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JPH0559316A - 水性インキ組成物 - Google Patents

水性インキ組成物

Info

Publication number
JPH0559316A
JPH0559316A JP24451191A JP24451191A JPH0559316A JP H0559316 A JPH0559316 A JP H0559316A JP 24451191 A JP24451191 A JP 24451191A JP 24451191 A JP24451191 A JP 24451191A JP H0559316 A JPH0559316 A JP H0559316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
parts
ink
ink composition
imidazole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24451191A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Sato
直樹 佐藤
Hiroshi Takahashi
博 高橋
Makoto Nasukawa
良 名須川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP24451191A priority Critical patent/JPH0559316A/ja
Publication of JPH0559316A publication Critical patent/JPH0559316A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 染料又は顔料などの着色材と、イミダゾール
及び/又は2,4−ジエチルイミダゾール、2−フェニ
ルイミダゾールなどのイミダゾリル環を有する化合物と
よりなる。 【効果】 インキ吐出部の耐乾燥性に優れ、筆跡のカス
レやペン先の目詰まりの発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は筆記具、記録計、インキ
ジェット印刷などに用いる水性インキに関し、更に詳細
には、ペン先などのインキ吐出部の耐乾燥性に優れた水
性インキ組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、筆記具、記録計、インキジェット
印刷などに用いるインキは、着色材と、水溶性有機溶剤
と、水とより少なくともなっている。一般に水を主溶剤
として使用したインキは、インキ中の水分の蒸発により
インキの増粘や着色材の析出といった現象が発生し、そ
の結果、ペン先よりのインキ吐出の低下(所謂カスレ)
や、インキ吐出孔におけるインキ吐出の低下(所謂目詰
まり)等の不具合が発生し易い。
【0003】そこで、上記のような不具合の発生を防止
するため従来はエチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、チオジグリコール等の
グリコール系溶剤や、グリセリン等の吸湿性を有する高
沸点溶剤を水溶性有機溶剤として用いていた。即ち、上
記従来のインキは、良好な耐乾燥性を得るために、上記
水溶性有機溶剤の吸湿性により蒸発した水分を補うこと
を設計思想としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記水
溶性有機溶剤は、一般に高い粘度を有する化合物であ
る。一方、筆記具、記録計、インキジェット印刷などに
用いるインキは、ペン先やオリフィスなど毛細管を通過
して吐出するものである。従って、インキに対し前記水
溶性有機溶剤を使用できる量には限度があり、その限度
内の使用量では十分に蒸発した水分を補えなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ペン先などの
インキ吐出部の耐乾燥性に優れたインキ組成物を得るこ
とを目的としたものであって、着色材と、水と、イミダ
ゾール及び/又はイミダゾリル環を有する化合物とを少
なくとも含む水性インキ組成物を要旨とする。
【0006】以下詳細に説明する。着色材は、従来公知
の染料、顔料を単独或は混合して使用できる。染料とし
ては、C.I.アシッドレッド52、C.I.アシッド
ブルー1、C.I.アシッドブラック2、同123など
の酸性染料、C.I.ダイレクトブラック19、C.
I.ダイレクトブルー86などの直接染料、C.I.ベ
ーシックブルー7、C.I.ベーシックレッド1などの
塩基性染料が挙げられる。顔料としては、アゾ系顔料、
縮合ポリアゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリ
ドン系顔料、インジゴ系顔料、チオインジゴ系顔料、ニ
トロソ系顔料、塩基性染料系顔料、酸性染料系顔料、建
染染料系顔料、媒染染料系顔料及び天然色素系顔料など
の有機顔料や鉄黒、カーボンブラック、黄土、バリウム
黄、紺青、カドミウムレッド、酸化チタン、ベンガラ等
の無機顔料が挙げられる。
【0007】イミダゾール及び/又はイミダゾリル環を
有する化合物は、ペン先などの乾燥防止剤として用いる
ものである。イミダゾリル環を有する化合物の具体的一
例を以下に示すと、2,4−ジエチルイミダゾール、2
−フェニルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイ
ミダゾール、1−(2−シアノエチル)−2−フェニル
イミダゾール、4,5−ヒドロキシメチル)−2−フェ
ニルイミダゾール、5−ヒドロキシメチル−4−メチル
−2−フェニルイミダゾール等が挙げられる。以上の物
質の使用量はインキ組成物全量に対して0.01〜2
0.0重量%が好ましい。
【0008】水は、主溶剤として使用するものである。
【0009】尚、上記必須成分以外、必要に応じてエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコールなどのグリコール系溶剤やグリセリン等の公
知の溶剤、防腐剤、防黴剤などを適宜選択して使用して
もよい。
【0010】本発明の水性インキ組成物を得るには、従
来公知の方法を用いることができる。着色材として染料
を用いた場合には、撹拌機を用い各成分を撹拌混合し、
顔料を用いた場合には、分散機を用い各成分を分散混合
する。
【0011】
【作用】本発明に係る水性インキ組成物に用いているイ
ミダゾール及び/又はイミダゾリル環を有する化合物
は、水を含む溶剤の蒸発を抑制する作用を有しているの
で、ペン先よりのインキ中の溶剤の蒸発を抑制すると推
察される。更に、本インキ組成物は高沸点水溶性有機溶
剤を多量に用いていないためインキ粘度が上昇する事も
ない。
【0012】
【実施例】以下、実施例により更に詳細に説明する。実
施例、比較例中単に「部」とあるのは「重量部」を示
す。
【0013】実施例1 C.I.アシッドオレンジ56 10.0部 プロピレングリコール 10.0部 エチレングリコール 10.0部 プロクセルGXL(ICIジャパン(株)製、防黴剤) 0.5部 2,4−ジエチルイミダゾール 15.0部 水 54.0部
【0014】実施例2 C.I.アシッドバイオレット17 5.0部 エチレングリコール 20.0部 ノイゲン−P(第一工業製薬(株)製、界面活性剤) 0.2部 2−フェニルイミダゾール 0.05部 水 74.75部
【0015】実施例3 C.I.アシッドバイオレット49 6.0部 C.I.アシッドブルー9 7.0部 エチレングリコール 15.0部 チオジグリコール 10.0部 1−ベンジル−2−メチルイミダゾール 3.0部 水 59.0部
【0016】実施例4 カーボンブラック 10.0部 グリセリン 10.0部 エチレングリコール 10.0部 スチレン−アクリル酸アンモニウム(分散剤) 10.0部 シリコンKM−73(信越シリコーン(株)製、シリコーン油) 0.2部 5−ヒドロキシメチル−4−メチル−2−フェニルイミダゾール 0.1部 水 59.7部
【0017】実施例5 カーボンブラック 8.0部 グリセリン 10.0部 スチレン−アクリル酸ナトリウム 10.0部 シリコンKM−73 0.2部 4,5−ヒドロキシメチル−2−フェニルイミダゾール 5.0部 水 66.8部
【0018】比較例1 C.I.アシッドレッド87 6.0部 C.I.アシッドイエロー 7.0部 エチレングリコール 10.0部 チオジグリコール 10.0部 水 67.0部
【0019】比較例2 カーボンブラック 10.0部 グリセリン 10.0部 エチレングリコール 10.0部 スチレン−アクリル酸アンモニウム 10.0部 シリコンKM−73 0.2部 水 59.8部
【0020】以上、実施例1〜3及び比較例1は、各成
分を30℃に加温しながら1時間撹拌してインキ組成物
を得た。実施例4〜5及び比較例2は、分散機にて1時
間分散してインキ組成物を得た。
【0021】
【効果】上記実施例1〜5、比較例1、2で得られたイ
ンキ組成物について試験を行なった。結果を表1に示
す。
【0022】
【表1】
【0023】ペン先耐乾燥性試験:(方法)各インキ組
成物を市販の水性インキ使用のボールペン(スーパーボ
ールBH14、ぺんてる(株)製)と同様の筆記具に
2.0g充填し温度20℃、湿度65%の条件下にて、
筆記具からキャップを外した状態で一定期間放置した
後、上質紙に手で筆記し、筆跡を観察した。 (評価) ○:筆記可能 △:ややカスレ有り ×:筆記不能
【0024】以上詳細に説明したように、本発明のイン
キ組成物は、ペン先の耐乾燥性に優れており、従来の水
性インキのようなカスレなどの発生しない優れた特長を
有するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色材と、水と、イミダゾール及び/又
    はイミダゾリル環を有する化合物とを少なくとも含む水
    性インキ組成物。
JP24451191A 1991-08-29 1991-08-29 水性インキ組成物 Pending JPH0559316A (ja)

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JP24451191A JPH0559316A (ja) 1991-08-29 1991-08-29 水性インキ組成物

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JP24451191A JPH0559316A (ja) 1991-08-29 1991-08-29 水性インキ組成物

Publications (1)

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JPH0559316A true JPH0559316A (ja) 1993-03-09

Family

ID=17119772

Family Applications (1)

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JP24451191A Pending JPH0559316A (ja) 1991-08-29 1991-08-29 水性インキ組成物

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JP (1) JPH0559316A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998042787A1 (fr) * 1997-03-25 1998-10-01 Seiko Epson Corporation Encres pour impression par jet d'encre
WO1999050363A1 (fr) * 1998-03-26 1999-10-07 Seiko Epson Corporation Composition a base d'encre permettant d'obtenir des images possedant d'excellentes proprietes de resistance a la lumiere et de sechage
US7265164B2 (en) 1998-02-23 2007-09-04 Seiko Epson Corporation Ink composition containing cationic water-soluble polymer
JP2010516889A (ja) * 2007-01-31 2010-05-20 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. イミダゾールを含有するインクジェットインク配合物

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JP2010516889A (ja) * 2007-01-31 2010-05-20 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. イミダゾールを含有するインクジェットインク配合物

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