JPH04107190A - 書換可能な可視情報記録カード及び書込装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、可視情報を書換え可能に印字できる廉価な記
録カード及びその書き込み装置に関する。

［従来の技術］ 従来より利用されているカードは磁気ストライブあるい
はＩＣ上に必要な記録がなされ記録内容を知るためには
ＡＴＭＳ　ＥＣＲ，ＰＯＳターミナルのプリンタによっ
て記録紙等の媒体に印字させる必要が有った。

また、プリペイド・カード等においては利用済み度数を
バッチ穴を開けることで示すか、あるいは使用状況がカ
ード上に印字される。

さらに、多くの会員券、病院カード、教習所カード等に
おいては、予約管理、受講時間、出欠管理、領収印等は
カード上に手書きまたはスタンプにより記入され、記入
場所がなくなるとカードを再発行していた。

かかる場合に、カード上に可視情報を書換え可能に印字
できれば、内容確認のための印字及びカードの再発行等
が不要となり有用である。

このような可視情報を書換可能に印字する従来技術とし
て、特開昭６１−２３３４２５、特開昭６２−９２２８
９等、多くの発明がある。特開昭６１−２３３４２５の
発明は、磁気記８ノートと透明ンートの間に光反射性磁
性粒子を分散した分散液をカード内に封入したもので、
可視情報を磁気的に印字し又は消去することが可能であ
る。特開昭６２−９２２８９の発明は、カード内にポリ
マーと磁気翼方性を有する液晶材料とを混在させたもの
を封入したもので、このカードも磁気的に印字又は消去
可能である。

ε発明が解決しようとする間ｍ点〕 しかし上記従来技術は、以下の間ＨＡを有する。

（ａ）　　＊開開６ｌ−２３３４２５１７）カーＦは、
分散液内に磁性材料を分散したものであるために磁性材
料が一方に片寄り易く、印字情報が読みにくい。

（ｂ）　　上記二つの従来技術共、磁性材料又は液晶材
料を封入するためカードの製造コストが高い。

本発明は、書換可能な可視情報を読み易くかつ書換可能
に記録できるカード及び記録装置を提供することを目的
とする。

本発明は又、！２造コストの安い書換可能な可視情報記
録カードを提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、従来のカード上又はカード基板上に温度に応
じて透明又は非透明状態へと可逆的に変化可能な感熱層
を設けて、熱的に印字又は消去するようにして上記目的
を連醗した。

本発明は又、一定の温度の熱を加えて可視情報を消去す
る手段と、前記消去湿度と異なる温度の書き込み熱を加
丸て可視情報を印字する手段と、印字又は消去したい情
報に応じて前記印字手段と消去手段を制御する制御手段
とを含む記録装置；より上記目的を達成した。

［実施例］ 次に図面を用いて本発明の実施例について説明す　る。

第１（ａ）図は本発明のｌ実施例に係るカード２を示す
斜視図である。箪１（ｂ１図は第１（り図のカード２の
＾−Ａ線に沿った部分拡大断面図をしめす。

第１（ａ）図はキャブシュカード２の可視情報記録部６
に預金残高を表示する例を示す。図中、４は磁気記録帯
、６は可視情報記録部、８は基板を示す。可視情報記Ｉ
ａ部６は基板層８、感熱層】Ｏ１保護層１２とから構成
される。保護層１２と、感熱層ｌＯと、その下に第１（
ｂ）図に点線で示すような支持層１４とを一体的にフィ
ルム状に構成して、当該フィルム１６を基板８に貼り附
けるようにしてもよい。

感熱層１０の感熱材料又は上記感熱フィルム１６は日東
電工（株〉により開発されたものである。

この＃Ｃ熱材料は非透明状梼が白濁で、以下の表に示す
特性を有する。

＋１光学濃度はマクベス濃度計ＲＤ ２０を用い、標準黒板上にて測定 上記表は、感熱層ｌＯが８μｍ、１０μｍ、及び２０μ
ｍの場合をしめしている。表では白濁状態を画像部（文
字形成Ｍ）とし、透明状態を非画像Ｍ（背景）として示
しである。表かられかるように、この感熱材料では感熱
層の厚さに関係なく、温度８０〜１００度で透明になり
、　１厘度以上で白濁状管となる。このように白濁状態
を画像部とする場合には、基板８又は支持層１４の上部
を黒色等にすると見易くなる。

箪２−１図乃至箪２−４図は本発明の記録カードの他の
実施例を示す。前記各図中、（ａ１図は表面を示し、（
ｂ）図は裏面すなわち印字面側を示す。これらの実施例
においては裏面全体が記録部６となっ　て　い　る。

第２−１図はキ十／：＆カードの裏面に取引記録及び残
高を印字する例を示す。印字情報は書換可能であるので
、最下段まで印字が終わると上段の最も古い情報を消去
してそこに最新情報を印字する。箪２−２図は振込カー
ドの例を示す。振込先が変わっても、磁気記録情報及び
裏面に記録されている振込情報は書換可能であるので、
これらの情報を書き換えるだけで新振込カードとして再
利用できる。第２−３図は、買い上げ額に応じてサービ
スポイントを累積していき、一定の累積ポイント値にな
ると何らかの特典を与えるサービス制度に使用するサー
ビスカードに本発明を適用した例を示す。第２−４図は
病院カードの例で次回の予約日、時間等が記録される。

これら以外にも、前述の感熱フィルム１６をＩＣカード
上に貼ることにより、可視情報を記録可能なＩＣカード
とすることができる。

次に第３図を用いて本発明に係るカードに可視情報を印
字し、又は可視情報を消去する記録装置を説明する。

第３図はこの発明の記録装置の実施例の構成を模式的に
示す図である。図中、２０は搬送路、２２はカード位置
センサ、２４及び２６は磁気ヘッド及びその押し付はロ
ールである。２８及び３０は消去ヘッド及び印字へ、ド
で、３２はそれらのプラテンである。印字・消去ヘッド
２８．３０は、一体的に設けることも可能である。印字
・消去へアト２８．３０は第３図の紙面に垂直な方向に
体的に移動可能であり、そのように移動しながら箪２図
に示すように磁気記録部４と直角な方向に印字する。印
字・消去ヘッド２８、３０の移動は、へ１ド移動用モー
タ３４により行われる。３６はヘッド２８．３０の位置
を検知するヘッド位置センサである。

搬送路２０には複数の搬送ローラ３８が設けられ、搬送
モータ４０により回転駆動されている。

搬送ローラ３８及び搬送モータ４０は、複数のセンサ２
２からの信号に応じてカード搬送制御部４２により制御
される。

４４は磁気読／書制御部で、磁気へ１ド２４を制御する
。４６は可視情報消去制御部、４８は印字制御部であり
、５０はこれらを制御するプリンタ制御部である。５２
は主制御部で、磁気読／書制御部４４からの読み取りデ
ータ、入力部（図示せず）からの入力情報及びインタフ
ェイス部５４を介して受信したＡＴＭ、ＰＯ５等からの
データ等に基き、上記各部を制御する。

各部の動作を説明する。

カード２が第３図の搬送路２０の左側から挿入されると
、センサ２２によりそれが検知され、検知信号がカード
搬送制御部４２へ送られて搬送モータ４０が起動される
。搬送モータ４０が動作すると搬送ロー５３８が回転し
、カード２が搬送路２０内を通過する。カード２が磁気
へブト２４の上を通過するときに磁気情報が読み取られ
、磁気読／書制御Ｎ４４を介して主制御部５２にお（ら
れる。主制御！１５２は読み取った磁気情報及び入力情
報をインタフェイス部５４を介してＡＴＭ等と交信し、
各種処理を行う。処理が終わると必要に応じて磁気記録
の更新及び印字が行われる。磁気記録の更新は従来技術
であるので、説明を省略す　る。

第１図及び系２図のカード２に示すような、磁気記録部
４に対して直角な方向への印字又は消去は、搬送ローラ
３８によるカードの搬送と印字・消去ヘッド２８．３０
の移動とを組み合わせることにより行われる。印字・消
去ヘッド２８３゜を固定して、磁気記録ＩＥ４と同方向
に一定の幅だけ印字するようにしてもよい。印字の際の
カード２の搬送及びヘッド２８．３０の移動は、印字情
報に応じて、カード搬送制御部４２及びプリンタ制御部
５０により行われる。印字情報はＡＴＭ等から主制御部
５２に送られる。主制御部５２は受信した印字情報に基
づきプリンタ制御部５０を制御し、プリ／り制御Ｎ５０
は消去制御部４６及び印字ヤ制御部４８を制御する。消
去制御部４６及び印字ｉ１１＋１１［４ｇはそれぞれ、
消去ヘッド２８及び印字ヘッド３０を制御して、印字情
報に応じて消去及び印字を行う。

第４図に消去ヘッド２８と印字ヘッド３０の実施例とし
て両ヘッドを一体化したサーマルヘッド６０を示す。箪
４図（３）はサーマルヘッドの断面図、第４図（ｂ）は
ヘッド面を模式的に示す図である。第４図（ｃ）はサー
マルヘッドの第２の実施例を示す。

第４図＜ａ＞に示すように、消去ヘッド２８及び印字ヘ
ッド３０はサーマルへメト基台６２の下部にもうけられ
る。図中、７０は消去用発熱体で、７２は印字用ドツト
発熱要素である。第４図（ｂ）に示すように、発熱要素
７２は一つのヘッド中に複数個設けられ、一つの要素７
２が文字等の印字＼パターンの１ドツトを構成する。発
熱体７０には導電性配５９６４が接続され、各発熱要素
７２にはそれぞれ導電性配線６５が接続される。発熱体
７０及び発熱要素７２は、熱による酸化を防止するため
の酸化防止＠６６により覆われており、その上を耐摩耗
性の保護膜６８で覆われている。

い　る。

第４図（Ｃ）に示す箪２の実施例のサーマルヘッド８０
では、２個の消去用発熱体７０ａ、７０ｂが設けられて
おり、　１つの発熱体７０ｂが印字ヘッド３０より長く
伸びている。これは、例えば第２−１図のカード２のよ
うに取引記録等を印字する場合に、最終行まで印字が終
わり上から順次オーバーライドして印字したときに、最
新印字情報と古い印字との境目をわかりやすくするため
に一段下の行まで消すようにしたものである。この実施
例では２個の発熱体７０ｍ、７０ｂを用いたが、長いＩ
ＩＩの発熱体としてもよい。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明により、目視可能な情報を読
み易くかつ書換可能に印字できるカードを謄供すること
ができた。又カード上に感熱フィルム１６を貼るだけで
よいので製造コストの安い記録カードを提供することが
できた。さらに、磁気記録機能と本発明の印字機能とを
併用することにより、多くの有効なカード利用が可能と
なった。

例えば、亭ヤプン１カード上に取引記録、残高等を記録
してお（こともてき、これにより残高照会の回数を減ら
すことができＡＴＭの稼動率を上げることができるだけ
でなく、顧客サービスの向上を図ることができる。特に
本発明は、従来の牛ヤブン１カードに感熱フィルム１６
を貼るだけでよいので従来のカードがそのまま使用でき
、非常に有益である。同様に、振込カード、プリペイド
カード、各種会員カード、病院カード等にも適用可能で
ある。

更に本発明は、上記記録カード２に可視情報を熱的に印
字し、及び熱的に消去する記録装置を提供することがで
きた。

【図面の簡単な説明】

１１１（ｌ１図は本発明の実！１Ａｆｐ４に係るカード
２の斜視図であり、３Ｆ１１（ｂ１図はそのＡ−Ａ１１
方向の部分拡大断面図である。ｊＦ＋２−１図乃至１ｉ
１２−４図はる本発明の他の実施例に係るカードを示す
図で（ａ）はカード表面を、　（ｂ）はその裏面を示す
。 ｊｌＥ３図は本発明に係る記録装置の１実）［の構成を
模式的にを示す図であり、第４図は本発明の印字ヘッド
及び消去ヘッドの実Ｊｌ！例を示す図である。 第４図の（Ｓ）はサーマルへブト６０の断面図であり、
　（ｂ）は第１の実施例に係るサーマルへｙドロ０のヘ
ッド面を模式的に示す図であり、　（Ｃ）は第２の実施
例に係るサーマルヘッド８ｏのへ７ド面を示す図７ある
。 ２・・・・・・カード　　　　　　４・・・・・・磁気
記録部６・・・・・・可視情報記ａ部　２８・・・・・
・消去へッド３０・・・・・印字へ１ 出願代理人 西 山 善 章 第１ （ａ） 図 第１ （ｂ） 図 （ａ）　　　　　　　　　　　　　（ｂ）ＩＩ１２−１
図　キャッシュカード （ａ） 第２−３図 （ｂ） 小売業サービスカード （ａ） （ｂ） 纂２−２図 振込カード （ａ） （ｂ） 第２−４図 病院カード

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）カード形状の媒体であって、基板層と、その上に
   設けられて印加熱の温度に応じて透明状態又は非透明状
   態間を可逆的に変化する感熱層と、前記感熱層の上に設
   けられる保護層とからなる記録部を有し、前記記録部に
   印加熱により可視情報の書き込み、消去、再書き込みが
   可能なカード状記録媒体。
2. （２）、請求範囲第１項のカード状記録媒体は、さらに
   磁気記録領域を有することを特徴とするカード状記録媒
   体。
3. （３）、請求の範囲第１項記載の記録部を有するＩＣカ
   ード。
4. （４）、発熱体から成る消去ヘッドと、前記消去ヘッド
   に隣接し前記消去ヘッドと異なる温度の発熱体から成る
   印字ヘッドとから構成される記録ヘッド。
5. （５）、前記感熱層を透明状態にする温度を印加して、
   可視情報を消去する消去手段と、前記感熱層を非透明状
   態にする温度を印加するサーマル・ヘッド手段と、印字
   したい可視情報に応じて前記消去手段及び前記ヘッド手
   段を制御する制御手段とからなり、請求の範囲第１項又
   は第２項記載のカード状記録媒体に対し可視情報を書込
   み又は消去するための記録装置。
6. （６）、請求の範囲第３項記載の記録装置はさらに磁気
   記録手段を有することを特徴とする記録装置。