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JPH05246006A - スキージ式印刷装置 - Google Patents

スキージ式印刷装置

Info

Publication number
JPH05246006A
JPH05246006A JP8292992A JP8292992A JPH05246006A JP H05246006 A JPH05246006 A JP H05246006A JP 8292992 A JP8292992 A JP 8292992A JP 8292992 A JP8292992 A JP 8292992A JP H05246006 A JPH05246006 A JP H05246006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
squeegee
printing screen
squeezee
printing
movable frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8292992A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Hayashida
真人 林田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8292992A priority Critical patent/JPH05246006A/ja
Publication of JPH05246006A publication Critical patent/JPH05246006A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Screen Printers (AREA)
  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スキージの印刷スクリーンに対する平行度を
印刷スクリーン上に代理的に現出させることができる。 【構成】 機台2に支持された印刷スクリーン8の上方
に上下方向へ回動自在な可動フレーム12を配置し、該
可動フレームにスキージ22、23を有するスキージブ
ロック17を摺動自在に支持し、可動フレームの回動端
部と機台との間にスキージ変位機構34を設け、スキー
ジの移動は可動フレームが水平な姿勢となってスキージ
の下縁25a、25aが印刷スクリーンの上面に接触し
た状態で行い、その移動中にスキージ変位機構を操作す
ることにより可動フレームを稍上に変位させることで意
図的に印刷スクリーン上にクリーム半田44の掻終わり
ライン44bを現出させるようにしたものであり、この
掻終わりラインのスキージ移動方向に対する傾きがスキ
ージの印刷スクリーンに対する平行度を代理的に表出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なスキージ式印刷装
置に関する。詳しくは、所望のインク透過パターンを有
する印刷スクリーンと直線状に延びる下縁を有するスキ
ージ等を備え、印刷スクリーン上にクリーム状のインク
が供給された状態からスキージを移動させることにより
該スキージがインクを掻き送ることで該インクがインク
透過パターンを通して被印刷物に転写されるスキージ式
印刷装置に関するものであり、スキージの移動中に該ス
キージを意図的に印刷スクリーンから離間させるための
手段を設けるだけで、スキージの印刷スクリーンに対す
る平行度を印刷スクリーン上に代理的に現出させること
ができ、それにより、上記平行度を正確に、かつ、極め
て分かり易く知ることができる新規なスキージ式印刷装
置を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、回路基板の製造において、導体
材料に対するレジストインクの塗布や接続ランドへのク
リーム半田の塗布等には、スキージ式印刷装置が使用さ
れることが多い。
【0003】この種の印刷装置は、図9に示すように、
所望のインク透過パターンを有した印刷スクリーンa
と、略平板状をしたゴム製のスキージヘッドbをホルダ
ーcに保持して成る移動自在なスキージdとを備え、上
記スキージヘッドbは長手方向から見てその下端部が略
V字状に形成されることによって直線状に延びる下縁e
を有し、スキージdはそのスキージヘッドbの下縁eが
印刷スクリーンaの上面と接触した状態でスキージ方
向、即ち、下縁eの延びる方向と直交する方向へ移動さ
れる。
【0004】そして、被印刷物fが印刷スクリーンaの
下面と接するように位置され、印刷スクリーンaの上面
にはクリーム状のインクgが供給され、この状態からス
キージdが移動されることにより該スキージdがインク
gを掻き送り、それによって、インクgが印刷スクリー
ンaのインク透過パターンを通して被印刷物f上に転写
され、それにより、該被印刷物fに当該インク透過パタ
ーンによる印刷が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
スキージ式印刷装置による印刷は上記したように行われ
るので、被印刷物fに転写されるインクgの厚さを一定
にするためには、スキージヘッドbの印刷スクリーンa
に対する平行度が極めて重要な要素となる。
【0006】即ち、スキージヘッドbが印刷スクリーン
aの上面に対して傾いていると、被印刷物f上に載るイ
ンクgの量がスキージヘッドbの長さ方向で不均一にな
ってしまうという問題がある。
【0007】そして、被印刷物f上に載ったインクgの
量が多過ぎると、そのインクgが印刷されるべき領域か
らはみ出したり、場合によっては隣接するインク同士が
接触してしまうことがあり、逆にその量が少ないと、印
刷がかすれたり、被印刷物fから剥がれてしまうことも
ある。
【0008】また、スキージdが印刷スクリーンaに対
して傾いていると、スキージヘッドbの印刷スクリーン
aに対する接触圧がスキージヘッドbの長手方向におい
て一様で無くなるため、スキージヘッドbの磨耗が片寄
ってしまい、印刷スクリーンaの磨耗も局部的に激しく
なってしまう。
【0009】そこで、この種の印刷装置には、通常、ス
キージdの印刷スクリーンaに対する平行度を調整する
ための調整機構が設けられる。
【0010】ところが、従来のスキージ式印刷装置には
この平行度を確認する手段が無かったので、何度か試行
的に印刷を行いながら試行を重ねスキージdの平行度を
調整するといった言わば勘に頼る調整しかできなかっ
た。
【0011】このため、調整には熟練を要し、かつ、時
間がかかるという問題があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明スキージ
式印刷装置は、上記した課題を解決するために、クリー
ム状のインクが供給される印刷スクリーンと接触した状
態でスキージ方向、即ち、その下縁の延びる方向と直交
する方向へ移動されるスキージを、その移動中に、印刷
スクリーンから相対的に離間させるためのスキージ変位
機構を設けたものである。
【0013】
【作用】従って、本発明スキージ式印刷装置にあって
は、スキージの移動中にある地点からスキージを印刷ス
クリーンから相対的に徐々に離間させて行くと、その地
点から印刷スクリーン上にインク層が残り、このインク
層の始端がインク掻終わりラインとして現出する。
【0014】そして、スキージの下縁が印刷スクリーン
に対して平行であった場合はスキージの下縁が印刷スク
リーンから離間するタイミングはその全長に亘って同じ
になるため、当該インク掻終わりラインはスキージ方向
と直交する方向へ延びるが、スキージの下縁が印刷スク
リーンに対して傾いていた場合はその位置が低いほど印
刷スクリーンから離間するタイミングが遅くなるため、
上記インク掻終わりラインはスキージ方向に対して必ず
傾斜する、即ち、高い位置の側に先に現われるようにな
るので、このインク掻終わりラインを見ることによっ
て、スキージ下縁の印刷スクリーンに対する平行度の状
態、即ち、平行であるか否か、平行でない場合はどちら
側がどの位高いといった状態を正確に、かつ、極めて分
かり易く知ることかできる。
【0015】しかも、本発明において特別必要な手段は
スキージの移動中に該スキージを印刷スクリーンから相
対的に稍離間させるためのスキージ変位機構のみである
から、構造がそれほど複雑になる惧れも無い。
【0016】
【実施例】以下に、本発明スキージ式印刷装置の詳細を
添付図面に示した実施例に従って説明する。
【0017】尚、図面に示した実施例は、本発明をプリ
ント配線板にクリーム半田を塗布するためのスキージ式
印刷装置1に適用したものである。
【0018】2はスキージ式印刷装置1の機台である。
【0019】3、3は上記機台2の上面の前端(図1に
おける左側へ向かう方向を前方とし、右側へ向かう方向
を後方とする。また、同図における上側へ向かう方向を
左方とし、下側へ向かう方向を右方とする。以下の説明
において向きを示すときはこの方向によるものとす
る。)側に寄った部分に立設された支持フレームであ
り、前後方向に離間して配置され、これら支持フレーム
3、3の上端部から互いに反対の方向へ水平に突出した
台座部4、4が形成され、該台座部4、4の上面にスク
リーンブロック5が取り換え可能な状態で固定されてい
る。
【0020】スクリーンブロック5は上方から見て略正
方形の枠状をした外フレーム6及び該外フレーム6に内
嵌状に固定された内フレーム7と印刷スクリーン8等か
ら成り、印刷スクリーン8は適度な張力を与えられた状
態でその外周部が外フレーム6と内フレーム7とにより
挟持されることで外フレーム6の下面を覆うように取り
付けられ、また、外フレーム6の外周面にはフランジ部
6aが突設されている。
【0021】尚、上記印刷スクリーン8は、例えば、メ
ッシュシートの両面に所定のインク透過パターン、即
ち、プリント配線板9に塗布すべきクリーム半田の印刷
パターンと一致したインク透過パターンを有するスクリ
ーン膜をコーティングすることにより形成され、それに
より多数の透過孔8a、8a、・・・(図7及び図8参
照)が形成される。
【0022】10はプリント配線板9が着脱自在に載置
されるワーク台であり、機台2に設けられた昇降機構1
1(図2参照)のピストンロッド11a、11aの上端
部に固定された状態で、上記支持フレーム3と3との間
に位置されており、プリント配線板9に対する印刷が行
われるときは上記台座部4、4の上面と略同じ高さへと
移動されて当該プリント配線板9を印刷スクリーン8の
下面に接触させ、印刷が終了すると下方へ移動されてプ
リント配線板9の乗せ換えが行われる。
【0023】12は後述するスキージブロックを支持し
た可動フレームである。該可動フレーム12は上下方向
から見て前後方向に長い矩形の枠状をしており、その後
端寄りの位置が機台2の上面に立設された支持壁13、
13に軸14を介して上下方向へ回動自在に支持されて
いる。そして、該可動フレーム12の左右両側壁15、
15の略前半部の下縁寄りの位置に前後方向に延びる長
孔15a、15aが形成され、また、側壁15、15の
外側面にはガイドレール16、16が固定されており、
これらガイドレール16、16は上記長孔15a、15
aの下縁に沿うように延びている。
【0024】尚、このような可動フレーム12の前端部
にはここに設けられた後述するスキージ変位機構と機台
2に固定された前記スクリーンブロック5を介して該機
台2と着脱自在に連結され、そのように連結されること
によって図1に実線で示すように水平な姿勢とされ、ま
た、該連結を解くことによってスクリーンブロック5の
取替その他必要に応じて、同図に2点鎖線で示すように
上方へ回動することができる。
【0025】17はスキージブロックであり、移動ベー
スと、該移動ベースに上下方向へ傾動可能に支持された
2つのスキージと、該スキージの上下方向における傾
き、即ち、前記印刷スクリーン8に対する平行度を調整
するための調整機構及びスキージの姿勢を固定するため
のロック手段等から成る。
【0026】18はスキージブロック17の移動ベース
であり、左右方向に長い平板状をしており、その左右両
端部寄りの部分が可動フレーム12の長孔15a、15
aを挿通され、その両端部下面に固定された被ガイド部
材19、19が上記ガイドレール16、16と摺動自在
に係合され、それにより、可動フレーム12に前後方向
に移動自在に支持される。
【0027】20は移動ベース18の下面の略中央部に
垂設されたスキージ支持板であり、該スキージ支持板2
0の下端部にはここを前後方向に貫通した円柱状の支持
軸21が固定されている。
【0028】22、23はスキージであり、移動ベース
18のうち可動フレーム12の内側に位置した部分の下
方に互いに前後方向に僅かに離間した状態で平行に対向
するように位置している。
【0029】尚、これらスキージ22と23はその向き
が前後反対になっているだけで構造には違いが無いの
で、構造の説明は前側に位置したスキージ22(以下、
「第1のスキージ」と言う。)についてのみ行い、後側
のスキージ23(以下、「第2のスキージ」と言う。)
についてはその各部に第1のスキージ22における同様
の部位に付した符号と同じ符号を付することにより説明
を省略する。
【0030】24はスキージ22の主部であり、厚み方
向が前後方向を向いた状態で左右方向に長い長方形の比
較的厚い平板状をしており、左右方向の長さは印刷スク
リーン8の左右幅より稍短くなっている。そして、主部
24の中央部より稍上側の位置にここを厚み方向に貫通
した被支持孔24aが、その左右両端寄りの位置に上下
方向に延びると共に上端面に開口したロック軸挿入孔2
4b、24bが、前面とブロック軸挿入孔24b、24
bの下端部との間を連通する螺孔24c、24c(図5
参照)が、その下面に左右方向に延びかつ同方向から見
て略コ字形をした溝24dが、それぞれ形成されてお
り、上記ロック軸挿入孔24b、24bは上方から見て
左右方向に稍長い長孔状をしている。
【0031】そして、上記被支持孔24aに前記スキー
ジ支持板20に固定された支持軸21の前半部が回動自
在に挿通され、それにより、主部24が移動ベース18
の下方に位置した状態で該移動ベース18に上下方向へ
傾動自在に支持される。
【0032】25はゴム材料により形成されたスキージ
ヘッドである。該スキージヘッド25は左右方向に細長
い厚い帯板状をしており、その上部が主部24の下面に
形成された溝24dに嵌合された状態で主部24に固定
され、また、その下部は左右方向からみて略V字形を為
すように形成されており、それにより、左右方向へ直線
状に延びる下縁25aが形成されている。
【0033】26は主部24の上面の左端部から垂直に
突出した円柱状のガイド軸であり、移動ベース18に形
成された挿通孔18a(図4参照)に左右方向において
稍余裕を有する状態で摺動自在に挿通され、その移動ベ
ース18の下面と主部24との間に位置した部分にはコ
イルバネ27が移動ベース18の下面と主部24の上面
との間で圧縮された状態で外嵌されている。従って、こ
のコイルバネ27の弾発力によってスキージ22に前方
から見て反時計回り方向への回動力が付勢されている。
【0034】28は螺軸状をした調整軸であり、移動ベ
ース18の右端寄りの位置に形成された螺孔18b(図
4参照)に移動べース18を上下に貫通するように螺合
され、その下端はスキージ22の主部24の上面の右端
部に弾接されている。
【0035】従って、調整軸28を下方へねじ込んでゆ
くと該調整軸28の下端が主部24の右端部上面を下方
へ向けて押圧するので、スキージ22はコイルバネ27
によって付勢されている回動力に抗して時計回り方向へ
回動され、逆に、調整軸28をねじ戻してゆくと該調整
軸28の下端が上方へ移動するので、スキージ22はコ
イルバネ27によって付勢されている回動力によって反
時計回り方向へ回動される。このようにしてスキージ2
2の左右の傾きが調整される。
【0036】29、29は移動ベース18の下面に垂設
されたロック軸であり、スキージ22の主部24に形成
された前記ロック軸挿入孔24b、24bに左右方向に
おいて稍余裕を有した状態で摺動自在に挿入されてい
る。
【0037】30、30はロック子であり、比較的短い
螺軸部30a、30aとハンドル30b、30bを有
し、その螺軸部30a、30aがスキージ22の主部2
4に形成された前記螺孔24c、24cに前方から螺合
されている。
【0038】従って、このロック子30、30をロック
軸29、29に対して締め付けると、該ロック軸29、
29がこれが挿入されているロック軸挿入孔24b、2
4bの内周面に圧接され、それによって、スキージ22
の移動ベース18に対する傾動が不能にされるので、ス
キージ22の移動ベース18に対する姿勢が固定され
る。
【0039】尚、前記調整軸28、28によるスキージ
22の姿勢の調整は、上記ロック子30、30による締
付を緩めてロック軸29、29の主部24に対する圧接
を解除した状態で行う。
【0040】31、31は前記可動フレーム12の左側
面に固定された軸受(図1参照)であり、これら軸受3
1、31に可動フレーム12に搭載された図示しないモ
ータにより回転されるボールネジ32が回転自在に支持
されており、そして、該ボールネジ32は移動ベース1
8の左端部上面に固定された送りナット33に螺合され
ている。従って、ボールネジ32が回転することにより
送りナット33が前後方向へ送られ、それにより、スキ
ージブロック17が前後方向へ移動される。
【0041】34は可動フレーム12の前端部に設けら
れたスキージ変位機構であり、可動フレーム12と前記
スクリーンブロック5とを連結するための連結杆及びク
ランパと、可動フレーム12を上方へ稍押し上げるため
の操作レバー等から成る。
【0042】35は連結杆であり、上下方向に延びる主
部35aとその上端部から前上方へ向かって突出したレ
バー支持部35bと主部35aの略中央部に固定された
ストッパ35cとから成り、主部35aのストッパ35
cから上の部分が可動フレーム12の前側壁36の左右
方向における中央部前面に固定された筒状の支持部材3
7の孔に摺動自在に挿通されている。
【0043】38は操作レバーであり、該操作レバー3
8はその中央部が上記連結杆35の二股状をしたレバー
支持部35bの先端部に支点軸39を介して略上下方向
に回動自在に支持されると共に、その後端部はここに固
定された連結ピン40が可動フレーム12の前側壁36
の左右方向における中央部に固定されたブラケット41
に形成された前後方向に長い長孔41aに摺動自在に係
合されることにより、該ブラケット41と略回動自在な
状態で連結されている。
【0044】42は連結杆35の主部35aの二股状を
した下端部に回動自在に支持されたクランパであり、そ
の前部は前方に向かって開口した略コ字形をしており、
該コ字形をした部分の下片42aに締付具43が支持さ
れている。
【0045】そして、該クランパ42はスクリーンブロ
ック5の外フレーム6に着脱自在に固定される。即ち、
クランパ42はそのコ字形をした部分がスクリーンブロ
ック5の外フレーム6に形成されたフランジ部6aの前
側部を喰わえた状態で締付具43によって上記外フレー
ム6に締め付け固定され、それによって、連結杆35の
位置が固定される。
【0046】この状態で、可動フレーム12はその自重
により前記支持部材37が連結杆35のストッパ35c
に載置されることで水平な姿勢とされ、そして、前記ス
キージ22、23のスキージヘッド25、25の下縁2
5a、25aが印刷スクリーン8の上面に適度な圧力で
接触される。
【0047】尚、上記した状態のままでは、可動フレー
ム12はその自重に抗して上方へ変位することができる
が、スキージ22、23の印刷スクリーン8に対する平
行度の調整作業が終了した後実際の印刷が開始される前
に、可動フレーム12の後端部が図示しないロック手段
によって機台2に固定され、それにより、可動フレーム
12の位置が固定される。
【0048】次に、以上のように構成されたスキージ式
印刷装置1による印刷及びスキージ22、23の平行度
の確認作業について説明する。
【0049】印刷が開始すると、前記ワーク台10が上
方へ移動されてプリント配線板9が印刷スクリーン8と
接触され、また、印刷スクリーン8上にはクリーム半田
44が所定量供給される。尚、このクリーム半田44の
供給はスキージブロック17に設けられた図示しないデ
ィスペンサーにより2つのスキージ22と23との間に
為される。そして、スキージブロック17が移動され
る。これにより、スキージヘッド25、25がクリーム
半田44を印刷スクリーン8に擦り付けるようにして掻
き送るので、クリーム半田44が印刷スクリーン8の透
過孔8a、8a、・・・を通して下方へ押し出されて、
プリント配線板9の上面に転写される。
【0050】尚、クリーム半田44の掻き送りは、スキ
ージブロック17が前方へ移動されるときは第2のスキ
ージ23により行われ、後方へ移動されるときは第1の
スキージ22により行われる。
【0051】スキージ22、23の平行度を確認する作
業は、可動フレーム12の固定を解除した状態で行う。
即ち、この状態から、上記した通常の印刷動作と同様、
スキージブロック17を移動させ、その移動中にスキー
ジ変位機構34が有する操作レバー38を徐々に下方へ
押圧する。すると、図6に2点鎖線で示すように、該操
作レバー38の前端部が上方へ回動して可動フレーム1
2の前端部を徐々に上方へ押し上げるので、該可動フレ
ーム12がスキージブロック17と一体的に前上がりに
傾斜し、それにより、スキージヘッド25、25が印刷
スクリーン8から離間する。この可動フレーム12の上
方への変位量は数cm程度にする。
【0052】従って、スキージヘッド25、25が印刷
スクリーン8より離間した地点からは印刷スクリーン8
の上面にクリーム半田44が薄く残って、図7及び図8
に示すように掻残し層44aが形成され(同図はスキー
ジブロック17が前方へ移動している途中で可動フレー
ム12を徐々に傾斜させた場合の状態を示している)、
この掻残し層44aの始端44b(以下、「掻終わりラ
イン」と言う。)の左右方向に対する傾きが第2のスキ
ージ23の印刷スクリーン8に対する平行度を代理的に
示す。
【0053】即ち、第2のスキージ23のスキージヘッ
ド25の下縁25aが印刷スクリーン8に対して平行で
あった場合は、該下縁25aが印刷スクリーン8から離
間するタイミングはその全長に亘って同じになるため、
その掻終わりライン44bは前後方向と直交する方向へ
延びるが、スキージヘッド25の下縁25aが印刷スク
リーン8に対して傾いていた場合は印刷スクリーン8か
ら離間するタイミングが左右でズレるので、上記掻終わ
りライン44bが傾斜する(図7は右側が高い場合を示
している。)ことになるからである。
【0054】しかして、この掻終わりライン44bを見
ることによって、スキージ下縁25aの印刷スクリーン
8に対する平行度の状態、即ち、平行であるか否か、平
行でない場合はどちら側が高いかといった状態を代理的
に、かつ、極めて分かり易く知ることができる。
【0055】また、第1のスキージ22の平行度の確認
は、スキージブロック17を後方へ移動させた状態で行
う。
【0056】尚、このようなスキージ22、23の平行
度の確認は実際の印刷を開始する前にプリント配線板9
のダミー等を使用して行い、平行度を確認した後、前記
ロック子30、30を操作してスキージ22、23の移
動ベース18に対するロックを解除した状態で前記調整
軸28、28によりスキージ22、23の姿勢を調整す
る。
【0057】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明スキージ式印刷装置は、所望のインク透過パ
ターンを有する印刷スクリーンと、直線状に延びる下縁
を有するスキージと、該スキージをその下縁が印刷スク
リーンと接触した状態でスキージ方向即ち該下縁の延び
る方向と直交する方向へ移動させるスキージ移動手段
と、スキージの下縁と印刷スクリーンとの間の平行度を
調節するための調整機構とを備え、クリーム状のインク
が印刷スクリーン上に供給された状態からスキージを移
動させることにより該スキージがインクを掻き送ること
で印刷が行われるスキージ式印刷装置であって、スキー
ジを印刷スクリーンから相対的に離間させることで印刷
スクリーン上にインク掻終わりラインを現出させるため
のスキージ変位機構を設けたことを特徴とする。
【0058】従って、本発明スキージ式印刷装置にあっ
ては、スキージの移動中にある地点からスキージを印刷
スクリーンから相対的に徐々に離間させて行くと、その
地点から印刷スクリーン上にインク層が残り、このイン
ク層の始端がインク掻終わりラインとして現出する。
【0059】そして、スキージの下縁が印刷スクリーン
に対して平行であった場合はスキージの下縁が印刷スク
リーンから離間するタイミングはその全長に亘って同じ
になるため、当該インク掻終わりラインはスキージ方向
と直交する方向へ延びるが、スキージの下縁が印刷スク
リーンに対して傾いていた場合はその位置が低いほど印
刷スクリーンから離間するタイミングが遅くなるため、
上記インク掻終わりラインはスキージ方向に対して必ず
傾斜する、即ち、高い位置の側に先に現われるようにな
るので、このインク掻終わりラインを見ることによっ
て、スキージ下縁の印刷スクリーンに対する平行度の状
態、即ち、平行であるか否か、平行でない場合はどちら
側がどの位高いといった状態を正確に、かつ、極めて分
かり易く知ることかできる。
【0060】しかも、本発明において特別必要な手段は
スキージの移動中に該スキージを印刷スクリーンから相
対的に稍離間させるためのスキージ変位機構のみである
から、構造がそれほど複雑になる惧れも無い。
【0061】尚、上記実施例においては、スキージ変位
機構の具体的な作用として、スキージを上に移動させる
ようにしたが、場合によっては、スキージの高さは変え
ずに印刷スクリーンを下に移動するようにしても良い。
【0062】また、上記実施例においては、スキージ変
位機構を手動操作によって動作する構造のものとした
が、これは、電力又は空気圧や油圧によって自動的に動
作する構造のものとすることも考えられる。
【0063】この他、上記実施例に示した印刷スクリー
ン、スキージ及び調整機構等各部の構造ないし形状等は
本発明を実施するに当たっての具体化のほんの一例を示
したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲
が限定的に解釈されてはならない。
【0064】更に、上記実施例においては本発明をプリ
ント配線板にクリーム半田を塗布するためのスキージ式
印刷装置に適用したものを示したが、本発明はこのよう
な目的を持つものに限らず、各種目的のスキージ式印刷
装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明スキージ式印刷装置をプリント配線板に
クリーム半田を塗布するためのスキージ式印刷装置に適
用した実施の一例を示す全体の平面図である。
【図2】一部を切欠いて示す側面図である。
【図3】スキージブロックを拡大して示す斜視図であ
る。
【図4】図2のIV−IV線に沿う拡大断面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う拡大断面図である。
【図6】スキージ変位機構を一部切り欠いて示す拡大側
面図である。
【図7】インク掻終わりラインを現出させた状態の要部
を一部切り欠いて示す拡大平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う拡大断面図
である。
【図9】スキージ式印刷装置を原理的に示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 スキージ式印刷装置 8 印刷スクリーン 22 スキージ 23 スキージ 25a スキージの下縁 26、27、28 調整機構 32、33 スキージ移動手段 34 スキージ変位機構 44 インク 44b インク掻終わりライン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望のインク透過パターンを有する印刷
    スクリーンと、直線状に延びる下縁を有するスキージ
    と、該スキージをその下縁が印刷スクリーンと接触した
    状態でスキージ方向即ち該下縁の延びる方向と直交する
    方向へ移動させるスキージ移動手段と、スキージの下縁
    と印刷スクリーンとの間の平行度を調節するための調整
    機構とを備え、クリーム状のインクが印刷スクリーン上
    に供給された状態からスキージを移動させることにより
    該スキージがインクを掻き送ることで印刷が行われるス
    キージ式印刷装置であって、スキージを印刷スクリーン
    から相対的に離間させることで印刷スクリーン上にイン
    ク掻終わりラインを現出させるためのスキージ変位機構
    を設けたことを特徴とするスキージ式印刷装置。
JP8292992A 1992-03-06 1992-03-06 スキージ式印刷装置 Pending JPH05246006A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0852856A (ja) * 1994-08-10 1996-02-27 Kengo Hiruta スクリーン印刷装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0852856A (ja) * 1994-08-10 1996-02-27 Kengo Hiruta スクリーン印刷装置

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