JPH06128743A - 透明導電膜とその製造方法およびそれに用いるターゲット - Google Patents
透明導電膜とその製造方法およびそれに用いるターゲットInfo
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- JPH06128743A JPH06128743A JP4355858A JP35585892A JPH06128743A JP H06128743 A JPH06128743 A JP H06128743A JP 4355858 A JP4355858 A JP 4355858A JP 35585892 A JP35585892 A JP 35585892A JP H06128743 A JPH06128743 A JP H06128743A
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- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラズマ耐性に優れ、表面に何らかの機能薄
膜がプラズマCVD法などで成膜されたとしても、材質
の劣化がほとんどなく、透明性に優れ、低抵抗で、経済
性に優れた透明導電膜およびその製造方法とそれに用い
るターゲットを提供すること。 【構成】 酸化亜鉛系の透明導電膜(4,12)であ
り、Alが0.4〜4.5原子%含まれ、かつV,N
b,Ta,Mo,W,Reのうちの一種以上が0.03
〜1.0原子%含まれる。この透明導電膜を製造するに
は、V,Nb,Ta,Mo,W,Reのうちの一種以上
の酸化物を0.1〜3重量%含有し、アルミニウム酸化
物を0.5〜6重量%含有する酸化亜鉛系焼結体をター
ゲットとして、マグネトロンスパッタリング法を行い、
基板上に、酸化亜鉛系の透明導電膜を成膜する。
膜がプラズマCVD法などで成膜されたとしても、材質
の劣化がほとんどなく、透明性に優れ、低抵抗で、経済
性に優れた透明導電膜およびその製造方法とそれに用い
るターゲットを提供すること。 【構成】 酸化亜鉛系の透明導電膜(4,12)であ
り、Alが0.4〜4.5原子%含まれ、かつV,N
b,Ta,Mo,W,Reのうちの一種以上が0.03
〜1.0原子%含まれる。この透明導電膜を製造するに
は、V,Nb,Ta,Mo,W,Reのうちの一種以上
の酸化物を0.1〜3重量%含有し、アルミニウム酸化
物を0.5〜6重量%含有する酸化亜鉛系焼結体をター
ゲットとして、マグネトロンスパッタリング法を行い、
基板上に、酸化亜鉛系の透明導電膜を成膜する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば太陽電池など
に用いられる透明導電膜およびその製造方法とそれに用
いるターゲットに係わり、さらに詳しくは、プラズマ耐
性を向上させた透明導電膜およびその製造方法と、その
透明導電膜をスパッタリングにより成膜する際に用いる
ターゲットに関する。
に用いられる透明導電膜およびその製造方法とそれに用
いるターゲットに係わり、さらに詳しくは、プラズマ耐
性を向上させた透明導電膜およびその製造方法と、その
透明導電膜をスパッタリングにより成膜する際に用いる
ターゲットに関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池などの光電変換装置などを製造
する場合には、透明導電膜が不可欠である。従来の透明
導電膜としては、ITO膜(錫をドープしたインジウム
酸化物膜)が知られている。ITO膜は、透明性に優
れ、低抵抗であるという利点を有する。
する場合には、透明導電膜が不可欠である。従来の透明
導電膜としては、ITO膜(錫をドープしたインジウム
酸化物膜)が知られている。ITO膜は、透明性に優
れ、低抵抗であるという利点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ITO膜
は、インジウムが高価なことから、経済性に難点があっ
た。また、太陽電池などを製造する場合などには、透明
導電膜上にアモルファスシリコンをプラズマCVD法に
より成膜することになるが、その際に、透明導電膜がI
TO膜であると、プラズマCVD時の水素プラズマによ
り、ITO膜が劣化するという問題点を有している。
は、インジウムが高価なことから、経済性に難点があっ
た。また、太陽電池などを製造する場合などには、透明
導電膜上にアモルファスシリコンをプラズマCVD法に
より成膜することになるが、その際に、透明導電膜がI
TO膜であると、プラズマCVD時の水素プラズマによ
り、ITO膜が劣化するという問題点を有している。
【0004】なお、ITO膜に比較して安価な透明導電
膜として、特開平3−16954号公報に示すように、
酸化亜鉛系の透明導電膜も知られている。しかしなが
ら、この従来の酸化亜鉛系の透明導電膜では、ITO膜
と同様に、水素プラズマ耐性が十分でなく、その上にア
モルファスシリコンをプラズマCVD法などで成膜する
際に、透明導電膜の劣化が生じ、透明性の低下あるいは
抵抗の増大などの問題点を有している。
膜として、特開平3−16954号公報に示すように、
酸化亜鉛系の透明導電膜も知られている。しかしなが
ら、この従来の酸化亜鉛系の透明導電膜では、ITO膜
と同様に、水素プラズマ耐性が十分でなく、その上にア
モルファスシリコンをプラズマCVD法などで成膜する
際に、透明導電膜の劣化が生じ、透明性の低下あるいは
抵抗の増大などの問題点を有している。
【0005】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、プラズマ耐性に優れ、表面に何らかの機能薄膜がプ
ラズマCVD法などで成膜されたとしても、材質の劣化
がほとんどなく、透明性に優れ、低抵抗で、経済性に優
れた透明導電膜およびその製造方法とそれに用いるター
ゲットを提供することを目的とする。
れ、プラズマ耐性に優れ、表面に何らかの機能薄膜がプ
ラズマCVD法などで成膜されたとしても、材質の劣化
がほとんどなく、透明性に優れ、低抵抗で、経済性に優
れた透明導電膜およびその製造方法とそれに用いるター
ゲットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の透明導電膜は、酸化亜鉛系の透明導電膜で
あり、Alが0.4〜4.5原子%含まれ、かつV,N
b,Ta,Mo,W,Reのうちの一種以上が0.03
〜1.0原子%含まれることを特徴とする。
に、本発明の透明導電膜は、酸化亜鉛系の透明導電膜で
あり、Alが0.4〜4.5原子%含まれ、かつV,N
b,Ta,Mo,W,Reのうちの一種以上が0.03
〜1.0原子%含まれることを特徴とする。
【0007】また、本発明の透明導電膜の製造方法は、
V,Nb,Ta,Mo,W,Reのうちの一種以上の酸
化物を0.1〜3重量%含有し、アルミニウム酸化物を
0.5〜6重量%含有する酸化亜鉛系焼結体をターゲッ
トとして、マグネトロンスパッタリング法により、基板
上に、酸化亜鉛系の透明導電膜を成膜することを特徴と
する。
V,Nb,Ta,Mo,W,Reのうちの一種以上の酸
化物を0.1〜3重量%含有し、アルミニウム酸化物を
0.5〜6重量%含有する酸化亜鉛系焼結体をターゲッ
トとして、マグネトロンスパッタリング法により、基板
上に、酸化亜鉛系の透明導電膜を成膜することを特徴と
する。
【0008】本発明の透明導電膜をスパッタリングによ
り製造する際に用いられるターゲットは、V,Nb,T
a,Mo,W,Reのうちの一種以上の酸化物を0.1
〜3重量%含有し、アルミニウム酸化物を0.5〜6重
量%含有する酸化亜鉛系焼結体ターゲットである。
り製造する際に用いられるターゲットは、V,Nb,T
a,Mo,W,Reのうちの一種以上の酸化物を0.1
〜3重量%含有し、アルミニウム酸化物を0.5〜6重
量%含有する酸化亜鉛系焼結体ターゲットである。
【0009】
【作用】本発明者らは、比較的安価な酸化亜鉛系の透明
導電膜およびその製造方法について鋭意検討した結果、
酸化亜鉛系の透明導電膜に対し、Alを0.4〜4.5
原子%含ませ、かつV,Nb,Ta,Mo,W,Reの
うちの一種以上を0.03〜1.0原子%含ませること
により、プラズマ耐性が向上することを見い出し、本発
明を完成させるに至った。
導電膜およびその製造方法について鋭意検討した結果、
酸化亜鉛系の透明導電膜に対し、Alを0.4〜4.5
原子%含ませ、かつV,Nb,Ta,Mo,W,Reの
うちの一種以上を0.03〜1.0原子%含ませること
により、プラズマ耐性が向上することを見い出し、本発
明を完成させるに至った。
【0010】本発明の透明導電膜は、プラズマ耐性に優
れていることから、透明導電膜上にアモルファスシリコ
ンなどの薄膜をプラズマCVD法などで成膜したとして
も、透明導電膜の特性が劣化せず、透明性に優れ、かつ
低抵抗である。したがって、本発明の透明導電膜は、太
陽電池用などとして好適に用いることができる。
れていることから、透明導電膜上にアモルファスシリコ
ンなどの薄膜をプラズマCVD法などで成膜したとして
も、透明導電膜の特性が劣化せず、透明性に優れ、かつ
低抵抗である。したがって、本発明の透明導電膜は、太
陽電池用などとして好適に用いることができる。
【0011】本発明の透明導電膜は、V,Nb,Ta,
Mo,W,Reのうちの一種以上の酸化物を0.1〜3
重量%含有し、アルミニウム酸化物を0.5〜6重量%
含有する酸化亜鉛系焼結体ターゲットを用い、スパッタ
リング法により容易に成膜することができる。
Mo,W,Reのうちの一種以上の酸化物を0.1〜3
重量%含有し、アルミニウム酸化物を0.5〜6重量%
含有する酸化亜鉛系焼結体ターゲットを用い、スパッタ
リング法により容易に成膜することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明する。本発明の
透明導電膜は、酸化亜鉛系の透明導電膜であり、Alが
0.4〜4.5原子%含まれ、かつV,Nb,Ta,M
o,W,Reのうちの一種以上が0.03〜1.0原子
%含まれる。
透明導電膜は、酸化亜鉛系の透明導電膜であり、Alが
0.4〜4.5原子%含まれ、かつV,Nb,Ta,M
o,W,Reのうちの一種以上が0.03〜1.0原子
%含まれる。
【0013】Alを含有させるのは、低抵抗化および透
明性の向上のためであり、Alを上記範囲で含有させる
ことにより、低抵抗化および透明性の向上が図れる。A
lの含有量が多すぎると、かえって抵抗が増大する傾向
にある。また、少なすぎると、効果がない。
明性の向上のためであり、Alを上記範囲で含有させる
ことにより、低抵抗化および透明性の向上が図れる。A
lの含有量が多すぎると、かえって抵抗が増大する傾向
にある。また、少なすぎると、効果がない。
【0014】V,Nb,Ta,Mo,W,Reのうちの
一種以上を0.03〜1.0原子%含ませるのは、プラ
ズマ耐性を向上させるためであり、この範囲で含有させ
ることにより、プラズマ耐性が向上することが確認され
た。
一種以上を0.03〜1.0原子%含ませるのは、プラ
ズマ耐性を向上させるためであり、この範囲で含有させ
ることにより、プラズマ耐性が向上することが確認され
た。
【0015】本発明に係る酸化亜鉛系の透明導電膜は、
以下のような方法で製造される。まず、V,Nb,T
a,Mo,W,Reのうちの一種以上の酸化物(V2 O
5,Nb2 O5 ,Ta2 O5 ,MoO3 ,WO3 ,Re
O3 )を0.1〜3重量%含有し、アルミニウム酸化物
(Al2 O3 )を0.5〜6重量%含有する酸化亜鉛系
焼結体ターゲットを準備する。
以下のような方法で製造される。まず、V,Nb,T
a,Mo,W,Reのうちの一種以上の酸化物(V2 O
5,Nb2 O5 ,Ta2 O5 ,MoO3 ,WO3 ,Re
O3 )を0.1〜3重量%含有し、アルミニウム酸化物
(Al2 O3 )を0.5〜6重量%含有する酸化亜鉛系
焼結体ターゲットを準備する。
【0016】このような酸化亜鉛焼結体ターゲットは、
以下のような製法で製造することができる。すなわち、
まず、V,Nb,Ta,Mo,W,Reのうちの一種以
上の酸化物の粉体と、アルミニウム酸化物の粉体とを、
亜鉛酸化物の粉体に混合する。これら粉体の平均粒径
は、0.40〜0.70μm、好ましくは0.45〜
0.60μm程度である。その後、たとえば2ton/cm2
の圧力条件で冷間静水圧プレス等で成形し、その後、
900〜1500℃、好ましくは1200℃付近の温度
で大気中で熱処理し、焼結させる。熱処理時間は、特に
限定されないが、たとえば3時間程度である。
以下のような製法で製造することができる。すなわち、
まず、V,Nb,Ta,Mo,W,Reのうちの一種以
上の酸化物の粉体と、アルミニウム酸化物の粉体とを、
亜鉛酸化物の粉体に混合する。これら粉体の平均粒径
は、0.40〜0.70μm、好ましくは0.45〜
0.60μm程度である。その後、たとえば2ton/cm2
の圧力条件で冷間静水圧プレス等で成形し、その後、
900〜1500℃、好ましくは1200℃付近の温度
で大気中で熱処理し、焼結させる。熱処理時間は、特に
限定されないが、たとえば3時間程度である。
【0017】ターゲットを作成するその他の方法として
は、真空ホットプレス法がある。ホットプレス条件とし
ては、特に限定されないが、温度が900〜1500
℃、好ましくは1000℃程度であり、圧力が100〜
200kg/cm2 、好ましくは150kg/cm2 である。こ
のようにして得られたターゲットの結晶粒の平均粒径
は、0.5〜2.0μm程度、さらに好ましくは0.8
〜1.5μm程度である。
は、真空ホットプレス法がある。ホットプレス条件とし
ては、特に限定されないが、温度が900〜1500
℃、好ましくは1000℃程度であり、圧力が100〜
200kg/cm2 、好ましくは150kg/cm2 である。こ
のようにして得られたターゲットの結晶粒の平均粒径
は、0.5〜2.0μm程度、さらに好ましくは0.8
〜1.5μm程度である。
【0018】次に、このような焼結体をターゲットとし
て、たとえばDCマグネトロンスパッタリング法によ
り、基板上に直接あるいは他の機能薄膜を介して、本発
明に係る酸化亜鉛系の透明導電膜を成膜する。スパッタ
リングの条件は、特に限定されないが、たとえば次の条
件で行われる。
て、たとえばDCマグネトロンスパッタリング法によ
り、基板上に直接あるいは他の機能薄膜を介して、本発
明に係る酸化亜鉛系の透明導電膜を成膜する。スパッタ
リングの条件は、特に限定されないが、たとえば次の条
件で行われる。
【0019】スパッタ・ガス: アルゴン/酸素 スパッタ圧力 : 1〜10×10-3 Torr アルゴン流量 : 10〜40 SCCM 酸素流量 : 0.01〜1 SCCM スパッタ電流 : 0.3〜15 A スパッタ速度 : 100〜300 オングストロー
ム/分 スパッタ時間 : 0.5〜2時間 基板温度 : 200〜300℃
ム/分 スパッタ時間 : 0.5〜2時間 基板温度 : 200〜300℃
【0020】基板としては、特に限定されないが、たと
えばガラス基板あるいはポリマー基板などが用いられ
る。基板上に成膜される本発明の透明導電膜の膜厚も特
に限定されないが、たとえば太陽電池の透明導電膜とし
て用いる場合には、20〜300nm程度が好ましい。
えばガラス基板あるいはポリマー基板などが用いられ
る。基板上に成膜される本発明の透明導電膜の膜厚も特
に限定されないが、たとえば太陽電池の透明導電膜とし
て用いる場合には、20〜300nm程度が好ましい。
【0021】本発明の透明導電膜を用いて、たとえば集
積型構造の太陽電池を構成するには、図1に示すよう
に、基板2上に成膜された透明導電膜4をスリット状に
パターン加工し、その上に、太陽電池の光学活性層とし
て最もよく用いられているアモルファスシリコン層6を
成膜する。太陽電池の活性層としてのアモルファスシリ
コン層の構造としては、PN接合、PIN(あるいはN
IP)接合などが例示されるが、これに限定されない。
積型構造の太陽電池を構成するには、図1に示すよう
に、基板2上に成膜された透明導電膜4をスリット状に
パターン加工し、その上に、太陽電池の光学活性層とし
て最もよく用いられているアモルファスシリコン層6を
成膜する。太陽電池の活性層としてのアモルファスシリ
コン層の構造としては、PN接合、PIN(あるいはN
IP)接合などが例示されるが、これに限定されない。
【0022】アモルファスシリコン層6を透明導電膜4
の表面に形成するには、たとえばプラズマCVD法を用
いる。アモルファスシリコン層6を形成するためのプラ
ズマCVD法の条件は、特に限定されない。また、アモ
ルファスシリコン層6の膜厚も特に限定されないが、た
とえば100〜2000nm程度が好ましい。
の表面に形成するには、たとえばプラズマCVD法を用
いる。アモルファスシリコン層6を形成するためのプラ
ズマCVD法の条件は、特に限定されない。また、アモ
ルファスシリコン層6の膜厚も特に限定されないが、た
とえば100〜2000nm程度が好ましい。
【0023】アモルファスシリコン層6をプラズマCV
D法で成膜したとしても、本発明の透明導電膜4は、プ
ラズマ耐性に優れているので、その特性の劣化が少な
い。アモルファスシリコン層6は、その後スリット状に
パターン加工され、その後アモルファスシリコン層6の
上に、金属電極層8が形成され、スリット状にパターン
加工される。金属電極層8としては、特に限定されない
が、銀電極層などが用いられる。銀電極層は、たとえば
電子ビーム加熱蒸着法により成膜される。電極層8の膜
厚としては、特に限定されないが、たとえば0.1〜1
0μm程度である。
D法で成膜したとしても、本発明の透明導電膜4は、プ
ラズマ耐性に優れているので、その特性の劣化が少な
い。アモルファスシリコン層6は、その後スリット状に
パターン加工され、その後アモルファスシリコン層6の
上に、金属電極層8が形成され、スリット状にパターン
加工される。金属電極層8としては、特に限定されない
が、銀電極層などが用いられる。銀電極層は、たとえば
電子ビーム加熱蒸着法により成膜される。電極層8の膜
厚としては、特に限定されないが、たとえば0.1〜1
0μm程度である。
【0024】以下、本発明をさらに具体的な実施例によ
り説明するが、本発明は、これら実施例に限定されな
い。
り説明するが、本発明は、これら実施例に限定されな
い。
【0025】実施例1 図2に示すように、銅で構成してある厚さ0.4mmの導
電性基板10を準備し、その表面を研磨し表面粗さをD
EKTAKによる平均粗さが500オングストローム以
下となるようにした。その導電性基板10の表面を超音
波洗浄機を用い、アセトンで洗浄した。
電性基板10を準備し、その表面を研磨し表面粗さをD
EKTAKによる平均粗さが500オングストローム以
下となるようにした。その導電性基板10の表面を超音
波洗浄機を用い、アセトンで洗浄した。
【0026】このような導電性基板10の表面に、本発
明の実施例に係る透明導電膜12を成膜するために、D
Cマグネトロンスパッタリングで用いるターゲットを準
備した。
明の実施例に係る透明導電膜12を成膜するために、D
Cマグネトロンスパッタリングで用いるターゲットを準
備した。
【0027】本実施例では、V2 O5 を0.8重量%含
有し、Al2 O3 を2重量%含有し、残りがZnOであ
る原料粉体を混合後、冷間静水圧プレス(CIP)で2
ton/cm2 の圧力で予備成形する。粉体の平均粒径は、
0.50μmであった。その後、大気中で、1200℃
で3時間、熱処理することによって酸化亜鉛系焼結体を
得た。この焼結体における結晶粒の平均粒径は、1.2
μmであった。また、この焼結体中のアルミニウムの含
有割合は、1.1重量%であり、焼結体中のV元素の含
有割合は0.4重量%であった。
有し、Al2 O3 を2重量%含有し、残りがZnOであ
る原料粉体を混合後、冷間静水圧プレス(CIP)で2
ton/cm2 の圧力で予備成形する。粉体の平均粒径は、
0.50μmであった。その後、大気中で、1200℃
で3時間、熱処理することによって酸化亜鉛系焼結体を
得た。この焼結体における結晶粒の平均粒径は、1.2
μmであった。また、この焼結体中のアルミニウムの含
有割合は、1.1重量%であり、焼結体中のV元素の含
有割合は0.4重量%であった。
【0028】このようにして製造された酸化亜鉛系焼結
体をターゲットとして、DCマグネトロンスパッタリン
グ法により、導電性基板10上に、厚さtが480nmの
透明導電膜12を成膜した。スパッタリングの条件を以
下に示す。
体をターゲットとして、DCマグネトロンスパッタリン
グ法により、導電性基板10上に、厚さtが480nmの
透明導電膜12を成膜した。スパッタリングの条件を以
下に示す。
【0029】スパッタ・ガス: アルゴン/酸素 スパッタ圧力 : 1×10-3 Torr アルゴン流量 : 50SCCM 酸素流量 : 0.2SCCM スパッタ電流 : 0.05A スパッタ速度 : 80オングストローム/分 スパッタ時間 : 1時間 基板温度 : 200℃
【0030】スパッタリングに際しては、異常放電など
がほとんど発生せず、高品質の透明導電膜12が得られ
た。
がほとんど発生せず、高品質の透明導電膜12が得られ
た。
【0031】この透明導電膜12の原子分析をEPMA
を用いて行ったところ、Alが1.0原子%含まれ、V
が0.4原子%含まれる酸化亜鉛系膜であることが確認
された。
を用いて行ったところ、Alが1.0原子%含まれ、V
が0.4原子%含まれる酸化亜鉛系膜であることが確認
された。
【0032】この透明導電膜12を、10×10mmの大
きさにパターン加工した後、この透明導電膜の表面に、
白金で構成される取り出し電極14を、蒸着法により形
成した。次に、この透明導電膜12を、次に示す条件で
プラズマ処理を行った。
きさにパターン加工した後、この透明導電膜の表面に、
白金で構成される取り出し電極14を、蒸着法により形
成した。次に、この透明導電膜12を、次に示す条件で
プラズマ処理を行った。
【0033】放電周波数 : 13.56MHz 放電電力密度 : 0.3W/cm2 圧力 : 0.15Torr ガス流量 Ar : 35SCCM SiH4 : 0.2SCCM H2 : 0.35SCCM PH3 : 0・4SCCM 処理時間 : 2時間
【0034】プラズマ処理の前後において、図2に示す
取り出し電極14と導電性基板10との間の抵抗を図る
ことにより透明導電膜12の抵抗値を計測した結果を表
1に示す。
取り出し電極14と導電性基板10との間の抵抗を図る
ことにより透明導電膜12の抵抗値を計測した結果を表
1に示す。
【表1】
【0035】また、プラズマ処理の前後において、波長
550nmの光を透明導電膜に当て、その透過率を測定し
た結果を表1に示す。表1に示すように、特性の劣化が
少ないことが確認された。
550nmの光を透明導電膜に当て、その透過率を測定し
た結果を表1に示す。表1に示すように、特性の劣化が
少ないことが確認された。
【0036】実施例2 Nb2 O5 を0.8重量%含有し、Al2 O3 を2重量
%含有し、残りがZnOで構成される原料粉体を用いて
焼結体ターゲットを作成し、この焼結体ターゲットを用
いてDCマグネトロンスパッタリング法により透明導電
膜12を成膜した以外は、実施例1と同様にして導電性
基板10上に透明導電膜12を成膜し、プラズマ処理前
後における透明導電膜12の抵抗と透過率の測定結果を
表1に示す。
%含有し、残りがZnOで構成される原料粉体を用いて
焼結体ターゲットを作成し、この焼結体ターゲットを用
いてDCマグネトロンスパッタリング法により透明導電
膜12を成膜した以外は、実施例1と同様にして導電性
基板10上に透明導電膜12を成膜し、プラズマ処理前
後における透明導電膜12の抵抗と透過率の測定結果を
表1に示す。
【0037】なお、原料粉体の平均粒径は、0.50μ
mであり、ターゲットの結晶粒の平均粒径は、1.0μ
mであった。また、ターゲット中のアルミニウム元素の
含有割合は、1.1重量%であり、Nb元素の含有割合
は0.6重量%であった。スパッタリング時には、異常
放電などはほとんど発生せず、良質な透明導電膜12が
得られた。
mであり、ターゲットの結晶粒の平均粒径は、1.0μ
mであった。また、ターゲット中のアルミニウム元素の
含有割合は、1.1重量%であり、Nb元素の含有割合
は0.6重量%であった。スパッタリング時には、異常
放電などはほとんど発生せず、良質な透明導電膜12が
得られた。
【0038】実施例3 Ta2 O5 を0.8重量%含有し、Al2 O3 を2重量
%含有し、残りがZnOで構成される原料粉体を用いて
焼結体ターゲットを作成し、この焼結体ターゲットを用
いてDCマグネトロンスパッタリング法により透明導電
膜12を成膜した以外は、実施例1と同様にして導電性
基板10上に透明導電膜12を成膜し、プラズマ処理前
後における透明導電膜12の抵抗と透過率の測定結果を
表1に示す。
%含有し、残りがZnOで構成される原料粉体を用いて
焼結体ターゲットを作成し、この焼結体ターゲットを用
いてDCマグネトロンスパッタリング法により透明導電
膜12を成膜した以外は、実施例1と同様にして導電性
基板10上に透明導電膜12を成膜し、プラズマ処理前
後における透明導電膜12の抵抗と透過率の測定結果を
表1に示す。
【0039】なお、原料粉体の平均粒径は、0.55μ
mであり、ターゲットの結晶粒の平均粒径は、1.1μ
mであった。また、ターゲット中のアルミニウム元素の
含有割合は、1.1重量%であり、Ta元素の含有割合
は0.7重量%であった。スパッタリング時には、異常
放電などはほとんど発生せず、良質な透明導電膜12が
得られた。
mであり、ターゲットの結晶粒の平均粒径は、1.1μ
mであった。また、ターゲット中のアルミニウム元素の
含有割合は、1.1重量%であり、Ta元素の含有割合
は0.7重量%であった。スパッタリング時には、異常
放電などはほとんど発生せず、良質な透明導電膜12が
得られた。
【0040】実施例4 MoO3 を0.8重量%含有し、Al2 O3 を2重量%
含有し、残りがZnOで構成される原料粉体を用いて焼
結体ターゲットを作成し、この焼結体ターゲットを用い
てDCマグネトロンスパッタリング法により透明導電膜
12を成膜した以外は、実施例1と同様にして導電性基
板10上に透明導電膜12を成膜し、プラズマ処理前後
における透明導電膜12の抵抗と透過率の測定結果を表
1に示す。
含有し、残りがZnOで構成される原料粉体を用いて焼
結体ターゲットを作成し、この焼結体ターゲットを用い
てDCマグネトロンスパッタリング法により透明導電膜
12を成膜した以外は、実施例1と同様にして導電性基
板10上に透明導電膜12を成膜し、プラズマ処理前後
における透明導電膜12の抵抗と透過率の測定結果を表
1に示す。
【0041】なお、原料粉体の平均粒径は、0.58μ
mであり、ターゲットの結晶粒の平均粒径は、1.1μ
mであった。また、ターゲット中のアルミニウム元素の
含有割合は、1.1重量%であり、Mo元素の含有割合
は0.5重量%であった。スパッタリング時には、異常
放電などはほとんど発生せず、良質な透明導電膜12が
得られた。
mであり、ターゲットの結晶粒の平均粒径は、1.1μ
mであった。また、ターゲット中のアルミニウム元素の
含有割合は、1.1重量%であり、Mo元素の含有割合
は0.5重量%であった。スパッタリング時には、異常
放電などはほとんど発生せず、良質な透明導電膜12が
得られた。
【0042】実施例5 WO3 を0.8重量%含有し、Al2 O3 を2重量%含
有し、残りがZnOで構成される原料粉体を用いて焼結
体ターゲットを作成し、この焼結体ターゲットを用いて
DCマグネトロンスパッタリング法により透明導電膜1
2を成膜した以外は、実施例1と同様にして導電性基板
10上に透明導電膜12を成膜し、プラズマ処理前後に
おける透明導電膜12の抵抗と透過率の測定結果を表1
に示す。
有し、残りがZnOで構成される原料粉体を用いて焼結
体ターゲットを作成し、この焼結体ターゲットを用いて
DCマグネトロンスパッタリング法により透明導電膜1
2を成膜した以外は、実施例1と同様にして導電性基板
10上に透明導電膜12を成膜し、プラズマ処理前後に
おける透明導電膜12の抵抗と透過率の測定結果を表1
に示す。
【0043】なお、原料粉体の平均粒径は、0.49μ
mであり、ターゲットの結晶粒の平均粒径は、1.1μ
mであった。また、ターゲット中のアルミニウム元素の
含有割合は、1.1重量%であり、W元素の含有割合は
0.6重量%であった。スパッタリング時には、異常放
電などはほとんど発生せず、良質な透明導電膜12が得
られた。
mであり、ターゲットの結晶粒の平均粒径は、1.1μ
mであった。また、ターゲット中のアルミニウム元素の
含有割合は、1.1重量%であり、W元素の含有割合は
0.6重量%であった。スパッタリング時には、異常放
電などはほとんど発生せず、良質な透明導電膜12が得
られた。
【0044】実施例6 ReO3 を0.8重量%含有し、Al2 O3 を2重量%
含有し、残りがZnOで構成される原料粉体を用いて焼
結体ターゲットを作成し、この焼結体ターゲットを用い
てDCマグネトロンスパッタリング法により透明導電膜
12を成膜した以外は、実施例1と同様にして導電性基
板10上に透明導電膜12を成膜し、プラズマ処理前後
における透明導電膜12の抵抗と透過率の測定結果を表
1に示す。
含有し、残りがZnOで構成される原料粉体を用いて焼
結体ターゲットを作成し、この焼結体ターゲットを用い
てDCマグネトロンスパッタリング法により透明導電膜
12を成膜した以外は、実施例1と同様にして導電性基
板10上に透明導電膜12を成膜し、プラズマ処理前後
における透明導電膜12の抵抗と透過率の測定結果を表
1に示す。
【0045】なお、原料粉体の平均粒径は、0.51μ
mであり、ターゲットの結晶粒の平均粒径は、1.2μ
mであった。また、ターゲット中のアルミニウム元素の
含有割合は、1.1重量%であり、Re元素の含有割合
は0.6重量%であった。スパッタリング時には、異常
放電などはほとんど発生せず、良質な透明導電膜12が
得られた。
mであり、ターゲットの結晶粒の平均粒径は、1.2μ
mであった。また、ターゲット中のアルミニウム元素の
含有割合は、1.1重量%であり、Re元素の含有割合
は0.6重量%であった。スパッタリング時には、異常
放電などはほとんど発生せず、良質な透明導電膜12が
得られた。
【0046】比較例1 Al2 O3 を2重量%含有し、残りがZnOで構成され
る原料粉体を用いて焼結体ターゲットを作成し、この焼
結体ターゲットを用いてDCマグネトロンスパッタリン
グ法により透明導電膜12を成膜した以外は、実施例1
と同様にして導電性基板10上に透明導電膜12を成膜
し、プラズマ処理前後における透明導電膜12の抵抗と
透過率の測定結果を表1に示す。表1に示すように、実
施例と異なり、抵抗率および透過率の劣化が著しいこと
が確認された。
る原料粉体を用いて焼結体ターゲットを作成し、この焼
結体ターゲットを用いてDCマグネトロンスパッタリン
グ法により透明導電膜12を成膜した以外は、実施例1
と同様にして導電性基板10上に透明導電膜12を成膜
し、プラズマ処理前後における透明導電膜12の抵抗と
透過率の測定結果を表1に示す。表1に示すように、実
施例と異なり、抵抗率および透過率の劣化が著しいこと
が確認された。
【0047】比較例2 V2 O5 を4重量%含有し、Al2 O3 を2重量%含有
し、残りがZnOで構成される原料粉体を用いて焼結体
ターゲットを作成し、この焼結体ターゲットを用いてD
Cマグネトロンスパッタリング法により透明導電膜12
を成膜した以外は、実施例1と同様にして導電性基板1
0上に透明導電膜12を成膜した。なお、ターゲット中
のアルミニウム元素の含有割合は、1.1重量%であ
り、ターゲッット中のV元素の含有割合は2.2重量%
であった。また、透明導電膜中におけるVの原子%を測
定したところ、1.8原子%であった。プラズマ処理前
後における透明導電膜12の抵抗と透過率の測定結果を
表1に示す。表1に示すように、実施例と異なり、抵抗
率および透過率の劣化が著しいことが確認された。
し、残りがZnOで構成される原料粉体を用いて焼結体
ターゲットを作成し、この焼結体ターゲットを用いてD
Cマグネトロンスパッタリング法により透明導電膜12
を成膜した以外は、実施例1と同様にして導電性基板1
0上に透明導電膜12を成膜した。なお、ターゲット中
のアルミニウム元素の含有割合は、1.1重量%であ
り、ターゲッット中のV元素の含有割合は2.2重量%
であった。また、透明導電膜中におけるVの原子%を測
定したところ、1.8原子%であった。プラズマ処理前
後における透明導電膜12の抵抗と透過率の測定結果を
表1に示す。表1に示すように、実施例と異なり、抵抗
率および透過率の劣化が著しいことが確認された。
【0048】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、プラズマ耐性に優れていることから、透明導電膜上
にアモルファスシリコンなどの薄膜をプラズマCVD法
などで成膜したとしても、透明導電膜の特性が劣化せ
ず、透明性に優れ、かつ低抵抗である。したがって、本
発明の透明導電膜は、太陽電池用などとして好適に用い
ることができる。
ば、プラズマ耐性に優れていることから、透明導電膜上
にアモルファスシリコンなどの薄膜をプラズマCVD法
などで成膜したとしても、透明導電膜の特性が劣化せ
ず、透明性に優れ、かつ低抵抗である。したがって、本
発明の透明導電膜は、太陽電池用などとして好適に用い
ることができる。
【図1】太陽電池の概略構成を示す断面斜視図である。
【図2】本発明の実施例の実験方法を示す斜視図であ
る。
る。
2,10… 基板 4,12… 透明導電膜 6… アモルファスシリコン層 8… 金属電極層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23C 14/34 9046−4K H01B 5/14 A 13/00 503 B 7244−5G H01L 21/285 S 9055−4M 29/40 A 9055−4M 31/04
Claims (4)
- 【請求項1】 酸化亜鉛系の透明導電膜であり、Alが
0.4〜4.5原子%含まれ、かつV,Nb,Ta,M
o,W,Reのうちの一種以上が0.03〜1.0原子
%含まれる透明導電膜。 - 【請求項2】 V,Nb,Ta,Mo,W,Reのうち
の一種以上の酸化物を0.1〜3重量%含有し、アルミ
ニウム酸化物を0.5〜6重量%含有する酸化亜鉛系焼
結体をターゲットとして、マグネトロンスパッタリング
法により、基板上に、酸化亜鉛系の透明導電膜を成膜す
ることを特徴とする透明導電膜の製造方法。 - 【請求項3】 上記透明導電膜上には、アモルファスシ
リコン層がプラズマCVD法により成膜されることを特
徴とする請求項2に記載の透明導電膜の製造方法。 - 【請求項4】 V,Nb,Ta,Mo,W,Reのうち
の一種以上の酸化物を0.1〜3重量%含有し、アルミ
ニウム酸化物を0.5〜6重量%含有する酸化亜鉛系焼
結体ターゲット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4355858A JPH06128743A (ja) | 1992-09-04 | 1992-12-18 | 透明導電膜とその製造方法およびそれに用いるターゲット |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-263174 | 1992-09-04 | ||
JP26317492 | 1992-09-04 | ||
JP4355858A JPH06128743A (ja) | 1992-09-04 | 1992-12-18 | 透明導電膜とその製造方法およびそれに用いるターゲット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06128743A true JPH06128743A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=26545889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4355858A Withdrawn JPH06128743A (ja) | 1992-09-04 | 1992-12-18 | 透明導電膜とその製造方法およびそれに用いるターゲット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06128743A (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6528442B1 (en) * | 1999-01-12 | 2003-03-04 | Nikko Materials Company, Limited | Optical transparent film and sputtering target for forming optical transparent film |
DE10306925A1 (de) * | 2003-02-19 | 2004-09-02 | GfE Gesellschaft für Elektrometallurgie mbH | PVD-Beschichtungsmaterial |
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-
1992
- 1992-12-18 JP JP4355858A patent/JPH06128743A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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---|---|---|---|
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