JPH06123338A - デファレンシャル装置 - Google Patents
デファレンシャル装置Info
- Publication number
- JPH06123338A JPH06123338A JP27267292A JP27267292A JPH06123338A JP H06123338 A JPH06123338 A JP H06123338A JP 27267292 A JP27267292 A JP 27267292A JP 27267292 A JP27267292 A JP 27267292A JP H06123338 A JPH06123338 A JP H06123338A
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- JP
- Japan
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- differential
- gear
- side gears
- pinion gear
- force
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- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 3
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 デフケースの収納孔内で摺動回転するピニオ
ンギヤを介して車軸側の一対のサイドギヤが連結され大
きな差動制限力が得られる小型で構造簡単なデファレン
シャル装置の提供を目的とする。 【構成】 この発明のデファレンシャル装置(7)は、
デフケース(21)の収納孔に外周を摺動回転自在に収
納されたピニオンギヤと、ピニオンギヤと噛合うと共に
各車軸側に連結された一対のサイドギヤ(37,39)
とを備え、少くとも一方の車軸とサイドギヤとの連結が
サイドギヤに対してはカムで連結され車軸に対してはス
プライン連結されたスリーブにより行われていることを
特徴とする。
ンギヤを介して車軸側の一対のサイドギヤが連結され大
きな差動制限力が得られる小型で構造簡単なデファレン
シャル装置の提供を目的とする。 【構成】 この発明のデファレンシャル装置(7)は、
デフケース(21)の収納孔に外周を摺動回転自在に収
納されたピニオンギヤと、ピニオンギヤと噛合うと共に
各車軸側に連結された一対のサイドギヤ(37,39)
とを備え、少くとも一方の車軸とサイドギヤとの連結が
サイドギヤに対してはカムで連結され車軸に対してはス
プライン連結されたスリーブにより行われていることを
特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のデファレンシ
ャル装置に関する。
ャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭63ー76938号公報に図5の
ような差動機構201が記載されている。この差動機構
201ではデフケース203の収納孔205に摺動自在
に収納されたピニオンギヤ206,207でサイドギヤ
209,211が連結されており、サイドギヤ209,
211との噛合い反力により収納孔205に押し付けら
れるピニオンギヤ206,207の回転摩擦抵抗によっ
て、差動制限力を得ている。
ような差動機構201が記載されている。この差動機構
201ではデフケース203の収納孔205に摺動自在
に収納されたピニオンギヤ206,207でサイドギヤ
209,211が連結されており、サイドギヤ209,
211との噛合い反力により収納孔205に押し付けら
れるピニオンギヤ206,207の回転摩擦抵抗によっ
て、差動制限力を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなピ
ニオンギヤ206,207の摩擦抵抗による差動制限力
では不充分であり、ギヤの噛合い状態を改善するために
各ギヤをヘリカルギヤにするとスラスト分力による差動
制限力は得られるがピニオンギヤ206,207に対す
る押付け力がそれだけ減少するから差動制限力はあまり
増えない。又、各サイドギヤ209,211はスリーブ
213,215と一体に形成され、これらのスリーブ2
13,215を介して車軸217,219にスプライン
連結されると共にデフケース203の軸支部221,2
23により支承されている。このように各サイドギヤ2
09,211がスリーブ213,215と一体に形成さ
れているから、カムなどで差動制限力を強化しようとし
てもこの差動機構201の内部には配置できず、従って
多板クラッチやビスカスカップリングのような差動制限
手段を差動機構201の外部に配置せざるを得ず、装置
が大型で複雑になる。
ニオンギヤ206,207の摩擦抵抗による差動制限力
では不充分であり、ギヤの噛合い状態を改善するために
各ギヤをヘリカルギヤにするとスラスト分力による差動
制限力は得られるがピニオンギヤ206,207に対す
る押付け力がそれだけ減少するから差動制限力はあまり
増えない。又、各サイドギヤ209,211はスリーブ
213,215と一体に形成され、これらのスリーブ2
13,215を介して車軸217,219にスプライン
連結されると共にデフケース203の軸支部221,2
23により支承されている。このように各サイドギヤ2
09,211がスリーブ213,215と一体に形成さ
れているから、カムなどで差動制限力を強化しようとし
てもこの差動機構201の内部には配置できず、従って
多板クラッチやビスカスカップリングのような差動制限
手段を差動機構201の外部に配置せざるを得ず、装置
が大型で複雑になる。
【0004】そこで、この発明は、デフケースの収納孔
内で摺動回転するピニオンギヤを介して車軸側の一対の
サイドギヤを連結するように構成され、簡単な構造で大
きな差動制限力の得られるデファレンシャル装置の提供
を目的とする。
内で摺動回転するピニオンギヤを介して車軸側の一対の
サイドギヤを連結するように構成され、簡単な構造で大
きな差動制限力の得られるデファレンシャル装置の提供
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のデファレンシ
ャル装置は、デフケースの収納孔に外周を摺動回転自在
に収納されたピニオンギヤと、ピニオンギヤと噛合うと
共に各車軸側に連結された一対のサイドギヤとを備え、
少くとも一方の車軸とサイドギヤとの連結がサイドギヤ
に対してはカムにより又車軸に対してはスプラインによ
りなされたスリーブにより行われていることを特徴とす
る。
ャル装置は、デフケースの収納孔に外周を摺動回転自在
に収納されたピニオンギヤと、ピニオンギヤと噛合うと
共に各車軸側に連結された一対のサイドギヤとを備え、
少くとも一方の車軸とサイドギヤとの連結がサイドギヤ
に対してはカムにより又車軸に対してはスプラインによ
りなされたスリーブにより行われていることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】デフケースの回転はピニオンギヤからサイドギ
ヤを介して各車軸に分配される。
ヤを介して各車軸に分配される。
【0007】このとき、ピニオンギヤはサイドギヤとの
噛合い反力によりデフケースの収納孔に押し付けられ、
この回転摩擦抵抗により差動制限力が得られる。又、各
ギヤをヘリカルギヤにするとスラスト力によるサイドギ
ヤ間やサイドギヤとデフケース間の摩擦抵抗により差動
制限力が得られる。車軸間に駆動抵抗差が生じるとこれ
らの差動制限力によりデフケースの回転はサイドギヤを
介して各車軸に差動分配される。
噛合い反力によりデフケースの収納孔に押し付けられ、
この回転摩擦抵抗により差動制限力が得られる。又、各
ギヤをヘリカルギヤにするとスラスト力によるサイドギ
ヤ間やサイドギヤとデフケース間の摩擦抵抗により差動
制限力が得られる。車軸間に駆動抵抗差が生じるとこれ
らの差動制限力によりデフケースの回転はサイドギヤを
介して各車軸に差動分配される。
【0008】この発明では、一方又は両方のサイドギヤ
と車軸との連結を、サイドギヤにはカムにより、又、車
軸にはスプラインにより連結されたスリーブを介して行
っている。従って、カムのスラスト力によりサイドギヤ
が互いに押し付けられて生じる摩擦抵抗により大きな差
動制限力が得られる。
と車軸との連結を、サイドギヤにはカムにより、又、車
軸にはスプラインにより連結されたスリーブを介して行
っている。従って、カムのスラスト力によりサイドギヤ
が互いに押し付けられて生じる摩擦抵抗により大きな差
動制限力が得られる。
【0009】カムによる差動制限力の大きさはカム角の
選択によって調節できる。又、車両の前進と後進とでカ
ム角を変える(例えばワンウェイカムを用いて後進方向
はスラスト力零とする)ことにより前進時は差動制限力
を大きくし、エンジンブレーキ使用時は差動制限力を小
さくしてABS(アンチ・ロック・ブレーキシステム)
との干渉を防止することができる。
選択によって調節できる。又、車両の前進と後進とでカ
ム角を変える(例えばワンウェイカムを用いて後進方向
はスラスト力零とする)ことにより前進時は差動制限力
を大きくし、エンジンブレーキ使用時は差動制限力を小
さくしてABS(アンチ・ロック・ブレーキシステム)
との干渉を防止することができる。
【0010】このようにカムをサイドギヤとスリーブと
の間に設け、多板クラッチやビスカスカップリングのよ
うな差動制限手段を用いずに大きな差動制限力が得られ
るように構成されているから、この発明のデファレンシ
ャル装置は構造が簡単で小型安価である。
の間に設け、多板クラッチやビスカスカップリングのよ
うな差動制限手段を用いずに大きな差動制限力が得られ
るように構成されているから、この発明のデファレンシ
ャル装置は構造が簡単で小型安価である。
【0011】
【実施例】図1ないし図4により一実施例の説明をす
る。図1はこの実施例のデファレンシャル装置を示し、
図4はこの実施例を用いた車両の動力系を示す。以下、
左右の方向はこの車両及び図1ないし図3での左右の方
向であり、符号を附していない部材等は図示されていな
い。
る。図1はこの実施例のデファレンシャル装置を示し、
図4はこの実施例を用いた車両の動力系を示す。以下、
左右の方向はこの車両及び図1ないし図3での左右の方
向であり、符号を附していない部材等は図示されていな
い。
【0012】この動力系は、エンジン1、トランスミッ
ション3、プロペラシャフト5、リヤデフ7(後輪側に
配置された図1のデファレンシャル装置)、後車軸9,
11、左右の後輪13,15、左右の前輪17,19な
どから構成されている。リヤデフ7において、デフケー
ス21はデフキャリヤ23内に回転自在に配置されてお
り、デフケース21に固定されたリングギヤ25はドラ
イブピニオンギヤ27と噛合っている。ドライブピニオ
ンギヤ27はプロペラシャフト5側に連結されたドライ
ブピニオンシャフト29と一体に形成されている。こう
して、エンジン1の駆動力はトランスミッション3から
プロペラシャフト5を介してリヤデフ7に伝達されて、
デフケース21を回転駆動する。
ション3、プロペラシャフト5、リヤデフ7(後輪側に
配置された図1のデファレンシャル装置)、後車軸9,
11、左右の後輪13,15、左右の前輪17,19な
どから構成されている。リヤデフ7において、デフケー
ス21はデフキャリヤ23内に回転自在に配置されてお
り、デフケース21に固定されたリングギヤ25はドラ
イブピニオンギヤ27と噛合っている。ドライブピニオ
ンギヤ27はプロペラシャフト5側に連結されたドライ
ブピニオンシャフト29と一体に形成されている。こう
して、エンジン1の駆動力はトランスミッション3から
プロペラシャフト5を介してリヤデフ7に伝達されて、
デフケース21を回転駆動する。
【0013】図1のように、デフケース21は本体31
と、本体31にボルト33で固定されたカバー35とか
らなっており、内部には左右一対のサイドギヤ37,3
9とスリーブ41,43とが配置されている。各サイド
ギヤ37,39は軸支部45,47によりスリーブ4
1,43にそれぞれ支承され、各スリーブ41,43は
軸支部49,51によりデフケース21に支承されてい
る。
と、本体31にボルト33で固定されたカバー35とか
らなっており、内部には左右一対のサイドギヤ37,3
9とスリーブ41,43とが配置されている。各サイド
ギヤ37,39は軸支部45,47によりスリーブ4
1,43にそれぞれ支承され、各スリーブ41,43は
軸支部49,51によりデフケース21に支承されてい
る。
【0014】サイドギヤ37,39とスリーブ41,4
3はそれぞれカム53,55で連結されており、左のス
リーブ41は左の後車軸9にスプライン連結され、右の
スリーブ43は右の後車軸11にスプライン連結されて
いる。カム53,55は一方向にだけ働くワンウェイカ
ムであり、図2は右のカム55を示している。サイドギ
ヤ37,39は互いの対向面が摺動するように配置さ
れ、右のサイドギヤ39とデフケ−ス21との間にはワ
ッシャ57が配置されている。
3はそれぞれカム53,55で連結されており、左のス
リーブ41は左の後車軸9にスプライン連結され、右の
スリーブ43は右の後車軸11にスプライン連結されて
いる。カム53,55は一方向にだけ働くワンウェイカ
ムであり、図2は右のカム55を示している。サイドギ
ヤ37,39は互いの対向面が摺動するように配置さ
れ、右のサイドギヤ39とデフケ−ス21との間にはワ
ッシャ57が配置されている。
【0015】本体31には、サイドギヤ37,39の径
方向外側に、長い収納孔59と短い収納孔とが周方向交
互に配置されている。長い収納孔59には長いピニオン
ギヤ61が摺動回転自在に収納され、短い収納孔には短
いピニオンギヤが摺動自在に収納されている。図1のよ
うに、長いピニオンギヤ61は左右ギヤ部63,65と
これらを連結する軸部67とからなり、軸部67は小径
にして左のサイドギヤ37との干渉を避けている。ギヤ
部63は短いピニオンギヤの左端部と噛合い、ギヤ部6
5は右のサイドギヤ39と噛合っている。又、短いピニ
オンギヤの右端部は左のサイドギヤ37と噛合ってい
る。こうして、差動機構69が構成されている。差動機
構69の各ギヤはヘリカルギヤであり、図3に示すよう
に、サイドギヤ37,39のねじれ角は互いに反対向き
にされている。
方向外側に、長い収納孔59と短い収納孔とが周方向交
互に配置されている。長い収納孔59には長いピニオン
ギヤ61が摺動回転自在に収納され、短い収納孔には短
いピニオンギヤが摺動自在に収納されている。図1のよ
うに、長いピニオンギヤ61は左右ギヤ部63,65と
これらを連結する軸部67とからなり、軸部67は小径
にして左のサイドギヤ37との干渉を避けている。ギヤ
部63は短いピニオンギヤの左端部と噛合い、ギヤ部6
5は右のサイドギヤ39と噛合っている。又、短いピニ
オンギヤの右端部は左のサイドギヤ37と噛合ってい
る。こうして、差動機構69が構成されている。差動機
構69の各ギヤはヘリカルギヤであり、図3に示すよう
に、サイドギヤ37,39のねじれ角は互いに反対向き
にされている。
【0016】こうしてリヤデフ7が構成されている。
【0017】デフケ−ス21を回転させるエンジン1の
駆動力は各ピニオンギヤからそれぞれ左右のサイドギヤ
37,39、カム53,55、スリーブ41,43、車
軸9,11を介して後輪13,15に分配され、後輪間
に駆動抵抗差が生じると各ピニオンギヤの回転により左
右の後輪13,15に差動分配される。
駆動力は各ピニオンギヤからそれぞれ左右のサイドギヤ
37,39、カム53,55、スリーブ41,43、車
軸9,11を介して後輪13,15に分配され、後輪間
に駆動抵抗差が生じると各ピニオンギヤの回転により左
右の後輪13,15に差動分配される。
【0018】このとき、各ピニオンギヤはサイドギヤ3
7,39との噛合い反力により収納孔に押し付けられ、
摩擦抵抗により差動機構69の差動回転が制限される。
7,39との噛合い反力により収納孔に押し付けられ、
摩擦抵抗により差動機構69の差動回転が制限される。
【0019】車両が前進するときデフケ−ス21は図3
の矢印71の方向に回転する。従って、ピニオンギヤと
の噛合いにより生じたスラスト力73,75によってサ
イドギヤ37,39は互いの対向面を押し付け合い、そ
の摩擦抵抗により差動制限力が発生する。又、図2に示
すように車両の前進時右のサイドギヤ39は矢印77
(矢印71と同方向)の方向に回転しトルクを受けるカ
ム55のスラスト力79により左に押される。同様に左
のサイドギヤ37はカム53のスラスト力81により右
に押される。こうして図3に示すようにサイドギヤ3
7,39対向面ではスラスト力81,79によって更に
大きな摩擦抵抗が発生し、差動制限力が強化される。な
お、以上の各差動制限力は差動機構69の伝達トルクが
大きいほど強くなる。
の矢印71の方向に回転する。従って、ピニオンギヤと
の噛合いにより生じたスラスト力73,75によってサ
イドギヤ37,39は互いの対向面を押し付け合い、そ
の摩擦抵抗により差動制限力が発生する。又、図2に示
すように車両の前進時右のサイドギヤ39は矢印77
(矢印71と同方向)の方向に回転しトルクを受けるカ
ム55のスラスト力79により左に押される。同様に左
のサイドギヤ37はカム53のスラスト力81により右
に押される。こうして図3に示すようにサイドギヤ3
7,39対向面ではスラスト力81,79によって更に
大きな摩擦抵抗が発生し、差動制限力が強化される。な
お、以上の各差動制限力は差動機構69の伝達トルクが
大きいほど強くなる。
【0020】こうして車両の前進時にはトルク感応型の
大きな差動制限力が得られるから、良路での通常走行時
は大トルクを掛けないから差動が適度に許容されて良好
な直進安定性と旋回性とが両立し、大トルクを掛ける悪
路脱出時などには大きな差動制限力が得られて車両のス
タックが防止され悪路走破性が向上する。又、後進時と
エンジンブレーキ使用時はカム53,55のスラスト力
81,79が発生せず差動制限力が大幅に低下するか
ら、エンジンブレーキの際はABSとの干渉を防止でき
る。
大きな差動制限力が得られるから、良路での通常走行時
は大トルクを掛けないから差動が適度に許容されて良好
な直進安定性と旋回性とが両立し、大トルクを掛ける悪
路脱出時などには大きな差動制限力が得られて車両のス
タックが防止され悪路走破性が向上する。又、後進時と
エンジンブレーキ使用時はカム53,55のスラスト力
81,79が発生せず差動制限力が大幅に低下するか
ら、エンジンブレーキの際はABSとの干渉を防止でき
る。
【0021】リヤデフ7は、カム53,55を差動機構
69内の左右のサイドギヤの内周側に配置して、多板ク
ラッチやビスカスカップリングのような複雑で大型の差
動制限手段を用いずに大きな差動制限力が得られるよう
に構成したから、構造が簡単で、小型、安価である。
69内の左右のサイドギヤの内周側に配置して、多板ク
ラッチやビスカスカップリングのような複雑で大型の差
動制限手段を用いずに大きな差動制限力が得られるよう
に構成したから、構造が簡単で、小型、安価である。
【0022】なお、カムによる差動制限力の大きさはカ
ム角の選択によって調節できる。又、カムは一方のサイ
ドギヤ側にだけ配置してもよい。又、各ギヤはヘリカル
ギヤでなくてもよい。
ム角の選択によって調節できる。又、カムは一方のサイ
ドギヤ側にだけ配置してもよい。又、各ギヤはヘリカル
ギヤでなくてもよい。
【0023】
【発明の効果】この発明は、デフケースの収納孔内で摺
動回転するピニオンギヤを介して各車軸側の一対のサイ
ドギヤを連結するデファレンシャル装置において、サイ
ドギヤと車軸とをスリーブを介して連結しスリーブとサ
イドギヤとの連結をカムで行った。従って、カムのスラ
スト力により大きな差動制限力が得られると共に、大型
で複雑な差動制限手段が不要であるから、構造が簡単
で、小型、安価である。
動回転するピニオンギヤを介して各車軸側の一対のサイ
ドギヤを連結するデファレンシャル装置において、サイ
ドギヤと車軸とをスリーブを介して連結しスリーブとサ
イドギヤとの連結をカムで行った。従って、カムのスラ
スト力により大きな差動制限力が得られると共に、大型
で複雑な差動制限手段が不要であるから、構造が簡単
で、小型、安価である。
【図1】一実施例の断面図である。
【図2】図1のAーA断面図である。
【図3】図1の実施例のサイドギヤを示す概略図である
【図4】図1の実施例を用いた車両の動力系を示すスケ
ルトン機構図である
ルトン機構図である
【図5】従来例の断面図である。
7 リヤデフ(デファレンシャル装置) 9,11 車軸 21 デフケース 37,39 サイドギヤ 41,43 スリーブ 53,55 カム 59 収納孔 61 ピニオンギヤ
Claims (1)
- 【請求項1】 デフケースの収納孔に外周を摺動回転自
在に収納されたピニオンギヤと、ピニオンギヤと噛合う
と共に各車軸側に連結された一対のサイドギヤとを備
え、少くとも一方の車軸とサイドギヤとの連結がサイド
ギヤに対してはカムにより又車軸に対してはスプライン
によりなされたスリーブにより行われていることを特徴
とするデファレンシャル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27267292A JPH06123338A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | デファレンシャル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27267292A JPH06123338A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | デファレンシャル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06123338A true JPH06123338A (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=17517186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27267292A Pending JPH06123338A (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | デファレンシャル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06123338A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7887024B2 (en) | 2002-01-18 | 2011-02-15 | Swagelok Company | Ball valve packing |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP27267292A patent/JPH06123338A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7887024B2 (en) | 2002-01-18 | 2011-02-15 | Swagelok Company | Ball valve packing |
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