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JPH07107225B2 - バイアス布の製造方法及び装置 - Google Patents

バイアス布の製造方法及び装置

Info

Publication number
JPH07107225B2
JPH07107225B2 JP19408287A JP19408287A JPH07107225B2 JP H07107225 B2 JPH07107225 B2 JP H07107225B2 JP 19408287 A JP19408287 A JP 19408287A JP 19408287 A JP19408287 A JP 19408287A JP H07107225 B2 JPH07107225 B2 JP H07107225B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cloth
core
bias
tubular cloth
tubular
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP19408287A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6440665A (en
Inventor
和弘 越野
泉 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ashimori Industry Co Ltd
Original Assignee
Ashimori Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ashimori Industry Co Ltd filed Critical Ashimori Industry Co Ltd
Priority to JP19408287A priority Critical patent/JPH07107225B2/ja
Publication of JPS6440665A publication Critical patent/JPS6440665A/ja
Publication of JPH07107225B2 publication Critical patent/JPH07107225B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、筒状布を螺旋状に切開して、長尺のバイアス
布を製造するための方法及び装置に関するものである。
航空機等の構造材料として、各種の形状のFRP成型品が
使用されており、これらのFRP成型品の強化材として、
炭素繊維やガラス繊維等のバイアス布が使用されてい
る。
これらのバイアス布を連続的に製造する場合、炭素繊維
等で筒状の布帛を織成し、この筒状布をスパイラル状に
切開し、長尺のバイアス布を得ることが行われている。
従来の技術 この種のバイアス布の製造技術としては、日本のバーに
筒状布を被せ、それをカッターで斜めに切開しながら、
切開されたバイアス布を斜めに引取ることにより、連続
的にバイアス布を製造することが行なわれている。
また特開昭52−85597号公報に記載されたように、互い
に捩って配置された三本のロールに筒状布を被せ、この
ロールを回転させることにより筒状布を回転させながら
長さ方向に送り、これをカッターで切開することにより
バイアス布とすることも知られている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながらこれらの技術においては、筒状布に周方向
の動きがあるため、筒状布を織成しながら連続的に切開
することはできず、織成された筒状布を一旦切卸し、こ
れをバイアスカットに供給しなければならない。
従って一端織成した筒状布をコイル状に巻回するか又は
ジグザグに折畳んで保管し、これを改めてカット工程に
移さなければならない。然るにこのように巻回したり折
畳んだりすると、筒状布は偏平に折畳まれて、強く押し
付けられることとなり、その折耳において急角度で折曲
げられ、織目がずれる。
また前述のように炭素繊維等のバイアス布を得ようとす
る場合、炭素繊維等で織成された筒状布を偏平に折畳む
と、その折耳においてよこ糸が強く屈折されて、切断さ
れたり損傷したりすることが多い。
また前記従来法における筒状布を二本のバーに被せ、こ
れを斜めに引出しながら切開する方法においては、筒状
布は斜めに引張られるため、目ずれが生じ易い。また三
本のロールに被せ、これを回転しながらカットする方法
においては、筒状布は各ロールによって捩られるために
これも目ずれが生じ易い。
このように前記従来例の方法においては、筒状布に目ず
れが生じ易く、これをスパイラルに切開したとしても、
高品質のバイアス布を得ることができない。
従って高品質のバイアス布を得ようとする場合、織成さ
れた筒状布を直接カット装置に供給し、当該筒状布を円
筒状に保持してその長さ方向及び周方向を正確に設定し
つつ、その状態を維持したままで筒状布を長さ方向に移
動させながら、これをスパイラルに切開することが望ま
しい。筒状布の織目がずれていると、これを正しい角度
で切開したとしても、バイアス布の寸法が狂ったり織目
が歪んだりして、高品質のバイアス布を得ることができ
ない。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、織目
が均一で欠陥がなく、バイアス角度の正確な高品質の炭
素繊維バイアス布を製造するための方法及び装置を提供
することを目的とするものである。
問題点を解決する手段 而して本願における方法の発明は、コアで円筒状に保形
された筒状布を、前記コアの長さ方向に進行させなが
ら、カッター及び引取り装置を前記コアを中心として旋
回させ、前記カッターで前記筒状布を螺旋状に切開する
と共に、切開されたバイアス布を前記引取り装置で引取
ることを特徴とするものであり、また装置の発明は、円
筒状のコアと、該コアに被せられた筒状布をコアの長さ
方向に進行させる送り装置と、前記コアを中心として当
該コアの周囲を旋回する旋回フレームと、該旋回フレー
ムに取付けられたカッター及び引取り装置とよりなり、
前記送り装置と旋回フレームとの作動を連動させたこと
を、その特徴とするものである。
以下本発明を図面に従って説明する。図面は本発明の装
置を示すものである。中央にコア1が立設されており、
該コア1の下部には旋回フレーム2が、コア1を中心と
して旋回自在に設けられている。
前記コア1は床面に対して固定的に立設されており、そ
の上部外周に凹溝3が刻設されている。また当該凹溝3
の上方には、コア1内に放射状に複数の転輪4が回転自
在に取付けられており、該転輪4の周面がコア1の外周
面に僅かに露出している。
前回旋回フレーム2は、回転脚5上に旋回自在に支持さ
れており、その旋回中心は前記コア1の中心軸に一致し
ている。而してこの旋回フレーム2の一端部にはバイア
ス布の引取り装置6が、また他端部にはコントロールボ
ックス7が載置されている。
8はカッターであって、前記旋回フレーム2上に立設さ
れた支持杆9の上端部に取付けられている。カッター8
の先端には円盤状の回転刃10が取付けられている。そし
てこの回転刃10が前記コア1の凹溝3の位置に一致して
おり、回転刃10の外周が僅かに凹溝3内に食込んでい
る。而して旋回フレーム2が旋回することにより、カッ
ター8が凹溝3の外周に沿って旋回するようになってい
る。
次に11は送り装置である。該送り装置11は前記カッター
8の上方に設けられており、前記コア1の外方に放射状
に配置された複数のローラー12を有し、これらのローラ
ー12はそれぞれ前記転輪4に対向して配置されている。
そして各ローラー12は、モーター13で回転駆動されるよ
うになっており、さらにエアシリンダー14で前記コア1
に対して離接する方向に摺動自在となっている。
この送り装置11における各ローラー12の回転速度は同一
であり、駆動にほとんど遊びはない。またローラー12の
回転と旋回フレーム2の旋回とは連動しており、同時に
始動し、停止するようになっていて、速度も同調してい
る。この同調は例えば、ローラー12を回転させるモータ
ー13からエンコーダーによりパルスを拾い、これをもと
に旋回フレーム2を旋回するステッピングモーターにマ
イクロコンピューターで制御することにより行う。
作用 而してこの装置の作用を説明する。筒状布19は環状織機
(図示せず)で織成され、そのまま直接本発明の装置に
供給される。筒状布19はコア1の上端から供給され、コ
ア1に被せられる。そしてコア1で円筒状に拡開され、
転輪4とローラー12との間を通ってコア1の外表面に沿
って下方に移動する。そして下方に移動しつつカッター
8の回転刃10で切開し、筒状布19を切開して得られたバ
イアス布20は、引取り装置6で引取られ、巻取られる。
先ず本発明の装置が停止した状態で筒状布19は環状織機
で構成され、当該環状織機とコア1との間で若干蓄積さ
れる。そして筒状布19がある程度蓄積されたならば、本
発明の装置が作動を開始する。
作動に際しては、先ず送り装置11のローラー12が回転し
て筒状布19を下方に送る。エアシリンダー14でローラー
12を転輪4に押付けながらもモーター13でローラー12を
回転し、筒状布19が下方に送られる。このとき転輪4も
筒状布19に圧接されて回転する。
而して筒状布19をコア1に沿って下方に送りながら、旋
回フレーム2が旋回して、カッター8の回転刃10がコア
1の周囲を旋回して筒状布19を斜めに切開する。
このときローラー12による筒状布19の送り速度と旋回フ
レーム2の旋回速度とを前述のように調整することによ
り、得られるバイアス布20のバイアス角度を変化させる
ことができる。例えばローラー12による筒状布19の送り
速度と、回転刃10の旋回周速度とを等しくすることによ
り、バイアス角度45度のバイアス布を得ることができ
る。
得られたバイアス布20は、旋回フレーム2と共に旋回す
る引取り装置6に引取られ、コイル状に巻回される。
蓄積された筒状布19が全て装置に供給されたならば、装
置は停止し、再び織成された筒状布19を蓄積する。
発明の効果 本発明によれば、環状織機で構成された筒状布19を直接
装置に供給して螺旋状に切開することができるので、筒
状布19を偏平に折畳む必要がなく、折耳が生じない。従
ってこの場合には、前述のような炭素繊維等の筒状布19
を切開する場合であっても、目ずれや折耳での糸の損傷
が生じることがない。
また本発明によれば、筒状布19はコア1の外周に沿って
その長さ方向に進行しつつ、その周囲をカッター8が旋
回して切開するので、筒状布19に捩れや斜め方向の力が
かかることがなく、たて糸及びよこ糸が長さ方向及び周
方向に正確に延びた状態で切開することとなる。従って
前記従来例のような目ずれや皺、布目の狂い等が生じる
ことがなくさらにバイアス布の幅のむらや繊維配列の歪
みなどがなく、常に高品質のバイアス布を得ることがで
きる。
なお本発明の装置及び装置は、前述のように環状織機で
織成された筒状布19を直接供給し、切開してバイアス布
20を得るのに適しているが、それに限定されるものでは
なく、別工程において織成された筒状布を切開してバイ
アス布20を得る場合においても、適用できることは言う
までもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の正面図であり、第2図は第1図
におけるII−II断面図である。 1……コア、2……旋回フレーム 6……引取り装置、8……カッター 11……送り装置、19……筒状布 20……バイアス布

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コア(1)で円筒状に保形された筒状布
    (19)を、前記コア(1)の長さ方向に進行させなが
    ら、カッター(8)及び引取り装置(6)を前記コアを
    中心として旋回させ、前記カッター(8)で前記筒状布
    (19)を螺旋状に切開すると共に、切開されたバイアス
    布(20)を前記引取り装置(6)で引取ることを特徴と
    する、バイアス布の製造方法
  2. 【請求項2】円筒状のコア(1)と、該コア(1)に被
    せられた筒状布(19)をコア(1)の長さ方向に進行さ
    せる送り装置(11)と、前記コア(1)を中心として当
    該コア(1)の周囲を旋回する旋回フレーム(2)と、
    該旋回フレーム(2)に取付けられたカッター(8)及
    び引取り装置(6)とよりなり、前記送り装置(11)と
    旋回フレーム(2)との作動を連動させたことを特徴と
    する、バイアス布の製造装置
JP19408287A 1987-08-03 1987-08-03 バイアス布の製造方法及び装置 Expired - Fee Related JPH07107225B2 (ja)

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