JP3243961B2 - ワイヤハーネス - Google Patents
ワイヤハーネスInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線群の外周に結束用
および保護用としてテープを巻き付けているワイヤハー
ネスにおいて、上記テープの端末固定処理を簡単に行え
るようにしたものである。
および保護用としてテープを巻き付けているワイヤハー
ネスにおいて、上記テープの端末固定処理を簡単に行え
るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用等として用いられるワイ
ヤハーネスは、図3に示すように、幹線1の多数箇所か
ら支線2が分岐し、これら支線2から更に枝線3が分岐
している言わばタコ足形態のものが多く、これら幹線
1、支線2および枝線3の夫々の電線群には、結束用お
よび保護用としてテープ4が巻き付けられている。
ヤハーネスは、図3に示すように、幹線1の多数箇所か
ら支線2が分岐し、これら支線2から更に枝線3が分岐
している言わばタコ足形態のものが多く、これら幹線
1、支線2および枝線3の夫々の電線群には、結束用お
よび保護用としてテープ4が巻き付けられている。
【0003】上記テープ4としては、図4(A)に示す
非粘着テープ4が安価であると共に、巻き付けが容易で
あるため使用されている。該非粘着テープ4を用いた場
合、巻き始め部分は、テープ4をラップ巻きしていくた
めに、巻き始めの端末は2回目の巻き部分で固定される
が、巻き終わり部分の端末では固定できないため、図4
(B)に示す粘着剤5aを塗布した粘着テープ5を用
い、該粘着テープ5を非粘着テープ4の巻終端の外周に
巻き付けて端末を固定している。
非粘着テープ4が安価であると共に、巻き付けが容易で
あるため使用されている。該非粘着テープ4を用いた場
合、巻き始め部分は、テープ4をラップ巻きしていくた
めに、巻き始めの端末は2回目の巻き部分で固定される
が、巻き終わり部分の端末では固定できないため、図4
(B)に示す粘着剤5aを塗布した粘着テープ5を用
い、該粘着テープ5を非粘着テープ4の巻終端の外周に
巻き付けて端末を固定している。
【0004】ワイヤハーネスの幹線1、支線2および枝
線3へのテープ4、5の巻き付けは、図5に示すよう
に、ワイヤハーネス組立図板6上で電線群wを治具7に
より布線した後に行っている。該テープ巻きは、幹線1
のテープ巻き(I)→支線2のテープ巻き(II)→枝線
3のテープ巻き(III)の順序で、幹線側から、順次、
分岐している側へと行っており、かつ、テープ巻きの方
向は夫々矢印で示す方向に向かって行われている。
線3へのテープ4、5の巻き付けは、図5に示すよう
に、ワイヤハーネス組立図板6上で電線群wを治具7に
より布線した後に行っている。該テープ巻きは、幹線1
のテープ巻き(I)→支線2のテープ巻き(II)→枝線
3のテープ巻き(III)の順序で、幹線側から、順次、
分岐している側へと行っており、かつ、テープ巻きの方
向は夫々矢印で示す方向に向かって行われている。
【0005】すなわち、まず、幹線1の一端より他端に
向かって非粘着テープ4がラップ巻きされ、その他端側
の巻終端を粘着テープ5で固定する。ついで、支線2の
幹線側分岐点よりコネクタ接続側の先端に向かって非粘
着テープ4を巻き付けて、先端の巻終端を粘着テープ5
で固定する。つづいて、枝線3の支線側分岐点よりコネ
クタ接続側の先端に向かって非粘着テープ4を巻き付け
て、先端の巻終端を粘着テープ5で固定する。枝線3よ
り更に分岐線がある場合は、これら分岐線に同様に分岐
点より先端に向かって非粘着テープ4を巻き付けて、先
端を粘着テープ5で固定している。
向かって非粘着テープ4がラップ巻きされ、その他端側
の巻終端を粘着テープ5で固定する。ついで、支線2の
幹線側分岐点よりコネクタ接続側の先端に向かって非粘
着テープ4を巻き付けて、先端の巻終端を粘着テープ5
で固定する。つづいて、枝線3の支線側分岐点よりコネ
クタ接続側の先端に向かって非粘着テープ4を巻き付け
て、先端の巻終端を粘着テープ5で固定する。枝線3よ
り更に分岐線がある場合は、これら分岐線に同様に分岐
点より先端に向かって非粘着テープ4を巻き付けて、先
端を粘着テープ5で固定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、幹線側
からテープを巻き付け、該幹線側から分岐した順序で、
分岐点より先端側に向かってテープを巻き付けていく
と、幹線の他端の1カ所と、分岐させた個数分に相当す
る先端箇所に粘着テープを巻き付けなければならない。
即ち、図3に示す例では、5カ所に粘着テープ5を巻き
付けなければならない。
からテープを巻き付け、該幹線側から分岐した順序で、
分岐点より先端側に向かってテープを巻き付けていく
と、幹線の他端の1カ所と、分岐させた個数分に相当す
る先端箇所に粘着テープを巻き付けなければならない。
即ち、図3に示す例では、5カ所に粘着テープ5を巻き
付けなければならない。
【0007】粘着テープ5で端末を固定する場合、非粘
着テープ4を持って巻き付けていた作業を一時的に中断
して、粘着テープ5を持ち変えて巻き付ける作業が必要
となる。上記5カ所に粘着テープ5を巻き付ける場合、
5回のテープ持ち替え作業が必要となり、作業性が極め
て悪くなる問題があった。
着テープ4を持って巻き付けていた作業を一時的に中断
して、粘着テープ5を持ち変えて巻き付ける作業が必要
となる。上記5カ所に粘着テープ5を巻き付ける場合、
5回のテープ持ち替え作業が必要となり、作業性が極め
て悪くなる問題があった。
【0008】また、粘着テープ5は非粘着テープ4と比
較して高価であるため、使用箇所が多いと、それだけ材
料費が高くなる問題もあり、上記作業時間がかかること
と併せて、コスト高になる欠点があった。
較して高価であるため、使用箇所が多いと、それだけ材
料費が高くなる問題もあり、上記作業時間がかかること
と併せて、コスト高になる欠点があった。
【0009】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
もので、粘着テープの使用箇所を減少して、ワイヤハー
ネスの形態がどのような形態であっても、すなわち、幹
線から分岐する支線の個数、支線から分岐する枝線の個
数に拘わらず、粘着テープの使用箇所を1カ所となるよ
うにして、テープ巻き作業の効率化を図ることを目的と
している。
もので、粘着テープの使用箇所を減少して、ワイヤハー
ネスの形態がどのような形態であっても、すなわち、幹
線から分岐する支線の個数、支線から分岐する枝線の個
数に拘わらず、粘着テープの使用箇所を1カ所となるよ
うにして、テープ巻き作業の効率化を図ることを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、電線群の結束用および保護用として、ワ
イヤハーネスの幹線、該幹線より分岐した支線、該支線
より更に分岐した枝線の外周にテープをラップ巻きで巻
き付ける方法であって、上記枝線のコネクタ接続側の先
端より第1の非粘着テープが支線との分岐側に向かって
巻き付けられ、支線には少なくとも1回巻き付けた後に
切り離すと共に、支線のコネクタ接続側の先端より第2
の非粘着テープが上記分岐点で切り離した第1の非粘着
テープの巻終端末を巻き込んで幹線との分岐側に向かっ
て巻き付けられ、幹線には少なくとも1回巻き付け後に
切り離し、該幹線の一端側より第3の非粘着テープが上
記分岐点で切り離した上記第2の非粘着テープの巻終端
末を巻き込んで他端側へと巻き付けられ、該第3の非粘
着テープの巻終端末のみ粘着テープが巻き付けられて固
定される一方、上記第1、第2および第3の非粘着テー
プの各巻き始め端は、巻始めの1回巻目の外周面に2回
巻目をラップさせて夫々固定しているワイヤハーネスの
テープ巻き付け方法を提供している。
め、本発明は、電線群の結束用および保護用として、ワ
イヤハーネスの幹線、該幹線より分岐した支線、該支線
より更に分岐した枝線の外周にテープをラップ巻きで巻
き付ける方法であって、上記枝線のコネクタ接続側の先
端より第1の非粘着テープが支線との分岐側に向かって
巻き付けられ、支線には少なくとも1回巻き付けた後に
切り離すと共に、支線のコネクタ接続側の先端より第2
の非粘着テープが上記分岐点で切り離した第1の非粘着
テープの巻終端末を巻き込んで幹線との分岐側に向かっ
て巻き付けられ、幹線には少なくとも1回巻き付け後に
切り離し、該幹線の一端側より第3の非粘着テープが上
記分岐点で切り離した上記第2の非粘着テープの巻終端
末を巻き込んで他端側へと巻き付けられ、該第3の非粘
着テープの巻終端末のみ粘着テープが巻き付けられて固
定される一方、上記第1、第2および第3の非粘着テー
プの各巻き始め端は、巻始めの1回巻目の外周面に2回
巻目をラップさせて夫々固定しているワイヤハーネスの
テープ巻き付け方法を提供している。
【0011】なお、上記非粘着テープは、電線群の外周
面に巻き付けるテープを先に巻き付けた外周面の幅方向
の略半分に被せて巻き付けていくハーフラップ巻きを行
い、よって、巻始側では、1回巻目のテープの外周面に
2回巻目のテープが被さることにより、粘着テープを用
いなくても固定されている。
面に巻き付けるテープを先に巻き付けた外周面の幅方向
の略半分に被せて巻き付けていくハーフラップ巻きを行
い、よって、巻始側では、1回巻目のテープの外周面に
2回巻目のテープが被さることにより、粘着テープを用
いなくても固定されている。
【0012】
【作用】本発明のワイヤハーネスでは、ワイヤハーネス
の幹線側から順次分岐していく端末側の枝線の先端側か
ら非粘着テープを分岐位置まで巻き付けて分岐位置で切
り離し、該分岐位置で切り離し端を巻き込んで、順次非
粘着テープを巻き付けていき、分岐位置での切り離し端
は全てテープに巻き込んで処理しているため、粘着テー
プにより端末を固定する必要がある箇所は幹線に巻き付
ける非粘着テープの巻終端のみとすることができる。す
なわち、ワイヤハーネスに分岐態様がどのような形態で
あっても、粘着テープで固定する必要がある箇所は1カ
所のみとすることができる。その結果、非粘着テープに
より略全体を順次巻き付けていくことができ、支線及び
枝線の先端毎に粘着テープを巻く必要がなくなる。
の幹線側から順次分岐していく端末側の枝線の先端側か
ら非粘着テープを分岐位置まで巻き付けて分岐位置で切
り離し、該分岐位置で切り離し端を巻き込んで、順次非
粘着テープを巻き付けていき、分岐位置での切り離し端
は全てテープに巻き込んで処理しているため、粘着テー
プにより端末を固定する必要がある箇所は幹線に巻き付
ける非粘着テープの巻終端のみとすることができる。す
なわち、ワイヤハーネスに分岐態様がどのような形態で
あっても、粘着テープで固定する必要がある箇所は1カ
所のみとすることができる。その結果、非粘着テープに
より略全体を順次巻き付けていくことができ、支線及び
枝線の先端毎に粘着テープを巻く必要がなくなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1(C)は実施例のワイヤハーネス10を示
し、該ワイヤハーネス10は図1(A)(B)の工程を
へて(C)に示すワイヤハーネス10が形成されてい
る。ワイヤハーネス10は幹線11から複数の支線12
A、12B、…が分岐し、各支線12A、12B、…か
ら枝線13A、13B、…が分岐している。なお、枝線
13A、13Bからも更に枝線が分岐する場合もある。
する。図1(C)は実施例のワイヤハーネス10を示
し、該ワイヤハーネス10は図1(A)(B)の工程を
へて(C)に示すワイヤハーネス10が形成されてい
る。ワイヤハーネス10は幹線11から複数の支線12
A、12B、…が分岐し、各支線12A、12B、…か
ら枝線13A、13B、…が分岐している。なお、枝線
13A、13Bからも更に枝線が分岐する場合もある。
【0014】上記幹線11、支線12A、12B及び枝
線13A、13Bの電線群wには結束用及び保護用とし
てテープを巻き付けており、該テープとして前記図4
(A)に示す非粘着テープ4が用いられている。該非粘
着テープ4として綿テープあるいは塩化ビニールテープ
を用いており、粘着剤が塗布されておらず、重ねて巻き
付けても相互に固着しない。
線13A、13Bの電線群wには結束用及び保護用とし
てテープを巻き付けており、該テープとして前記図4
(A)に示す非粘着テープ4が用いられている。該非粘
着テープ4として綿テープあるいは塩化ビニールテープ
を用いており、粘着剤が塗布されておらず、重ねて巻き
付けても相互に固着しない。
【0015】上記非粘着テープ4は、図1(A)に示す
ように、まず、第1段階(I)で、幹線11側から見て
最も端末側で分岐させた枝線13A、13Bのコネクタ
15と接続する側の先端側から分岐点b1に向かって矢
印で示す方向に第1の非粘着テープ4Iが巻き付けてい
る。
ように、まず、第1段階(I)で、幹線11側から見て
最も端末側で分岐させた枝線13A、13Bのコネクタ
15と接続する側の先端側から分岐点b1に向かって矢
印で示す方向に第1の非粘着テープ4Iが巻き付けてい
る。
【0016】非粘着テープ4は図2に示すように、ハー
フラップ巻きをしており、先に巻き付けたテープの外周
面に、テープの幅方向の略半分に重なるように順次巻き
付けている。よって、巻始めの1回巻目4aの外周面
は、次ぎの2回巻目4bによりラップされて固定され
る。即ち、粘着テープ5を用いなくても非粘着テープ4
の巻始め端末は固定される。
フラップ巻きをしており、先に巻き付けたテープの外周
面に、テープの幅方向の略半分に重なるように順次巻き
付けている。よって、巻始めの1回巻目4aの外周面
は、次ぎの2回巻目4bによりラップされて固定され
る。即ち、粘着テープ5を用いなくても非粘着テープ4
の巻始め端末は固定される。
【0017】上記枝線13A、13Bに対して先端側か
ら巻き付けた第1の非粘着テープ4Iを支線12A、1
2Bとの分岐点b1で切り離し、切り離し端末4cを支
線12A、12Bに少なくとも1回巻き付けている。し
かしながら、これら切り離し端末4cは図2に示すよう
に、先に巻かれたテープの外周面にラップさせているだ
けであるため、固定処理が必要となっている。
ら巻き付けた第1の非粘着テープ4Iを支線12A、1
2Bとの分岐点b1で切り離し、切り離し端末4cを支
線12A、12Bに少なくとも1回巻き付けている。し
かしながら、これら切り離し端末4cは図2に示すよう
に、先に巻かれたテープの外周面にラップさせているだ
けであるため、固定処理が必要となっている。
【0018】次ぎに、図1(B)に示すように、第2段
階(II)で、支線12A、12Bのコネクタ接続側の先
端より枝線13A、13Bとの分岐点b1を通って幹線
11との分岐点b2へて矢印で示す方向に第2の非粘着
テープ4IIをハーフラップ巻きで巻き付けている。該巻
き付け過程で、分岐点b1において、枝線13A、13
Bに巻き付けた第1の非粘着テープ4Iの切り離し端末
4cが巻き込まれて、該切り離し端末4cは固定され
る。これら支線12A、12Bは幹線11との分岐点b
2で切り離され、該切り離し端末4cを幹線11に少な
くとも1回は巻き付けている。巻始側端末は枝線側と同
様にハーフラップ巻きであるために固定されている。
階(II)で、支線12A、12Bのコネクタ接続側の先
端より枝線13A、13Bとの分岐点b1を通って幹線
11との分岐点b2へて矢印で示す方向に第2の非粘着
テープ4IIをハーフラップ巻きで巻き付けている。該巻
き付け過程で、分岐点b1において、枝線13A、13
Bに巻き付けた第1の非粘着テープ4Iの切り離し端末
4cが巻き込まれて、該切り離し端末4cは固定され
る。これら支線12A、12Bは幹線11との分岐点b
2で切り離され、該切り離し端末4cを幹線11に少な
くとも1回は巻き付けている。巻始側端末は枝線側と同
様にハーフラップ巻きであるために固定されている。
【0019】次ぎに、図1(C)に示すように、第3段
階(III)で、幹線11の一端より他端側に向けって矢
印で示すように第3の非粘着テープ4IIIをハーフラッ
プ巻きで巻き付けられる。この巻き付け過程で分岐点b
2において支線12A、12Bに巻き付けた第2の非粘
着テープ4IIの切り離し端末4cが巻き込まれて固定さ
れる。幹線11に巻き付けた第3の非粘着テープ4III
の先端は、他の非粘着テープにより巻き込んで固定でき
ないため、図4(B)に示す粘着テープ5が巻き付けら
れて固定される。該粘着テープ5は塩化ビニールテープ
の一面に粘着剤5aを塗布した構成からなり、粘着剤5
a側を非粘着テープ4III側に接触させて巻き付けるこ
とにより第3の非粘着テープ4IIIの端末は固定され
る。
階(III)で、幹線11の一端より他端側に向けって矢
印で示すように第3の非粘着テープ4IIIをハーフラッ
プ巻きで巻き付けられる。この巻き付け過程で分岐点b
2において支線12A、12Bに巻き付けた第2の非粘
着テープ4IIの切り離し端末4cが巻き込まれて固定さ
れる。幹線11に巻き付けた第3の非粘着テープ4III
の先端は、他の非粘着テープにより巻き込んで固定でき
ないため、図4(B)に示す粘着テープ5が巻き付けら
れて固定される。該粘着テープ5は塩化ビニールテープ
の一面に粘着剤5aを塗布した構成からなり、粘着剤5
a側を非粘着テープ4III側に接触させて巻き付けるこ
とにより第3の非粘着テープ4IIIの端末は固定され
る。
【0020】上記ワイヤハーネス10に対する非粘着テ
ープ4(4I、4II、4III)および粘着テープ5の巻き
付けは、従来と同様に図5に示すワイヤハーネス組立図
板6上でなされ、上述した工程に従い順次非粘着テープ
4を電線群wに巻き付けて、最後の幹線の巻終端末にの
み粘着テープ5を巻き付けて、テープの巻き付け工程を
終了している。
ープ4(4I、4II、4III)および粘着テープ5の巻き
付けは、従来と同様に図5に示すワイヤハーネス組立図
板6上でなされ、上述した工程に従い順次非粘着テープ
4を電線群wに巻き付けて、最後の幹線の巻終端末にの
み粘着テープ5を巻き付けて、テープの巻き付け工程を
終了している。
【0021】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わるワイヤハーネスのテープ巻き付け方法では、電
線群の結束および保護を図るために巻き付けるテープと
して安価な非粘着テープを用いた場合、分岐側の先端か
ら分岐点まで巻き付け、該分岐点で切り離した端末を、
次ぎに巻き付けていくテープで巻き込んで固定していく
ため、最終的に幹線の巻終端末の1カ所のみを粘着テー
プで固定するだけでよい。よって、テープの巻き付け時
に、従来のように支線および枝線の先端端末毎に粘着テ
ープを巻き付ける手数を省くことができ、テープ巻き作
業の能率向上を図ることができる。かつ、高価な粘着テ
ープの使用量を低減できるために、コストの低減を図る
ことができる。
に係わるワイヤハーネスのテープ巻き付け方法では、電
線群の結束および保護を図るために巻き付けるテープと
して安価な非粘着テープを用いた場合、分岐側の先端か
ら分岐点まで巻き付け、該分岐点で切り離した端末を、
次ぎに巻き付けていくテープで巻き込んで固定していく
ため、最終的に幹線の巻終端末の1カ所のみを粘着テー
プで固定するだけでよい。よって、テープの巻き付け時
に、従来のように支線および枝線の先端端末毎に粘着テ
ープを巻き付ける手数を省くことができ、テープ巻き作
業の能率向上を図ることができる。かつ、高価な粘着テ
ープの使用量を低減できるために、コストの低減を図る
ことができる。
【図1】 (A)(B)(C)は本発明のワイヤハーネ
スのテープ巻き工程を示す斜視図である。
スのテープ巻き工程を示す斜視図である。
【図2】 上記実施例のテープの電線群に対する巻き付
け方法を示す斜視図である。
け方法を示す斜視図である。
【図3】 従来のワイヤハーネスのテープ巻き方法を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】 (A)は非粘着テープの斜視図、(B)は粘
着テープの斜視図である。
着テープの斜視図である。
【図5】 ワイヤハーネス組立図板上でのテープ巻き作
業を示す斜視図である。
業を示す斜視図である。
4 非粘着テープ 4I 第1の非粘着テープ 4II 第2の非粘着テープ 4III 第3の非粘着テープ 4a 巻始端末 4c 巻終り切り離し端末 5 粘着テープ 10 ワイヤハーネス 11 幹線 12A、12B 支線 13A、13B 枝線
Claims (2)
- 【請求項1】 電線群の結束用および保護用として、ワ
イヤハーネスの幹線、該幹線より分岐した支線、該支線
より更に分岐した枝線の外周にテープをラップ巻きで巻
き付ける方法であって、 上記枝線のコネクタ接続側の先端より第1の非粘着テー
プが支線との分岐側に向かって巻き付けられ、支線には
少なくとも1回巻き付けた後に切り離すと共に、支線の
コネクタ接続側の先端より第2の非粘着テープが上記分
岐点で切り離した第1の非粘着テープの巻終端末を巻き
込んで幹線との分岐側に向かって巻き付けられ、幹線に
は少なくとも1回巻き付け後に切り離し、該幹線の一端
側より第3の非粘着テープが上記分岐点で切り離した上
記第2の非粘着テープの巻終端末を巻き込んで他端側へ
と巻き付けられ、該第3の非粘着テープの巻終端末のみ
粘着テープが巻き付けられて固定される一方、上記第
1、第2および第3の非粘着テープの各巻き始め端は、
巻始めの1回巻目の外周面に2回巻目をラップさせて夫
々固定しているワイヤハーネスのテープ巻き付け方法。 - 【請求項2】 上記第1、第2、第3の非粘着テープは
先に巻き付けたテープの外周面に、テープの幅方向の略
半分が重なるように順次巻き付けるハーフラップ巻きと
し、上記第1、第2、第3の非粘着テープの巻始め端に
おいて、1回巻目の外周面の幅方向の半分に2回巻目を
ラップさせて固定している請求項1に記載のワイヤハー
ネスのテープ巻き付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05619895A JP3243961B2 (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | ワイヤハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05619895A JP3243961B2 (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | ワイヤハーネス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08249935A JPH08249935A (ja) | 1996-09-27 |
JP3243961B2 true JP3243961B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=13020431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05619895A Expired - Fee Related JP3243961B2 (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | ワイヤハーネス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3243961B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016006546A1 (ja) * | 2014-07-09 | 2016-01-14 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤーハーネス用シート及びワイヤーハーネス |
-
1995
- 1995-03-15 JP JP05619895A patent/JP3243961B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08249935A (ja) | 1996-09-27 |
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