JPH05206359A - 半導体電子部品及び半導体電子部品の実装方法 - Google Patents
半導体電子部品及び半導体電子部品の実装方法Info
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- JPH05206359A JPH05206359A JP4278789A JP27878992A JPH05206359A JP H05206359 A JPH05206359 A JP H05206359A JP 4278789 A JP4278789 A JP 4278789A JP 27878992 A JP27878992 A JP 27878992A JP H05206359 A JPH05206359 A JP H05206359A
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- H01L2924/15—Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/341—Surface mounted components
- H05K3/3421—Leaded components
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- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】はんだ付け不良の発生を防止することが可能な
半導体電子部品を提供することにある。 【構成】多数のリ−ド端子23…を狭ピッチで突出さ
せ、リ−ド端子23…の先端部がプリント配線基板4の
パッド部5にはんだ付けされるQFP21において、リ
−ド端子23の一部を彎曲成形して変形部24を設け、
この変形部24とプリント配線基板4のパッド部5とで
はんだ溜りa、bを形成する。
半導体電子部品を提供することにある。 【構成】多数のリ−ド端子23…を狭ピッチで突出さ
せ、リ−ド端子23…の先端部がプリント配線基板4の
パッド部5にはんだ付けされるQFP21において、リ
−ド端子23の一部を彎曲成形して変形部24を設け、
この変形部24とプリント配線基板4のパッド部5とで
はんだ溜りa、bを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数のリ−ド端子を狭
ピッチで突出させ、リ−ド端子の先端部がプリント配線
基板等のパッド部にはんだ付けされるQFPやTCP等
の半導体電子部品及びこれの実装方法に関する。
ピッチで突出させ、リ−ド端子の先端部がプリント配線
基板等のパッド部にはんだ付けされるQFPやTCP等
の半導体電子部品及びこれの実装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9には半導体電子部品としてのQFP
(Quad Flat Package) 1が示されている。このQFP1
においては、平面矩形状のモ−ルド部2の四つの端面か
らガウウイング状のリ−ド端子3…が狭ピッチで突出し
ている。そして、このQFP1は、現在多くの種類の電
子機器に組込まれている。
(Quad Flat Package) 1が示されている。このQFP1
においては、平面矩形状のモ−ルド部2の四つの端面か
らガウウイング状のリ−ド端子3…が狭ピッチで突出し
ている。そして、このQFP1は、現在多くの種類の電
子機器に組込まれている。
【0003】また、同様に矩形状のモ−ルド部を有する
半導体電子部品としてSOP(SmallOut-line Package)
が在り、このSOPにおいてはリ−ド端子が二方向に突
出している。
半導体電子部品としてSOP(SmallOut-line Package)
が在り、このSOPにおいてはリ−ド端子が二方向に突
出している。
【0004】実際に使用される電子回路を構成するた
め、上記QFP1を、プリント配線基板やセラミック基
板、もしくは金属基板等の基板に実装する実装手段とし
て、リフロ−はんだ付けが多く採用されている。
め、上記QFP1を、プリント配線基板やセラミック基
板、もしくは金属基板等の基板に実装する実装手段とし
て、リフロ−はんだ付けが多く採用されている。
【0005】これは、図10に示すように基板4に、予
め、例えば露出した銅箔パタ−ンからなるパッド部5…
(二つのみ図示)を設ける。上記パッド部5に、メタル
マスクあるいはスクリ−ンマスクなどを用いてクリ−ム
はんだ(ソルダペ−ストとも呼ばれる)を印刷(スクリ
−ン印刷と呼ばれる)しておく。
め、例えば露出した銅箔パタ−ンからなるパッド部5…
(二つのみ図示)を設ける。上記パッド部5に、メタル
マスクあるいはスクリ−ンマスクなどを用いてクリ−ム
はんだ(ソルダペ−ストとも呼ばれる)を印刷(スクリ
−ン印刷と呼ばれる)しておく。
【0006】上記パッド部5に対し、QFP1のリ−ド
端子3…の先端部を押し付ける。QFP1は、クリ−ム
はんだの持つ粘着力によって基板4に仮装着される。こ
の状態から、上記クリ−ムはんだを加熱・溶融させ、積
極的に、もしくは自然的に冷却すると、はんだが凝固し
て、リ−ド端子3…と基板4のパッド部5…とが安定し
た状態で電気的に接続され、実装がなされる。このリフ
ロ−はんだ付け方法は、一括リフロ−はんだ付けと、個
別リフロ−はんだ付けとに区別される。
端子3…の先端部を押し付ける。QFP1は、クリ−ム
はんだの持つ粘着力によって基板4に仮装着される。こ
の状態から、上記クリ−ムはんだを加熱・溶融させ、積
極的に、もしくは自然的に冷却すると、はんだが凝固し
て、リ−ド端子3…と基板4のパッド部5…とが安定し
た状態で電気的に接続され、実装がなされる。このリフ
ロ−はんだ付け方法は、一括リフロ−はんだ付けと、個
別リフロ−はんだ付けとに区別される。
【0007】一括リフロ−はんだ付けは、必要な全ての
半導体電子部品を基板4に仮装着した状態で、基板4を
丸ごと加熱してはんだを溶かす。加熱工程には、赤外
線、不活性液体の飽和蒸気、もしくは熱風等を用いる。
はんだ付けのスル−プットは比較的高いが、基板4の反
りが生じ易く、耐熱性の低い部品が使えないのが特徴で
ある。
半導体電子部品を基板4に仮装着した状態で、基板4を
丸ごと加熱してはんだを溶かす。加熱工程には、赤外
線、不活性液体の飽和蒸気、もしくは熱風等を用いる。
はんだ付けのスル−プットは比較的高いが、基板4の反
りが生じ易く、耐熱性の低い部品が使えないのが特徴で
ある。
【0008】個別リフロ−はんだ付けは、半導体電子部
品を一個ずつ加熱する方法である。加熱する箇所は、は
んだを塗った部分だけに限定される。一括リフロ−と比
較して、基板4の反りがないことと、耐熱性の低い部品
を使える利点があるが、スル−プットは高くない。
品を一個ずつ加熱する方法である。加熱する箇所は、は
んだを塗った部分だけに限定される。一括リフロ−と比
較して、基板4の反りがないことと、耐熱性の低い部品
を使える利点があるが、スル−プットは高くない。
【0009】加熱手段としては、金属性の加熱ツ−ルを
リ−ド端子3に押し当ててからパルス電流を加熱ツ−ル
内のヒ−タに流して加熱するパルスヒ−ト、及び、接続
部位にレ−ザ光を照射して加熱するレ−ザ−リフロ−等
がある。
リ−ド端子3に押し当ててからパルス電流を加熱ツ−ル
内のヒ−タに流して加熱するパルスヒ−ト、及び、接続
部位にレ−ザ光を照射して加熱するレ−ザ−リフロ−等
がある。
【0010】なお、上記一括リフロ−はんだ付けで用い
られるクリ−ムはんだは、文字通りクリ−ム状のはんだ
であって、錫(Sn)、鉛(Pb)などのはんだ金属粉
末と、溶剤分に固形分を混ぜたフラックスとからなる。
られるクリ−ムはんだは、文字通りクリ−ム状のはんだ
であって、錫(Sn)、鉛(Pb)などのはんだ金属粉
末と、溶剤分に固形分を混ぜたフラックスとからなる。
【0011】はんだ金属や銅箔パタ−ンの表面が酸化さ
れ易く、酸化した状態で接続信頼性が悪化するが、上記
フラックスは、この酸化物を除去する働きがあり、かつ
はんだのダレを防止する作用をなす。
れ易く、酸化した状態で接続信頼性が悪化するが、上記
フラックスは、この酸化物を除去する働きがあり、かつ
はんだのダレを防止する作用をなす。
【0012】また、最近は、図11及び図12に示すよ
うなTCP(Tape Carrier Package)11が利用されるよ
うになった。このTCP11は、TAB(Tape Automate
d Bonding)技術を利用して製造された半導体電子部品で
あり、合成樹脂製フィルムから打ち抜かれている。さら
に、TCP11においては、ICチップ12に接続され
た多数のリ−ド端子13…(二つのみ図示)をアウタリ
−ドとして利用しており、これらリ−ド端子13…は四
方向(もしくは二方向)に突出している。
うなTCP(Tape Carrier Package)11が利用されるよ
うになった。このTCP11は、TAB(Tape Automate
d Bonding)技術を利用して製造された半導体電子部品で
あり、合成樹脂製フィルムから打ち抜かれている。さら
に、TCP11においては、ICチップ12に接続され
た多数のリ−ド端子13…(二つのみ図示)をアウタリ
−ドとして利用しており、これらリ−ド端子13…は四
方向(もしくは二方向)に突出している。
【0013】リ−ド端子13…は合成樹脂製のフィルム
からなるサポ−トリング14によって保持されている。
また、TCP11は、実装の直前にフィルムテ−プから
打抜かれ、この際にリ−ド端子13…がガルウイング状
に成形される。さらに、TCP11は、前述のQFP1
等と同様にはんだ付けによって、基板4に実装される。
からなるサポ−トリング14によって保持されている。
また、TCP11は、実装の直前にフィルムテ−プから
打抜かれ、この際にリ−ド端子13…がガルウイング状
に成形される。さらに、TCP11は、前述のQFP1
等と同様にはんだ付けによって、基板4に実装される。
【0014】また、一般のTCPには、図11及び図1
2に示すように、ICチップ12をポッティング樹脂1
5によってパッケ−ジングしたタイプのものと、IC1
2をパッケ−ジングしていないもの(図示しない)とが
在る。一般のTCPは、QFP1等のようにモ−ルド部
2を有する半導体電子部品に比べて薄いので、反りを生
じ易い。しかし、ポッティング樹脂15でパッケ−ジン
グすることにより、TCP11の強度が増す。
2に示すように、ICチップ12をポッティング樹脂1
5によってパッケ−ジングしたタイプのものと、IC1
2をパッケ−ジングしていないもの(図示しない)とが
在る。一般のTCPは、QFP1等のようにモ−ルド部
2を有する半導体電子部品に比べて薄いので、反りを生
じ易い。しかし、ポッティング樹脂15でパッケ−ジン
グすることにより、TCP11の強度が増す。
【0015】パッケ−ジングが施されていないTCPを
QFP1やチップ部品(図示しない)等の半導体電子部
品(以下では、まとめて一般部品と称する)と同一の基
板に実装する場合、TCPを一般部品の後に実装する方
法、いわゆる「後付け」が採用される。
QFP1やチップ部品(図示しない)等の半導体電子部
品(以下では、まとめて一般部品と称する)と同一の基
板に実装する場合、TCPを一般部品の後に実装する方
法、いわゆる「後付け」が採用される。
【0016】つまり、パッケ−ジングされていないTC
Pは反り易いので、実装の前にリ−ド端子13…を矯正
する必要がある。したがって、TCPを一般部品と一括
リフロ−はんだ付けすることはできなかった。そして、
TCPを後付けする場合には、一般部品のための実装機
の他にTCP専用の実装機を付設し、リ−ド端子の補正
工程を追加する必要があった。
Pは反り易いので、実装の前にリ−ド端子13…を矯正
する必要がある。したがって、TCPを一般部品と一括
リフロ−はんだ付けすることはできなかった。そして、
TCPを後付けする場合には、一般部品のための実装機
の他にTCP専用の実装機を付設し、リ−ド端子の補正
工程を追加する必要があった。
【0017】これに対し、図11のTCP11において
はパッケ−ジングが施されているので、剛性が高く、反
りが少ない。そして、このTCP11の出現によって、
TCP11と一般部品との一括リフロ−はんだ付けが可
能になった。また、TCPには、リ−ド端子13に補強
板を重ねたタイプのものも在る。
はパッケ−ジングが施されているので、剛性が高く、反
りが少ない。そして、このTCP11の出現によって、
TCP11と一般部品との一括リフロ−はんだ付けが可
能になった。また、TCPには、リ−ド端子13に補強
板を重ねたタイプのものも在る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のQF
P1等のリ−ド端子3…の形状は、先端部がやや八の字
に開いているか、或いはフラットであるのが普通であ
る。この状態では、次のような問題がある。
P1等のリ−ド端子3…の形状は、先端部がやや八の字
に開いているか、或いはフラットであるのが普通であ
る。この状態では、次のような問題がある。
【0019】図10に示すようにQFP1を基板4に実
装するとき、モ−ルド部2を上から押さえ付けるため、
リ−ド端子3…先端部のエッジや、ここに形成されるバ
リで基板4のパッド部5…の表面である銅箔パタ−ン面
を傷付ける恐れがある。
装するとき、モ−ルド部2を上から押さえ付けるため、
リ−ド端子3…先端部のエッジや、ここに形成されるバ
リで基板4のパッド部5…の表面である銅箔パタ−ン面
を傷付ける恐れがある。
【0020】一般に多用される基板4は、−30°Cか
ら+60°C程度の環境下で使用されることもあり、こ
のような環境下では、銅箔パタ−ン面に傷があると、そ
の部分に熱膨脹による伸びや応力が集中して、導体の断
線に至る。
ら+60°C程度の環境下で使用されることもあり、こ
のような環境下では、銅箔パタ−ン面に傷があると、そ
の部分に熱膨脹による伸びや応力が集中して、導体の断
線に至る。
【0021】また、QFP1は、基板4に実装する以前
は、パレットに梱包され、運搬、輸送されて実装現場に
搬入される。リ−ド端子3…の先端部が、やや八の字状
に開いていたり、或いはフラットであったりすると、先
端部エッジがパレットに接触し易く、その結果、リ−ド
端子3…に曲り変形が生じる。
は、パレットに梱包され、運搬、輸送されて実装現場に
搬入される。リ−ド端子3…の先端部が、やや八の字状
に開いていたり、或いはフラットであったりすると、先
端部エッジがパレットに接触し易く、その結果、リ−ド
端子3…に曲り変形が生じる。
【0022】リ−ド端子3…の先端部の曲り変形が著し
い(0.1〜0.3mm)と、基板4に実装する際にリ
−ド端子3…の先端部が基板4のパッド部5から浮い
て、互いの接続不良の原因となるオ−プン不良を生じ
る。
い(0.1〜0.3mm)と、基板4に実装する際にリ
−ド端子3…の先端部が基板4のパッド部5から浮い
て、互いの接続不良の原因となるオ−プン不良を生じ
る。
【0023】特に、QFP1のような多端子・狭ピッチ
の半導体電子部品は、上述したようなリフロ−方式によ
る接続手段が多用されているところから、接続不良が発
生すると、作業者の手によるはんだ付け修正を行わざる
を得ない。このような手によるはんだ付け作業は、品質
のばらつきを生じ易くし、コストアップに繋がる不具合
となる。
の半導体電子部品は、上述したようなリフロ−方式によ
る接続手段が多用されているところから、接続不良が発
生すると、作業者の手によるはんだ付け修正を行わざる
を得ない。このような手によるはんだ付け作業は、品質
のばらつきを生じ易くし、コストアップに繋がる不具合
となる。
【0024】また、リ−ド端子3…の先端部が八の字状
に開いていると、リフロ−はんだ付けしたとき、パッド
部5…上の溶融したはんだが少ない状態になって、正常
なフレットを形成することができない。そのため、充分
な接続強度が保証されなくなる。
に開いていると、リフロ−はんだ付けしたとき、パッド
部5…上の溶融したはんだが少ない状態になって、正常
なフレットを形成することができない。そのため、充分
な接続強度が保証されなくなる。
【0025】多端子・狭ピッチの半導体電子部品におい
ては、リ−ド間隔が狭いため、凝固したはんだの間隔も
小さい。例えば、リ−ド端子3…のピッチが0.5mm
のQFPでは、はんだの間隔が0.1mm程度になる。
表面張力や毛細管現象等の作用によってリ−ド端子3…
の一箇所(根元側)にはんだが多く集まると、隣接する
リ−ド端子3,3相互間にはんだが渡る現象、即ちはん
だブリッジが生じ易くなる。そして、このはんだブリッ
ジは回路の短絡の原因となる。
ては、リ−ド間隔が狭いため、凝固したはんだの間隔も
小さい。例えば、リ−ド端子3…のピッチが0.5mm
のQFPでは、はんだの間隔が0.1mm程度になる。
表面張力や毛細管現象等の作用によってリ−ド端子3…
の一箇所(根元側)にはんだが多く集まると、隣接する
リ−ド端子3,3相互間にはんだが渡る現象、即ちはん
だブリッジが生じ易くなる。そして、このはんだブリッ
ジは回路の短絡の原因となる。
【0026】また、図11及び図12のTCP11で
は、QFP1等の半導体電子部品に比べて更にリ−ドピ
ッチが狭く、リ−ド数が多い。このため、QFP1等の
場合よりも、クリ−ムはんだの供給が難しい。
は、QFP1等の半導体電子部品に比べて更にリ−ドピ
ッチが狭く、リ−ド数が多い。このため、QFP1等の
場合よりも、クリ−ムはんだの供給が難しい。
【0027】通常、クリ−ムはんだは、メタルマスクを
用いて印刷されたり、ディスペンサから吐出されたりす
る。印刷の場合、印刷回数が増すにしたがって、クリ−
ムはんだの「だれ」や「滲み」が多くなる。また、TC
P11の実装においては、多少のはんだ量の変化(ばら
つき)がはんだ付け不良の原因となる。特に、クリ−ム
はんだ供給後の「だれ」や「滲み」は、はんだブリッジ
やはんだボ−ルの発生の原因になる。したがって、TC
P11を実装する際には、クリ−ムはんだのだれや滲み
を防止することが重要である。本発明の目的とするとこ
ろは、はんだ付け不良の発生を防止することが可能な半
導体電子部品を提供することにある。
用いて印刷されたり、ディスペンサから吐出されたりす
る。印刷の場合、印刷回数が増すにしたがって、クリ−
ムはんだの「だれ」や「滲み」が多くなる。また、TC
P11の実装においては、多少のはんだ量の変化(ばら
つき)がはんだ付け不良の原因となる。特に、クリ−ム
はんだ供給後の「だれ」や「滲み」は、はんだブリッジ
やはんだボ−ルの発生の原因になる。したがって、TC
P11を実装する際には、クリ−ムはんだのだれや滲み
を防止することが重要である。本発明の目的とするとこ
ろは、はんだ付け不良の発生を防止することが可能な半
導体電子部品を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために請求項1の発明は、多数のリ−ド端子を狭
ピッチで突出させ、リ−ド端子の先端部がプリント配線
基板等のパッドにはんだ付けされる半導体電子部品にお
いて、リ−ド端子の一部を彎曲成形して変形部を設け、
この変形部とプリント配線基板のパッド部とではんだ溜
りを形成する半導体電子部品にある。
成するために請求項1の発明は、多数のリ−ド端子を狭
ピッチで突出させ、リ−ド端子の先端部がプリント配線
基板等のパッドにはんだ付けされる半導体電子部品にお
いて、リ−ド端子の一部を彎曲成形して変形部を設け、
この変形部とプリント配線基板のパッド部とではんだ溜
りを形成する半導体電子部品にある。
【0029】また、請求項2の発明は、半導体電子部品
のリ−ド端子をプリント配線基板のパッド部にリフロ−
はんだ付けする半導体電子部品の実装方法において、上
記半導体電子部品のリ−ド端子に彎曲した変形部を設け
るリ−ドフォ−ミング工程と、上記変形部と上記パッド
部との間に溶融したはんだを吸収してはんだ溜りを形成
しながら上記リ−ド端子を上記パッド部にはんだ付けす
るはんだ付け工程と備えた半導体電子部品の実装方法に
ある。そして、請求項1及び請求項2の発明は、半導体
電子部品のはんだ付け不良の発生を防止できるようにし
た。
のリ−ド端子をプリント配線基板のパッド部にリフロ−
はんだ付けする半導体電子部品の実装方法において、上
記半導体電子部品のリ−ド端子に彎曲した変形部を設け
るリ−ドフォ−ミング工程と、上記変形部と上記パッド
部との間に溶融したはんだを吸収してはんだ溜りを形成
しながら上記リ−ド端子を上記パッド部にはんだ付けす
るはんだ付け工程と備えた半導体電子部品の実装方法に
ある。そして、請求項1及び請求項2の発明は、半導体
電子部品のはんだ付け不良の発生を防止できるようにし
た。
【0030】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図1〜図8に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0031】図1は本発明の第1実施例を示しており、
図中の符号21は半導体電子部品としてのQFP(Quad
Flat Package) である。このQFP21は、モ−ルド部
22から多数のリ−ド端子23…(二つのみ図示)が狭
ピッチで突出していて、基本的な構造は、従来のものと
同様である。
図中の符号21は半導体電子部品としてのQFP(Quad
Flat Package) である。このQFP21は、モ−ルド部
22から多数のリ−ド端子23…(二つのみ図示)が狭
ピッチで突出していて、基本的な構造は、従来のものと
同様である。
【0032】ただし、上記リ−ド端子23…の先端部
は、ここでは上方に凹状に彎曲形成した変形部24が形
成される。QFP21を製造するとき、リ−ドフレ−ム
から電子部品を打ち抜いてリ−ドフォ−ミングする工程
がある。このとき金型を用いてU字状にリ−ドフォ−ミ
ングすることにより、上記変形部24を得る。
は、ここでは上方に凹状に彎曲形成した変形部24が形
成される。QFP21を製造するとき、リ−ドフレ−ム
から電子部品を打ち抜いてリ−ドフォ−ミングする工程
がある。このとき金型を用いてU字状にリ−ドフォ−ミ
ングすることにより、上記変形部24を得る。
【0033】あるいは、後述するように、このQFP2
1をプリント配線基板(以下、基板と称する)4に実装
する直前に、金型を用いてリ−ド端子23…のみをフォ
−ミングし、変形部24を得るようにしてもよい。変形
部24のU字状の部分の曲率半径は、0.05〜1.5
mmの範囲に設定するとよく、好ましくは、0.1mm
にするとよい。
1をプリント配線基板(以下、基板と称する)4に実装
する直前に、金型を用いてリ−ド端子23…のみをフォ
−ミングし、変形部24を得るようにしてもよい。変形
部24のU字状の部分の曲率半径は、0.05〜1.5
mmの範囲に設定するとよく、好ましくは、0.1mm
にするとよい。
【0034】このようなQFP21をプリント配線基板
4に実装する際に、パッケ−ジを上から押さえ付けて
も、基板4に設けられる銅箔パタ−ン面であるパッド部
5表面を、ここに接続されるリ−ド端子23…が傷付け
ることがない。
4に実装する際に、パッケ−ジを上から押さえ付けて
も、基板4に設けられる銅箔パタ−ン面であるパッド部
5表面を、ここに接続されるリ−ド端子23…が傷付け
ることがない。
【0035】すなわち、変形部24は、その曲成頂部の
みをパッド部5に接触させるので、リ−ド端子23の先
端部のエッジが銅箔パタ−ン面に接触しない。したがっ
て、パッド部5を傷付けずにすむ。
みをパッド部5に接触させるので、リ−ド端子23の先
端部のエッジが銅箔パタ−ン面に接触しない。したがっ
て、パッド部5を傷付けずにすむ。
【0036】リ−ド端子23…とパッド部5…とをはん
だ付けすると、溶融したはんだがリ−ド端子23の変形
部24の根元側および先端側に溜って、ほぼ均一なはん
だ溜りa,bを形成する。
だ付けすると、溶融したはんだがリ−ド端子23の変形
部24の根元側および先端側に溜って、ほぼ均一なはん
だ溜りa,bを形成する。
【0037】その結果、リ−ド端子23とパッド部5と
の間において、はんだ量の偏りが少なくなり、互いの接
合強度を高めることができる。そして、互いの接合が確
実になり、オ−プン不良が発生しにくくなる。
の間において、はんだ量の偏りが少なくなり、互いの接
合強度を高めることができる。そして、互いの接合が確
実になり、オ−プン不良が発生しにくくなる。
【0038】さらに、リ−ド端子23の根元側であるモ
−ルド部22の基端側にはんだが多く集まることもな
く、狭ピッチリ−ドのものであっても、はんだブリッジ
不良の発生を防止できる。
−ルド部22の基端側にはんだが多く集まることもな
く、狭ピッチリ−ドのものであっても、はんだブリッジ
不良の発生を防止できる。
【0039】なお、変形部24は全てのリ−ド端子23
に形成することに限定されない。たとえば、同列のリ−
ド端子23…に対して1本おきに変形部24を設けて
も、ブリッジ不良の発生率を従来のものよりも大幅に低
減できる。
に形成することに限定されない。たとえば、同列のリ−
ド端子23…に対して1本おきに変形部24を設けて
も、ブリッジ不良の発生率を従来のものよりも大幅に低
減できる。
【0040】図2は本発明の第2実施例を示している。
図2に示すように、QFP31のリ−ド端子33…の先
端に波形状の変形部34が形成されている。この波形状
の凹凸の曲率半径を0.01〜0.3mm程度とする。
図2に示すように、QFP31のリ−ド端子33…の先
端に波形状の変形部34が形成されている。この波形状
の凹凸の曲率半径を0.01〜0.3mm程度とする。
【0041】上記リ−ド端子33…をパッド部5にはん
だ付けした状態で、変形部34の基端側と、中間部およ
び先端側との3か所にはんだ溜りc,d,eが形成され
て、はんだの偏りを防止する。
だ付けした状態で、変形部34の基端側と、中間部およ
び先端側との3か所にはんだ溜りc,d,eが形成され
て、はんだの偏りを防止する。
【0042】したがって、さらに確実にブリッジ不良を
防止するとともに接合強度を高められ、リ−ド端子33
…の見掛け上の断面係数を高くすることができて、リ−
ド端子33…の曲りを防止し、温度等の環境変化や、経
時変化によりはんだが劣化する速度を低減できる。
防止するとともに接合強度を高められ、リ−ド端子33
…の見掛け上の断面係数を高くすることができて、リ−
ド端子33…の曲りを防止し、温度等の環境変化や、経
時変化によりはんだが劣化する速度を低減できる。
【0043】図3は本発明の第3実施例を示している。
図3に示すように、QFP41のリ−ド端子43…の先
端が凹状に形成されているとともに、この端部だけを反
対方向に折り返して、変形部44が形成されている。こ
の場合、特に、リ−ド端子43…の最先端側のはんだ溜
りfが、第1実施例のQFP31よりも確実に形成され
る。
図3に示すように、QFP41のリ−ド端子43…の先
端が凹状に形成されているとともに、この端部だけを反
対方向に折り返して、変形部44が形成されている。こ
の場合、特に、リ−ド端子43…の最先端側のはんだ溜
りfが、第1実施例のQFP31よりも確実に形成され
る。
【0044】図4及び図5は本発明の第4実施例を示し
ており、図中の符号51は半導体電子部品としてのTC
P(Tape Carrier Package)である。このTCP51にお
いては、ICチップ52の上面(素子形成面)に多数の
リ−ド端子53…(二つのみ図示)が接続されており、
ICチップ52はポッティング樹脂54によって覆われ
ている。
ており、図中の符号51は半導体電子部品としてのTC
P(Tape Carrier Package)である。このTCP51にお
いては、ICチップ52の上面(素子形成面)に多数の
リ−ド端子53…(二つのみ図示)が接続されており、
ICチップ52はポッティング樹脂54によって覆われ
ている。
【0045】また、TCP51は、リ−ド端子53…は
四方向に突出している。また、リ−ド端子53…は、樹
脂樹脂製のフィルムからなるサポ−トリング55によっ
て保持されている。そして、このリ−ド端子53…はア
ウタリ−ドとして利用される。
四方向に突出している。また、リ−ド端子53…は、樹
脂樹脂製のフィルムからなるサポ−トリング55によっ
て保持されている。そして、このリ−ド端子53…はア
ウタリ−ドとして利用される。
【0046】リ−ド端子53…の先端部には、ここでは
上方にU字状に彎曲した変形部56が形成される。そし
て、リ−ド端子53…は基板4のパッド部5…にはんだ
付けされている。図6(a)及び(b)には、リ−ド端
子53…をフォ−ミングする金型61が示されている。
上方にU字状に彎曲した変形部56が形成される。そし
て、リ−ド端子53…は基板4のパッド部5…にはんだ
付けされている。図6(a)及び(b)には、リ−ド端
子53…をフォ−ミングする金型61が示されている。
【0047】この金型61は上型62と下型63とを有
している。さらに、上型62は、内型64と外型65と
により構成されており、内型64と外型65とは、図示
しないスプリング等によって弾性的に保持されている。
また、内型64と外型65との間には曲げポンチ66と
切断ポンチ67とが設けられている。曲げポンチ66と
切断ポンチ67とは、図6(a)中の矢印A,Bで示す
ように個別に上下する。
している。さらに、上型62は、内型64と外型65と
により構成されており、内型64と外型65とは、図示
しないスプリング等によって弾性的に保持されている。
また、内型64と外型65との間には曲げポンチ66と
切断ポンチ67とが設けられている。曲げポンチ66と
切断ポンチ67とは、図6(a)中の矢印A,Bで示す
ように個別に上下する。
【0048】下型63にはサポ−トリング用の凹陥部6
8、68と変形部形成用の凹陥部69とが設けられてい
る。そして、変形部形成用の凹陥部69と曲げポンチ6
6及び切断ポンチ67とは互いに対応する位置関係にあ
る。
8、68と変形部形成用の凹陥部69とが設けられてい
る。そして、変形部形成用の凹陥部69と曲げポンチ6
6及び切断ポンチ67とは互いに対応する位置関係にあ
る。
【0049】上型62と下型63との間にリ−ドフレ−
ム70が挟まれ、サポ−トリング55、55は、下型6
3に形成された凹陥部68、68に収容される。さら
に、切断ポンチ67が図6(a)中に示すように下降し
てリ−ドフレ−ム70を切断し、互いに分離したリ−ド
端子53…を作製する。こののち、図6(b)に示すよ
うに曲げポンチ66が下降し、リ−ド端子53…を下型
63の凹陥部69に押し付けて変形部55を作製する。
このようにして作製されたTCP51は図7(a)〜
(d)に示すようにして基板4に実装される。
ム70が挟まれ、サポ−トリング55、55は、下型6
3に形成された凹陥部68、68に収容される。さら
に、切断ポンチ67が図6(a)中に示すように下降し
てリ−ドフレ−ム70を切断し、互いに分離したリ−ド
端子53…を作製する。こののち、図6(b)に示すよ
うに曲げポンチ66が下降し、リ−ド端子53…を下型
63の凹陥部69に押し付けて変形部55を作製する。
このようにして作製されたTCP51は図7(a)〜
(d)に示すようにして基板4に実装される。
【0050】まず、図7(b)に示すように、基板4上
のパッド部5…にクリ−ムはんだ71…が供給される。
クリ−ムはんだ71…の供給は、メタルマスク、或い
は、ディスペンサ等を用いて行われる。さらに、同図
(c)に示すように、リ−ドフォ−ミングを終えたTC
P51が、第1実施例のQFP21やチップ部品72等
の一般部品の供給とともに、所定のパッド部5…上に載
せられる。
のパッド部5…にクリ−ムはんだ71…が供給される。
クリ−ムはんだ71…の供給は、メタルマスク、或い
は、ディスペンサ等を用いて行われる。さらに、同図
(c)に示すように、リ−ドフォ−ミングを終えたTC
P51が、第1実施例のQFP21やチップ部品72等
の一般部品の供給とともに、所定のパッド部5…上に載
せられる。
【0051】こののち、図7(d)に示すように、熱風
リフロ−により基板4へ向けて熱風73が吹き付けら
れ、クリ−ムはんだ71…が再溶融し、TCP51及び
一般部品がはんだ付けされる。ここで、TCP51や一
般部品のはんだ付けに、遠赤外リフロ−を利用してもよ
い。
リフロ−により基板4へ向けて熱風73が吹き付けら
れ、クリ−ムはんだ71…が再溶融し、TCP51及び
一般部品がはんだ付けされる。ここで、TCP51や一
般部品のはんだ付けに、遠赤外リフロ−を利用してもよ
い。
【0052】クリ−ムはんだ71…の供給量は通常より
も多く設定される。それは、未はんだ(はんだが少なく
はんだ付けが十分になされていない状態)を防止するた
めである。はんだ付け後の検査工程においては、未はん
だの発見は、はんだブリッジの発見よりも困難である。
も多く設定される。それは、未はんだ(はんだが少なく
はんだ付けが十分になされていない状態)を防止するた
めである。はんだ付け後の検査工程においては、未はん
だの発見は、はんだブリッジの発見よりも困難である。
【0053】クリ−ムはんだ71は各パッド部5…に幾
分過剰に供給され、各クリ−ムはんだ71には許容量以
上のはんだが含まれる。しかし、許容量を越えた分のは
んだは、溶融すると図5に示すように変形部55の両側
に沿って立ち上がり、リ−ド端子53の先端側と根元側
に吸収される。そして、リ−ド端子53の先端側と根元
側にはんだ溜りg,hが形成される。
分過剰に供給され、各クリ−ムはんだ71には許容量以
上のはんだが含まれる。しかし、許容量を越えた分のは
んだは、溶融すると図5に示すように変形部55の両側
に沿って立ち上がり、リ−ド端子53の先端側と根元側
に吸収される。そして、リ−ド端子53の先端側と根元
側にはんだ溜りg,hが形成される。
【0054】したがって、許容量を越えた分のはんだが
隣のリ−ド端子53の側へ流れることを防止でき、はん
だブリッジやはんだボ−ルが発生しにくくなる。そし
て、はんだ付け不良の発生を防止することができ、TC
P51を確実に実装することができる。なお、はんだク
リ−ム71を溶融させるために、熱風やレ−ザを利用し
た局部加熱方式を採用してもよい。
隣のリ−ド端子53の側へ流れることを防止でき、はん
だブリッジやはんだボ−ルが発生しにくくなる。そし
て、はんだ付け不良の発生を防止することができ、TC
P51を確実に実装することができる。なお、はんだク
リ−ム71を溶融させるために、熱風やレ−ザを利用し
た局部加熱方式を採用してもよい。
【0055】また、本発明は、図8に示すようにリ−ド
端子53を補強板74で補強したタイプのTCP75に
も適用可能である。ここで、補強板の材質には金属或い
は合成樹脂が採用されており、補強板74の厚さは0.
2〜1.0mmである。なお、この場合にはフォ−ミン
グ用の金型に、補強板との干渉を避けるための凹陥部を
形成する必要がある。
端子53を補強板74で補強したタイプのTCP75に
も適用可能である。ここで、補強板の材質には金属或い
は合成樹脂が採用されており、補強板74の厚さは0.
2〜1.0mmである。なお、この場合にはフォ−ミン
グ用の金型に、補強板との干渉を避けるための凹陥部を
形成する必要がある。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように請求項1の発明は、多
数のリ−ド端子を狭ピッチで突出させ、リ−ド端子の先
端部がプリント配線基板等のパッドにはんだ付けされる
半導体電子部品において、リ−ド端子の一部を彎曲成形
して変形部を設け、この変形部とプリント配線基板のパ
ッド部とではんだ溜りを形成する。
数のリ−ド端子を狭ピッチで突出させ、リ−ド端子の先
端部がプリント配線基板等のパッドにはんだ付けされる
半導体電子部品において、リ−ド端子の一部を彎曲成形
して変形部を設け、この変形部とプリント配線基板のパ
ッド部とではんだ溜りを形成する。
【0057】また、請求項2の発明は、半導体電子部品
のリ−ド端子をプリント配線基板のパッド部にリフロ−
はんだ付けする半導体電子部品の実装方法において、上
記半導体電子部品のリ−ド端子に彎曲した変形部を設け
るリ−ドフォ−ミング工程と、上記変形部と上記パッド
部との間に溶融したはんだを吸収してはんだ溜りを形成
しながら上記リ−ド端子を上記パッド部にはんだ付けす
るはんだ付け工程と備えた。そして、請求項1及び請求
項2の発明は、半導体電子部品のはんだ付け不良の発生
を防止できるという効果がある。
のリ−ド端子をプリント配線基板のパッド部にリフロ−
はんだ付けする半導体電子部品の実装方法において、上
記半導体電子部品のリ−ド端子に彎曲した変形部を設け
るリ−ドフォ−ミング工程と、上記変形部と上記パッド
部との間に溶融したはんだを吸収してはんだ溜りを形成
しながら上記リ−ド端子を上記パッド部にはんだ付けす
るはんだ付け工程と備えた。そして、請求項1及び請求
項2の発明は、半導体電子部品のはんだ付け不良の発生
を防止できるという効果がある。
【図1】本発明の第1実施例のQFPを示す図。
【図2】本発明の第2実施例のQFPを示す図。
【図3】本発明の第3実施例のQFPを示す図。
【図4】本発明の第4実施例のTCPを示す図。
【図5】リ−ド端子の変形部を拡大して示す図。
【図6】(a)及び(b)はリ−ドフォ−ミング工程を
順に示す図。
順に示す図。
【図7】(a)〜(d)はTCPの実装工程を順に示す
図。
図。
【図8】第4実施例の変形例を示す図。
【図9】従来のQFPを示す斜視図。
【図10】従来のQFPが基板に実装された状態を示す
図。
図。
【図11】従来のTCPが基板に実装された状態を示す
図。
図。
【図12】従来のTCPの要部を拡大して示す図。
4…プリント配線基板、5…パッド部、21…QFP
(半導体電子部品)、23…リ−ド端子、24…変形
部、a,b…はんだ溜り、51…TCP(半導体部
品)、53…リ−ド端子、56…変形部、g,h…はん
だ溜り。
(半導体電子部品)、23…リ−ド端子、24…変形
部、a,b…はんだ溜り、51…TCP(半導体部
品)、53…リ−ド端子、56…変形部、g,h…はん
だ溜り。
Claims (2)
- 【請求項1】 多数のリ−ド端子を狭ピッチで突出さ
せ、上記リ−ド端子の先端部がプリント配線基板のパッ
ド部にはんだ付けされる半導体電子部品において、上記
リ−ド端子の一部を彎曲成形して変形部を設け、この変
形部と上記プリント配線基板の上記パッド部とではんだ
溜りを形成することを特徴とする半導体電子部品。 - 【請求項2】 半導体電子部品のリ−ド端子をプリント
配線基板のパッド部にリフロ−はんだ付けする半導体電
子部品の実装方法において、上記半導体電子部品のリ−
ド端子に彎曲した変形部を設けるリ−ドフォ−ミング工
程と、上記変形部と上記パッド部との間に溶融したはん
だを吸収してはんだ溜りを形成しながら上記リ−ド端子
を上記パッド部にはんだ付けするはんだ付け工程と備え
た半導体電子部品の実装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4278789A JPH05206359A (ja) | 1991-10-16 | 1992-10-16 | 半導体電子部品及び半導体電子部品の実装方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26773791 | 1991-10-16 | ||
JP3-267737 | 1991-10-16 | ||
JP4278789A JPH05206359A (ja) | 1991-10-16 | 1992-10-16 | 半導体電子部品及び半導体電子部品の実装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05206359A true JPH05206359A (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=26548015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4278789A Pending JPH05206359A (ja) | 1991-10-16 | 1992-10-16 | 半導体電子部品及び半導体電子部品の実装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05206359A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007026813A (ja) * | 2005-07-14 | 2007-02-01 | Nichicon Corp | 端子板およびそれを備えた二次電池の保護回路ユニット |
WO2012086759A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2012-06-28 | 矢崎総業株式会社 | 端子 |
CN115407549A (zh) * | 2021-05-28 | 2022-11-29 | 海信视像科技股份有限公司 | 一种显示装置 |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP4278789A patent/JPH05206359A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007026813A (ja) * | 2005-07-14 | 2007-02-01 | Nichicon Corp | 端子板およびそれを備えた二次電池の保護回路ユニット |
WO2012086759A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2012-06-28 | 矢崎総業株式会社 | 端子 |
KR101452674B1 (ko) * | 2010-12-24 | 2014-10-22 | 야자키 소교 가부시키가이샤 | 단자 |
US9136635B2 (en) | 2010-12-24 | 2015-09-15 | Yazaki Corporation | Terminal |
CN115407549A (zh) * | 2021-05-28 | 2022-11-29 | 海信视像科技股份有限公司 | 一种显示装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |