JPH0491607A - 分岐付ケーブルの延線法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は例えばシャフトケーブル等のビルディング屋内
配線用として使用される分岐付ケーブルの延線法に関す
る。

（従来の技術） 通常、ビルディングの屋内配線用ケーブル、特にシャフ
ト内配線に布設されるシャフトケーブルには、単心撚合
ケーブルが使用されている。

而して、シャフトケーブルにおいては各階に配線すべき
分岐ケーブルを階高毎に接続しなければならない。

第５図は従来の単心撚合ケーブルにおける分岐接続部の
正面図である。この図において、幹線１は複数の単心ケ
ーブル２を撚り合わせてなり、各ケーブルはそれぞれ分
岐接続部において導体が露出され、これ等の導体には分
岐ケーブル３の導体がＣ型スリーブによって圧縮接続さ
れている。図にはその１箇のみを４として示しである。

なお、分岐接続部は前記導体間の接続後においてビニル
等のモールド５によって被覆される。

上記従来の分岐付ケーブルには次のような問題がある。

■分岐接続に先立ち幹線ケーブルの撚りをほごす必要が
ある。

■分岐接続部がかさならないように幹線軸方向にずらし
て接続部を構成しているため、モールドも複数回に分け
て行わなければならない。

■モールド完了後において、各単心ケーブル２を元の撚
りのかかった状態に戻してやる必要がある。

■配線を円滑になし得るようにするため、分岐ケーブル
を同一方向に揃えなければならない。

上記■、■の作業はかなり面倒であり、特に幹線を形成
する単心ケーブルが大サイズのものである場合には、困
難且つ長時間の作業を必要とする。

また、上記■の作業も複数回に分けてなされるため、長
時間を必要とする。

さらに、■のようにする結果１分岐接続部の総体の外径
が大きくなり、各階の床のケーブル貫通孔を大きくする
必要がある。

本出願人は上記の諸問題を解決するため、分岐付平型ケ
ーブルにつき開示した。この分岐付平型ケーブルは以下
に説明する構成を有する。すなわち、３相平型ケーブル
のシースを所要長さ剥離した部位において、各線心の導
体を軸方向同一箇所において露出させる。次に、前記各
分岐ケーブルの導体を前記線心導体に、例えばＣ型スリ
ーブ等の適宜構造の圧縮スリーブにより圧縮接続する６
最後に、分岐接続部全体をモールド層によって一括被覆
して分岐付ケーブルとする。

上記構成の前記開示の分岐付平型ケーブルにおいては、
幹線ケーブルが平型ケーブルであり、もともとその複数
の線心は平行配置とされているから、第２図に示した単
心撚合ケーブルのように分岐接続の開始前、終了後にお
ける幹線の線心の配置、形状の変更、修正を必要とせず
、前記■〜■およびそれ等に起因する諸問題を生じるこ
とはない。

（発明が解決しようとする課題） ところが、前記開示の分岐付平型ケーブルにおいては、
複数の線心が部厚いシースによって一体化されているた
め、前記開示の分岐付平型ケーブルはかなりの剛性を示
す。そのため、ケーブルの並線時、布設時に加えるべき
捻りゃ曲げに対する抵抗が大きく、作業に支障を来すこ
とがある。特に、平型ケーブルの面内での曲げ、所謂エ
ッヂワイズの曲げに対する抵抗はケーブルのサイズに関
係なく大であり、ベンダーを使用しても所望の曲がり部
を形成できないこともある。

本発明は上記の事情に基づきなされたもので、前記開示
の前記のような問題を生じることなく延線を行うことが
できる分岐付ケーブルの延線法を提供することを目的と
している。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） 本発明の分岐付ケーブルの延線法は、所定箇所に分岐ケ
ーブルをそれぞれ接続してなる複数条の単心ケーブルを
セットにしてドラムに巻装しておき、前記ドラムを延線
現場に搬送して複数条一括で延線することを特徴とする
。

（作用） 上記構成の本発明平型ケーブルにおいては、幹線を形成
する各単心ケーブル間は分離されており、またそれ等は
撚り合せられていないから、従来の単心撚合ケーブルに
よる分岐付ケーブルにおける種々の問題を生じることは
ない。

また、３条一括の延線により３相の分岐付ケーブルとさ
れるものであるから、前記開示の分岐付平型ケーブルに
おいて見られた延線時の捻りや曲げに対する抵抗はなく
、容易１円滑に延線を行うことができる。

（実施例） 第１図は本発明〜実施例全体の正面図、第２図はその要
部の平面図である。第１図において、ドラム１１には所
定間隔で分岐ケーブル１２を取り付けてなる３条の単心
ケーブル１３がセットにして巻装されている。前記ドラ
ム１１を延線現場に搬送してドラム架台１４に支持させ
る。

延線に際しては、第２図に示すように前記セットにした
３条の単心ケーブル１３をケーブルグリップ１５により
把持し、３条一括して延線する。

なお、この時第３図に示すように前記３条の単心ケーブ
ル１３にはワイヤネット１６が被せられ。

ワイヤネット１６はリング状のロープ１７、撚戻し器１
８を介して延線用ワイヤ１９に連結されている。

なお、延線長さが大である場合には第３図に示すように
して一括延線がなされる。すなわち、各単心ケーブル１
３の端部にはケーブルグリップ１５が取り付けられ、各
ケーブルグリップ１５はリング状のロープ１７、撚戻し
器１８′を介して３条−活版２０に連結され、３条−活
版２０は撚戻し器１８を介して延線用ワイヤ１９に連結
されている。

［発明の効果］ 上記から明らかなように本発明の分岐付ケーブル延線法
により、分離独立してドラムに巻装された分岐付単心ケ
ーブルが延線によって３相ケーブルを構成することとな
るため、従来の分岐付の３相単心撚合ケーブルや分岐付
平型ケーブルにおいて見られた種々の問題は一掃される
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例全体の正面図、第２図はその要
部の平面図、第３図、第４図は前記要部の変形例の平面
図、第５図は従来の単心撚合ケーブルにおける分岐接続
部の正面図である。 ・・・・・・単心ケーブル　１４・・・・・・ドラム架
台　１５・・・・・・ケーブルグリップ　１６山山ワイ
ヤネツト１１・・・・・・ドラム　１２・・・・・・分
岐ケーブル　１３＋２図 十４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 所定箇所に分岐ケーブルをそれぞれ接続してなる複数条
   の単心ケーブルをセットにしてドラムに巻装しておき、
   前記ドラムを延線現場に搬送して複数条一括で延線する
   ことを特徴とする分岐付ケーブルの延線法。