JPH05291513A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JPH05291513A JPH05291513A JP779793A JP779793A JPH05291513A JP H05291513 A JPH05291513 A JP H05291513A JP 779793 A JP779793 A JP 779793A JP 779793 A JP779793 A JP 779793A JP H05291513 A JPH05291513 A JP H05291513A
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体装置の微細化と生産性の向上に対応す
るウエハの大径化とに対処するために、ゲート酸化膜の
耐圧劣化を防止することができ、かつ所定の機械的強度
を有する半導体基板を提供するとともに、バイポーラト
ランジスタと電界効果トランジスタのいずれにおいても
電気的特性を維持することが可能なBi−CMOS型半
導体装置を提供する。 【構成】 CZ法によるシリコンウエハ100の上にエ
ピタキシャル層200を形成する。エピタキシャル層2
00の上にFZ法によるシリコンウエハ300を貼り合
わせる。エピタキシャル層200にnpnバイポーラト
ランジスタ250を形成する。シリコンウエハ300に
nチャネルMOSトランジスタ350とpチャネルMO
Sトランジスタ360を形成する。
るウエハの大径化とに対処するために、ゲート酸化膜の
耐圧劣化を防止することができ、かつ所定の機械的強度
を有する半導体基板を提供するとともに、バイポーラト
ランジスタと電界効果トランジスタのいずれにおいても
電気的特性を維持することが可能なBi−CMOS型半
導体装置を提供する。 【構成】 CZ法によるシリコンウエハ100の上にエ
ピタキシャル層200を形成する。エピタキシャル層2
00の上にFZ法によるシリコンウエハ300を貼り合
わせる。エピタキシャル層200にnpnバイポーラト
ランジスタ250を形成する。シリコンウエハ300に
nチャネルMOSトランジスタ350とpチャネルMO
Sトランジスタ360を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体基板、たとえ
ばシリコンウエハを2枚直接貼り合わせてなる基板を用
いた半導体装置およびその製造方法に関し、より特定的
には、酸素濃度の異なる2種類の半導体基板を用いてバ
イポーラトランジスタと電界効果トランジスタが形成さ
れた、いわゆるBi−CMOS型半導体装置およびその
製造方法に関するものである。
ばシリコンウエハを2枚直接貼り合わせてなる基板を用
いた半導体装置およびその製造方法に関し、より特定的
には、酸素濃度の異なる2種類の半導体基板を用いてバ
イポーラトランジスタと電界効果トランジスタが形成さ
れた、いわゆるBi−CMOS型半導体装置およびその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、半導体装置を製造する場合、半導
体基板としてシリコンウエハを用いることが多い。シリ
コンウエハの製造方法には、大きく分けてCZ法(Cz
ochralski method)、FZ法(flo
ating zone method)、MCZ法(m
agnetic−field−applied Czo
chralski method)に分類される。これ
らの3つの製造方法によるシリコンウエハのそれぞれの
特徴は以下のように示される。
体基板としてシリコンウエハを用いることが多い。シリ
コンウエハの製造方法には、大きく分けてCZ法(Cz
ochralski method)、FZ法(flo
ating zone method)、MCZ法(m
agnetic−field−applied Czo
chralski method)に分類される。これ
らの3つの製造方法によるシリコンウエハのそれぞれの
特徴は以下のように示される。
【0003】(i) CZシリコンウエハ 酸素濃度:1.0〜1.8×1018/cm3 機械的強度が強い。
【0004】(ii) MCZシリコンウエハ 酸素濃度:2〜8×1017/cm3 機械的強度が中ぐらいである。
【0005】(iii) FZシリコンウエハ 酸素濃度:<1×1016/cm3 機械的強度が弱い。
【0006】上記の3種類のシリコンウエハの中で、現
在、大規模集積回路装置(LSI)の半導体基板の大半
がCZ法によって製造されたシリコンウエハである。特
にシリコンウエハの直径が8インチ以上の大きさになっ
てくると、製造工程においてウエハを破損しないために
はその強度上、CZ法によって製造されたシリコンウエ
ハを用いざるを得ない状況にある。
在、大規模集積回路装置(LSI)の半導体基板の大半
がCZ法によって製造されたシリコンウエハである。特
にシリコンウエハの直径が8インチ以上の大きさになっ
てくると、製造工程においてウエハを破損しないために
はその強度上、CZ法によって製造されたシリコンウエ
ハを用いざるを得ない状況にある。
【0007】CZ法によってウエハを製造する場合、石
英るつぼを用いるのが一般的である。そのため、この石
英るつぼより酸素が製造中のシリコン単結晶に供給さ
れ、1.0〜1.8×1018/cm3 レベルの酸素濃度
が高いシリコンウエハが製造される。しかしながら、酸
素を高濃度に含むことにより、ウエハそのものの機械的
強度が強くなる。このことから、生産性の向上のために
直径を大きくしたウエハにもCZウエハを用いることが
できる。
英るつぼを用いるのが一般的である。そのため、この石
英るつぼより酸素が製造中のシリコン単結晶に供給さ
れ、1.0〜1.8×1018/cm3 レベルの酸素濃度
が高いシリコンウエハが製造される。しかしながら、酸
素を高濃度に含むことにより、ウエハそのものの機械的
強度が強くなる。このことから、生産性の向上のために
直径を大きくしたウエハにもCZウエハを用いることが
できる。
【0008】しかしながら、CZシリコンウエハの酸素
濃度は1.0〜1.8×1018/cm3 と高い。そのた
め、CZシリコンウエハの上にシリコン酸化膜を形成し
た場合、そのシリコン酸化膜は多くの欠陥を有する。こ
れにより、たとえばシリコン酸化膜が電界効果トランジ
スタのゲート酸化膜として用いられる場合、シリコンウ
エハに形成される半導体装置の微細化に伴って、そのゲ
ート酸化膜の耐圧が劣化するという問題点があった。
濃度は1.0〜1.8×1018/cm3 と高い。そのた
め、CZシリコンウエハの上にシリコン酸化膜を形成し
た場合、そのシリコン酸化膜は多くの欠陥を有する。こ
れにより、たとえばシリコン酸化膜が電界効果トランジ
スタのゲート酸化膜として用いられる場合、シリコンウ
エハに形成される半導体装置の微細化に伴って、そのゲ
ート酸化膜の耐圧が劣化するという問題点があった。
【0009】また、FZ法によれば、酸素濃度の低いシ
リコンウエハを製造することができる。しかしながら、
FZシリコンウエハの機械的強度は、その低い酸素濃度
のためにCZシリコンウエハに比べて弱い。そのため、
FZシリコンウエハに対する複数回の熱履歴を伴った処
理あるいはハンドリングにより、そのシリコンウエハは
破損しやすいという問題点があった。一方、低い酸素濃
度のために欠陥の少ない高品質のシリコン酸化膜をFZ
シリコンウエハの上に形成することができる。
リコンウエハを製造することができる。しかしながら、
FZシリコンウエハの機械的強度は、その低い酸素濃度
のためにCZシリコンウエハに比べて弱い。そのため、
FZシリコンウエハに対する複数回の熱履歴を伴った処
理あるいはハンドリングにより、そのシリコンウエハは
破損しやすいという問題点があった。一方、低い酸素濃
度のために欠陥の少ない高品質のシリコン酸化膜をFZ
シリコンウエハの上に形成することができる。
【0010】そこで、特開平2−46770号公報に示
されるように、酸素濃度の低いFZシリコンウエハが酸
素濃度の高いCZシリコンウエハの上に貼り合わせられ
た基板を用いたSOI構造の半導体装置が提案されてい
る。この半導体装置によれば、微細化が進んでも、酸素
濃度の低いFZシリコンウエハの上にシリコン酸化膜を
形成することにより、ゲート酸化膜の特性を向上させる
ことができる。また、CZシリコンウエハにより、高い
機械的強度を得ることができ、生産性の向上を図るため
のウエハの大径化に対処することができる。
されるように、酸素濃度の低いFZシリコンウエハが酸
素濃度の高いCZシリコンウエハの上に貼り合わせられ
た基板を用いたSOI構造の半導体装置が提案されてい
る。この半導体装置によれば、微細化が進んでも、酸素
濃度の低いFZシリコンウエハの上にシリコン酸化膜を
形成することにより、ゲート酸化膜の特性を向上させる
ことができる。また、CZシリコンウエハにより、高い
機械的強度を得ることができ、生産性の向上を図るため
のウエハの大径化に対処することができる。
【0011】なお、2枚のシリコンウエハ同士を直接貼
り合わせる半導体装置用基板の製造方法は、たとえば特
開平2−183510号公報に開示されている。
り合わせる半導体装置用基板の製造方法は、たとえば特
開平2−183510号公報に開示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、CZシ
リコンウエハの上に貼り合わせられたFZシリコンウエ
ハを基板として電界効果トランジスタを含むMOS型半
導体装置を形成すると、ゲート酸化膜の耐圧の向上等に
より、微細化が進んだ場合にも電気的特性が劣化しない
半導体装置を得ることができる。ところが、バイポーラ
トランジスタと電界効果トランジスタとが1つの基板内
に構成される、いわゆるBi−CMOS型半導体装置を
上記の貼り合わせられたFZシリコンウエハに構成する
と、以下のような問題点が発生する。以下、Bi−CM
OS型半導体装置の製造方法を工程順に説明しながら、
その問題点について検討してみる。
リコンウエハの上に貼り合わせられたFZシリコンウエ
ハを基板として電界効果トランジスタを含むMOS型半
導体装置を形成すると、ゲート酸化膜の耐圧の向上等に
より、微細化が進んだ場合にも電気的特性が劣化しない
半導体装置を得ることができる。ところが、バイポーラ
トランジスタと電界効果トランジスタとが1つの基板内
に構成される、いわゆるBi−CMOS型半導体装置を
上記の貼り合わせられたFZシリコンウエハに構成する
と、以下のような問題点が発生する。以下、Bi−CM
OS型半導体装置の製造方法を工程順に説明しながら、
その問題点について検討してみる。
【0013】図22〜図33は、CZシリコンウエハの
上に貼り合わせられたFZシリコンウエハにBi−CM
OS型半導体装置を形成する製造工程を順に示す部分断
面図である。
上に貼り合わせられたFZシリコンウエハにBi−CM
OS型半導体装置を形成する製造工程を順に示す部分断
面図である。
【0014】まず、CZ法を用いてシリコンウエハを製
造する。また、FZ法を用いてシリコンウエハを製造す
る。各シリコンウエハの表面を洗浄することにより高度
に清浄化するとともに、親水化処理を施す。このように
処理されたCZシリコンウエハとFZシリコンウエハの
表面同士を機械的に貼り合わせる。その後、500〜1
000℃の温度で熱処理することにより、CZシリコン
ウエハとFZシリコンウエハの貼り合わせられた表面間
で脱水縮合反応が起こる。熱処理をコントロールするこ
とにより、CZシリコンウエハとFZシリコンウエハの
貼り合わせが強化される。このようにして、図22に示
されるように、p型のCZシリコンウエハ100の上に
p型のFZシリコンウエハ300aが貼り合わせられた
シリコン基板が作製される。
造する。また、FZ法を用いてシリコンウエハを製造す
る。各シリコンウエハの表面を洗浄することにより高度
に清浄化するとともに、親水化処理を施す。このように
処理されたCZシリコンウエハとFZシリコンウエハの
表面同士を機械的に貼り合わせる。その後、500〜1
000℃の温度で熱処理することにより、CZシリコン
ウエハとFZシリコンウエハの貼り合わせられた表面間
で脱水縮合反応が起こる。熱処理をコントロールするこ
とにより、CZシリコンウエハとFZシリコンウエハの
貼り合わせが強化される。このようにして、図22に示
されるように、p型のCZシリコンウエハ100の上に
p型のFZシリコンウエハ300aが貼り合わせられた
シリコン基板が作製される。
【0015】次に図23を参照して、イオン注入法を用
いて1015〜1016/cm2 程度のドーズ量でp型とn
型の不純物イオンがそれぞれ、FZシリコンウエハ30
0aの所定の領域に導入される。その後、700〜11
00℃の温度で熱処理が施されることにより、n+ 埋込
拡散層371,374とp+ 埋込拡散層372,373
が形成される。
いて1015〜1016/cm2 程度のドーズ量でp型とn
型の不純物イオンがそれぞれ、FZシリコンウエハ30
0aの所定の領域に導入される。その後、700〜11
00℃の温度で熱処理が施されることにより、n+ 埋込
拡散層371,374とp+ 埋込拡散層372,373
が形成される。
【0016】図24を参照して、FZシリコンウエハ3
00aの表面上にn- エピタキシャル層400が650
〜1100℃の温度で2〜10μmの厚みで形成され
る。
00aの表面上にn- エピタキシャル層400が650
〜1100℃の温度で2〜10μmの厚みで形成され
る。
【0017】図25に示すように、n型とp型の不純物
が、n- エピタキシャル層400の所定の領域にそれぞ
れ、1012〜1013/cm2 程度のドーズ量でイオン注
入される。その後、600〜1000℃の温度でランプ
アニール処理が施されることにより、n型ウェル領域4
01,403,405とp型ウェル領域402,404
とが形成される。このようにして、CMOSトランジス
タ形成領域としてウェル領域が形成される。
が、n- エピタキシャル層400の所定の領域にそれぞ
れ、1012〜1013/cm2 程度のドーズ量でイオン注
入される。その後、600〜1000℃の温度でランプ
アニール処理が施されることにより、n型ウェル領域4
01,403,405とp型ウェル領域402,404
とが形成される。このようにして、CMOSトランジス
タ形成領域としてウェル領域が形成される。
【0018】図26に示すように、p型ウェル領域40
2にp型の不純物が1012〜1014/cm2 程度のドー
ズ量でイオン注入される。その後、600〜1000℃
の温度でランプアニール処理が施されることにより、p
+ 領域402とp- 領域406とp+ 埋込拡散層372
とから構成されるp型分離領域が形成される。
2にp型の不純物が1012〜1014/cm2 程度のドー
ズ量でイオン注入される。その後、600〜1000℃
の温度でランプアニール処理が施されることにより、p
+ 領域402とp- 領域406とp+ 埋込拡散層372
とから構成されるp型分離領域が形成される。
【0019】図27を参照して、n- エピタキシャル層
400の所定の素子形成領域を分離するように、分離酸
化膜407,408,409が形成される。このとき、
n領域410,411,413とp領域412が形成さ
れる。
400の所定の素子形成領域を分離するように、分離酸
化膜407,408,409が形成される。このとき、
n領域410,411,413とp領域412が形成さ
れる。
【0020】図28を参照して、n領域410の一部領
域にn型の不純物が1014〜1017/cm2 程度のドー
ズ量でイオン注入される。その後、600〜1000℃
の温度でランプアニール処理が施されることにより、n
+ コレクタウォール414が形成される。
域にn型の不純物が1014〜1017/cm2 程度のドー
ズ量でイオン注入される。その後、600〜1000℃
の温度でランプアニール処理が施されることにより、n
+ コレクタウォール414が形成される。
【0021】図29に示すように、p領域412にゲー
ト酸化膜415、n領域413にゲート酸化膜416が
形成される。ゲート酸化膜415と416のそれぞれの
上にはポリサイド構造を有するゲート電極417と41
8が形成される。各ゲート電極417または418をマ
スクとして用いて、n型とp型の不純物が、それぞれ1
015〜1016/cm2 程度のドーズ量でイオン注入され
る。その後、600〜1000℃の温度でランプアニー
ル処理が施されることにより、n型ソース・ドレイン領
域419とp型ソース・ドレイン領域420が形成され
る。このようにして、nチャネルMOSトランジスタ4
50とpチャネルMOSトランジスタ460とが形成さ
れる。
ト酸化膜415、n領域413にゲート酸化膜416が
形成される。ゲート酸化膜415と416のそれぞれの
上にはポリサイド構造を有するゲート電極417と41
8が形成される。各ゲート電極417または418をマ
スクとして用いて、n型とp型の不純物が、それぞれ1
015〜1016/cm2 程度のドーズ量でイオン注入され
る。その後、600〜1000℃の温度でランプアニー
ル処理が施されることにより、n型ソース・ドレイン領
域419とp型ソース・ドレイン領域420が形成され
る。このようにして、nチャネルMOSトランジスタ4
50とpチャネルMOSトランジスタ460とが形成さ
れる。
【0022】図30に示すように、n領域410にp型
の不純物が1013〜1015/cm2のドーズ量でイオン
注入される。その後、600〜1000℃の温度でラン
プアニール処理が施されることにより、p+ ベース領域
421が形成される。
の不純物が1013〜1015/cm2のドーズ量でイオン
注入される。その後、600〜1000℃の温度でラン
プアニール処理が施されることにより、p+ ベース領域
421が形成される。
【0023】図31に示すように、p+ ベース領域42
1の一部領域にn型の不純物が10 15〜1016/cm2
程度のドーズ量でイオン注入される。その後、600〜
1000℃の温度でランプアニール処理が施されること
により、n+ エミッタ領域422が形成される。
1の一部領域にn型の不純物が10 15〜1016/cm2
程度のドーズ量でイオン注入される。その後、600〜
1000℃の温度でランプアニール処理が施されること
により、n+ エミッタ領域422が形成される。
【0024】このようにして、npnバイポーラトラン
ジスタ470が形成される。図32に示すように、バイ
ポーラトランジスタ470とnチャネルMOSトランジ
スタ450とpチャネルMOSトランジスタ460を被
覆するように酸化膜からなる層間絶縁膜423がFZシ
リコンウエハ300aの全面上に形成される。
ジスタ470が形成される。図32に示すように、バイ
ポーラトランジスタ470とnチャネルMOSトランジ
スタ450とpチャネルMOSトランジスタ460を被
覆するように酸化膜からなる層間絶縁膜423がFZシ
リコンウエハ300aの全面上に形成される。
【0025】最後に図33に示すように、層間絶縁膜4
23にコンタクトホールが開けられる。各コンタクトホ
ールを通じてコレクタ領域、エミッタ領域、ベース領
域、ソース領域およびドレイン領域の表面にそれぞれ接
触するように、アルミニウム配線層424,425,4
26,427,428,429,430が形成される。
以上のようにして、CZシリコンウエハ100の上に貼
り合わせられたFZシリコンウエハ300aにBi−C
MOS型半導体装置が形成される。
23にコンタクトホールが開けられる。各コンタクトホ
ールを通じてコレクタ領域、エミッタ領域、ベース領
域、ソース領域およびドレイン領域の表面にそれぞれ接
触するように、アルミニウム配線層424,425,4
26,427,428,429,430が形成される。
以上のようにして、CZシリコンウエハ100の上に貼
り合わせられたFZシリコンウエハ300aにBi−C
MOS型半導体装置が形成される。
【0026】上述の製造工程においては、バイポーラト
ランジスタを形成するためにエピタキシャル層400が
FZシリコンウエハ300aの上に形成される。このと
き、シリコンウエハにスリップラインが発生する。図3
4はFZシリコンウエハ300aの上にエピタキシャル
層を形成したときに発生するスリップラインを示す平面
図である。図34の(A)はシリコンウエハの(10
0)面に発生するスリップラインを示す。図34の
(B)はシリコンウエハの(111)面に発生するスリ
ップラインを示す。380はオリエンテーションフラッ
トを示す。(A)を参照して、FZシリコンウエハ30
0aの周辺部にスリップライン501が発生しているこ
とがわかる。また、(B)を参照して、FZシリコンウ
エハ300aの周辺部にスリップライン502が所定の
角度をなして形成されているのがわかる。このようなス
リップラインは結晶の格子欠陥の1つとしての転位の集
合であると考えられる。
ランジスタを形成するためにエピタキシャル層400が
FZシリコンウエハ300aの上に形成される。このと
き、シリコンウエハにスリップラインが発生する。図3
4はFZシリコンウエハ300aの上にエピタキシャル
層を形成したときに発生するスリップラインを示す平面
図である。図34の(A)はシリコンウエハの(10
0)面に発生するスリップラインを示す。図34の
(B)はシリコンウエハの(111)面に発生するスリ
ップラインを示す。380はオリエンテーションフラッ
トを示す。(A)を参照して、FZシリコンウエハ30
0aの周辺部にスリップライン501が発生しているこ
とがわかる。また、(B)を参照して、FZシリコンウ
エハ300aの周辺部にスリップライン502が所定の
角度をなして形成されているのがわかる。このようなス
リップラインは結晶の格子欠陥の1つとしての転位の集
合であると考えられる。
【0027】図35は上記のようなスリップラインを含
むエピタキシャル層に形成されたバイポーラトランジス
タの拡大断面図である。この図を参照して、n- エピタ
キシャル層400にp+ ベース領域421が形成されて
いる。p+ ベース領域421にはn+ エミッタ領域42
2が形成されている。p+ ベース領域421とn+ エミ
ッタ領域422の間には空乏層431が形成されてい
る。この場合、スリップライン500はp+ ベース領域
421からn+ エミッタ領域422に延びるように存在
している。このように、pn接合部にスリップライン5
00が存在していると、リーク電流が発生しやすくな
る。その結果、バイポーラトランジスタの電気的特性が
劣化し、トランジスタの誤動作が生ずる。そのため、B
i−CMOS型半導体装置の不良品が発生することにな
る。すなわち、スリップライン501または502が発
生したFZシリコンウエハ300aの周辺部(図34)
にBi−CMOS型半導体装置の不良品が発生する。し
たがって、不良品が発生したシリコンウエハの周辺部は
切り捨てられる。このことは、Bi−CMOS型半導体
装置の製造歩留まりの低下をもたらす。
むエピタキシャル層に形成されたバイポーラトランジス
タの拡大断面図である。この図を参照して、n- エピタ
キシャル層400にp+ ベース領域421が形成されて
いる。p+ ベース領域421にはn+ エミッタ領域42
2が形成されている。p+ ベース領域421とn+ エミ
ッタ領域422の間には空乏層431が形成されてい
る。この場合、スリップライン500はp+ ベース領域
421からn+ エミッタ領域422に延びるように存在
している。このように、pn接合部にスリップライン5
00が存在していると、リーク電流が発生しやすくな
る。その結果、バイポーラトランジスタの電気的特性が
劣化し、トランジスタの誤動作が生ずる。そのため、B
i−CMOS型半導体装置の不良品が発生することにな
る。すなわち、スリップライン501または502が発
生したFZシリコンウエハ300aの周辺部(図34)
にBi−CMOS型半導体装置の不良品が発生する。し
たがって、不良品が発生したシリコンウエハの周辺部は
切り捨てられる。このことは、Bi−CMOS型半導体
装置の製造歩留まりの低下をもたらす。
【0028】そこで、この発明の目的は、生産性向上に
伴うウエハの大径化に対応することができ、素子の微細
化に伴う酸化膜の耐圧劣化を防止することができ、MO
Sトランジスタの特性を向上させることができるととも
に、バイポーラトランジスタの電気的特性を向上させる
ことが可能なBi−CMOS型半導体装置およびその製
造方法を提供することである。
伴うウエハの大径化に対応することができ、素子の微細
化に伴う酸化膜の耐圧劣化を防止することができ、MO
Sトランジスタの特性を向上させることができるととも
に、バイポーラトランジスタの電気的特性を向上させる
ことが可能なBi−CMOS型半導体装置およびその製
造方法を提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明の1つの局面に
従った半導体装置は、第1の半導体基板と、半導体層
と、第2の半導体基板と、バイポーラトランジスタと、
電界効果トランジスタとを備える。第1の半導体基板は
主表面を有し、第1の濃度で酸素を含有する。半導体層
は第1の半導体基板の主表面の上にエピタキシャル成長
させられたものである。第2の半導体基板は半導体層の
上に接合され、第1の濃度よりも低い第2の濃度で酸素
を含有する。バイポーラトランジスタは半導体層に形成
されている。電界効果トランジスタは第2の半導体基板
に形成されている。
従った半導体装置は、第1の半導体基板と、半導体層
と、第2の半導体基板と、バイポーラトランジスタと、
電界効果トランジスタとを備える。第1の半導体基板は
主表面を有し、第1の濃度で酸素を含有する。半導体層
は第1の半導体基板の主表面の上にエピタキシャル成長
させられたものである。第2の半導体基板は半導体層の
上に接合され、第1の濃度よりも低い第2の濃度で酸素
を含有する。バイポーラトランジスタは半導体層に形成
されている。電界効果トランジスタは第2の半導体基板
に形成されている。
【0030】この発明のもう1つの局面に従った半導体
装置の製造方法によれば、第1の濃度で酸素を含有する
第1の半導体基板の主表面の上にエピタキシャル成長さ
せることにより、半導体層が形成される。この半導体層
にバイポーラトランジスタが形成される。第1の濃度よ
りも低い第2の濃度で酸素を含有する第2の半導体基板
が半導体層の上に接合される。この第2の半導体基板に
電界効果トランジスタか形成される。
装置の製造方法によれば、第1の濃度で酸素を含有する
第1の半導体基板の主表面の上にエピタキシャル成長さ
せることにより、半導体層が形成される。この半導体層
にバイポーラトランジスタが形成される。第1の濃度よ
りも低い第2の濃度で酸素を含有する第2の半導体基板
が半導体層の上に接合される。この第2の半導体基板に
電界効果トランジスタか形成される。
【0031】
【作用】この発明の半導体装置においては、1つの基板
として比較的高い濃度で酸素を含有する第1の半導体基
板が用いられる。この第1の半導体基板の上にエピタキ
シャル成長させることにより、半導体層が形成される。
そのため、この半導体層にスリップラインが発生するこ
とはない。また、第1の半導体基板は比較的高い酸素を
含有しているので、その機械的強度は強くなっている。
これにより、生産性の向上に伴うシリコンウエハの大径
化に対応することができる。
として比較的高い濃度で酸素を含有する第1の半導体基
板が用いられる。この第1の半導体基板の上にエピタキ
シャル成長させることにより、半導体層が形成される。
そのため、この半導体層にスリップラインが発生するこ
とはない。また、第1の半導体基板は比較的高い酸素を
含有しているので、その機械的強度は強くなっている。
これにより、生産性の向上に伴うシリコンウエハの大径
化に対応することができる。
【0032】また、酸素濃度の比較的低い第2の半導体
基板に電界効果トランジスタが形成される。これによ
り、第2の半導体基板の表面に形成される酸化膜の耐圧
が微細化とともに劣化することはない。そのため、素子
の微細化が進んだとしても、電界効果トランジスタの電
気的特性を維持することができる。
基板に電界効果トランジスタが形成される。これによ
り、第2の半導体基板の表面に形成される酸化膜の耐圧
が微細化とともに劣化することはない。そのため、素子
の微細化が進んだとしても、電界効果トランジスタの電
気的特性を維持することができる。
【0033】
【実施例】図1は、この発明の一実施例によるBi−C
MOS型半導体装置を示す部分断面図である。図1を参
照して、p型CZシリコンウエハ100の表面上にn+
埋込拡散層101,104とp+ 埋込拡散層102,1
03が形成されている。CZシリコンウエハ100の上
にn- エピタキシャル層200が形成されている。n-
エピタキシャル層200にはn+ コレクタウォール層2
01とn- 領域204が形成されている。n- 領域20
4にはp+ ベース領域207が形成されている。p+ ベ
ース領域207内にはn+ エミッタ領域208が形成さ
れている。このようにして、npnバイポーラトランジ
スタ250がn- エピタキシャル層200に形成されて
いる。また、p+ 分離領域202,203がn- エピタ
キシャル層200に形成されている。これにより、n-
領域204,205,206が電気的に分離されてい
る。n- エピタキシャル層200の上にn型のFZシリ
コンウエハ300が貼り合わせられている。
MOS型半導体装置を示す部分断面図である。図1を参
照して、p型CZシリコンウエハ100の表面上にn+
埋込拡散層101,104とp+ 埋込拡散層102,1
03が形成されている。CZシリコンウエハ100の上
にn- エピタキシャル層200が形成されている。n-
エピタキシャル層200にはn+ コレクタウォール層2
01とn- 領域204が形成されている。n- 領域20
4にはp+ ベース領域207が形成されている。p+ ベ
ース領域207内にはn+ エミッタ領域208が形成さ
れている。このようにして、npnバイポーラトランジ
スタ250がn- エピタキシャル層200に形成されて
いる。また、p+ 分離領域202,203がn- エピタ
キシャル層200に形成されている。これにより、n-
領域204,205,206が電気的に分離されてい
る。n- エピタキシャル層200の上にn型のFZシリ
コンウエハ300が貼り合わせられている。
【0034】FZシリコンウエハ300にはp+ 分離領
域305とn+ 領域306とp+ 領域307とn- 領域
308が形成されている。p+ 領域307にはnチャネ
ルMOSトランジスタ350が形成されている。n- 領
域308にはpチャネルMOSトランジスタ360が形
成されている。nチャネルMOSトランジスタ350
は、1対のn型ソース・ドレイン領域315と、それら
の間に形成されたゲート酸化膜311とゲート電極31
3とを含む。pチャネルMOSトランジスタ360は、
1対のp型ソース・ドレイン領域316と、それらの間
に形成されたゲート酸化膜312とゲート電極314と
を含む。
域305とn+ 領域306とp+ 領域307とn- 領域
308が形成されている。p+ 領域307にはnチャネ
ルMOSトランジスタ350が形成されている。n- 領
域308にはpチャネルMOSトランジスタ360が形
成されている。nチャネルMOSトランジスタ350
は、1対のn型ソース・ドレイン領域315と、それら
の間に形成されたゲート酸化膜311とゲート電極31
3とを含む。pチャネルMOSトランジスタ360は、
1対のp型ソース・ドレイン領域316と、それらの間
に形成されたゲート酸化膜312とゲート電極314と
を含む。
【0035】バイポーラトランジスタ250とnチャネ
ルMOSトランジスタ350とpチャネルMOSトラン
ジスタ360とを相互に分離するために、FZシリコン
ウエハ300の表面には分離酸化膜309,310が形
成されている。バイポーラトランジスタ250とMOS
トランジスタ350,360を被覆するようにFZシリ
コンウエハ300の上には層間絶縁膜324が形成され
ている。この層間絶縁膜324にはコレクタ領域、エミ
ッタ領域、ベース領域およびソース・ドレイン領域のそ
れぞれの表面を露出するようにコンタクトホールが形成
されている。各コンタクトホールを通じてそれぞれの領
域に接触するようにアルミニウム配線層325、32
6、327、328、329、330、331が形成さ
れている。なお、npnバイポーラトランジスタ250
のn+ コレクタウォール層201、p+ ベース領域20
7、n+ エミッタ領域208のそれぞれとアルミニウム
配線層325,327,326は、FZシリコンウエハ
300に形成されたプラグ電極321,323,322
のそれぞれを通じて接続されている。
ルMOSトランジスタ350とpチャネルMOSトラン
ジスタ360とを相互に分離するために、FZシリコン
ウエハ300の表面には分離酸化膜309,310が形
成されている。バイポーラトランジスタ250とMOS
トランジスタ350,360を被覆するようにFZシリ
コンウエハ300の上には層間絶縁膜324が形成され
ている。この層間絶縁膜324にはコレクタ領域、エミ
ッタ領域、ベース領域およびソース・ドレイン領域のそ
れぞれの表面を露出するようにコンタクトホールが形成
されている。各コンタクトホールを通じてそれぞれの領
域に接触するようにアルミニウム配線層325、32
6、327、328、329、330、331が形成さ
れている。なお、npnバイポーラトランジスタ250
のn+ コレクタウォール層201、p+ ベース領域20
7、n+ エミッタ領域208のそれぞれとアルミニウム
配線層325,327,326は、FZシリコンウエハ
300に形成されたプラグ電極321,323,322
のそれぞれを通じて接続されている。
【0036】以上のように構成されるBi−CMOS型
半導体装置の製造方法について説明する。図2〜図18
は、図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製造工程
を順に示す部分断面図である。
半導体装置の製造方法について説明する。図2〜図18
は、図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製造工程
を順に示す部分断面図である。
【0037】まず、図2を参照して、p型のCZシリコ
ンウエハ100の所定領域にp型とn型の不純物が、そ
れぞれ1015〜1016/cm2 のドーズ量でイオン注入
される。その後、700〜1100℃の温度で熱処理が
施されることにより、n+ 埋込拡散層101,104と
p+ 埋込拡散層102,103が形成される。
ンウエハ100の所定領域にp型とn型の不純物が、そ
れぞれ1015〜1016/cm2 のドーズ量でイオン注入
される。その後、700〜1100℃の温度で熱処理が
施されることにより、n+ 埋込拡散層101,104と
p+ 埋込拡散層102,103が形成される。
【0038】図3に示すように、CZシリコンウエハ1
00の上にn- エピタキシャル層200が650〜11
00℃の温度で2〜10μmの厚みで形成される。この
とき、CZシリコンウエハ100の酸素濃度は1.0〜
1.8×1018/cm3 程度の比較的高い値であるの
で、そのCZシリコンウエハ100の上にエピタキシャ
ル成長を行なっても、エピタキシャル層200にスリッ
プラインが発生することはない。
00の上にn- エピタキシャル層200が650〜11
00℃の温度で2〜10μmの厚みで形成される。この
とき、CZシリコンウエハ100の酸素濃度は1.0〜
1.8×1018/cm3 程度の比較的高い値であるの
で、そのCZシリコンウエハ100の上にエピタキシャ
ル成長を行なっても、エピタキシャル層200にスリッ
プラインが発生することはない。
【0039】図4を参照して、n- エピタキシャル層2
00の所定の領域にn型の不純物が1014〜1017/c
m2 程度のドーズ量でイオン注入される。その後、60
0〜1000℃の温度でランプアニール処理が施される
ことにより、n+ コレクタウォール層201が形成され
る。
00の所定の領域にn型の不純物が1014〜1017/c
m2 程度のドーズ量でイオン注入される。その後、60
0〜1000℃の温度でランプアニール処理が施される
ことにより、n+ コレクタウォール層201が形成され
る。
【0040】図5に示すように、p+ 埋込拡散層10
2,103のそれぞれの上のn- エピタキシャル層20
0の領域にp型の不純物が1012〜1014/cm2 程度
のドーズ量でイオン注入される。その後、600〜10
00℃の温度でランプアニール処理が施されることによ
り、p+ 分離領域202,203が形成される。これに
より、n- 領域204,205,206が相互に電気的
に分離されるように形成される。
2,103のそれぞれの上のn- エピタキシャル層20
0の領域にp型の不純物が1012〜1014/cm2 程度
のドーズ量でイオン注入される。その後、600〜10
00℃の温度でランプアニール処理が施されることによ
り、p+ 分離領域202,203が形成される。これに
より、n- 領域204,205,206が相互に電気的
に分離されるように形成される。
【0041】図6に示すように、n- 領域204の一部
領域にp型の不純物が1013〜10 15/cm2 程度のド
ーズ量でイオン注入される。その後、600〜1000
℃の温度でランプアニール処理が施されることにより、
p+ ベース領域207が形成される。
領域にp型の不純物が1013〜10 15/cm2 程度のド
ーズ量でイオン注入される。その後、600〜1000
℃の温度でランプアニール処理が施されることにより、
p+ ベース領域207が形成される。
【0042】図7に示すように、p+ ベース領域207
の一部領域にn型の不純物が1015〜1016/cm2 程
度のドーズ量でイオン注入される。その後、600〜1
000℃の温度でランプアニール処理が施されることに
より、n+ エミッタ領域208が形成される。このよう
にして、npnバイポーラトランジスタ250が形成さ
れる。
の一部領域にn型の不純物が1015〜1016/cm2 程
度のドーズ量でイオン注入される。その後、600〜1
000℃の温度でランプアニール処理が施されることに
より、n+ エミッタ領域208が形成される。このよう
にして、npnバイポーラトランジスタ250が形成さ
れる。
【0043】次に、FZ法を用いて、比較的低い酸素濃
度、たとえば1×1016/cm3 程度未満の濃度を有す
るシリコンウエハが製造される。バイポーラトランジス
タ250が形成されたCZシリコンウエハ100の表
面、正確にはエピタキシャル層200の表面と、FZシ
リコンウエハの表面が洗浄されることにより、清浄化さ
れ、親水化される。このように処理されたCZシリコン
ウエハ100とFZシリコンウエハとが機械的に貼り合
わせられる。その後、500〜1000℃の温度で熱処
理が施されることにより、CZシリコンウエハ100と
FZシリコンウエハの貼り合わせ面において脱水縮合反
応が起こる。
度、たとえば1×1016/cm3 程度未満の濃度を有す
るシリコンウエハが製造される。バイポーラトランジス
タ250が形成されたCZシリコンウエハ100の表
面、正確にはエピタキシャル層200の表面と、FZシ
リコンウエハの表面が洗浄されることにより、清浄化さ
れ、親水化される。このように処理されたCZシリコン
ウエハ100とFZシリコンウエハとが機械的に貼り合
わせられる。その後、500〜1000℃の温度で熱処
理が施されることにより、CZシリコンウエハ100と
FZシリコンウエハの貼り合わせ面において脱水縮合反
応が起こる。
【0044】この脱水縮合反応の模式図は図21に示さ
れる。図21の(a)を参照して、CZシリコンウエハ
100の上に形成されたエピタキシャル層200の表面
とFZシリコンウエハ300の表面とが水素結合によっ
て接合されている。このように接合されたエピタキシャ
ル層200とFZシリコンウエハ300との間の界面に
おいて脱水縮合反応が起こる。その結果、図21の
(b)に示すように水が放出され、エピタキシャル層2
00とFZシリコンウエハ300とが酸素を介在して接
合するようになる。
れる。図21の(a)を参照して、CZシリコンウエハ
100の上に形成されたエピタキシャル層200の表面
とFZシリコンウエハ300の表面とが水素結合によっ
て接合されている。このように接合されたエピタキシャ
ル層200とFZシリコンウエハ300との間の界面に
おいて脱水縮合反応が起こる。その結果、図21の
(b)に示すように水が放出され、エピタキシャル層2
00とFZシリコンウエハ300とが酸素を介在して接
合するようになる。
【0045】その後、熱処理を制御することにより、2
つのシリコンウエハの貼り合わせ面が強化させられる。
このようにして得られた半導体基板の断面は図8に示さ
れる。n型のFZシリコンウエハ300がn- エピタキ
シャル層200の上に接合されている。
つのシリコンウエハの貼り合わせ面が強化させられる。
このようにして得られた半導体基板の断面は図8に示さ
れる。n型のFZシリコンウエハ300がn- エピタキ
シャル層200の上に接合されている。
【0046】図9を参照して、FZシリコンウエハ30
0を機械的に研磨することにより、FZシリコンウエハ
300の厚みを10μm程度までにする。その後、FZ
シリコンウエハ300の表面を鏡面研磨処理する。
0を機械的に研磨することにより、FZシリコンウエハ
300の厚みを10μm程度までにする。その後、FZ
シリコンウエハ300の表面を鏡面研磨処理する。
【0047】図10に示すようにFZシリコンウエハ3
00の所定領域にp型とn型の不純物がそれぞれ、10
12〜1013/cm2 程度のドーズ量でイオン注入され
る。その後、600〜1000℃の温度でランプアニー
ル処理が施されることにより、p+ ウェル領域301,
303とn+ ウェル領域302,304が形成される。
00の所定領域にp型とn型の不純物がそれぞれ、10
12〜1013/cm2 程度のドーズ量でイオン注入され
る。その後、600〜1000℃の温度でランプアニー
ル処理が施されることにより、p+ ウェル領域301,
303とn+ ウェル領域302,304が形成される。
【0048】図11に示すように、p+ ウェル領域30
1,303にp型の不純物が1012〜1014/cm2 程
度のドーズ量でイオン注入される。その後、600〜1
000℃の温度でランプアニール処理が施されることに
より、FZシリコンウエハ300上においてp+ 分離領
域が形成される。
1,303にp型の不純物が1012〜1014/cm2 程
度のドーズ量でイオン注入される。その後、600〜1
000℃の温度でランプアニール処理が施されることに
より、FZシリコンウエハ300上においてp+ 分離領
域が形成される。
【0049】図12に示すように、FZシリコンウエハ
300の所定領域に分離酸化膜309,310が形成さ
れる。このようにして、p+ 分離領域305とn+ 領域
306とp+ 領域307とn- 領域308が形成され
る。
300の所定領域に分離酸化膜309,310が形成さ
れる。このようにして、p+ 分離領域305とn+ 領域
306とp+ 領域307とn- 領域308が形成され
る。
【0050】図13を参照して、p+ 領域307とn-
領域308のそれぞれに900〜1150℃の熱処理に
よって酸化膜が形成され、パターニングされることによ
り、ゲート酸化膜311,312が50〜300Åの膜
厚で形成される。ゲート酸化膜311と312のそれぞ
れの上にはポリサイド構造を有するゲート電極313,
314が形成される。ゲート電極313,314は多結
晶シリコンのような他の材料から形成されてもよい。
領域308のそれぞれに900〜1150℃の熱処理に
よって酸化膜が形成され、パターニングされることによ
り、ゲート酸化膜311,312が50〜300Åの膜
厚で形成される。ゲート酸化膜311と312のそれぞ
れの上にはポリサイド構造を有するゲート電極313,
314が形成される。ゲート電極313,314は多結
晶シリコンのような他の材料から形成されてもよい。
【0051】図14に示すように、ゲート電極313と
314のそれぞれをマスクとして用いてn型とp型の不
純物のそれぞれが1015〜1016/cm2 程度のドーズ
量でイオン注入される。その後、600〜1000℃の
温度でランプアニール処理が施されることにより、n型
ソース・ドレイン領域315とp型ソース・ドレイン領
域316が形成される。このようにして、nチャネルM
OSトランジスタ350とpチャネルMOSトランジス
タ360とが形成される。
314のそれぞれをマスクとして用いてn型とp型の不
純物のそれぞれが1015〜1016/cm2 程度のドーズ
量でイオン注入される。その後、600〜1000℃の
温度でランプアニール処理が施されることにより、n型
ソース・ドレイン領域315とp型ソース・ドレイン領
域316が形成される。このようにして、nチャネルM
OSトランジスタ350とpチャネルMOSトランジス
タ360とが形成される。
【0052】図15に示すように、FZシリコンウエハ
300の全面上にフォトレジスト膜317が形成され
る。フォトリソグラフィ技術によりフォトレジスト膜3
17が選択的に除去される。これにより、CZシリコン
ウエハ100上のエピタキシャル層200に形成された
バイポーラトランジスタ250の各領域の表面を露出さ
せるためにパターニングが行なわれる。
300の全面上にフォトレジスト膜317が形成され
る。フォトリソグラフィ技術によりフォトレジスト膜3
17が選択的に除去される。これにより、CZシリコン
ウエハ100上のエピタキシャル層200に形成された
バイポーラトランジスタ250の各領域の表面を露出さ
せるためにパターニングが行なわれる。
【0053】図16に示すように、上記のようにパター
ニングされたフォトレジスト膜317をマスクとして用
いて、FZシリコンウエハ300がエッチングされる。
ウェットエッチングの場合には、KOHなどのアルカリ
溶液が用いられ、ドライエッチングの場合にはNF3 ガ
ス等が用いられる。KOH溶液によるウェットエッチン
グの場合には、エッチング速度は0.2〜3μm/mi
n.程度である。これにより、n+ コレクタウォール層
201、n+ エミッタ領域208、p+ ベース領域20
7のそれぞれの表面を露出するようにコンタクトホール
318,319,320がFZシリコンウエハ300に
形成される。図示されていないが、コンタクトホール3
18,319,320の側壁には絶縁膜が形成される。
ニングされたフォトレジスト膜317をマスクとして用
いて、FZシリコンウエハ300がエッチングされる。
ウェットエッチングの場合には、KOHなどのアルカリ
溶液が用いられ、ドライエッチングの場合にはNF3 ガ
ス等が用いられる。KOH溶液によるウェットエッチン
グの場合には、エッチング速度は0.2〜3μm/mi
n.程度である。これにより、n+ コレクタウォール層
201、n+ エミッタ領域208、p+ ベース領域20
7のそれぞれの表面を露出するようにコンタクトホール
318,319,320がFZシリコンウエハ300に
形成される。図示されていないが、コンタクトホール3
18,319,320の側壁には絶縁膜が形成される。
【0054】図17に示すように、CVD法を用いてタ
ングステン等の導電層が全面上に形成される。その後、
エッチバックにより、導電層がコンタクトホール31
8,319,320の領域のみに残存させられる。これ
により、プラグ電極321,322,323が形成され
る。
ングステン等の導電層が全面上に形成される。その後、
エッチバックにより、導電層がコンタクトホール31
8,319,320の領域のみに残存させられる。これ
により、プラグ電極321,322,323が形成され
る。
【0055】図18に示すように、FZシリコンウエハ
300の全面上に層間絶縁膜324が形成される。
300の全面上に層間絶縁膜324が形成される。
【0056】最後に図1に示すように、プラグ電極32
1,322,323のそれぞれの表面を露出するように
コンタクトホールが層間絶縁膜324に形成される。ま
た、n型ソース・ドレイン領域315とp型ソース・ド
レイン領域316のそれぞれの表面を露出するようにコ
ンタクトホールが層間絶縁膜324に形成される。各コ
ンタクトホールを通じて各領域に接触するようにアルミ
ニウムまたはタングステン配線層325,326,32
7,328,329,330,331が形成される。こ
のようにして、本発明のBi−CMOS型半導体装置が
形成される。
1,322,323のそれぞれの表面を露出するように
コンタクトホールが層間絶縁膜324に形成される。ま
た、n型ソース・ドレイン領域315とp型ソース・ド
レイン領域316のそれぞれの表面を露出するようにコ
ンタクトホールが層間絶縁膜324に形成される。各コ
ンタクトホールを通じて各領域に接触するようにアルミ
ニウムまたはタングステン配線層325,326,32
7,328,329,330,331が形成される。こ
のようにして、本発明のBi−CMOS型半導体装置が
形成される。
【0057】また、上記実施例では、FZシリコンウエ
ハ300を機械的に研磨することにより、FZシリコン
ウエハ300の厚みを10μm程度までにしている。こ
うすることにより、図16で示される工程においてコン
タクトホールを形成するためのFZシリコンウエハ30
0のエッチング時間を短くすることができる。しかしな
がら、FZシリコンウエハ300をCZシリコンウエハ
100に貼り合わせた後、FZシリコンウエハ300の
厚みを薄くするためには、グラインダ(約200μmの
厚みを削る)とポリッシング(約30μmの厚みを削
る)の2つの工程が必要になる。
ハ300を機械的に研磨することにより、FZシリコン
ウエハ300の厚みを10μm程度までにしている。こ
うすることにより、図16で示される工程においてコン
タクトホールを形成するためのFZシリコンウエハ30
0のエッチング時間を短くすることができる。しかしな
がら、FZシリコンウエハ300をCZシリコンウエハ
100に貼り合わせた後、FZシリコンウエハ300の
厚みを薄くするためには、グラインダ(約200μmの
厚みを削る)とポリッシング(約30μmの厚みを削
る)の2つの工程が必要になる。
【0058】現在、標準のウエハの厚みはその直径が5
インチ、6インチのもので625±15μm、その直径
が8インチのもので725±15μmである。この厚み
のままで、FZシリコンウエハ300を用いてもよい。
その場合、機械的研磨工程が不要になる。しかしなが
ら、図16で示される工程においてコンタクトホールを
形成するためのFZシリコンウエハ300のエッチング
時間が長くなる。たとえば、HF/HNO3 /CH3 C
OOHやKOHをエッチング溶液に用いるケミカルエッ
チングの場合、エッチング速度は20〜30μm/mi
n.(HF/HNO3 /CH3 COOH)、0.2〜3
μm/min.(KOH)である。FZシリコンウエハ
300の厚みを625μmとすると、エッチング時間は
30min.程度以上となる。以上の点を考慮して、F
Zシリコンウエハの厚みは10〜750μmの範囲で選
ばれる。なお、FZシリコンウエハの最小厚みを10μ
mとしているのは、MOSトランジスタの能動領域と分
離領域を考慮しているためである。
インチ、6インチのもので625±15μm、その直径
が8インチのもので725±15μmである。この厚み
のままで、FZシリコンウエハ300を用いてもよい。
その場合、機械的研磨工程が不要になる。しかしなが
ら、図16で示される工程においてコンタクトホールを
形成するためのFZシリコンウエハ300のエッチング
時間が長くなる。たとえば、HF/HNO3 /CH3 C
OOHやKOHをエッチング溶液に用いるケミカルエッ
チングの場合、エッチング速度は20〜30μm/mi
n.(HF/HNO3 /CH3 COOH)、0.2〜3
μm/min.(KOH)である。FZシリコンウエハ
300の厚みを625μmとすると、エッチング時間は
30min.程度以上となる。以上の点を考慮して、F
Zシリコンウエハの厚みは10〜750μmの範囲で選
ばれる。なお、FZシリコンウエハの最小厚みを10μ
mとしているのは、MOSトランジスタの能動領域と分
離領域を考慮しているためである。
【0059】さらに、上記実施例では、図8に示すよう
にn- エピタキシャル層200の上に直接FZシリコン
ウエハ300が形成されるが、図19に示すようにn-
エピタキシャル層200の上に厚み1000〜2000
Åの酸化膜209を形成した後、図8に示すように、そ
の上にFZシリコンウエハ300を貼り合わせてもよ
い。このようにCZシリコンウエハとFZシリコンウエ
ハの貼り合わせ面に酸化膜を介在させることにより、図
16で示される工程において酸化膜が、コンタクトホー
ルを形成するためのFZシリコンウエハ300のエッチ
ングストッパとなる。そのため、FZシリコンウエハの
面内均一性がよくなり、CZシリコンウエハ側へのオー
バーエッチングが防止される。なお、酸化膜209が形
成された場合のBi−CMOS型半導体装置の断面は図
20に示される。
にn- エピタキシャル層200の上に直接FZシリコン
ウエハ300が形成されるが、図19に示すようにn-
エピタキシャル層200の上に厚み1000〜2000
Åの酸化膜209を形成した後、図8に示すように、そ
の上にFZシリコンウエハ300を貼り合わせてもよ
い。このようにCZシリコンウエハとFZシリコンウエ
ハの貼り合わせ面に酸化膜を介在させることにより、図
16で示される工程において酸化膜が、コンタクトホー
ルを形成するためのFZシリコンウエハ300のエッチ
ングストッパとなる。そのため、FZシリコンウエハの
面内均一性がよくなり、CZシリコンウエハ側へのオー
バーエッチングが防止される。なお、酸化膜209が形
成された場合のBi−CMOS型半導体装置の断面は図
20に示される。
【0060】上記実施例ではnチャネルMOSトランジ
スタ350とpチャネルMOSトランジスタ360から
なるCMOS領域が示されているが、少なくともMOS
トランジスタを含むフラッシュ・メモリ(一括消去型E
EPROM)、EPROM、SRAM、DRAM等をC
MOS領域に形成してもよい。
スタ350とpチャネルMOSトランジスタ360から
なるCMOS領域が示されているが、少なくともMOS
トランジスタを含むフラッシュ・メモリ(一括消去型E
EPROM)、EPROM、SRAM、DRAM等をC
MOS領域に形成してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、比較
的酸素濃度の高い第1の半導体基板の上にエピタキシャ
ル成長させられた半導体層にバイポーラトランジスタが
形成されるので、スリップラインが半導体層に発生する
ことなく、バイポーラトランジスタの電気的特性が劣化
することはない。また、比較的酸素濃度の低い第2の半
導体基板に電界効果トランジスタが形成されるので、微
細化が進んでも、ゲート酸化膜の耐圧の劣化等の欠陥が
抑制される。その結果、電界効果トランジスタとバイポ
ーラトランジスタの両者において優れた電気的特性を得
ることが可能なBi−CMOS型半導体装置を得ること
ができる。
的酸素濃度の高い第1の半導体基板の上にエピタキシャ
ル成長させられた半導体層にバイポーラトランジスタが
形成されるので、スリップラインが半導体層に発生する
ことなく、バイポーラトランジスタの電気的特性が劣化
することはない。また、比較的酸素濃度の低い第2の半
導体基板に電界効果トランジスタが形成されるので、微
細化が進んでも、ゲート酸化膜の耐圧の劣化等の欠陥が
抑制される。その結果、電界効果トランジスタとバイポ
ーラトランジスタの両者において優れた電気的特性を得
ることが可能なBi−CMOS型半導体装置を得ること
ができる。
【図1】この発明の一実施例によるBi−CMOS型半
導体装置を示す部分断面図である。
導体装置を示す部分断面図である。
【図2】図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製造
方法の第1工程を示す部分断面図である。
方法の第1工程を示す部分断面図である。
【図3】図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製造
方法の第2工程を示す部分断面図である。
方法の第2工程を示す部分断面図である。
【図4】図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製造
方法の第3工程を示す部分断面図である。
方法の第3工程を示す部分断面図である。
【図5】図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製造
方法の第4工程を示す部分断面図である。
方法の第4工程を示す部分断面図である。
【図6】図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製造
方法の第5工程を示す部分断面図である。
方法の第5工程を示す部分断面図である。
【図7】図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製造
方法の第6工程を示す部分断面図である。
方法の第6工程を示す部分断面図である。
【図8】図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製造
方法の第7工程を示す部分断面図である。
方法の第7工程を示す部分断面図である。
【図9】図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製造
方法の第8工程を示す部分断面図である。
方法の第8工程を示す部分断面図である。
【図10】図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製
造方法の第9工程を示す部分断面図である。
造方法の第9工程を示す部分断面図である。
【図11】図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製
造方法の第10工程を示す部分断面図である。
造方法の第10工程を示す部分断面図である。
【図12】図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製
造方法の第11工程を示す部分断面図である。
造方法の第11工程を示す部分断面図である。
【図13】図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製
造方法の第12工程を示す部分断面図である。
造方法の第12工程を示す部分断面図である。
【図14】図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製
造方法の第13工程を示す部分断面図である。
造方法の第13工程を示す部分断面図である。
【図15】図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製
造方法の第14工程を示す部分断面図である。
造方法の第14工程を示す部分断面図である。
【図16】図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製
造方法の第15工程を示す部分断面図である。
造方法の第15工程を示す部分断面図である。
【図17】図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製
造方法の第16工程を示す部分断面図である。
造方法の第16工程を示す部分断面図である。
【図18】図1に示すBi−CMOS型半導体装置の製
造方法の第17工程を示す部分断面図である。
造方法の第17工程を示す部分断面図である。
【図19】Bi−CMOS型半導体装置の別の製造方法
における工程を示す部分断面図である。
における工程を示す部分断面図である。
【図20】図19で示される工程に従って製造されるB
i−CMOS型半導体装置を示す部分断面図である。
i−CMOS型半導体装置を示す部分断面図である。
【図21】CZシリコンウエハとFZシリコンウエハの
貼り合わせ工程において行なわれる脱水縮合反応を示す
模式図(a),(b)である。
貼り合わせ工程において行なわれる脱水縮合反応を示す
模式図(a),(b)である。
【図22】従来のBi−CMOS型半導体装置の製造方
法の第1工程を示す部分断面図である。
法の第1工程を示す部分断面図である。
【図23】従来のBi−CMOS型半導体装置の製造方
法の第2工程を示す部分断面図である。
法の第2工程を示す部分断面図である。
【図24】従来のBi−CMOS型半導体装置の製造方
法の第3工程を示す部分断面図である。
法の第3工程を示す部分断面図である。
【図25】従来のBi−CMOS型半導体装置の製造方
法の第4工程を示す部分断面図である。
法の第4工程を示す部分断面図である。
【図26】従来のBi−CMOS型半導体装置の製造方
法の第5工程を示す部分断面図である。
法の第5工程を示す部分断面図である。
【図27】従来のBi−CMOS型半導体装置の製造方
法の第6工程を示す部分断面図である。
法の第6工程を示す部分断面図である。
【図28】従来のBi−CMOS型半導体装置の製造方
法の第7工程を示す部分断面図である。
法の第7工程を示す部分断面図である。
【図29】従来のBi−CMOS型半導体装置の製造方
法の第8工程を示す部分断面図である。
法の第8工程を示す部分断面図である。
【図30】従来のBi−CMOS型半導体装置の製造方
法の第9工程を示す部分断面図である。
法の第9工程を示す部分断面図である。
【図31】従来のBi−CMOS型半導体装置の製造方
法の第10工程を示す部分断面図である。
法の第10工程を示す部分断面図である。
【図32】従来のBi−CMOS型半導体装置の製造方
法の第11工程を示す部分断面図である。
法の第11工程を示す部分断面図である。
【図33】従来のBi−CMOS型半導体装置の製造方
法の第12工程を示す部分断面図である。
法の第12工程を示す部分断面図である。
【図34】FZシリコンウエハの上にシリコンをエピタ
キシャル成長させた場合に発生するスリップラインを示
す模式図(A),(B)である。
キシャル成長させた場合に発生するスリップラインを示
す模式図(A),(B)である。
【図35】スリップラインが発生したエピタキシャル層
に形成されたバイポーラトランジスタを示す拡大部分断
面図である。
に形成されたバイポーラトランジスタを示す拡大部分断
面図である。
100 CZシリコンウエハ 200 n- エピタキシャル層 250 npnバイポーラトランジスタ 300 FZシリコンウエハ 350 nチャネルMOSトランジスタ 360 pチャネルMOSトランジスタ
Claims (2)
- 【請求項1】 主表面を有し、第1の濃度で酸素を含有
する第1の半導体基板と、 前記第1の半導体基板の主表面の上にエピタキシャル成
長させられた半導体層と、 前記半導体層の上に接合され、前記第1の濃度よりも低
い第2の濃度で酸素を含有する第2の半導体基板と、 前記半導体層に形成されたバイポーラトランジスタと、 前記第2の半導体基板に形成された電界効果トランジス
タとを備えた、半導体装置。 - 【請求項2】 第1の濃度で酸素を含有する第1の半導
体基板の主表面の上にエピタキシャル成長させることに
より、半導体層を形成する工程と、 前記半導体層にバイポーラトランジスタを形成する工程
と、 前記第1の濃度よりも低い第2の濃度で酸素を含有する
第2の半導体基板を前記半導体層の上に接合する工程
と、 前記第2の半導体基板に電界効果トランジスタを形成す
る工程とを備えた、半導体装置の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4303768A DE4303768C2 (de) | 1992-02-14 | 1993-02-09 | Halbleitervorrichtung mit einem bipolaren Transistor und einem Feldeffekttransistor und Verfahren zu deren Herstellung |
US08/017,164 US5331193A (en) | 1992-02-14 | 1993-02-12 | Semiconductor device resistant to slip line formation |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-28413 | 1992-02-14 | ||
JP2841392 | 1992-02-14 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05291513A true JPH05291513A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=12247971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP779793A Pending JPH05291513A (ja) | 1992-02-14 | 1993-01-20 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05291513A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5837952A (ja) * | 1981-08-28 | 1983-03-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
JPS6392030A (ja) * | 1986-10-06 | 1988-04-22 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
JPH0246770A (ja) * | 1988-08-08 | 1990-02-16 | Seiko Epson Corp | 半導体装置 |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP779793A patent/JPH05291513A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5837952A (ja) * | 1981-08-28 | 1983-03-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
JPS6392030A (ja) * | 1986-10-06 | 1988-04-22 | Toshiba Corp | 半導体装置の製造方法 |
JPH0246770A (ja) * | 1988-08-08 | 1990-02-16 | Seiko Epson Corp | 半導体装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980818 |