JPH0541917U - ドアグリツプの取付構造 - Google Patents
ドアグリツプの取付構造Info
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- JPH0541917U JPH0541917U JP9126991U JP9126991U JPH0541917U JP H0541917 U JPH0541917 U JP H0541917U JP 9126991 U JP9126991 U JP 9126991U JP 9126991 U JP9126991 U JP 9126991U JP H0541917 U JPH0541917 U JP H0541917U
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- door
- grip
- door trim
- trim
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドアグリップ上端部付近におけるドアトリム
のベコつき感を解消し、かつドアトリムとドアグリップ
との間のスキを解消して意匠性を高めることを目的とす
る。 【構成】 ドアグリップ10のグリップコア11の上端
部にドアトリム20の貫通孔25内に挿入され、ドアト
リム20の貫通孔25の上下側のうち少なくとも一方側
を押える押え片16を設定することにより、ドアトリム
20とドアグリップ10上端部分とを一体化構造とす
る。
のベコつき感を解消し、かつドアトリムとドアグリップ
との間のスキを解消して意匠性を高めることを目的とす
る。 【構成】 ドアグリップ10のグリップコア11の上端
部にドアトリム20の貫通孔25内に挿入され、ドアト
リム20の貫通孔25の上下側のうち少なくとも一方側
を押える押え片16を設定することにより、ドアトリム
20とドアグリップ10上端部分とを一体化構造とす
る。
Description
【0001】
この考案は、ドアトリムに設置されるドアグリップに関するもので、特に、ド アグリップ上端部とドアトリムとの間の取付安定性と美観とを高めたドアグリッ プの取付構造に関する。
【0002】
通常、図5に示すように、自動車用ドアトリム1の表面側ほぼ中央部には、ド アウエスト部2からアームレスト部3にかけて、把手状のドアグリップ4が設置 されており、頻繁に行なわれるドアの開閉操作をこのドアグリップ4により円滑 に行なうようにしている。
【0003】 このドアグリップ4の取付構造は、図6に示すように、ドアグリップ4の上下 端を、ドアインナーパネル5にネジ6を介して固定することにより、充分な取付 強度を備える構成になっている。
【0004】
しかしながら、従来のドアグリップ4の取付構造においては、ドアグリップ4 とドアインナーパネル5との間の取付強度は確保されるものの、ドアトリム1と ドアグリップ4との間の一体感については問題がある。
【0005】 特に、ドアグリップ4の上端部分の構造は、ドアトリム1の表面とドアグリッ プ4の端縁部とが当接しているだけであるため、例えば、ドアトリム1の貫通孔 1a付近を矢印方向に押圧すれば、ドアトリム1が矢印方向に容易に撓み、ドア トリム1とドアグリップ4との間の一体感が損われるとともに、ドアトリム1が ドアインナーパネル5側に変形した場合、ドアトリム1とドアグリップ4との間 にスキが生じ、極めて見栄えの悪いものになるという欠点が指摘されている。
【0006】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、ドアグリップ上端部とドアトリムとの間を一体化構造とすることにより 、ドアトリムのベコつき感を解消し、かつ、ドアトリムとドアグリップ間のスキ をなくし体裁の良いものにしたドアグリップの取付構造を提供することにある。
【0007】
上記目的を達成するために、本考案は、ドアトリムのドアウエスト部からアー ムレスト部にかけて、把手状に設けられ、ドアインナーパネルに取付固定される ドアグリップの取付構造において、 前記ドアグリップには、グリップコアがインサートされ、このグリップコアの 上端部にドアトリムの開口内に挿入され、ドアトリム裏面開口の上下側のうち少 なくとも一方側を押える押え片が設定されていることにより、ドアグリップの上 端部とドアトリムとを一体化したことを特徴とする。
【0008】
以上の構成から明らかなように、ドアグリップ内部に挿通されたグリップコア の上端部には、ドアトリムの貫通孔裏面上下側のうち少なくとも一方側を押える 押え片が形成されているため、ドアグリップ上端部とドアトリムとは単に当接さ れているだけでなく、この押え片により一体化構造となっている。
【0009】 したがって、ドアグリップ上端部付近のドアトリム表面を押圧しても、ドアト リムはドアグリップと一体化しているため、ドアトリムがベコつくことがない。
【0010】 さらに、ドアグリップ上端部とドアトリムとは一体化構造であるため、両者間 にスキが生じることもない。
【0011】
以下、本考案によるドアグリップの取付構造の実施例について、添付図面を参 照しながら詳細に説明する。
【0012】 図1は本考案の第1実施例を示すもので、ドアグリップを取付けたドアトリム の構成を示す断面図、図2はドアグリップの取付構造を示す説明図、図3,図4 は本考案によるドアグリップの取付構造の第2実施例を示すもので、図3はドア グリップの上端部分を示す斜視図、図4は同ドアグリップを取付けたドアトリム の構成を示す断面図である。
【0013】 図1において、本考案によるドアグリップ10は、ドアトリム20のドアウエ スト部21からアームレスト部22にかけて、把手状に設けられている。
【0014】 そして、このドアグリップ10は強度を備えるように内部に金属板状のグリッ プコア11が挿通されており、このグリップコア11の外周を発泡体をベースと したグリップパッド12で被覆するとともに、さらにその外周を塩ビシート,ク ロス等のグリップ表皮13により被包して構成されている。
【0015】 さらに詳しくは、このドアグリップ10の上下端には、グリップコア11を延 設して、取付片14,15を設けているが、本実施例では特に上端部分の取付片 14と連設して下方に延びる押え片16を設けたことが特徴である。
【0016】 そして、ドアグリップ10をドアトリム20に取付けた際、このグリップコア 11上端部分に設けた押え片16がドアトリム20の裏面を押圧して、ドアトリ ム20とドアグリップ10との一体化構造を達成する。
【0017】 次いで、図2に基づいて、本考案によるドアグリップ10をドアトリム20お よびドアインナーパネル30に取付ける構造について詳細に説明すると、まず、 ドアトリム20は樹脂板,繊維板を所要形状に成形してなる芯材23と、この芯 材23の表面側に一体貼着されるクッション性を備えた表皮材24とからなり、 ドアグリップ10の上下端部に相当して貫通孔25,26(上端部分に相当する 貫通孔25,下端部分に相当する貫通孔26とする)を開設する。そして、ドア グリップ10の上端側の取付片14を貫通孔25内に挿通させるとともに、ドア グリップ10の下端側の取付片15をドアトリム20のアームレスト部22上面 に開設した貫通孔26内に挿入する。
【0018】 このとき、ドアグリップ10の上端側の取付片14と一体に設けられた押え片 16が貫通孔25の下側に位置し、ドアトリム20の芯材23裏面を押圧して、 ドアグリップ10の上端部分とドアトリム20との一体化がなされる。
【0019】 その後、ビス40,41を使用して、取付片14の取付孔14aとドアインナ ーパネル30に溶接固定されているブラケット31,32の各種取付孔31a, 32aに締着すれば、ドアグリップ10をドアインナーパネル30に強固に取付 けることができ、しかも、ドアグリップ10のグリップコア11上端部に設けた 押え片16によりドアグリップ10の上端部とドアトリム20との一体化構造が 得られることになる。
【0020】 なお、ドアグリップ10の下端面の取付片15を取付固定するブラケット32 は芯材23の裏面側に取付けられてもよく、また、ビス40,41取付箇所には 装飾性キャップ50,51を装着して体裁の良いものに仕上げる。
【0021】 このように、本実施例によれば、グリップコア11上端部に設けた押え片16 の押圧作用により、ドアトリム20とドアグリップ10上端部分との間の一体化 構造を達成することにより、ドアグリップ10上端部分におけるドアトリム20 表面を押圧しても、ベコつくことがなく、かつ、ドアトリム20の変形によりド アトリム20とドアグリップ10との間にスキが発生することはなく、意匠性が 低下することがない。
【0022】 次いで、図3,図4は本考案によるドアグリップ10の別実施例を示すもので 、本実施例においては、ドアグリップ10のグリップコア11に断面コ字状の折 曲片17が溶接固定されている。
【0023】 そして、この折曲片17はドアグリップ10をドアトリム20に装着した後、 図4に示すように、ドアトリム20の貫通孔25裏面側のそれぞれ上下側に折曲 操作して、ドアグリップ10の上端部分とドアトリム20との一体化構造をなす ように構成されている。
【0024】 本実施例によれば、ドアトリム20の貫通孔25の上下に押圧機能をもつ折曲 片17を設定するというものであるから、上述実施例のものに比べ、さらにドア トリム20とドアグリップ10の上端部分との一体化が強化され、上述実施例同 様の作用効果が得られる。
【0025】
以上説明した通り、本考案によるドアグリップの取付構造は、以下に記載する 格別の作用効果を有する。
【0026】 (1)ドアグリップのグリップコア上端部分に押え片を延設し、この押え片によ りドアトリム裏面側を押圧することにより、ドアトリムとドアグリップ上端部と を一体化構造としたものであるから、ドアグリップ上端部付近のドアトリムを押 圧しても、ドアトリムがベコつくことがなく、手触り感が向上するという効果を 有する。
【0027】 (2)ドアグリップのグリップコアに設けた押え片によりドアトリム裏面を押圧 するという構成であるため、ドアトリムが変形することがなく、ドアグリップ上 端部とドアトリムとの間にスキが発生することがなく、長期にわたりドアグリッ プ上端部分の良好な意匠性が確保できるという効果を有する。
【図1】本考案によるドアグリップの取付構造の第1実
施例を示す断面図。
施例を示す断面図。
【図2】図1に示すドアグリップの取付状態を示す説明
図。
図。
【図3】本考案によるドアグリップの第2実施例を示す
もので、ドアグリップの上端部分を示す斜視図。
もので、ドアグリップの上端部分を示す斜視図。
【図4】図3に示すドアグリップをドアトリムに取付け
た状態を示す断面図。
た状態を示す断面図。
【図5】自動車用ドアトリムを示す斜視図。
【図6】図5中VI−VI線断面図。
10 ドアグリップ 11 グリップコア 12 グリップパッド 13 グリップ表皮 14,15 取付片 14a,15a 取付孔 16 押え片 17 折曲片 20 ドアトリム 21 ドアウエスト部 22 アームレスト部 25,26 貫通孔 30 ドアインナーパネル 31,32 ブラケット 31a,32a 取付孔 40,41 ビス 50,51 装飾性キャップ
Claims (1)
- 【請求項1】 ドアトリム(20)のドアウエスト部
(21)からアームレスト部(22)にかけて、把手状
に設けられ、ドアインナーパネル(30)に取付固定さ
れるドアグリップ(10)の取付構造において、 前記ドアグリップ(10)には、グリップコア(11)
がインサートされ、このグリップコア(11)の上端部
にドアトリム(20)の開口(25)内に挿入され、ド
アトリム(20)裏面開口(25)の上下側のうち少な
くとも一方側を押える押え片(16)が設定されている
ことにより、ドアグリップ(10)の上端部とドアトリ
ム(20)とを一体化したことを特徴とするドアグリッ
プの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9126991U JPH0541917U (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | ドアグリツプの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9126991U JPH0541917U (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | ドアグリツプの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0541917U true JPH0541917U (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=14021728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9126991U Pending JPH0541917U (ja) | 1991-11-07 | 1991-11-07 | ドアグリツプの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541917U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000289510A (ja) * | 1999-04-02 | 2000-10-17 | T S Tec Kk | エアーバッグ装置装備シート |
WO2008062762A1 (fr) * | 2006-11-24 | 2008-05-29 | Isuzu Motors Limited | Structure d'installation pour barre de protection de portière |
JP4727787B2 (ja) * | 1999-02-05 | 2011-07-20 | ヴァレオ セキュリテ アビタークル | 自動車の開放部のドアー用ハンドル |
US10625583B2 (en) | 2016-06-06 | 2020-04-21 | Kasai Kogyo Co., Ltd. | Interior trim mounting structure |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6227959B2 (ja) * | 1977-07-27 | 1987-06-17 | Gd Spa |
-
1991
- 1991-11-07 JP JP9126991U patent/JPH0541917U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6227959B2 (ja) * | 1977-07-27 | 1987-06-17 | Gd Spa |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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AU2007322725B2 (en) * | 2006-11-24 | 2011-06-16 | Isuzu Motors Limited | Installation structure for door guard bar |
US10625583B2 (en) | 2016-06-06 | 2020-04-21 | Kasai Kogyo Co., Ltd. | Interior trim mounting structure |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980126 |