行状態検出装置。
  2. 【請求項2】前記走行検出手段は、 前記回転検出手段からの車輪の回転検出信号の入力の有
    無を判別する信号入力判別回路と、 前記回転検出信号の最後の入力から所定時間が経過する
    のを計測するタイマ回路と、 このタイマ回路で所定時間経過前に回転検出信号の入力
    がある場合を走行体の走行中とし、所定時間が経過した
    場合を走行体の停止中と判別する走行/停止判別回路
    と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の走行状態検出
    装置。
  3. 【請求項3】前記回転検出手段と前記演算手段とが分離
    配置され、前記回転検出手段からの回転検出信号を送信
    機を介して無線送信し、前記演算手段側の受信機で受信
    して演算処理する走行状態検出装置であって、 前記走行検出手段は、 前記送信機側に設けられ、 前記回転検出手段からの車輪の回転検出信号の入力の有
    無を判別する信号入力判別回路と、 前記回転検出信号の最後の入力から所定時間が経過する
    のを計測するタイマ回路と、 そのタイマ回路で所定時間が経過した場合に走行中と異
    なる停止信号を出力する停止信号出力手段と、 を備え、 前記受信機側には、 前記停止信号の検出時に走行体の停止中と判別し、前記
    回転検出信号の検出時に走行体の走行中と判別する走行
    /停止判別回路を備えたことを特徴とする請求項1記載
    の走行状態検出装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、 前記演算手段に前記走行検出手段で判別する走行体の走
    行中と停止中とに基づいて走行体の走行状態を演算させ
    るようにしたことを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の走行状態検出装置。
JP5317338A 1993-10-04 1993-11-22 走行状態検出装置 Pending JPH07147701A (ja)

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JP5317338A JPH07147701A (ja) 1993-11-22 1993-11-22 走行状態検出装置
US08/316,788 US5511435A (en) 1993-10-04 1994-09-30 Apparatus for measuring vehicle running condition
DE69412564T DE69412564T2 (de) 1993-10-04 1994-09-30 Vorrichtung zur Messung einer Fahrzeugbewegung
EP94115498A EP0650031B1 (en) 1993-10-04 1994-09-30 Apparatus for measuring vehicle running condition
HK98114716A HK1013435A1 (en) 1993-10-04 1998-12-22 Apparatus for measuring vehicle running condition

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