JPH06293252A - 自動車における雪路用ブレ−キ装置 - Google Patents
自動車における雪路用ブレ−キ装置Info
- Publication number
- JPH06293252A JPH06293252A JP10517393A JP10517393A JPH06293252A JP H06293252 A JPH06293252 A JP H06293252A JP 10517393 A JP10517393 A JP 10517393A JP 10517393 A JP10517393 A JP 10517393A JP H06293252 A JPH06293252 A JP H06293252A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- automobile
- snow
- braking
- road
- brake device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 通常のタイヤ車輪による自動車走行時でも雪
路等の滑り易い路面状況での制動時に十分なブレ−キ作
用を発揮する雪路用ブレ−キ装置を提供する。 【構成】 自動車1において、接地用制動ブロック10
を前車輪4と後車輪5との中間位置において昇降可能に
車台6に設け、所要時、ブレ−キペダル2の踏み込み操
作に連動して前記接地用制動ブロック10を路面22に
接触さすことを特徴とする自動車における雪路用ブレ−
キ装置。
路等の滑り易い路面状況での制動時に十分なブレ−キ作
用を発揮する雪路用ブレ−キ装置を提供する。 【構成】 自動車1において、接地用制動ブロック10
を前車輪4と後車輪5との中間位置において昇降可能に
車台6に設け、所要時、ブレ−キペダル2の踏み込み操
作に連動して前記接地用制動ブロック10を路面22に
接触さすことを特徴とする自動車における雪路用ブレ−
キ装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車が雪路や凍結路
などの滑り易い路面状況での制動時に使用する自動車に
おける雪路用ブレ−キ装置に関するものである。
などの滑り易い路面状況での制動時に使用する自動車に
おける雪路用ブレ−キ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動車が雪路などの滑り
易い路面で制動すると、通常のタイヤ車輪の場合には路
面との間でスリップを生じて危険であり、これを回避す
るためスパイクタイヤなどを装着した場合には自動車走
行時に通常の路面を削り取り、その削屑による粉塵が付
近の環境に悪影響を及ぼすという問題があり、また雪路
用スタッドレスタイヤでは凍結路面での制動時において
は上記のスリップ防止が不十分なものであり、また上記
の場合、路面の状況に応じて通常のタイヤ車輪と上記特
殊タイヤの車輪とを付け替える作業も手数を要して煩わ
しいものであった。また通常のタイヤ車輪に雪路用チェ
−ンを巻き付けて走行する場合でも該チェ−ンの巻き付
け作業が煩雑で煩わしいという問題を有していた。
易い路面で制動すると、通常のタイヤ車輪の場合には路
面との間でスリップを生じて危険であり、これを回避す
るためスパイクタイヤなどを装着した場合には自動車走
行時に通常の路面を削り取り、その削屑による粉塵が付
近の環境に悪影響を及ぼすという問題があり、また雪路
用スタッドレスタイヤでは凍結路面での制動時において
は上記のスリップ防止が不十分なものであり、また上記
の場合、路面の状況に応じて通常のタイヤ車輪と上記特
殊タイヤの車輪とを付け替える作業も手数を要して煩わ
しいものであった。また通常のタイヤ車輪に雪路用チェ
−ンを巻き付けて走行する場合でも該チェ−ンの巻き付
け作業が煩雑で煩わしいという問題を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、通常
のタイヤ車輪による自動車走行時でも雪路等の滑り易い
路面状況での制動時に十分なブレ−キ作用を発揮する雪
路用ブレ−キ装置を提供し、もって上記の従来技術の問
題を解決しようとするものである。
のタイヤ車輪による自動車走行時でも雪路等の滑り易い
路面状況での制動時に十分なブレ−キ作用を発揮する雪
路用ブレ−キ装置を提供し、もって上記の従来技術の問
題を解決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、自
動車において、接地用制動ブロックを前車輪と後車輪と
の中間位置において昇降可能に車台に設け、所要時、ブ
レ−キペダルの踏み込み操作に連動して前記接地用制動
ブロックを路面に接触さすことを特徴とする自動車にお
ける雪路用ブレ−キ装置を要旨とするものである。
動車において、接地用制動ブロックを前車輪と後車輪と
の中間位置において昇降可能に車台に設け、所要時、ブ
レ−キペダルの踏み込み操作に連動して前記接地用制動
ブロックを路面に接触さすことを特徴とする自動車にお
ける雪路用ブレ−キ装置を要旨とするものである。
【0005】
【作用】このようにした雪路用ブレ−キ装置にあって
は、自動車が雪路などの滑り易い路面状況での作動時、
ブレ−キペダルを踏み込むと、該ブレ−キペダルの踏み
込みに連動して接地用制動ブロックが前記滑り易い路面
に接触してブレ−キ作用を発揮する。
は、自動車が雪路などの滑り易い路面状況での作動時、
ブレ−キペダルを踏み込むと、該ブレ−キペダルの踏み
込みに連動して接地用制動ブロックが前記滑り易い路面
に接触してブレ−キ作用を発揮する。
【0006】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明すると、1は油圧式ブレ−キ装置(図示せず)を備え
た一般的な自動車であって、ブレ−キペダル2を備え、
ブレ−キペダル2にはマスタ−シリンダ3が接続されて
いる。以上は公知のものである。しかして本例は、自動
車1の前車輪4と後車輪5との中間位置において車台6
の両側に付設したブラケット7にそれぞれレバ−8を左
右方向のピン9で支承し、レバ−8の一端にそれぞれ側
面三角形状の接地用制動ブロック10を付設し、レバ−
8の他端をそれぞれ油圧式シリンダ11のロッド12に
ピン13で連結し、車台6の両側に付設したブラケット
14にそれぞれピン15でシリンダ11を連結し、シリ
ンダ11には可撓管16により電磁開閉弁17を介して
マスタ−シリンダ3の出力側に接続され、電磁開閉弁1
7を操作する作動用スイッチ18を自動車1の運転席近
傍に設け、車台6の両側に設けたブラケット19とレバ
−8間にそれぞれ戻しばね20を張設している。そし
て、前記制動ブロック10は図3に示すように側面鋸歯
状の滑止溝21を有する接地用下面としている。
明すると、1は油圧式ブレ−キ装置(図示せず)を備え
た一般的な自動車であって、ブレ−キペダル2を備え、
ブレ−キペダル2にはマスタ−シリンダ3が接続されて
いる。以上は公知のものである。しかして本例は、自動
車1の前車輪4と後車輪5との中間位置において車台6
の両側に付設したブラケット7にそれぞれレバ−8を左
右方向のピン9で支承し、レバ−8の一端にそれぞれ側
面三角形状の接地用制動ブロック10を付設し、レバ−
8の他端をそれぞれ油圧式シリンダ11のロッド12に
ピン13で連結し、車台6の両側に付設したブラケット
14にそれぞれピン15でシリンダ11を連結し、シリ
ンダ11には可撓管16により電磁開閉弁17を介して
マスタ−シリンダ3の出力側に接続され、電磁開閉弁1
7を操作する作動用スイッチ18を自動車1の運転席近
傍に設け、車台6の両側に設けたブラケット19とレバ
−8間にそれぞれ戻しばね20を張設している。そし
て、前記制動ブロック10は図3に示すように側面鋸歯
状の滑止溝21を有する接地用下面としている。
【0007】このようにした本例の雪路用ブレ−キ装置
にあっては、自動車1が雪路や凍結路などの滑り易い路
面を走行する場合、あらかじめスイッチ18操作により
電磁開閉弁17を開作動してマスタ−シリンダ3にシリ
ンダ11を連通しておき、上記滑り易い状況での制動時
にブレ−キペダル2を踏み込むと、この踏み込みにより
マスタ−シリンダ3を作動してシリンダ11を作動し、
ロッド12を往動してレバ−8をピン9を支点に回動し
て制動ブロック10を図1に示すように下降回動して滑
り易い路面22に接触してブレ−キ作用を発揮する。殊
に本例の場合制動ブロック10の下面の鋸歯状滑止溝2
1が滑り易い路面22を削り気味となるので上記ブレ−
キ作用を十分に発揮できる。なお、上記ブレ−キペダル
2の踏み込みにより前、後車輪4、5も従来同様に制動
される。
にあっては、自動車1が雪路や凍結路などの滑り易い路
面を走行する場合、あらかじめスイッチ18操作により
電磁開閉弁17を開作動してマスタ−シリンダ3にシリ
ンダ11を連通しておき、上記滑り易い状況での制動時
にブレ−キペダル2を踏み込むと、この踏み込みにより
マスタ−シリンダ3を作動してシリンダ11を作動し、
ロッド12を往動してレバ−8をピン9を支点に回動し
て制動ブロック10を図1に示すように下降回動して滑
り易い路面22に接触してブレ−キ作用を発揮する。殊
に本例の場合制動ブロック10の下面の鋸歯状滑止溝2
1が滑り易い路面22を削り気味となるので上記ブレ−
キ作用を十分に発揮できる。なお、上記ブレ−キペダル
2の踏み込みにより前、後車輪4、5も従来同様に制動
される。
【0008】次に上記制動を解除する場合には、ブレ−
キペダル2の踏み込みを解除することにより、マスタ−
シリンダ3の作動が解除されるので、戻しばね20の張
力が働いて図1の仮想線23で示すようにレバ−8を介
して制動ブロック10を後上方に回動して車台6に当接
位置させ、シリンダのロッド12も復退状態となる。な
お、本例でのシリンダ11は戻しばね内蔵式とすれば戻
しばね20は不要である。
キペダル2の踏み込みを解除することにより、マスタ−
シリンダ3の作動が解除されるので、戻しばね20の張
力が働いて図1の仮想線23で示すようにレバ−8を介
して制動ブロック10を後上方に回動して車台6に当接
位置させ、シリンダのロッド12も復退状態となる。な
お、本例でのシリンダ11は戻しばね内蔵式とすれば戻
しばね20は不要である。
【0009】なお、本発明における制動ブロックは上例
のように回動により昇降可能とするか、垂直方向に昇降
可能とするかは必要により適宜選択すれば良く、又制動
ブロックの形状は上例の三角形状の外、四角形など必要
により適宜選択される事項である。
のように回動により昇降可能とするか、垂直方向に昇降
可能とするかは必要により適宜選択すれば良く、又制動
ブロックの形状は上例の三角形状の外、四角形など必要
により適宜選択される事項である。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のブレ−キ
装置においては、所要時、ブレ−キペダルの踏み込みに
連動して接地用制動ブロックが路面に接触してブレ−キ
作用を発揮さすことができるので、通常のタイヤ車輪に
よる自動車走行時でも雪路等の滑り易い路面状況での制
動時に十分なブレ−キ作用を発揮してスリップ事故等を
防止でき、しかも従来のスパイクタイヤなどによるのと
異なり、通常の自動車走行時に路面を損傷する虞れがな
く、また通常のタイヤ車輪と特殊タイヤ車輪を付け替え
たり、タイヤチェ−ンを巻き付けたりする煩わしさがな
い。
装置においては、所要時、ブレ−キペダルの踏み込みに
連動して接地用制動ブロックが路面に接触してブレ−キ
作用を発揮さすことができるので、通常のタイヤ車輪に
よる自動車走行時でも雪路等の滑り易い路面状況での制
動時に十分なブレ−キ作用を発揮してスリップ事故等を
防止でき、しかも従来のスパイクタイヤなどによるのと
異なり、通常の自動車走行時に路面を損傷する虞れがな
く、また通常のタイヤ車輪と特殊タイヤ車輪を付け替え
たり、タイヤチェ−ンを巻き付けたりする煩わしさがな
い。
【図1】本発明の一実施例の側面図である。
【図2】同上例の転向した平面図である。
【図3】同上例の接地用制動ブロック部分の拡大側面図
である。
である。
1 自動車 2 ブレ−キペダル 4 前車輪 5 後車輪 6 車台 10 制動ブロック 22 路面
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車において、接地用制動ブロックを
前車輪と後車輪との中間位置において昇降可能に車台に
設け、所要時、ブレ−キペダルの踏み込み操作に連動し
て前記接地用制動ブロックを路面に接触さすことを特徴
とする自動車における雪路用ブレ−キ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10517393A JPH06293252A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 自動車における雪路用ブレ−キ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10517393A JPH06293252A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 自動車における雪路用ブレ−キ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06293252A true JPH06293252A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=14400294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10517393A Pending JPH06293252A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 自動車における雪路用ブレ−キ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06293252A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08188130A (ja) * | 1995-01-12 | 1996-07-23 | Eiichi Kamikita | 車両用制動装置 |
JPH08282452A (ja) * | 1995-04-10 | 1996-10-29 | Miyata Jidoki Hanbai Kk | 自動車のスリップ防止装置 |
CN102463971A (zh) * | 2010-11-13 | 2012-05-23 | 杨国栋 | 一种防止刹车打滑的方法及装置 |
CN104210477A (zh) * | 2014-09-04 | 2014-12-17 | 胡顺扬 | 一种汽车弹刹系统 |
CN106274854A (zh) * | 2016-08-24 | 2017-01-04 | 梁祎唯 | 一种冰雪路刹车装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49103441A (ja) * | 1973-02-06 | 1974-09-30 | ||
JPS60124556A (ja) * | 1983-12-08 | 1985-07-03 | Hiroji Takahashi | 自動車輛の車輪による以外の制動及び起動方法 |
JPH02267054A (ja) * | 1989-04-05 | 1990-10-31 | Jiro Koike | 自動車の非常時制動装置 |
-
1993
- 1993-04-06 JP JP10517393A patent/JPH06293252A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49103441A (ja) * | 1973-02-06 | 1974-09-30 | ||
JPS60124556A (ja) * | 1983-12-08 | 1985-07-03 | Hiroji Takahashi | 自動車輛の車輪による以外の制動及び起動方法 |
JPH02267054A (ja) * | 1989-04-05 | 1990-10-31 | Jiro Koike | 自動車の非常時制動装置 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08188130A (ja) * | 1995-01-12 | 1996-07-23 | Eiichi Kamikita | 車両用制動装置 |
JPH08282452A (ja) * | 1995-04-10 | 1996-10-29 | Miyata Jidoki Hanbai Kk | 自動車のスリップ防止装置 |
CN102463971A (zh) * | 2010-11-13 | 2012-05-23 | 杨国栋 | 一种防止刹车打滑的方法及装置 |
CN104210477A (zh) * | 2014-09-04 | 2014-12-17 | 胡顺扬 | 一种汽车弹刹系统 |
CN104210477B (zh) * | 2014-09-04 | 2018-07-24 | 胡顺扬 | 一种汽车弹刹系统 |
CN106274854A (zh) * | 2016-08-24 | 2017-01-04 | 梁祎唯 | 一种冰雪路刹车装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2491491A (en) | Pneumatic tire and antiskid means therefor | |
JPH06293252A (ja) | 自動車における雪路用ブレ−キ装置 | |
US3523697A (en) | Antiskid device for automobiles | |
JPS61257348A (ja) | 雪冠路における車輌の緊急停止方法 | |
JPS60154943A (ja) | 凍結路面粗化による車輌の滑り防止装置 | |
US1494108A (en) | Auxiliary brake for automobiles | |
JPH11180269A (ja) | エアーによる緊急停止装置 | |
JPH02231204A (ja) | 空気入りタイヤのすべり止めパターン | |
KR100410917B1 (ko) | 자동차용 주차제동 장치 | |
US1691140A (en) | Antiskid device for motor vehicles | |
KR950003558Y1 (ko) | 자동차의 미끄럼방지 안전브레이크 장치 | |
JPH1191518A (ja) | 自動車用ブレ−キ装置 | |
JPH08282452A (ja) | 自動車のスリップ防止装置 | |
JPH08230626A (ja) | 緊急非常用ブレーキ | |
KR0157282B1 (ko) | 자동차용 제3의 브레이크 장치 | |
CN2468779Y (zh) | 自动防滑顶胎 | |
KR890007802Y1 (ko) | 자동차의 비상 브레이크 장치 | |
US1486730A (en) | Antiskid and grip device for motor-driven vehicles | |
US1535200A (en) | Nonskid gripping member | |
JPH05116604A (ja) | 緊急ブレーキ装置 | |
US1604705A (en) | Sanding device for automobiles | |
CN2285228Y (zh) | 汽车安全防滑装置 | |
JPH07291106A (ja) | 寒冷地車両用非常ブレーキ装置 | |
JPH09295501A (ja) | 補助輪による自動車のスリップ防止装置 | |
CN2789088Y (zh) | 多功能快速应急防滑刹车装置 |