JPH0437299A

JPH0437299A - ディジタル音響信号処理装置

Info

Publication number: JPH0437299A
Application number: JP2143152A
Authority: JP
Inventors: Mineo Ito; 伊藤　峰雄; Masami Shibao; 芝尾　正巳
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1990-05-31
Filing date: 1990-05-31
Publication date: 1992-02-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、ディジタル音響信号の音質調整、残響付加等
を行うためのディジタル音響信号処理装置に関するもの
である。

従来の技術従来より、ディジタル音響信号の音質を調整したり、残
響を付加するディジタル音響処理装置が知られていると
ともに、アナログ音響信号の音質を調整したり、アナロ
グ音響信号に残響を付加するアナログ音響処理装置が知
られている。

発明が解決しようとする課題しかしながら、前記従来のデイシアタル音響処理装置で
は、アナログ音響信号の音質調整、残響付加を行うこと
ができず、また前記アナログ音響信号処理装置では、デ
ィジタル音響信号の音質調整、残響付加を行うことがで
きないものであった。

本発明は一１上記従来の問題を解決するものであり、ア
ナログ音響信号でもディジタル音響信号でも音質を調整
できるとともに、残響を付加できるディジタル音響信号
処理装置を提供するものである。また、本発明は、アナ
ログ音響信号の信号処理を行う際に、ディジタル入力信
号系回路で発生する発振信号がノイズとならないディジ
タル音響信号処理装置を提供するものである。

課題を解決するための手段本発明は、上記目的を達成するために、ディジタル音響
信号を復調する復調部と、アナログ音響信号をディジタ
ル信号に変換するアナログ・ディジタル変換回路と、上
記復調部の出力又は上記アナログ・ディジタル変換回路
の出力を選択する入力切換部と、この入力切換部から出
力されるデインタル信号に残響を付加する残響付加手段
を含むディジタル音響信号処理手段と、このディジタル
音響信号処理手段を制御する制御部と、上記ディジタル
音響信号処理手段の出力をアナログ信号に変換するディ
ジタル・アナログ変換回路とを具備したことを特徴とす
るものである。

作用本発明は、上記のような構成であり、入力切換部の切換
えにより、復調部で復調されたデイシアタル音響信号又
はアナログ・ディジタル変換回路でディジタル信号に変
換された信号を選択し、この信号に残響を付加したり、
音質を調整したりすることができる。

また、本願発明では、入力切換部によりアナログ音響信
号を選択した際に、ディジタル音響信号用の復調部の動
作を停止状態とするため、上記復調部で発生する発振出
力がアナログ音響機器に入力することにより発生する雑
音を防止できる。

実施例以下に本発明の一実施例について図面とともに説明する
。本実施例は車載用のディジタル音響信号処理装置の例
である。第１図は本発明の一実施例の概略を示している
。第１図において、■はコンパクトディスクプレーヤ等
のディジタル音響信号を復調する復調部であり、この復
調部１は第７図に示すように、デコーダ４０とＰＬＬ回
路４１とから構成され、入力されたディジタル音響信号
の中からＰＬＬ回路４１によってプリアンプルを抽出す
ることにより、右信号データ及び左信号データ、ユーザ
ーデータ等を分離して出力する。２はラジオ受信機、カ
セットデツキ等から出力されるアナログ音響信号をディ
ジタル信号に変換するアナログ／ディジタル変換回路（
Ａ／Ｄ変換回路）である。３は制御部１０から出力され
る切換信号によって上記復調部１の出力又は上記Ａ／Ｄ
変換回路２の出力を選択する入力切換部、４はトーンコ
ントロール部であり、このトーンコントロール部４は第
８図に示すように低域特性（Ｌ）、中域特性（Ｍ）、高
域特性（Ｈ）を調整するものである。第３図は上記トー
ンコントロール部４の機能ブロックを示している。この
トーンコントロール部４は第３図に示すように、中域特
性（Ｍ）を決めるフィルタ（２次ＩＩＲフィルタ）３０
１高域特性（Ｈ）を決めるフィルタ３１及び低域特性（
Ｌ）を決めるフィルタ３２からなり、上記フィルタ３０
．３１．３２は遅延パラメータと乗算器から構成され、
乗算器に乗算値を設定することにより、第８図に示す低
域特性（Ｌ）、中域特性（Ｍ）及び高域特性（Ｈ）が得
られる。なお乗算器に設定するデータは制御部１０がら
供給され、この乗算器に設定するデータを変更すること
により、第８図の特性を変更できる。５は残響付加回路
、６はメモリであり、この残響付加回路５とメモリ６と
の詳細を第４図に示す。第４図において、６はメモリ、
３５．３６．３７．３８はそれぞれフロント左用（Ｆｒ
ｏｎｔ　Ｌ）、フロント石川（Ｆｒｏｎｔ　　Ｒ）、リ
ア有用（Ｒｅａｒ　Ｒ）、リア左用（Ｒｅａｒ　Ｌ）の
残響付加部であり、各残響付加部の構成は同様であるの
で、フロント圧用の残響付加部３５の構成を説明する。

メモリ６より順次遅延して読出される信号（Ａ）〜（Ｎ
）は乗算器で減衰され反射音信号となる。３９はローパ
スフィルタであり、上記反射音信号の高域成分はこのロ
ーパスフィルタ３９で除去される。ローパスフィルタ３
９を介した反射音信号は、メモリ６から読出された直接
音信号（ａ）（ｂ）と混合され、フロント左信号となる
。同様にして他の残響付加部３６，３７，３８から残響
が付加された信号が出力される。第１図において、７は
イコライザ部であり、このイコライザ部７は第５図に示
すように複数のフィルタ３３，３４・・・・から構成さ
れ、第９図に示す特性となる。イコライザ部７の各フィ
ルタ３３．３４・・・は遅延パラメータと乗算器から構
成され乗算器に設定する乗算値によって、フィルタの中
心周波数、先鋭度（Ｑ）、ゲインを変えることができる
。なお各フィルタ３３．３４．　　・・・への乗算値は
制御部１０から供給される。８はイコライザ７の出力を
ディジタル／アナログ変換するディジタル／アナログ変
換回路（Ｄ／Ａ変換回路）、９は音量を制御する音量制
ａ部である。１０は上記トーンコントロール部４、残響
付加部５、イコライザ部７、音量調整部９を制御する制
御部であり、この制御部１０はマイクロコンピュータ等
から構成される。１１は各種の動作指令を入力するため
のキー人力部、１２はキー人力制御部であり、このキー
人力制御部１２はキー人力部１１の操作キーを判別して
１ｌＵｉ１部１０に動作指令を行うものである。１３は
制御部１０によって制御される表示部であり、この表示
部１３で周波数特性、音量等を表示する。１４はイコラ
イザ部７へのデータの書換えの許可、書換え禁止を設定
するための設定キーである。

第２図は、上記実施例の正面を示している。第２図にお
いて、１３は機器本体の正面中央に配置された前記表示
部であり、この表示部１３の外周部には、電源スイッチ
２０．前記キー人力部１１を構成する各種キー２１〜３
９が配置されている。第２図において、キー２１はセレ
クトキーであり、このセレクトキー２１は通常は音量調
整モード、左・右信号のバランス調整モード、リア用信
号の音量調整モードの切換えに使用され、セレクトキー
を押すことにより所定のモードを選択した後に、アップ
キー２２、ダウンキー２３を操作することにより、音量
が調整される。２４〜２６はトーンコントロール部４、
イコライザ部７の特性を決めるデータのメモリへの書込
み及び読出しを行うイコライザメモリ書込み／読出しキ
ー、２７はイコライザ調整モードキーであり、このキー
２７を操作してイコライザ調整モードに移行した後にセ
レクトキー２１を操作すると、トーンコントロール部４
及びイコライザ部７のゲイン調整モード、周波数バンド
調整モード、周波数調整モード、Ｑ調整モードに順次切
換えられるものであり、各調整モードにおいてアップキ
ー２２．ダウンキー２３を操作することにより、例えば
第９図における周波数ｆ’、Ｑ１ゲインが調整できるも
のである。第２図において、３３〜３７は、残響付加部
５に設定するデータを制御部１０のメモリに書き込んだ
り、読み出すためのキーであり、このキー３３〜３７を
操作すると、制御部１０内に記憶されていたデータが残
響付加８５の乗算器に設定され、有名なホール等と同様
の残響が付加されるものである。

次に、本実施例の動作について説明する。第１図におい
て、復調部１に接続されたＣＤプレーヤからのディジタ
ル音響信号を処理する場合、キー人力部１１のディジタ
ル選択キー３２を操作する。このディジタル選択キー３
２の操作により制御部１０より入力切換部３に切換信号
が出力され、復調部１からの出力がトーンコントロール
部４に入力される。トーンコントロール部４の出力は残
響付加部５で処理され、さらにイコライザ部７を介して
Ｄ／Ａ変換回路８でアナログ信号に変換され、音量調整
部９を介して出力される。また、ラジオ受信機、カセッ
トデツキ等のようなアナログ音響機器の出力を処理する
場合には、アナログ選択キー３１を操作する。アナログ
選択キー３１を操作すると、制御部１０から入力切換部
３に切換信号が出力され、Ａ／Ｄ変換回路２の出力が選
択されてトーンコントロール部４に供給され、前記ディ
ジタル信号の処理と同様の処理が行われ、音量調整部９
より出力される。なお、入力切換部３へ切換信号が出力
される際に、復調部１に発振停止信号が印加される。こ
の発振停止信号は、第７図に示すように、復調部１を構
成するＰＬＬ回路４１の電圧制御発振器（ＶＣＯ）４２
に印加され、このＶＣＯ４２の発振を停止させる。

このように、本実施例によれば、アナログ音響信号又は
ディジタル音響信号を選択して、その音響信号の音質調
整、残響付加等を行うことができる。また本実施例によ
れば、アナログ音響信号選択時に、復調部１を構成する
ＰＬＬ回路４１のＶＣＯ４２の発振を停止させるため、
ｖＣＯ４２の発振出力が、プリント基板の導体パターン
間の容量結合等により、入力切換部３、Ａ／Ｄ変換回路
２を介してアナログ音響機器に入力することによるノイ
ズ発生を防止できる。

第７図は、イコライザ調整モードキー２７を操作した際
の動作フローであり、イコライザ調整モードキー２７を
操作すると、イコライザ調整モートがスタートする（ス
テップａ〉。イコライザ調整モードでは、まずステップ
ｂでトーンコントローラ部４の調整が可能となり、第８
図に示す低域特性、中域特性、高域特性をアップキー、
ダウンキー等の操作で調整できる。次にステップＣで設
定キー１４のオン、オフが判定される。設定キー１４が
オンされている場合には、イコライザ部７へのデータ書
込みが禁止され、設定キー１４がオフになっている場合
のみアップキー、ダウンキーの操作でイコライザ部７へ
のデータの書込みが可能になる。ステップＣでイコライ
ザ固定か否か、すなわち設定キー１４がオンかオフかが
判定され、設定キー１４がオンと判定された場合には、
ステップｅにおいて、イコライザ調整モードが終了する
。ステップＣでイコライザ固定でない、すなわち設定キ
ー１４がオフと判定された場合には、ステップｄに移行
し、イコライザ部７へのデータ書換えが可能となる。こ
のように本実施例によれば、設定キー１４により、イコ
ライザ部７を調整可能又は調整不可の状態にすることが
でき、−旦調整されたイコライザ部７の特性が、操作路
りにより、又は他人によって変更されることがな（なる
ものである。

発明の効果本発明は上記のような構成であり、アナログ音響機器の
音響出力でも、またディジタル音響機器の音響出力でも
共通のディジタル音響信号処理手段を介することにより
残響を付加したすることかりできる。また、本発明によ
れば、アナログ音響信号選択時には、ディジタル信号用
の復調部を不動作とするため、ディジタル信号系の信号
がアナログ信号系の雑音源となることを防止できる利点
を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるディジタル音響信号
処理装置のブロック図、第２図は同装置の正面図、第３
図は同装置のトーンコントロール部の機能ブロック図、
第４図は同装置の残響付加部の機能ブロック図、第５図
は同装置のイコライザ部の機能ブロック図、第６図は同
装置の動作フロー、第７図は同装置の復調部のブロック
図、第８図、第９図は同装置の特性説明図である。１・・・復調部、２・・・Ａ／Ｄ変換回路、３・・・入
力切換部、４・・・トーンコントロール部、５・・・残
響付加部、６・・・メモリ、７゜・・イコライザ部、８
・・・Ｄ／Ａ変換回路、１０・・・制御部、１１・・・
キー人力部、１２・・・キー人力制御部、１３・・・表
示部、１４・・・設定キー代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名第図ｌ嘉工へｒｙ第図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）、ディジタル音響信号を復調する復調部と、アナ
ログ音響信号をディジタル信号に変換するアナログ・デ
ィジタル変換回路と、上記復調部の出力又は上記アナロ
グ・ディジタル変換回路の出力を選択する入力切換部と
、この入力切換部から出力されるディジタル信号に残響
を付加する残響付加手段を含むディジタル音響信号処理
手段と、このディジタル音響信号処理手段を制御する制
御部と、上記ディジタル音響信号処理手段の出力をアナ
ログ信号に変換するディジタル・アナログ変換回路とを
具備してなるディジタル音響信号処理装置。
（２）、残響付加手段とトーンコントロール部とイコラ
イザ部とからディジタル音響信号処理手段を構成してな
る請求項第１項記載のディジタル音響信号処理装置。
（３）、入力切換部によりアナログ・ディジタル変換回
路の出力が選択された際に復調部に動作停止信号を供給
する制御部を具備してなる請求項第１項記載のディジタ
ル音響信号処理装置。
（４）、デコーダとＰＬＬ回路とで復調部を構成し、入
力切換部によりアナログ・ディジタル変換回路の出力が
選択された際に制御部から出力される停止信号を、上記
ＰＬＬ回路の電圧制御発振回路に供給することによりＰ
ＬＬ回路の動作を停止させることを特徴とする請求項第
１項記載のディジタル音響信号処理装置。