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JPH0523885B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0523885B2
JPH0523885B2 JP24082986A JP24082986A JPH0523885B2 JP H0523885 B2 JPH0523885 B2 JP H0523885B2 JP 24082986 A JP24082986 A JP 24082986A JP 24082986 A JP24082986 A JP 24082986A JP H0523885 B2 JPH0523885 B2 JP H0523885B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drill
reamer
groove
blade
heel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP24082986A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6393520A (ja
Inventor
Koichiro Wakihira
Michitaka Katsuta
Masayasu Hino
Tadao Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP24082986A priority Critical patent/JPS6393520A/ja
Publication of JPS6393520A publication Critical patent/JPS6393520A/ja
Publication of JPH0523885B2 publication Critical patent/JPH0523885B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Drilling Tools (AREA)
  • Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ドリル部とリーマ部とを有するリー
マに関し、特に、基本的な穴明け精度及び穴仕上
げ精度がよいドリルリーマに関する。
従来の技術 従来、一般に、穴明け加工では、ドリルで材料
に穴を明けたのち、コアドリルを使用したのちリ
ーマを使用し、またはコアドリルを使用せずにす
ぐにリーマを使用して、上記穴の仕上げ加工を行
つていた。しかしながら、上記工程では2種類の
工具を使用するので、時間がかかりかつ工具費用
も大きくなるという問題があつた。この問題を解
決するものとして、第8〜10図に示すように、
上記穴明け加工を行うドリル部21aと仕上げ加
工を行うリーマ部21bとを1つの工具に備えた
リーマが開発された。このリーマ21によれば、
上記2種類の加工を1つの工具で行うことがで
き、加工時間も短縮されるとともに、工具費用も
さほど要せず、上記問題を総て解消しえた。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記構造のリーマ21では、剛
性をもたせるためドリル部21aにおいて心厚が
大きくなつて、刃立を行つたときチゼルエツジ2
2が標準ドリル3(第4図参照)のものよりも大
きくなる結果、ドリル部21aで材料の切削を行
うとき、いわゆる歩行現象が生じてドリル部21
aの回転中心が移動して穴明け精度(例えば、真
円度、真直度、面粗さなど)が悪くなり、リーマ
部21bで仕上げ加工するときドリル部21aで
の穴明け精度が悪いので、リーマ部21bの中心
軸と穴の中心軸とがずれた状態で仕上げ加工を行
うことになり、仕上げられた穴の精度も悪くなる
といつた問題点があつた。なお、ここで上記標準
ドリル3とは、例えば、JIS B 4301のストレー
トシヤクドリルの規格に基づいて市販されている
ドリルであつて、その心厚寸法が一般に(0.15〜
0.18)×D程度となつているドリルのことを意味
する。ただし、Dはドリル径である。
したがつて、本発明の目的は、精度良く穴明け
加工並びに穴仕上げ加工を行うことができるリー
マを提供することにある。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、ドリル
部の心厚部分の再研削範囲内に上記チツプ排出用
主溝に連通した副溝を形成するように構成した。
すなわち、ドリル部とリーマ部とからなるリーマ
において、上記ドリル部は、チツプ排出用主溝を
構成するヒール面と刃裏面とがドリル部軸方向断
面において、大略滑らかな曲面をなす標準断面刃
形に対して、該標準断面刃形のヒール面よりヒー
ル面のヒール面外側部分の全部、すなわち外側端
部、または一部、すなわち、例えば外側端部全体
を突出させたのちヒール部のみを切り落として残
りの切落とされていない部分、が上記チツプ排出
用主溝内に突出するとともに、上記標準断面刃形
の刃裏面より刃裏面が上記チツプ排出用主溝に向
けて略三角形状に突出するようにした断面形状を
先端部より軸方向沿いの所定範囲内に有するとと
もに、該所定範囲内でかつ上記先端部より軸方向
沿いの再研削可能範囲内の上記断面形状におい
て、上記標準断面刃形のヒール面より略U字状に
くぼんだ副溝を上記ヒール面のヒール面中心側に
有するように構成した。
発明の作用 上記構成においては、副溝によりチゼルエツジ
が小さくなり、ドリル部での切削時、ドリル部の
先端が被切削材に対していわゆる歩行現象を行こ
さずドリル部の回転中心が移動しないとともに、
切削抵抗も小さくなり、精度良く穴明け加工が行
え、従つて、リーマ部の中心軸と穴の中心軸とが
略一致した状態で該リーマ部で穴内周面の仕上げ
加工を行うことができ、仕上げられた穴の精度が
良くなる。
実施例 以下、本発明にかかる実施例を第1〜7図に示
す図面に基づいて詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例に係るリーマ1の側
面図、第2,3図は夫々ドリル部1aの端面及び
リーマ部1bの断面図、第4図はドリル部1aの
刃部の断面図、第5図は刃部の要部断面側面図、
第6図は第5図の−線断面図、第7図は具体
的なドリル部1aの刃先端面図である。なお、上
記第4図中、点線は、チツプ排出溝を構成するヒ
ール面3bと刃裏面3aとがドリル軸方向断面に
おいて大略滑らかな曲面をなした標準断面刃形を
有する従来の標準ドリル3を示し、2点鎖線は従
来の心厚の大きな高剛性ドリル2を示す。また、
第4図中、2bは刃裏面、2cはヒール面であ
る。
上記リーマ1は、ドリル部1aとリーマ部1b
とから大略構成する。
上記ドリル部1aについてまず説明する。上記
ドリル部1aはリーマ1の先端部より軸方向沿い
の所定範囲内のリーマ軸方向断面において第4図
中軸心O点を中心に点対称に形成されており、一
対のチツプ排出用主溝6,6を軸方向沿いに螺旋
状に形成するとともに、湾曲した各主溝6の溝壁
面に刃裏面4とヒール面5を夫々備える。
上記刃裏面4は、上記ドリル部軸方向断面にお
いて、標準ドリル3により略三角形状に主溝6内
に突出させて突出部4cを形成して、標準ドリル
3より肉厚にする。すなわち、刃裏面4の外側4
aを従来の高剛性ドリル2と同様に突出させる一
方、中心側4bを上記高剛性ドリル2の中心側よ
りくぼませて心厚が小さくなるようにする。
また、上記ヒール面5は、上記ドリル部軸方向
断面において、その外側端部5bを第4図中一点
鎖線で示すように高剛性ドリル2と同様に主溝6
内に突出させるとともに、該外側端部5bより中
心側にかけてU字状にくぼんだ副溝8を軸方向沿
いに螺旋状に形成する。従つて、ヒール面5の外
側部5bにおいては標準ドリル3より肉厚に形成
する一方、中心側においては上記高剛性ドリル2
や標準ドリル3よりもくぼませて心厚を小さくす
る。上記副溝8は第5図に示すようにドリル部先
端側より軸方向沿いの一定範囲l2内に形成し、こ
の範囲を上記ドリル部1aの切刃の再研削しうる
範囲とする。上記この副溝8を形成した再研削可
能範囲l2内において、先端部よりドリル部軸方向
所定範囲L1内の心厚部分に、心厚寸法W1が一定
すなわち平行心厚(0/100)となり溝底面がド
リル部軸方向と平行になる平行部8aを形成する
とともに、該平行部から残りの範囲L2内に一定
角度傾斜した傾斜部8bを形成する。この傾斜部
8bまで再研削を行つた場合でも刃先端面に形成
されるチゼルエツジの大きさは上記標準ドリル3
のチゼルエツジよりも小さく、切削性に優れたも
のとなつている。なお、上記ドリル部1aは、例
えば副溝8を形成する砥石で第4図中実線で示す
ようにヒール部7を削り落として主溝6のスペー
スを大きくし、切削油の浸透をより良くするのが
好ましい。この場合、ヒール部7を削り落として
も、ドリル部1aの剛性が落ちたことによるドリ
ル部1aの寿命低下は起こらなかつた。
一方、上記リーマ部1bは、ドリル部1aより
も一段大径に形成され、かつリーマ軸方向断面に
おいて第4図中軸心O点を中心に点対称に形成さ
れており、4個の切刃10,…,10を備えると
ともに、各円周方向沿いに隣接する切刃10,1
0間には、上記ドリル部1aの一対のチツプ排出
用主溝6,6に連続した一対のチツプ排出用螺旋
状第1溝12,12と、リーマ部1bより新たに
形成したチツプ排出用螺旋状第2溝11とを交互
に備える。このリーマ部1bの作用は従来公知の
リーマと同様な作用を行う。
上記リーマ1によれば、材料に対して始めドリ
ル部1aにより穴明け加工が行なわれる。すなわ
ち、穴明けの切削時、ドリル部1aの切削により
生じるチツプは、刃裏面4の略三角形状突出部4
cの外側4aの湾曲面に沿つて主溝6から第1溝
12に案内されて良好に排出されるとともに、チ
ゼルエツジで圧壊された切屑は上記副溝8から上
記主溝6及び第1溝12内に案内されて良好に排
出される。次いで、穴が明けられてリーマ部1b
に穴の内周面が接触するようになると、リーマ部
1bの各切刃10で穴内周面を切削して、真円
度、真直度、面粗さを出して穴内周面を精度良く
仕上げる。上記各切刃10で切削された切屑は第
1溝12または第2溝11から良好に排出され
る。
上記実施例にかかるリーマ1であつて、鉄鋼用
リーマのドリル部の具体例を第7図に示す。主溝
部分の心厚寸法W2は(0.25〜0.40)D、溝幅比は
1:1〜0.8:1、ねじれ角は25度、副溝部分の
心厚寸法W1は(0.04〜0.11)Dとし、先端角は
135度とする。但し、Dはドリル部径である。そ
して、両刃裏面4,4の外端を結ぶ線と刃裏面4
の中心側湾曲面の接線とのなす角αは10°〜15°と
し、刃裏面4の中心側湾曲面の曲率半径R1
(0.1〜0.2)Dとし、刃裏面4からヒール面5に
かけての湾曲面の直径D3はφ(0.1〜0.2)Dとし、
ヒール面5の中心側湾曲面の曲率半径R2は(0.5
〜0.8)Dとし、ヒール面5の外側端部5bと副
溝8との境界部のドリル部中心からの距離すなわ
ち直径D2はφ0.85Dとする。上記副溝8は、その
軸方向長さl2(第5図参照)、すなわち切刃と副溝
8との接点Aからの軸方向長さは(0.5〜1.1)D
とする。この軸方向長さがこれだけあれば、従来
のドリルと同数だけ再研削できるとともに寿命も
従来のドリルと同程度となる。しかし、寿命を延
ばすためには上記長さは短いほうがよい。上記副
溝8の傾斜部8bの心厚寸法W′からW″間での範
囲における心厚テーパは2/100〜6/100程度とし、
心厚寸法W1がφ13.0mm以上の場合には上記心厚テ
ーパは4/100とする。
なお、従来の鉄鋼用高剛性ドリルでは、溝幅比
が0.8〜0.9:1、心厚寸法が(0.2〜0.45)Dであ
り、シンニングを行う必要があつた。また、鉄鋼
用標準ドリルでは、溝幅比が1.3:1〜1:1、
心厚寸法が(0.1〜0.20)Dであり、シンニング
が必要であつた。
また、ドリル部1aの溝幅比や心厚寸法など
は、軽合金用、アルミ用のドリルと上記鉄鋼用の
ドリルとは異なり、夫々用途に応じて溝幅比や心
厚寸法などを決めて、シンニングを行わなくても
よいようにする必要がある。この軽合金用、アル
ミ用のドリル部の参考例としては、溝幅比を
1.5:1〜1.6:1として大きくし、ねじれ角を38
〜42度として大きくする一方、心厚寸法は鉄鋼用
ドリルと同じにしたものがある。
上記実施例によれば、ドリル部1aのヒール面
5に副溝8を備えたので、ドリル部1aの心厚が
標準ドリル3や高剛性ドリル2よりも小さくなり
刃立をしたときチゼルエツジも小さくなるととも
に、上記ドリル部中心部の溝底の曲率半径が小さ
くなる結果、ドリル部1aでの切削時、被切削材
に対する食い付き性が良くなり、いわゆる歩行現
象が生じず精度良く穴明け加工を行うことがで
き、ドリル部1aにシンニングを行う必要がなく
なり、かつ切屑のブレイク性が良くなる。また、
ドリル部1aに続いてリーマ部1bで仕上げ加工
を行うとき、上記穴が精度良く明けられて穴の軸
とリーマ部1bの中心軸とが大略一致するので、
穴内周面を均一にリーマ部1bで切削することが
できて精度良く仕上げることができる。従つて、
上記ドリル部1aにおいて、従来の高剛性ドリル
2のようにシンニングの巧拙が穴明け精度に影響
するといつた問題を確実に解消できる。また、再
研削毎にドリル部1aのシンニングを行う必要も
なく、ただ、ドリル部先端の切刃の刃立てを行う
だけで十分に切削できる。また、ドリル部1aの
ヒール面5の中心側に副溝8を備えたので、チツ
プ排出用の溝を従来の高剛性ドリル2や標準ドリ
ル3のチツプ排出用溝よりも大きくすることがで
きるとともに、刃裏面4の突出部4cの外側4a
の湾曲面沿いにチツプをチツプ排出用の上記溝
8,6内に円滑に案内できるので、チツプの排出
性が向上する。また、上記副溝8に平行部8aを
形成したので、刃先部に剛性を持たせることがで
きるとともに、ドリル部の製造段階の品質検査工
程において、上記平行部8aの心厚寸法を測定す
ることにより製品の品質の安定化を図ることがで
きる。すなわち、平行部を形成ぜずに傾斜部のみ
から副溝8を構成すると、該副溝部分において心
厚寸法を測定する場合、例えば、マイクロメータ
の測定子の位置が少しでも狂うと心厚寸法が異な
るため、各ドリル部1aにおいて同一箇所を測定
することが困難であり、製品の品質の安定化が困
難であつたのである。また、上記ヒール面5の外
側端部5bと厚肉にするとともに、刃裏面4に突
出部4cを形成して厚肉にすることにより、心厚
を大きくすることなく、ドリル部の剛性を向上さ
せることができる。さらに、上記のように心厚が
小さくなることに対応してチツプ排出用の溝の断
面積が標準ドリル3や高剛性ドリル2よりも大き
くなり、チツプ排出性能が良くなる。また、上記
ドリル部1aで明けられた穴の精度が良いので、
コアードリルを通した場合と同じ状態となり、従
来のドリル部とリーマ部とを有するリーマと比較
するリーマ部1bにかかる負担が少なくなる。
なお、上記実施例では、ドリル部1aで穴明け
加工が終了したのち、リーマ部1bで穴の内周面
の仕上げ加工を行うようにしていたが、ドリル部
1aにもリーマ部1bの切刃を備えるようにし
て、ドリル加工とリーマ加工を同時に行えるよう
にしてもよい。また、寿命延長及び仕上げ穴のよ
り精度の向上のために油穴を備えるようにしても
よい。また、リーマ1の表面に硬質被膜、例えば
窒化チタン(TiN)、炭化チタン(TiN)または
立方晶型窒化硼素(CBN)等、をコーテイング
により形成するようにしてもよい。
発明の効果 上記構成によれば、ドリル部の刃部のヒール面
の中心側に略U字状にくぼんだ副溝を形成するこ
とにより、心厚が小さくなりチゼルエツジが小さ
くなるとともにドリル部中心部の溝底の曲率半径
が小さくなるので、ドリル部での切削時、被切削
材に対するドリル部の食い付き性が良くなり、い
わゆる歩行現象が生じずドリル部の回転中心が移
動するのを効果的に防止することができるととも
に、切削抵抗が小さくなり切削性が良くなり、か
つ切屑のブレイク性も良くなる。また、ドリル部
に続いてリーマ部で仕上げ加工を行うとき、上記
穴が精度良く明けられて穴の軸とリーマ部の中心
軸とが大略一致するので、穴内周面をリーマ部で
均一に切削することができ精度良く仕上げること
ができ、穴の真円度、真直度、面粗さ、穴の位置
等の精度が向上する。従つて、ドリル部のシンニ
ングが不要となり、シンニングの巧拙が穴明け精
度に影響することがないので、シンニングを行わ
ずとも精度の良い穴明け加工を行うことができ
る。また、ドリル部の再研削毎にシンニングを行
う必要もなく、ただ、ドリル部先端の切刃の刃立
てを行うだけで十分に切削できる。また、ドリル
部のヒール面の中心側に副溝を備えたので、チツ
プ排出用の溝の面積が標準ドリルや高剛性ドリル
より大きくなり、チツプ排出性能が良くなる。ま
た、上記副溝に平行部を形成したので、刃先部に
剛性を持たせることができるとともに、リーマの
ドリル部の製造段階の品質検査工程において、上
記平行部の心厚寸法を測定することにより製品の
品質の安定化を図ることができる。すなわち、平
行部を形成せずに傾斜部のみから副溝を構成する
と、該副溝部分において各ドリル部の心厚寸法を
例えばマイクロメータで測定する場合、マイクロ
メータの測定子の位置が少しでも狂うと心厚部分
の傾斜により心厚寸法が異なつてくるので、各ド
リル部において精確に測定子を同一位置に位置さ
せることが必要となり、この測定子を同一位置に
位置させることが非常に困難であり、製品の品質
の安定化が困難であつたのである。また、ドリル
部軸方向断面において、刃部のヒール面外側端部
がチツプ排出溝内に突出する一方、刃裏面がチツ
プ排出溝に向けて略三角形状に突出して、心厚を
大きくすることなく、ドリル部の剛性を大きくす
ることができて、穴明け加工の高能率化が図れ
る。さらに、上記刃裏面が略三角形状に突出した
ので、切削した切屑すなわちチツプが、上記略三
角形状突出部の外側斜面沿いにチツプ排出溝内に
円滑に案内される。また、上記ドリル部で明けら
れた穴の精度が良いので、コアードリルを通した
場合と同じ状態となり、従来のドリル部とリーマ
部とを有するリーマと比較するとリーマ部にかか
る負担が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るリーマの側面
図、第2,3図は夫々ドリル部の端面図及び第1
図の−線断面図、第4図はドリル部の刃部の
断面図、第5図は上記ドリル部の刃部の要部断面
側面図、第6図は第5図の−線断面図、第7
図は具体的なドリル部の刃先端面図、第8〜10
図は夫々従来のリーマの側面図、ドリル部の端面
図及び第8図のX−X線断面図である。 1……実施例に係るリーマ、1a……ドリル
部、1b……リーマ部、2……従来のドリル、2
b……刃裏面、2c……ヒール面、3……標準ド
リル、3a……刃裏面、3b……ヒール面、4…
…刃裏面、4a……外側、4b……中心側、4c
……突出部、5……ヒール面、5b……外側端
部、6……チツプ排出用主溝、7……ヒール部、
8……副溝、10……切刃、11……第2溝、1
2……第1溝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 リーマ部1bの先端部にドリル部1aを有す
    るリーマにおいて、 上記ドリル部1aは、チツプ排出用主溝6を構
    成するヒール面3bと刃裏面3aとがドリル部軸
    方向断面において、大略滑らかな曲面をなす標準
    断面刃形に対して、該標準断面刃形のヒール面3
    bよりヒール面5のヒール面外側部分の全部また
    は一部が上記チツプ排出用主溝6内に突出すると
    ともに、上記標準断面刃形の刃裏面3aより刃裏
    面4が上記チツプ排出用主溝6に向けて略三角形
    状に突出するようにした断面形状を先端部より軸
    方向沿いの所定範囲内に有するとともに、該所定
    範囲内でかつ上記先端部より軸方向沿いの再研削
    可能範囲l2内の上記断面形状において、上記標準
    断面刃形のヒール面3bより略U字状にくぼんだ
    副溝8を上記ヒール面5のヒール面中心側に要す
    るように構成したことを特徴とするリーマ。
JP24082986A 1986-10-09 1986-10-09 リ−マ Granted JPS6393520A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7832966B2 (en) 2003-01-30 2010-11-16 Kennametal Inc. Drill for making flat bottom hole
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