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JPS6386908A - 利得調整回路 - Google Patents

利得調整回路

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Publication number
JPS6386908A
JPS6386908A JP23014186A JP23014186A JPS6386908A JP S6386908 A JPS6386908 A JP S6386908A JP 23014186 A JP23014186 A JP 23014186A JP 23014186 A JP23014186 A JP 23014186A JP S6386908 A JPS6386908 A JP S6386908A
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JP
Japan
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digital
input
signal
gain
volume
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JP23014186A
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JPH0445004B2 (ja
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Masayuki Iwamatsu
正幸 岩松
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
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Publication of JPS6386908A publication Critical patent/JPS6386908A/ja
Publication of JPH0445004B2 publication Critical patent/JPH0445004B2/ja
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 この発明は、ディジタル入力をディジタルアンプとディ
ジタルボリウムで利得調整して、アナログ信号に変換し
て出力する回路を有する利得調整回路に関し、D/A変
換等のディジタル処理部でのノイズ(誤差ノイズ、量子
化ノイズ等)によるS/Nの劣化を総合的に防止したも
のである。
(発明の背景) ディジタル信号を入力して、ディジタルフィルタリング
やD/A変換等のディジタル信号処理をして、アナログ
にて信号を出力する回路において、利得調整機能を持た
せる場合(例えばディジタル入力端子を持つオーディオ
用コントロールアンプ等を構成する場合)、例えば第1
7図のように、ディジタル入力を可変利得回路1(ディ
ジタルアンプ1aおよびディジタルボリウム1b)に入
力し、その出力をO/A変換器2にてアブログ信号に変
換して出力する構成が考えられる。
ここで、ディジタルアンプ1aは、この回路全体の定格
利得Gを与えるもので、オーディオ用コントロールアン
7の場合、一般的には20(IBのゲインに設定されて
いる。また、ディジタルボリウム1bは、利得調整を行
なうもので、一般的には0〜−oodBの範囲で減衰量
を可変して、回路全体の総合利得をG〜−oodBの範
囲で調整する。ディジタルボリウムにおける減衰量の調
整は、例えば粗い調整をビットシフトで行ない、細かい
調整を係数の乗算で行なうことができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記第17図の回路構成のようにD/A変換前のディジ
タル処理部のみにおいて可変利得回路1を構成すると、
ディジタル入力信号を可変利得処理することはできても
、マスタボリウムを小さく絞った場合(総合利得を小さ
くした場合)、D/A変換器2やその他可変利得回路1
とD/A変換器2の間に配置されるディジタル処理回路
(例えばディジタルトーンコントロール等)には小し、
ベルで信号が入力されることになる。
一般に、D/A変換器等のディジタル処理回路において
発生するノイズ(誤差ノイズ、母子化ノイズ等)は、処
理のビット数で決まる値で一定化し、小レベルの信号は
ど入力に含まれるノイズの割合は大きくなる。
このため、前記第17図の回路構成では、マスタボリウ
ムを小さく絞った場合、D/A変換器2等のディジタル
処理部でのノイズの割合が大きくなり、S/Nが悪化す
る欠点がある。
この発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、ディジ
ダルアンプとディジタルボリウムで利得調整してアナロ
グ信号に変換して出力する回路を有する利得調整回路に
おいて、総合利得を小さく絞った場合でも大きくした場
合でもS/Nの悪化を防止したものである。
(問題点を解決するための手段〕 この発明の利得調整回路は、ディジタル信号をアナログ
信号に変換するD/A変換回路と、このD/A変換回路
より前段に配置されるディジタルアンプおよびディジタ
ルボリウムと、このD/A変換回路より後段に配置され
るアナログボリウムとを具え、総合利得を大きくする場
合は、前記アナログボリウムをほぼスルーに設定して、
前記ディジタルボリウムにて利得可変し、総合利得を小
さくする場合は、前記ディジタルアンプおよびディジタ
ルボリウムを両者合わせてほぼスルーとなるようにこの
ディジタルボリウムを設定して、前記アナログボリウム
にて利得可変することを特徴とするものでおる。
(作 用〕 この発明では、利得調整をD/A変換前のディジタル段
とD/A変換後のアナログ段に分けて行なっている。す
なわち、ディジタル段では総合利得がほぼスルー(0,
4B )よりも大きい範囲の利得調整を行ない、アナロ
グ段では総合利得がほぼスルーよりも小さい範囲の利得
調整を行なっている。
これによれば、総合利得をほぼスルーよりも大きい範囲
に設定する場合はディジタル段で利得がかせがれ、アナ
ログ段はほぼスルーとなり、総合利得をほぼスルーより
も小さい範囲に設定する場合はディジタル段はほぼスル
ーとなって、アナログ段で減衰が行なわれる。
したがって、総合利得を大きくすればディジタル段では
ほぼフルビットに近い動作が実現され、ノイズレベル自
体が相対的に小さくなるとともに、アナログ段でのノイ
ズ増幅は生じないので、S/Nは良好になる。また、総
合利得を小さくしても、ディジタル段ではほぼ0clB
以下には信号レベルは落ちないため、D/A変換器等デ
ィジタル処理回路でのS/Nの悪化はない。また、ディ
ジタル処理回路でのノイズはアナログ段で絞り込まれる
ため、ノイズレベル自体小さくなる。
〔実施例〕
以下、この9発明の詳細な説明する。
第1図は、この発明の基本構成を示したものである。デ
ィジタル入力は、ディジタル段の可変利得回路3を溝底
するディジクルボリウム3aとディジタルアンプ3bを
介してD/A変換回路2でD/A変換され、その出力ア
ナログ信号はアナログ段の可変利得回路を構成するアナ
口グボリウム4を介して出力される。
ディジタルアンプ3aは、この回路の定格利得Gをかせ
ぐもので、オーディオ用コントロールアンプの場合、通
常G=20dBに設定される。ディジタルボリウム3b
は、ディジタル段の利得調整を行なうものでそれ自身0
−GdBの範囲で減衰量が可変される。したがって、デ
ィジタル段の可変利(9回路3は、G〜0」の範囲で利
得が可変される。
また、アナログボリウム4はO〜−〇〇dBの範囲で減
衰台が可変される。
利得制御回路5は、ディジタルボリウム3bとアナログ
ボリウム4の減衰量を1iI11[lするもので、設定
しようとするこの回路全体の総合利得(マスタボリウム
等で設定される。)に応じて、次のように制御する。
■ 総合利得をG(定格利得)〜OdBの5囲に設定す
る場合 アナログボリウム4をほぼスルー(0,IB)とし、デ
ィジタルボリウム3bをO〜−GdBの範囲で制御する
。これにより、ディジタル段の可変利得回路3の利得が
G〜0おの範囲に制御され、ここで総合利得がかせがれ
る。当然ディジタル段はフルビットに近い動作をしてい
るので、ノイズレベル自体が相対的に小さい。また、こ
のとき、アナログボリウム4はほぼスルーなのでD/A
変換器2等のディジタル処理回路で発生したノイズは増
幅されない。
■ 総合利得をO〜−〇〇dBの範囲に設定する場合デ
ィジタルボリウム3bをほぼスルー(Odd)とし、ア
ナログボリウム4をO〜−〇〇dBの範囲で制御し、ア
ナログボリウムで減衰が行なわれる。
このとき、ディジタルボリウム3bはほぼスルーなので
、D/A変換器2等のディジタル処理回路にはほぼOd
Bで減衰されない状態で信号が入力されるので、このデ
ィジタル処理回路で誤差ノイズや8子化ノイズ等が生じ
るとしてもS/Nは悪化は少ない。また、これらのノイ
ズは後段のアナログボリウム4で絞り込まれるため、最
終的にはノイズレベル自体小さくなる。
次に、この発明をオーディオ用コントロールアンプに適
用した一実施例について説明する。この実施例では、後
述する第10図に示すように、ディジタル入力をディジ
タルボリウム49、ディジタルイコライザ42を介して
D/A変換回路46でD/A変換し、そのアナログ出力
信号をVCA32を介して出力するディジタルストレー
ト経路18を有し、この経路にこの発明が適用されてい
る。すなわち、ディジタルボリウム49〈ディジタルア
ンプの機能を持っている。)はこのコントロールアンプ
の定格利得G(−+20dB)〜0(IBの範囲で利得
を可変し、VCA32はO〜−cX)dBの範囲で利得
を可変する。そして、総合利得がG〜OdBの範囲では
VCA32がOcBに固定され、ディジタルボリウム4
9で利得が制御される。また、総合利得が0〜−〇〇d
Bの範囲ではディジタルボリウム49がO」に固定され
、VCA32で減衰mが制御される。なお、このディジ
タルストレート経路18では、ディジタルイコライザ4
2やD/A変換回路46がノイズ発生源となっている。
以下、この実施例について詳しく説明する。
はじめに、このコントロールアンプの概要を第2図に示
ず。このコントロールアンプでは、第9図にリスニング
ルームの平面図を示すように、左右2チャンネルのメイ
ンスピーカa、bにメイン信号を供給するための経路(
アナログストレート経路12、ディジタルループ14、
ディジタルストレート経路18の3経路と、前後左右4
チヤンネルの音場効果用スピーカc、d、e、f (c
dはメインスピーカa、bを代用可)に音場効果信号を
供給するための音場効果経路22と、メインスピーカa
、bの中央に配置されたテレビモニタQに映像信号を供
給するための映像信号経路24を有している。各経路に
ついて説明する。
■ アナログストレート経路12 アナログソース10の信号を増幅してそのまま出力する
経路である(左右2チャンネル)。これは、アナログソ
ース10の信号についてトーンコントロール等を行なわ
ない場合に利用される。
アナログソース10の信号は、入力端子11から入力さ
れ、VCA26、出力選択回路28(アナログストレー
ト経路12から出力するかディジタル経路15(ディジ
タルループ14またはディジタルストレート経路18)
から出力するかを選択)モード選択回路〈ステレオ出力
かモノラル出力かを選択)301VCA32、バッファ
アンプ34を介してメイン信号出力端子36に導かれる
メイン信号出力端子36(左右2チャンネル)は、パワ
ーアンプのメイン信号左右入力端子に接続される。
なお、アナログソース10は、録音ソース信号として、
アナログ録音出力端子38に導かれる。
■ ディジタルループ14 アナログソース10の信号をディジタル信号に一旦変換
して、トーンコントロール等のディジタル信号処理をし
た後アナログ信号に戻し℃出力する経路である。これは
、アナログソース10の信号についてトーンコントロー
ル等を行なう場合に用いられる。
アカログソース10の信号は、VCA26を介してディ
ザ回路内蔵のA/D変挽回路40でディジタル信号に変
換された後、ディジタルビコラ4イザ42に入力される
。ディジタルイコライザ42はディジタルイコライザ用
プロセッサで、バンドババス特性を有する3バンドパラ
メトリツクイコライザで構成され、分割したバンドごと
に中心周波数、Q、レベルを任意に設定することができ
る。
また、ローカット、ハイカットの各カットオフ周波数お
よびそれらのスロープの勾配(減衰率)を任意に設定す
ることができる。
ディジタルイコライザ42でトーンコントロールされた
出力は4倍オーバナンブリングデイジタルフィルタ44
、D/A変換回路46、出力選択回路28、モード選択
回路30、VCA32およびバッファアンプ34を介し
てメイン信号出力端子36に出力される。
■ ディジタルストレート経路18 デイジタルソース16の信号を入力端子17から入力し
、ディジタル信号処理した後アナログ信号に変換して出
力する経路である。
ディジタルソース16の信号は、ディジタルI10レシ
ーバ48に入力される。ディジタルI10レシーバ48
は、入力されたディジタルソース16の信号と後段回路
をインターフェイスする回路である。このディジタルI
10レシーバ48は、内部にPLL回路を持ち、ディジ
タルソース16のサンプリング周波数(例えばCD(コ
ンパクトディスク)の場合44.1k)lz、DAT(
ディジタルオーディオチーブレコーダ)の場合48 k
14z)に自動的に追従し、ディジタルソース16の有
無、エラーの有無検出(パリティチェック)、サブコー
ドの出力等を行なう。
なお、同一の入力ソースからアナログとディジタルの両
方で信号が入力された場合く例えば、CDやDAT、V
DP(7)1合) は、ティシタルI10レシーバ48
は高品位であるディジタルソース16を自動的に選択し
てディジタルイコライザ42に出力し、アナログソース
10のディジタルループ14は遮断する。これにより、
入力ソースのCDやDAT内のディジタル処理回路(D
/A変換器等)の特性が悪くてもそれを用いずにこのコ
ントロールアンプ内の高精度のディジタル処理回路を用
いることができ、高品質のアナログ最終出力を得ること
ができる。
ディジタルI10レシーバ48で受は入れられたディジ
タル信号は、ディジタルボリウム49、ディジタルイコ
ライザ42.4倍オーバサンプリングディジタルフィル
タ44、D/A変換回路46、出力選択回路28、モー
ド選択回路30、vC△32およびバッファアンプ34
を介してメイン信号出力端子36に導かれる。
なお、ディジタルソース16の信号は、録音ソース信号
としてディジタル録音出力端子50に導かれる。
以上まとめると、3種類のメイン信号用経路12.14
.18は次のように使い分けられる。
■ 音場効果経路22 ディジタル化されたソースをサウンドフィールドプロセ
ッサ20に入力して音場効果音を創生じ、これをアナロ
グ信号に変換して出力する経路である。
この音場効果は、第3図のように、実際のホールや教会
、スタジオなどの舞台でインパルス信号を出し、リスニ
ング・ポイントに四方から到来するたくさんの初期反射
波群をリスナー席に置かれた4点(すなわち4チヤンネ
ル)マイクでとらえ、そのデータからディジタル処理に
よって仮想音源分布を到来方向ごとに記憶しておき、再
生時これを呼び出し、これにソース信号を乗せ、ミロ1
1定時と相似の音場を再現させるようにしたものである
(詳しくは特願昭60−99244号明細書参照)。
この方式の特徴は、反射音の方向を一般のプロセッサの
ようにスピーカの配置方向だけで出すのでなく、4個の
スピーカ(第9図c、d、e、f)を使って数多くの反
射音の方向、遅延量、レベルを空間立体としてシミュレ
ーションする方式であることで、そのため4個のスピー
カc、d、e。
fは部屋の四隅に置くというパターンをとっている。
したがって、サウンドフィールドプロセッサ20は、ソ
ースに含まれた成分を利用して録音時の音場パターンを
作り出すというよりは、前もって記憶させた完成ずみの
数々の音場パターンの中から目的に近いものを選んで引
き当てようというもので、例えば初期反射波群として8
8本(スピーカ1本あたり22本)程度の情報を記憶し
ておけば、I々のホールと相似の音場がりスニングルー
ムで忠実に再現される。
サウンドフィールドプロセッサ20は、音場効実用に初
期反射音情報として予め設定されメモリに記憶された1
6個のファクトリプログラムとユーザがファクリプログ
ラムのパラメータを変更して作成した16個のユーザプ
ログラムのうちユーザが選択した1つのプログラムに基
づいてディジタルイコライザ42の出力との畳み込み演
舞等を行なって音場効果音を創成し、フロント側の信号
とリア側の信号ごとに(それぞれ左右チャンネルは時分
割処理)4倍オーバーサンプリングディジタルフィルタ
52.54、ディジタルボリウム付きD/A変換回路5
6.58を介して、音場効果音出力端子60.62に出
力する。音場効果音出力端子60.62はパワーアンプ
の音場効果用入力端子(4チヤンネル)に接続される。
この音場効果経路22は、ディジタルイコライザ42が
オフしても生かされている(フラットな特性の信号を入
力して音場効果信号創生)。
■ 映像信号経路24 映像ソース60の信号を入力端子61から入力し、その
まま映像録画出力62やモニタ出力64に導く経路であ
る。
ここで、第2図のコントロールアンプにおける音I!l
調節のゲイン配分を第10図に示す。各経路について説
明する。
(1)  アナログストレート経路12、ディジタルル
ープ14 VCA26+VCA32が入出力間の総合利得となる。
VCA26はこれらの経路12.14の定格利得Gとし
て、最大利得+20dBのゲインを有し、+20〜Od
Bの範囲でアッテネートされる。
VCA32は最大ゲインOおで、O〜−〇〇dBの範囲
でアッテネートされる。
VCA26.32は、第11図に示すように、総合利得
が+20おくR大音m)から0clB(入出力間ゲイン
なし)の範囲では、VCA26が働き、VCA32はス
ルー(ゲインなし)となる。また、総合利得がOdBか
ら一〇〇dBの範囲では、VCA26はスルーとなり、
VCA32が働く。
したがって、ディジタルループ14においては、第12
図に示すように、音囲を大きく設定した場合(総合利得
+20〜0cIB)は、A/D変換回路40やD/A変
換回路46の後段にゲインがないので、それらの残留ノ
イズ(A/Dの優子化ノイズやD/Aの誤差ノイズ)は
増大しない。
また、音量を小さく設定した場合(総合利得O〜−oo
δ)は、ディジタル処理回路(A/D変換回路40、デ
ィジタルイコライザ42、D/AI換回路46)にはO
dBで信号を入力されるので、このディジタル処理回路
で残留ノイズが発生してもS/Nは悪化しない。また、
ディジタル処理回路の後段で減衰が行なわれるので、そ
の残留ノイズレベル自体減衰されて出力される。
(2)  ディジタルストレート経路18デイジタルボ
リウム49+VCA32が入出力間の総合利得となる。
ディジタルボリウム49はこの経路18の定格利得Gと
して、最大利得+206のゲインを有し、+20〜0お
の範囲でアッテネートされる。
VCA32は前述のように、最大ゲインOclBで、0
〜−〇〇dBの範囲でアッテネートされる。
ディジタルボリウム49、VcA32は、第11図に示
すように、総合利得が+20dB(最大音m〉から0c
E(入出力間ゲインなし)の範囲では、ディジタルボリ
ウム49が働き、VCA32はスルー(ゲインなし)と
なる。また、総合利得が0おから−oOcBの範囲では
、ディジタルボリウム49はスルーとなり、VCA32
が働く。
したがって、ディジタルストレート経路18においては
、第12図に示すように、音量を大きく設定した場合(
総合利得+2O−OdB)は、ディジタルイコライザ4
2やD/A変換回路46の後段にゲインがないので、そ
れらの残留ノイズ(”      D/Aの誤差ノイズ
)は増大しない。
また、音量を小さく設定した場合(総合利得0〜−oo
cE>は、ディジタルイコライザ42やD/A変換回路
46には0おで信号が入力れるので、これらの回路42
.46で残留ノイズが発生しても、S/Nは悪化しない
。また、これらの回路42.46の後段で減衰が行なわ
れるので、それらの残留ノイズレベル自体減衰されて出
力される。
(3)  音場効果経路22 アナログソース10の場合には、VCA26+D/A5
6.58内のディジタルボリウムが、またディジタルソ
ース16の場合にはディジタルボリウム49+D/A5
6.58内のディジタルボリウムがそれぞれ入出力間の
総合利得となる。
VCA26またはディジタルボリウム49はこの経路2
2の定格利得Gとして、それぞれ最大利得+ 20 d
Bのゲインを有し、+20〜0おの範囲でアッテネート
される。
D/A変換回路56.58内のディジタルボリウムは最
大ゲインOdBで、O〜−〇〇オの範囲でアッテネート
される。
VCA26またはディジタルボリウム49とD/A56
.58内のディジタルボリウムとは、第11図に示すよ
うに、総合利得が+20dB(最大音量)から0clB
(入出力間ゲインなし)の範囲では、VCA26または
ディジタルボリウム49が動き、D/A変換回路56.
58内のディジタルボリウムはスルー(ゲインなし)と
なる。また、総合利得がOdBから一〇〇cEの範囲で
は、VCA26またはディジタルボリウム49はスルー
となり、D/A変換回路56.58内のディジタルボリ
ウムが働く。
なお、各経路の総合利得は、メインボリウム、左右バラ
ンスボリウム、オーディオミューティング、インプット
レベル調整(以上メイン、音場効果の両信号に作用)、
メイン信号ミューティング(メイン信号のみに作用)、
音場効果信号ミューティング、音場効果前後バランス、
音場効果信号レベル〈以上音場効果信号のみに作用)等
の音己調整操作手段(各々の内容については後述する。
)の調整量を総合判断してマイクロコンピュータで求め
られる。そして、マイクロコンピュータはその総合利得
が得られるように前記各音m調整制御手段(VCA26
.32、ディジタルボリウム49、D/A変換回路56
.58)のゲイン配分を定めて、各々のゲインを制御す
る。
次に、以上説明した第2図のコントロールアンプの詳細
について説明する。
第4図は、第2図のコントロールアンプの前面パネルを
示したものである。各部について説明する。
(1)  パワースイッチ70 このコントロールアンプの電源スィッチで、オンすると
LED (発光ダイオード)インジケータ72が点灯す
る。パワースイッチ70をオンすると、このコントロー
ルアンプの各部はパワーオフ前の設定状態に戻る。
(2)  オペレーションロックオン/オフキー73前
面パネルキーによるディジタルイコライザやサウンドフ
ィールドプロセッサのパラメータ設定操作を可能としあ
るいは不能とするためのキーである。オンするとオペレ
ーションロックとなって、パラメータの設定操作が不能
になる(ただし、リモコンによるパラメータ設定操作は
受付ける。)。
これによりユーザがリモコン操作で利用しているときに
子供等にいたずらにパネル上のキーを操°作されて設定
値が変更されるのを防止できる。また、オフするとロッ
クが解除されて、前面パネルによるパラメータの設定操
作が可能(リモコンによる操作も可能)となる。
(3)  インプットセレクタ74 このコントロールアンプに接続された入力ソースを選択
するもので、タクトスイッチで構成されるセレクタキー
74−1乃至74−11を具えている。各セレクタキー
74−1乃至74−11を押すことにより、次の入力ソ
ースがそれぞれに選択される。
74−1 :コンパクトディスクプレーヤ(CD)74
−2 :ディジタルオーディオテープレコーダ1(DA
TI) 74−3 :ディジタルオーディオテープレコーダ 2
 (〇へT2) 74−4 ニレコードプレーヤ(PHONOAHP )
74−5 : チューt (TUNER)74−6 :
アナログオーディオテープレコーダ1(TAPE 1) 74−7 :アナログオーディオテープレコーダ2 (
TAPE 2) 74−8:ビデオディスク7レ−11(VDP 1)7
4−9 :ビデオディスクプレーヤ2 (VDP 2)
74−10:ビデオテープL”:1−11 (VTR1
)74−11 : ヒテオテー7L/:I−タ2 (V
TR2)各インプットセレクタキー74−1乃至74−
11にはLEDインジケータ76−1乃至74−11が
隣接して設けられ、選択された入力ソースのものが緑色
に点灯する。また、ここで、選択された入力ソースの信
号がディジタルの場合は、LEDインジケータ78が点
灯し、ディジタル入力が選択されていることが示される
(4)  レコードアウトキー80 人カソースの信号をこのコントロールアンプに接続され
た各録音機器< DATl、DAT2.TAPEl、T
APE2゜VCRl、VCR2)に録音ソース信号とし
て出力するキーである。このキー80をオンすると、L
EDインジケータ82が5秒間点滅する。そして、この
5秒間における操作によって、下記の各動作モードが設
定される。
(a)  LEDイン1ジケータ82が点滅している間
にインプットセレクタ74を操作すると、押されたキー
に対応する入力ソースの信号が上記各録音機器に供給さ
れる(ただし、選択された入力ソース自身へは供給され
ない、)。したがって、録音機器側で録音操作を行なえ
ば、この入力ソースの信号が録音される。なお、このと
きLEDインジケータ76−1乃至76−11のうちイ
ンプットセレクタ74で選択された入力ソースものが赤
色に点灯しくLEDインジケータ76−1乃至76−1
1は、緑色と赤色の2色LEDで構成されている。)そ
の入力ソースからの信号が録音ソース信号として出力さ
れていることが示される。
なお、通常のスピーカ等再生用に用いる入力ソースと、
録音用信号として用いる入力ソースとは独立に選択でき
、ある入力ソースからの音楽を楽しみながら、その間に
他の入力ソースからの信号を録音機器に録音することが
できる。
(b)  インプットセレクタキー74を操作せずに、
レコードアウトキー80を再度押すと、録音ソース信号
の出力が停止され、いずれの録音機器にも供給されなく
なる。LEDインジケータ76−1乃至76−11の赤
色も消灯する。
(C)  レコードアウトLEDインジケータ82が点
滅している5秒以内にインプットセレクタ74、レコー
ドアウトキー80のいずれも操作しなければ、それ以前
に最後に録音ソース信号とて選択されていた入力ソース
が再度各録音機器に供給され、LEDインジケータ76
−1乃至76−11のうちの対応するものが赤色に点灯
する。これは、前回と同じ入力ソースからの信号を録音
する場合に、いちいちインプットセレクタ74を操作し
なくてもその信号を選択できるようにして、録音ソース
信号の選択操作を簡略化したものである。
(5)  モードキー84 メイン信号をステレオで出力するかモノラルで出力する
かを選択するものである。モノラル選択時は、LEDイ
ンジケータ86が点灯する。
(6)  インプットレベル設定キー88人カソースご
とにソース信号レベルが異なるので、コントロールアン
プ側で予め互いの音ω比を調節しておくことにより、入
力ソースを切換えた場合でもそのつとマスタボリウムに
よる音8調節を行なうことを不要にするものである。イ
ンプットレベル設定キー88は、シーソー式のスイッチ
で構成される。
インプットセレクタ74で入力ソースを選択した状態で
インプットレベル設定キー88の左側を押すと、音量は
アップし、右側を押すとダウンする。音mは0.2dB
ステツプで0おを初期値として0〜−6田の範囲で変化
する。このとき、16行2ラインLCD (液晶表示器
)90に第5図のように、インプットレベル設定操作が
行なわれていること、設定操作をしている入力ソース名
、レベル設定値がそれぞれ表示され、設定した値がリア
ルタイムにメモリに記憶される。この設定値の記憶はパ
ワースイッチ70をオフしても保持される。インプット
レベル設定キー88を離すと5秒後にインプットレベル
設定モードが解除される。
インプットセレクタ74で入力ソースを選択すると、そ
の入力ソースについて設定されたインプットレベルが読
み出されて、各音量調整制御手段第2図のVCA26.
32、ディジタルボリウム49、D/A変換回路56.
58内のディジタルボリウムが制御されて、メインボリ
ウム94のオフセットを設定し、入力ソースごとにソー
ス信号レベルのばらつきを補正する。
これにより、インプットセレクタ74で入力ソースを切
換えても、メインボリウム94を調整することなく、各
入力ソースとも同じ音量にすることができる。
(7)  ミューティングキー92 音借を−20お減衰させるオーディオミューティングキ
ーである。
ミューティングオンで、LEDインジケータ93が赤に
点灯する。ミューティングオンとなると、各音1調整制
御手段が制御されて、オーディオミューティングが行な
われる。
インプットセレクタ74の選択を切換えた場合にも、0
.2秒間このオーディオミューティングが自助的に働い
て、切換前の入力ソースに対してフェードアウト、切換
後の入力ソースに対してフェードインがかかり、切換時
に雑音が出力されるのを防止している。
(8)  メインボリウム94 直流定電圧を分圧する可変抵抗器が連結されており、回
動量に応じてこの可変抵抗器から出力される直流電圧値
が変化する。この電圧値をA/D変換してマイクロコン
ピュータにて回動量→おに変換後、他の音量調整制御手
段の設定量(バランス調整ボリウム96、ミューティン
グキー92、インプットレベル設定キー88によるイン
プットレベル設定量)と演算を行ない、総合利得を求め
この総合利得から各音量調整制御手段(VCA26.3
2、ディジタルボリウム49、D/A変換回路56.5
8内のディジタルボリウム)のゲイン配分を求め、お→
VC(V CAの制御電圧)、お→ステップ信号(ディ
ジタルボリウムの1t11 面信号)に変換し、それぞ
れゲイン制御して、音量調整を行なう。
メインボリウム94にはモータが連結され、リモコン操
作による音量調節も可能となっている。
(9)  バランス調整ボリウム96 メイン信号および音場効果信号の左右のバランス調整用
ボリウムである。その調整量はA/D変換後マイクロコ
ンピュータによって処理され、前記各音ω調整制御手段
を調整して左右バランスが調整される。
(10)ディジタルイコライザパラメータ設定部ディジ
タルイコライザ42(第2図)のパラメータの設定を行
なう部分である。ここでは、第6図に示すように、帯域
を低、中、高の3バンドに分けて、各帯域について中心
周波数f、fH。
し fllレベル、Qを設定できる。また、ローカットおよ
びハイカットのカットオフ周波数fcおよびスロープを
設定できるようになっている。
各帯域の中心周波数f、f、f、、は、L     、
H 1/60Ctステツプでそれぞれ次の範囲で設定できる
f :20〜5001−1x [ fH:100〜5にル f   :1に〜20に出 ■ ただし、f  <f  <fHの条件で設定される。
H レベルは各帯域とも0.1dBステツプで一6〜+6d
Bの範囲で設定される。
Qは、各帯域とも0.7. 1.0. 1.4. 2.
0゜3.0のいずれかに設定される。
ローカットおよびハイカットの周波数fcはそれぞれ2
0〜200−15に〜18にの範囲で設定され、またそ
のスロープの勾配は12,18゜24dB10ctのい
ずれかに設定される。
第7図はディジタルイコライザパラメータ設定部100
を拡大して示したものである。このパラメータ設定部1
00は下部に操作部101、上部に表示部102が配置
されている。
表示部102は、上記各パラメータの設定値を表示する
もので、バックライト付LCDで構成される。この表示
器102は、3分割された帯域のパラメータのうち、各
中心周波数f、fH。
し =f Hはスケール上のグラフィック表示とじ一レベル
とQは数値表示としている。総合周波数特性を完全にグ
ラフィック表示するには膨大な量の演算を行なう必要が
あるので、これを簡便に表示するようにしたもので、次
の■〜■を考慮して上記の構成としている。
■ 中心周波数は、3バンドに帯域分割しているため、
相互の位置関係を知る上で、スケール上のグラフィック
表示が好ましい。
■ レベルは、数値表示でも従来からなじみがあり、認
識理解が容易である。
■ Qは一般には理解されにクク、認識できれば特性再
現の目的には充分である。
このような表示部102の構成により、簡便に、使いや
すくわかりやすい周波数コントロール特性を表示するこ
とができる。
表示部102において、上部の周波数スケール104は
、各バンドにおける中心周波数f、。
ち、設定された周波数f  、f  、f  の位置が
L    HH 3箇所表示される。
数値表示のうち、左部105には、上段に〇−カット周
波数、下段にそのスO−ブ(12,18゜24J10c
tのいずれか)がそれぞれ表示される。
中央部106には、上段にレベル、下段にQが左から低
域、中域、高域についてそれぞれ表示される。右部10
8には、上段にハイカット周波数、下段にスロープ(1
2,18,24dB10ctのいずれか)がそれぞれ表
示される。
操作部101は、パラメータの設定を行なうためのタク
トスイッチで構成された次の各種キーを具えている。
■ イコライザオン/オフキー110 デイジタルイコライザ42の機能をオン/オフするため
のキーである。このキー110がオフされると、ディジ
タルイコライザ42は特性がフラットになる。また、ア
ナログソース10が入力されている場合は、メイン信号
の経路としてアナログストレート経路12が生かされる
(第2図)。
なお、オフされてもオフされる前のパラメータ値はメモ
リに保持される。また、このキー110がオフされると
サウンドフィールドプロセッサ20がオフされていると
きく音場効果オン/オフキー135(第4図)による。
)は、表示部102の表示は消え、バックライトも消え
る。このときの状態を第16図に示す。また、サウンド
フィールドプロセッサ20がオンされているときは、周
波数スケール104のみが表示される(上部のマ布でい
ずれも表示されないので特性がフラットであることが示
される。)。
イコライザオン/オフキー110がオンされるとく他の
イコライザ関連キー112.114等の操作よってもオ
ンする。)、各パラメータがオフする前の状態に復帰す
る。
■ 周波数キー112、Q/スロープキー114設定モ
ードを選択するキーで、それぞれ中心周波数の設定、Q
またはスロープの設定を行なうときに押す。いずれも押
さなければレベル設定モードとなる。
■ アップ/ダウンキー116 各設定値のアップ/ダウンを行なうキーで、右側を押せ
ばアップし、左側を押せばダウンする。
■ ローカットキー118 0−カットの特性を設定するキーで、このキー118を
押した後周波数キー112を押してアップ/ダウンキー
116を操作すれば、ローカット周波数が設定される。
また、ローカットキー118を押した後Q/スロープキ
ー114を押してアップ/ダウンキー116を操作すれ
ば、ローカットのスロープが設定される。
ローカットキー118はトグル式である。すなわち押圧
ごとにオン/オフとなる。オフのときはローカットのス
ロープはフラットになり、表示部105の表示も消える
。また、アップ/ダウンキー116の操作も受は付けな
くなる。オフからオンにすると前の設定値が表示される
■ ローキー120、ミツドキー122、ハイキー12
4 3分割された帯域の特性を設定するときに用いるキーで
、それぞれ低域、中域、高域に対応している。ローキー
120を押してアップ/ダウンキー116を操作すれば
、低域のレベルが設定される。ローキー120を押した
後周波数キー112を押してアップ/ダウンキー116
を操作すれば低域の中心周波数f、が設定される。また
、ローキー120を押した後Q/スロープキー114を
押してアップ/ダウンキー116を操作すれば低域のQ
が設定される。
中域、高域についても、ミツドキー122゜124をそ
れぞれ押して同様の操作をすれば各パラメータの設定が
行なえる。
■ ハイカットキー126  : ハイカットの特性を設定するキーで、ローカットキー1
18と同様の操作により、ハイカット周波数とスロープ
が設定される。また、オフすればハイカットのスロープ
はフラットになり、アップ/ダウンキー116の操作を
受は入れなくなり、表示部108の表示も消える。(オ
フ前の設定値はメモリに保持される)。
(11)音場効果操作部130 音場効果プログラムの呼び出し、パラメータの変更等を
行なう部分で、2つの表示部132゜90と各種操作キ
ーを具えている。
表示部132は、サウンドフィールドプロセッサ20(
第2図)に記憶されているファクトリプログラム、ユー
ザプログラムそれぞれ16種の音場効果プログラムナン
バ(1〜16)およびそのプログラムがファクトリプロ
グラムかユーザプログラムかの区別を表示するもので、
LEDで構成されている。
表示部90は、呼び出されたプログラム名、パラメータ
の設定値等を表示するもので、LCDで構成されている
音場効果操作部130の各種キー(すべてタクトスイッ
チ)について説明する。
■ メインミュートキー132 メイン信号の出力をオン/オフするキーで、トグル式で
ある。ミュート詩はLEDインジケータ]34が点灯す
る。
■ エフェクトミュートキー136 音場効果信号の出力をオン/オフするキーで、トグル式
である。ミュート時はしEDゼインケータ138が点灯
する。
■ 音場効果オン/オフキー135 音場効果音の創生処理をオン/オフするキーである。オ
ンすれば音場効果音が創生され、オフすれば音場効果音
が創生されなくなる(オフする前の状態は保持する。)
。オフ状態からオンすれば(他の音場効果関連キー14
0,144.146等によってもオンすることができる
。)、オフする前の状態に復帰する。
オフのとき、前記ディジタルイコライザ42もオフ(イ
コライザオン/オフキー110で操作)していれば、表
示FiS90は何も表示されなくなり、ディジタルイコ
ライザ42がオンしていれば、表示部90にrDsP 
 0FFJ  (rDsPJはサウンドフィールドプロ
セッサ20を意味する。)と表示される。
■ パラメータ選択キー140 音場効果のパラメータを変更する場合にパラメータの種
類を選択するキーで、キーを押すごとにパラメータの種
類が順送りで選択されろ。音場効果のパラメータとして
は、例えば次のものが用意されている。
■ ルームサイズ 部屋の寸法に相当するパラメータで、大きい値はど大き
な空間になる。初期反射音の時間軸を引き伸ばしたり、
縮めたりする。
@ ライブネス 初期反18音の減衰特性の値で大きな値はど減衰時間が
長くなってライブになる。
θ イニシャルディレィ 直接音と反射音が始まるまでの時間差を変化させる。こ
れは直接音と音場内の聴取点の位置関係を決める重要な
パラメータである。この値を小さくすれば再現する音場
(例えば教会内)の壁側に感じられ、大きくすれば、壁
との距離間が出る。
最適値はソース、初期反射音データ、メインスピーカと
音場効実用スピーカとの位置関係の3つによって異なる
が、微妙な調整によりステージ上音像から周囲音場への
つながり具合をコントロールできる。
■ バイパスフィルタ 低い周波数を6 dB / octでカットする。スル
ーから1kHzまで32ステツプの周波数に設定する。
■ ローパスフィルタ 高い周波数を6J10ctでカットする。スルーから1
kHzまで36ステツプの周波数に設定する。
■ エフェクトレベル設定モードキー142音場効果音
レベルの設定を行なうためのキーである。メイン信号と
のバランスを調整するのに用いられる。
■ エフェクト前後バランス設定モードキー音場効果音
の前後の名聞バランスの設定を行なうためのキーである
■ アップ/ダウンキー146 パラメータ選択キー1401エフエクトレベル設定モー
ドキー142、エフェクト前後バランスキー144でモ
ードを選択し、パラメータの設定、音場効果音のレベル
設定、音場効果音の前後バランスの設定を行なうもので
ある。左側を押せば設定値はダウンし、右側を押せば設
定値はアップする。
例えば、パラメータ選択キー140を操作すればパラメ
ータ選択モードとなり、このキー140でさらに順送り
でパラメータを選択してアップ7/ダウンキー146を
操作することにより、それぞれのパラメータの値が設定
される。また、エフェクトレベル設定モードキー142
を操作すれば、エフェクトレベル設定モードとなり、ア
ップ/ダウンキー146を操作することにより、音場効
果音レベルが設定される。また、エフェクト前後バラン
ス設定モードキー144を押せばエフェクト前後バラン
ス設定モードとなり、アップ/ダウンキー146を操作
することにより、音場効果音の前後音量バランスが設定
される。
これらの設定の際、表示部90は設定モード名と設定値
を表示する。前後バランスの表示はバーグラフで表示さ
れ、他の設定値は数値で表示される。
■ タイトルエディツトキー148 ユーザプログラムの名称を設定するためのキーである。
このキー148をオンすると表示部9゜にカーソルが現
われ、さらにこのキー148を押すごとにカーソルが移
動する。そして、アップ/ダウンキー146によりカー
ソル上のキャラクタが変化し、ユーザが作ったプログラ
ムに名称をつける。この操作をやめて所定時間経過後あ
るいは、他のキーを操作すると、設定されたプログラム
名が記憶され、このモードは解除される。
■ プログラムキー150 161!!のファクトリプログラムと16種のユーザプ
ログラムのうちの1つを選択するキーである。
16個のキーを有し、それぞれファクトリプログラムと
ユーザプログラムが1種類ずつ割り当てられている。選
択されたプログラムナンバが表示部132に表示される
■ プリセットキー152 ファクトリプログラムを呼び出すためのキーで、これを
押すとプログラムキー150はファクトリプログラムの
選択キーとなる。呼び出されたプログラム名は表示部9
に表示される。
Oユーザプログラムキー154 ユーザプログラムを記憶する場合にプログラムナンバを
設定し、あるいは記憶されたユーザプログラムを呼び出
すためのキーで、これを押すとプログラムキー150は
ユーザプログラムの選択キーとなる。すなわち、ユーザ
プログラムの記憶を行なうときは、プログラムキー15
0で押されたナンバにそのユーザプログラムが記憶され
、ユーザプログラムの呼び出しを行なうときは、プログ
ラムキー150で押されたナンバに記憶されたユーザプ
ログラムが呼び出される。記憶されあるいは呼び出され
たプログラム名は表示部90に表示される。
なお、ファクトリプログラムが選択された状態からユー
ザプログラムキー154が押されると、その以前最後に
選択されていたユーザプログラムが読み出される。
また、ユーザプログラムが選択された状態からプリセッ
トキー152が押されると、それ以前最後に選択されて
いたファクトリプログラムが読み出される。
Oユーザプログラムメモリキー156 ユーザが作ったユーザプログラム()7クトリプログラ
ムを呼び出しておいて、そのパラメータを変更して作ら
れる。)を記憶するためのキーである。これをオンする
と、表示部132のrPROG、No、Jの表示が点滅
し、続いてプログラムキー150のいずれかを押すこと
により、そのプログラムナンバにユーザプログラム音場
効果のレベルや前後バランス、プログラム名等も組合わ
せて記憶される(そのナンバにおける前のユーザプログ
ラムは消去される。)ファクトリプログラムは音場効果
のみに関するプログラムであるが、ユーザプログラムは
音場効果に関するプログラムとそのときのディジタルイ
コライザ42の設定内容がセットで記憶される。すなわ
ち、ファクトリプログラムを呼び出してもディジタルイ
コライザ42の設定内容は変化しないが、ユーザプログ
ラムを呼び出した場合は、これを記憶した際のディジタ
ルイコライザ42の設定内容も同時に呼び出される。
次に、第2図中「第8A図示」、「第8B図示」、「第
80図示」と示した各部の詳細例をそれぞれ対応する図
面に示す。
(1〕 第8A図 入力端子、出力端子および入力ソースと録音ソース出力
の選択回路等を具えた部分である。
入力端子は、ディジタル信号用17(左右チャンネル時
分割入力)の5個と、アナログ信号用11a(右チヤン
ネル用)、11b(右チヤンネル用)の各11個と、映
像信号用61の4個を具えている。また、録音(録画)
ソース出力端子は、ディジタル信号用50(左右チャン
ネル時分割出力)の2個と、アナログ信号用38a(左
チヤンネル用)、38b(右チヤンネル用)の各6個と
、映像信号用62の2個を具えている。
これら入力端子および録音(録画)ソース出力端子に対
して、各入力ソースは次表のように接続がされる。
アナログ入力、ディジタル入力、映像入力は、それぞれ
次のような入力ラインおよび録音(録画)用量カライン
を具えている。
(1)  アナログ入力 ■ 入力ライン アナログ入力端子11aから入力された左チャンネルの
アナログ入力(11種類)は、バッファアンプ160を
介して入力選択用トランジスタ162にそれぞれ入力さ
れる。入力選択用トランジスタ162は、後述するCP
U200 (第8C図)からの指令を指令信号ライン1
64からデコーダ166、ドライバ168を介してベー
スに入力し、前記前面パネルのインプットセレクタ74
で選択されたものがオンされて選択されたアナログ入力
がアナログ信号ライン1701.:尋かれ、後述する第
8B図のVCA26に入力される。
なお、右チャンネルのアナログ信号の入力ラインも同様
の構成であり、その図示は省略しである。
■ 録音ソース出力ライン アナログ入力端子11aから入力された左チャンネルの
アナログ入力(11種類)はバッファアンプ160を介
して、録音ソース選択用トランジスタ172にそれぞれ
入力される。録音ソース選択用トランジスタ172は、
CPU200からの指令を指令信号ライン164からデ
コーダ174、ドライバ176を介してベースに入力し
、前記前面パネルのレコードアウトキー80を押してイ
ンプットセレクタ74で選択されたものがオンされて、
選択されたアナログ入力が信号$!178に導かれる。
信号線178に導かれたアナログ入力は並列接続された
6個のトランジスタ180を介してアナログ録音ソース
出力端子38a(6個)に導かれる。トランジスタ18
0は、録音ソースとして選択されている入力ソース自身
への出力を禁止するもので、録音ソース出力選択指令を
インバータ182で反転し、ドライバ184を介してベ
ースに入力し、録音ソース出力端子38aのうち録音出
力として選択されたソース以外のものにその録音出力を
導く。
なお、右チャンネルのアナログ信号の録澄ソース出カラ
インも同様の構成であり、その図示は省略しである。
(2)  ディジタル入力 ■ 入力ライン ディジタル入力端子17から左右チャンネル交互に時分
割入力されたディジタル入力(5種類)は、インバータ
190,192を介してデータセレクタ194にそれぞ
れ入力される。インプットセレクタ194は、CPU2
00からの指令(3ビツト)により、前記前面パネルの
インプットセレクタキー74で選択されたディジタル入
力をディジタル信号ライン196を介して第8C図のデ
ィジタルI10レシーバ48に入力する。
■ 録音出力ライン ディジタル入力端子17から左右チャンネル交互に時分
割入力されたディジタル入力(5種類)は、インバータ
190.192を介して、ディジタル録音ソースセレク
タ198にそれぞれ入力される。ディジタル録音ソース
セレクタ198は、CPU200からの指令(3ピツト
)により、前記前面パネルのレコードアウトキー80を
押してインプットレクタ74で選択されたディジタル入
力をインバータ202、アウトプットバッファ204、
アウトプットトランス206を介してディジタルソース
出力端子5o(2個)に導く。ただし、入力ソース自身
への出力は禁止される。
(3)  映像入力 ■ 入力(モニタ出力)ライン 映像入力端子61から入力された映像入力(4種類)は
、セレクタ208にそれぞれ入力される。
セレクタ208は、CPU200からの指令により、前
面パネルのインプットセレクタ74で選択された映像入
力を選択し、アンプ210を介してモニタ出力64に導
く。
@ 録画ソース出力ライン 映像入力端子61から入力された映像入力はセレクタ2
12にそれぞれ入力される。セレクタ212はCPU2
00からの指令により、前面パネルのレコードアウトキ
ー80を押してインプットセレクタ74で選択された映
像入力を選択し、アンプ214.216を介して録画ソ
ース出力端子62に導(。ただし、入力ソース自身への
出力は禁止される。
ライン220は第8B図の回路からのメイン信号の出力
ラインで、メインミュート回路222を介して2個のメ
イン信号出力端子26に導かれる。メインミュート回路
222は前記メインミュートキー132(第4図)の操
作に基づきCPU200からの指令により、トランジス
タ224をオンし、トランジスタ226をオフしてメイ
ン信号をミューティングする。
ライン226は第8B図の回路からの音場効果信号の出
力ラインで、エフェクトミュート回路228を介して前
方音の信号を出力端子60に導き、後方音の信号を出力
端子62に導く。エフェクトミュート回路228は、前
記エフェクトミュートキー136(第4図)の操作に基
づきCPU200からの指令によりトランジスタ230
をオンし、トランジスタ232をオフして音場効果信号
をミューティングする。
〔2〕 第8B図 第8B図はアナログストレート経路12およびその他の
経路の出力ラインに関するものである。
アナログストレート経路12は左右一方のチャンネルの
み示している。第8A図のアナログ信号ライン170か
ら送られてくる選択されたアナログ入力信号は、アンプ
232.234に入力されて正相信号と逆相信号が作ら
れてVCA26に入力される。VCA26は正相信号と
逆相信号を入力して増幅を行なうバランス形電圧制御ア
ンプで、ゲインの最大値が+20L!B、アッテネート
量が+20〜0おの範囲で可変制御される。VCA26
の出力は差動アンプ236を介して出力され、ディジタ
ルループ14のライン237に導かれる。
また、VCA26の出力はアナログ信号ライン238を
介して出力選択回路28に入力される。
出力選択回路28は、アナログストレート経路12を生
かすかあるいはディジタル経路(ディジタルループ14
またはディジタルストレート経路18)を生かすかを選
択するもので、CPU200からの指令により、トラン
ジスタ240゜242をオン、オフして選択を行なう。
入力ソースとしてアナログ入力が選択されており、かつ
前記イコライザオン/オフキー110によりディジタル
イコライザ42の機能がオフされている場合は、トラン
ジスタ240がオン、トランジスタ242がオフされて
アナログストレート経路12が生かされてアナログ入力
が出力される。
また、入力ソースとしてアナログ入力が選択されており
、かつイコライザオン/オフキー110がオンされてい
る場合は、トランジスタ240がオフ、トランジスタ2
42がオンして、ディジタルループ14を経てディジタ
ル信号処理されD/A変換された信号がライン244か
らトランジスタ242を介して出力される。
また、入力ソースとしてディジタル入力が選択されてい
る場合、あるいはアナログ信号とディジタル信号の双方
を出力する入力ソース(DAT。
CD、VDP)が選択されている場合も、トランジスタ
240がオフ、トランジスタ242がオンして、ディジ
タルストレート経路18または、ディジタルループ14
を経て信号処理されD/A変換された信号がライン24
4からトランジスタ242を介して出力される。
出力選択回路28の出力は、モード選択回路30に入力
される。モード選択回路30は、ステレオモード/モノ
ラルモードを切換えるもので、前記モードキー88の操
作によるCPU200からの指令によりモードの切換え
を行なう。
モード選択回路30は、ステレオモードのときは、トラ
ンジスタ246.252がオン、トランジスタ248.
250がオフして、左右各チャンネルの信号が分離した
まま出力される。また、モノラルモードのときは、トラ
ンジスタ246゜252がオフ、トランジスタ248.
250がオンして、左右両チャンネルの信号が抵抗加算
されて出力される。
モード選択回路30から出力、される信号は、アンプ2
54.256に入力されて正相信号と逆相信号が作られ
てVCA32に入力される。VCA32は正相信号と逆
相信号を入力して増幅を行なうバランス形電圧制御アン
プで、ゲインの最大値がOdd、アッテネート市がO〜
■の範囲で可変制御される。VCA26の出力は差動ア
ンプ258を介して出力され、出力ライン220を介し
て第8A図のメイン信号出力端子26に導かれる。
第8B図において、ライン300はディジタル経路のD
/A変換後のメイン信号用の出力ライン(左チャンネル
)で、このライン300から入力された信号(アナログ
信号)はディエンファシス回路305、LPF292を
介して出力選択回路28に入力される。
ライン301はディジタル経路のD/A変換後のメイン
信号用の出力ライン(右チャンネル)で、このライン3
01から入力された信号はディエン7792回路303
、LPF307を介して右チャンネルの出力選択回路(
図示せず〉に入力される。
ライン302,304,306,308は、音響効果信
号用の出力ラインで、それぞれ前方左側、前方右側、後
方左側、後方右側の信号が供給されている。これらのラ
イン302,304,306゜308から入力された各
音響効果信号は、それぞれディエンファシス回路312
,314,316゜318からLPF322.324,
326゜328を介してライン226に出力され、第8
A図の音響効果用出力端子60(前方側)、62(後方
側)に供給される。
〔3〕 第8C図 第8C図は、アナログ入力のディジタルループ経路14
、ディジタルストレート経路18、音場効果経路22、
制御回路235を含んでいる。
ディジタルループ14の信号ライン237から入力され
るアナログ信号は、バッファアンプ260、ローパスフ
ィルタ262、プリエンファシス回路264を介してデ
ィザ回路付A/D変換回路266に入力される。
A/D変換回路266の構成を第13図に示す。
この回路では逐次比較形A/D変換を行なっている。
第13図において、疑似乱数発生器268からはディザ
用のノイズがディジタル信号で発生される。このノイズ
はパラレル/シリアル変換器269を介してシリアルD
/A変換器でアナログ信号に変換され、アッテネータ2
70を介して加算器272でプリエンファシス回路26
4からの入力信号に加算される。この加算信号はサンプ
ルホールド回路294を介して比較器276に入力され
る。逐次比較レジスタ278の出力は、パラレルD/A
変換器280を介して比較器276に入力される。
比較器276は両人力を逐次比較して、サンプリングホ
ールド回路294の出力の方が大きい場合は“1”を、
小さい場合は“O″をそのビットに立てこれをしSB(
再下位ビット)まで行なう。
これにより、逐次比較レジスタ278にはサンプルホー
ルド回路294の出力に対応したディジタルデータが保
持される。
逐次比較レジスタ278に保持されたデータはパラレル
/シリアル変換器279を介してシリアル減算器281
に入力され、前記ノイズが減算されて出力される。この
操作をサンプルホールド回路294に信号が保持される
ごとに行なうことにより、シリアル減算器281からは
、プリエンファシス回路264の出力アナログ信号(左
チャンネル)に対応したディジタル信号が出力される。
なお、タイミング制御回路283は、この回路の各部の
タイミングを制御するものである。
第8C図において、A/D変換回路281は右チャンネ
ルのディジタルループ(図示せず)に送られてくる入力
アナログ信号をディジタル信号に変換するもので、第1
3図のA/D変換回路266と同様に構成されている。
A/D変換回路266.280の出力ディジタル信号は
マルチプレクサ282で時分割多重化される。
ディジタルストレート経路18の信号ライン196から
入力されるディジタル信号は、ディジタルI10レシー
バ48に入力さ机る。
ディジタルI10レシーバ48は、前述のように、入力
されたディジタル信号と後段回路をインターフェイスす
る回路である。
ディジタルI10レシーバ48の出力は、ディジタルボ
リウム49に入力される。ディジタルボリウム49は、
アナログ経路におけるVCA26く第8B図)に対応す
るもので、ディジタル信号のレベルを調整する。
ディジタルループ14のディジタル信号およびディジタ
ルストレート経路18のディジタル信号は、セレクタ2
90に入力される。セレクタ290は、ディジタル14
側のみから信号が来る場合は、この信号を出力し、ディ
ジタルストレート経路18のみから信号が来る場合はこ
の信号を出力する。また、ディジタルループ14とディ
ジタルストレート経路18の両方から同一ソースの信号
が来る場合は、ディジタルストレート経路18の信号を
出力する。すなわち、高品位であるディジタル入力ソー
スがある場合はそれを優先的に出力する。また、ディジ
タルI10レシーバ48内でデータエラーが検出された
場合は、同一ソースからアナログ入力も同時に入力され
ている場合はディジタルループ経路14側からの信号を
出力する。
ディジタルI10レシーバ48による経路選択の具体的
方法としては、例えば次の方法が考えられる。
■ ディジタルストレート経路18における電圧変化(
“1“、“0″の変化)を見て、その変化がある場合は
、ディジタルストレート経路18を選択する。
■ より高精度に行なうならば、ディジタルストレート
経路18における電圧変化(” 1 ” 。
“O″)の基本周期(すなわちサンプリング周波数f、
)を検出して、そのサンプリング周波数f8に対応した
周期ラバ検出された場合はディジタルストレート経路1
8を選択する。
θ 内部PLLの同期がかかっているか否かを検出する
。すなわち、ディジタルストレート経路18に信号が供
給されていても、その信号に支障(ドロップアウト、故
障)等があって同期外れがあれば、ディジタルループ1
4を選択する。データエラーがあった場合もディジタル
ループ14を選択する。
セレクタ290の出力は、ディジタルイコライザ42に
入力される。
ディジタルイコライザ42は、前述のようにディジタル
フィルタリング用プロセッサで、3バンドパラメトリツ
クイコライザで構成され、前記ディジタルイコライザパ
ラメータ設定部100における設定に基づき、CPU2
00からの指令により、分割した3つの帯域ごとに中心
周波数、Qルーベルが、またローカット、ハイカットの
各周波数およびスロープがフィルタ構成やフィルタ係数
をCPIJの指令により変更することによりそれぞれ設
定値どおりに設定される。ディジタルイコライザ42に
入力されたディジタル信号は、設定された各フィルタ特
性が付与される。なお、ディジタルイコライザ42は、
例えば日本楽器製造株式会社製YM3608を利用する
ことができる。
ディジタルイコライザ42の出力は、メイン信号として
4倍オーバサンプリングディジタルフィルタ44に入力
される。
4倍オーバサンプリングディジタルフィルタ44は、後
段のD/A変換後のLPF292 (第8B図・)の負
担を軽減するもので、入力ディジタルデータを4倍オー
ツb;リングして(入力ソースの1サンプリング周期に
3個の補間データを挿入して、サンプリングノイズをB
域側にずらす。)出力する。
4倍オーバサンプリングディジタルフィルタ44は、1
6ビツトの入力に対し精度の高い係数を用いた畳み込み
潰砕を行なうことにより、畳み込みの際の誤差の累積を
防止している。(その具体的方法は、例えば昭和61年
9月29日付本出願人の出願に係る特許願参照)。また
、このディジタルフィルタ44は後段のD/A変換回路
46で高精度の演惇を行なうため、18ビツトで信号を
出力する。この18ビツトの信号はD/A変換回路46
に入力される。
D/A変換回路46は、18ビツトの入力に基づいて8
M度にD/A変換を行なう。すなわち、例えばCD上の
音楽信号は、いつも一定レベルになく、大きくもなり、
小さくもなり、ダイナミックに変化している。一般にC
DのD/A変換器は最上位ビットから最下位ビットまで
16ビツトの変換能力を持っているが、実際の音楽信号
を符号化したディジタル信号では、上位ビットが使用さ
れていないことが多い。したがって、16ビツトの変換
能力を持ちながら実質15ビツト、14ビツト、・・・
・・・で動作しており、小振幅時にはD / A変換器
の歪みやノイズが目立ちやすい。そこで、D/A変換回
路46では、18ビツトの入力に基づき、その信号レベ
ルが小さいときは、2ビツトまでシフトアップし、D/
A変換器342の直線性のよい歪みの少ない部分でD/
A変換が行なわれるようにしている。D/A変換後シフ
トアップに相当する分後段のアナログアンプ344のゲ
インを落として(2ビツトシフトアツプで1/4アツテ
ネート)レベル合わせをしている。また、シフトアップ
することによってディジタルフィルタからの18ビツト
出力をすべて使うことができるため、再邑子化ノイズ(
前段のディジタルフィルタ44における畳み込み演算に
よる累積誤差)も1/4にすることができる。
D/A変換回路46において、ディジタルフィルタ44
から出力された左チャンネルの信号(18ビツト)は、
シフタ340に入力され、その振幅レベルに応じて2ビ
ツトまでシフトアップされてD/A変換器342でD/
A変換される。
D/A変換器342の出力アナログ信号は、可変アンプ
344に入力される。可変アンプ344はゲインコント
ロール回路346により、ビットシフト分ゲインが落と
される(D/A変換回路46全体ではゲインなし)。こ
れにより、ディジタルフィルタ44の出力に正確に対応
したアナログ信号が左チャンネルのメイン信号としてラ
イン300から出力される。
第15図は、D/A変換回路46の動作を示したもので
ある。シフタ340は入力信号レベルを常に検出してお
り、−643の領域にレベルダウンしたことを確認した
ら不感帯として設けた0、18秒後1ビット(+6cE
)シフトアップし、可変アップ344で一6dB減衰す
る。同様に一12dBの領域にレベルダウンしたことを
確認したら0.18秒後さらに1ビツトシフトアツプ(
+12田)し、可変アンプ344で一12clB減衰す
る。
入力信号がレベルアップする場合は不感帯は設けない。
右チャンネルのメイン信号についてのD/A変換回路3
48も左チャンネルの回路347と同様に構成される。
次に音場効果音の創生処理について説明する。
前記ディジタルイコライザ42の出力は音場効果音の創
生のため、音場効果経路22に導かれ、サウンドフィー
ルドプロセッサ20に入力される(プログラムの内容に
応じて(左チャンネル+右チャンネル)/2または左チ
ャンネル−右チャンネルの信号が入力される。)。
サウンドフィールドプロセッサ20は、プロセッサ(例
えば日本楽器製造株式会社製YM3804 :通称DS
P)350と、24ビツト×16にワードの信号遅延用
メモリ(ダイナミックRAM)352を3組具え、それ
ぞれ前方音、後方音、前方後方共通の信号処理を分担し
、前記前面パネルの音場効果操作部130におけるプロ
グラム選択操作やパラメータ変更操作に従って音場効果
音を創生する。創生された音場効果音は、前方音がライ
ン356から、後方音がライン358からそれぞれ出力
される(左右各チャンネルは時分割出力)。
変調回路354は、他の音場効果(例えばコーラス、ト
レモロ□、シンフオニツク等〉を与えるためのものであ
る。この音場効果は、実際の反射音データに基づかずに
人工的に作られたプログラムで、面白い効果音を作り出
すことができる。例えば4チヤンネルの音を少しずつ遅
らせて立体的なサウンドを楽しめるディレィ、左右の音
をわずかにズラすことでエコー効果が得られるステレオ
エコー、音質が変化しながらうねるような効果が生まれ
るステレオ7ランジ、漂うような音の揺れを表現するコ
ーラス、回転感を伴ったユニークな音のひろげるステレ
オ7ランジング、艶やかな音の揺れを創り出すトレモロ
、リリカルできらびやかな音の調和感を生み出すシンフ
オニツク、レコーディングスタジオの反響室の中に居る
ような効果が出るエコールーム等がある。
ライン356から左右チャンネル時分割出力された前方
音の信号はディジタルフィルタ52で4倍オーバサンプ
リングされ、D/A変換回路56に18ビツトで入力さ
れる。
D/A変換回路56は、内部にディジタルボリウムとD
/A変換器を有し、入力信号をD/A変換するとともに
、音量調整操作手段(ボリウム、バランス、ミューティ
ング等)の操作に応じてCPU200で求められた設定
すべきゲイン(前記第10図で示したように0.2dB
ステツプで480段階すなわちO〜−96dBの範囲で
定められる。)与える。
このD/A変換回路56の構成例を第14図に示す。
入力信号く左右チャンネル時分割入力)は、入カコント
O−ル回路420を介して乗算器422に入力される。
また、CPU200からのゲイン情報は増加方向、減少
方向の区別がアップ/ダウン情報で与えられ、変化層が
1パルス0.2cBに相当するパルスで与えられる。
このパルスおよびアップ/ダウン情報は、アップ/タウ
ンカウンタ424に送られ、アップ/ダウンカウントさ
れる。アップ/ダウンカウンタ424はオーバフローま
たはアンダーフローするごとにアップ情報またはダウン
情報とともに1ノくルス出力し、アップ/ダウンカウン
タ426をアップ/ダウンカウントする。
これにより、アップ/ダウンカウンタ424゜426に
はゲイン情報が仮数と指数に分けられて保持される。
アップ/ダウンカウンタ424に保持された仮数は、R
OM428で10(1→1inearに変換され、乗算
器422で入力信号に乗算される。
乗算器422の出力乗算値は、シフタ434に送られる
とともに、フローティングレベル検出器430でレベル
が検出される。シフトコントローラ432は、検出され
たレベルに応じてそのレベルが小さいときはシフタ43
4を駆動して、乗算値を2ヒツトまでシフトアップする
(メイン信号の経路における前記シフタ34aと同様の
動作)。
シフタ434の出力は出力コントロール回路436を介
してD/A変換器でD/A変換されて減衰回路440.
442に入力される。
減衰回路440は1(スルー)、1/’2゜1/4 、
 1/8 、 1/16の減衰量を有する減衰器(サン
プルホールド回路付>440a、・・・・・・。
440eおよび442a、−・・−・、440eを有し
、それぞれ左右両チャンネル信号が入力される。
一方、シフトコントローラ432は、アップ/ダウンカ
ウンタ426から与えられるゲイン情報の指数値からシ
フタ434でビットシフトしたシフト量を減算して、C
PUから指令されたゲインを実現するために必要な減衰
器を求め、アドレスエンコーダ444からその減衰量情
報を出力する。
この減衰量情報はアドレスデコーダ446を介して減衰
回路440,442にサンプリングパルスとして与えら
れる。これにより、減衰器440a、・・・・・・、4
40eおよび442a、・・・・・・。
442eのうち減衰量情報に対応したものにD/A変換
器438の出力がサンプルホールドされ(このサンプル
ホールドにより左右チャンネルも分離される。)、所定
の減衰量で出力される。
これにより、入力信号に所定のゲインをかけたアナログ
信号が出力される。
このように、ゲイン情報を仮数と指数に分けてはじめに
仮数だけをかけてD/A変換し、アナログ出力に指数を
かけて乗算することにより、D/A変換器438の語長
を有効に利用でき、誤差の少ないディジタルボリウムが
実現される。また、シフタ434によるビットシフトも
D/A変換器438での誤差の減少に寄与している。
減衰器440.442の左右台チャンネル出力は、第8
C図のライン302.304を介して第8B図のLPF
322.324にそれぞれ入力される。
なお、第14図のD/A変換回路56におけるモードコ
ントローラ446はこのD/A変換回路56の動作モー
ドを切換えるものである。すなわち、第14図のD/A
変換回路56は前記メイン信号のD/A変換回路(第8
C図)としても用いることができる。その場合は乗算回
路422をスルーとし、シフトコントローラ432がア
ップ/ダウンカウンタ426からの指数情報を受けない
ようにする。このようにすれば、D/A変換回路56は
ゲインがなくなり、ビットシフト→D/A変換→減衰だ
けになるので、D/A変換回路46として利用すること
ができる。このモードの設定は、CPU200から送ら
れるモード切換指令M、M、により行なわれる。
第8C図において、サウンドフィールドプロセッサ20
からライン358に左右チャンネル時分割出力された後
方音の信号は、ディジタルフィルタ54で4倍オーバサ
ンプリングされ、D/A変換回路58に入力される。D
/A変換回路58は例えば前記第14図のD/A変換回
路56と同様に構成される。D/A変換回路58から出
力される後方音の左右台チャンネル音響効果信号はライ
ン306.308からそれぞれ出力され、第8B図のL
PF326.328にそれぞれ入力される。
制御回路335は、このアンプ各部の制御を行なう。制
御回路335において、可変抵抗器382は前記メイン
ボリウム94に連動して、その回動伍に応じた直流電圧
を出力する。また、可変抵抗器384は、前記バランス
調整ボリウム96に連動して、その回動aに応じた直流
電圧を出力する。これらの直流電圧はボリウムコントロ
ール回路(A/D変換器)386でA/D変換される。
CPUに送られる。
CPU408は、パワースイッチ70のオン/オフ情報
391、前面パネルの各種コントロールキー情報390
、リモートコントロール情報392を入力し、その操作
内容をCPU200に送出する。
CPU200はその操作内容に基づき、アナログスイッ
チコントロール回路388を介して各部のアナログスイ
ッチをオン/オフ制御する。また、各種音量調整操作手
段(メインボリウム94、左右バランスボリウム96、
オーディオミューティングキー92、インプットレベル
設定キー88、メインミュートマタ、CPU200はイ
ンターフェイス395を介してサウンドフィールドプロ
セッサ20を制御する。
ROM400は音場効果用)7クトリプログラム等を記
憶している。RAM402は音場効果用ユーサドブOグ
ラムとディジタルイコライザ42の設定内容を組合わせ
たプログラム、インプットレベル設定値、現在の各部の
設定状態等を記憶する。この記憶はパワースイッチをオ
フしても消えない。
モータドライブ410はリモートコントロール操作に基
づきメインボリウムをステップモータ412で駆動する
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、利得調整をD
/A変換前と後に分けて行ない、総合利得をほぼスルー
以上にするときはD/A変換の後段をほぼスルーとして
D/A変換の前段で利得を調整し、総合利得をほぼスル
ー以下にするときはD/A変換の前段をほぼスルーとし
てD/A変換の後段で利得(減衰量)を調整するように
したので、次のような効果がある。
■ 総合利得が大きい場合は、D/A変換の前段すなわ
ちディジタル処理回路がフルビットに近い動作をし、内
部レベルは相対的に小さくなるとともにD/A変換の後
段はスルーなのでディジタル処理回路で発生したノイズ
レベルは一切増幅されることははい。
■ 総合利得が小さい場合は、D/A変換の前段はスル
ーなのでディジタル処理回路の入力は減衰されず、でき
る限りの範囲で最も多くのビットを用いる動作となり、
ここでのノイズレベルの不要な層大を防ぐので、その部
分でのS/Nの悪化は防止される。また、ディジタル処
理回路でノイズか発生してもD/A変換の後段で減衰さ
れるので、ノイズレベル自体小さくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の基本構成を示すブロック図である
。 第2図は、この発明を適用したコントロールアンプの一
実施例を示すブロック図で、第8A図、第8B図、第8
C図に示す具体回路の直要を示すものである。 第3図は、実施例に示すコントロールアンプ中に組み込
まれている音場効果方式の原理図である。 第4図は、実施例にキすコントロールアンプの前面パネ
ルの構成を示す正面図である。 第5図は、第4図の前面パネルにおける表示部90の表
示例を示す正面図で、インプットレベル設定時のもので
ある。 第6図は、第4図の前面パネルにおけるディジタルイコ
ライザパラメータ設定部100で設定されるディジタル
イコライザ42のフィルタ特性の一例を示すものである
。 第7図は、第4図の前面パネルにおけるディジタルイコ
ライザパラメータ設定部100の拡大図である。 第8A図、第8B図、第8C図は、第2図に同図番で示
す各部の詳細図である。 第9図は、この実施例に示すコントロールアンプが適用
されるリスニングルームのスピーカ等の配置例を示す平
面図である。 第10図は、実施例で示すコントロールアンプ内のゲイ
ン配分を示すブロック図である。 第11図は、第10図のゲイン配分を説明する線図であ
る。 第12図は、第10図のゲイン配分によるノイズレベル
を示す線図である。 第13図は、第8C図におけるディザ付A/D変換回路
266の構成例を示すブロック図である。 第14図は、第8C図におけるD/A変換回路56の構
成例を示すブロック図である。 第15図は、第8C図におけるD/A変換回路46の動
作説明図である。 第16図は、実施例で示すコントロールアンプにおいて
イコライザオン/オフキー110をオフしたときのディ
ジタルイコライザパラメータ設定部100における表示
の状態を示す図である。 第17図は、この発明で解決しようとする問題点を含ん
だ利得調整回路の構成を示すブロック図である。 2・・・D/A変換器、3b・・・ディジタルボリウム
、4・・・アナログボリウム。 1?ハ%’+07ij[l    VV+a!1 %Q
%ll:F!’IJ第13図 半影°、0.判11  正 数 (方式)昭和61年1
2月110

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ディジタル信号をアナログ信号に変換する D/A変換回路と、 このD/A変換回路より前段に配置されるディジタルア
    ンプおよびディジタルボリウムと、このD/A変換回路
    より後段に配置されるアナログボリウムとを具え、 総合利得を大きくする場合は、前記アナログボリウムを
    ほぼスルーに設定して、前記ディジタルボリウムにて利
    得可変し、 総合利得を小さくする場合は、前記ディジタルアンプお
    よびディジタルボリウムを両者合わせてほぼスルーとな
    るようにこのディジタルボリウムを設定して、前記アナ
    ログボリウムにて利得可変することを特徴とする利得調
    整回路。
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