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JPH04334310A - Agent for suppressing formation of lipid peroxide - Google Patents

Agent for suppressing formation of lipid peroxide

Info

Publication number
JPH04334310A
JPH04334310A JP3130662A JP13066291A JPH04334310A JP H04334310 A JPH04334310 A JP H04334310A JP 3130662 A JP3130662 A JP 3130662A JP 13066291 A JP13066291 A JP 13066291A JP H04334310 A JPH04334310 A JP H04334310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lactoferrin
lipid peroxide
agent
lipid
suppressing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3130662A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Norihiro Tomono
伴野 規博
Yoshihiro Chikamatsu
義博 近松
Kohei Hasebe
浩平 長谷部
Masaki Inagaki
稲垣 真貴
Yutaka Ando
裕 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichimaru Pharcos Co Ltd
Original Assignee
Ichimaru Pharcos Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ichimaru Pharcos Co Ltd filed Critical Ichimaru Pharcos Co Ltd
Priority to JP3130662A priority Critical patent/JPH04334310A/en
Publication of JPH04334310A publication Critical patent/JPH04334310A/en
Pending legal-status Critical Current

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  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

PURPOSE:To provide a safe agent for suppressing formation of lipid peroxide, having low side effect compared with conventional substance and excellent effect for suppressing the formation of lipid peroxide and useful as pharmaceuticals, quasi drugs and cosmetics. CONSTITUTION:The objective effective and safe agent for suppressing the formation of lipid peroxide can be produced by using a lactoferrin as an active component. The amount of the lactoferrin is >=0.001wt.% (preferably >=0.01wt.%) and the agent is coated, rubbed or sprayed (aerosol) to the skin in the form of solution, powder, sol, gel, emulsion, wax and various other forms. It can be used also as an additive for the conventional cosmetic or external agent by conventional process. Since the compound is stable to various other additives and cosmetic bases, it can be used in combination with the substances. Any lactoferrin including those produced by tissue culture or chemical synthesis can be used in the present process provided that the compound has an iron- bonding capability.

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、過酸化脂質の生成を抑
制する効果があり、その利用分野としては、例えば、医
薬品類、医薬部外品類、化粧品類(人及びその他の動・
植物用に用いられる各種製剤も含む)に用いることが出
来る。 【0002】 【従来の技術】過酸化脂質とは、脂質の構成成分である
不飽和脂肪酸に過酸化物、主として、ヒドロペルオキシ
ドがついたものである。これらの過酸化脂質は、生体内
で細胞膜に障害を与えたり、各種酵素の不活性化や生体
蛋白の変性などを生じ、生体組織に悪影響を与える。そ
して、これらの原因が老化を促進させたり、癌性変化な
どの疾病へつながると考えられている。 【0003】この脂質が過酸化する過程においては、多
価脂肪酸又は酸素のラジカル化が必要であり、それには
、光、温度、重金属等の因子によって、ラジカル化が促
進される。よって、これらの因子を取り除き、ラジカル
化を防いだり、又、発生したラジカルを分解、消去する
ことによって過酸化脂質の生成を抑制する物質が開発さ
れている。 【0004】例えば、ラジカル化された酸素を、分解、
消去するスーパーオキシドディスムターゼ、カタラーゼ
、グルタチオンペルオキシダーゼといった酵素やビタミ
ン剤、或は、抗酸化効果のあるケルセチン、オリザノー
ルといった植物抽出エキスやコエンザイムQ、又、過酸
化脂質と結合することによって分解するSH化合物やア
ルブミン、脂肪酸のβ酸化を促進することによって過酸
化脂質の生成を抑制するパントテン酸、更に、主要な促
進因子である紫外線を防ぐことによって脂質過酸化を抑
制する二酸化チタン、ウロカニン酸といったサンスクリ
ーン剤やUV吸収剤などが知られている。しかしながら
、ラクトフェリンを過酸化脂質生成抑制剤として応用し
た例は、従来、知られていなかった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者らは
、過酸化脂質生成抑制剤として、従来、用いられてきた
物質よりも副作用(安全)が少なく、且つ、過酸化脂質
生成抑制効果に優れた物質を天然物質の中から探索して
きたのである。その結果、ラクトフェリンがFento
n反応を阻害し、過酸化脂質生成抑制作用を有すること
を発見し、本発明を完成する至った。以下、本発明を具
体的に述べる。 【0006】脂質の過酸化反応は、上記にも述べた如く
、最初に何らかの因子の反応によってラジカルが生成す
ることにより始まるが、コバルト、マンガン、鉄、銅な
どの遷移金属は、速やかに、ヒドロペルオキシド、過酸
化水素を分解してラジカルが発生する。この内、鉄イオ
ンによる分解はFenton反応としてよく知られてい
るものであり、生体内でも重要な役割を果たしている。 【0007】生体内における鉄錯体のうち、強力な脂質
過酸化の開始剤となりうるのは、鉄と弱く結合している
 ADP−鉄錯体や有機酸−鉄錯体である。酵素により
還元されて生じたFe2+−ADP 錯体によるFen
ton型の反応で、ヒドロペルオキシドが脂質アルコキ
シラジカルへ分解され、更に、無傷の不飽和脂肪酸を攻
撃し、連鎖的に反応が進行していく。このように生体内
での脂質過酸化反応には、鉄錯体もしくは鉄イオンが重
要なのは明らかである。 【0008】又、ラクトフェリンは乳汁中や体液など細
胞内外液に存在し、1分子の蛋白質あたり2原子の鉄を
取り込むことができ、鉄に対して強い親和性を持つ。ま
た、好中球内でも合成され、鉄イオンを強力に捕捉する
ことから、細菌の発育を阻害し、死を導く物質として知
られており、鉄を飽和していないラクトフェリンは、こ
のような強力な鉄親和性によって、脂質過酸化反応に関
与する鉄を、その蛋白質分子中に強く取り込むため、強
力な抗酸化剤として働いていると考えられている。これ
らの事柄に基ずき、本発明者らはラクトフェリンと過酸
化脂質生成抑制との関係を調べるべく検討した。その結
果、ラクトフェリンが有効かつ安全な過酸化脂質生成抑
制剤であることを確認して、本発明を完成するに至った
。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、ラクトフェリ
ンを有効成分として含有する過酸化脂質生成抑制剤に関
するものである。 【0010】尚、本発明のラクトフェリンを有効成分と
する過酸化脂質生成抑制剤の配合量としては、0.00
1重量%以上(以下、断わりのない限り、重量%で表わ
す)、好ましくは、0.01%濃度以上のラクトフェリ
ンを溶液、粉末、ゾル、ゲル、エマルジョン、ワックス
状等様々な形態で、皮膚に塗布、塗擦、スプレー(エア
ロゾール)して使用する。又、ラクトフェリンは公知の
化粧料または外用剤用の基剤等に常法により配合して、
ローション、スキンクリーム、乳液、ヘアートニック、
シャンプー、リンス、その他の化粧料、医薬品、医薬部
外品(人及びその他の動・植物用に用いられる各種製剤
も含む)などの薬液、軟膏等の皮膚外用剤等として用い
ることができ、更に、ラクトフェリンはビタミン類、動
植物エキス、皮膚機能亢進剤、各種界面活性剤、溶剤、
香料、着色料、殺菌剤、防腐剤、抗酸化剤、保湿剤、そ
の他の各種添加剤、各種化粧品基剤に対しても安定であ
り、これらと共に配合し、併用して用いることが出来る
。 【0011】本発明に使用するラクトフェリンは、鉄を
結合する能力さえあれば、どのような由来のラクトフェ
リンであっても差し支えはなく、組織培養や化学合成で
得られたラクトフェリンを用いることもでき、またラク
トフェリンの製造法は、公知の製造法を採用しても差し
支えない。 【0012】以下に、本発明について、更に具体的に示
すため、ラクトフェリンを有効成分として含有する過酸
化脂質生成抑制剤の効果(作用)又は副作用(安全性)
及びラクトフェリンの製造例、処方例等に関して開示す
る。 【0013】 【製造例】 ラクトフェリンの製造法 新鮮な牛ホエーの硫安沈殿物を水に溶解し、セファデッ
クスG−25のカラムに通し脱塩する。脱塩した蛋白を
pH7.3のリン酸緩衝生理食塩水 (PBS)に溶解
し、抗牛ラクトフェリンモノクローナル抗体をアフィニ
ティカラムに通し、更に、PBS にて洗浄した。その
後、0.15Mの食塩を含むpH3.7の0.25M酢
酸ナトリウム緩衝液で、カラムより牛ラクトフェリンを
溶出し、pHを中性付近に調整した後、精製水で3日間
透析し、その後、透析物を凍結乾燥し、牛ラクトフェリ
ンを得る。 【0014】 【試験例1】 ラクトフェリンの脂質過酸化抑制効果の確認試験ラクト
フェリンが紫外線によるリノレン酸の過酸化を抑制する
かどうかを、TBA法を用いて、過酸化物量を測定した
。 【0015】1)検体の調製 製造例又は公知の方法で製造したラクトフェリンを、精
製水にて溶解し、検体とする。又、対照として、ビタミ
ンEを同様に行なった。 【0016】2)試験方法 0.8%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液に、0.1%リ
ノレン酸、8μM硫酸鉄アンモニウム、38μMアスコ
ルビン酸を加え溶解し、この溶液3.9mlを10ml
のスクリュー瓶に取る。これに検体溶液0.1mlを加
え、紫外線(東芝製  FL−20SE ランプ及びF
L−20SBLB ランプをそれぞれ3灯並列して距離
15cmにて照射。)を1時間照射した後、この液を1
ml取り、次に、0.8%チオバルビツール酸水溶液1
.5mlと20%酢酸(pH3.5 )1.5mlを加
え、95℃で1時間加熱する。冷却後、精製水1ml及
びn−ブタノール:ピリジン(15:1)5mlを加え
て、良く振った後、遠心分離し、このn−ブタノール層
の532nmにおける吸光度を測定し、過酸化脂質量と
した。尚、検体を加えて紫外線を照射した場合の過酸化
脂質量をa、検体を加えて紫外線を照射しない場合の過
酸化脂質量をb、又、検体を加えないで紫外線を照射し
た場合の過酸化脂質量をa’、検体を加えず紫外線を照
射しない場合の過酸化脂質量をb’として、過酸化脂質
抑制率を数1により求めた。 【0017】 【数1】 【0018】 【表1】 【0019】3)試験結果 結果は表1の通り、ラクトフェリンはビタミンEと比べ
、強い脂質過酸化の抑制効果が見られた。又、表1より
、ラクトフェリンの有効濃度範囲としては、処方中に0
.001%以上含有していることが良好であることが確
認できた。 【0020】 【試験例2】 ラクトフェリンの安全性試験 【0021】1)検体の調製 製造例あるいは公知の方法で製造したラクトフェリンを
用い、以下の処方で柔軟性化粧水を作り検体として用い
た。尚、対照としてラクトフェリンの代わりに精製水を
加えたものを用いて行なった。 【0022】 (処方)   エタノ−ル                  
                      10.
0%            モノラウリン酸ポリオキ
シエチレンソルビタン          1.0% 
           パラオキシ安息香酸メチル  
                         
 0.2%            香料      
                         
                 0.2%    
        精製水              
                         
     77.5%            グリセ
リン                       
                   5.0%  
          1,3−ブチレングリコール  
                        6
.0%            ラクトフェリン   
                         
          0.1%          【
0023】2)試験方法 健康成人30名(男性11名:24〜40歳、女性19
〜46歳)を対照にパッチテストを行なった。尚、検体
を皮膚感作テストテープ:フィンチャンバー(輸入発売
元:大正製薬(株))に適量滴下し、上背部に47時間
貼布した。判定は除去後1時間及び、24時間後の皮膚
の紅斑を求める方法により行なった。 【0024】 【表2】 【0025】3)試験結果 表2に示した如く、ラクトフェリンは、化粧品原料とし
て、副作用もなく、安全に使用できる物質であることが
判定できた。 【0026】以下に2〜3の実施例を示し、本発明の方
法を、更に詳述するが、本発明の利用分野は、以下の実
施例に限定されることなく、各種の化粧品類、医薬品、
医薬部外品などに配合して用いることができる。尚、各
実施例は各製品の製造における常法により製造し、又、
ラクトフェリンは上記の製造例あるいは公知の方法によ
り製造したものを使用した。 【0027】 【実施例1】 (ピールオフパックの処方例) 精製水                      
      66.5%グリセリン         
                 5.0%プロピレ
ングリコール                4.0
%ポリビニルアルコール              
15.0%エタノール               
           8.0%ポリオキシエチレング
リコール        1.0%パラオキシ安息香酸
メチル            0.2%香料    
                         
   0.2%ラクトフェリン           
           0.1%上記の配合のピールオ
フパックを製造した。 【0028】 【実施例2】 (コールドクリームの処方例) サラシミツロウ                  
  11.0%流動パラフィン           
         22.0%ラノリン       
                   10.0%ア
ーモンド油                    
  15.0%ホウ砂               
               0.5%パラオキシ安
息香酸メチル            0.2%精製水
                         
   40.9%香料               
                 0.3%ラクトフ
ェリン                      
0.1%上記の配合でコールドクリームを製造した。 【0029】 【実施例3】   (シャンプーの処方例)     ラウリル硫酸トリエアタノールアミン    
              5.0%       
     ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナ
トリウム  12.0%            1,
3−ブチレングリコール              
            4.0%         
   ラウリン酸ジエタノールアミド        
                2.0%     
       エデト酸二ナトリウム        
                        0
.1%            パラオキシ安息香酸メ
チル                       
     0.2%            香料  
                         
                     0.3%
            精製水          
                         
         76.3%           
 ラクトフェリン                 
                     0.1%
        上記の配合でシャンプーを製造した。 【0030】 【発明の効果】本発明のラクトフィリンを有効成分とし
て含有する過酸化脂質生成抑制剤の効果を集約すれば、
次の如くである。■著明に過酸化脂質の生成を抑制する
。■副作用がなく、非常に安全である。したがって、利
用分野は、各種の医薬品、医薬品部外品、化粧品類、更
に、各種の食品類(加工食品、機能性食品、健康食品な
ど)に用いることが出来る。
Detailed Description of the Invention [0001] [Industrial Application Field] The present invention has the effect of suppressing the production of lipid peroxide, and its application fields include, for example, pharmaceuticals, quasi-drugs, and cosmetics. (people and other movements/
(including various preparations used for plants). [0002] Lipid peroxide is an unsaturated fatty acid, which is a component of lipid, to which peroxide, mainly hydroperoxide, is attached. These lipid peroxides cause damage to cell membranes, inactivation of various enzymes, and denaturation of biological proteins in vivo, and adversely affect biological tissues. These causes are thought to accelerate aging and lead to diseases such as cancerous changes. [0003] In the process of lipid peroxidation, it is necessary to radicalize polyvalent fatty acids or oxygen, and the radicalization is promoted by factors such as light, temperature, and heavy metals. Therefore, substances have been developed that suppress the production of lipid peroxide by removing these factors, preventing radical formation, and decomposing and eliminating generated radicals. For example, radicalized oxygen can be decomposed,
Enzymes and vitamins such as superoxide dismutase, catalase, and glutathione peroxidase that eliminate the enzymes, or plant extracts and coenzyme Q such as quercetin and oryzanol that have antioxidant effects, and SH compounds that decompose by combining with lipid peroxides. Sunscreen agents include pantothenic acid, which suppresses the production of lipid peroxides by promoting albumin and fatty acid β-oxidation, and titanium dioxide and urocanic acid, which suppress lipid peroxidation by blocking ultraviolet rays, which are the main promoting factors. and UV absorbers are known. However, there have been no known examples of applying lactoferrin as a lipid peroxide production inhibitor. Problems to be Solved by the Invention The present inventors have therefore developed a new drug that has fewer side effects (safety) than substances conventionally used as a lipid peroxide production inhibitor, and which suppresses lipid peroxide production. They have been searching for substances with excellent suppressive effects among natural substances. As a result, lactoferrin becomes Fento
The present invention was completed based on the discovery that the compound inhibits the n reaction and suppresses lipid peroxide production. The present invention will be described in detail below. As mentioned above, the peroxidation reaction of lipids begins with the generation of radicals through the reaction of some factor, but transition metals such as cobalt, manganese, iron, and copper quickly undergo hydrolysis. Radicals are generated by decomposing peroxide and hydrogen peroxide. Among these, the decomposition by iron ions is well known as the Fenton reaction, and it also plays an important role in living organisms. [0007] Among iron complexes in vivo, those that can serve as strong initiators of lipid peroxidation are ADP-iron complexes and organic acid-iron complexes, which weakly bind iron. Fen due to Fe2+-ADP complex generated by reduction by enzyme
In a ton-type reaction, hydroperoxide is decomposed into lipid alkoxy radicals, which further attack intact unsaturated fatty acids, and the reaction proceeds in a chain manner. Thus, it is clear that iron complexes or iron ions are important for lipid peroxidation reactions in vivo. [0008] Furthermore, lactoferrin exists in intracellular and extracellular fluids such as milk and body fluids, and can take up two atoms of iron per molecule of protein, and has a strong affinity for iron. Lactoferrin, which is also synthesized within neutrophils and strongly captures iron ions, is known as a substance that inhibits bacterial growth and leads to death. Due to its iron affinity, iron, which is involved in lipid peroxidation reactions, is strongly incorporated into its protein molecules, so it is thought to act as a powerful antioxidant. Based on these matters, the present inventors conducted an investigation to investigate the relationship between lactoferrin and suppression of lipid peroxide production. As a result, it was confirmed that lactoferrin is an effective and safe lipid peroxide production inhibitor, and the present invention was completed. [0009] The present invention relates to a lipid peroxide production inhibitor containing lactoferrin as an active ingredient. [0010] The blending amount of the lipid peroxide production inhibitor containing lactoferrin as an active ingredient of the present invention is 0.00
Lactoferrin in a concentration of 1% by weight or more (hereinafter expressed in weight% unless otherwise specified), preferably 0.01% or more, is applied to the skin in various forms such as solution, powder, sol, gel, emulsion, wax, etc. Use by applying, rubbing, or spraying (aerosol). In addition, lactoferrin is blended into a known cosmetic or external preparation base by a conventional method.
lotions, skin creams, milky lotions, hair tonics,
It can be used as shampoos, conditioners, other cosmetics, pharmaceuticals, quasi-drugs (including various preparations for humans, other animals, and plants), and skin external preparations such as ointments. , lactoferrin is used as vitamins, animal and plant extracts, skin function enhancers, various surfactants, solvents,
It is stable against fragrances, colorants, bactericides, preservatives, antioxidants, humectants, other various additives, and various cosmetic bases, and can be blended with these and used in combination. [0011] The lactoferrin used in the present invention may be of any origin as long as it has the ability to bind iron, and lactoferrin obtained by tissue culture or chemical synthesis may also be used. Furthermore, as the method for producing lactoferrin, any known production method may be used. [0012] Below, in order to more specifically illustrate the present invention, the effects (action) or side effects (safety) of the lipid peroxide production inhibitor containing lactoferrin as an active ingredient will be explained.
It also discloses production examples, prescription examples, etc. of lactoferrin. [Production Example] Method for producing lactoferrin The ammonium sulfate precipitate of fresh beef whey is dissolved in water and desalted by passing it through a Sephadex G-25 column. The desalted protein was dissolved in phosphate buffered saline (PBS) at pH 7.3, and an anti-bovine lactoferrin monoclonal antibody was passed through an affinity column, followed by washing with PBS. Thereafter, bovine lactoferrin was eluted from the column with a 0.25M sodium acetate buffer with a pH of 3.7 containing 0.15M salt, and after adjusting the pH to around neutrality, it was dialyzed against purified water for 3 days, and then, Lyophilize the dialysate to obtain bovine lactoferrin. [Test Example 1] Confirmation test for the lipid peroxidation inhibitory effect of lactoferrin To determine whether lactoferrin inhibits the peroxidation of linolenic acid caused by ultraviolet rays, the amount of peroxide was measured using the TBA method. 1) Preparation of specimen Lactoferrin produced according to the manufacturing example or a known method is dissolved in purified water to prepare a specimen. In addition, as a control, vitamin E was tested in the same manner. 2) Test method 0.1% linolenic acid, 8 μM ferrous ammonium sulfate, and 38 μM ascorbic acid were added and dissolved in a 0.8% sodium lauryl sulfate aqueous solution, and 3.9 ml of this solution was dissolved in 10 ml.
Transfer to a screw bottle. Add 0.1 ml of the sample solution to this, and add ultraviolet light (Toshiba FL-20SE lamp and F
Three L-20SBLB lamps were arranged in parallel and irradiated at a distance of 15 cm. ) was irradiated for 1 hour, this solution was irradiated for 1 hour.
ml, then 0.8% thiobarbituric acid aqueous solution 1
.. Add 5 ml and 1.5 ml of 20% acetic acid (pH 3.5), and heat at 95°C for 1 hour. After cooling, 1 ml of purified water and 5 ml of n-butanol:pyridine (15:1) were added, shaken well, and centrifuged. The absorbance of this n-butanol layer at 532 nm was measured and determined as the amount of lipid peroxide. . In addition, the amount of lipid peroxide when adding a sample and irradiating ultraviolet rays is a, the amount of lipid peroxide when adding a sample and not irradiating ultraviolet rays, and the amount of lipid peroxide when irradiating ultraviolet rays without adding a sample. The lipid peroxide suppression rate was determined by equation 1, where a' was the amount of oxidized lipid, and b' was the amount of lipid peroxide when no sample was added and no ultraviolet rays were irradiated. 3) Test results As shown in Table 1, lactoferrin had a stronger inhibitory effect on lipid peroxidation than vitamin E. Also, from Table 1, the effective concentration range of lactoferrin is 0 in the prescription.
.. It was confirmed that a content of 0.001% or more is good. [Test Example 2] Safety test of lactoferrin [0021] 1) Preparation of specimen Using lactoferrin produced according to the manufacturing example or a known method, a soft lotion was prepared according to the following formulation and used as a specimen. As a control, purified water was added instead of lactoferrin. (Formulation) Ethanol
10.
0% Polyoxyethylene sorbitan monolaurate 1.0%
Methyl paraoxybenzoate

0.2% fragrance

0.2%
purified water

77.5% glycerin
5.0%
1,3-butylene glycol
6
.. 0% lactoferrin

0.1% [
2) Test method 30 healthy adults (11 men: 24-40 years old, 19 women)
A patch test was conducted on subjects (~46 years old) as controls. An appropriate amount of the sample was dropped onto a skin sensitization test tape: Fin Chamber (imported and sold by Taisho Pharmaceutical Co., Ltd.), and the tape was applied to the upper back for 47 hours. Judgment was made by determining skin erythema 1 hour and 24 hours after removal. 3) Test Results As shown in Table 2, it was determined that lactoferrin is a substance that can be safely used as a cosmetic raw material without any side effects. [0026] The method of the present invention will be further explained in detail by showing a few examples below. However, the field of application of the present invention is not limited to the following examples, but can be applied to various cosmetics, pharmaceuticals, etc. ,
It can be used in combination with quasi-drugs, etc. In addition, each example was manufactured by a conventional method for manufacturing each product, and
The lactoferrin used was the one produced in the above production example or a known method. [Example 1] (Formulation example of peel-off pack) Purified water
66.5% glycerin
5.0% propylene glycol 4.0
% polyvinyl alcohol
15.0% ethanol
8.0% polyoxyethylene glycol 1.0% methyl paraoxybenzoate 0.2% fragrance

0.2% lactoferrin
A peel-off pack containing 0.1% of the above formulation was manufactured. [Example 2] (Formulation example of cold cream) White beeswax
11.0% liquid paraffin
22.0% lanolin
10.0% almond oil
15.0% borax
0.5% methyl paraoxybenzoate 0.2% purified water
40.9% fragrance
0.3% lactoferrin
0.1% A cold cream was produced with the above formulation. [Example 3] (Example of shampoo formulation) Triethanolamine lauryl sulfate
5.0%
Polyoxyethylene lauryl ether sodium sulfate 12.0% 1,
3-butylene glycol
4.0%
Lauric acid diethanolamide
2.0%
Edetate disodium
0
.. 1% Methyl paraoxybenzoate
0.2% fragrance

0.3%
purified water

76.3%
lactoferrin
0.1%
A shampoo was manufactured using the above formulation. Effects of the Invention The effects of the lipid peroxide production inhibitor containing lactophilin as an active ingredient of the present invention can be summarized as follows.
It is as follows. ■ Significantly suppresses the production of lipid peroxide. ■It has no side effects and is extremely safe. Therefore, it can be used in various pharmaceuticals, quasi-drugs, cosmetics, and various foods (processed foods, functional foods, health foods, etc.).

Claims (1)

【特許請求の範囲】[Claims] 【請求項1】  ラクトフェリンを有効成分として含有
することを特徴とする過酸化脂質生成抑制剤。
1. A lipid peroxide production inhibitor characterized by containing lactoferrin as an active ingredient.
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