JPH06156621A - 自動倉庫 - Google Patents
自動倉庫Info
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- JPH06156621A JPH06156621A JP30383292A JP30383292A JPH06156621A JP H06156621 A JPH06156621 A JP H06156621A JP 30383292 A JP30383292 A JP 30383292A JP 30383292 A JP30383292 A JP 30383292A JP H06156621 A JPH06156621 A JP H06156621A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 棚１Ａ，１Ｂに沿って移動可能な入出庫用台
車４Ａ〜４Ｄを上下複数段に配設し、任意レベルの入出
庫用台車４Ａ〜４Ｄとの間で荷Ｗを受渡し可能な昇降搬
送装置１０Ａ，１０Ｂを併設した自動倉庫に於いて、こ
の自動倉庫に対する入出庫用搬送装置１５と前記昇降搬
送装置１０Ａ，１０Ｂとの間の荷移載専用の装置を無く
して、コストダウンを図ること。 【構成】 昇降搬送装置１０Ａ，１０Ｂの昇降台１２上
に水平出退移動自在な荷移載台１３を配設し、この荷移
載台１３の進出状態での前記昇降台１２の昇降運動によ
り当該荷移載台１３との間で荷Ｗを受渡しし得る入出庫
用搬送装置１５を併設し、ホームポジションにある前記
荷移載台１３との間の荷受渡しと前記棚１Ａ，１Ｂの荷
支持部２との間の荷受渡しを行う荷移載手段９を各段台
車４Ａ〜４Ｄ上に配設した構成。
車４Ａ〜４Ｄを上下複数段に配設し、任意レベルの入出
庫用台車４Ａ〜４Ｄとの間で荷Ｗを受渡し可能な昇降搬
送装置１０Ａ，１０Ｂを併設した自動倉庫に於いて、こ
の自動倉庫に対する入出庫用搬送装置１５と前記昇降搬
送装置１０Ａ，１０Ｂとの間の荷移載専用の装置を無く
して、コストダウンを図ること。 【構成】 昇降搬送装置１０Ａ，１０Ｂの昇降台１２上
に水平出退移動自在な荷移載台１３を配設し、この荷移
載台１３の進出状態での前記昇降台１２の昇降運動によ
り当該荷移載台１３との間で荷Ｗを受渡しし得る入出庫
用搬送装置１５を併設し、ホームポジションにある前記
荷移載台１３との間の荷受渡しと前記棚１Ａ，１Ｂの荷
支持部２との間の荷受渡しを行う荷移載手段９を各段台
車４Ａ〜４Ｄ上に配設した構成。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、棚に沿って移動可能な
入出庫用台車を上下複数段に配設し、任意レベルの入出
庫用台車との間で荷を受渡し可能な昇降搬送装置を併設
した自動倉庫に関するものである。
入出庫用台車を上下複数段に配設し、任意レベルの入出
庫用台車との間で荷を受渡し可能な昇降搬送装置を併設
した自動倉庫に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及びその問題点】この種の自動倉庫に於け
る前記昇降搬送装置は、入出庫用搬送装置から受け取っ
た荷を任意レベルの入出庫用台車上へ移載し、或いは棚
から出庫した各段の入出庫用台車上の荷を受け取って入
出庫用搬送装置へ移載するための、所謂サーバーとして
使用されるものであるが、従来のこの種の自動倉庫で
は、前記入出庫用搬送装置と前記昇降搬送装置との間の
荷受渡しを行う荷移載装置が必要であったため、設備コ
ストが非常に高くつくばかりでなく、設備全体の占有床
面積が大きくなる欠点があった。
る前記昇降搬送装置は、入出庫用搬送装置から受け取っ
た荷を任意レベルの入出庫用台車上へ移載し、或いは棚
から出庫した各段の入出庫用台車上の荷を受け取って入
出庫用搬送装置へ移載するための、所謂サーバーとして
使用されるものであるが、従来のこの種の自動倉庫で
は、前記入出庫用搬送装置と前記昇降搬送装置との間の
荷受渡しを行う荷移載装置が必要であったため、設備コ
ストが非常に高くつくばかりでなく、設備全体の占有床
面積が大きくなる欠点があった。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の自動倉庫は、棚１Ａ，１Ｂに沿って移動可能な入
出庫用台車４Ａ〜４Ｄを上下複数段に配設し、任意レベ
ルの入出庫用台車４Ａ〜４Ｄとの間で荷Ｗを受渡し可能
な昇降搬送装置１０Ａ，１０Ｂを併設した自動倉庫に於
いて、前記昇降搬送装置１０Ａ，１０Ｂの昇降台１２上
に水平出退移動自在な荷移載台１３を配設し、この荷移
載台１３の進出状態での前記昇降台１２の昇降運動によ
り当該荷移載台１３との間で荷Ｗを受渡しし得る入出庫
用搬送装置１５を併設し、ホームポジションにある前記
荷移載台１３との間の荷受渡しと前記棚１Ａ，１Ｂの荷
支持部２との間の荷受渡しを行う荷移載手段９を各段台
車４Ａ〜４Ｄ上に配設した点に特徴を有する。
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の自動倉庫は、棚１Ａ，１Ｂに沿って移動可能な入
出庫用台車４Ａ〜４Ｄを上下複数段に配設し、任意レベ
ルの入出庫用台車４Ａ〜４Ｄとの間で荷Ｗを受渡し可能
な昇降搬送装置１０Ａ，１０Ｂを併設した自動倉庫に於
いて、前記昇降搬送装置１０Ａ，１０Ｂの昇降台１２上
に水平出退移動自在な荷移載台１３を配設し、この荷移
載台１３の進出状態での前記昇降台１２の昇降運動によ
り当該荷移載台１３との間で荷Ｗを受渡しし得る入出庫
用搬送装置１５を併設し、ホームポジションにある前記
荷移載台１３との間の荷受渡しと前記棚１Ａ，１Ｂの荷
支持部２との間の荷受渡しを行う荷移載手段９を各段台
車４Ａ〜４Ｄ上に配設した点に特徴を有する。
【０００４】また、請求項２に係る本発明に於いては、
前記昇降台１２上の荷移載台１３が、各段台車４Ａ〜４
Ｄの走行方向と平行な方向に水平出退移動自在であっ
て、その出退移動方向に適当間隔を隔てて並設された一
対の荷支持具１４ａ，１４ｂを備え、各段台車４Ａ〜４
Ｄ上の荷移載手段９は、台車走行方向と直交する方向に
水平出退移動自在であって、ホームポジションにある前
記荷移載台１３上の一対の荷支持具１４ａ，１４ｂ間に
進出可能な荷支持台８を備える。
前記昇降台１２上の荷移載台１３が、各段台車４Ａ〜４
Ｄの走行方向と平行な方向に水平出退移動自在であっ
て、その出退移動方向に適当間隔を隔てて並設された一
対の荷支持具１４ａ，１４ｂを備え、各段台車４Ａ〜４
Ｄ上の荷移載手段９は、台車走行方向と直交する方向に
水平出退移動自在であって、ホームポジションにある前
記荷移載台１３上の一対の荷支持具１４ａ，１４ｂ間に
進出可能な荷支持台８を備える。
【０００５】更に、請求項３に係る本発明装置では、前
記入出庫用搬送装置１５が、台車走行方向と直交する方
向に走行可能な電車１９と、この電車１９の下側で荷Ｗ
を吊り下げる一対のハンガー２０ａ，２０ｂとから構成
される。
記入出庫用搬送装置１５が、台車走行方向と直交する方
向に走行可能な電車１９と、この電車１９の下側で荷Ｗ
を吊り下げる一対のハンガー２０ａ，２０ｂとから構成
される。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、１Ａ，１Ｂは並設された同一の棚で
あって、夫々棚長さ方向と棚高さ方向に区切られた多数
の荷支持部２を備えている。各荷支持部２は、荷Ｗの底
部両側辺を支持する一対の荷受け具３ａ，３ｂを備えて
いる。４Ａ〜４Ｄは夫々同一構造の入出庫用台車であっ
て、棚１Ａ，１Ｂ間で、各段荷支持部２に対応して架設
された一対の走行用ガイドレール５ａ〜５ｄに、棚１
Ａ，１Ｂに沿って走行可能に支持されている。
づいて説明すると、１Ａ，１Ｂは並設された同一の棚で
あって、夫々棚長さ方向と棚高さ方向に区切られた多数
の荷支持部２を備えている。各荷支持部２は、荷Ｗの底
部両側辺を支持する一対の荷受け具３ａ，３ｂを備えて
いる。４Ａ〜４Ｄは夫々同一構造の入出庫用台車であっ
て、棚１Ａ，１Ｂ間で、各段荷支持部２に対応して架設
された一対の走行用ガイドレール５ａ〜５ｄに、棚１
Ａ，１Ｂに沿って走行可能に支持されている。
【０００７】各段台車４Ａ〜４Ｄは、モータで正逆任意
の方向に駆動される左右一対の駆動車輪６と左右一対の
従動車輪７とを備えた自走電車タイプのものであって、
走行方向に対し直交する方向で両棚１Ａ，１Ｂの何れ側
にも水平出退移動自在な荷支持台（ランニングフォー
ク）８を有する荷移載手段９が、棚１Ａ，１Ｂ側の荷受
け具３ａ，３ｂに対する上側レベルと下側レベルとの間
で昇降可能に搭載されている。
の方向に駆動される左右一対の駆動車輪６と左右一対の
従動車輪７とを備えた自走電車タイプのものであって、
走行方向に対し直交する方向で両棚１Ａ，１Ｂの何れ側
にも水平出退移動自在な荷支持台（ランニングフォー
ク）８を有する荷移載手段９が、棚１Ａ，１Ｂ側の荷受
け具３ａ，３ｂに対する上側レベルと下側レベルとの間
で昇降可能に搭載されている。
【０００８】１０Ａは入庫用昇降搬送装置であり、１０
Ｂは出庫用昇降搬送装置である。これら両昇降搬送装置
１０Ａ，１０Ｂは同一構造のものであって、棚１Ａ，１
Ｂの同一側端部に隣接して立設された昇降用ガイドレー
ル１１に沿って昇降可能な昇降台１２上に、台車（入出
庫用台車４Ａ〜４Ｄ）走行方向と平行な方向で棚１Ａ，
１Ｂのある側とは反対側へ水平出退移動自在な荷移載台
（ランニングフォーク）１３を設け、更に、この荷移載
台１３上に、台車走行方向に適当間隔隔てて一対の荷支
持具１４ａ，１４ｂを並設したものである。この荷支持
具１４ａ，１４ｂは、図１及び図２に実線で示されるよ
うに荷移載台１３が昇降台１２上のホームポジションに
あるとき、同一レベルにある入出庫用台車４Ａ〜４Ｄの
荷支持台８を両荷支持具１４ａ，１４ｂ間に進出させる
ことが出来る。
Ｂは出庫用昇降搬送装置である。これら両昇降搬送装置
１０Ａ，１０Ｂは同一構造のものであって、棚１Ａ，１
Ｂの同一側端部に隣接して立設された昇降用ガイドレー
ル１１に沿って昇降可能な昇降台１２上に、台車（入出
庫用台車４Ａ〜４Ｄ）走行方向と平行な方向で棚１Ａ，
１Ｂのある側とは反対側へ水平出退移動自在な荷移載台
（ランニングフォーク）１３を設け、更に、この荷移載
台１３上に、台車走行方向に適当間隔隔てて一対の荷支
持具１４ａ，１４ｂを並設したものである。この荷支持
具１４ａ，１４ｂは、図１及び図２に実線で示されるよ
うに荷移載台１３が昇降台１２上のホームポジションに
あるとき、同一レベルにある入出庫用台車４Ａ〜４Ｄの
荷支持台８を両荷支持具１４ａ，１４ｂ間に進出させる
ことが出来る。
【０００９】１５は入出庫用搬送装置である。この入出
庫用搬送装置１５は、床面上適当高さで台車走行方向に
対し直交する方向に架設された１本の走行用ガイドレー
ル１６と、このガイドレール１６に走行可能に吊り下げ
られ且つ搭載モータによって駆動される駆動車輪１７と
従動車輪１８とを備えたモノレール式電車１９と、当該
電車１９の下側で荷Ｗを吊り下げる一対のハンガー２０
ａ，２０ｂとから成る従来周知のものであって、前記電
車１９の走行経路が、昇降搬送装置１０Ａ，１０Ｂに於
ける昇降台１２の昇降経路に隣接するように配設されて
いる。而して、前記昇降搬送装置１０Ａ，１０Ｂの荷移
載台１３は、図１及び図２に夫々仮想線で示されるよう
に、前記電車１９の走行経路の真下位置まで進出移動さ
せることが出来、この進出状態で昇降台１２を昇降させ
ることにより、荷移載台１３上の一対の荷支持具１４
ａ，１４ｂを、前記一対のハンガー２０ａ，２０ｂ間
で、当該ハンガー２０ａ，２０ｂに対する上側レベルと
下側レベルとの間で昇降させることが出来る。
庫用搬送装置１５は、床面上適当高さで台車走行方向に
対し直交する方向に架設された１本の走行用ガイドレー
ル１６と、このガイドレール１６に走行可能に吊り下げ
られ且つ搭載モータによって駆動される駆動車輪１７と
従動車輪１８とを備えたモノレール式電車１９と、当該
電車１９の下側で荷Ｗを吊り下げる一対のハンガー２０
ａ，２０ｂとから成る従来周知のものであって、前記電
車１９の走行経路が、昇降搬送装置１０Ａ，１０Ｂに於
ける昇降台１２の昇降経路に隣接するように配設されて
いる。而して、前記昇降搬送装置１０Ａ，１０Ｂの荷移
載台１３は、図１及び図２に夫々仮想線で示されるよう
に、前記電車１９の走行経路の真下位置まで進出移動さ
せることが出来、この進出状態で昇降台１２を昇降させ
ることにより、荷移載台１３上の一対の荷支持具１４
ａ，１４ｂを、前記一対のハンガー２０ａ，２０ｂ間
で、当該ハンガー２０ａ，２０ｂに対する上側レベルと
下側レベルとの間で昇降させることが出来る。
【００１０】以上のように構成された自動倉庫は、次の
ように使用することが出来る。即ち、入出庫用搬送装置
１５の電車１９に吊り下げられた荷Ｗを棚１Ａ，１Ｂに
入庫するときは、当該電車１９を入庫用昇降搬送装置１
０Ａに隣接する入庫移載位置で停止させ、入庫用昇降搬
送装置１０Ａの荷移載台１３を電車１９の走行経路真下
位置まで進出させた状態で昇降台１２を上昇させて、荷
移載台１３を図１に示される荷受渡し下側レベルＤＬか
ら上側レベルＵＬまで上昇させる。この結果、一対の荷
支持具１４ａ，１４ｂがハンガー２０ａ，２０ｂ間で当
該ハンガーに対する上側レベルまで上昇して、荷Ｗをハ
ンガー２０ａ，２０ｂから持ち上げることになる。勿
論、ハンガー２０ａ，２０ｂの下端が荷移載台１３に当
接する前に昇降台１２は停止する。
ように使用することが出来る。即ち、入出庫用搬送装置
１５の電車１９に吊り下げられた荷Ｗを棚１Ａ，１Ｂに
入庫するときは、当該電車１９を入庫用昇降搬送装置１
０Ａに隣接する入庫移載位置で停止させ、入庫用昇降搬
送装置１０Ａの荷移載台１３を電車１９の走行経路真下
位置まで進出させた状態で昇降台１２を上昇させて、荷
移載台１３を図１に示される荷受渡し下側レベルＤＬか
ら上側レベルＵＬまで上昇させる。この結果、一対の荷
支持具１４ａ，１４ｂがハンガー２０ａ，２０ｂ間で当
該ハンガーに対する上側レベルまで上昇して、荷Ｗをハ
ンガー２０ａ，２０ｂから持ち上げることになる。勿
論、ハンガー２０ａ，２０ｂの下端が荷移載台１３に当
接する前に昇降台１２は停止する。
【００１１】係る状態で電車１９を発進させて、ハンガ
ー２０ａ，２０ｂを荷Ｗと荷移載台１３との間から脱出
させた後、荷移載台１３を昇降台１２上のホームポジシ
ョンまで後退移動させる。なお、ハンガー２０ａ，２０
ｂが電車１９の走行方向前後に並設されているときは、
前記のように荷支持具１４ａ，１４ｂで荷Ｗをハンガー
２０ａ，２０ｂから持ち上げた後、電車１９を発進させ
なくとも直ちに荷移載台１３をホームポジションへ後退
移動させることも出来る。勿論この場合、荷移載台１３
（荷支持具１４ａ，１４ｂ）の電車走行方向両端から荷
Ｗが張り出しているかまたは、荷移載台１３（荷支持具
１４ａ，１４ｂ）の電車走行方向両端にハンガー２０
ａ，２０ｂが入り込む上下方向に貫通した凹所が設けら
れていなければならない。更に、ハンガー２０ａ，２０
ｂが開閉可能に構成されていて、且つホームポジション
への荷移載台１３の後退移動または昇降台１２の昇降に
伴う荷Ｗの移動経路の外へハンガー２０ａ，２０ｂを開
動退避させることが出来る場合も、電車１９を発進させ
ないでハンガー２０ａ，２０ｂを開動させた後に、荷移
載台１３のホームポジションへの後退移動及び／または
昇降台１２の下降を開始させることが出来る。
ー２０ａ，２０ｂを荷Ｗと荷移載台１３との間から脱出
させた後、荷移載台１３を昇降台１２上のホームポジシ
ョンまで後退移動させる。なお、ハンガー２０ａ，２０
ｂが電車１９の走行方向前後に並設されているときは、
前記のように荷支持具１４ａ，１４ｂで荷Ｗをハンガー
２０ａ，２０ｂから持ち上げた後、電車１９を発進させ
なくとも直ちに荷移載台１３をホームポジションへ後退
移動させることも出来る。勿論この場合、荷移載台１３
（荷支持具１４ａ，１４ｂ）の電車走行方向両端から荷
Ｗが張り出しているかまたは、荷移載台１３（荷支持具
１４ａ，１４ｂ）の電車走行方向両端にハンガー２０
ａ，２０ｂが入り込む上下方向に貫通した凹所が設けら
れていなければならない。更に、ハンガー２０ａ，２０
ｂが開閉可能に構成されていて、且つホームポジション
への荷移載台１３の後退移動または昇降台１２の昇降に
伴う荷Ｗの移動経路の外へハンガー２０ａ，２０ｂを開
動退避させることが出来る場合も、電車１９を発進させ
ないでハンガー２０ａ，２０ｂを開動させた後に、荷移
載台１３のホームポジションへの後退移動及び／または
昇降台１２の下降を開始させることが出来る。
【００１２】荷Ｗを受け取った荷移載台１３が昇降台１
２上のホームポジションに戻ったならば、入庫作業に利
用する入出庫用台車４Ａ〜４Ｄに対する荷移載レベルま
で昇降台１２を昇降させる。一方、入庫作業に利用する
入出庫用台車４Ａ〜４Ｄは、入庫用昇降搬送装置１０Ａ
に隣接するホームポジションで待機させておく。そし
て、当該台車４Ａ〜４Ｄの荷移載手段９に於ける荷支持
台（ランニングフォーク）８を下側レベルで入庫用昇降
搬送装置１０Ａの方へ進出移動させ、荷Ｗを支持してい
る一対の荷支持具１４ａ，１４ｂ間で且つ荷Ｗと荷移載
台１３との間に当該荷支持台８を進入停止させる。係る
状態で荷支持台８を上側レベルまで上昇させることによ
り、一対の荷支持具１４ａ，１４ｂ上の荷Ｗを荷支持台
８ですくい上げさせ、そして荷支持台８をホームポジシ
ョンまで後退移動させることにより、入出庫用台車４Ａ
〜４Ｄへの荷Ｗの入庫移載が完了する。
２上のホームポジションに戻ったならば、入庫作業に利
用する入出庫用台車４Ａ〜４Ｄに対する荷移載レベルま
で昇降台１２を昇降させる。一方、入庫作業に利用する
入出庫用台車４Ａ〜４Ｄは、入庫用昇降搬送装置１０Ａ
に隣接するホームポジションで待機させておく。そし
て、当該台車４Ａ〜４Ｄの荷移載手段９に於ける荷支持
台（ランニングフォーク）８を下側レベルで入庫用昇降
搬送装置１０Ａの方へ進出移動させ、荷Ｗを支持してい
る一対の荷支持具１４ａ，１４ｂ間で且つ荷Ｗと荷移載
台１３との間に当該荷支持台８を進入停止させる。係る
状態で荷支持台８を上側レベルまで上昇させることによ
り、一対の荷支持具１４ａ，１４ｂ上の荷Ｗを荷支持台
８ですくい上げさせ、そして荷支持台８をホームポジシ
ョンまで後退移動させることにより、入出庫用台車４Ａ
〜４Ｄへの荷Ｗの入庫移載が完了する。
【００１３】荷Ｗを受け取った台車４Ａ〜４Ｄを入庫対
象の荷支持部２に隣接する位置まで走行させたならば、
当該荷支持部２の荷受け具３ａ，３ｂより上側レベルに
ある荷支持台８を入庫対象の荷支持部２内に進出移動さ
せた後、荷支持台８を下側レベルまで下降させて、荷支
持台８上の荷Ｗを荷支持部２の荷受け具３ａ，３ｂ上に
乗り移らせ、この後、荷支持台８をホームポジションま
で後退移動させることにより、入出庫用台車４Ａ〜４Ｄ
から棚１Ａ，１Ｂの荷支持部２に対する荷Ｗの入庫移載
が完了する。
象の荷支持部２に隣接する位置まで走行させたならば、
当該荷支持部２の荷受け具３ａ，３ｂより上側レベルに
ある荷支持台８を入庫対象の荷支持部２内に進出移動さ
せた後、荷支持台８を下側レベルまで下降させて、荷支
持台８上の荷Ｗを荷支持部２の荷受け具３ａ，３ｂ上に
乗り移らせ、この後、荷支持台８をホームポジションま
で後退移動させることにより、入出庫用台車４Ａ〜４Ｄ
から棚１Ａ，１Ｂの荷支持部２に対する荷Ｗの入庫移載
が完了する。
【００１４】棚１Ａ，１Ｂの荷支持部２に収納されてい
る荷Ｗを出庫するときは、出庫作業に利用する入出庫用
台車４Ａ〜４Ｄを出庫対象の荷支持部２に隣接する位置
まで走行させた後、上記の入庫作業時とは逆の順序で荷
移載手段９（荷支持台８）を稼働させて、荷Ｗを荷支持
部２内から入出庫用台車４Ａ〜４Ｄ上に出庫移載させ
る。そして当該台車４Ａ〜４Ｄを出庫用昇降搬送装置１
０Ｂに隣接するホームポジションまで走行させたなら
ば、この出庫作業に利用する台車４Ａ〜４Ｄのレベルで
待機させている出庫用昇降搬送装置１０Ｂの方へ、荷Ｗ
を支持している荷支持台８を上側レベルで進出移動さ
せ、次に荷支持台８を下側レベルまで下降させる。この
結果、出庫用昇降搬送装置１０Ｂの荷移載台１３上に於
ける一対の荷支持具１４ａ，１４ｂ間に荷支持台８が下
降して、当該荷支持台８上の荷Ｗが一対の荷支持具１４
ａ，１４ｂ上に乗り移る。この後、荷支持台８を下側レ
ベルでホームポジションまで後退移動させることによ
り、出庫用昇降搬送装置１０Ｂへの荷Ｗの出庫移載が完
了する。
る荷Ｗを出庫するときは、出庫作業に利用する入出庫用
台車４Ａ〜４Ｄを出庫対象の荷支持部２に隣接する位置
まで走行させた後、上記の入庫作業時とは逆の順序で荷
移載手段９（荷支持台８）を稼働させて、荷Ｗを荷支持
部２内から入出庫用台車４Ａ〜４Ｄ上に出庫移載させ
る。そして当該台車４Ａ〜４Ｄを出庫用昇降搬送装置１
０Ｂに隣接するホームポジションまで走行させたなら
ば、この出庫作業に利用する台車４Ａ〜４Ｄのレベルで
待機させている出庫用昇降搬送装置１０Ｂの方へ、荷Ｗ
を支持している荷支持台８を上側レベルで進出移動さ
せ、次に荷支持台８を下側レベルまで下降させる。この
結果、出庫用昇降搬送装置１０Ｂの荷移載台１３上に於
ける一対の荷支持具１４ａ，１４ｂ間に荷支持台８が下
降して、当該荷支持台８上の荷Ｗが一対の荷支持具１４
ａ，１４ｂ上に乗り移る。この後、荷支持台８を下側レ
ベルでホームポジションまで後退移動させることによ
り、出庫用昇降搬送装置１０Ｂへの荷Ｗの出庫移載が完
了する。
【００１５】次に、出庫用昇降搬送装置１０Ｂの昇降台
１２を、図１に示される入出庫用搬送装置１５に対する
荷受渡し上側レベルＵＬまで昇降させると共に、荷移載
台１３を電車１９の走行経路真下位置まで進出移動させ
る。係る状態で、ハンガー２０ａ，２０ｂが空の電車１
９を出庫用昇降搬送装置１０Ｂに隣接する位置まで走行
させることにより、当該電車１９の一対のハンガー２０
ａ，２０ｂが、一対の荷支持具１４ａ，１４ｂ上の荷Ｗ
の底部両側辺と荷移載台１３との間に進入するので、係
る状態で出庫用昇降搬送装置１０Ｂの昇降台１２を下降
させて、荷移載台１３を図１に示される荷受渡し下側レ
ベルＤＬまで下降させることにより、一対の荷支持具１
４ａ，１４ｂ上の荷Ｗをハンガー２０ａ，２０ｂに乗り
移らせることが出来る。この後、電車１９を発進させ
て、ハンガー２０ａ，２０ｂで支持されている荷Ｗを目
的の場所へ搬送することが出来る。
１２を、図１に示される入出庫用搬送装置１５に対する
荷受渡し上側レベルＵＬまで昇降させると共に、荷移載
台１３を電車１９の走行経路真下位置まで進出移動させ
る。係る状態で、ハンガー２０ａ，２０ｂが空の電車１
９を出庫用昇降搬送装置１０Ｂに隣接する位置まで走行
させることにより、当該電車１９の一対のハンガー２０
ａ，２０ｂが、一対の荷支持具１４ａ，１４ｂ上の荷Ｗ
の底部両側辺と荷移載台１３との間に進入するので、係
る状態で出庫用昇降搬送装置１０Ｂの昇降台１２を下降
させて、荷移載台１３を図１に示される荷受渡し下側レ
ベルＤＬまで下降させることにより、一対の荷支持具１
４ａ，１４ｂ上の荷Ｗをハンガー２０ａ，２０ｂに乗り
移らせることが出来る。この後、電車１９を発進させ
て、ハンガー２０ａ，２０ｂで支持されている荷Ｗを目
的の場所へ搬送することが出来る。
【００１６】なお、ハンガー２０ａ，２０ｂが電車１９
の走行方向前後に並設されているときは、出庫用昇降搬
送装置１０Ｂの荷移載台１３を入出庫用搬送装置１５に
対する荷受渡し上側レベルＵＬで電車走行経路の真下位
置まで進出移動させる前に、ハンガー２０ａ，２０ｂが
空の電車１９を出庫用昇降搬送装置１０Ｂに隣接する位
置で待機させておく必要がある。また、ハンガー２０
ａ，２０ｂが開閉可能に構成されていて、且つ開動状態
にあるハンガー２０ａ，２０ｂを、荷受渡し上側レベル
ＵＬで電車走行経路の真下位置に待機する荷移載台１３
上の荷Ｗに衝突させることなく、電車１９を出庫用昇降
搬送装置１０Ｂに隣接する荷受渡し位置まで走行させる
ことが出来る場合には、ハンガー２０ａ，２０ｂが電車
１９の走行方向前後に並設されているときでも、荷Ｗを
支持した荷移載台１３を荷受渡し上側レベルＵＬで電車
走行経路下まで進出移動させた後に、ハンガー２０ａ，
２０ｂを開動させた状態の電車１９を当該荷移載台１３
の真上位置まで走行させることが出来る。
の走行方向前後に並設されているときは、出庫用昇降搬
送装置１０Ｂの荷移載台１３を入出庫用搬送装置１５に
対する荷受渡し上側レベルＵＬで電車走行経路の真下位
置まで進出移動させる前に、ハンガー２０ａ，２０ｂが
空の電車１９を出庫用昇降搬送装置１０Ｂに隣接する位
置で待機させておく必要がある。また、ハンガー２０
ａ，２０ｂが開閉可能に構成されていて、且つ開動状態
にあるハンガー２０ａ，２０ｂを、荷受渡し上側レベル
ＵＬで電車走行経路の真下位置に待機する荷移載台１３
上の荷Ｗに衝突させることなく、電車１９を出庫用昇降
搬送装置１０Ｂに隣接する荷受渡し位置まで走行させる
ことが出来る場合には、ハンガー２０ａ，２０ｂが電車
１９の走行方向前後に並設されているときでも、荷Ｗを
支持した荷移載台１３を荷受渡し上側レベルＵＬで電車
走行経路下まで進出移動させた後に、ハンガー２０ａ，
２０ｂを開動させた状態の電車１９を当該荷移載台１３
の真上位置まで走行させることが出来る。
【００１７】また、荷Ｗが横長であるときは、その荷Ｗ
の長手方向の両端底部を荷支持部２の一対の荷受け具３
ａ，３ｂで支持させると共に、当該荷Ｗの長手方向が電
車走行方向と平行になるように、当該荷Ｗを電車１９の
ハンガー２０ａ，２０ｂで吊り下げるのが望ましい。従
って、特に横長の荷Ｗを取り扱う場合には、昇降台１２
に対して荷移載台１３を垂直軸心の回りに回転可能に構
成するか、または電車１９に対してハンガー２０ａ，２
０ｂを垂直軸心の回りに回転可能に構成して、電車１９
（荷移載台１３）への移載前または移載後に荷Ｗの向き
を水平面上で９０度転向させ得るようにすれば良い。
の長手方向の両端底部を荷支持部２の一対の荷受け具３
ａ，３ｂで支持させると共に、当該荷Ｗの長手方向が電
車走行方向と平行になるように、当該荷Ｗを電車１９の
ハンガー２０ａ，２０ｂで吊り下げるのが望ましい。従
って、特に横長の荷Ｗを取り扱う場合には、昇降台１２
に対して荷移載台１３を垂直軸心の回りに回転可能に構
成するか、または電車１９に対してハンガー２０ａ，２
０ｂを垂直軸心の回りに回転可能に構成して、電車１９
（荷移載台１３）への移載前または移載後に荷Ｗの向き
を水平面上で９０度転向させ得るようにすれば良い。
【００１８】上記実施例では、入庫用と出庫用の２台の
昇降搬送装置１０Ａ，１０Ｂを設けたが、１台の昇降搬
送装置で入出庫に兼用させることも出来る。また逆に、
入出庫用搬送装置１５を、入庫専用と出庫専用とに分け
て設けることも出来る。更に、昇降搬送装置１０Ａ，１
０Ｂの昇降台１２の昇降経路上端近傍に入出庫用搬送装
置１５との間の荷移載位置を設定したが、昇降台１２の
昇降経路の中間に入出庫用搬送装置１５との間の荷移載
位置を設けることも可能である。また、入出庫用台車４
Ａ〜４Ｄ上の荷移載手段９は、ランニングフォークタイ
プのものに限定されず、例えばコンベヤや、荷Ｗを押し
引き移載させるタイプのものなども活用出来る。
昇降搬送装置１０Ａ，１０Ｂを設けたが、１台の昇降搬
送装置で入出庫に兼用させることも出来る。また逆に、
入出庫用搬送装置１５を、入庫専用と出庫専用とに分け
て設けることも出来る。更に、昇降搬送装置１０Ａ，１
０Ｂの昇降台１２の昇降経路上端近傍に入出庫用搬送装
置１５との間の荷移載位置を設定したが、昇降台１２の
昇降経路の中間に入出庫用搬送装置１５との間の荷移載
位置を設けることも可能である。また、入出庫用台車４
Ａ〜４Ｄ上の荷移載手段９は、ランニングフォークタイ
プのものに限定されず、例えばコンベヤや、荷Ｗを押し
引き移載させるタイプのものなども活用出来る。
【００１９】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の自動倉庫
によれば、荷を上下複数段の入出庫用台車に移載し、或
いは出庫した荷を当該台車から受け取るために使用され
る昇降搬送装置を、当該装置の昇降台上に水平出退移動
自在に設けられた荷移載台を利用して、この自動倉庫に
対する入出庫用搬送装置との間の荷移載装置として兼用
させるものであるから、前記昇降搬送装置と前記入出庫
用搬送装置との間の荷移載を受け持つ専用の荷移載装置
を設ける必要がなくなり、大幅なコストダウンと、設備
全体の占有床面積を縮小することが出来る。
によれば、荷を上下複数段の入出庫用台車に移載し、或
いは出庫した荷を当該台車から受け取るために使用され
る昇降搬送装置を、当該装置の昇降台上に水平出退移動
自在に設けられた荷移載台を利用して、この自動倉庫に
対する入出庫用搬送装置との間の荷移載装置として兼用
させるものであるから、前記昇降搬送装置と前記入出庫
用搬送装置との間の荷移載を受け持つ専用の荷移載装置
を設ける必要がなくなり、大幅なコストダウンと、設備
全体の占有床面積を縮小することが出来る。
【図１】 一部切り欠き側面図である。
【図２】 横断平面図である。
【図３】 正面図である。
１Ａ 棚 １Ｂ 棚 ２ 荷支持部 ４Ａ 入出庫用台車 ４Ｂ 入出庫用台車 ４Ｃ 入出庫用台車 ４Ｄ 入出庫用台車 ５ａ 走行用ガイドレール ５ｂ 走行用ガイドレール ５ｃ 走行用ガイドレール ５ｄ 走行用ガイドレール ６ 駆動車輪 ８ 荷支持台（ランニングフォーク） ９ 荷移載手段 １０Ａ 入庫用昇降搬送装置 １０Ｂ 入庫用昇降搬送装置 １１ 昇降用ガイドレール １２ 昇降台 １３ 荷移載台 １４ａ 荷支持具 １４ｂ 荷支持具 １５ 入出庫用搬送装置 １６ 走行用ガイドレール １７ 駆動車輪 １９ モノレール式電車 ２０ａ ハンガー ２０ｂ ハンガー
Claims (3)
- 【請求項１】棚に沿って移動可能な入出庫用台車を上下
複数段に配設し、任意レベルの入出庫用台車との間で荷
を受渡し可能な昇降搬送装置を併設した自動倉庫に於い
て、前記昇降搬送装置の昇降台上に水平出退移動自在な
荷移載台を配設し、この荷移載台の進出状態での前記昇
降台の昇降運動により当該荷移載台との間で荷を受渡し
し得る入出庫用搬送装置を併設し、ホームポジションに
ある前記荷移載台との間の荷受渡しと前記棚の荷支持部
との間の荷受渡しを行う荷移載手段を各段台車上に配設
して成る自動倉庫。 - 【請求項２】前記昇降台上の荷移載台が、各段台車の走
行方向と平行な方向に水平出退移動自在であって、その
出退移動方向に適当間隔を隔てて並設された一対の荷支
持具を備え、各段台車上の荷移載手段は、台車走行方向
と直交する方向に水平出退移動自在であって、ホームポ
ジションにある前記荷移載台上の一対の荷支持具間に進
出可能な荷支持台を備えている請求項１に記載の自動倉
庫。 - 【請求項３】前記入出庫用搬送装置が、台車走行方向と
直交する方向に走行可能な電車と、この電車の下側で荷
を吊り下げる一対のハンガーとから成る請求項２に記載
の自動倉庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30383292A JPH06156621A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 自動倉庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30383292A JPH06156621A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 自動倉庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06156621A true JPH06156621A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=17925849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30383292A Pending JPH06156621A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 自動倉庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06156621A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11106009A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-20 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | コンテナ用立体自動倉庫 |
| JP2015079997A (ja) * | 2002-06-19 | 2015-04-23 | 村田機械株式会社 | オーバーヘッドホイスト搬送車 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60171901A (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-05 | Daifuku Co Ltd | 自動倉庫に於ける入出庫設備 |
| JPH04173605A (ja) * | 1990-11-07 | 1992-06-22 | Daifuku Co Ltd | 入出庫装置及び搬送装置付きラック設備 |
| JPH04256607A (ja) * | 1991-02-08 | 1992-09-11 | Daifuku Co Ltd | 自動倉庫装置 |
-
1992
- 1992-11-13 JP JP30383292A patent/JPH06156621A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60171901A (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-05 | Daifuku Co Ltd | 自動倉庫に於ける入出庫設備 |
| JPH04173605A (ja) * | 1990-11-07 | 1992-06-22 | Daifuku Co Ltd | 入出庫装置及び搬送装置付きラック設備 |
| JPH04256607A (ja) * | 1991-02-08 | 1992-09-11 | Daifuku Co Ltd | 自動倉庫装置 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11106009A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-20 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | コンテナ用立体自動倉庫 |
| JP2015079997A (ja) * | 2002-06-19 | 2015-04-23 | 村田機械株式会社 | オーバーヘッドホイスト搬送車 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980929 |