JPH04230421A - 自動車の燃料タンクの支持構造および組付方法 - Google Patents
自動車の燃料タンクの支持構造および組付方法Info
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- JPH04230421A JPH04230421A JP2416775A JP41677590A JPH04230421A JP H04230421 A JPH04230421 A JP H04230421A JP 2416775 A JP2416775 A JP 2416775A JP 41677590 A JP41677590 A JP 41677590A JP H04230421 A JPH04230421 A JP H04230421A
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- fuel tank
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- automobile
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- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 title claims abstract description 70
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 10
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims abstract description 48
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車体フロアの下方に
配設される自動車の燃料タンクの支持構造および組付方
法に関する。
配設される自動車の燃料タンクの支持構造および組付方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の燃料タンクの配置構
造として、燃料タンクを、車体フロアの下方、例えば後
席シートが設置されたフロア部分の下方に配設するよう
にしたものは、一般に良く知られている(例えば、実開
昭60−62326号公報あるいは実開昭61−350
32号公報参照)。かかるレイアウトを採用することに
より、燃料タンクの必要容量を確保した上で、トランク
ルームのスペースをより広く確保することができる。
造として、燃料タンクを、車体フロアの下方、例えば後
席シートが設置されたフロア部分の下方に配設するよう
にしたものは、一般に良く知られている(例えば、実開
昭60−62326号公報あるいは実開昭61−350
32号公報参照)。かかるレイアウトを採用することに
より、燃料タンクの必要容量を確保した上で、トランク
ルームのスペースをより広く確保することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように燃料タン
クをフロア下方にレイアウトする場合、該燃料タンクは
、通常、例えばボルト及びナット更にはベルト部材など
により、車体側のフレーム部材等に対して吊り下げ状態
で取り付けられる。そして、この場合、その取付強度を
確保するとともに、車両衝突時、特に車両が後方からの
衝突を受けた際における燃料タンクの保護性能の向上を
図ることは重要である。
クをフロア下方にレイアウトする場合、該燃料タンクは
、通常、例えばボルト及びナット更にはベルト部材など
により、車体側のフレーム部材等に対して吊り下げ状態
で取り付けられる。そして、この場合、その取付強度を
確保するとともに、車両衝突時、特に車両が後方からの
衝突を受けた際における燃料タンクの保護性能の向上を
図ることは重要である。
【0004】また、車体フロアの下方には、上記燃料タ
ンクの他、通常、例えばディファレンシャル装置やプロ
ペラシャフトあるいはサスペンションクロスメンバなど
が配置されており、これらを車体側に組み付ける場合、
従来では、上記各部品を順次個別に車体に組み付けるよ
うにしている。しかしながら、上記各部品の組付作業は
いずれも車体下方から行なわれるので、本来その作業性
が悪く、しかも組立ライン上にて各部品を個別に組み付
けて行くので作業効率が低く、車両組立工程における生
産性を向上させる上で一つのネックになっていた。
ンクの他、通常、例えばディファレンシャル装置やプロ
ペラシャフトあるいはサスペンションクロスメンバなど
が配置されており、これらを車体側に組み付ける場合、
従来では、上記各部品を順次個別に車体に組み付けるよ
うにしている。しかしながら、上記各部品の組付作業は
いずれも車体下方から行なわれるので、本来その作業性
が悪く、しかも組立ライン上にて各部品を個別に組み付
けて行くので作業効率が低く、車両組立工程における生
産性を向上させる上で一つのネックになっていた。
【0005】この発明は、上記諸問題に鑑みてなされた
もので、燃料タンクをフロア下方にレイアウトする場合
において、該燃料タンクの保護性能の向上を図るととも
に、車体側への組付作業効率を向上させることができる
自動車の燃料タンクの支持構造および組付方法を提供す
ることを目的とする。
もので、燃料タンクをフロア下方にレイアウトする場合
において、該燃料タンクの保護性能の向上を図るととも
に、車体側への組付作業効率を向上させることができる
自動車の燃料タンクの支持構造および組付方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本願の第1の
発明は、車体フロアの下方に配設される燃料タンクを車
体側に支持する自動車の燃料タンクの支持構造において
、上記車体フロアの下方には車体側に支持されたサスペ
ンションクロスメンバが配設され、該サスペンションク
ロスメンバの上面側には上記燃料タンクと差動ユニット
とがマウントされており、上記燃料タンクは、上記サス
ペンションクロスメンバを介して車体側に支持されてい
るようにしたものである。
発明は、車体フロアの下方に配設される燃料タンクを車
体側に支持する自動車の燃料タンクの支持構造において
、上記車体フロアの下方には車体側に支持されたサスペ
ンションクロスメンバが配設され、該サスペンションク
ロスメンバの上面側には上記燃料タンクと差動ユニット
とがマウントされており、上記燃料タンクは、上記サス
ペンションクロスメンバを介して車体側に支持されてい
るようにしたものである。
【0007】また、本願の第2の発明は、車体フロアの
下方に配設される燃料タンクを車体側に組み付ける自動
車の燃料タンクの組付方法において、車体フロアの下方
に配設されるサスペンションクロスメンバに差動ユニッ
トと燃料タンクとを組み付けてサブアッセンブリを形成
し、このサブアッセンブリを車体側に組み付けるように
したものである。
下方に配設される燃料タンクを車体側に組み付ける自動
車の燃料タンクの組付方法において、車体フロアの下方
に配設されるサスペンションクロスメンバに差動ユニッ
トと燃料タンクとを組み付けてサブアッセンブリを形成
し、このサブアッセンブリを車体側に組み付けるように
したものである。
【0008】更に、本願の第3の発明は、上記第1の発
明において、上記燃料タンクは、上記差動ユニットを跨
ぐ鞍型状に形成されているようにしたものである。
明において、上記燃料タンクは、上記差動ユニットを跨
ぐ鞍型状に形成されているようにしたものである。
【0009】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、燃料タンク
をサスペンションクロスメンバに取り付け、このサスペ
ンションクロスメンバを介して、燃料タンクを車体側に
支持するようにしたので、構造部材として高い強度及び
剛性を有するサスペンションクロスメンバに燃料タンク
を取り付けることにより、フロア下方に吊り下げ状態で
支持されていた従来に比べて、上記燃料タンクの保護性
能を向上させることができる。更に、例えば、車両が後
方からの衝突を受けた場合、その衝突荷重は、構造部材
として高い取付強度を有するサスペンションクロスメン
バの車体側への取付部に作用することがあっても、上記
燃料タンクの取付部に直接的に影響を及ぼすことがなく
、該タンクの取付部の保護性能が向上する。
をサスペンションクロスメンバに取り付け、このサスペ
ンションクロスメンバを介して、燃料タンクを車体側に
支持するようにしたので、構造部材として高い強度及び
剛性を有するサスペンションクロスメンバに燃料タンク
を取り付けることにより、フロア下方に吊り下げ状態で
支持されていた従来に比べて、上記燃料タンクの保護性
能を向上させることができる。更に、例えば、車両が後
方からの衝突を受けた場合、その衝突荷重は、構造部材
として高い取付強度を有するサスペンションクロスメン
バの車体側への取付部に作用することがあっても、上記
燃料タンクの取付部に直接的に影響を及ぼすことがなく
、該タンクの取付部の保護性能が向上する。
【0010】また、本願の第2の発明によれば、差動ユ
ニット及び燃料タンクをサスペンションクロスメンバに
組み付けて予めサブアセッンブリを形成し、このサブア
セッンブリを車体側に組み付けるようにしたので、車両
組立ラインにて上記各部品を順次個別に組み付けていた
従来に比べて、上記組立ラインでの組付作業効率を大幅
に向上させ、車両組立工程における生産性の向上に寄与
することができる。
ニット及び燃料タンクをサスペンションクロスメンバに
組み付けて予めサブアセッンブリを形成し、このサブア
セッンブリを車体側に組み付けるようにしたので、車両
組立ラインにて上記各部品を順次個別に組み付けていた
従来に比べて、上記組立ラインでの組付作業効率を大幅
に向上させ、車両組立工程における生産性の向上に寄与
することができる。
【0011】更に、本願の第3の発明によれば、上記第
1の発明において、燃料タンクを上記鞍型状に形成した
ので、燃料タンクは上記差動ユニットを跨いでその両側
に広がるようにレイアウトすることが可能になる。すな
わち、上記第1の発明と同様の効果を奏するとともに、
燃料タンクが差動ユニットの上方に配置され上下方向の
スペースが制限される場合でも、該燃料タンクの容量を
十分に確保することができる。
1の発明において、燃料タンクを上記鞍型状に形成した
ので、燃料タンクは上記差動ユニットを跨いでその両側
に広がるようにレイアウトすることが可能になる。すな
わち、上記第1の発明と同様の効果を奏するとともに、
燃料タンクが差動ユニットの上方に配置され上下方向の
スペースが制限される場合でも、該燃料タンクの容量を
十分に確保することができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を、添付図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は、本実施例に係る自動車の
車体後部におけるフロア下面側の平面説明図であるが、
この図に示すように、上記自動車の車体後部には、左右
両側部において前後方向に延びる一対のリヤサイドフレ
ーム2間に、エンジン(不図示)の駆動力を後輪側に伝
えるプロペラシャフト3が車体前後方向に延設され、該
プロペラシャフト3の後端側は、左右の後輪車軸6に連
結されたディファレンシャル装置4に接続されており、
該ディファレンシャル装置4は、リヤサスペンション装
置(不図示)を支持するサスペンションクロスメンバ1
0に取り付けられている。
いて詳細に説明する。図1は、本実施例に係る自動車の
車体後部におけるフロア下面側の平面説明図であるが、
この図に示すように、上記自動車の車体後部には、左右
両側部において前後方向に延びる一対のリヤサイドフレ
ーム2間に、エンジン(不図示)の駆動力を後輪側に伝
えるプロペラシャフト3が車体前後方向に延設され、該
プロペラシャフト3の後端側は、左右の後輪車軸6に連
結されたディファレンシャル装置4に接続されており、
該ディファレンシャル装置4は、リヤサスペンション装
置(不図示)を支持するサスペンションクロスメンバ1
0に取り付けられている。
【0013】該サスペンションクロスメンバ10は、図
3に示すように、上下に組み合わされる2つのフレーム
体11,12で構成されており、上側のフレーム体11
(サスクロスアッパ)は、上方に湾曲した左右一対の湾
曲フレーム13と、該湾曲フレーム13の後端どうしを
連結して車幅方向に延びる上下の連結メンバ14とで形
成されている。また、下側のフレーム体12(サスクロ
スロア)は、左右一対の前後フレーム16と、該前後フ
レーム16の前端どうしを連結する前端フレーム17と
で略枠状に形成されたベースフレーム15と、該ベース
フレーム15内の後部において上記前後フレーム16,
16間に掛け渡して設けられた2本の平行なデフ固定メ
ンバ18とで構成されている。
3に示すように、上下に組み合わされる2つのフレーム
体11,12で構成されており、上側のフレーム体11
(サスクロスアッパ)は、上方に湾曲した左右一対の湾
曲フレーム13と、該湾曲フレーム13の後端どうしを
連結して車幅方向に延びる上下の連結メンバ14とで形
成されている。また、下側のフレーム体12(サスクロ
スロア)は、左右一対の前後フレーム16と、該前後フ
レーム16の前端どうしを連結する前端フレーム17と
で略枠状に形成されたベースフレーム15と、該ベース
フレーム15内の後部において上記前後フレーム16,
16間に掛け渡して設けられた2本の平行なデフ固定メ
ンバ18とで構成されている。
【0014】そして、サスクロスアッパ11の湾曲フレ
ーム13,13の後端部をサスクロスロア12の前後フ
レーム16,16の後端部に、また、上記湾曲フレーム
13,13の前端部を上記前後フレーム16,16の途
中部に、それぞれ溶接接合あるいは締結固定することに
より、アッパ及びロアのフレーム体11及び12を一体
化してサスペンションクロスメンバ10が形成されるよ
うになっている。尚、上記サスクロスロア12のベース
フレーム15の例えば前端及び後端における左右両端部
には、サスクロスロア12を(つまりサスペンションク
ロスメンバ10を)車体側に取り付けるための取付部1
9(ボルト挿通穴)がそれぞれ設けられている。
ーム13,13の後端部をサスクロスロア12の前後フ
レーム16,16の後端部に、また、上記湾曲フレーム
13,13の前端部を上記前後フレーム16,16の途
中部に、それぞれ溶接接合あるいは締結固定することに
より、アッパ及びロアのフレーム体11及び12を一体
化してサスペンションクロスメンバ10が形成されるよ
うになっている。尚、上記サスクロスロア12のベース
フレーム15の例えば前端及び後端における左右両端部
には、サスクロスロア12を(つまりサスペンションク
ロスメンバ10を)車体側に取り付けるための取付部1
9(ボルト挿通穴)がそれぞれ設けられている。
【0015】また、図2に示すように、上記自動車の車
体後部には、フロアパネル1の後部を若干立ち上げて形
成した段部1aが設けられており、この段部1aの下面
には左右のリヤサイドフレーム2の途中部どうしを連結
する補強用の中間クロスメンバ8が配設されている。そ
して、上記段部1aの上方には後席シート9が配置され
る一方、段部1aの下方には、上記ディファレンシャル
装置4にプロペラシャフト3を連結して構成される差動
ユニット5のほか、この差動ユニット5を跨ぐようにし
て燃料タンク20が配設されている。尚、上記フロアパ
ネル1の車幅方向の略中央には、前後方向に延びるトン
ネル部1bが形成されており、プロペラシャフト3はこ
のトンネル部1b内を挿通している。
体後部には、フロアパネル1の後部を若干立ち上げて形
成した段部1aが設けられており、この段部1aの下面
には左右のリヤサイドフレーム2の途中部どうしを連結
する補強用の中間クロスメンバ8が配設されている。そ
して、上記段部1aの上方には後席シート9が配置され
る一方、段部1aの下方には、上記ディファレンシャル
装置4にプロペラシャフト3を連結して構成される差動
ユニット5のほか、この差動ユニット5を跨ぐようにし
て燃料タンク20が配設されている。尚、上記フロアパ
ネル1の車幅方向の略中央には、前後方向に延びるトン
ネル部1bが形成されており、プロペラシャフト3はこ
のトンネル部1b内を挿通している。
【0016】上記燃料タンク20は所謂鞍型状のもので
、例えば図4に示すように、その底面側には、差動ユニ
ット5の上部外形形状、つまりプロペラシャフト3及び
ディファレンシャル装置4の上部の外形形状に対応した
前後方向に延びる凹部20aが形成され、この凹部20
a内に上記差動ユニット5の上部を収納し得るようにな
っている。尚、上記燃料タンク20の下部外周には、該
タンク20を取り付けるために、ボルト挿通穴21aを
有する複数の取付金具21が設けられ、また、上記燃料
タンク20の後端部には、車体側部に延びるフィラーパ
イプ22が接続されている。燃料タンク20を上記のよ
うな鞍型状に形成することにより、該燃料タンク20を
、上記差動ユニット5を跨いでその両側に広がるように
レイアウトすることが可能になり、燃料タンク20が差
動ユニット5の上方に配置され上下方向のスペースが制
限される場合でも、該燃料タンク20の容量を十分に確
保することができる。
、例えば図4に示すように、その底面側には、差動ユニ
ット5の上部外形形状、つまりプロペラシャフト3及び
ディファレンシャル装置4の上部の外形形状に対応した
前後方向に延びる凹部20aが形成され、この凹部20
a内に上記差動ユニット5の上部を収納し得るようにな
っている。尚、上記燃料タンク20の下部外周には、該
タンク20を取り付けるために、ボルト挿通穴21aを
有する複数の取付金具21が設けられ、また、上記燃料
タンク20の後端部には、車体側部に延びるフィラーパ
イプ22が接続されている。燃料タンク20を上記のよ
うな鞍型状に形成することにより、該燃料タンク20を
、上記差動ユニット5を跨いでその両側に広がるように
レイアウトすることが可能になり、燃料タンク20が差
動ユニット5の上方に配置され上下方向のスペースが制
限される場合でも、該燃料タンク20の容量を十分に確
保することができる。
【0017】次に、上記燃料タンク20を車体フロア1
の下方に組み付ける組付手順について、図5を参照しな
がら説明する。まず、差動ユニット5をサスクロスロア
12の上側に配置して、ディファレンシャル装置4をデ
フ固定メンバ18,18に対して締結固定する。尚、こ
のディファレンシャル装置4をサスクロスロア12に固
定した後に、プロペラシャフト3を上記ディファレンシ
ャル装置4に連結しても良い。次に、上記差動ユニット
5を跨ぐようにして上方から燃料タンク20を配置し、
取付金具21,…,21を介して、該燃料タンク20を
上記サスクロスロア12に締結固定するその後、サスク
ロスアッパ11を上記サスクロスロア12に組み合わせ
て両者を接合し、サスペンションクロスメンバ10を形
成する。この結果、サスペンションクロスメンバ10に
差動ユニット5及び燃料タンク20が組み付けられたサ
ブアセッンブリが構成される。尚、アッパ及びロアのサ
スクロス11及び12を接合してサスペンションクロス
メンバ10を形成した後に、上記差動ユニット5及び燃
料タンク20を順次組み付けてサブアセッンブリを構成
することも可能である。
の下方に組み付ける組付手順について、図5を参照しな
がら説明する。まず、差動ユニット5をサスクロスロア
12の上側に配置して、ディファレンシャル装置4をデ
フ固定メンバ18,18に対して締結固定する。尚、こ
のディファレンシャル装置4をサスクロスロア12に固
定した後に、プロペラシャフト3を上記ディファレンシ
ャル装置4に連結しても良い。次に、上記差動ユニット
5を跨ぐようにして上方から燃料タンク20を配置し、
取付金具21,…,21を介して、該燃料タンク20を
上記サスクロスロア12に締結固定するその後、サスク
ロスアッパ11を上記サスクロスロア12に組み合わせ
て両者を接合し、サスペンションクロスメンバ10を形
成する。この結果、サスペンションクロスメンバ10に
差動ユニット5及び燃料タンク20が組み付けられたサ
ブアセッンブリが構成される。尚、アッパ及びロアのサ
スクロス11及び12を接合してサスペンションクロス
メンバ10を形成した後に、上記差動ユニット5及び燃
料タンク20を順次組み付けてサブアセッンブリを構成
することも可能である。
【0018】そして、上記サブアセッンブリを車体後部
の下方に配置し、サスクロスロア12の前側の取付部1
9,19を中間クロスメンバ8の左右両端部に、また後
側の取付部19,19を、左右のリヤサイドフレーム2
の後部下面側に設けられたマウント部2a,2aに位置
させた上で、サスクロスロア12を介して上記サブアセ
ッンブリを車体側に締結固定するようになっている。尚
、このサブアセッンブリを車体側に組み付ける場合、例
えば、位置決め機構や上下リフタ機構あるいはネジ締め
機構等を備えた組立装置を用いることにより、上記アッ
センブリを自動搭載することも可能である。
の下方に配置し、サスクロスロア12の前側の取付部1
9,19を中間クロスメンバ8の左右両端部に、また後
側の取付部19,19を、左右のリヤサイドフレーム2
の後部下面側に設けられたマウント部2a,2aに位置
させた上で、サスクロスロア12を介して上記サブアセ
ッンブリを車体側に締結固定するようになっている。尚
、このサブアセッンブリを車体側に組み付ける場合、例
えば、位置決め機構や上下リフタ機構あるいはネジ締め
機構等を備えた組立装置を用いることにより、上記アッ
センブリを自動搭載することも可能である。
【0019】以上、説明したように、本実施例によれば
、燃料タンク20をサスペンションクロスメンバ10に
取り付け、このサスペンションクロスメンバ10を介し
て上記燃料タンク20を車体側に支持するようにしたの
で、構造部材として高い強度及び剛性を有するサスペン
ションクロスメンバ10に燃料タンク20を取り付ける
ことにより、フロア下方に吊り下げ状態で支持されてい
た従来に比べて、上記燃料タンク20の保護性能を向上
させることができる。特に、本実施例では、より好まし
くは、上記サスペンションクロスメンバ10は、サスク
ロスアッパ11とサスクロスロア12とを組み合わせて
特に車体前後方向の剛性が高いフレーム状に形成されて
おり、上記燃料タンク20は、このフレーム体(サスペ
ンションクロスメンバ10)で囲まれるように配置され
ているので、例えば車両が後方からの衝突を受けた場合
などには、上記サスペンションクロスメンバ10によっ
て保護され、その衝突荷重の影響が軽減される。また、
例えば、車両が後方からの衝突を受けた場合、その衝突
荷重は、構造部材として高い取付強度を有するサスペン
ションクロスメンバ10の車体側への取付部19,…,
19に作用することがあっても、上記燃料タンク20の
取付部21,…,21に直接的に作用することがなく、
該タンク20の取付部の保護性能が向上する。更に、上
記燃料タンク20を車体側に組み付けるに際して、上記
差動ユニット5と燃料タンク20とをサスペンションク
ロスメンバ10に組み付けて予めサブアセッンブリを形
成し、このサブアセッンブリを車体側に組み付けるよう
にしたので、車両組立ラインにて上記各部品を順次個別
に組み付けていた従来に比べて、上記組立ラインでの組
付作業効率を大幅に向上させ、車両組立工程における生
産性の向上に寄与することができるのである。
、燃料タンク20をサスペンションクロスメンバ10に
取り付け、このサスペンションクロスメンバ10を介し
て上記燃料タンク20を車体側に支持するようにしたの
で、構造部材として高い強度及び剛性を有するサスペン
ションクロスメンバ10に燃料タンク20を取り付ける
ことにより、フロア下方に吊り下げ状態で支持されてい
た従来に比べて、上記燃料タンク20の保護性能を向上
させることができる。特に、本実施例では、より好まし
くは、上記サスペンションクロスメンバ10は、サスク
ロスアッパ11とサスクロスロア12とを組み合わせて
特に車体前後方向の剛性が高いフレーム状に形成されて
おり、上記燃料タンク20は、このフレーム体(サスペ
ンションクロスメンバ10)で囲まれるように配置され
ているので、例えば車両が後方からの衝突を受けた場合
などには、上記サスペンションクロスメンバ10によっ
て保護され、その衝突荷重の影響が軽減される。また、
例えば、車両が後方からの衝突を受けた場合、その衝突
荷重は、構造部材として高い取付強度を有するサスペン
ションクロスメンバ10の車体側への取付部19,…,
19に作用することがあっても、上記燃料タンク20の
取付部21,…,21に直接的に作用することがなく、
該タンク20の取付部の保護性能が向上する。更に、上
記燃料タンク20を車体側に組み付けるに際して、上記
差動ユニット5と燃料タンク20とをサスペンションク
ロスメンバ10に組み付けて予めサブアセッンブリを形
成し、このサブアセッンブリを車体側に組み付けるよう
にしたので、車両組立ラインにて上記各部品を順次個別
に組み付けていた従来に比べて、上記組立ラインでの組
付作業効率を大幅に向上させ、車両組立工程における生
産性の向上に寄与することができるのである。
【図1】 本発明の実施例に係る自動車の車体後部に
おけるフロア下面側の平面説明図である。
おけるフロア下面側の平面説明図である。
【図2】 上記自動車の車体後部の側面説明図である
。
。
【図3】 上記自動車のサスペンションクロスメンバ
の斜視図である。
の斜視図である。
【図4】 上記自動車の燃料タンクの斜視図である。
【図5】 上記燃料タンクの組付方法を示す側面説明
図である。
図である。
【符号の説明】
1…フロアパネル
2…リヤサイドフレーム
5…差動ユニット
8…中間クロスメンバ
10…サスペンションクロスメンバ
11…サスクロスアッパ
12…サスクロスロア
20…燃料タンク
Claims (3)
- 【請求項1】 車体フロアの下方に配設される燃料タ
ンクを車体側に支持する自動車の燃料タンクの支持構造
であって、上記車体フロアの下方には車体側に支持され
たサスペンションクロスメンバが配設され、該サスペン
ションクロスメンバの上面側には上記燃料タンクと差動
ユニットとがマウントされており、上記燃料タンクは、
上記サスペンションクロスメンバを介して車体側に支持
されていることを特徴とする自動車の燃料タンクの支持
構造。 - 【請求項2】 車体フロアの下方に配設される燃料タ
ンクを車体側に組み付ける自動車の燃料タンクの組付方
法であって、上記車体フロアの下方に配設されるサスペ
ンションクロスメンバに差動ユニットと燃料タンクとを
組み付けてサブアッセンブリを形成し、このサブアッセ
ンブリを車体側に組み付けることを特徴とする自動車の
燃料タンクの組付方法。 - 【請求項3】 上記燃料タンクは、上記差動ユニット
を跨ぐ鞍型状に形成されていることを特徴とする請求項
1記載の自動車の燃料タンクの支持構造。
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- 1990-12-29 JP JP41677590A patent/JP3137343B2/ja not_active Expired - Fee Related
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