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JPH04352726A - 動脈硬化防止剤及び動脈硬化防止作用を有する機能性食品 - Google Patents

動脈硬化防止剤及び動脈硬化防止作用を有する機能性食品

Info

Publication number
JPH04352726A
JPH04352726A JP3160034A JP16003491A JPH04352726A JP H04352726 A JPH04352726 A JP H04352726A JP 3160034 A JP3160034 A JP 3160034A JP 16003491 A JP16003491 A JP 16003491A JP H04352726 A JPH04352726 A JP H04352726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tea
extract
group
tea extract
cholesterol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3160034A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Hayashi
栄一 林
Masaru Kunitomo
国友 勝
Hiroshi Yamazoe
山添 寛
Machiko Hayashi
真知子 林
Masaru Yamaguchi
優 山口
Kunihiko Ikeda
邦彦 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
Nikko Kyodo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mining Co Ltd, Nikko Kyodo Co Ltd filed Critical Nippon Mining Co Ltd
Priority to JP3160034A priority Critical patent/JPH04352726A/ja
Publication of JPH04352726A publication Critical patent/JPH04352726A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、茶葉の水又はアルコー
ル抽出物を有効成分とする動脈硬化防止剤もしくは機能
性食品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の成人病、特に動脈硬化にも
とづく心臓あるいは脳疾患が癌とともに死亡原因で大き
なウェートを占めている。動脈硬化は、ある程度年令を
とるに従って進行するが、最近は栄養の過剰摂取による
ことが多く、この傾向は今後とも増加するものと予想さ
れる。従って動脈硬化を予防する薬剤あるいは食品が強
く求められており、各方面から動脈硬化を防ぐ数多くの
研究や検討が進められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、動脈硬化の予
防あるいは治療に用いられる薬剤等の多くはその殆んど
が、化学合成で製造されたものであり、またたとえ植物
や動物からの材料を用いた天然物由来のものであっても
、その精製過程で人体に害を及ぼす化学物質を用いたり
、生成物の一部を化学物質と反応させてつくられたもの
が多い。
【0004】一方、茶は古くより保健と延命の妙薬とし
て知られている。茶又は茶の抽出物を含め、その薬効と
してカフェイン効果、カテキン効果、ビタミンC効果な
どが良く知られている。また、茶の成分を分画して得ら
れるカテキン類がコレステロール上昇を抑止することは
知られている(特開昭60−156614号公報、特開
平1−299224号公報) 。茶の効果はこれらの個
々の効果によることは勿論であるが、茶又は茶の抽出物
に含まれる全ての成分による総合的な効果が茶の効果と
して表れるものと考えられる。
【0005】そこで、本発明者等は、天然物由来の安全
性の高い茶葉を原料として、人体に危険な化学薬品を用
いることなく、単に水あるいはアルコールで抽出した抽
出物を用いて、その薬理作用について鋭意研究を重ねた
結果、茶抽出物がその単なる一成分による効果ではなく
、その成分が相乗的に作用し、優れた動脈硬化防止作用
を奏することを見出した。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は、上記知見に
基づいてなされたものであって、茶抽出物を有効成分と
して含有することを特徴とする動脈硬化防止剤及び機能
性食品である。
【0007】本発明における茶抽出物は、ツバキ科の常
緑低木Thea Sinesis L. の葉を水ある
いは人体に無害なアルコールもしくはこれらの混合溶液
で抽出する。これらは生の葉部を使用してもよく、また
葉部を乾燥して用いてもよく、さらに葉部を醗酵させあ
るいは醗酵させることなく蒸成し、揉稔、乾燥を行った
ものを用いてもよい。このようなものとして緑茶、煎茶
、ほうじ茶、ウーロン茶、紅茶等がある。
【0008】抽出は、例えば乾燥した茶葉100重量部
に対し溶媒500〜5000重量部を加えて行う。溶媒
としては、水、温湯、熱湯あるいはエタノールもしくは
その含水物が用いられ、乾燥した茶葉を前記溶媒に浸漬
するかあるいは加熱下で3分間〜10時間抽出を行うこ
とが望ましい。得られた抽出液は、抽出溶剤を除去して
濃縮する。濃縮は、前記抽出液を茶抽出成分が30wt
%程度になるまで濃縮する。なお、乾燥した葉100重
量部は生葉約500重量部に相当する。また、アルコー
ル抽出液の場合濃縮する前後に、活性炭、酸性白土ある
いは硅藻土等を用いて不必要な成分を吸着除去し、濃縮
液を脱色してもよい。
【0009】さらに、濃縮液を蒸発乾固したりあるいは
凍結乾燥し、粉末としてもよい。特に抽出液を活性炭で
処理し、凍結乾燥を行うと得られる製品の保存中の変色
を防止することができる。得られた濃縮液または粉末が
本発明では茶抽出物として用いられる。これらはそのま
ま用いてもよく、あるいはこれらをドリンク剤、錠剤、
散剤、顆粒剤、カプセル剤等としたものを用いてもよい
。さらに、清水に溶解して用いてもよく、またこれらを
飲食品原料に添加して用いてもよい。添加量としては1
日当り粉末の場合1〜2gを、濃縮液の場合3〜7gを
摂取するようにするとよい。飲食品としては、例えばジ
ュース、酒類、ビール等の飲料、麺、パン、米飯、ビス
ケット等の穀類加工食品、ソーセージ、ハム、カマボコ
等の練製品、バター、ヨーグルト等の乳製品、チューイ
ンガム、キャンデー等の菓子、ふりかけ、調味料等が用
いられ、これらの製造の適宜の段階で必要量添加するこ
とができる。
【0010】本発明における茶抽出物は、前記したよう
に3分〜10時間抽出され、茶抽出物濃度30wt%程
度に濃縮されるかあるいは乾燥固化又は粉末化されたも
のであって、このような長時間抽出が行われ、かつ濃縮
されている点で通常の茶飲料とは明確に相違する。本発
明における動脈硬化防止剤は、前記したように濃縮液そ
のままあるいはドリンク剤、錠剤、散剤、顆粒剤、カプ
セル剤等の形として経口的に投与される。これらの剤の
製造は、茶抽出物濃縮液あるいは粉末に増量剤、バイン
ダー、崩壊剤、矯味剤、矯臭剤、着色剤等をその製剤の
剤型に応じて加えて従来知られている慣用の製剤の製造
法を用いて製造するとよい。投与量は、成人に対し粉末
の場合1日約1〜2gを、また濃縮液の場合は3〜7g
を一日数回に分けて投与する。この投与量は、通常茶を
飲用するときの数倍に相当する。この抽出物は常用され
ている茶葉の成分であるので毒性はなく、従って上記投
与量を超えて投与しても何等支障はない。このようにす
ると動脈硬化症を予防することができるばかりではなく
、その治療にも有用である。
【0011】また、本発明における機能性食品は、前記
したように本発明における茶抽出物を添加した飲食品で
あって動脈硬化症の予防あるいは治療に有用である。ま
た、得られた茶抽出物の固体を、清水に溶かして、食品
とともに摂取すると、血液中のコレステロールの低下は
もとより、大動脈等の動脈内表面に蓄積した脂肪分も減
少し、蓄積が抑制され、動脈硬化症の発生を予防するこ
とができる。
【0012】本発明についてさらに詳細かつ具体的に説
明する。 (1)  茶抽出物の製造 ■  水抽出物の製造 静岡産の煎茶50gを70℃の温水1000mlに5分
間浸出操作を行い、濾過した。濾液のpHは約5.9で
あった。この濾液を直ちに凍結乾燥した。こうして緑色
微粉末状の茶抽出物12gを得た (抽出物1g当り煎
茶4.2gのなかの抽出成分を含有) 。
【0013】■  アルコール抽出物の製造乾燥茶葉1
00gを95%エタノール1000mlに浸漬し、80
℃で3時間抽出した。得られた抽出液を濾過して茶葉を
除去した後、茶葉抽出物濃度が約5wt%程度になる迄
濃縮した。該濃縮液に清水210ml及び活性炭85g
を入れ、約60℃で3時間撹拌混合した。そして、活性
炭を濾過除去した後、エタノールと水の一部とを蒸発除
去して、茶成分濃度約50%に濃縮したところ、濃褐色
の水溶液30gを得た。このようにして得た温水抽出物
、及びエタノール抽出物の成分分析値(wt%)を、表
1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】(2)  動脈硬化予防試験■  長期投
与試験 (i) 試験方法 1群10匹のICR系雄性マウス (5週令) を5群
用意し、表2に示す組成(wt%)の標準食(I群)と
動脈硬化形成食(II〜V群)を投与した。動脈硬化形
成食には、血清コレステロール値を増加させる目的でコ
レステロール1.5%及びコール酸0.5%が、また血
清過酸化脂質値を増加させる目的でリノール酸5%が含
まれている。両飼料とも−20℃のフリーザ中に保存し
実験では毎日新しい飼料を与えた。飼料は各動物個々に
一定量を与え、摂取量を毎日測定した。
【0016】
【表2】                          
       標準食          動脈硬化形
成食      シュクロース           
    63.0                 
61.2      カゼイン           
        20.0             
    20.0      寒天         
               2.0       
          20.       ココナツ油
                 10.0    
              5.0      リノ
ール酸                      
                 5.0     
 ビタミン混合物a)            0.8
                  0.8    
  塩混合物b)                 
 4.0                  4.0
      コレステロール            
                       1.
5      コール酸              
                         
  0.5
【0017】ビタミン混合物a)は、飼料1
00gあたり、VA 3000 (IU)、VD2 3
00 (IU)、VB1HCl0.5(mg) (以下
特に記載しない限りmgを示す) 、VB2 0.6 
、VB6HCl 0.5、VB12 0.5 (μg)
、VE 1.0、VK3 0.5 、パントテン酸カル
シウム 2.0、ナイアシン 2.0、p−アミノ安息
香酸 2.0、d−ビオチン 0.01 、葉酸0.0
5、イノシトール100 、塩酸コリン150 を含有
する。
【0018】塩混合物b)は、飼料100gあたり、C
aCO3 1200mg (以下、特に記載しない限り
mgを示す )、K2HPO4 1300 、CaHP
O4・2H2O 300、MgSO4 ・7H2O 4
08、NaCl 672、クエン酸鉄 112、KI 
3.2、MnSO4 ・4H2O 20 、ZnCl2
 1.0 、CuSO4 ・5H2O 1.2を含有す
る。
【0019】また、水分の補給として蒸留水 (I群及
びII群、自由に摂取) 及び前記(1)で得られた茶
抽出物を蒸留水に溶解した溶液 (III 群〜V群)
 を投与した。
【0020】III 群〜V群の茶抽出物の摂取量は、
1日当たり次の基準で投与した。 III 群      茶抽出物    50mg/体
重KgIV 群      茶抽出物   100mg
/体重KgV群      茶抽出物   200mg
/体重Kgマウスの飼育は、室温23±1℃、相対湿度
55±5%、照射時間12時間 (7時〜19時) で
、14週間行った。その間採血のために実験開始前夜、
2週間置きに一夜及び最終日の夜は絶食させた。
【0021】試験項目としては、飼育期間中は、体重、
血清中の総コレステロール含量、過酸化脂質含量の変化
を測定し、試験期間終了後は、血清あるいは臓器を採取
し、それぞれについて各種の理化学的検査を行った、す
なわち、 a.週2回体重を測定した。 b.2週間ごとに絶食後、エーテル麻酔下にマウスの眼
底から0.2mlの血液を採血し、血清サンプルを調製
し、総コレステロール、過酸化脂質を測定した。
【0022】c.実験終了時 (14週間後) におい
ては、前述と同様の方法で採血し、動物を脱血死させた
後、肝臓および大動脈 (胸部と腹部) を摘出し、各
々の湿重量を測定した。血液は、血清分離後、血清中の
総コレステロールおよび遊離型のコレステロール、リン
脂質、トリグリセリド、過酸化脂質およびレシチンコレ
ステロールアシルトランスフェラーゼ(LCAT)活性
の測定に供した。 血清の一部は、ヘパリン−マンガン沈澱法〔 G. R
. Warnick等J. Lipid Res. 1
9,65(1978) 〕にて高比重リポタンパク(H
DL) を分画後、HDL 画分中の総コレステロール
の測定に供した。肝臓は、Folch 等〔J. Fo
lch, J. Biol. Chem. 226,4
97(1959)〕の方法により、クロロホルム:メタ
ノール(2:1v/v)にて脂質を抽出し、総および遊
離型コレステロール、トリグリセリドおよびリン脂質の
測定に供した。大動脈は、凍結乾燥後、重量を秤量し、
2mlのクロロホルム:メタノール(2:1v/v)に
浸漬、50℃、20分間加熱して脂質を抽出し、総およ
び遊離型コレステロールの測定に供した。
【0023】血清、HDL 画分、肝臓および大動脈中
の総および遊離型コレステロールは蛍光酵素法〔 M.
 Kunitomo等、J.Pharmacol. 4
2, 261(1986)〕により測定した。 LCAT活性は Dieplinger 等〔H.Di
eplinger等、Clin. Chim. Act
a 106,319−324(1980)〕の方法に準
じて測定し、血清中の遊離型コレステロールのエステル
化速度(nmol/ml/hr)で表示した。トリグリ
セリドはトリグリセリドE テストワコー (和光純薬
) を用いて測定した。リン脂質はYoshida ら
〔Yoshida 等: J. Acta Bioch
em.88,463(1980) 〕の方法を用いて測
定した。過酸化脂質はYagi〔Yagi等: Bio
chem. Med.. 15, 212(1976)
〕の方法に準じて測定し、チオバルビツール酸反応物質
(TBA−RS) 量で表示した。
【0024】得られた実験値は平均値±標準誤差で表示
し、II群との実験値間の有意差検定にはStuden
t のtテストを適用した。
【0025】(ii) 試験結果 測定結果を図1〜図5及び表3〜表4に示す。
【0026】A.  実験期間中の測定結果a.体重 図1に示すように、標準食を与えた群(I群) の体重
にくらべて動脈硬化食を与えた群(II〜V群)の体重
は抑制された。対照群(II群)と茶抽出物を投与した
群(III〜V群)との間に有意な差は認められなかっ
た。
【0027】b.血清コレステロール値の経時変化図2
に示すように、実験開始2週以後、対照群(II群)の
血清総コレステロール値は、正常群(I群)の2倍以上
の濃度を維持した。このようにして増加したII群の血
清コレステロール値に比べ、茶抽出物を与えたIII〜
IV群では、6週以後低い値を示し、10週目にはII
I およびV群の値とII群の値の間に有意差が認めら
れた。しかし、実験終了時の14週目においてはII群
と緑茶抽出物投与群との間に有意差がみられなくなった
【0028】c.血清過酸化脂質値の経時変化2週毎に
測定した血清過酸化脂質値の経時変化を図3に示した。 対照群(II群)の過酸化脂質値は、実験期間が経過す
るにつれ次第に増加した。緑茶抽出物投与群(III〜
V群)の過酸化脂質値は、II群に比べ8週以後用量依
存的に低い値を示した。最高用量(200mg /Kg
/日)を投与したV群の値では、2週より実験終了時ま
で有意な低下がみられた。なお、標準食を与えた正常群
(I群)の血清過酸化脂質の値は、実験期間を通じて図
3に示した実験開始時の値とほぼ同じレベルの8.9 
nmol/mlの濃度で推移した。
【0029】B.  実験終了時における血清・大動脈
及び肝臓の脂質変化 a.血清脂質 表3に示すように実験終了時においては、茶抽出物投与
による血清総コレステロール(TC)の低下作用は軽度
であった。遊離型(FC)およびエステル型(EC)コ
レステロールの変化も、総コレステロールとほぼ同様に
抑制された。 その結果、エステル比 (エステル型コレステロール値
/総コレステロール値EC/TC) には、各群間で差
がなかった。遊離型コレステロールをエステル型コレス
テロールに変換する酵素であるLCAT活性はI群に比
べII群は著しく低下したが、III 〜V群では、I
I群より高い活性を示した。またリン脂質(PL)も茶
抽出物投与群(III〜V群) は対照群 (II) 
よりも低かった。
【0030】
【表3】
【0031】b.大動脈脂質 表4に示すように、II群の大動脈中コレステロール値
はI群より有意に増加、その総、遊離型およびエステル
型コレステロール値の増加率はそれぞれ27,24,1
4%であった。これに対し、茶抽出物によってコレステ
ロールの増加は用量依存的に抑制された。なかでも総(
TC)およびエステル型 (EC) コレステロール値
においてII群とIV及びV群の間に有意差があった。
【0032】
【表4】
【0033】c.肝臓脂質 肝臓脂質中のコレステロール含量を図4に示す。第II
群(対照群)の肝臓のコレステロール値は標準食を与え
た第I群と比べ著しく増加した。しかし、茶抽出物投与
の第III 群と第IV群の遊離型コレステロールは有
意に減少し、総コレステロール及びエステル型コレステ
ロールは軽度の減少が見られる。
【0034】d.臓器重量 図5に示すように、肝臓は、動脈硬化食を与えた群の重
量が標準食を与えた群のそれにくらべて増加した。しか
し脂肪肝の程度は比較的軽度であった。また、脾臓の重
量は、茶抽出物の投与により、用量依存的に増加がやゝ
抑制された。
【0035】以上は、マウスの動脈硬化モデルを用い茶
抽出物がその脂質レベルに、如何なる影響を与えるかを
検討したものである。比較的低用量の茶抽出物(50〜
200mg/Kg/日) の投与によって血清のコレス
テロール、過酸化脂質及びリン脂質が低下し、大動脈及
び肝臓のコレステロールの増加が抑制されるという注目
すべき結果が得られた。
【0036】このような結果は緑茶の飲用によって動脈
硬化の進行が予防できる可能性を示すものである。現在
までに茶抽出物の成分であるタンニンの構成成分である
カテキンの脂質低下作用が報告されている。しかし茶葉
中にはカテキン類の他に脂質低下作用を有する成分とし
てフラボノイド、ビタミンC、マグネシウムなども含ま
れている。茶の血清コレステロール低下作用はカテキン
のみでなく、これらいくつかの茶成分の相互作用にもと
づくと判断される。
【0037】本発明では、リノール酸5%添加飼料をマ
ウスに与え血清過酸化脂質を増加させた条件において、
茶抽出物が顕著かつ用量依存的な抑制を示した。  ま
た、本発明において、マウスの動脈硬化モデルの生化学
的追究により、大動脈へのコレステロール蓄積、なかで
も動脈硬化病変部位に増加するといわれるエステル型コ
レステロールの蓄積が、茶抽出物の投与により防止され
たことは注目に値することである。
【0038】過酸化脂質と動脈硬化発症・進展との関係
は次第に明らかにされつつある。すなわち、過酸化脂質
は血管内皮細胞障害を引き起こす、マクロファージや平
滑筋細胞の泡沫細胞化を進行させる、内皮細胞のプロス
タサイクリン合成を抑制して動脈壁障害に対する防御機
構を低下させるなどの報告がなされている。最近、低比
重リポ蛋白(LDL)の酸化変性が粥状動脈硬化発症に
深く関与することが明らかにされた。実際、過酸化脂質
で直接変性させたLDL がマクロファージに取り込ま
れ、泡沫化を進行させることが証明されている。本発明
で得られたマウス大動脈へのコレステロール蓄積および
茶抽出物による抑制の機序については明らかでない。し
かし、本発明において用いた茶抽出物による動脈壁への
コレステロール蓄積抑制は,茶抽出物のもつ強い過酸化
脂質低下作用とコレステロール低下作用との協力作用に
より惹起されたことになると考えられる。この実験結果
からみて、茶抽出物はヒトの日常の飲用量に近い量の数
倍量で、血液中の過剰コレステロールの低下作用と過酸
化脂質の低下作用を示し、且つ大動脈壁の動脈硬化性変
化を予防する特徴をもっている。 ■  短期投与試験
【0039】(i)  試験方法 1群6匹のラット(7週令)を8群用意して、無処置(
第I群)と高脂血症を誘発するトライトン(Trito
n WR1339) (第II群) を投与し、更に前
記トライトンに加えて茶抽出物或いは粗カテキン (第
III 〜VIII群) を投与して、血清脂質の上昇
を抑制する茶抽出物の効果を確認した。
【0040】粗カテキンはカテキン類を80重量%以上
含有する市販の粗カテキン(栗田工業社製:商品名ポリ
フェノン100)を使用した。茶抽出物の脂質代謝に有
効な成分はタンニン類(カテキン類)であると言われて
いるので、粗カテキンを茶抽出物と比較検討するため投
与した。茶抽出物及び粗カテキンの投与量は、その中に
含まれるカテキン(タンニン)の絶対量を第III 群
、第V群及び第VII 群でほぼ等量となるように調整
し、第IV群、第VI群及び第VIII群でもほぼ等量
となるように調整した。
【0041】各群の処置をまとめると、次のようになる
。 第I群    無処置 第II群    トライトン投与 第III 群        〃      +温水抽
出物       200mg/Kg×2回投与第IV
群          〃      +温水抽出物 
      500mg/Kg×2回投与第V群   
       〃      +アルコール抽出物 3
00mg/Kg×2回投与第VI群         
 〃      +アルコール抽出物 750mg/K
g×2回投与第VII 群        〃    
  +粗カテキン        80mg/Kg×2
回投与第VIII群        〃      +
粗カテキン       200mg/Kg×2回投与
また、実験期間中は絶食期間 (採血前18時間)を除
き、マウス、ラット用の餌(日本クレア(株)製、CE
−2)を自由に摂取させた。
【0042】試験手順をより具体的に説明する。■トラ
イトンは、静脈に225mg/kgを1回投与(注射)
した。■茶抽出物及び粗カテキンは、トライトン投与前
、及びそれから18時間後の2回経口強制投与した(粉
末は茶成分50wt%程度の水溶液で投与した)。■採
血はトライトン投与から24時間後に、尾静脈から行な
った。■ラットは、採血の前18時間絶食とした。採取
した血液は、血清を分離して、次の項目について測定し
た。
【0043】総コレステロール(TC)  蛍光酵素法
〔M. Kunitomo 等, J.Pharmac
ol. 42, 261(1986)〕遊離型コレステ
ロール (FC)   蛍光酵素法〔M. Kunit
omo 等, J.Pharmacol. 42,26
1(1986) 〕リン脂質(PL) Yishida
らの方法〔Yoshida 等 J.Acta Bio
chem. 88, 463(1980)〕遊離脂肪酸
 (FFA)  酵素比色法〔久城英人等、臨床検査 
 15巻、191(1971) 〕
【0044】(ii
)  試験結果 得られた測定値は各群6匹の平均値±標準誤差で表示し
、表5に示す。また、第II群との測定値間の有意差検
定にはStudent’s t−testを適用した。 (*はP<0.05、**は<0.01を示す)表5よ
り、茶抽出物及び粗カテキンは、総コレステロール及び
遊離脂肪酸の上昇を抑制することがわかる。特にエタノ
ール抽出物が遊離脂肪酸の上昇を高/低両投与共に有為
に抑制しており、優れていることを同表は示している。 また、その他同表より、茶抽出物は、温水抽出物にせよ
或いはエタノール抽出物にせよ、粗カテキンと比較して
、カテキン含有量が少ないにもかかわらず、測定結果の
上で遜色なくかえって優れているものも多いことがわか
る。従って、茶抽出物の投与は、カテキン以外の成分と
の相乗効果があると判断される。また、エタノール抽出
物を用いると、抽出物中のカフェイン含量及びカリウム
含量が低いにもかかわらず、水抽出物の使用と同様の効
果があり、カフェイン及びカリウムの摂取を低く抑制す
ることができ、この点でも健康の面で有用である。
【0045】
【表5】
【0046】
【実施例】次に本発明の実施例を示す。 実施例1 蒸留水1000mlを70°±1℃に加熱し、これに茶
葉(市販品)50gを二重ガーゼに包み、投入し撹拌し
ながら5分間抽出した。抽出液を外部を氷で冷却しなが
ら20℃まで冷却した。ガーゼを絞って茶葉中に含まれ
ている水を回収した。この抽出液を真空濾過器で濾過し
、約820mlの濾液を得た。次に、この濾液を−55
℃に急速に冷却して凍結し、0.001気圧で脱水乾燥
を行って、約12gの粉末(水分含量約1〜1.5%)
を得た。葉茶からの歩留りは24%であった。
【0047】実施例2 実施例1で得られた凍結乾燥粉末20重量部に、乳糖6
5重量部、デキストリン10重量部、タルク75重量部
及び水適量を加え常法に従って錠剤とした。
【0048】実施例3 実施例1で得られた凍結乾燥粉末10gと庶糖10g、
水あめ64g、有機酸1g、香料0.2g及び水少量と
を混合し、常法により加熱冷却し、キャンデイを製造し
た。
【0049】実施例4 乾燥茶葉100gを95%エタノール100mlに浸漬
し、80℃で3時間抽出を行なった。得られた抽出液を
濾過して茶葉を除去し、茶葉抽出物濃度が約5wt%程
度になるまで濃縮した。濃縮液に清水210ml及び活
性炭85gを入れ、約60℃で3時間撹拌混合した。そ
して、活性炭を濾別し、エタノールと水の一部とを蒸発
除去し、茶成分濃度約50%に濃縮して濃褐色の水溶液
30gを得た。この水溶液を実施例2と同様にして錠剤
を作成した。
【0050】実施例5 実施例4で得られた濃褐色の水溶液30gに水30ml
、蔗糖20mg、クエン酸及びエッセンス少量を加えて
飲料を製造した。
【0051】
【発明の効果】本発明は、茶葉から水又はアルコールを
抽出溶媒として抽出した茶抽出物を有効成分とする動脈
硬化防止剤又は茶抽出物を添加した機能性食品を提供す
るものである。本発明の動脈硬化防止剤又は機能性食品
は茶抽出物の単一成分や特定の分画成分ではなく、抽出
物の水溶性成分を広く包含し、その相互の相乗作用によ
って動脈硬化を予防あるいは治療することができる。特
にアルコール抽出物は、カフェイン及びカリウム含量が
低く、この面においても有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】動脈硬化食と本発明の茶抽出物とを投与したマ
ウスと標準食を投与したマウスとの実験期間中の体重の
変化を示す。
【図2】実験期間中の血清総コレステロール値変化を示
す。
【図3】実験期間中の過酸化脂質の変化を示す。
【図4】実験終了後の肝臓中のコレステロール含量を示
す。
【図5】実験終了後の臓器重量を示す。*は対照群(I
I群)にくらべてP<0.05、**はP<0.01、
*** はP<0.001 であることを示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  茶葉を水、アルコール又はこれらの混
    合溶液を抽出溶媒として抽出した茶抽出物を有効成分と
    する動脈硬化防止剤
  2. 【請求項2】  茶抽出物が水、アルコール又はこれら
    の混合溶液を抽出溶媒として抽出した抽出液から溶媒を
    除去し、凍結乾燥したものである請求項1記載の動脈硬
    化防止剤
  3. 【請求項3】  茶葉を水、アルコール又はこれらの混
    合溶液を抽出溶媒として抽出した茶抽出物を含有せしめ
    てなる動脈硬化防止作用を有する機能性食品【請求項4
    】  茶抽出物が水、アルコール又はこれらの混合溶液
    抽出溶媒として抽出した抽出液から溶媒を除去し、凍結
    乾燥したものである請求項3記載の動脈硬化防止作用を
    有する機能性食品
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