JPH0673334U - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JPH0673334U JPH0673334U JP1449293U JP1449293U JPH0673334U JP H0673334 U JPH0673334 U JP H0673334U JP 1449293 U JP1449293 U JP 1449293U JP 1449293 U JP1449293 U JP 1449293U JP H0673334 U JPH0673334 U JP H0673334U
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- heat exchanger
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型化が可能な熱交換器を提供する。
【構成】 熱交換器は、ラジエータ本体1 の後側に配置
されたファン6 と、ファン・シュラウド7 と、オイル流
通管8 とを有している。オイル流通管8 は、風の通過位
置において、ファン・シュラウド7 に取付けられてい
る。
されたファン6 と、ファン・シュラウド7 と、オイル流
通管8 とを有している。オイル流通管8 は、風の通過位
置において、ファン・シュラウド7 に取付けられてい
る。
Description
【0001】
この考案は、たとえば自動変速装置や、油圧式動力舵取装置を備えた自動車に 用いられるラジエータとオイルクーラを兼ねた熱交換器に関する。
【0002】 この明細書において、前後・左右は、図1を基準とし、同図の表側を後、同裏 側を前、同左右を左右というものとする。
【0003】
自動変速装置や、油圧式動力舵取装置を備えた自動車では、ラジエータの他に 、これらの装置に使用される油を冷却するためのオイルクーラが必要となる。従 来、ラジエータとオイルクーラを兼ねた熱交換器としては、上下に間隔をおいて 配置された上下両ヘッダと、両ヘッダ間に並列状に配置されかつ両端部が両ヘッ ダに接続された複数の通水管とを備えたラジエータ本体の下部ヘッダ内に、オイ ルクーラが配置されているものが知られている。
【0004】
自動車用熱交換器は小型化することが好ましいが、上記従来の熱交換器では、 ラジエータ本体の下部ヘッダ内に所要の熱交換性能を持ったオイルクーラを配置 するために、下部ヘッダの前後の幅を上部ヘッダの前後の幅より広くする必要が あり、小型化することが難しいという問題があった。
【0005】 この考案の目的は、従来よりも小型化が可能な熱交換器を提供することにある 。
【0006】
この考案による熱交換器は、上下に間隔をおいて配置された上下両ヘッダおよ び両ヘッダ間に並列状に配置されかつ両端部が両ヘッダに接続された複数の通水 管を備えたラジエータ本体と、ラジエータ本体の後側に配置されたファンと、フ ァン・シュラウドと、オイル流通管とを有し、オイル流通管が、風の通過位置に おいてファン・シュラウドに取付けられているものである。
【0007】 そして、オイル流通管の中間部分が下部ヘッダに内蔵されているものが好まし い。
【0008】
この考案による熱交換器は、オイル流通管が、風の通過位置においてファン・ シュラウドに取付けられているものであるから、作動オイルはオイル流通管内を 通過する間にファン回転および走行による風によって冷やされる。
【0009】 そして、オイル流通管の中間部分が下部ヘッダに内蔵されているものでは、作 動オイルはファン・シュラウドに取付けられているオイル流通管内を通過する間 にファン回転および走行による風によって冷やされ、さらに、下部ヘッダに内蔵 されたオイル流通管の中間部分を通過する間に熱交換器の下部ヘッダ内の冷却水 によって冷やされる。
【0010】
以下、この考案の実施例を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明にお いて、「アルミニウム」という語には純アルミニウムのほかにアルミニウム合金 を含むものとする。
【0011】 図1から図3までにおいて、熱交換器は、ラジエータと自動変速機の作動オイ ルのオイルクーラを兼ねるもので、ラジエータ本体(1) と、ラジエータ本体(1) の右後側に配置されたファン(6) およびファン・シュラウド(7) と、アルミニウ ム製オイル流通管(8) とを有している。
【0012】 オイル流通管(8) は、ファン(6) とファン・シュラウド(7) との間でかつ風の 通過する位置に配置されている。オイル流通管(8) は、ファン・シュラウド(7) の開口縁(7b)に沿うほぼ円形をなし、その下端部にオイル入口(13)および出口(1 4)が設けられている。オイル流通管(8) には、円形プレートフィン(12)が設けら れている。
【0013】 ラジエータ本体(1) は、上下に所定間隔をおいて配置された上下両ヘッダ(2)( 3)と、両ヘッダ(2)(3)間に並列状に1列に配置されて両端部が両ヘッダ(2)(3)に 接続された複数のアルミニウム製偏平状通水管(4) と、隣り合う通水管(4) どう しの間に配置されたアルミニウム製コルゲートフィン(5) とを備えている。
【0014】 上部ヘッダ(2) には、エンジン冷却水入口管用継手(9) および冷却水注水口(1 0)が設けられ、下部ヘッダ(3) には、エンジン冷却水出口管用継手(11)が設けら れている。
【0015】 図2に示すように、上部ヘッダ(2) の前後の幅と下部ヘッダ(3) の前後の幅と は等しくなされいる。
【0016】 オイル流通管(8) は、ファン・シュラウド(7) の脚(7a)に、ファン(6) の羽根 にぶつからないように取付けられている。すなわち、図3に示すように、ファン ・シュラウド(7) の4つの脚(7a)の前側にそれぞれ断面C状のオイル流通管支持 部(15)が設けられ、これにオイル流通管(8) が支持されている。
【0017】 このような熱交換器において、エンジンから戻ってきた高温の冷却水が入口管 用継手(9) から上部ヘッダ(2) 内に入り、通水管(4) を通って下部ヘッダ(3) に 流入する間に外気によって冷やされ、出口管用継手(11)からエンジンに送られる ようになっている。
【0018】 また、作動オイルは、オイル入口(13)よりオイル流通管(8) 内に入り、これを 通る間に外気によって冷やされ、オイル出口(14)から出て行く。
【0019】 実施例2 この考案による他の実施例を図4から図6までに示す。以下の説明において、 同じ部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0020】 熱交換器は、ラジエータ本体(1) と、ラジエータ本体(1) の右後側および左後 側にそれぞれ配置されたラジエータファン(21)およびコンデンサーファン(22)と 、各ファン(21)(22)のファン・シュラウド(23)(24)と、アルミニウム製オイル流 通管(25)とを有している。
【0021】 オイル流通管(25)は、それぞれラジエータ本体(1) より右方に突出させられた 入口(27)および出口(28)を有し、入口側空冷部分(25a) と、出口側空冷部分(25b ) と、下部ヘッダ(3) に内蔵されて下部ヘッダ(3) 内の冷却水により冷やされる 中間部分(25c) とよりなる。
【0022】 入口側空冷部分(25a) および出口側空冷部分(25b) は、いずれも左右にのびる 直線部分を有しており、この直線部分が、風の通過位置において各ファン・シュ ラウド(23)(24)に取付けられている。入口側空冷部分(25a) および出口側空冷部 分(25b) のファン(21)(22)の開口部に位置する直線部分には、これらに共通した 長円形プレートフィン(26)が設けられている。
【0023】 オイル流通管(25)の入口側空冷部分(25a) および出口側空冷部分(25b) は、各 ファン・シュラウド(23)(24)の脚(23a)(24a)に取付けられている。すなわち、図 6に示すように、オイル流通管(25)の入口側空冷部分(25a) および出口側空冷部 分(25b) の直線部分が嵌められる断面半円状のオイル流通管支持用凹部(29)が、 各ファン・シュラウド(23)(24)の下側の2つの脚(23a)(24a)の後側に、それぞれ 上下一対設けられている。そして、各ファン・シュラウド(23)(24)の下側の2つ の脚(23a)(24a)の右側のほうに、オイル流通管(25)の入口側空冷部分(25a) およ び出口側空冷部分(25b) に対応する2つの半円状凹部を有するクランプ部材(31) が被せられてねじ止められている。オイル流通管(25)のクランプ部材(31)が被せ られるところには、環状のゴムマウント(30)が嵌め被せられている。
【0024】 オイル流通管(25)のうち下部ヘッダ(3) に内蔵された中間部分(25c) は、横断 面円形のアルミニウム製外管および内管と、両管間に配置されたアルミニウム製 コルゲート状インナーフィンとを備えた公知のものである。入口側空冷部分(25a ) および出口側空冷部分(25b) と中間部分(25c) とは、それぞれ下部ヘッダ(3) に貫通状に設けられ第1および第2管用継手(32)(33)を介して接続されている。
【0025】 このような熱交換器において、エンジンから戻ってきた高温の冷却水が入口管 用継手(9) から上部ヘッダ(2) 内に入り、通水管(4) を通って下部ヘッダ(3) に 流入する間に外気によって冷やされ、オイル流通管(25)の出口管用継手(11)から エンジンに送られるようになっている。
【0026】 また、作動オイルは、オイル入口(27)よりオイル流通管(25)の入口側空冷部分 (25a) に入り、これを通る間に外気によって冷やされ、さらに、中間部分(25c) を通る間に下部ヘッダ(3) 内の冷却水によって冷やされ、さらに、オイル流通管 (25)の出口側空冷部分(25b) を通る間に外気によって冷やされて、オイル出口(2 8)から出て行く。
【0027】 この第2実施例の熱交換器によると、ファン回転と走行の風による空冷作用に よって、オイル流通管(25)の中間部分(25c) に入る前と後とでオイルの温度を下 げることができ、トータルとして熱交換性能を上げることができる。すなわち、 オイル入口(27)、第1管用継手(32)、第2管用継手(33)、オイル出口(28)におけ るオイルの温度をそれぞれ、T0、T1、T2およびT3とし、オイル比熱をC O、オイル流量をVOとすると、放熱量Qは、 Q=CO×VO×{(T0−T1)+(T1−T2)+(T2−T3)} となり、オイル流通管(25)の中間部分(25c) における放熱量CO×VO×(T1 −T2)に、オイル流通管(25)の入口側空冷部分(25a) における放熱量CO×V O×(T0−T1)およびオイル流通管(25)の出口側空冷部分(25b) における放 熱量CO×VO×(T2−T3)が加わることにより、熱交換性能が向上する。 この熱交換性能の向上は、オイル流量および水流量が少ないアイドリング等のエ ンジン回転数が低い時、特に効果がある。
【0028】 なお、ファン(21)(22)の回転数を制御することにより、オイルの温度を制御す ることができる。
【0029】
この考案の熱交換器によると、作動オイルはオイル流通管内を通過する間にフ ァン回転および走行による風によって冷やされるので、下部ヘッダの前後の幅を 、下部ヘッダ内にオイルクーラを配置するために、上部ヘッダの前後の幅より広 くする必要がなく、したがって、小型化が可能である。
【0030】 そして、オイル流通管の中間部分が下部ヘッダに内蔵されているものでは、作 動オイルはファン・シュラウドに取付けられているオイル流通管内を通過する間 にファン回転および走行による風によって冷やされ、さらに、下部ヘッダに内蔵 されたオイル流通管の中間部分を通過する間に熱交換器の下部ヘッダ内の冷却水 によって冷やされるので、より一層熱交換性能を上げることができ、より小型化 しやすい。
【図1】この考案による熱交換器の実施例1を示す正面
図である。
図である。
【図2】同一部を切り欠いた側面図である。
【図3】図1のIII-III 線に沿う断面図である。
【図4】この考案による熱交換器の実施例1を示す正面
図である。
図である。
【図5】同一部を切り欠いた側面図である。
【図6】図4のVI-VI 線に沿う断面図である。
1 ラジエータ本体 2 上部ヘッダ 3 下部ヘッダ 4 通水管 6 ファン 7 ファン・シュラウド 8,25 オイル流通管 25C オイル流通管の中間部分
Claims (2)
- 【請求項1】 上下に間隔をおいて配置された上下両ヘ
ッダ(2)(3)および両ヘッダ(2)(3)間に並列状に配置され
かつ両端部が両ヘッダ(2)(3)に接続された複数の通水管
(4) を備えたラジエータ本体(1) と、ラジエータ本体
(1) の後側に配置されたファン(6) と、ファン・シュラ
ウド(7) と、オイル流通管(8) とを有し、オイル流通管
(8) が、風の通過位置においてファン・シュラウド(7)
に取付けられている熱交換器。 - 【請求項2】 オイル流通管(25)の中間部分(25c) が下
部ヘッダ(3) に内臓されている請求項1の熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1449293U JPH0673334U (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1449293U JPH0673334U (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673334U true JPH0673334U (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=11862555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1449293U Withdrawn JPH0673334U (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0673334U (ja) |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP1449293U patent/JPH0673334U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970703 |