JPH04211524A - 携帯無線機 - Google Patents
携帯無線機Info
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- JPH04211524A JPH04211524A JP3035158A JP3515891A JPH04211524A JP H04211524 A JPH04211524 A JP H04211524A JP 3035158 A JP3035158 A JP 3035158A JP 3515891 A JP3515891 A JP 3515891A JP H04211524 A JPH04211524 A JP H04211524A
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- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 7
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 abstract description 17
- 210000000707 wrist Anatomy 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 20
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 12
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- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯無線機の構成に関し
、特に携帯無線機のアンテナの構造に係る。
、特に携帯無線機のアンテナの構造に係る。
【0002】
【従来の技術】携帯無線機は筐体形状が小さいため、こ
れに、収納できるアンテナは必然的に小形のアンテナと
なる。このような小形アンテナは、放射抵抗がアンテナ
を構成する線自身の導体抵抗に比べて小さくなり、放射
電力に比べて、アンテナ線自身の導体損失が比較的大き
くなるため、アンテナ効率が著しく低い。
れに、収納できるアンテナは必然的に小形のアンテナと
なる。このような小形アンテナは、放射抵抗がアンテナ
を構成する線自身の導体抵抗に比べて小さくなり、放射
電力に比べて、アンテナ線自身の導体損失が比較的大き
くなるため、アンテナ効率が著しく低い。
【0003】例えば、現在実用中の携帯無線機では、筐
体形状が(0.08×0.05×0.01λ)程度であ
り、アンテナ利得は−20dBd程度である。(dBd
は半波長ダイポールアンテナの利得を0とした単位であ
る)また、携帯無線機は、通話時に人体の近傍で使用さ
れるため、アンテナ感度が人体の影響を受ける。
体形状が(0.08×0.05×0.01λ)程度であ
り、アンテナ利得は−20dBd程度である。(dBd
は半波長ダイポールアンテナの利得を0とした単位であ
る)また、携帯無線機は、通話時に人体の近傍で使用さ
れるため、アンテナ感度が人体の影響を受ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような人体の影
響によるアンテナ感度の変化について説明すると、例え
ば、従来の携帯無線機のアンテナ動作を説明する図12
に示すごとく、微小ダイポールを携帯無線機のアンテナ
100として用いると、人体101の近傍では、人体1
01内に逆向きの電流IR が流れ利得が低下するため
、無線機の感度が低下するという問題があった。本発明
は、上記問題点に鑑みなされたものであり、携帯無線機
を人体近傍で使用する場合の感度を高め得るアンテナ構
造を提供することを目的としている。
響によるアンテナ感度の変化について説明すると、例え
ば、従来の携帯無線機のアンテナ動作を説明する図12
に示すごとく、微小ダイポールを携帯無線機のアンテナ
100として用いると、人体101の近傍では、人体1
01内に逆向きの電流IR が流れ利得が低下するため
、無線機の感度が低下するという問題があった。本発明
は、上記問題点に鑑みなされたものであり、携帯無線機
を人体近傍で使用する場合の感度を高め得るアンテナ構
造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
目的は、前記特許請求の範囲に記載した手段により達成
される。すなわち、本発明は使用周波数の10分の1波
長より短い長さのアンテナを有する携帯無線機において
、携帯時にアンテナ放射導体部の少なくとも一部、(例
えば、その先端)が人体の一部に接触する構造とした携
帯無線機である。
目的は、前記特許請求の範囲に記載した手段により達成
される。すなわち、本発明は使用周波数の10分の1波
長より短い長さのアンテナを有する携帯無線機において
、携帯時にアンテナ放射導体部の少なくとも一部、(例
えば、その先端)が人体の一部に接触する構造とした携
帯無線機である。
【0006】
【作用】本発明の携帯無線機では、前述のように使用周
波数の波長λに対して約10分の1(λ/10)以下の
長さを持つ、直線もしくは曲線の導線からなるアンテナ
を、無線機携帯時に、このアンテナ放射導体部または、
その先端が人体の一部に接触するように設けている。こ
のようなアンテナ構造を用いることにより、アンテナ長
が使用周波数の10分の1波長以下という短いアンテナ
でも高感度の携帯無線機を実現することができる。
波数の波長λに対して約10分の1(λ/10)以下の
長さを持つ、直線もしくは曲線の導線からなるアンテナ
を、無線機携帯時に、このアンテナ放射導体部または、
その先端が人体の一部に接触するように設けている。こ
のようなアンテナ構造を用いることにより、アンテナ長
が使用周波数の10分の1波長以下という短いアンテナ
でも高感度の携帯無線機を実現することができる。
【0007】ここで、上記「アンテナの人体接触による
高感度化」について、実験結果に基づいて説明する。図
1(a)はアンテナの人体接触による高感度化の確認実
験に用いた同軸線と内導体の状態を示す図であり、同軸
線1の内導体2を長さ“L”だけ出し、該内導体2の先
端を数字符3で示す人体(人間の手)で触った状態を示
している。図1(b)は上記実験の結果を示す図であり
、(a)に示した実験条件のもとでの人体接触による受
信感度と内導体2の長さ“L”の関係を示す図である。 同図においては、感度の基準として、人体と接触しない
ときの受信感度を0dBとして示している。同図より内
導体2の長さ“L”が使用周波数の波長λに対してλ/
10より短いときは、その先端に人体が接触すると、受
信感度が上昇することがわかる。
高感度化」について、実験結果に基づいて説明する。図
1(a)はアンテナの人体接触による高感度化の確認実
験に用いた同軸線と内導体の状態を示す図であり、同軸
線1の内導体2を長さ“L”だけ出し、該内導体2の先
端を数字符3で示す人体(人間の手)で触った状態を示
している。図1(b)は上記実験の結果を示す図であり
、(a)に示した実験条件のもとでの人体接触による受
信感度と内導体2の長さ“L”の関係を示す図である。 同図においては、感度の基準として、人体と接触しない
ときの受信感度を0dBとして示している。同図より内
導体2の長さ“L”が使用周波数の波長λに対してλ/
10より短いときは、その先端に人体が接触すると、受
信感度が上昇することがわかる。
【0008】
【実施例】図2および図3は本発明の第一の実施例を示
す図であり、腕時計型の携帯無線機の例を示している。 図2(a)は本実施例の腕時計型の携帯無線機の外観斜
視図を示しており、図2(b)は本実施例の腕時計型の
携帯無線機を人間の腕に固定した状態を、図2(c)は
同図(a)に示した腕時計型の携帯無線機の断面図(A
−A断面図)を示している。また、図3(a)〜(c)
は本実施例の腕時計型の携帯無線機の変形例の断面図(
図2(a)におけるA−A断面図)を示している。
す図であり、腕時計型の携帯無線機の例を示している。 図2(a)は本実施例の腕時計型の携帯無線機の外観斜
視図を示しており、図2(b)は本実施例の腕時計型の
携帯無線機を人間の腕に固定した状態を、図2(c)は
同図(a)に示した腕時計型の携帯無線機の断面図(A
−A断面図)を示している。また、図3(a)〜(c)
は本実施例の腕時計型の携帯無線機の変形例の断面図(
図2(a)におけるA−A断面図)を示している。
【0009】これらの図の内、図2(c)、図3(a)
の断面図においては、本発明に直接関係するアンテナ部
分を強調して示している。図2および図3において、1
1は無線機部、12はバンド、13はアンテナ、14は
給電点、15は人体(手と腕の部分)、16は導体板、
17は腕時計型ケースの裏蓋、18a,18bは分割さ
れた裏蓋を表わしている。本実施例の腕時計型の携帯無
線機は、図2に示すように無線機部11とバンド12か
らなり、バンド12によって人体15に固定される構造
を持ち、この無線機部11とバンド部12からなるルー
プの内側の表面にアンテナ13の先端部が来るようにな
っている。このため、無線機携帯時にアンテナ13の先
端が人体15に接触する。
の断面図においては、本発明に直接関係するアンテナ部
分を強調して示している。図2および図3において、1
1は無線機部、12はバンド、13はアンテナ、14は
給電点、15は人体(手と腕の部分)、16は導体板、
17は腕時計型ケースの裏蓋、18a,18bは分割さ
れた裏蓋を表わしている。本実施例の腕時計型の携帯無
線機は、図2に示すように無線機部11とバンド12か
らなり、バンド12によって人体15に固定される構造
を持ち、この無線機部11とバンド部12からなるルー
プの内側の表面にアンテナ13の先端部が来るようにな
っている。このため、無線機携帯時にアンテナ13の先
端が人体15に接触する。
【0010】また、図3(a)の変形例に示すごとく、
アンテナ13の先端部に導体板16を設け、その導体板
16を人体15に接触するようにしても同様の効果があ
る。図3(b)は上記の例をさらに変形して導体板の代
わりに腕時計型ケースの裏蓋17を導体材料で作成して
用いるものであり、図3(c)は裏蓋を18a,18b
で示すように電気的に分割して用いる例を示すものであ
る。
アンテナ13の先端部に導体板16を設け、その導体板
16を人体15に接触するようにしても同様の効果があ
る。図3(b)は上記の例をさらに変形して導体板の代
わりに腕時計型ケースの裏蓋17を導体材料で作成して
用いるものであり、図3(c)は裏蓋を18a,18b
で示すように電気的に分割して用いる例を示すものであ
る。
【0011】上述の実施例のように、導線の先端に導体
板を付け、導体板を人体に接触させた場合の効果の例と
して、図4(a)に示すように同軸線19の内導体20
を長さ0.005λだけ出した構造のアンテナの先端に
面積dの正方形金属板21をつけて人体22に接触せし
めて測定した結果を示す。その結果は同図(b)に示す
ように、導体板の面積が大きくなると利得が上がり、面
積約600mm2 では針で人体に接触する場合に比べ
てアンテナ利得が9dB程度上昇し、約−10dBdと
高利得が得られる。
板を付け、導体板を人体に接触させた場合の効果の例と
して、図4(a)に示すように同軸線19の内導体20
を長さ0.005λだけ出した構造のアンテナの先端に
面積dの正方形金属板21をつけて人体22に接触せし
めて測定した結果を示す。その結果は同図(b)に示す
ように、導体板の面積が大きくなると利得が上がり、面
積約600mm2 では針で人体に接触する場合に比べ
てアンテナ利得が9dB程度上昇し、約−10dBdと
高利得が得られる。
【0012】また、この例では導体板の真中に導線を接
続しているが、導線を接続する箇所は導体板の真中に限
るものではなく、導体板のどの位置に接続しても同様の
効果が得られる。図5は本発明の第二の実施例を示す図
であり、(a)は本実施例の携帯無線機の外観の斜視図
、(b)は断面図(A−A断面図)を、(c)は本実施
例の変形例の断面図を示しており、31は携帯無線機、
32は導線、33は無線機回路、34は給電点、35は
バンド、36は無線機筐体、37は人体との接触点とな
る導線32の先端部、38は導体板を表わしている。
続しているが、導線を接続する箇所は導体板の真中に限
るものではなく、導体板のどの位置に接続しても同様の
効果が得られる。図5は本発明の第二の実施例を示す図
であり、(a)は本実施例の携帯無線機の外観の斜視図
、(b)は断面図(A−A断面図)を、(c)は本実施
例の変形例の断面図を示しており、31は携帯無線機、
32は導線、33は無線機回路、34は給電点、35は
バンド、36は無線機筐体、37は人体との接触点とな
る導線32の先端部、38は導体板を表わしている。
【0013】なお、図5(b),(c)の断面図におい
ては、本発明に直接関係するアンテナ部分を強調して示
している。同図に示すように本実施例の携帯無線機31
では、導線32を無線機筐体36の操作部の背面に伸ば
して、導線32の先端部37あるいは導体板38を無線
機筐体36の表面に設けている。無線機携帯時には人間
の手がバンド35と無線機筐体36との間に位置するの
で、人体が導線の先端部37あるいは導体板38と接触
する。
ては、本発明に直接関係するアンテナ部分を強調して示
している。同図に示すように本実施例の携帯無線機31
では、導線32を無線機筐体36の操作部の背面に伸ば
して、導線32の先端部37あるいは導体板38を無線
機筐体36の表面に設けている。無線機携帯時には人間
の手がバンド35と無線機筐体36との間に位置するの
で、人体が導線の先端部37あるいは導体板38と接触
する。
【0014】図6は本発明の第三の実施例を示す図であ
る。同図において(a)では無線機部41を眼鏡に収納
し、給電点44からの導線42を眼鏡のつる43に沿わ
せ、導線42の先端を眼鏡のつるの人体に接触する側の
表面に露出させている。本実施例も前記実施例と同様に
無線機携帯時にアンテナの先端が人体に接触する構造を
持つため、無線機携帯時に高感度を得ることのできる無
線機とすることができる。また、導線の先端に導体板を
設置し、導体板が人体に接触する構成にしても、前述の
ような作用で高利得が得られる。
る。同図において(a)では無線機部41を眼鏡に収納
し、給電点44からの導線42を眼鏡のつる43に沿わ
せ、導線42の先端を眼鏡のつるの人体に接触する側の
表面に露出させている。本実施例も前記実施例と同様に
無線機携帯時にアンテナの先端が人体に接触する構造を
持つため、無線機携帯時に高感度を得ることのできる無
線機とすることができる。また、導線の先端に導体板を
設置し、導体板が人体に接触する構成にしても、前述の
ような作用で高利得が得られる。
【0015】同図(b)に示すものでは眼鏡に無線機部
41を収納する構成を持つ眼鏡形無線機筐体を構成する
部品のうち、眼鏡のつる45を導体で作り、このつる4
5を給電点の+端子46と導線47で接続している。こ
の例においても前記同様の効果が得られ、無線機携帯時
に高感度の無線機とすることができる。
41を収納する構成を持つ眼鏡形無線機筐体を構成する
部品のうち、眼鏡のつる45を導体で作り、このつる4
5を給電点の+端子46と導線47で接続している。こ
の例においても前記同様の効果が得られ、無線機携帯時
に高感度の無線機とすることができる。
【0016】同図(c)に示すものでは眼鏡に無線機部
41を収納する構成を持つ眼鏡形無線機筐体を構成する
部品のうち、両方の眼鏡のつる48を導体で作り、それ
ぞれのつる48を導線49で給電点の+端子44と接続
している。この例においても前記同様の効果が得られ、
無線機携帯時に高感度の無線機とすることができる。
41を収納する構成を持つ眼鏡形無線機筐体を構成する
部品のうち、両方の眼鏡のつる48を導体で作り、それ
ぞれのつる48を導線49で給電点の+端子44と接続
している。この例においても前記同様の効果が得られ、
無線機携帯時に高感度の無線機とすることができる。
【0017】同図(d)に示すものは眼鏡に無線装置4
1を収納する構成を持つ眼鏡形無線機筐体を構成する部
品のうち、眼鏡のふね50を導体で作り、このふね50
を導線51により給電点の+端子44と接続している。 この例も同様に前記図4によって説明したような効果が
現れ、無線機携帯時に高感度の無線機とすることができ
る。また、眼鏡の両方のふねを導体で構成し、それぞれ
のふねを給電点の+端子と接続しても同様の効果が得ら
れる。
1を収納する構成を持つ眼鏡形無線機筐体を構成する部
品のうち、眼鏡のふね50を導体で作り、このふね50
を導線51により給電点の+端子44と接続している。 この例も同様に前記図4によって説明したような効果が
現れ、無線機携帯時に高感度の無線機とすることができ
る。また、眼鏡の両方のふねを導体で構成し、それぞれ
のふねを給電点の+端子と接続しても同様の効果が得ら
れる。
【0018】図7は本発明の第四の実施例を示す図であ
る。これは本発明の特徴である導体板付き小形アンテナ
にヘリカルアンテナ71を接続したものに、さらに並列
にループアンテナ(導線78)を接続したものである。 同図において、ヘリカルアンテナ71は無線機部76の
両側にあるバンド73に巻きつけるように設置し、それ
ぞれのヘリカルアンテナ71の片側を給電点75,75
’で給電している。ヘリカル長は13cm、ヘリカルの
幅2cm、厚さ0.2cm、巻き数20回である。また
バンド73に0.4mmφの直線状の導線78(ループ
アンテナ)を併せて設置し、腕装着時に導線78の給電
点と接続されていない側の両端が接続される。このアン
テナは、例えば周波数300MHzで考えるとヘリカル
長は0.013λ、ヘリカルの幅は0.02λ、厚さは
0.002λ、ループアンテナの導線の線径は0.00
04λとなる。
る。これは本発明の特徴である導体板付き小形アンテナ
にヘリカルアンテナ71を接続したものに、さらに並列
にループアンテナ(導線78)を接続したものである。 同図において、ヘリカルアンテナ71は無線機部76の
両側にあるバンド73に巻きつけるように設置し、それ
ぞれのヘリカルアンテナ71の片側を給電点75,75
’で給電している。ヘリカル長は13cm、ヘリカルの
幅2cm、厚さ0.2cm、巻き数20回である。また
バンド73に0.4mmφの直線状の導線78(ループ
アンテナ)を併せて設置し、腕装着時に導線78の給電
点と接続されていない側の両端が接続される。このアン
テナは、例えば周波数300MHzで考えるとヘリカル
長は0.013λ、ヘリカルの幅は0.02λ、厚さは
0.002λ、ループアンテナの導線の線径は0.00
04λとなる。
【0019】さらに給電点の+端子75には、約0.0
03λの導線も接続され、腕装着時に導線72の先端が
人体に接触する。そして導線72の先端は人体への接触
面が大きくなるように0.025λ×0.025λの導
体板77が接続される構造を持つ。このアンテナの自由
空間でのインピーダンス特性は図8のようになり単一周
波数f0 でリターンロスが減少して、共振しているこ
とがわかる。
03λの導線も接続され、腕装着時に導線72の先端が
人体に接触する。そして導線72の先端は人体への接触
面が大きくなるように0.025λ×0.025λの導
体板77が接続される構造を持つ。このアンテナの自由
空間でのインピーダンス特性は図8のようになり単一周
波数f0 でリターンロスが減少して、共振しているこ
とがわかる。
【0020】自由空間、および腕装着時の人体接触時と
非接触時の放射特性を図9に示す。同図において0dB
dはダイポールアンテナレベルを示しており、また、英
字符Aは携帯無線機を示している。同図(a)に示す自
由空間では最大−11dBdの利得がある。(c)に示
す腕装着状態での人体接触時の利得は−15dBdであ
り、ヘリカルアンテナだけをベルトに装着した場合に比
べて5dB、ループアンテナに比べて2dB利得が改善
されている。
非接触時の放射特性を図9に示す。同図において0dB
dはダイポールアンテナレベルを示しており、また、英
字符Aは携帯無線機を示している。同図(a)に示す自
由空間では最大−11dBdの利得がある。(c)に示
す腕装着状態での人体接触時の利得は−15dBdであ
り、ヘリカルアンテナだけをベルトに装着した場合に比
べて5dB、ループアンテナに比べて2dB利得が改善
されている。
【0021】さらに(b)に示す腕装着状態での人体非
接触時は、−17dBdであり、ヘリカルアンテナだけ
をベルトに装着した場合に比べて3dB、前記人体装荷
アンテナだけの場合に比べて8dB以上利得が改善され
ている。さらにベルト部に設置されている本アンテナを
可とう性の樹脂等で覆ってもアンテナ特性に影響を与え
ない。
接触時は、−17dBdであり、ヘリカルアンテナだけ
をベルトに装着した場合に比べて3dB、前記人体装荷
アンテナだけの場合に比べて8dB以上利得が改善され
ている。さらにベルト部に設置されている本アンテナを
可とう性の樹脂等で覆ってもアンテナ特性に影響を与え
ない。
【0022】図10は本発明の第五の実施例を示す図で
あって、(a)は外観図、(b)は断面図を示している
。この例は前記図7に示した実施例のバンド82にヘリ
カルアンテナの代わりにジグザグアンテナ83を設けた
ものである。本アンテナも前記同様の効果が得られる。
あって、(a)は外観図、(b)は断面図を示している
。この例は前記図7に示した実施例のバンド82にヘリ
カルアンテナの代わりにジグザグアンテナ83を設けた
ものである。本アンテナも前記同様の効果が得られる。
【0023】図11は本発明の第六の実施例を示すもの
であって、(a)は外観図、(b)は腕に装置した場合
の断面図を示しており、前記第図7により示した実施例
の導体板の代わりに無線機筐体の腕に接触する側の表面
84を導体を用いて作成し、導線85により給電部の+
端子86に接続し、筐体が腕87に接触する構造も持つ
例である。
であって、(a)は外観図、(b)は腕に装置した場合
の断面図を示しており、前記第図7により示した実施例
の導体板の代わりに無線機筐体の腕に接触する側の表面
84を導体を用いて作成し、導線85により給電部の+
端子86に接続し、筐体が腕87に接触する構造も持つ
例である。
【0024】このような構成にすると新たに導体板を設
置せずに前記同様の効果が得られるため、無線機の製作
が容易になる。この実施例によれば、自由空間と、腕に
装着の際に人体に接触した状態、および非接触の状態に
おいて良好な特性を持つ3つのアンテナを1つの無線機
に組み込むことになるので、あらゆる状態において高感
度を持つ無線機を実現することができる。
置せずに前記同様の効果が得られるため、無線機の製作
が容易になる。この実施例によれば、自由空間と、腕に
装着の際に人体に接触した状態、および非接触の状態に
おいて良好な特性を持つ3つのアンテナを1つの無線機
に組み込むことになるので、あらゆる状態において高感
度を持つ無線機を実現することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アンテナ長が使用周波数の10分の1波長以下という短
いアンテナで高利得が得られるので、小形で高感度の携
帯無線機を実現することが可能になる利点がある。
アンテナ長が使用周波数の10分の1波長以下という短
いアンテナで高利得が得られるので、小形で高感度の携
帯無線機を実現することが可能になる利点がある。
【図1】アンテナの人体接触による高感度化について説
明する図である。
明する図である。
【図2】本発明の第一の実施例を示す図である。
【図3】本発明の第一の実施例を示す図である。
【図4】導体板を人体に接触させた場合の効果について
示す図である。
示す図である。
【図5】本発明の第二の実施例を示す図である。
【図6】本発明の第三の実施例を示す図である。
【図7】本発明の第四の実施例を示す図である。
【図8】実施例のアンテナの自由空間でのインピーダン
ス特性を示す図である。
ス特性を示す図である。
【図9】実施例のアンテナの放射特性を示す図である。
【図10】本発明の第五の実施例を示す図である。
【図11】本発明の第六の実施例を示す図である。
【図12】従来の携帯無線機のアンテナ動作を説明する
図である。
図である。
1,19 同軸線
2,20 同軸線の内導体
3,15,22 人体
11,41,76 無線機部
12,35,73 バンド
13 アンテナ
14,34,44,75,75’ 給電点16,
38 導体板 17 腕時計型ケースの裏蓋 18a,18b 分割された裏蓋21 金
属板 31 携帯無線機 32,42,47,49,51,72,78 導
線33 無線機回路 36 無線機筐体 37 導線の先端部 43,45,48 眼鏡のつる 44,46 給電点の+端子 50 眼鏡のふね 71 ヘリカルアンテナ
38 導体板 17 腕時計型ケースの裏蓋 18a,18b 分割された裏蓋21 金
属板 31 携帯無線機 32,42,47,49,51,72,78 導
線33 無線機回路 36 無線機筐体 37 導線の先端部 43,45,48 眼鏡のつる 44,46 給電点の+端子 50 眼鏡のふね 71 ヘリカルアンテナ
Claims (1)
- 【請求項1】 使用周波数の10分の1波長より短い
長さのアンテナを有する携帯無線機において、携帯時に
アンテナ放射導体部の少なくとも一部が人体に接触する
構造としたことを特徴とする携帯無線機。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32385289 | 1989-12-15 | ||
JP1-323852 | 1989-12-15 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02037396 Division | 1990-02-20 | 1990-02-20 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04211524A true JPH04211524A (ja) | 1992-08-03 |
Family
ID=18159302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3035158A Pending JPH04211524A (ja) | 1989-12-15 | 1991-02-05 | 携帯無線機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04211524A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1729187A3 (en) * | 2001-05-18 | 2007-01-03 | Seiko Instruments Inc. | Power supply apparatus and electronic equipment |
WO2012086619A1 (ja) * | 2010-12-22 | 2012-06-28 | シャープ株式会社 | 眼鏡型無線通信機 |
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-
1991
- 1991-02-05 JP JP3035158A patent/JPH04211524A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1729187A3 (en) * | 2001-05-18 | 2007-01-03 | Seiko Instruments Inc. | Power supply apparatus and electronic equipment |
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