JPH0521525U - ノイズフイルタ装置 - Google Patents
ノイズフイルタ装置Info
- Publication number
- JPH0521525U JPH0521525U JP7689691U JP7689691U JPH0521525U JP H0521525 U JPH0521525 U JP H0521525U JP 7689691 U JP7689691 U JP 7689691U JP 7689691 U JP7689691 U JP 7689691U JP H0521525 U JPH0521525 U JP H0521525U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- noise filter
- filter device
- fan
- thermistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属ケースと樹脂充填を必要とせず、樹脂ケ
ースを用い、実装したコイルの発熱を感知し、一定温度
以上の発熱があった時のみファンが作動し、ノイズフィ
ルタ装置のコイルの温度上昇を防止した信頼性を向上し
たノイズフィルタ装置とすることを目的とする。 【構成】 ノイズフィルタ装置を構成するケース5は樹
脂製で、樹脂製ケース内にはコイル4に接し取り付けら
れたサーミスタ1で駆動される冷却用のファン2が設け
られ、かつ前記ファン2はある一定以上のコイル発熱時
のみ作動するように構成してあり、負荷条件により発熱
する温度によりファンを駆動するよう構成したノイズフ
ィルタ装置である。
ースを用い、実装したコイルの発熱を感知し、一定温度
以上の発熱があった時のみファンが作動し、ノイズフィ
ルタ装置のコイルの温度上昇を防止した信頼性を向上し
たノイズフィルタ装置とすることを目的とする。 【構成】 ノイズフィルタ装置を構成するケース5は樹
脂製で、樹脂製ケース内にはコイル4に接し取り付けら
れたサーミスタ1で駆動される冷却用のファン2が設け
られ、かつ前記ファン2はある一定以上のコイル発熱時
のみ作動するように構成してあり、負荷条件により発熱
する温度によりファンを駆動するよう構成したノイズフ
ィルタ装置である。
Description
【0001】
本考案は、電磁ノイズを抑制する装置に使用する電流容量が大きく負荷条件に より発熱を伴うノイズフィルタ装置に関するものである。
【0002】
従来この種のノイズフィルタは、金属ケースを使用し、熱伝導性を良くするた めセラミックス粉末等をフィラーとして用いた樹脂を充填する等の手段により、 自然放熱により冷却を行っていた。又ファン付のフィルタ装置では、通常ノイズ フィルタ装置の動作時負荷に変動があってコイルに流れる電流が変わっても常に ファンが動作していた。その為前者は放熱効率が悪く、形状が大きくなり高価に なるという欠点があり、又後者はフィルタ装置は通電時負荷変動にかかわりなく 常にファンが動作しているため、冷却ファンの耐久信頼性に問題があり、又余分 な電力を消費してしまうという欠点があった。
【0003】
本考案は、これらの欠点を除去するためノイズフィルタ装置を構成するコイル の発熱を感知し、一定温度以上の発熱があった時のみノイズフィルタ装置内のフ ァンが作動し、ノイズフィルタ装置の過度な温度上昇を防止し、及び信頼性を向 上し耐電圧特性にすぐれた小形のノイズフィルタ装置を提供することを目的とす る。
【0004】
本考案によるノイズフィルタ装置は、フィルタケースは樹脂製ケースとし、フ ィルタケースのコイル正面にファンを取付け、コイルに接して発熱を感知するた めのサーミスタを設置し、ノイズフィルタ装置内にファンのオンオフ制御回路を 内蔵し、構成されたもので、熱効率が良く周囲環境に対する耐電圧特性の良い安 価なノイズフィルタ装置を構成する。
【0005】 即ち本考案は、電流容量の大きいコイルを用いたノイズフィルタ装置に於て 、ノイズフィルタ回路は樹脂製フィルタケースに収納され、樹脂製フィルタケー ス内のコイルに接して、コイルに送風する冷却ファンを駆動するサーミスタを取 り付け、かつ前記ファンはある規定温度以上にコイルが発熱した時のみ作動する ように構成したことを特徴とするノイズフィルタ装置である。
【0006】
ノイズフィルタ装置の回路構成部品で特に熱を発生するコイルに接してサーミ スタを取付け、コイルの発熱にともなって生ずるサーミスタの抵抗値の変化によ り、ファンを駆動するトランジスタのベース側電圧を変えるもので、サーミスタ と接地間に印加された直流電圧を、サーミスタの抵抗とトランジスタのベース接 地間の抵抗比で分圧しトランジスタに印加されるので、サーミスタの抵抗値が低 くなるとトランジスタのベース電圧は高くなり、ファンを駆動する。従ってコイ ルの温度変化に伴うサーミスタの抵抗値の変化により、コイル温度が或る設定温 度以上になった時のみコイルを冷却するファンは駆動される。又本考案のノイズ フィルタ装置はファンで冷却するので、従来のような金属ケースや樹脂充填を必 要とせず、樹脂製ケースでよいので軽量小形に出来る。
【0007】
図1は本考案によるノイズフィルタ装置の部分破砕斜視図を示し、ケース5は 樹脂製ケースからなり、ケースにはファン2が取り付けられ、ケースにはファン を駆動する電子回路を収めた回路箱3が収められ、ファンの正面にコイル4が配 置され、他のコンデンサ、抵抗(図示せず)とによりノイズフィルタ回路を構成 する。コイル4の温度上昇を検出するサーミスタ1はコイルに接しコイルの内部 に設置されている。図2はサーミスタを用いコイル4の温度が上昇した時にファ ンを駆動する電子回路を示す図で、コイル4に近接してサーミスタが設置されて いる。図2に於て、ノイズフィルタ装置が設置される電子装置の入力電圧を用い 、A/D変換(交流−直流変換を行う)した直流電圧はサーミスタ1と抵抗R1 の並列回路と抵抗R2との値の比に分圧されトランジスタ7のベース側に入力さ れる。 コイル4の発熱が少なくサーミスタの温度が低い時は、抵抗R1とサーミスタ の抵抗がトランジスタTr7の入力抵抗に比べ高いため、接地ベース間の電圧は 低く、トランジスタTrは作動せず、ファン2は回転しない。一方、コイル4の 温度が上昇し、サーミスタ1の温度が設定温度に達すると、サーミスタの抵抗値 は低い値となるので電圧の大部分はトランジスタのベースに加わり、トランジス タTr7はオンとなり、ファン2は回転しコイル4を冷却する。以上の動作によ りサーミスタの温度が低い時はファンは停止し、コイルの温度が上昇しサーミス タの温度が上昇するとファンは回転するという動作を繰り返すこととなる。本考 案によるノイズフィルタ装置は樹脂ケースを使用し、内部は樹脂充填の必要もな く、又コイルはファンにより冷却されるのでコイル設計基準を高めにすることが 出来、電流容量の大きいノイズフィルタ装置に於て、小形で安価な、又耐電圧特 性に優れたノイズフィルタ装置とすることが出来る。
【0008】
本考案によるノイズフィルタ装置は自然放熱によらずコイル温度が上昇した時 にはファンによりコイルを冷却する様構成しているので、ノイズフィルタ装置の 信頼性の向上と、小形で、かつ安価なノイズフィルタ装置とすることが出来る。
【図1】本考案によるノイズフィルタ装置の部分破砕斜
視図。
視図。
【図2】本考案によるノイズフィルタ装置のファン駆動
回路。
回路。
1 サーミスタ 2 ファン 3 回路箱 4 コイル 5 ケース 6 交流直流変換回路 7 トランジスタ R1,R2,R3,R4 固定抵抗 C コンデンサ
Claims (1)
- 【請求項1】 電流容量の大きいコイルを用いたノイズ
フィルタ装置に於て、ノイズフィルタ回路は樹脂製フィ
ルタケースに収納され、樹脂製フィルタケース内のコイ
ルに接して、コイルに送風する冷却ファンを駆動するサ
ーミスタを取り付け、かつ前記ファンはある規定温度以
上にコイルが発熱した時のみ作動するように構成したこ
とを特徴とするノイズフィルタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7689691U JPH0521525U (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | ノイズフイルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7689691U JPH0521525U (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | ノイズフイルタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521525U true JPH0521525U (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=13618416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7689691U Pending JPH0521525U (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | ノイズフイルタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521525U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009210893A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
CN113690123A (zh) * | 2020-05-19 | 2021-11-23 | 细美事有限公司 | 基板处理装置和控制铁氧体芯的温度的方法 |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP7689691U patent/JPH0521525U/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009210893A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
CN113690123A (zh) * | 2020-05-19 | 2021-11-23 | 细美事有限公司 | 基板处理装置和控制铁氧体芯的温度的方法 |
JP2021182624A (ja) * | 2020-05-19 | 2021-11-25 | セメス カンパニー,リミテッド | 基板処理装置及びそのフェライトコア温度制御方法 |
KR20210143349A (ko) * | 2020-05-19 | 2021-11-29 | 세메스 주식회사 | 기판 처리 장치 및 그의 페라이트 코어 온도 제어 방법 |
US11823874B2 (en) | 2020-05-19 | 2023-11-21 | Semes Co., Ltd. | Substrate treating apparatus and method for controlling temperature of ferrite core |
CN113690123B (zh) * | 2020-05-19 | 2024-04-09 | 细美事有限公司 | 基板处理装置和控制铁氧体芯的温度的方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4112770B2 (ja) | 冷却ファン制御装置および電子装置 | |
JP5186899B2 (ja) | ブラシレスモータ | |
US7082772B2 (en) | Peltier temperature control system for electronic components | |
US20070096665A1 (en) | Method and circuit for controlling motor speed | |
JP3191481B2 (ja) | 自動車用空調装置 | |
JP3020728B2 (ja) | 電子冷蔵庫 | |
JPH01248996A (ja) | 電気モータの温度調製装置 | |
JPH0521525U (ja) | ノイズフイルタ装置 | |
JP5847608B2 (ja) | 結露防止用ヒーター | |
JPH0328516Y2 (ja) | ||
JP2725484B2 (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JPH11154720A (ja) | インバータ | |
CN214627786U (zh) | 一种具有散热防风沙功能的抽油机柜体 | |
JPS6269479A (ja) | 加熱調理器 | |
JPS6220289A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JPH0341924Y2 (ja) | ||
JPH0617308Y2 (ja) | トランジスタの保護装置 | |
JP3705075B2 (ja) | 電源装置とそれを用いた電子機器 | |
JPS5843838Y2 (ja) | 小形電源装置 | |
KR100317710B1 (ko) | 블로워모터의피티씨저항조립체 | |
KR950005656Y1 (ko) | 자동차 에어콘 팬모터용 저항소자 | |
JPH063849B2 (ja) | 増幅器の冷却装置駆動回路 | |
JPH04178193A (ja) | 直流モータ制御回路 | |
JPH04342004A (ja) | 熱制御装置 | |
JPH0543552U (ja) | 自動車空調用送風機の制御用パワートランジスタアセンブリ |