JPH0642084A - 面材と枠材との合わせ構造、その合わせ方法および組み合わせユニット - Google Patents
面材と枠材との合わせ構造、その合わせ方法および組み合わせユニットInfo
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- JPH0642084A JPH0642084A JP19843392A JP19843392A JPH0642084A JP H0642084 A JPH0642084 A JP H0642084A JP 19843392 A JP19843392 A JP 19843392A JP 19843392 A JP19843392 A JP 19843392A JP H0642084 A JPH0642084 A JP H0642084A
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Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】面材と枠材とを簡易に合わせることができると
ともに、またそれらの一体性の高い構造とする。 【構成】枠材1にガラス3の係合溝16を形成し、予め
の係合溝16に多数の透孔46を有するスペーサー部材
4を設け、圧力が作用したとき流動性を示す封止材料6
をスペーサー部材4の外表面に設け、ガラス3を封止材
料6を介してスペーサー部材4側に押圧し、封止材料6
の一部を透孔46を介して枠材1側に流す。
ともに、またそれらの一体性の高い構造とする。 【構成】枠材1にガラス3の係合溝16を形成し、予め
の係合溝16に多数の透孔46を有するスペーサー部材
4を設け、圧力が作用したとき流動性を示す封止材料6
をスペーサー部材4の外表面に設け、ガラス3を封止材
料6を介してスペーサー部材4側に押圧し、封止材料6
の一部を透孔46を介して枠材1側に流す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーテンウォールなど
における面材と枠材との合わせ方法とその構造に関す
る。
における面材と枠材との合わせ方法とその構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に面材、特にガラスを枠に固定する
ためには、いわゆるグレージングチャンネルを介して取
り付けている。
ためには、いわゆるグレージングチャンネルを介して取
り付けている。
【0003】一方、実開平2−144988号の明細書および
図面には、枠材と面材の外面を面一とすることで、外観
性を高め、かつ段差による塵埃の付着防止を図った構造
が開示されている。しかも、この発明は、特に横断面に
おいて外面側に内方に傾斜した係止部を形成し、これに
ガラスを嵌め込み、ガラスの保持性を改良したものであ
る。この場合において、ガラスと枠材とは接着剤により
固定することとしているが、その枠材の断面肉厚との大
きさの比較の下で、一般の粘度が高い充填用の接着剤た
とえばシリコーン樹脂からなる接着剤と考えられる。
図面には、枠材と面材の外面を面一とすることで、外観
性を高め、かつ段差による塵埃の付着防止を図った構造
が開示されている。しかも、この発明は、特に横断面に
おいて外面側に内方に傾斜した係止部を形成し、これに
ガラスを嵌め込み、ガラスの保持性を改良したものであ
る。この場合において、ガラスと枠材とは接着剤により
固定することとしているが、その枠材の断面肉厚との大
きさの比較の下で、一般の粘度が高い充填用の接着剤た
とえばシリコーン樹脂からなる接着剤と考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ガラスをグレ
ージングチャンネルを介して枠材に取り付ける場合に
は、その取付の際に、グレージングチャンネルが捲れた
り、ガラスの縁で切れたりすることがある。さらにグレ
ージングチャンネルは通常はゴム製であるので、耐久性
および耐候性に劣り、しかも、面材と枠材との密着性が
悪い。
ージングチャンネルを介して枠材に取り付ける場合に
は、その取付の際に、グレージングチャンネルが捲れた
り、ガラスの縁で切れたりすることがある。さらにグレ
ージングチャンネルは通常はゴム製であるので、耐久性
および耐候性に劣り、しかも、面材と枠材との密着性が
悪い。
【0005】他方、前記の公報の技術は、外観性に優
れ、かつ段差による塵埃の付着防止効果があるものの、
その実施例(図面を含む、特に第1図および第2図)の
記載からして、ガラスを嵌め込んだ後に接着剤を充填す
るものと考えられ、これでは現場作業にしても工場生産
にしても、作業性がきわめて悪い。特に、接着剤が硬化
するまで、ガラスの位置を静置しておく必要も作業性を
悪くする要因である。
れ、かつ段差による塵埃の付着防止効果があるものの、
その実施例(図面を含む、特に第1図および第2図)の
記載からして、ガラスを嵌め込んだ後に接着剤を充填す
るものと考えられ、これでは現場作業にしても工場生産
にしても、作業性がきわめて悪い。特に、接着剤が硬化
するまで、ガラスの位置を静置しておく必要も作業性を
悪くする要因である。
【0006】したがって、本発明の主たる課題は、面材
と枠材とを簡易に合わせることができるとともに、また
それらの一体性の高い構造とすることにある。
と枠材とを簡易に合わせることができるとともに、また
それらの一体性の高い構造とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明方法は、枠材に面材の係合溝を形成し、予めの係合溝
に多数の透孔を有するスペーサー部材を設け、圧力が作
用したとき流動性を示す封止材料を前記スペーサー部材
の外表面に設け、前記面材を封止材料を介して前記スペ
ーサー部材側に押圧し、封止材料の一部を前記透孔を介
して枠材側に流すことを特徴とするものである。
明方法は、枠材に面材の係合溝を形成し、予めの係合溝
に多数の透孔を有するスペーサー部材を設け、圧力が作
用したとき流動性を示す封止材料を前記スペーサー部材
の外表面に設け、前記面材を封止材料を介して前記スペ
ーサー部材側に押圧し、封止材料の一部を前記透孔を介
して枠材側に流すことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の合わせ構造は、開口側内方
に開口する係合溝を有する枠材と、縁の室外側部分が面
取りされた係合部を有する面材と、前記枠材と面材との
間に介在され、かつ多数の透孔を有するスペーサー部材
とを有し、前記スペーサー部材の透孔を通り、かつ封止
材料が係合溝面と係合部面との間に接していることを特
徴とするものである。この場合、枠材が方形に枠組みさ
れ、この枠内に面材が組み込まれて外壁を構成する要素
として組付けられ、前記スペーサー部材は係合溝内のほ
か、枠材の室外側面全体を覆うべく延在していることが
好適である。また、面材の外表面より枠材の室外側面が
室内側に引っ込んで段差を有し、この段差部分にスペー
サー部材の延在部が面材の外表面より突出することなく
位置しているのが外観性に優れる。さらに、スペーサー
部材の係合溝側に長手方向に延びる凸条を有しているの
がフィット性に優れる。
に開口する係合溝を有する枠材と、縁の室外側部分が面
取りされた係合部を有する面材と、前記枠材と面材との
間に介在され、かつ多数の透孔を有するスペーサー部材
とを有し、前記スペーサー部材の透孔を通り、かつ封止
材料が係合溝面と係合部面との間に接していることを特
徴とするものである。この場合、枠材が方形に枠組みさ
れ、この枠内に面材が組み込まれて外壁を構成する要素
として組付けられ、前記スペーサー部材は係合溝内のほ
か、枠材の室外側面全体を覆うべく延在していることが
好適である。また、面材の外表面より枠材の室外側面が
室内側に引っ込んで段差を有し、この段差部分にスペー
サー部材の延在部が面材の外表面より突出することなく
位置しているのが外観性に優れる。さらに、スペーサー
部材の係合溝側に長手方向に延びる凸条を有しているの
がフィット性に優れる。
【0009】他方で、本発明の面材と枠材とで組み合わ
された組み合わせユニットは、開口側内方に開口する係
合溝を有する枠材と、縁の室外側部分が面取りされた係
合部を有する面材と、前記枠材と面材との間に介在され
たスペーサー部材とを有し、前記スペーサー部材は、金
属光沢を呈しない材料により形成され、少なくとも枠材
の室外側面全体を覆うべく延在していることを特徴とす
るものである。
された組み合わせユニットは、開口側内方に開口する係
合溝を有する枠材と、縁の室外側部分が面取りされた係
合部を有する面材と、前記枠材と面材との間に介在され
たスペーサー部材とを有し、前記スペーサー部材は、金
属光沢を呈しない材料により形成され、少なくとも枠材
の室外側面全体を覆うべく延在していることを特徴とす
るものである。
【0010】
【作用】本発明の面材としては、ガラスのほか、金属パ
ネル、石材、人造石などの剛性を有する板状材、あるい
はこれらの裏面にたとえばハニカム構造の補強板状体を
積層した複合板などを用いることができる。しかし、特
にガラスの場合において有効であるので、面材としてガ
ラスの例について主に説明する。
ネル、石材、人造石などの剛性を有する板状材、あるい
はこれらの裏面にたとえばハニカム構造の補強板状体を
積層した複合板などを用いることができる。しかし、特
にガラスの場合において有効であるので、面材としてガ
ラスの例について主に説明する。
【0011】本発明方法に従って、枠材にガラスの係合
溝を形成し、予めの係合溝に多数の透孔を有するスペー
サー部材を設け、このスペーサー部材の外表面に圧力が
作用したとき流動性を示す封止材料を設けておき、前記
ガラスを封止材料を介して前記スペーサー部材側に押圧
すると、その封止材料が流動化し、その封止材料の一部
が透孔を通って枠材側に流がれる。その結果、封止材料
が、面材の表面と係止溝の表面との間を橋渡しするよう
になり、スペーサー部材の両表面と係止溝の表面および
枠材の表面との間を封止するので、シール性に優れたも
のとなる。
溝を形成し、予めの係合溝に多数の透孔を有するスペー
サー部材を設け、このスペーサー部材の外表面に圧力が
作用したとき流動性を示す封止材料を設けておき、前記
ガラスを封止材料を介して前記スペーサー部材側に押圧
すると、その封止材料が流動化し、その封止材料の一部
が透孔を通って枠材側に流がれる。その結果、封止材料
が、面材の表面と係止溝の表面との間を橋渡しするよう
になり、スペーサー部材の両表面と係止溝の表面および
枠材の表面との間を封止するので、シール性に優れたも
のとなる。
【0012】さらに、単に封止材料により封止するのみ
でなく、スペーサー部材を介在させている。したがっ
て、ガラスの面方向のガタ付きは、このスペーサー部材
によって規制される。しかも、スペーサー部材の透孔を
封止材料が通ることになるので、スペーサー部材の長手
方向の移動が規制され、そのずれが防止されるととも
に、スペーサー部材の両表面に封止部材が流れ込むよう
になるので、封止材料とスペーサー部材が一体となって
優れた封止効果を発揮するようになる。
でなく、スペーサー部材を介在させている。したがっ
て、ガラスの面方向のガタ付きは、このスペーサー部材
によって規制される。しかも、スペーサー部材の透孔を
封止材料が通ることになるので、スペーサー部材の長手
方向の移動が規制され、そのずれが防止されるととも
に、スペーサー部材の両表面に封止部材が流れ込むよう
になるので、封止材料とスペーサー部材が一体となって
優れた封止効果を発揮するようになる。
【0013】他方、構造の面からみたとき、本発明に従
って、開口側内方に開口する係合溝を有する枠材と、縁
の室外側部分が面取りされた係合部を有するガラスと、
前記枠材とガラスとの間に介在され、かつ多数の透孔を
有するスペーサー部材とを有し、前記スペーサー部材の
透孔を通り、かつ封止材料が係合溝面と係合部面との間
に接している構造にあって、枠材が方形に枠組みされ、
この枠内にガラスが組み込まれて外壁を構成する要素と
して組付けられ、前記スペーサー部材は係合溝内のほ
か、枠材の室外側面全体を覆うべく延在していると、ス
ペーサー部材としてゴムなどの光沢性のないものを使用
することにより、ガラスの周囲に位置する枠材による金
属光沢からの違和感を解消できる。
って、開口側内方に開口する係合溝を有する枠材と、縁
の室外側部分が面取りされた係合部を有するガラスと、
前記枠材とガラスとの間に介在され、かつ多数の透孔を
有するスペーサー部材とを有し、前記スペーサー部材の
透孔を通り、かつ封止材料が係合溝面と係合部面との間
に接している構造にあって、枠材が方形に枠組みされ、
この枠内にガラスが組み込まれて外壁を構成する要素と
して組付けられ、前記スペーサー部材は係合溝内のほ
か、枠材の室外側面全体を覆うべく延在していると、ス
ペーサー部材としてゴムなどの光沢性のないものを使用
することにより、ガラスの周囲に位置する枠材による金
属光沢からの違和感を解消できる。
【0014】この場合、前記公報記載のように枠材とガ
ラスとを面一にするのではなく、ガラスの外表面より枠
材の室外側面が室内側に引っ込んで段差をもたせ、この
段差部分を利用してスペーサー部材の延在部を位置さ
せ、その際に延在部がガラスの外表面より突出すること
なく位置していることにより、面一感があり、またガラ
スの外表面より突出することがないので、塵埃の付着に
よる汚れを防止できる。
ラスとを面一にするのではなく、ガラスの外表面より枠
材の室外側面が室内側に引っ込んで段差をもたせ、この
段差部分を利用してスペーサー部材の延在部を位置さ
せ、その際に延在部がガラスの外表面より突出すること
なく位置していることにより、面一感があり、またガラ
スの外表面より突出することがないので、塵埃の付着に
よる汚れを防止できる。
【0015】さらに、スペーサー部材の係合溝側に長手
方向に延びる凸条を有していると、凸条と係合溝とが線
接触するようになり、シール性に優れるとともに、スペ
ーサー部材としてある程度の柔軟性を持たせたとき、凸
条部分が変形して、係合溝面に対する密着性およびシー
ル性を高める。
方向に延びる凸条を有していると、凸条と係合溝とが線
接触するようになり、シール性に優れるとともに、スペ
ーサー部材としてある程度の柔軟性を持たせたとき、凸
条部分が変形して、係合溝面に対する密着性およびシー
ル性を高める。
【0016】一方、本発明の本発明の面材と枠材とで組
み合わされた組み合わせユニットでは、開口側内方に開
口する係合溝を有する枠材と、縁の室外側部分が面取り
された係合部を有する面材と、前記枠材と面材との間に
介在されたスペーサー部材とを有し、前記スペーサー部
材は、金属光沢を呈しない材料により形成され、少なく
とも枠材の室外側面全体を覆うべく延在している。
み合わされた組み合わせユニットでは、開口側内方に開
口する係合溝を有する枠材と、縁の室外側部分が面取り
された係合部を有する面材と、前記枠材と面材との間に
介在されたスペーサー部材とを有し、前記スペーサー部
材は、金属光沢を呈しない材料により形成され、少なく
とも枠材の室外側面全体を覆うべく延在している。
【0017】本発明の目的は、面材を枠材に対して簡易
に固定するとともに、面材と枠材との一体感を呈するよ
うにすることである。前述のように、枠材は通常はアル
ミ合金で成形されているために、その外表面はアルミ合
金特有の金属光沢を有する。
に固定するとともに、面材と枠材との一体感を呈するよ
うにすることである。前述のように、枠材は通常はアル
ミ合金で成形されているために、その外表面はアルミ合
金特有の金属光沢を有する。
【0018】このとき、枠材の室外側に露出する部分の
幅が小さいとしても、そして枠材と面材とが実質的に面
一としても、遠くから見る外観的には、やはり面材が枠
材内に嵌合していると感じるようになる。しかも、金属
光沢が面材の周囲を取り囲んで、面材の面方向の広がり
感を阻止する。
幅が小さいとしても、そして枠材と面材とが実質的に面
一としても、遠くから見る外観的には、やはり面材が枠
材内に嵌合していると感じるようになる。しかも、金属
光沢が面材の周囲を取り囲んで、面材の面方向の広がり
感を阻止する。
【0019】この問題を解消する手段として、着色型材
を用いることも考えられるが、コスト高となるばかりで
なく、光の反射などの金属的な感覚を与えることに相違
はない。
を用いることも考えられるが、コスト高となるばかりで
なく、光の反射などの金属的な感覚を与えることに相違
はない。
【0020】しかるに、本発明に従って、金属光沢を呈
しないスペーサー部材を利用して、これを枠材の室外側
面全体を覆うべく延在させることにより、違和感を解消
できるとともに、面材たとえばガラスとのマッチングを
図ることができる。特に、スペーサー部材として、黒な
どの着色をもたせると、ガラス面材の感覚的な拡がり助
ける。しかも、黒や適宜の着色が、ユニットとしてみた
ときに、アクセントの要素となる。また、スペーサー部
材の材質や着色によって、深みを与えるようにもなる。
しないスペーサー部材を利用して、これを枠材の室外側
面全体を覆うべく延在させることにより、違和感を解消
できるとともに、面材たとえばガラスとのマッチングを
図ることができる。特に、スペーサー部材として、黒な
どの着色をもたせると、ガラス面材の感覚的な拡がり助
ける。しかも、黒や適宜の着色が、ユニットとしてみた
ときに、アクセントの要素となる。また、スペーサー部
材の材質や着色によって、深みを与えるようにもなる。
【0021】
【実施例】以下本発明を図面に実施例によりさらに詳説
する。図1は面材としてガラスを用いて、その4枚のガ
ラスをユニット枠として枠組みした例の正面図であり、
図2はその取付例の水平断面図である。
する。図1は面材としてガラスを用いて、その4枚のガ
ラスをユニット枠として枠組みした例の正面図であり、
図2はその取付例の水平断面図である。
【0022】すなわち、外枠材1を方形に組み上げると
ともに、それらの間に十字状に中枠材2を設けたもので
あり、各開口部内にガラス3が組付けられている。各枠
材1、2は、ブラケット50を介して、リップ溝形の上
下左右の外支持枠51と、それらの間に十字状に設け
た、溝形部材を食い違い方式で組み立てた中支持枠52
とにより支持されている。
ともに、それらの間に十字状に中枠材2を設けたもので
あり、各開口部内にガラス3が組付けられている。各枠
材1、2は、ブラケット50を介して、リップ溝形の上
下左右の外支持枠51と、それらの間に十字状に設け
た、溝形部材を食い違い方式で組み立てた中支持枠52
とにより支持されている。
【0023】各枠材1または2は横断面が同一とされ、
図3の拡大図に示すように、主片10の室内側に開口内
方に突出する平行に係止突片11および座片12が形成
され、開口外方にはL字状のリップ片13が形成されて
いる。主片10の室外側には開口外方に延びた曲り片1
4が形成され、その終端から室外側に膨出して直角三角
形状の表面部15が形成されている。この表面部15の
傾斜部分と曲り片14とでガラス3の係合溝16が形成
されている。また、曲り片14の途中から室内側にリッ
プ片17が突設されている。
図3の拡大図に示すように、主片10の室内側に開口内
方に突出する平行に係止突片11および座片12が形成
され、開口外方にはL字状のリップ片13が形成されて
いる。主片10の室外側には開口外方に延びた曲り片1
4が形成され、その終端から室外側に膨出して直角三角
形状の表面部15が形成されている。この表面部15の
傾斜部分と曲り片14とでガラス3の係合溝16が形成
されている。また、曲り片14の途中から室内側にリッ
プ片17が突設されている。
【0024】各外枠材1および中枠材2は、概略Z字状
のブラケット50を係止突片11に係止し、他端部にお
いてボルト53を介して外支持枠51または中支持枠5
2に固定するものである。また、ガラス3の背後の座片
12との間にはバックアップ材54が配置されるととも
に、シリコーン樹脂などからなる充填材55が充填さ
れ、シールが図られている。さらに、隣接する中枠材
2、2間、および外枠材1と躯体側との間にも同様に充
填材56によりシールされている。リップ片13、リッ
プ片17にはタイト材57が係止され、隣接するタイト
材57、57相互に突き合わされてシール性の増強を図
っている。58、59はシール板である。
のブラケット50を係止突片11に係止し、他端部にお
いてボルト53を介して外支持枠51または中支持枠5
2に固定するものである。また、ガラス3の背後の座片
12との間にはバックアップ材54が配置されるととも
に、シリコーン樹脂などからなる充填材55が充填さ
れ、シールが図られている。さらに、隣接する中枠材
2、2間、および外枠材1と躯体側との間にも同様に充
填材56によりシールされている。リップ片13、リッ
プ片17にはタイト材57が係止され、隣接するタイト
材57、57相互に突き合わされてシール性の増強を図
っている。58、59はシール板である。
【0025】他方で、ガラス3の4周の室外側縁部は4
5度の角度で面取りされ、枠材1、2の係合溝16に対
して係合されるようになっている。
5度の角度で面取りされ、枠材1、2の係合溝16に対
して係合されるようになっている。
【0026】しかるに、直接係合する場合には、ガラス
の係合部が破損したり、シール性にも劣る。そこで、係
合溝16とガラス3の面取り面を含む係合部3Aとの間
にスペーサー部材4が設けられている。このスペーサー
部材4は、係合溝16の形状に沿った傾斜部41、平行
部42とともにさらに、枠材1または2の外表面に沿っ
て傾斜部41端部から延在する延在部43を有し、両端
は表面部15の側面に延びる第1係止部44、主片10
に沿う第2係止部45となっている。しかも、傾斜部4
1および平行部42には、長手方向に沿う透孔46が多
数形成されている。
の係合部が破損したり、シール性にも劣る。そこで、係
合溝16とガラス3の面取り面を含む係合部3Aとの間
にスペーサー部材4が設けられている。このスペーサー
部材4は、係合溝16の形状に沿った傾斜部41、平行
部42とともにさらに、枠材1または2の外表面に沿っ
て傾斜部41端部から延在する延在部43を有し、両端
は表面部15の側面に延びる第1係止部44、主片10
に沿う第2係止部45となっている。しかも、傾斜部4
1および平行部42には、長手方向に沿う透孔46が多
数形成されている。
【0027】一方、ガラス3の外枠材1および中枠材2
内に組み込むとき、予め圧力が作用したとき流動性を示
すたとえば紐状の封止材料6が、傾斜部41と平行部4
2とのコーナー部に配設される。この状態で、ガラス3
を持ち込み、その係合部3Aを封止材料6を介してスペ
ーサー部材4側に押し付ける。これによって、行き場が
なくなった封止材料6の一部は、各透孔46、46…を
通り、スペーサー部材4の裏面と係合溝16との間に流
れ込む。しかも、残る封止材料6が透孔46、46…内
を充填し、かつスペーサー部材4の表面とガラス3の係
合部3A表面との間を充填する。この充填完了状態を図
5に示す。その結果、枠材1または2の係合溝16表面
と係合部3Aの表面との間が封止材料6によりシールさ
れる。
内に組み込むとき、予め圧力が作用したとき流動性を示
すたとえば紐状の封止材料6が、傾斜部41と平行部4
2とのコーナー部に配設される。この状態で、ガラス3
を持ち込み、その係合部3Aを封止材料6を介してスペ
ーサー部材4側に押し付ける。これによって、行き場が
なくなった封止材料6の一部は、各透孔46、46…を
通り、スペーサー部材4の裏面と係合溝16との間に流
れ込む。しかも、残る封止材料6が透孔46、46…内
を充填し、かつスペーサー部材4の表面とガラス3の係
合部3A表面との間を充填する。この充填完了状態を図
5に示す。その結果、枠材1または2の係合溝16表面
と係合部3Aの表面との間が封止材料6によりシールさ
れる。
【0028】本発明において、封止材料としては、粘性
が高く形状保持性を有し、耐候性に優れたものが用いら
れるが、その例としてはシリコーン樹脂などのほか、こ
の種の技術に用いられるコーキング材料などから適宜選
択できる。たとえば、変成シリコーン系、アクリル系、
ブチルゴム系、ポリサルファイド系などのものを挙げる
ことができる。また、スペーサー部材4としては、プラ
スチック材料のほか、好適にはゴムなどのある程度柔軟
性を有するものが用いられる。しかし、形状保持性を有
することなく、単に流動性を示す材料であってもよい。
が高く形状保持性を有し、耐候性に優れたものが用いら
れるが、その例としてはシリコーン樹脂などのほか、こ
の種の技術に用いられるコーキング材料などから適宜選
択できる。たとえば、変成シリコーン系、アクリル系、
ブチルゴム系、ポリサルファイド系などのものを挙げる
ことができる。また、スペーサー部材4としては、プラ
スチック材料のほか、好適にはゴムなどのある程度柔軟
性を有するものが用いられる。しかし、形状保持性を有
することなく、単に流動性を示す材料であってもよい。
【0029】スペーサー部材4として、柔軟性を有する
ものであると、枠材1または2へのセットおよび形状追
従性に優れるとともに、係合溝16側に予め凸条47、
47…を形成しおくと、ガラス3のセットに伴う押圧力
により、その凸条47、47…が若干変形し、係合溝1
6表面全体に強く当接しシール性を高めるとともに、封
止材料6に作用する圧力によりその封止材料6が凸条4
7を変形させながらそれを越えて他の部分に移動するよ
うになり、結果として係合溝16表面全体に充填される
ようになる利点をもたらす。
ものであると、枠材1または2へのセットおよび形状追
従性に優れるとともに、係合溝16側に予め凸条47、
47…を形成しおくと、ガラス3のセットに伴う押圧力
により、その凸条47、47…が若干変形し、係合溝1
6表面全体に強く当接しシール性を高めるとともに、封
止材料6に作用する圧力によりその封止材料6が凸条4
7を変形させながらそれを越えて他の部分に移動するよ
うになり、結果として係合溝16表面全体に充填される
ようになる利点をもたらす。
【0030】本発明において、スペーサー部材4が単に
傾斜部41と平行部42とから構成されていてもよい。
しかし、この場合には、枠材1または2の表面部15が
金属光沢を示すので、外から視たとき、狭苦しい感覚を
与える。これに対して、スペーサー部材4の材質を金属
光沢を有しない材料を選定し、延在部43を設けること
により、外観的に、ガラス3、3間を直接シールしてい
るような感覚を与え、全体として意匠的に優れた外壁を
構成できる。しかも、この延在部43の存在によって、
スペーサー部材4と係合溝16との間への雨水に侵入を
防止する利点もある。第1係止部44は、雨水の侵入防
止効果をより高めるとともに、第2係止部45ととも
に、スペーサー部材4を枠材1または2に良好に外れま
たは捲れなくセットできるようになる機能を有する。
傾斜部41と平行部42とから構成されていてもよい。
しかし、この場合には、枠材1または2の表面部15が
金属光沢を示すので、外から視たとき、狭苦しい感覚を
与える。これに対して、スペーサー部材4の材質を金属
光沢を有しない材料を選定し、延在部43を設けること
により、外観的に、ガラス3、3間を直接シールしてい
るような感覚を与え、全体として意匠的に優れた外壁を
構成できる。しかも、この延在部43の存在によって、
スペーサー部材4と係合溝16との間への雨水に侵入を
防止する利点もある。第1係止部44は、雨水の侵入防
止効果をより高めるとともに、第2係止部45ととも
に、スペーサー部材4を枠材1または2に良好に外れま
たは捲れなくセットできるようになる機能を有する。
【0031】なお、スペーサー部材4としては、それら
の間にコーキング材5を設ける場合には、これと同色系
統のものを用いるのが好適である。材質的にも、同系統
のものが違和感を解消する。
の間にコーキング材5を設ける場合には、これと同色系
統のものを用いるのが好適である。材質的にも、同系統
のものが違和感を解消する。
【0032】本発明において、スペーサー部材4の透孔
46の形状は適宜設計できる。また、その位置として
は、図6に示すように、コーナー部分のみであってもよ
い。さらに、必要ならば、凸条47の途中を切欠してそ
の間から隣接する側への封止材料6の移動を容易にする
ことができる。
46の形状は適宜設計できる。また、その位置として
は、図6に示すように、コーナー部分のみであってもよ
い。さらに、必要ならば、凸条47の途中を切欠してそ
の間から隣接する側への封止材料6の移動を容易にする
ことができる。
【0033】図7は面材として、アルミ合金パネル31
の背面側にハニカム材32により補強したものを用いた
例であり、他の取付構造は基本的に図2の例と同様であ
る。
の背面側にハニカム材32により補強したものを用いた
例であり、他の取付構造は基本的に図2の例と同様であ
る。
【0034】しかし、図7に示す例においては、図2に
示す例と異なり、スペーサー部材4が枠材1、2の外表
面に延在していない例である。また、枠材1、2の外表
面がガラス3の面と完全に面一の例である。
示す例と異なり、スペーサー部材4が枠材1、2の外表
面に延在していない例である。また、枠材1、2の外表
面がガラス3の面と完全に面一の例である。
【0035】なお、前述の段差部分については、スペー
サー部材4を延在させることなく、他の非光沢性部材を
貼着することもできるが、剥離の危険性がある。もちろ
ん、枠材1または2の外表面が塗装されたもの、あるい
は着色枠材を用意してもよいが、前述の難点を完全に解
消できない。
サー部材4を延在させることなく、他の非光沢性部材を
貼着することもできるが、剥離の危険性がある。もちろ
ん、枠材1または2の外表面が塗装されたもの、あるい
は着色枠材を用意してもよいが、前述の難点を完全に解
消できない。
【0036】一方、平行する枠材間に面材を枠材の長手
方向に沿って圧入するようになし、これによって封止材
料6を押し付けることもできる。他の枠材は後に組付け
る。
方向に沿って圧入するようになし、これによって封止材
料6を押し付けることもできる。他の枠材は後に組付け
る。
【0037】ところで、前述の図5に示す例では、スペ
ーサー部材4のコーナー部分において、係合溝16面に
密着している。この場合には、スペーサー部材4のコー
ナー部分に対しても充分に封止材料6が行き渡らない。
これを解消するためには、図8に示すように、枠材1の
係合溝16の最奥に、封止材料6の流れ凹溝18を形成
しておくのが好適である。この流れ凹溝18の存在によ
って、封止材料6はその長手方向に沿って行き渡たるよ
うになる。
ーサー部材4のコーナー部分において、係合溝16面に
密着している。この場合には、スペーサー部材4のコー
ナー部分に対しても充分に封止材料6が行き渡らない。
これを解消するためには、図8に示すように、枠材1の
係合溝16の最奥に、封止材料6の流れ凹溝18を形成
しておくのが好適である。この流れ凹溝18の存在によ
って、封止材料6はその長手方向に沿って行き渡たるよ
うになる。
【0038】この考えを発展させると、凸条47を形成
しない、あるいは突起高さを低いものにして、逆に枠材
1の係合溝16面に長手方向に沿う凹溝を透孔46に対
向して形成することもできる。
しない、あるいは突起高さを低いものにして、逆に枠材
1の係合溝16面に長手方向に沿う凹溝を透孔46に対
向して形成することもできる。
【0039】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、面材と枠
材とを簡易に合わせることができるとともに、またそれ
らの一体性の高い構造とすることができるなどの利点が
ある。
材とを簡易に合わせることができるとともに、またそれ
らの一体性の高い構造とすることができるなどの利点が
ある。
【図1】組み立て状態正面図である。
【図2】その水平断面図である。
【図3】枠材の要部横断面図である。
【図4】スペーサー部材を取り付けた状態の枠材の要部
拡大横断面図である。
拡大横断面図である。
【図5】ガラスをセットした状態の要部拡大横断面図で
ある。
ある。
【図6】他のスペーサー部材例の斜視図である。
【図7】他の面材を用いて組み立てた状態の水平断面図
である。
である。
【図8】ガラスをセットした状態の他の例の要部拡大横
断面図である。
断面図である。
1、2、…枠材、3…ガラス(面材)、3A…係合部、
4…スペーサー部材、15…表面部、16…係合溝、4
3…延在部、46…透孔、47…凸条。
4…スペーサー部材、15…表面部、16…係合溝、4
3…延在部、46…透孔、47…凸条。
Claims (6)
- 【請求項1】枠材に面材の係合溝を形成し、予めの係合
溝に多数の透孔を有するスペーサー部材を設け、圧力が
作用したとき流動性を示す封止材料を前記スペーサー部
材の外表面に設け、前記面材を封止材料を介して前記ス
ペーサー部材側に押圧し、封止材料の一部を前記透孔を
介して枠材側に流すことを特徴とする面材と枠材との合
わせ方法。 - 【請求項2】開口側内方に開口する係合溝を有する枠材
と、縁の室外側部分が面取りされた係合部を有する面材
と、前記枠材と面材との間に介在され、かつ多数の透孔
を有するスペーサー部材とを有し、 前記スペーサー部材の透孔を通り、かつ封止材料が係合
溝面と係合部面との間に接していることを特徴とする面
材と枠材との合わせ構造。 - 【請求項3】枠材が方形に枠組みされ、この枠内に面材
が組み込まれて外壁を構成する要素として組付けられ、
前記スペーサー部材は係合溝内のほか、枠材の室外側面
全体を覆うべく延在している請求項2記載の面材と枠材
との合わせ構造。 - 【請求項4】面材の外表面より枠材の室外側面が室内側
に引っ込んで段差を有し、この段差部分にスペーサー部
材の延在部が面材の外表面より突出することなく位置し
ている請求項3記載の面材と枠材との合わせ構造。 - 【請求項5】スペーサー部材の係合溝側に長手方向に延
びる凸条を有している請求項2記載の面材と枠材との合
わせ構造。 - 【請求項6】開口側内方に開口する係合溝を有する枠材
と、縁の室外側部分が面取りされた係合部を有する面材
と、前記枠材と面材との間に介在されたスペーサー部材
とを有し、 前記スペーサー部材は、金属光沢を呈しない材料により
形成され、少なくとも枠材の室外側面全体を覆うべく延
在していることを特徴とする面材と枠材とで組み合わさ
れた組み合わせユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19843392A JPH0642084A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 面材と枠材との合わせ構造、その合わせ方法および組み合わせユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19843392A JPH0642084A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 面材と枠材との合わせ構造、その合わせ方法および組み合わせユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642084A true JPH0642084A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16391008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19843392A Pending JPH0642084A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 面材と枠材との合わせ構造、その合わせ方法および組み合わせユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642084A (ja) |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP19843392A patent/JPH0642084A/ja active Pending
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