JPH06263359A - エレベータガバナ - Google Patents
エレベータガバナInfo
- Publication number
- JPH06263359A JPH06263359A JP4835593A JP4835593A JPH06263359A JP H06263359 A JPH06263359 A JP H06263359A JP 4835593 A JP4835593 A JP 4835593A JP 4835593 A JP4835593 A JP 4835593A JP H06263359 A JPH06263359 A JP H06263359A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fly
- speed
- governor
- balls
- weights
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B5/00—Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
- B66B5/02—Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
- B66B5/04—Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions for detecting excessive speed
- B66B5/044—Mechanical overspeed governors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エレベータの調速用フライボール式ガバナに
おいて、ウエート回転速度に対して遠心力が決まってし
まうため、調整ばねの外形が制限されることから適用さ
れる定格速度範囲が狭くなっている。本発明は広範囲の
定格速度に対して適用できるフライボール式ガバナを得
ることである。 【構成】 フライボールをアームに対してねじ固定し、
固定位置が調整でき、更に、小型ウエートを積層する構
成とすることにより、その重量を容易に選べるようにし
て、ガバナの動作速度の設定値を、広範囲にかつ容易に
調整出来るようにした。
おいて、ウエート回転速度に対して遠心力が決まってし
まうため、調整ばねの外形が制限されることから適用さ
れる定格速度範囲が狭くなっている。本発明は広範囲の
定格速度に対して適用できるフライボール式ガバナを得
ることである。 【構成】 フライボールをアームに対してねじ固定し、
固定位置が調整でき、更に、小型ウエートを積層する構
成とすることにより、その重量を容易に選べるようにし
て、ガバナの動作速度の設定値を、広範囲にかつ容易に
調整出来るようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータの調速用のガ
バナに関する。
バナに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のエレベータガバナについて図３、
図４を参照して説明する。
図４を参照して説明する。
【０００３】エレベータの安全装置として、かご１の走
行速度に応じて作動するガバナ２を機械室３に設置し、
これに連動する非常止め装置４をかごに設ける。一方、
昇降路のピット床にはバッファ５を設置する。
行速度に応じて作動するガバナ２を機械室３に設置し、
これに連動する非常止め装置４をかごに設ける。一方、
昇降路のピット床にはバッファ５を設置する。
【０００４】ガバナ２は、かご１が過速度状態になった
とき、かごの駆動系の電源を切ると共にかごの非常止め
装置４に作用し、非常止め装置４がガイドレール６を掴
んでかごを制動する。ピット床のバッファ５はかごがピ
ットに直接衝突することを避けるための衝撃緩和の働き
をする。
とき、かごの駆動系の電源を切ると共にかごの非常止め
装置４に作用し、非常止め装置４がガイドレール６を掴
んでかごを制動する。ピット床のバッファ５はかごがピ
ットに直接衝突することを避けるための衝撃緩和の働き
をする。
【０００５】前述のガバナ２が作動するかごの過速度
は、エレベータの定格速度に応じて法規により決められ
ているが、一般に、ガバナは動作速度を微調整できる機
能や、異なる定格速度に対応出来る構造を有している。
は、エレベータの定格速度に応じて法規により決められ
ているが、一般に、ガバナは動作速度を微調整できる機
能や、異なる定格速度に対応出来る構造を有している。
【０００６】高速エレベータに用いているフライボール
式ガバナ２の一例について説明する（図３参照方）。
式ガバナ２の一例について説明する（図３参照方）。
【０００７】かご１と共に走行するガバナロープ７を掛
け回したガバナシーブ８の回転が対のベベルギヤ９、９
を介してスピンドル１０を回し、フライボール１１を回
転させる。コイルばね１２はそのばね力によりフライボ
ール１１の作動速度を調整するための調整ばねである。
け回したガバナシーブ８の回転が対のベベルギヤ９、９
を介してスピンドル１０を回し、フライボール１１を回
転させる。コイルばね１２はそのばね力によりフライボ
ール１１の作動速度を調整するための調整ばねである。
【０００８】かごの走行速度が、ガバナロープ７を経て
ガバナシーブ８に伝わり、ベベルギヤ９、９を介してア
ーム１３に固定されたフライボール１１をスピンドル１
０の回りに回転させる。アーム１３は支点１４の周囲の
垂直面に上下に動くので、フライボール１１はアーム１
３の支点１４に対して上下動することとなる。従って、
かごの速度が上昇すると、フライボールの回転速度が上
がり、遠心力が調整ばねの初期圧と釣り合う位置を維持
するような動きをする。
ガバナシーブ８に伝わり、ベベルギヤ９、９を介してア
ーム１３に固定されたフライボール１１をスピンドル１
０の回りに回転させる。アーム１３は支点１４の周囲の
垂直面に上下に動くので、フライボール１１はアーム１
３の支点１４に対して上下動することとなる。従って、
かごの速度が上昇すると、フライボールの回転速度が上
がり、遠心力が調整ばねの初期圧と釣り合う位置を維持
するような動きをする。
【０００９】駆動電源を切る動作や、非常止め装置を作
動させるのはそのときのフライボールの動きを利用した
ものである。
動させるのはそのときのフライボールの動きを利用した
ものである。
【００１０】よって、それらの作動速度を定格速度の違
いに応じて設定するためには調整ばねの初期値を変えた
り、ばねそのものをばね定数の違うものに変えたりして
速度設定を行っている。
いに応じて設定するためには調整ばねの初期値を変えた
り、ばねそのものをばね定数の違うものに変えたりして
速度設定を行っている。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】このように異なる定格
速度に対して速度設定を行うには調整ばねを変更する必
要があるが、取付けられるばねの外形寸法が限られるた
め、任意に初期圧、ばね定数或いは圧縮長さを選ぶこと
が出来ず、速度設定可能範囲が狭いと言う問題があっ
た。
速度に対して速度設定を行うには調整ばねを変更する必
要があるが、取付けられるばねの外形寸法が限られるた
め、任意に初期圧、ばね定数或いは圧縮長さを選ぶこと
が出来ず、速度設定可能範囲が狭いと言う問題があっ
た。
【００１２】本発明はフライボール式のガバナにおける
上記の問題を考えて成されたものであり、速度設定範囲
が広く、調整が容易なガバナを得ることが目的である。
上記の問題を考えて成されたものであり、速度設定範囲
が広く、調整が容易なガバナを得ることが目的である。
【００１３】
【課題を解決するための手段】このため、アームとフラ
イボールの夫々にねじを設け、ねじ止めで両者を固定す
るようにする。更に、フライボールを複数個のウエート
を積層して構成したものにする。
イボールの夫々にねじを設け、ねじ止めで両者を固定す
るようにする。更に、フライボールを複数個のウエート
を積層して構成したものにする。
【００１４】
【作用】フライボールをアームに対して任意の位置に固
定し、更に、フライボールの重量もウエートの個数の増
減で適宜加減することにより、ガバナの作動速度を種々
に設定することが出来る。
定し、更に、フライボールの重量もウエートの個数の増
減で適宜加減することにより、ガバナの作動速度を種々
に設定することが出来る。
【００１５】
【実施例】本発明を図１〜図２に示す実施例に基づいて
説明する。
説明する。
【００１６】フライボール１５を取付けるアーム１６に
ねじを切り、フライボール１５にねじ穴を明ける。フラ
イボール１５は小形の円盤で中心にねじ穴を設けた小型
のウエート１７を複数個積層して形成する。これをアー
ム１６に捩じ込んで取付ける。このとき、複数個のおも
り１７、１７…を互いにダブルナットの作用をさせて固
定すれば、固定用ナット１８の代わりになる。
ねじを切り、フライボール１５にねじ穴を明ける。フラ
イボール１５は小形の円盤で中心にねじ穴を設けた小型
のウエート１７を複数個積層して形成する。これをアー
ム１６に捩じ込んで取付ける。このとき、複数個のおも
り１７、１７…を互いにダブルナットの作用をさせて固
定すれば、固定用ナット１８の代わりになる。
【００１７】このような構成のガバナなので次のような
機能がある。
機能がある。
【００１８】従来のものは最初に決めた速度設定範囲に
対して、更に、定格速度の高いものに適用する場合、ば
ねの初期値圧を上げ、フライボールの開き出し（フライ
ボールの上昇始め）速度を上げなければならないが、ば
ねの初期たわみが大きすぎると、動作ストロークが不足
する問題がある。これに対し、フライボールの重心をス
ピンドル（回転中心）に近付けるか、フライボールの重
量を減じて、遠心力を小さくすることで、ばねの初期撓
みを小さくでき、高速になったフライボールの開きだし
の速度に対処できる。
対して、更に、定格速度の高いものに適用する場合、ば
ねの初期値圧を上げ、フライボールの開き出し（フライ
ボールの上昇始め）速度を上げなければならないが、ば
ねの初期たわみが大きすぎると、動作ストロークが不足
する問題がある。これに対し、フライボールの重心をス
ピンドル（回転中心）に近付けるか、フライボールの重
量を減じて、遠心力を小さくすることで、ばねの初期撓
みを小さくでき、高速になったフライボールの開きだし
の速度に対処できる。
【００１９】
【発明の効果】本発明により、広い定格速度範囲にわた
り対応出来、また、据付現場での調整も動作設定速度を
容易に変更することができるガバナであるので、作業性
の著しい向上が得られることとなる。
り対応出来、また、据付現場での調整も動作設定速度を
容易に変更することができるガバナであるので、作業性
の著しい向上が得られることとなる。
【図１】本発明によるガバナの正面図。
【図２】図１の部分斜視図、
【図３】従来のガバナの正面図、
【図４】エレベータ構成の概略図である。
１…かご ２…ガバナ １０…スピンドル １１、１５…フライボール １３、１６…アーム １７…小型ウエート
Claims (2)
- 【請求項１】 かご速度に連動するスピンドルにアーム
を介してフライボールを取付け、このフライボールの遠
心力による変位に応じてかご速度を制御するエレベータ
ガバナにおいて、 前記フライボールを前記アームの一端に設けたねじに、
捩込んで取付け固定することを特徴とするエレベータガ
バナ。 - 【請求項２】 前記フライボールを捩子穴を設けた複数
個のウエートを積重ねて形成したことを特徴とする請求
項１記載のエレベータガバナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4835593A JPH06263359A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | エレベータガバナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4835593A JPH06263359A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | エレベータガバナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06263359A true JPH06263359A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=12801058
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4835593A Pending JPH06263359A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | エレベータガバナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06263359A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG97234A1 (en) * | 2001-08-03 | 2003-07-18 | Toshiba Elevator Kk | Speed governor and elevator employing the speed governor |
| WO2010086967A1 (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-05 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| WO2011027432A1 (ja) * | 2009-09-02 | 2011-03-10 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| WO2011083574A1 (ja) * | 2010-01-07 | 2011-07-14 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| CN104176579A (zh) * | 2014-07-31 | 2014-12-03 | 苏州汉森华纳节能科技有限公司 | 电梯限速器 |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP4835593A patent/JPH06263359A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG97234A1 (en) * | 2001-08-03 | 2003-07-18 | Toshiba Elevator Kk | Speed governor and elevator employing the speed governor |
| WO2010086967A1 (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-05 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| JPWO2010086967A1 (ja) * | 2009-01-28 | 2012-07-26 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| WO2011027432A1 (ja) * | 2009-09-02 | 2011-03-10 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| CN102482055A (zh) * | 2009-09-02 | 2012-05-30 | 三菱电机株式会社 | 电梯装置 |
| JPWO2011027432A1 (ja) * | 2009-09-02 | 2013-01-31 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| WO2011083574A1 (ja) * | 2010-01-07 | 2011-07-14 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| CN104176579A (zh) * | 2014-07-31 | 2014-12-03 | 苏州汉森华纳节能科技有限公司 | 电梯限速器 |
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