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JPH0632546A - 4象限運転負荷装置の制御装置 - Google Patents

4象限運転負荷装置の制御装置

Info

Publication number
JPH0632546A
JPH0632546A JP4188331A JP18833192A JPH0632546A JP H0632546 A JPH0632546 A JP H0632546A JP 4188331 A JP4188331 A JP 4188331A JP 18833192 A JP18833192 A JP 18833192A JP H0632546 A JPH0632546 A JP H0632546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
smoothing capacitor
voltage
power converter
energy absorbing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4188331A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ogawa
豊 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4188331A priority Critical patent/JPH0632546A/ja
Publication of JPH0632546A publication Critical patent/JPH0632546A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成で回生エネルギーを有効に利用で
き、消費電力を少なくできる4象限運転負荷装置の制御
装置を得ることにある。 【構成】整流器3の直流出力をインバータ7により交流
に変換してエレベータのごとき4象限運転負荷を駆動す
る電動機8に供給するものにおいて、整流器3の直流出
力を平滑する平滑コンデンサ6の両端電圧を検出する電
圧検出器14と、この電圧検出器14で検出された検出
値が基準電圧より超えたときエネルギー吸収用コンデン
サ15が直流平滑コンデンサ6に並列に接続されるよう
にスイッチング素子Q1〜Q6のいずれかにオン指令を
与え、また電圧検出器14で検出された検出値が基準電
圧以下のときエネルギー吸収用コンデンサ15が平滑コ
ンデンサ6に直列に接続されるようにスイッチング素子
Q1〜Q6のいずれかにオン指令を与える制御回路とを
具備したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ、クレーン
等のように力行運転、回生運転、下降運転、上昇運転の
4象限運転を行う4象限運転負荷装置の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は、現在、主流となっている電圧形
インバータを使用したエレベータの主回路の一例を示す
ものであり、商用電源1、電磁接触器の接点2、ダイオ
ード整流器3、回生抵抗4、回生用半導体スイッチ5、
直流平滑コンデンサ6、3相インバータブリッジ7、誘
導電動機(IM)8、減速ギャ9、メインジブ10、そ
らせシーブ11、カウンタウェイト12、かご13、電
圧検出器14からなっている。
【0003】エレベータは、一般に乗客が乗るかご13
とカウンタウェイト12がつるべ式に結合されている。
通常、カウンタウェイト12は、定員の約半分でバラン
スする重さに選定されており、エレベータはその乗客の
数により運転方向に従って、そのかごとカウンタゥエイ
ト12のアンバランストルク分のトルクを受けて運転を
行っている。
【0004】従って、かご13の荷重がカウンタウェイ
ト12に対して軽い場合には、上昇方向に関しては力が
いらない方向となり、逆に、下降方向の場合は、電動機
8から駆動力を加えなければならない。同様に、かご1
3の荷重がカウンタウェイト12に対して重い場合に
は、下降方向に関しては力がいらないが、上昇方向の場
合では、電動機8から駆動力を加えなければならない。
この様に、かご13の積載状態と運転方向により、電動
機8から見て力のいる運転、つまり、力行運転と逆に力
がいらずエネルギーが戻ってくる運転、つまり、回生運
転が基本的に半分の割合で現れる。さらに、もしも、機
械的損失、電気的損失がなく、かご13で昇った乗客が
全て、同じ階床から降りてくるという理想的な状態を考
えるならば、エネルギー保存の法則からいって、エネル
ギー消費は無いと考える。現実には、機械損失や電気損
失、風損、摩擦損等があり、理想的にはいかないが、回
生時にはそれ相応のエネルギーが戻ってくる。しかし、
該回生時のエネルギーは、ほとんど有効に使われていな
いのが現状である。
【0005】このことについて、図4を使って説明す
る。力行時には、商用電源1から整流器3、インバータ
7を介して電動機8にエネルギーが供給され、エレベー
タを運転する。回生時には、電動機8が発電機として動
作するため、インバータ7のトランジスタ例えばIGBTで
整流された直流電圧により直流平滑コンデンサ6が充電
され、コンデンサ6の両端電圧が上昇する。この両端電
圧を電圧検出器14が検出し、この検出値がある設定電
圧以上になると、回生用半導体スイッチ5がオンするよ
うに構成されている。これにより、回生電流は、回生抵
抗4に流れ込み、ここでジュール熱、すなわち、消費電
力Wは(1)式のように消費される。
【0006】 W=RI2 =R(V1 /R)2 =V1 2 /R …(1) ただし、R;回生抵抗値、I;抵抗電流、V1 ;半導体
スイッチ5のオン電圧である。この(1)式により、通
常回生電力は、ジュール熱の形で消費されたり、また
は、電動機8内で熱として消費する方法を取ったりして
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】高速、超高速のギャレ
スエレベータでは、商用電源に回生するシステムを取っ
ている場合があるが、台数が少なく、客先で逆転形の電
力計が使用されていない場合には、直接の形で電気代の
節約にはならないのが現状である。
【0008】また、回生エネルギーを取り出して他の電
源、湯沸かし等に使用する提案もあるが、供給されるエ
ネルギーがばらつくし、そのような有効に使える手頃な
負荷があるとは限らない。
【0009】また、台数を一括して各号機にて、回生エ
ネルギーを力行運転モードのエレベータへ供給して融通
する方式もあるが、効果をあげるには、複数のエレベー
タが必要であり、必ずしも回生と力行がうまくバランス
するとは限らず、システムの規模が大きくなる。
【0010】さらに、主回路の直流平滑コンデンサに並
列に、並列にバッテリを接続し、回生エネルギーを吸収
するシステムも提案されているが、装置が大形化し、回
生エネルギーを十分に吸収するためには、バッテリの内
部抵抗を低く抑える必要があり、バッテリの数も多くな
る。
【0011】さらにまた、直流平滑コンデンサの容量を
大きくする方法もあるが、これも回生エネルギーを十分
吸収するためには、容量を非常に大きくしなければなら
ないので、実用的ではない。
【0012】以上述べたように、現状のシステムでは、
せっかく回生されてくるエネルギーをみすみす捨てる
か、かなり大きなシステムを構成しないと、利用できな
いのが実態であり、省エネルギーの観点から、このエネ
ルギーを簡単な構成で有効利用できる装置の開発が望ま
れている。本発明は、簡単な構成で回生エネルギーを有
効に利用でき、消費電力を少なくできる4象限運転負荷
装置の制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、交流を直流に変換する第1の電力変換器と、この第
1の電力変換器の直流出力を交流に変換して4象限運転
負荷を駆動する電動機に与える第2の電力変換器と、こ
の第2の電力変換器の入力側と前記第1の電力変換器の
出力側に並列に接続され、前記第1の電力変換器の直流
出力を平滑する直流平滑コンデンサと、この直流平滑コ
ンデンサと前記第1の電力変換器との間であって、該直
流平滑コンデンサに対して並列および直列に接続可能に
複数のスイッチング素子と組み合わせ接続されたエネル
ギー吸収用コンデンサと、この直流平滑コンデンサの両
端電圧を検出する電圧検出器と、この電圧検出器で検出
された検出値が基準電圧より超えたとき前記エネルギー
吸収用コンデンサが前記直流平滑コンデンサに並列に接
続されるように前記スイッチング素子にオン指令を与
え、また電圧検出器で検出された検出値が基準電圧以下
のとき前記エネルギー吸収用コンデンサが前記直流平滑
コンデンサに直列に接続されるように前記スイッチング
素子にオン指令を与える制御回路とを具備した4象限運
転負荷装置の制御装置である。
【0014】請求項2に対応する発明は、交流を直流に
変換する第1の電力変換器と、この第1の電力変換器の
直流出力を交流に変換して4象限運転負荷を駆動する電
動機に与える第2の電力変換器と、この第2の電力変換
器の入力側と前記第1の電力変換器の出力側に並列に接
続され、前記第1の電力変換器の直流出力を平滑する直
流平滑コンデンサと、この直流平滑コンデンサと前記第
1の電力変換器との間であって、該直流平滑コンデンサ
に対して並列および直列に接続可能に複数のスイッチン
グ素子と組み合わせ接続されたエネルギー吸収用コンデ
ンサと、この直流平滑コンデンサの両端電圧を検出する
電圧検出器と、この電圧検出器で検出された検出値が基
準電圧より超えたとき前記エネルギー吸収用コンデンサ
が前記直流平滑コンデンサに並列に接続されるように前
記スイッチング素子に断続的にオン指令を与え、また電
圧検出器で検出された検出値が基準電圧以下のとき前記
エネルギー吸収用コンデンサが前記直流平滑コンデンサ
に直列に接続されるように前記スイッチング素子に断続
的にオン指令を与える制御回路とを具備した4象限運転
負荷装置の制御装置である。
【0015】
【作用】請求項1,請求項2に対応する発明によれば、
直流平滑コンデンサの両端電圧を検出し、この検出値と
基準電圧を比較して検出値が大の場合には、エネルギー
吸収用コンデンサが直流平滑コンデンサに対して直列に
接続され、また検出値と基準電圧を比較して検出値が小
の場合には、エネルギー吸収用コンデンサが直流平滑コ
ンデンサに対して並列に接続されるので、簡単な構成で
回生エネルギーを有効に利用でき、消費電力を少なくで
きる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す回路図であ
る。ここでは、4象限運転負荷装置としてエレベータを
例にあげて説明するが、これ以外にクレーン等であって
も同様に実施できる。
【0017】本実施例は、交流を直流に変換する第1の
電力変換器を構成するダイオード整流器3と、この整流
器3の直流出力を交流に変換して4象限運転負荷を駆動
する電動機8に与える第2の電力変換器を構成するもの
であって、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transis
tor:絶縁ゲート バイポーラ トランジスタ:以下この
ことをスイッチと称する。)とダイオードからなるイン
バータ7と、このインバータ7の入力側と整流器3の出
力側に並列に接続され、整流器3の直流出力を平滑する
直流平滑コンデンサ6と、この直流平滑コンデンサ6と
整流器3との間であって、該直流平滑コンデンサ6に対
して並列または直列に接続されるエネルギー吸収用コン
デンサ15と、このエネルギー吸収用コンデンサ15
を、電動機8が力行時に直流平滑コンデンサ6に対して
並列に接続したり、電動機8が回生時に直流平滑コンデ
ンサ6に対して直列に接続したりするためのスイッチQ
1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6およびダイオードD
1,D2,D3ならびにリアクトル19と、直流平滑コ
ンデンサ15の両端電圧を検出する電圧検出器14と、
この電圧検出器14で検出された検出値に応じてエネル
ギー吸収用コンデンサ15を直流平滑コンデンサ6に直
列または並列に接続するようにスイッチQ1〜Q6にオ
ン指令を与える制御回路26から構成されている。
【0018】ダイオードD1は、整流器3の出力側のカ
ソードとインバータ7の入力側に直列に接続され、ダイ
オードD1とインバータ7の接続点に、スイッチQ1の
コレクタが接続され、このエミッタにリアクトル19と
エネルギー吸収用コンデンサ15が直列に接続され、コ
ンデンサ15にスイッチQ2のコレクタが接続され、こ
のエミッタが、整流器3の出力側のアノードとインバー
タ7の入力側に接続され、スイッチQ1のベースおよび
エミッタと、スイッチQ2のベースおよびエミッタが制
御回路26に接続されている。
【0019】スイッチQ4のエミッタが、スイッチQ1
のベースと電圧検出器14の接続点ならび制御回路26
に接続され、スイッチQ4のベースが制御回路26に接
続され、スイッチQ4のコレクタはスイッチQ1のエミ
ッタとリアクトル19の接続点に接続されている。
【0020】さらに、スイッチQ4のコレクタにダイオ
ードD3を介してスイッチQ6のコレクタが接続され、
該エミッタがリアクトル19とコンデンサ15の接続点
および制御回路26にそれぞれ接続され、スイッチQ6
のベースが制御回路26に接続されている。
【0021】また、スイッチQ1のエミッタとリアクト
ル19の接続点に、スイッチQ3のエミッタが接続さ
れ、このエミッタおよび該ベースはそれぞれ制御回路2
6に接続され、スイッチQ1のコレクタはダイオードD
2を介して整流器3とスイッチQ2のエミッタの接続点
に接続されている。
【0022】スイッチQ5のコレクタは、ダイオードD
1と整流器3の接続点に接続され、該エミッタはコンデ
ンサ15とスイッチQ2のコレクタの接続点および制御
回路26に接続され、該ベースは制御回路26に接続さ
れている。
【0023】以下、このように構成された実施例の動作
を図3のタイミングチャートを参照して説明する。始め
に、電動機8が回生の状態について説明する。この場
合、平滑コンデンサ6の両端電圧VDCは、通常の電源電
圧の整流された電圧、つまり、基準電圧VREF より上昇
する。両端電圧VDCを電圧検出器14が検出し、この検
出値が基準電圧VREF より高くなったことを、制御回路
26が判断すると、スイッチQ2,Q3に対してオン指
令が与えられる。そして、制御回路26は両端電圧VDC
がさらに上昇して高基準電圧VH を超えた場合、スイッ
チQ1に対してオン指令を与える。すると、平滑コンデ
ンサ6からリアクトル19を通してコンデンサ15に電
流が流れ込む。リアクトル19は、この時の突入電流を
防止している。
【0024】そして、コンデンサ15に電流が流れ込む
ことにより、両端電圧VDCが高基準電圧VH 以下となる
と、スイッチQ1はオフとなる。この状態でまだ回生が
継続している場合には、再度両端電圧VDCが上昇して高
基準電圧VH を超えると、またスイッチQ1がオンす
る。この動作は、回生状態が継続している期間繰り返さ
れる。
【0025】このときのコンデンサ15に流入する電流
波形IC および両端電圧VC は、図3に示すように変化
する。前述のようにスイッチQ1がオン、オフを繰り返
している場合、Q1がオンでIC は増加し、コンデンサ
15に流入し、Q1がオフした場合には、リアクトル1
9により同方向に電流が流れ続けようとするため、ダイ
オードD3とスイッチQ3を通してコンデンサ15への
充電電流が継続する。この場合、電流は減少する。これ
の動作の繰り返しにより、コンデンサ15に回生エネル
ギーが吸収される。
【0026】次に、電動機8が力行運転の場合の動作に
ついて説明する。この場合は、コンデンサ6の両端電圧
VDCが基準電圧VREF より低下する。これを電圧検出器
14の検出値から制御回路26が判断すると、スイッチ
Q2,Q3をオフしてQ5,Q6をオンする。さらに、
両端電圧VDCが低下して低基準電圧VL 以下になったこ
とを、制御回路26が判断すると、Q4がオンする。こ
れにより、コンデンサ15が、整流器3のアノードと平
滑コンデンサ6の間にリアクトル19を介して直列に接
続されたことになり、コンデンサ15から平滑コンデン
6へ電流が流れ込む。これにより、平滑コンデンサ6の
両端電圧VDCが上昇して低基準電圧VLを超えると、Q
4はオフされる。この状態で、まだ力行運転が継続して
いると、両端電圧VDCが低下し、低基準電圧VL 以下と
なり、再度この動作を繰り返すことになり、この結果、
コンデンサ15のエネルギーがコンデン6に流入する。
【0027】スイッチQ4がオンした場合には、コンデ
ンサ15の電流がコンデンサ6に向かって増加する。こ
の場合も、リアクトル19により突入電流が抑えられ
る。また、スイッチQ4がオフした場合には、リアクト
ル19により電流が流れ続けようとするので、この電流
をダイオードD3とスイッチQ6を通してバイパスして
いる。 このようにして、コンデンサ15からコンデン
サ6へエネルギーが流入し、コンデンサ15の両端電圧
VC は、図3に示すように減少する。
【0028】図2は、以上述べた制御回路26を説明す
るための図であり、これは固定抵抗27,28,31,
32,34,36,39,40,51,52,56,5
9,61,63,64,67,69、可変抵抗29,5
7,65、ツェナーダイオード30,58,66、ダイ
オード35,47、コンデンサ33,45、インバータ
素子43,71、フォトカプラ37,38,49,5
0,60,68、スイッチQ1〜Q6を駆動するための
駆動電源41,42,53,54,62,70から構成
されている。このような構成の制御回路26の動作につ
いて説明する。
【0029】抵抗27,28と可変抵抗29の設定によ
り、前述した基準電圧VREF が設定され、これをコンデ
ンサ6の両端電圧VDCが超えると、ツェナーダイオード
30のツェナー電圧を超えてオンするように設定されて
いる。このため、コンデンサ6の両端電圧VDCが、基準
電圧VREF を超えた場合には、抵抗31,32を介して
コンデンサ33が充電され、これが充電されると、抵抗
36を通ってフォトカプラ37,38の1次側へ電流が
流れ、2次側がオンしてスイッチQ2とQ3が、駆動電
源41,42により駆動されてオンする。
【0030】また、このときインバータ素子43によ
り、この出力はロー(LOW)レベルとなり、コンデン
サ45は、抵抗46とダイオード47を通って放電して
LOWレベルとなり、フォトカプラ49,50はオフ
し、スイッチQ5,Q6もオフする。
【0031】ここで、抵抗34,46,32,44のそ
れぞれの抵抗値R34,R46,R32,R44は、R
34=R46《R32=R44の関係として、スイッチ
Q2,Q3,Q5,Q6がオフが早く、かつオンが遅く
動作することによりスイッチQ2,Q3とQ5,Q6は
それぞれ反転の関係となっているが、その間のインター
ロック時間(同時にオンしない時間)Δtを設け、同時
にオンしないように構成されている。
【0032】逆に、コンデンサ6の両端電圧VDCが、基
準電圧VREF 以下になると、コンデンサ33の充電電荷
は抵抗34、ダイオード35の経路で放電されてLOW
となり、スイッチQ2,Q3がオフし、インバータ素子
43の出力は、ハイ(HIGH)レベルとなり、抵抗4
4を介してコンデン45が充電され、Q5,Q6がオン
する。
【0033】一方、抵抗55,56と可変抵抗57の設
定により、前述した高基準電圧VHが設定され、これを
コンデンサ6の両端電圧VDCが超えると、ツェナーダイ
オード58のツェナー電圧を超えてオンするように設定
されている。このため、コンデンサ6の両端電圧VDC
が、高基準電圧VH を超えた場合には、フォトカプラ6
0の1次側へ電流が流れ、2次側がオンしてスイッチQ
1が、駆動電源62により駆動されてオンする。
【0034】他方、抵抗63,64と可変抵抗65の設
定により、前述した低基準電圧VLが設定され、これを
コンデンサ6の両端電圧VDCが超えると、ツェナーダイ
オード66のツェナー電圧を超えてオンするように設定
されている。このため、コンデンサ6の両端電圧VDC
が、低基準電圧VL を超えた場合には、インバータ71
の出力がHIGHからLOWになるように設定すること
により、スイッチQ4は駆動電源70により駆動され
る。この場合、コンデンサ6の両端電圧VDCが低基準電
圧VL より下がると、スイッチQ4はオンし、またVDC
がVL を超えるとスイッチQ4はオフする。
【0035】以上述べた実施例によれば以下のような効
果が得られる。すなわち、今まで有効に利用されなかっ
た電動機8が回生時のエネルギーが、簡単な構成でコン
デンサ15に蓄えられ、これが電動機8が力行時に利用
されることから、消費電力を少なくすることができる。
例えば、従来の技術のように同様な効果を平滑コンデン
サ6の容量増加のみで、実現しようとした場合、200
Vの商用電源で電圧上昇を50V許容して回生エネルギ
ーが1KWとすると、VREF =200×(2)1/2 で約
283V、VH =283+50=330Vとする。する
と、コンデンサ6のエネルギーWC =1/2CV2
り 必要なコンデンサ容量は、 C=2WC /V2 となる。 これから、C=2.1KW÷(50)2 =800mF
となる。これに対して、本実施例の場合、基本的にコン
デンサ15には0Vの状態から高基準電圧VH まで充電
に使用できるので、必要なコンデンサ6の容量は、
【0036】C=2.1KW÷(333)2 =18mF
となり、前述の従来例と比較して格段に少ないコンデン
サ15でエネルギーの吸収を行うことができ、実用的で
安価に実現できる。
【0037】前述の実施例では、リアクトル19により
突入電流を防止したが、半導体スイッチング素子Q2の
動作を早くすることにより、配線のインピーダンスによ
りリアクトル19を省略することができる。また、状況
によっては前述の実施例のダイオードD2,D3、半導
体スイッチング素子Q3,Q6を省略することができ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で回生エネ
ルギーを有効に利用でき、消費電力を少なくできる4象
限運転負荷装置の制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の4象限運転負荷装置の制御装置の一実
施例の概略構成を示す回路図。
【図2】図1の制御回路を詳細に示す回路図。
【図3】図1の動作を説明するためのタイミングチャー
ト。
【図4】従来のエレべータの主回路の一例を示す図。
【符号の説明】 1…商用電源、3…ダイオード整流器、6…直流平滑コ
ンデンサ、7…インバータブリッジ、8…誘導電動機、
9…減速機、10…メインシーブ、12…カウンタウェ
イト、13…かご、14…電圧検出器、15…エネルギ
ー吸収用コンデンサ、19…電流抑制用リアクトル、2
6…制御回路、D1,D2…ダイオード、Q1〜Q5…
IGBT等の半導体スイッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流を直流に変換する第1の電力変換器
    と、この第1の電力変換器の直流出力を交流に変換して
    4象限運転負荷を駆動する電動機に与える第2の電力変
    換器と、この第2の電力変換器の入力側と前記第1の電
    力変換器の出力側に並列に接続され、前記第1の電力変
    換器の直流出力を平滑する直流平滑コンデンサと、この
    直流平滑コンデンサと前記第1の電力変換器との間であ
    って、該直流平滑コンデンサに対して並列および直列に
    接続可能に複数のスイッチング素子と組み合わせ接続さ
    れたエネルギー吸収用コンデンサと、この直流平滑コン
    デンサの両端電圧を検出する電圧検出器と、この電圧検
    出器で検出された検出値が基準電圧より超えたとき前記
    エネルギー吸収用コンデンサが前記直流平滑コンデンサ
    に並列に接続されるように前記スイッチング素子にオン
    指令を与え、また電圧検出器で検出された検出値が基準
    電圧以下のとき前記エネルギー吸収用コンデンサが前記
    直流平滑コンデンサに直列に接続されるように前記スイ
    ッチング素子にオン指令を与える制御回路と、 を具備した4象限運転負荷装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 交流を直流に変換する第1の電力変換器
    と、この第1の電力変換器の直流出力を交流に変換して
    4象限運転負荷を駆動する電動機に与える第2の電力変
    換器と、この第2の電力変換器の入力側と前記第1の電
    力変換器の出力側に並列に接続され、前記第1の電力変
    換器の直流出力を平滑する直流平滑コンデンサと、この
    直流平滑コンデンサと前記第1の電力変換器との間であ
    って、該直流平滑コンデンサに対して並列および直列に
    接続可能に複数のスイッチング素子と組み合わせ接続さ
    れたエネルギー吸収用コンデンサと、この直流平滑コン
    デンサの両端電圧を検出する電圧検出器と、この電圧検
    出器で検出された検出値が基準電圧より超えたとき前記
    エネルギー吸収用コンデンサが前記直流平滑コンデンサ
    に並列に接続されるように前記スイッチング素子に断続
    的にオン指令を与え、また電圧検出器で検出された検出
    値が基準電圧以下のとき前記エネルギー吸収用コンデン
    サが前記直流平滑コンデンサに直列に接続されるように
    前記スイッチング素子に断続的にオン指令を与える制御
    回路と、 を具備した4象限運転負荷装置の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105084179A (zh) * 2014-05-06 2015-11-25 上海三菱电梯有限公司 使用并联电力变换器的电梯系统
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