JPH06255146A - 熱転写記録装置 - Google Patents
熱転写記録装置Info
- Publication number
- JPH06255146A JPH06255146A JP5066026A JP6602693A JPH06255146A JP H06255146 A JPH06255146 A JP H06255146A JP 5066026 A JP5066026 A JP 5066026A JP 6602693 A JP6602693 A JP 6602693A JP H06255146 A JPH06255146 A JP H06255146A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink film
- platen
- color
- thermal transfer
- recording paper
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱転写記録に必要のない無駄な領域を熱転写
インクフィルムから排除すると共に、このような熱転写
インクフィルムを使用した場合であっても、記録紙をプ
ラテンに確実に巻き付ける。 【構成】 インクフィルムを巻回して成るインクフィル
ム供給手段と、インクフィルムを巻き取るインクフィル
ム巻き取り手段と、インクフィルムをインクフィルム供
給手段からインクフィルム巻き取り手段に搬送せしめる
インクフィルム搬送手段とを具備し、インクフィルム搬
送手段が、熱転写記録終了時又は熱転写記録開始時に、
インクフィルムを記録紙と随送させることによって記録
紙の先端部をサーマルヘッドの位置まで案内すると共
に、案内に要するインクフィルムの量とほぼ等しい量だ
け、インクフィルムをインクフィルム供給手段に巻き戻
す。
インクフィルムから排除すると共に、このような熱転写
インクフィルムを使用した場合であっても、記録紙をプ
ラテンに確実に巻き付ける。 【構成】 インクフィルムを巻回して成るインクフィル
ム供給手段と、インクフィルムを巻き取るインクフィル
ム巻き取り手段と、インクフィルムをインクフィルム供
給手段からインクフィルム巻き取り手段に搬送せしめる
インクフィルム搬送手段とを具備し、インクフィルム搬
送手段が、熱転写記録終了時又は熱転写記録開始時に、
インクフィルムを記録紙と随送させることによって記録
紙の先端部をサーマルヘッドの位置まで案内すると共
に、案内に要するインクフィルムの量とほぼ等しい量だ
け、インクフィルムをインクフィルム供給手段に巻き戻
す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクフィルム上の色
材を記録紙に熱転写する熱転写記録装置に関する。
材を記録紙に熱転写する熱転写記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱転写記録用インクフィルムの概
略を図3に示す。図3は、3色プリント用のインクフィ
ルムの例である。インクフィルム20上に1色目の色材
15b、2色目の色材16、3色目の色材17の他に、
1色目の色材15bの前の部分に実際の転写には使用さ
れない領域15aが存在していた。これは記録紙をプラ
テンに巻き付けるために使用される。即ち、サーマルヘ
ッドをプラテンに圧接した状態でプラテンを回転させる
ことにより、記録紙とインクフィルムが一緒に送られ、
これにより記録紙をプラテンに巻き付けるようにしてい
た。従って、インクフィルムを実際の転写記録に使用さ
れる長さよりも、領域15aの分だけ長くする必要があ
る。
略を図3に示す。図3は、3色プリント用のインクフィ
ルムの例である。インクフィルム20上に1色目の色材
15b、2色目の色材16、3色目の色材17の他に、
1色目の色材15bの前の部分に実際の転写には使用さ
れない領域15aが存在していた。これは記録紙をプラ
テンに巻き付けるために使用される。即ち、サーマルヘ
ッドをプラテンに圧接した状態でプラテンを回転させる
ことにより、記録紙とインクフィルムが一緒に送られ、
これにより記録紙をプラテンに巻き付けるようにしてい
た。従って、インクフィルムを実際の転写記録に使用さ
れる長さよりも、領域15aの分だけ長くする必要があ
る。
【0003】また、この領域15aが色材ではなく単に
空白となっているもの、或いは1色目検知用の頭出しマ
ークになっているもの等もある。これ等の空白部やマー
ク部は、単色転写用のインクフィルムの場合は1画面ご
とに、また複数色転写用のインクフィルムの場合は1画
面分を構成する最初の部分に存在する。
空白となっているもの、或いは1色目検知用の頭出しマ
ークになっているもの等もある。これ等の空白部やマー
ク部は、単色転写用のインクフィルムの場合は1画面ご
とに、また複数色転写用のインクフィルムの場合は1画
面分を構成する最初の部分に存在する。
【0004】なお、図3は、3色プリント用のインクフ
ィルムの例であり、図3において、12は1色目検出用
の頭出しマークであり、13は2色目検出用の頭出しマ
ークであり、14は3色目検出用の頭出しマークであ
る。
ィルムの例であり、図3において、12は1色目検出用
の頭出しマークであり、13は2色目検出用の頭出しマ
ークであり、14は3色目検出用の頭出しマークであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3の
領域15aは実際の熱転写記録には必要のない領域であ
り、しかもその分インクフィルムが長くなる。インクフ
ィルムが長くなると、インクフィルム供給ロールやイン
クフィルム巻き取りロールも大きくなり、熱転写記録装
置全体も大型化し、インクフィルムのコストもかさむと
いう問題があった。
領域15aは実際の熱転写記録には必要のない領域であ
り、しかもその分インクフィルムが長くなる。インクフ
ィルムが長くなると、インクフィルム供給ロールやイン
クフィルム巻き取りロールも大きくなり、熱転写記録装
置全体も大型化し、インクフィルムのコストもかさむと
いう問題があった。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、熱転写記録に必要のない無駄な領域を熱転写イ
ンクフィルムから排除すると共に、このような熱転写イ
ンクフィルムを使用した場合であっても、記録紙をプラ
テンに確実に巻き付けることができるようにすることを
目的としている。
もので、熱転写記録に必要のない無駄な領域を熱転写イ
ンクフィルムから排除すると共に、このような熱転写イ
ンクフィルムを使用した場合であっても、記録紙をプラ
テンに確実に巻き付けることができるようにすることを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の熱転写記録装置は、サーマルヘッドとプラ
テンとの間に記録紙および1色以上のインク層を塗布し
て成るインクフィルムとを挟んで記録紙に熱転写を行う
熱転写記録装置において、インクフィルムを巻回して成
るインクフィルム供給手段と、インクフィルムを巻き取
るインクフィルム巻き取り手段と、インクフィルムをイ
ンクフィルム供給手段からインクフィルム巻き取り手段
に搬送せしめるインクフィルム搬送手段とを具備し、イ
ンクフィルム搬送手段が、熱転写記録終了時又は熱転写
記録開始時に、インクフィルムを記録紙と随送させるこ
とによって記録紙の先端部をサーマルヘッドの位置まで
案内すると共に、案内に要するインクフィルムの量とほ
ぼ等しい量だけ、インクフィルムをインクフィルム供給
手段に巻き戻すように構成されている。
に、本発明の熱転写記録装置は、サーマルヘッドとプラ
テンとの間に記録紙および1色以上のインク層を塗布し
て成るインクフィルムとを挟んで記録紙に熱転写を行う
熱転写記録装置において、インクフィルムを巻回して成
るインクフィルム供給手段と、インクフィルムを巻き取
るインクフィルム巻き取り手段と、インクフィルムをイ
ンクフィルム供給手段からインクフィルム巻き取り手段
に搬送せしめるインクフィルム搬送手段とを具備し、イ
ンクフィルム搬送手段が、熱転写記録終了時又は熱転写
記録開始時に、インクフィルムを記録紙と随送させるこ
とによって記録紙の先端部をサーマルヘッドの位置まで
案内すると共に、案内に要するインクフィルムの量とほ
ぼ等しい量だけ、インクフィルムをインクフィルム供給
手段に巻き戻すように構成されている。
【0008】
【作用】上記構成の熱転写記録装置においては、熱転写
記録終了時又は熱転写記録開始時に、インクフィルム供
給手段に転写済みのインクフィルムを巻き戻すようにし
たので、記録紙をプラテンに巻き付けるための領域(熱
転写記録に必要のない領域)が存在しないインクフィル
ムであっても、記録紙をプラテンに確実に巻き付けるこ
とが可能となる。
記録終了時又は熱転写記録開始時に、インクフィルム供
給手段に転写済みのインクフィルムを巻き戻すようにし
たので、記録紙をプラテンに巻き付けるための領域(熱
転写記録に必要のない領域)が存在しないインクフィル
ムであっても、記録紙をプラテンに確実に巻き付けるこ
とが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0010】図1は、本発明による熱転写記録装置の一
実施例を示す概略側面図である。
実施例を示す概略側面図である。
【0011】図1において、1はサーマルヘッド、11
はサーマルヘッド1をプラテン2に接離させる駆動手段
であり、6はプラテン2を正逆方向に回転させるプラテ
ン駆動手段である。3aはインクフィルム巻き取りロー
ルで、4aはインクフィルム巻き取りロール3aを駆動
する巻き取りロール駆動手段であり、3bはインクフィ
ルム供給ロールで、4bはインクフィルム供給ロール3
bを巻き戻す供給ロール駆動手段である。
はサーマルヘッド1をプラテン2に接離させる駆動手段
であり、6はプラテン2を正逆方向に回転させるプラテ
ン駆動手段である。3aはインクフィルム巻き取りロー
ルで、4aはインクフィルム巻き取りロール3aを駆動
する巻き取りロール駆動手段であり、3bはインクフィ
ルム供給ロールで、4bはインクフィルム供給ロール3
bを巻き戻す供給ロール駆動手段である。
【0012】5aおよび5bは記録紙9をプラテン2に
押圧する押さえローラであり、7はインクフィルム8の
転写位置マークを検出するセンサである。また記録紙9
をプラテン2に巻き付けるときに、記録紙9の先端がプ
ラテン2に巻き付く直前の位置を検出する記録紙のセン
サが10bで、記録紙9がプラテン2に巻き付きいて押
さえローラ5aおよび5bによりプラテン2にセットさ
れた記録紙9の先端を検出するためのセンサが10aで
ある。
押圧する押さえローラであり、7はインクフィルム8の
転写位置マークを検出するセンサである。また記録紙9
をプラテン2に巻き付けるときに、記録紙9の先端がプ
ラテン2に巻き付く直前の位置を検出する記録紙のセン
サが10bで、記録紙9がプラテン2に巻き付きいて押
さえローラ5aおよび5bによりプラテン2にセットさ
れた記録紙9の先端を検出するためのセンサが10aで
ある。
【0013】図2は、本発明による熱転写記録装置に使
用される3色プリント用のインクフィルムを示す概略正
面図である。
用される3色プリント用のインクフィルムを示す概略正
面図である。
【0014】図2において、12は1色目の転写材の位
置を示すマークであり、13は2色目の転写材の位置を
示すマークであり、14は3色目の転写材の位置を示す
マークである。また15は1色目の転写材の領域を示
し、16は2色目の転写材の領域を示し、17aは3色
目の転写材の領域を示す。17bは転写済の3色目の転
写材の領域を示し、18aおよび18bはインクフィル
ム巻き戻し位置を示すマークである。
置を示すマークであり、13は2色目の転写材の位置を
示すマークであり、14は3色目の転写材の位置を示す
マークである。また15は1色目の転写材の領域を示
し、16は2色目の転写材の領域を示し、17aは3色
目の転写材の領域を示す。17bは転写済の3色目の転
写材の領域を示し、18aおよび18bはインクフィル
ム巻き戻し位置を示すマークである。
【0015】以上のように構成された熱転写記録装置の
動作について、図1および図2を用いて説明する。
動作について、図1および図2を用いて説明する。
【0016】記録紙9に転写を行う前の段階では、イン
クフィルム8の位置は巻き戻し位置マーク18bがマー
クセンサ7の位置にある。このとき領域17bは、前回
の転写記録の3色目の領域として使用されて既に使用済
みとなっており、次の転写記録は領域15が1色目の領
域となる。転写記録開始時には、転写記録開始命令を受
けると、給紙手段(図示せず)により記録紙9が1枚送
り出され、記録紙9の先頭が記録紙のセンサ10bに達
したときに、駆動手段11がサーマルヘッド1をプラテ
ン2に圧接する。
クフィルム8の位置は巻き戻し位置マーク18bがマー
クセンサ7の位置にある。このとき領域17bは、前回
の転写記録の3色目の領域として使用されて既に使用済
みとなっており、次の転写記録は領域15が1色目の領
域となる。転写記録開始時には、転写記録開始命令を受
けると、給紙手段(図示せず)により記録紙9が1枚送
り出され、記録紙9の先頭が記録紙のセンサ10bに達
したときに、駆動手段11がサーマルヘッド1をプラテ
ン2に圧接する。
【0017】更に、プラテン駆動手段6がプラテン2を
駆動し、巻き取りロール駆動手段がインクフィルム巻き
取りロール3aを駆動することにより、記録紙9がプラ
テン2に巻き付き、記録紙のセンサ10aの位置に記録
紙9の先頭が達したときに、記録紙9のプラテン2への
巻き付きが完了となる。
駆動し、巻き取りロール駆動手段がインクフィルム巻き
取りロール3aを駆動することにより、記録紙9がプラ
テン2に巻き付き、記録紙のセンサ10aの位置に記録
紙9の先頭が達したときに、記録紙9のプラテン2への
巻き付きが完了となる。
【0018】ここでサーマルヘッド1をプラテン2より
離し、インクフィルム8の1色目の頭出し、即ち1色目
転写位置マーク12がマークセンサ7により検出される
までインクフィルム8の搬送を行う。その後に、再びサ
ーマルヘッド1をプラテン2に圧接して、プラテン2と
インクフィルム巻き取りロール3aを駆動して、1色目
の転写が開始される。
離し、インクフィルム8の1色目の頭出し、即ち1色目
転写位置マーク12がマークセンサ7により検出される
までインクフィルム8の搬送を行う。その後に、再びサ
ーマルヘッド1をプラテン2に圧接して、プラテン2と
インクフィルム巻き取りロール3aを駆動して、1色目
の転写が開始される。
【0019】1色目の転写が終了したらサーマルヘッド
1をプラテン2より離し、記録紙9をプラテン2を逆回
転させることにより1色目転写開始位置(図示せず)ま
で戻し、インクフィルム8は2色目の頭出し(2色目転
写位置マーク13がマークセンサ7により検出されるこ
と)を行い、再びサーマルヘッド1をプラテン2に圧接
して、プラテン2とインクフィルム巻き取りロール3a
を駆動し、2色目の転写を行う。
1をプラテン2より離し、記録紙9をプラテン2を逆回
転させることにより1色目転写開始位置(図示せず)ま
で戻し、インクフィルム8は2色目の頭出し(2色目転
写位置マーク13がマークセンサ7により検出されるこ
と)を行い、再びサーマルヘッド1をプラテン2に圧接
して、プラテン2とインクフィルム巻き取りロール3a
を駆動し、2色目の転写を行う。
【0020】同様に、2色目の転写が終了したらサーマ
ルヘッド1をプラテン2より離し、記録紙9をプラテン
2を逆回転させることにより2色目転写開始位置(図示
せず)まで戻し、インクフィルム8は3色目の頭出し
(3色目転写位置マーク14がマークセンサ7により検
出されること)を行い、再びサーマルヘッド1をプラテ
ン2に圧接して、プラテン2とインクフィルム巻き取り
ロール3aを駆動し、3色目の転写を行う。
ルヘッド1をプラテン2より離し、記録紙9をプラテン
2を逆回転させることにより2色目転写開始位置(図示
せず)まで戻し、インクフィルム8は3色目の頭出し
(3色目転写位置マーク14がマークセンサ7により検
出されること)を行い、再びサーマルヘッド1をプラテ
ン2に圧接して、プラテン2とインクフィルム巻き取り
ロール3aを駆動し、3色目の転写を行う。
【0021】3色目の転写が終了した後に、サーマルヘ
ッド1をプラテン2より離し、プラテン2を回転させ記
録紙9を排出する。同時に、又は記録紙9を排出後、イ
ンクフィルム8を駆動手段によりインクフィルム供給ロ
ール3bを駆動し、それまでと逆方向に送り、巻き戻し
位置マーク18aをマークセンサ7で検出した時点で駆
動を止め、次の転写を待つ。このようにして一連の転写
動作を終了する。
ッド1をプラテン2より離し、プラテン2を回転させ記
録紙9を排出する。同時に、又は記録紙9を排出後、イ
ンクフィルム8を駆動手段によりインクフィルム供給ロ
ール3bを駆動し、それまでと逆方向に送り、巻き戻し
位置マーク18aをマークセンサ7で検出した時点で駆
動を止め、次の転写を待つ。このようにして一連の転写
動作を終了する。
【0022】以上のように、熱転写記録終了後に、イン
クフィルム供給ロールに使用済みインクフィルムを巻き
戻しておくことにより、次の転写時において記録紙をプ
ラテンに巻き付ける動作で無駄なインクフィルム部分を
消費せずに済むことになる。また、インクフィルムをイ
ンクフィルム供給ローラに巻き戻すタイミングは転写記
録終了時でなくとも、転写記録開始前にインクフィルム
をインクフィルム供給ローラに巻き戻しても、同様の効
果が得られる。
クフィルム供給ロールに使用済みインクフィルムを巻き
戻しておくことにより、次の転写時において記録紙をプ
ラテンに巻き付ける動作で無駄なインクフィルム部分を
消費せずに済むことになる。また、インクフィルムをイ
ンクフィルム供給ローラに巻き戻すタイミングは転写記
録終了時でなくとも、転写記録開始前にインクフィルム
をインクフィルム供給ローラに巻き戻しても、同様の効
果が得られる。
【0023】また、巻き戻し位置マーク18aおよび1
8bを特に設けなくとも、例えばマークセンサを複数設
けることで巻き戻し位置を検出しても良いし、その他の
方法を用いて記録紙をプラテンに巻き付ける動作に必要
なインクフィルムの長さ(2つの記録紙センサ(10a
および10b)間の長さ)とおよそ等しい長さ分だけ、
インクフィルムを巻き戻しておけば、同様の効果が得ら
れる。特にインクフィルムがカセット式である場合に
は、使用途中でインクフィルムカセットを本体から取り
出したときに、インクフィルムの露出部分が既に転写済
みのインクフィルム部分であるので、埃等からインクフ
ィルムの未使用部分が汚染されるのを防ぐことができ、
取扱いが楽になる。
8bを特に設けなくとも、例えばマークセンサを複数設
けることで巻き戻し位置を検出しても良いし、その他の
方法を用いて記録紙をプラテンに巻き付ける動作に必要
なインクフィルムの長さ(2つの記録紙センサ(10a
および10b)間の長さ)とおよそ等しい長さ分だけ、
インクフィルムを巻き戻しておけば、同様の効果が得ら
れる。特にインクフィルムがカセット式である場合に
は、使用途中でインクフィルムカセットを本体から取り
出したときに、インクフィルムの露出部分が既に転写済
みのインクフィルム部分であるので、埃等からインクフ
ィルムの未使用部分が汚染されるのを防ぐことができ、
取扱いが楽になる。
【0024】更に、比較的ジャム(インクフィルムがプ
ラテン等に巻き込まれること)が発生しやすい記録紙
を、プラテンに巻き付ける動作時において、インクフィ
ルムの使用済み部分を用いることによりジャムが発生し
た場合でも、インクフィルムの未使用部分がその影響を
受けずに済む可能性が高い。
ラテン等に巻き込まれること)が発生しやすい記録紙
を、プラテンに巻き付ける動作時において、インクフィ
ルムの使用済み部分を用いることによりジャムが発生し
た場合でも、インクフィルムの未使用部分がその影響を
受けずに済む可能性が高い。
【0025】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明の技術的思想によれば、種々の変形が可能であ
る。例えば、上述した実施例においては、熱転写記録終
了後に記録紙の案内に要するインクフィルムの量とほぼ
等しい量だけ、インクフィルムを巻き戻すようにした
が、熱転写記録開始時に、インクフィルム8の1色目の
頭出しの際に、記録紙の案内に要するインクフィルムの
量の巻き戻し動作を含めることで、熱転写記録開始時に
巻き戻しを行うこともできる。
本発明の技術的思想によれば、種々の変形が可能であ
る。例えば、上述した実施例においては、熱転写記録終
了後に記録紙の案内に要するインクフィルムの量とほぼ
等しい量だけ、インクフィルムを巻き戻すようにした
が、熱転写記録開始時に、インクフィルム8の1色目の
頭出しの際に、記録紙の案内に要するインクフィルムの
量の巻き戻し動作を含めることで、熱転写記録開始時に
巻き戻しを行うこともできる。
【0026】また、上述した実施例においては、3色プ
リント用のインクフィルムを例として説明したが、3色
転写に限らず、1色転写や4色転写等に対しても本発明
を適用することができる。
リント用のインクフィルムを例として説明したが、3色
転写に限らず、1色転写や4色転写等に対しても本発明
を適用することができる。
【0027】更に、記録紙を実施例のように一方向に送
りながら熱転写記録を行う装置に限らず、両方向に記録
紙を送りながら熱転写記録を行う装置に対しても、本発
明を適用することができる。
りながら熱転写記録を行う装置に限らず、両方向に記録
紙を送りながら熱転写記録を行う装置に対しても、本発
明を適用することができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の熱転写記録装置
によれば、熱転写記録終了時又は熱転写記録開始時に、
インクフィルム供給手段に転写済みのインクフィルムを
巻き戻すようにしたので、熱転写記録に必要のない無駄
な領域を熱転写インクフィルムから排除することができ
る。
によれば、熱転写記録終了時又は熱転写記録開始時に、
インクフィルム供給手段に転写済みのインクフィルムを
巻き戻すようにしたので、熱転写記録に必要のない無駄
な領域を熱転写インクフィルムから排除することができ
る。
【0029】また、このような熱転写記録に必要のない
無駄な領域を排除した熱転写インクフィルムを使用した
場合であっても、記録紙をプラテンに確実に巻き付ける
ことが可能となる。
無駄な領域を排除した熱転写インクフィルムを使用した
場合であっても、記録紙をプラテンに確実に巻き付ける
ことが可能となる。
【図1】本発明による熱転写記録装置の一実施例を示す
概略側面図である。
概略側面図である。
【図2】本発明による熱転写記録装置に使用されるイン
クフィルムを示す概略正面図である。
クフィルムを示す概略正面図である。
【図3】従来のインクフィルムを示す概略正面図であ
る。
る。
1 サーマルヘッド 2 プラテン 3a インクフィルム巻き取りロール 3b インクフィルム供給ロール 4a 巻き取りロール駆動手段 4b 供給ロール駆動手段 5a 押さえローラ 5b 押さえローラ 6 プラテン駆動手段 7 マークセンサ 8 インクフィルム 9 記録紙 10a センサ 10b センサ 11 サーマルヘッド駆動手段 12 1色目転写位置マーク 13 2色目転写位置マーク 14 3色目転写位置マーク 15 1色目転写材領域 15a 転写には使用されない領域 15b 1色目転写材領域 16 2色目転写材領域 17a 3色目転写材領域 17b 3色目転写材領域 18a インクフィルム巻き戻し位置マーク 18b インクフィルム巻き戻し位置マーク
Claims (2)
- 【請求項1】サーマルヘッドとプラテンとの間に記録紙
および1色以上のインク層を塗布して成るインクフィル
ムとを挟んで記録紙に熱転写を行う熱転写記録装置にお
いて、 前記インクフィルムを巻回して成るインクフィルム供給
手段と、 前記インクフィルムを巻き取るインクフィルム巻き取り
手段と、 前記インクフィルムを前記インクフィルム供給手段から
前記インクフィルム巻き取り手段に搬送せしめるインク
フィルム搬送手段とを具備し、 前記インクフィルム搬送手段が、熱転写記録終了時又は
熱転写記録開始時に、前記インクフィルムを前記記録紙
と随送させることによって前記記録紙の先端部を前記サ
ーマルヘッドの位置まで案内すると共に、該案内に要す
る前記インクフィルムの量とほぼ等しい量だけ、前記イ
ンクフィルムを前記インクフィルム供給手段に巻き戻す
ことを特徴とする熱転写記録装置。 - 【請求項2】前記インクフィルムに形成される巻き戻し
位置マークと、 該巻き戻し位置マークを検出する検出手段とを具備し、 前記巻き戻し位置マークを前記検出手段が検出した時
に、前記インクフィルム搬送手段が、前記インクフィル
ムを前記インクフィルム供給手段に巻き戻すことを特徴
とする請求項1記載の熱転写記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5066026A JPH06255146A (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5066026A JPH06255146A (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 熱転写記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06255146A true JPH06255146A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=13304001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5066026A Pending JPH06255146A (ja) | 1993-03-02 | 1993-03-02 | 熱転写記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06255146A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7726569B2 (en) | 2005-12-05 | 2010-06-01 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Method for determining sampling timing and image reading apparatus using the same |
CN113715523A (zh) * | 2021-09-15 | 2021-11-30 | 珠海趣印科技有限公司 | 一种提高热转运打印套色精度的方法 |
-
1993
- 1993-03-02 JP JP5066026A patent/JPH06255146A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7726569B2 (en) | 2005-12-05 | 2010-06-01 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Method for determining sampling timing and image reading apparatus using the same |
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