JPH0669716A - 広帯域2ダイポールアンテナ - Google Patents
広帯域2ダイポールアンテナInfo
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- JPH0669716A JPH0669716A JP21905892A JP21905892A JPH0669716A JP H0669716 A JPH0669716 A JP H0669716A JP 21905892 A JP21905892 A JP 21905892A JP 21905892 A JP21905892 A JP 21905892A JP H0669716 A JPH0669716 A JP H0669716A
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Abstract
指向性半値幅と利得の変動の小さい均一したビームを得
る。 【構成】 互いに左右に、かつ平行に並べられた2組の
ダイポール素子12,12と、該ダイポール素子12,
12より約0.2波長(波長は使用される周波数の波長
をいう)離れた位置に配設された反射板14とから成る
広帯域2ダイポールアンテナ11において、前記2組の
ダイポール素子12,12の間に、該ダイポール素子1
2,12に平行して、2組の台形状板の無給電素子1
3,13を互いに対称的に配設する。
Description
れる陸上移動通信の基地局用アンテナとして、特に水平
面の指向特性を改善した反射板付きの広帯域2ダイポー
ルアンテナに関する。
800MHz帯の周波数が用いられ、オムニゾーンや3
セクタゾーン、又は6セクタゾーン構成が使用されてい
る。しかし、近年の陸上移動通信、特に自動車電話の発
展はめざましく、大都市においては現システムでは移動
局の増加に対応できなくなることが予想され、新しい周
波数帯でディジタル方式の自動車電話が検討されてい
る。
z〜940MHz帯の周波数帯に代わり、810MHz
〜960MHz帯の周波数帯が使用される。従来9%の
比帯域が17%の比帯域と広帯域になるため、アンテナ
の電圧定在波比特性,利得特性,水平面指向特性とも広
帯域にする必要がある。
は垂直偏波で水平面指向特性60°ビームのアンテナが
使用される。60°ビームを得る放射素子としては、図
7に示すようなコーナ反射板付ダイポールアンテナ1
や、図8に示すようなダイポール素子を水平面内でスタ
ックし、これに反射板を取り付けた2ダイポールアンテ
ナ2等が考えられる。他方、鉄塔やビル屋上等基地局ア
ンテナの取付場所を考慮すると、小型,軽量で受風面積
の小さなアンテナが望まれる。
1は、ダイポール素子3と、所定角度で折り曲げられた
平面反射板4とから成り(図中、5は給電コネクタ)、
その反射板4の最大開口幅は約1.3波長(ここで、波
長は使用される周波数の波長をいう)である。図8の2
ダイポールアンテナ2は、2組のダイポール素子6,6
と平面状の反射板7とから成り、その反射板7の幅は約
0.8波長で、前記コーナ反射板付ダイポールアンテナ
1と比較して、最大幅で約40%小型となる。そのた
め、小型,軽量,受風面積の面から2ダイポールアンテ
ナ2が有利である。
図8に示すように、2組の約0.6波長離れたダイポー
ル素子6,6,給電バラン8,ダイポール素子6,6の
支持絶縁体9,給電線路10,約0.8波長幅の反射板
7及び給電コネクタ5により構成される。所定の水平面
指向性は、2ダイポール素子6,6の間隔と反射板7の
横幅、ダイポール素子6,6と反射板7との距離により
決定される。一例として、図9に2ダイポールアンテナ
2の水平面指向性、図10にその水平面半値幅特性、図
11にその利得特性を示す。
図10,図11に示すように、前記2ダイポールアンテ
ナ2は、周波数に対する水平面指向性の半値幅及び利得
の変動(周波数特性)が大きく、810MHz〜960
MHz帯では、特に水平面半値幅が40°〜65°にも
なり、セクタゾーンを十分構成できないという問題点が
あった。
その目的は前記問題点を解消し、セクタゾーンについ
て、周波数に対する水平面指向性半値幅と利得の変動の
小さい均一したビームが得られる広帯域2ダイポールア
ンテナを提供することにある。
の本発明の構成は、互いに左右に、かつ平行に並べられ
た2組のダイポール素子と、該ダイポール素子より約
0.2波長離れた位置に配設された反射板とから成る2
ダイポールアンテナにおいて、次のとおりである。
に、該ダイポール素子に平行して、2組の無給電素子を
互いに対称的に配設したことを特徴とする。
無給電素子は、互いに内側は短く、外側は長い台形状の
金属板から成ることを特徴とする。
低域周波数においては、電流が主として前記ダイポール
素子上にのみ分布するのに対し、高域周波数において
は、電流が前記ダイポール素子のほか前記無給電素子上
にも分布するようになる。
ンテナは、水平面指向性半値幅の周波数特性を改善で
き、セクタゾーン内に広い周波数帯域にわたって均一し
たビームが得られる。
を例示的に詳しく説明する。図1及び図2は本発明の広
帯域2ダイポールアンテナの一実施例を示し、図1はそ
の斜視図、図2は左側面図である。
ルアンテナ11は、互いに左右に、かつ平行に約0.6
波長離れて配設され、かつそれぞれ長さが約0.6波長
を有する2組のダイポール素子12,12と、該ダイポ
ール素子12,12の内側上部に、互いに平行に約0.
4波長離れて配設された2組の無給素子13,13と、
前記ダイポール素子12,12から約0.2波長の距離
を置いて、該ダイポール素子12,12に平行して配設
された0.8波長幅の平面状の反射板14とから構成さ
れる。
板14に、約0.2波長離れて支持絶縁部材15,15
によりそれぞれ支持されるとともに、前記無給電素子1
3,13は、ダイポール素子12,12の給電線路1
6,16に対して、約0.03波長上部に配置されるよ
うに、支持絶縁部材17,17によりそれぞれ支持され
る。なお、図中、18は給電線路16の中央に接続され
た給電バラン、19は給電コネクタを示す。
いに平行、かつ対称的に配設された前記2組の無給電素
子13,13は、金属板であり、その内側を約0.3波
長に、その外側を約0.4波長にした台形状のものであ
る。
素子12,12と無給電素子13,13上の、低域及び
高域の各周波数における、電流分布を示す。電流は、低
域周波数においては、ダイポール素子12,12上にの
み主に分布しているが、高域周波数においては、ダイポ
ール素子12,12と無給電素子13,13上の双方に
分布している。
2,12上と無給電素子13,13上の電流分布によ
り、ダイポール素子12,12の間隔0.6波長と無給
電素子13,13の間隔0.4波長の間に、高域周波数
の電流分布の仮想的な中心が存在することとなり、低域
周波数に対し内側に位置することとなる。これにより、
低域周波数から高域周波数にわたって、等価的に等しい
波長間隔で電流分布の最大値が位置することとなり、水
平面指向特性半値幅を等しくすることができる。
テナ11の水平面指向特性を図4に、その水平面半値幅
を図5に、その利得特性を図6にそれぞれ示す。図4,
図5,図6に示されるように、前記無給電素子13,1
3により、水平面半値幅、利得の周波数特性が改善され
ているのがよく分かる。
から長方形にしたときの水平面半値幅を図5に示す。図
5より、台形形状の方がより周波数に対する変動が小さ
いことが分かる。これは、無給電素子13,13の内側
と外側の長さの違いにより、無給電素子13,13の外
側に中域周波数の電流分布の仮想的な中心が存在し、こ
れが周波数特性のより改善の要因となっている。
技術に限定されるものではなく、同様な機能を果す他の
態様の手段によってもよく、また本発明の技術は前記構
成の範囲内において種々の変更,付加が可能である。
広帯域2ダイポールアンテナによれば、該ダイポールア
ンテナの2組のダイポール素子の間に、該ダイポール素
子に平行して、2組の無給電素子を互いに対称的に配設
することにより、セクタゾーンについて、周波数に対す
る水平面指向性半値幅と利得の変動の小さい均一したビ
ームを得ることができる。
動車電話で必要とされる17%の比帯域にわたって、水
平面指向特性の偏差を一定にすることができる。
例を示す斜視図である。
る。
数における電流分布を示す図である。
である。
波数特性図である。
図である。
視図である。
図である。
の周波数特性図である。
特性図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 互いに左右に、かつ平行に並べられた2
組のダイポール素子と、該ダイポール素子より約0.2
波長(波長は使用される周波数の波長をいう)離れた位
置に配設された反射板とから成る2ダイポールアンテナ
において、 前記2組のダイポール素子の間に、該ダイポール素子に
平行して、2組の無給電素子を互いに対称的に配設した
ことを特徴とする広帯域2ダイポールアンテナ。 - 【請求項2】 前記2組の無給電素子は、互いに内側は
短く、外側は長い台形状の金属板から成ることを特徴と
する請求項1の広帯域2ダイポールアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21905892A JP3320107B2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 広帯域2ダイポールアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21905892A JP3320107B2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 広帯域2ダイポールアンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0669716A true JPH0669716A (ja) | 1994-03-11 |
JP3320107B2 JP3320107B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=16729612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21905892A Expired - Lifetime JP3320107B2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 広帯域2ダイポールアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3320107B2 (ja) |
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-
1992
- 1992-08-18 JP JP21905892A patent/JP3320107B2/ja not_active Expired - Lifetime
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