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JPH05161285A - 小型モータ用固定子 - Google Patents

小型モータ用固定子

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JPH05161285A
JPH05161285A JP3314315A JP31431591A JPH05161285A JP H05161285 A JPH05161285 A JP H05161285A JP 3314315 A JP3314315 A JP 3314315A JP 31431591 A JP31431591 A JP 31431591A JP H05161285 A JPH05161285 A JP H05161285A
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permanent magnet
flat
stator
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良一 染谷
Kei Suzuki
警 鈴木
Hiroaki Takashima
弘明 高島
Katsuyuki Ichikawa
勝幸 市川
Katsuhiko Katayama
勝彦 片山
Kunio Hiromasa
邦夫 広政
Kenichi Ehashi
健一 江橋
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Mabuchi Motor Co Ltd
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Mabuchi Motor Co Ltd
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    • H02K15/02Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies
    • H02K15/03Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies having permanent magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Dc Machiner (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は,永久磁石をハウジング内に確実に
固着でき,異物飛散のない信頼性の高い小型モータ用固
定子を提供する。 【構成】 有底中空筒状に形成したハウジング内周面に
永久磁石を固着してなる小型モータ用固定子において,
ハウジングの内周面を夫々対向する2個の平坦面と2個
の凹円筒面とによって形成すると共に,平坦面に係止用
突起を設け,可撓性磁石材料により横断面輪郭を円弧状
に形成した永久磁石の軸線に沿う縁辺に,前記平坦面と
当接する平面と前記係止用突起に臨む係止面を設け,永
久磁石をハウジング内に嵌挿した状態における係止用突
起の塑性変形による係止面への食い込みにより,永久磁
石の円弧状外周面がハウジングの円筒面にかつ縁辺の平
面が平坦面に夫々当接し,永久磁石をハウジング内に固
着するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有底中空筒状に形成した
ハウジングの内周面に永久磁石を固着してなる小型モー
タ用固定子に関するものであり,特に永久磁石を可撓性
磁石材料によって形成すると共に,この永久磁石のハウ
ジング内への固着を容易かつ確実に行い得るように改良
した小型モータ用固定子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例えばカメラ,VTRムービー等に
使用される小型モータとしては,有底中空筒状に形成し
たハウジングの内周面に永久磁石を固着し,開口部にエ
ンドプレートを嵌着して固定子を構成し,この固定子内
に電機子コイルを有する回転子を内蔵させた構成のもの
が知られており,各種機器の駆動用として広く使用され
ている。
【0003】上記永久磁石としては,フェライト系の焼
結磁石が最も一般的に使用されているが,このような焼
結磁石は横断面輪郭をアークセグメント状若しくは円弧
状に形成することが多い。従って製作に時間と工数を多
く必要とするのみならず,焼結工程において非所望な歪
若しくは変形を発生し易く,形状,寸法が不均一とな
り,精度を低下させる原因となっている。一方このよう
な精度の低い永久磁石が固定子を構成するハウジングに
装着された場合には,永久磁石とハウジングとの密着が
確保されず,空隙を生じ,電機子コイルに作用させる磁
界の強さ若しくは磁束密度が不均一となる。このため回
転子に回転むらが発生し,小型モータの機能を著しく低
下させるという問題点がある。
【0004】上記問題点を解決するために,例えば実公
昭53-50002号公報に記載されるような提案がされてい
る。図3および図4は上記改良提案に係る固定子を示す
要部横断面図および要部縦断面平面図である。図3およ
び図4において,1はハウジングであり,例えば軟鉄の
ような金属材料により有底中空筒体状に形成する。ハウ
ジング1は対向する2個の平坦部11,11と,対向す
る2個の円筒状部12,12とによって形成される。平
坦部11,11の各々には円筒状部12,12に近接し
た部位に,外周面から内部空間に向かって打出し成形し
た係止用突条13,13が形成されると共に,円筒状部
12,12の各々には,底部近傍の部位に,外周面から
内部空間に向かって打出し成形した位置決め用突起1
4,14が形成されている。15は軸受である。
【0005】次に2は永久磁石であり,例えばフェライ
ト粉末と合成樹脂とを主体とする混合材料により,横断
面輪郭を円弧状に,かつ外周面の周方向の長さ寸法が円
筒状部12の内周面の周方向の長さ寸法と同長になるよ
うに形成する。永久磁石2の軸線に沿う縁辺には,前記
平坦部11の内面と当接する平面21と,係止用突条1
3と当接する突条22とを設ける。なお係止用突条13
と突条22の軸線方向の長さ寸法は,永久磁石2の軸線
方向の長さ寸法より若干小に形成してある。
【0006】上記の構成になる固定子を組み立てるに
は,永久磁石2をハウジング1の開口端側から軸線方向
に圧入すれば,永久磁石2が具有する可撓性により,突
条22が若干圧縮されて進入し,ハウジング1の平坦部
11および円筒状部12の夫々の内面に当接密着して固
着され得るのである。
【0007】上記の構成により,従来のフェライト焼結
磁石を使用する場合と比較して,寸法精度が高く,圧入
によるカケ,割れ,クラック等が発生するおそれがな
く,接着剤,係止用部材を使用する必要のない固定子が
得られる。なお永久磁石2の圧入代は,突条22の圧潰
量その他によって調整可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
の小型モータの固定子においては,永久磁石2をハウジ
ング1に圧入する際に,突条22が係止用突条13と摺
動するため,突条22の一部が削り取られて剥離するお
それがある。また寸法誤差により圧潰量が大となった場
合には,圧潰された突条22の一部が係止用突条13上
に盛り上がり,その一部が剥離するおそれがある。
【0009】永久磁石2をハウジング1に圧入した後に
おいては,上記のような剥離異物を除去するために,圧
縮空気吹付け等による清掃を行うのが通常であるが,こ
の清掃手段によっても除去できない剥離異物が,小型モ
ータとして組立後において飛散することもあり,小型モ
ータの機能を低下させるという問題点がある。なお永久
磁石2の内周面と回転子(図示せず)の外周面との間隙
は,永久磁石2からの磁束を有効に作用させるために極
めて狭小に形成されているから,前記のように突条22
の一部が係止用突条13上に盛り上がると,回転子の外
周と干渉するおそれがあり,小型モータの機能を喪失さ
せるという問題点も併存する。
【0010】本発明は上記従来技術に存在する問題点を
解決し,永久磁石をハウジング内に確実に固着できると
共に,固着後における異物飛散のおそれのない信頼性の
高い小型モータ用固定子を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明においては,有底中空筒状に形成したハウジ
ング内周面に永久磁石を固着してなる小型モータ用固定
子において,ハウジングの内周面を夫々対向する2個の
平坦面と2個の凹円筒面とによって形成すると共に,平
坦面に係止用突起を設け,可撓性磁石材料により横断面
輪郭を円弧状に形成した永久磁石の軸線に沿う縁辺に,
前記平坦面と当接する平面と前記係止用突起に臨む係止
面を設け,永久磁石をハウジング内に嵌挿した状態にお
ける係止用突起の塑性変形による係止面への食い込みに
より,永久磁石の円弧状外周面がハウジングの円筒面に
かつ縁辺の平面が平坦面に夫々当接し,永久磁石をハウ
ジング内に固着するように構成する,という技術的手段
を採用した。
【0012】本発明において永久磁石は可撓性を有する
ものを使用する必要があり,磁性材料粉末と結合材料と
を主体とする混合物によって形成される所謂プラスチッ
ク磁石若しくはボンド磁石とすることが好ましい。結合
材料としては,ナイロン樹脂,ポリプロピレン,ポリエ
チレン,ポリフェニリンオキサイド等が使用されている
が,機械的強度,磁気特性,量産性,コスト等の点か
ら,ナイロン樹脂を使用することが好ましい。また成形
手段としては射出成形,圧縮成形,押出成形等の手段が
あるが,寸法精度,量産性等を勘案すると,射出成形手
段によることが好ましい。
【0013】
【作用】上記の構成により,永久磁石を係止用突起の塑
性変形によってハウジング内周面に確実に固着させるこ
とができ,固着作業による異物の発生を皆無とすること
ができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す要部横断面図,
図2は本発明の実施例における永久磁石を固着する手段
の例を示す要部縦断面平面図であり,同一部分は前記図
3および図4と同一の参照符号で示す。図1および図2
において,16は係止用突起であり,ハウジング1の平
坦部11,11の各々に,外周面から内部空間に向かっ
てプレスによる突出し成形によって設ける。23は係止
面であり,永久磁石2の軸線に沿う縁辺に,前記係止用
突起16に臨むように設ける。なお係止面23は平面2
1と実質的に直交するように形成する。
【0015】次に永久磁石2をハウジング1内に固着す
る態様について説明する。まず図2に示すようにハウジ
ング1内の円筒状部12の内周面に沿って永久磁石2を
挿入し,位置決め用突起14に一方の端面を当接させ
る。この場合永久磁石2の係止面23と係止用突起16
との間隙gは0であることが好ましいが,永久磁石2の
挿入を容易かつ円滑にするために,例えば0.1mm 程度に
形成しておくことが好ましい。
【0016】3は固着用治具であり,両縁辺に係止用突
起16と当接摺動可能に形成したテーパ面31を設けた
板状に形成する。図2に示す状態において固着用治具3
を矢印方向に進入させると,テーパ面31が係止用突起
16を外方に塑性変形させるから,係止用突起16は鎖
線にて示すように永久磁石2の係止面23に食い込む。
従って永久磁石2の外周面および平面21は夫々ハウジ
ング1の円筒状部12の内周面および平坦部11の内面
に隙間なく密着して固着されるのである。
【0017】本実施例においては,係止用突起16をハ
ウジング1の軸線方向に沿う突条によって形成した例を
示したが,これに限らず不連続の複数個の突起としても
よい。また係止用突起16の形状は本実施例以外の形状
としてもよく,要するに永久磁石2の係止面23に向か
って塑性変形可能のものであればよい。更に固着用治具
3としては図2に示すもの以外のものでもよく,前記係
止用突起16に対して塑性変形を与え得るものであれば
よい。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上記述のような構成および作
用であるから,下記の効果を奏し得る。 (1)ハウジング内への永久磁石の挿入が極めて容易で
あり,正確に位置決めできると共に,挿入に伴う摺動そ
の他に起因する非所望な異物の発生がない。 (2)永久磁石のハウジングへの固着力は,係止用突起
の塑性変形による食い込みによって確保されると共に,
食い込み量の調整によって適正な固着力を得ることがで
き,信頼性を大幅に向上させ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部横断面図である。
【図2】本発明の実施例における永久磁石を固着する手
段の例を示す要部縦断面平面図である。
【図3】改良提案に係る固定子を示す要部横断面図であ
る。
【図4】改良提案に係る固定子を示す要部縦断面平面図
である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 永久磁石 3 固着用治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 勝幸 千葉県松戸市松飛台430番地 マブチモー ター株式会社内 (72)発明者 片山 勝彦 千葉県松戸市松飛台430番地 マブチモー ター株式会社内 (72)発明者 広政 邦夫 千葉県松戸市松飛台430番地 マブチモー ター株式会社内 (72)発明者 江橋 健一 千葉県松戸市松飛台430番地 マブチモー ター株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底中空筒状に形成したハウジング内周
    面に永久磁石を固着してなる小型モータ用固定子におい
    て,ハウジングの内周面を夫々対向する2個の平坦面と
    2個の凹円筒面とによって形成すると共に,平坦面に係
    止用突起を設け,可撓性磁石材料により横断面輪郭を円
    弧状に形成した永久磁石の軸線に沿う縁辺に,前記平坦
    面と当接する平面と前記係止用突起に臨む係止面を設
    け,永久磁石をハウジング内に嵌挿した状態における係
    止用突起の塑性変形による係止面への食い込みにより,
    永久磁石の円弧状外周面がハウジングの円筒面にかつ縁
    辺の平面が平坦面に夫々当接し,永久磁石をハウジング
    内に固着するように構成したことを特徴とする小型モー
    タ用固定子。
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