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JPH0684804U - 歩行型作業機における機体の水平調整構造 - Google Patents

歩行型作業機における機体の水平調整構造

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Publication number
JPH0684804U
JPH0684804U JP3162693U JP3162693U JPH0684804U JP H0684804 U JPH0684804 U JP H0684804U JP 3162693 U JP3162693 U JP 3162693U JP 3162693 U JP3162693 U JP 3162693U JP H0684804 U JPH0684804 U JP H0684804U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder device
mounting position
main cylinder
walk
traveling wheels
Prior art date
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Granted
Application number
JP3162693U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2575698Y2 (ja
Inventor
芳夫 石飛
隆 布野
洋司 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP1993031626U priority Critical patent/JP2575698Y2/ja
Publication of JPH0684804U publication Critical patent/JPH0684804U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機体の水平調整を可能にして作業精度の向上
に貢献すると共に、調整機構を著しい簡略化し、さらに
は組立性の向上も計る。 【構成】 主シリンダ装置11のブラケツト12に、主
シリンダ装置11の取付位置を左右方向に調整可能な長
孔状の取付孔12aを形成し、主シリンダ装置11の取
付位置調整に伴う左右走行車輪9の背反移動に基づいて
機体姿勢を水平に調整するようにした歩行型作業機にお
ける機体の水平調整構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、歩行型田植機等の歩行型作業機における機体の水平調整構造に関す るものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】
一般に、この種歩行型作業機のなかには、機体の左右にそれぞれ昇降自在に設 けられる走行車輪をリフトシリンダに連結し、該リフトシリンダの油圧作動に基 づいて機体を昇降させるものがある。しかるに、このものでは、部品の寸法誤差 や組立誤差によつて左右走行車輪の高さが相違する惧れがあり、この場合には、 機体姿勢が水平とならずに左右に傾斜するため、走行性や作業精度が低下し、特 に歩行型田植機では、各条の植付深さにバラツキが生じて作業精度が著しく低下 する不都合がある。そこで、前記左右走行車輪とリフトシリンダとの間に介設さ れる連結ロツドを長さ調整自在に構成して機体の水平調整を行うことが提案され るが、この場合には、連結ロツドに長さ調整機構を介設することになるため、部 品点数の増加や構造の複雑化を伴う許りでなく、前記連結ロツドを、予め所定の 長さに調整した状態で機体に組付けた後、機体の水平調整時に再度長さ調整する ことになるため、組立工程を複雑化してしまうのが実状であつた。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる歩行型 作業機における機体の水平調整構造を提供することを目的として創案されたもの であつて、機体の左右にそれぞれ昇降自在に設けられる走行車輪をリフトシリン ダに連結し、該リフトシリンダの油圧作動に基づいて機体を昇降せしめてなる歩 行型作業機において、前記リフトシリンダの取付部に、シリンダ取付位置を左右 方向に調整可能な取付位置調整手段を設け、該取付位置調整手段の調整操作に基 づいて機体の水平調整を行うべく構成したことを特徴とするものである。 そして本考案は、この構成によつて、機体の水平調整を可能にして作業精度の 向上に貢献すると共に、調整機構を著しい簡略化し、さらには組立性の向上も計 ることができるようにしたものである。
【0004】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1は歩行 型作業機の一例である歩行型田植機であつて、該田植機の機体前部には、エンジ ン2およびトランスミツシヨンケース3が上下に並ぶ状態で配設される一方、機 体後部には、左右方向に往復移動する苗載台4、該苗載台4から植付苗を掻取つ て田面に植付ける植付機構5等を備えた植付作業部6が配設され、また機体の左 右には、トランスミツシヨンケース3の出力軸7に上下揺動自在に支持されるス イングケース8を介して左右走行車輪9が昇降自在に連結されている。そして、 前記植付作業部6および走行車輪9には、トランスミツシヨンケース3を経由し てエンジン動力が伝動されることになるが、これらの基本構成は何れも従来通り である。
【0005】 11は両ロツド型複動シリンダからなる主シリンダ装置であつて、該主シリン ダ装置11は、エンジン2およびトランスミツシヨンケース3の前方位置に縦姿 勢で配設されている。つまり、ピストンロツド11aの上端部を、上側ブラケツ ト12を介してエンジン2に一体的に固定する一方、ピストンロツド11aの下 端部を、下側ブラケツト13を介してトランスミツシヨンケース3に一体的に固 定しており、このため、主シリンダ装置11は、不動のピストンロツド11aに 対してシリンダチユーブ11bを上下移動せしめるようになつている。
【0006】 ところで、前記上下のブラケツト12、13は、エンジン2およびトランスミ ツシヨンケース3からそれぞれ前方に向けて突出し、その突出先端部に穿設され る取付孔12a、13aに、ピストンロツド11aの上下両端部がそれぞれ固定 取付されることになるが、上側ブラケツト12に穿設される取付孔12aは左右 を向く長孔に形成されている。即ち、ピストンロツド11aの上側取付位置を長 孔に沿つて左右方向に移動することによつて、主シリンダ装置11の取付位置( 取付角度)を左右方向に微調整することができるようになつている。
【0007】 さらに、14は左右を向く天秤アームであつて、該天秤アーム14の中間部は 、前記シリンダチユーブ11bの上端部から前後に突出するピン軸15に揺動自 在に枢支される一方、左右両端部は、前記スイングケース8側に一体的に設けら れる揺動アーム8aに対してそれぞれ連結ロツド16を介して連結されている。 そして、天秤アーム14は、主シリンダ装置11の作動に伴うシリンダチユーブ 11bの上下動に追随して平行移動し、該平行移動に基づいて左右走行車輪9を 同方向に上下して機体を昇降せしめるようになつている。
【0008】 一方、17は片ロツド型複動シリンダからなる副シリンダ装置であつて、該副 シリンダ装置17は、前記主シリンダ装置11のシリンダチユーブ11bと天秤 アーム14との間に介設される状態で主シリンダ装置11に並設されている。そ して、副シリンダ装置17が伸縮作動した場合には、天秤アーム14がピン軸1 5を支点として揺動し、該揺動に基づいて左右走行車輪9を背反方向に上下して 機体を左右に強制的にローリングせしめるようになつている。
【0009】 18は前記両シリンダ装置11、17の作動切換えを司る油圧バルブユニツト であつて、該油圧バルブユニツト18に内装される主シリンダ用バルブのスプー ル19は、機体の浮沈を検知するフロート20に連動連結される一方、副シリン ダ用バルブのスプール21は、機体のローリングを検知する振り子体22に連動 連結されている。即ち、フロート20の機体浮沈検知に基づいて主シリンダ装置 11の作動を自動的に切換えて機体を一定の高さに自動制御すると共に、振り子 体22のローリング検知に基づいて副シリンダ装置17の作動を自動的に切換え て機体を水平姿勢に自動制御すべく構成されている。
【0010】 また、23は前記苗載台4の背面部に配設される縦送り機構であつて、該縦送 り機構23は、苗載台4が左右の移動端に達したことにタイミングを合わせて、 苗載台4に載置されるマツト状の植付苗を所定ピツチ下方に向けて縦送りすべく 構成されている。即ち、縦送り機構23は、苗載台4に開設される縦送り窓の上 下両端部にそれぞれ回動自在に軸支される上下一対のローラ24、縦送り窓を介 してマツト状苗の底部に接触すべく両ベルト24間に懸回される縦送りベルト2 5、下側ローラ24に一方向クラツチを介して連動連結される作動アーム26等 で構成されている。そして、前記作動アーム26を、後述する縦送り駆動機構( 図示せず)に連動連結される後側駆動アーム28によつて間欠的に押圧揺動せし めることにより、縦送りベルト25の苗接触部を前述したタイミングで所定ピツ チだけ下方に向けて強制送りするようになつている。
【0011】 一方、前記縦送り駆動機構は、前記トランスミツシヨンケース4に内装されて いる。そして、トランスミツシヨンケース3から出力される植付動力の速度に対 応するタイミングで前側駆動アーム29を間欠的に強制揺動し、そして、前側駆 動アーム29の動力を連結ロツド30を介して前記後側駆動アーム28に伝動す ることになるが、前記縦送り機構23の下方に位置する連結ロツド30と後側駆 動アーム28との連結部には、連結ロツド30の長さ調整に基づいて縦送り機構 23の縦送り量を調整する縦送り量調整部31が設けられている。即ち、縦送り 量調整部31は、連結ロツド30の長さ調整に基づいて後側駆動アーム28の揺 動範囲を変化させ、該揺動範囲の変化に基づいて縦送りベルト25の縦送り量を 調整し得るようになつている。
【0012】 叙述の如く構成された本考案の実施例において、主シリンダ装置11は、上下 のブラケツト12、13間に取付けられるが、上側ブラケツト12の取付孔12 aは、主シリンダ装置11の取付位置を左右方向に調整可能にすべく、左右を向 く長孔に形成されている。つまり、天秤アーム14および連結ロツド16を介し て左右の走行車輪9に連結される主シリンダ装置11を左右に変位させた場合、 左右の走行車輪9が背反方向に上下するため、両走行車輪9の上下位置を一致さ せることによつて機体姿勢を水平に調整できることになる。従つて、機体組立時 に、仮令部品の寸法誤差や組立誤差に基づいて左右走行車輪9の高さバラツキが 生じたとしても、そのバラツキを容易に解消して機体を水平姿勢に調整できるこ とになり、この結果、走行性および作業精度の向上が計れ、特に多条植え歩行型 田植機の植付精度を著しく向上させることができる。
【0013】 しかも、前記実施例の水平調整機構は、上側ブラケツト12の取付孔12aを 長孔に形成するのみで極めて簡単に構成できるため、連結ロツド16の長さ調整 に基づいて機体の水平調整をする場合に比して調整機構を著しく簡略化できる許 りか、組立工程も簡略化して組立性の向上も計ることができる。
【0014】 また、前記実施例では、縦送り量調整部31を縦送り機構23の下方近傍に設 けているため、縦送り機構23の作動状況を実際に目視しながら調整作業を行う ことができ、この結果、調整作業を容易にする許りでなく、調整精度の向上にも 貢献することができる。
【0015】
【作用効果】
以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであるから、機体の左右に それぞれ昇降自在に設けられる走行車輪を、リフトシリンダの油圧作動に基づい て上下して機体の昇降を行うものでありながら、前記リフトシリンダの取付部に は、シリンダ取付位置を左右方向に調整可能な取付位置調整手段が設けられてい る。即ち、リフトシリンダの左右取付位置調整に基づいて左右の走行車輪を上下 し得るため、両走行車輪の上下位置を一致させることによつて機体を水平姿勢に 調整できることになる。従つて、部品の寸法誤差や組立誤差に基づいて左右走行 車輪の高さ一致しなくても、その誤差を前記取付位置調整手段の操作で容易に解 消して機体を水平調整できることになり、この結果、歩行型作業機の走行性およ び作業精度を大幅に向上でき、また、歩行型田植機である場合には植付精度の向 上に大いに貢献することができる。
【0016】 しかも、前記取付位置調整手段は、例えばシリンダ取付孔を左右を向く長孔に 形成する等の極めて簡単な設計変更で構成し得るため、連結ロツドを長さ調整す るようなものに比して部品点数の削減や構造の簡略化が計れる許りか、組立工程 も簡略化されるため組立性も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行型田植機の側面図である。
【図2】同上要部側面図である。
【図3】姿勢制御装置の正面図である。
【図4】(A)、(B)はそれぞれ上側ブラケツトの平
面図、側面図である。
【図5】歩行型田植機の斜視図である。
【符号の説明】
1 田植機 2 エンジン 3 トランスミツシヨンケース 6 植付作業部 9 車輪 11 主シリンダ装置 12 上側ブラケツト 12a 取付孔 13 下側ブラケツト 14 天秤アーム 17 副シリンダ装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の左右にそれぞれ昇降自在に設けら
    れる走行車輪をリフトシリンダに連結し、該リフトシリ
    ンダの油圧作動に基づいて機体を昇降せしめてなる歩行
    型作業機において、前記リフトシリンダの取付部に、シ
    リンダ取付位置を左右方向に調整可能な取付位置調整手
    段を設け、該取付位置調整手段の調整操作に基づいて機
    体の水平調整を行うべく構成したことを特徴とする歩行
    型作業機における機体の水平調整構造。
JP1993031626U 1993-05-20 1993-05-20 歩行型作業機における機体の水平調整構造 Expired - Lifetime JP2575698Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04103421U (ja) * 1991-02-15 1992-09-07 三菱農機株式会社 歩行型田面作業機における天秤アーム構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04103421U (ja) * 1991-02-15 1992-09-07 三菱農機株式会社 歩行型田面作業機における天秤アーム構造

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JP2575698Y2 (ja) 1998-07-02

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