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JP7510191B2 - 紙葉類処理装置 - Google Patents

紙葉類処理装置 Download PDF

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JP7510191B2
JP7510191B2 JP2022029231A JP2022029231A JP7510191B2 JP 7510191 B2 JP7510191 B2 JP 7510191B2 JP 2022029231 A JP2022029231 A JP 2022029231A JP 2022029231 A JP2022029231 A JP 2022029231A JP 7510191 B2 JP7510191 B2 JP 7510191B2
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Description

本発明は、紙幣などの紙葉類を入出する紙葉類処理装置に関する。
紙葉類処理装置は、例えば、紙葉類を収納、排出する装置である。紙葉類は、紙幣、証券、小切手などの有価券や、所定のサイズのシート状の紙、紙に類似する樹脂シートなどである。例えば、紙葉類処理装置は紙幣を処理する紙幣処理装置である。紙幣処理装置は、紙幣を入金する入金口、紙幣を出金する出金口、紙幣を搬送する搬送路、紙幣の金種を識別する識別部、紙幣を金種毎に振り分ける振分部、振分部によって振り分けられた紙幣の収納と、操出しを行う紙幣収納装置を備える。
この様な紙幣処理装置は、入金口から紙幣を入金し、搬送路の途中に配置された識別部によって紙幣の金種を識別する。金種が識別された紙幣は、振分部によって金種毎に振り分けられ、金種毎に紙幣収納装置に収納される。紙幣の出金が指示された場合、紙幣処理装置は、指示された紙幣を紙幣収納装置から繰り出し、搬送し、出金口から出金する。例えば、紙幣処理装置は、両替機や釣銭機に使用される。
紙葉類処理装置は、紙葉類が搬送路の途中で詰まった場合に、詰まった紙葉類を取り除く必要がある。そのため、紙葉類処理装置は、搬送路にアクセスできるように、カバーやユニットを開閉する機構が備えられている。例えば、特許第6438642号公報には、紙葉類の搬送部の少なくとも一部を含むユニットを開閉させ、ユニットを開くことで搬送路にアクセスが可能となる紙葉類処理装置が開示されている。
特許第6438642号公報
従来の紙葉類処理装置では、正面に操作部と表示部が備わり、搬送部と収納部をそれぞれ独立して引き出すことができる。また、搬送部を構成するユニットは、紙幣の搬送方向に直交する方向に沿った回転軸を中心に回動させることで、開閉可能としている。しかし、搬送部が配置されたユニットは回動できないため、引き出された搬送部の裏面側をメンテナンスする場合に、下側に回り込んで覗く必要があった。また、搬送部と収納部をそれぞれ独立して引き出す構成なので、搬送部と収納部の紙幣の通路の位置を一致させるために、それぞれに正確な位置決め機構が必要であった。また、搬送部には、紙幣を湾曲させながら搬送させるローラーが多数配置され、紙幣に紙くせが付きやすいという課題もあった。
本発明は、紙葉類を好適に搬送でき、また、紙葉類処理装置の各ユニットを開閉することで紙幣の搬送路に容易にアクセス可能であると共に、メンテナンス作業など紙葉類処理装置の内部を操作する場合に必要なスペースを小さくできるように、省スペース化が可能な紙葉類処理装置を提供する。
本発明の紙幣処理装置は、紙葉類を受け入れる入金口と、前記入金口の下方に配置され、前記紙葉類を排出する出金口と、前記入金口から前記出金口までの搬送路に沿って前記紙葉類を搬送する搬送部と、着脱自在に配置され、前記紙葉類を収納する紙葉類収納装置と、前記搬送部の途中に配置され、前記紙葉類の種類を識別する識別ユニットを含む機能ユニットと、前記搬送部の途中に配置され、前記識別ユニットで識別された結果に基づいて、種類の同じ前記紙葉類を前記紙葉類の種類に対応して配置された前記紙葉類収納装置に案内する振分部と、を有し、前記紙葉類を前記入金口から受け入れて収納し、収納されている前記紙葉類を前記出金口から排出する紙葉類処理装置において、前記搬送部は、前記機能ユニットの下方に配置された上部ユニットと前記機能ユニットとに挟まれた上部搬送路と、前記上部ユニットの下方に配置された中部ユニットと前記上部ユニットとに挟まれた下部搬送路と、前記入金口および前記出金口と対向する側に配置され、前記紙葉類を前記上部搬送路から前記下部搬送路に受け渡す折返部と、を含み、前記紙葉類収納装置は、前記中部ユニットの下方に配置された下部ユニットに前記紙葉類の搬送方向に沿って複数台配置されており、前記中部ユニットには、前記紙葉類収納装置に対応する位置に前記振分部が配置されており、前記上部ユニットには、搬送される前記紙葉類の幅方向に離隔し、前記搬送方向に沿って平行に配置された上部回転体が備わり、前記中部ユニットには、前記上部回転体に対向する位置に配置された下部回転体が備わり、前記紙葉類は前記上部回転体と前記下部回転体に挟まれながら搬送され、前記上部ユニットの前記上部回転体の外側に、搬送される前記紙葉類に接する金属製の押圧ローラーが配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、紙葉類を好適に搬送できる。また、紙葉類処理装置の周囲に十分なスペースが無い場合であっても、紙葉類の搬送路を構成するユニットを開閉でき、紙葉類の搬送路に容易にアクセスが可能である。また、搬送路の一部を構成するユニットを開閉することが可能なので、搬送路を容易にメンテナンスできる。
図1は、紙幣処理装置のケースを外した状態の斜視図である。 図2は、紙幣処理装置の斜視図である。 図3は、紙幣処理装置のケースと機能ユニットの一部とを外した状態を説明する斜視図である。 図4は、紙幣処理装置の上部ユニットを開けた状態を説明する斜視図である。 図5は、紙幣処理装置の中部ユニットと下部ユニットを説明する斜視図である。 図6は、紙幣処理装置の中部ユニットを開けた状態を説明する上面図である。 図7は、紙幣処理装置の中部ユニットと下部ユニットを説明する紙幣処理装置の一部の側面図である。 図8は、紙幣処理装置の紙葉類の収納と排出の動作を説明する紙幣処理装置の一部の断面図である。 図9は、紙幣収納装置の斜視図である。 図10は、紙幣収納装置の斜め下方向からの斜視図である。
以下、図1~図10を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
以下の説明では、紙葉類の例として紙幣を、紙葉類処理装置の例として紙幣を処理する紙幣処理装置を説明する。また紙葉類処理装置に使用される紙葉類を収納する紙葉類収納装置の例として紙幣を収納する紙幣収納装置を説明する。
図2は、紙幣処理装置の斜視図である。紙幣処理装置1は、紙幣を入金口13から入れ、出金口14から排出することができる。紙幣処理装置1は、紙幣を複数枚重ねた状態で入金口13に挿入することができる。重ねられた紙幣は、分離ユニット10によって、一枚ずつに分離され、紙幣処理装置1の内部に搬送される。紙幣処理装置1は、容易に内部にアクセスできないように、ケース15によって覆われている。また、紙幣処理装置1の内部へのアクセスは、ロック9によって制限される。ロック9に対応する鍵によってロック9は解錠される。ロック9が解錠された紙幣処理装置1は、内部にアクセスが可能となる。
次に、紙幣処理装置1のケース15を外した状態の図を用い、装置の内部を説明する。図1は、紙幣処理装置のケースを外した状態の斜視図である。
紙幣処理装置1には、フレーム2が備わり、各部品が取り付けられている。フレーム2には、レール6が備わる。下部ユニット3は、レール6に沿って移動可能に接続されている。下部ユニット3と中部ユニット4はヒンジ7によって接続され、中部ユニット4と上部ユニット5は、不図示のヒンジによって接続されている。ヒンジ7は、下部ユニット3および中部ユニット4の側方の端部に、長手方向に沿って配置されている。下部ユニット3および中部ユニット4は、ヒンジ7を回動中心にして回動させることができる。
中部ユニット4と上部ユニット5の間には、ダンパー8が備わる。ダンパー8は、ストッパー付きのダンパーが好ましい。中部ユニット4と上部ユニット5は、入金口13に対向する側に配置され、短手方向に沿った不図示の軸を中心に回動させることができる。上部ユニット5は中部ユニット4に対して、不図示のヒンジを含む第1の接続部によって開閉自在に接続される。上部ユニット5は、中部ユニット4に対して、ヒンジ軸を回動中心にして、回動させることで開閉できる。また、下部ユニット3に対して中部ユニット4を開閉自在に接続するヒンジ7は、第2接続部とも言える。
下部ユニット3と中部ユニット4と上部ユニット5は、連結されており、下部ユニット3をレール6に沿って移動させると中部ユニット4と上部ユニット5も移動する。下部ユニット3をレール6に沿って移動させると、ケース15(図2参照)の外側に、下部ユニット3と中部ユニット4と上部ユニット5を引き出すことができる。
重ねられた複数の紙幣が入金口13に挿入された場合、分離ユニット10は、紙幣を一枚ずつに分離し、搬送部に送る。紙幣は、識別ユニット11と殺菌ユニット12を順に通され、後端部で下方に折り返される。識別ユニット11と殺菌ユニット12は紙幣に対して所定の作用を及ぼす機能ユニットである。識別ユニット11は、紙幣の真贋と金種を識別する。金種は、紙幣の種類とも言える。殺菌ユニット12は、搬送される紙幣を殺菌する。紙幣に付着した菌やウイルスを殺菌することは、伝染病の予防になる。機能ユニットは、例えば、紙幣の折れを伸ばすユニットや、紙幣の位置を矯正するユニットなど、所定の機能を実行するユニットであり、これらは使用目的に応じて搬送路に配置され、使用される。
分離ユニット10は、紙幣の搬送方向の下流側であって、紙幣の短手方向に沿って配置された不図示のヒンジ軸を回動中心に、入金口13側を開閉することができる。分離ユニット10を開くことで、紙幣の搬送路を露出させることができる。識別ユニット11は、紙幣の搬送方向の下流側であって、紙幣の短手方向に沿って配置された不図示のヒンジ軸を回動中心に、入金口13側を開閉することができる。識別ユニット11を開くことで、紙幣の搬送路を露出させることができる。殺菌ユニット12は、紙幣の搬送方向の下流側であって、紙幣の短手方向に沿って配置された不図示のヒンジ軸を回動中心に、入金口13側を開閉することができる。殺菌ユニット12を開くことで、紙幣の搬送路を露出させることができる。各機能ユニットと上部ユニットによって、間に上部搬送路が構成され、各機能ユニットと上部ユニットの間を紙幣が搬送される。また、各機能ユニットは開閉でき、開くことで、搬送路と各機能ユニットのメンテナンスができる。
各機能ユニットは、入金口13側を上下に回動できる。上部ユニット5の搬送路の上側部分を、複数に分割して開くことができるので、紙幣処理装置1の上方のスペースが狭くても、装置内部の機能ユニット部分と搬送路にアクセスできる。
紙幣処理装置1のメンテナンス作業は、上部ユニット5、中部ユニット4、下部ユニット3を、レール6に沿ってケース15(図2参照)から引き出した状態で行われる。
次に、上部ユニット5の紙幣の搬送路について説明する。図3は、紙幣処理装置のケースと機能ユニットの一部とを外した状態を説明する斜視図である。図1の紙幣処理装置1から分離ユニット10と、識別ユニット11と、殺菌ユニット12とを外した状態を示している。図3には、紙幣の上部搬送路の下側部分が示されている。
紙幣の搬送路を形成する上部ユニット5には、2本の搬送ベルト21が平行に配置されている。また、この搬送ベルト21に対向する位置に、後述する複数の挟持ローラーが配置される。挟持ローラーは、先に説明した機能ユニットに配置されている。挟持ローラーは、搬送ベルト21方向に付勢される。搬送ベルト21は、挟持ローラーによって押圧され、微少に撓み、また変形する。搬送ベルト21は、挟持ローラーと共に紙幣を挟むため、ある程度のグリップ力を備えることが好ましく、また、樹脂製が好ましい。紙幣は、搬送ベルト21と挟持ローラーによって挟まれた状態で搬送される。搬送ベルト21は、後述するモーターによって駆動され、挟持ローラーは、搬送ベルト21に連れ回る。紙幣は、例えば搬送ベルト21と挟持ローラーなどの、回転体に挟まれて搬送される。回転体はベルトまたはローラーで構成されることが好ましい。紙幣は、回転体を含む搬送部によって搬送される。
入金口13から挿入された紙幣は、搬送ローラー20によって紙幣処理装置1の奥に進められる。UV照射ユニット22は、搬送される紙幣の裏面側に紫外線を照射する照射ユニットである。殺菌ユニット12(図1参照)には、搬送される紙幣の表面側に紫外線を照射するUV照射ユニットが配置されている。紙幣に照射する紫外線は波長がUV-Cの領域の紫外線が好ましい。この領域の紫外線は、好適に、細菌やウイルスを殺菌する。また、強い光が紙幣に照射されるので、紙幣が帯電する場合がある。紙幣に帯電した静電気は、後述する押圧ローラーで除電される。
折返部23は、搬送される紙幣を下方に湾曲させて折り返す。入金口13から、ほぼ直線状に搬送される紙幣は、識別ユニット11(図1参照)によって金種が識別され、殺菌ユニット12(図1参照)によって殺菌され、折り返される。折り返された紙幣は、上部ユニット5と中部ユニット4の間に送られる。上部ユニット5と中部ユニット4は、その間に紙幣を搬送する下部搬送路を形成する。上部搬送路の下方に下部搬送路が配置され、上部搬送路と下部搬送路は折返部23によって接続される。また、接地された湾曲した金属製の部品を折返部23に配置し、搬送される紙幣を除電しても良い。
次に、上部ユニット5を開けた状態について説明する。図4は、紙幣処理装置の上部ユニットを開けた状態を説明する斜視図である。上部ユニット5は、入金口13に対向する側の端部を回動中心にして入金口13側を開閉できる。上部ユニット5を開けた場合、上部ユニット5の裏側と、中部ユニット4の上側が露出する。すなわち、上部ユニット5を開けた場合、下部搬送路が露出する。
上部ユニット5の裏側には、搬送ベルト21が平行に2本配置されている。また、上部ユニット5の裏側には、複数の押圧ローラー24が配置されている。押圧ローラー24は、搬送される紙幣を押圧し、曲や皺を矯正する。押圧ローラー24は、ステンレス製などの金属製のローラーが使用される。押圧ローラー24は、接地されている。押圧ローラー24は、紙幣に接することで、紙幣に帯電した静電気を除電する。押圧ローラー24は、鉄合金、アルミ合金、銅合金などが好ましい。押圧ローラー24は、紙幣のカールを矯正すると共に除電する。また、押圧ローラー24は紙幣の搬送を補助する。紙幣処理装置1の上面視において、押圧ローラー24は、紙幣の搬送方向に対して直角方向に、搬送ベルト21を挟み、対となる押圧ローラー24が搬送ベルト21の外側にそれぞれ配置される。例えば、紙幣の搬送方向に直角方向に沿って配置された軸に、離隔して配置された2つの押圧ローラー24を回動自在に接続する。紙幣を同一のタイミングで押圧することで、搬送される紙幣の蛇行を防止する。搬送ベルト21と挟持ローラー25によって挟まれた紙幣は、挟持ローラー25によって上部ユニット5側に押され、押圧ローラー24によって中部ユニット4側に押される。紙幣は、幅方向の4か所において交互に逆方向に押圧されながら搬送される。紙幣は、除電されると共に紙くせが矯正される。押圧ローラー24は補助的なローラーであり、紙幣を蛇行せずに搬送させる主な搬送部は、搬送ベルト21と挟持ローラー25である。挟持ローラー25は押圧ローラー24よりも多く配置されている。押圧ローラー24は、上部ユニット5から中部ユニット4の方向に突出して配置されている。搬送ベルト21は、上部ユニット5から中部ユニット4の方向に突出して配置されている。押圧ローラー24は、搬送ベルト21よりも中部ユニット4の方向に大きく突出している。挟持ローラー25は、金属製のローラーとすることができる。また挟持ローラーを接地することで、紙幣に帯電した静電気の除電ができる。接地された押圧ローラー24と共に接地された挟持ローラー25によって好適に紙幣の除電ができる。
紙幣処理装置1の上面視において、挟持ローラー25は、紙幣の搬送方向に対して直角方向に対となる挟持ローラー25が配置されている。挟持ローラー25の対は、紙幣の搬送方向に複数配置されている。紙幣を同一のタイミングで挟持して搬送することで、搬送される紙幣の蛇行を防止する。また、押圧ローラー24は、2本の搬送ベルト21よりも外側に配置されている。紙幣処理装置1の上面視において、押圧ローラー24は、対の挟持ローラー25の両外側に、それぞれ配置されている。紙幣処理装置1の上面視において、対の挟持ローラー25を結んだ線上にそれぞれの押圧ローラー24が配置されている。上部ユニット5に配置された搬送ベルト21は上部回転体、中部ユニット4に配置された挟持ローラー25は下部回転体とも言える。上部回転体と下部回転体に挟まれて搬送される紙幣の幅方向の端部と上部回転体との間に押圧ローラー24が配置され、紙幣の紙くせが矯正される。
また、紙幣処理装置1の上面視において、対の挟持ローラー25を結んだ線上に対して、紙幣の搬送方向にずれた位置にも押圧ローラー24を配置してもよい。紙幣の紙くせは、押圧ローラー24を複数配置することで好適に伸ばされ、解消されやすくなる。
中部ユニット4には、搬送ベルト21に対向する位置に、複数の挟持ローラー25が備わる。紙幣は、搬送ベルト21と挟持ローラー25に挟まれながら搬送される。このとき、押圧ローラー24の先端は、搬送ベルト21と搬送される紙幣よりも中部ユニット4の方向に突出している。紙幣は、押圧ローラー24によって中部ユニット4の方向に押圧されながら、かつ、挟持ローラー25によって上部ユニット5の方向に押圧されながら搬送される。紙幣は、紙くせを好適に伸ばされながら搬送される。
搬送路の最終段には、押出ローラー26と押出羽27が配置されている。押出ローラー26によって紙幣を出金トレー28に送り出す。また、押出羽27によって紙幣を出金トレー28の前方に送り出す。排出された紙幣が複数の場合は、出金トレー28に紙幣が重ねられる。
上部ユニット5は、閉じた状態から30度~60度の間の角度で開けることができる。上部ユニット5を、この程度開けば、搬送路の最奥にもアクセスして紙幣の詰まりを解消できる。例えば、90度を超えて上部ユニット5を開けなくてもよい。上部ユニット5を開く角度によって、上方に大きくスペースが必要となる。
次に、中部ユニット4の搬送路について説明する。図5は、紙幣処理装置の中部ユニットと下部ユニットを説明する斜視図である。
上部ユニット5を閉じた場合、上部ユニット5と中部ユニット4の間には、紙幣を搬送する搬送路が形成される。中部ユニット4側の搬送路には、複数の挟持ローラー25が備わる。例えば、18個の挟持ローラー25が配置されている。1枚の紙幣を搬送する場合、少なくとも4個の挟持ローラー25が紙幣と接する。
下部ユニット3には、1台の紙幣収納庫44と、3台の紙幣収納装置40がフレーム2に固定されている。紙幣収納庫44は、紙幣を収納し、排出しない。紙幣収納装置40は、紙幣の収納と排出ができる。モーター38の駆動力は、不図示の伝達装置を介して搬送ベルト21に接続され、搬送ベルト21を駆動する。折返部23(図3参照)は折返板37を含み、紙幣は折返板37の曲面に沿って折り返され、上部ユニット5と中部ユニット4の間の搬送路に紙幣を渡す。搬送路の中を搬送される紙幣は、上部搬送路では伸ばされた状態で、折返部23では湾曲させられた状態で、下部搬送路では伸ばされた状態で搬送される。また、紙幣は、下部搬送路から紙幣収納装置40に送られる場合と、紙幣収納装置40から下部搬送路に送られる場合は、湾曲させられる。紙幣は、搬送路で湾曲させられ、紙くせが生じる場合がある。
紙幣収納装置40は、紙幣処理装置1に着脱可能である。紙幣収納装置40には、第1コネクタ41が備わる。フレーム2には、第2コネクタ42が備わる。紙幣収納装置40には、不図示の制御回路が備わる。紙幣処理装置1には、不図示の制御回路が備わる。第1コネクタ41と第2コネクタ42が接続された場合、紙幣収納装置40の制御回路と紙幣処理装置1の制御回路が接続され、紙幣処理装置1は、紙幣収納装置40を制御可能となる。
中部ユニット4は、紙幣収納装置40と紙幣収納庫44に対応する位置に切換板29を備える。切換板29は、搬送される紙幣の搬送方向を切り換える。切換板29は、不図示のソレノイドに、不図示の接続部を介して接続される。例えば、切換板29は、切換板第1位置33と切換板第2位置35の2つの位置を、ソレノイドの駆動で切り換える。図5に示される左端の紙幣収納装置40に対応する切換板29は、切換板第1位置33と切換板第2位置35の2つの位置を図示している。切換板29が切換板第1位置33の状態の場合、搬送される紙幣は、切換板29の上方を通過するか、紙幣収納装置40から排出されて搬送路に受け渡される。切換板29が切換板第2位置35の状態の場合、搬送される紙幣は、紙幣収納装置40に収納される。振分部は、切換板29を含み、紙幣の搬送方向を切り換える。中部ユニット4には、切換板29を含む振分部が、紙幣収納装置40に対応する位置に備わる。振分部は、紙幣を金種毎に対応する紙幣収納装置40に案内する。振分部によって、同金種の紙幣を、所定の紙幣収納装置40に収納することができる。
各切換板29は、紙幣の搬送方向に交差する方向、例えば直角方向に板回転軸30が備わる。板回転軸30のそれぞれの端部には、アーム部31が備わる。アーム部31は、板回転軸30に対して、下方に配置される。中部ユニット4は、各アーム部31に対応する位置に支軸32を備える。アーム部31は、支軸32に回動自在に接続される。切換板29は、支軸32を回動中心にして、揺動する。不図示のソレノイドは、接続部を介してアーム部を動かし、切換板29の状態を可変する。切換板29が切換板第1位置33の状態のとき、板回転軸30は、板回転軸第1位置34に位置する。切換板29が切換板第2位置35の状態のとき、板回転軸30は、板回転軸第2位置36に位置する。
次に、中部ユニット4と上部ユニット5を下部ユニット3に対して開けた場合について説明する。図6は、紙幣処理装置の中部ユニットを開けた状態を説明する上面図である。図6は紙幣処理装置1を上方から見た場合の図である。
中部ユニット4は、ヒンジ7によって開閉自在に下部ユニット3に接続される。中部ユニット4は、紙幣処理装置1の長手方向に沿って配置されるヒンジ7を回動中心にして開閉できる。中部ユニット4と上部ユニット5は接続されているので、一体となって開閉する。上部ユニット5と中部ユニット4を開閉可能に接続する接続部を第1の接続部とすると、ヒンジ7は、下部ユニット3と中部ユニット4を開閉可能に接続する第2の接続部である。
フレーム2には、紙幣収納装置40、紙幣収納庫44を装着する底板45を備える。フレーム2には、第2コネクタ42が固定されている。底板45の紙幣収納装置40が装着される位置には、位置決枠47と、突起48が備わる。紙幣収納装置40には、位置決枠47と突起48に対応する後述する案内溝と位置決孔が備わり、紙幣収納装置40は、紙幣処理装置1の所定の位置に装着される。
紙幣収納装置40の上面には、紙幣を入出する入出口46が備わる。紙幣処理装置1に装着された紙幣収納装置40の入出口46の長手方向は、紙幣の搬送方向に対して直角方向に沿って配置される。紙幣収納装置40が装着された状態で中部ユニット4を閉じたときに、アーム部31と支軸32(図5参照)に対応する位置に、切欠部43が位置する。すなわち切欠部43に、支軸32(図5参照)が入る。この位置を回転中心に切換板29(図5参照)が回動する。また、紙幣は、入出口46を介して、紙幣収納装置40に出し入れされる。
紙幣収納装置40を着脱する場合、紙幣収納装置40の上方に紙幣収納装置40を挿抜するための空間が必要である。仮に、中部ユニット4を上部ユニット5と同様に、入金口13に対向する側であって、短手方向に沿って配置された軸を回動中心として、開閉可能とした場合、少なくとも中部ユニット4を垂直に開く必要がある。中部ユニット4を開いた場合に、上方に大きなスペースが必要となる。それに比べ、ヒンジ7に沿って中部ユニット4を開いた場合、上方のスペースが少なくて済む。中部ユニット4は、紙幣収納装置40を挿抜するために、紙幣収納装置40の上方を遮る物が無いようにする必要がある。
図7は、紙幣処理装置の中部ユニットと下部ユニットを説明する側面図である。紙幣収納装置40の紙幣の収納または排出の動作について、3台の紙幣収納装置40のうち中央に配置され、内部が示された図を用いて説明する。
紙幣収納装置40の入出口46(図6参照)の近傍には、入出ローラー51が配置されている。紙幣収納装置40は、紙幣を収納する紙幣収納部50を備える。入出ローラー51は2本のローラーが接触するローラー対である。入出ローラー51は、バネによって互いを付勢する。紙幣収納装置40の外部から内部に搬送される紙幣は、入出ローラー51の間を通り、紙幣収納装置40の内部に搬送される。紙幣収納装置40の内部の紙幣は、入出ローラー51の間を通り、紙幣収納装置40の外部に搬送される。
切換板29が切換板第1位置33の状態のとき、切換板29は、紙幣の搬送方向の下流側に、切換板29と紙幣の搬送面との間に隙間を形成する。切換板29が切換板第1位置33の状態のとき、紙幣は、紙幣収納装置40の内部から外部に搬送されるか、切換板29の上方を通過する。切換板29が切換板第2位置35の状態のとき、切換板29は、紙幣の搬送方向上流側に、切換板29と紙幣の搬送面との間に隙間を形成する。切換板29が切換板第2位置35の状態のとき、紙幣は、紙幣収納装置40の内部に収納される。
切換板29の回動中心は、支軸32である。支軸32と切換板29の間にアーム部31を備えることで、支軸32と切換板29を離すことができる。紙幣の搬送路を切り換える場合、支軸32を回動中心とするアーム部31の回転角を小さくできる。また、切換板29の駆動には、ソレノイドなどの直動式のアクチュエーターを使用できる。支軸32を、紙幣収納装置40の入出口46(図6参照)に対応する位置に配置することで、切換板29を案内路53(図8参照)の曲面に対応させ、少ない移動距離で好適に通路を切換できる。
図8は、紙幣処理装置の紙葉類の収納と排出の動作を説明する紙幣処理装置の一部の断面図である。ここでは、紙幣収納装置40に紙幣を収納する動作と、収納されている紙幣を排出する動作について説明する。図8の右端に示す紙幣収納装置40は、紙幣を排出する状態が示され、中央に示す紙幣収納装置40は、紙幣を収納する状態が示されている。
紙幣収納装置40は、テープ52のみを巻き取りあるいは巻き戻す2本のリール56が備わる。紙幣収納装置40は、重ねられたテープ52を巻き取りあるいは巻き戻すドラム55が備わる。2本のテープ52は、間に紙幣を挟むことができる。紙幣収納装置40は、2本のテープ52がドラム55に巻かれるときに案内路53及び入出口46から紙幣が挿入された場合、紙幣を収納する。紙幣収納装置40は、間に紙幣を挟んだ状態の2本のテープ52がドラム55から巻き戻される場合、案内路53及び入出口46から紙幣が排出される。紙幣がドラム55に巻かれるので、紙幣には、湾曲状の紙くせが生じやすい。紙幣の紙くせを解消する必要がある。
2本のテープ52は、それぞれ対向する側から入出ローラー51に掛け回され、入出ローラー51の間に挟まれる。2本のテープ52は、重ねられた状態でドラム55に巻かれる。また、ドラム55の内部には、ドラム55及びリール56を駆動するモーター54が備わる。紙幣収納装置40は、モーター54をドラム55の内部に配置することで、小型化を可能とした。また、紙幣収納装置40は、モーター54から、ドラム55あるいはリール56に駆動力を伝達する不図示の伝達機構を備える。紙幣収納装置40は、ドラム55とリール56の駆動機構を内部に備えるので、紙幣処理装置1は、紙幣収納装置40に駆動力を伝える駆動機構を設ける必要がない。紙幣処理装置1は、紙幣収納装置40を制御信号と電源の電気的な接続だけで制御できる。
紙幣収納装置40の入出口46と、紙幣処理装置1の案内路53とを、正確に位置決めする必要がある。紙幣収納装置40と紙幣処理装置1は位置決機構を備え、紙幣収納装置40は、案内路53が入出口46に正確に嵌まるように紙幣処理装置1に装着される。中部ユニット4には、位置決め機構を備える必要がない。
ドラム55からテープ52が巻き戻された場合、2本のテープ52は、入出ローラー51を過ぎると別々の方向に移動する。紙幣は、入出ローラー51の間を過ぎた2本のテープ52の間から分離し、入出口46の方向に押し出される。そして、紙幣は、案内路53を通過し、切換板29によって下部搬送路に案内される。下部搬送路に案内された紙幣は、紙幣処理装置1の外部に向けて搬送される。
次に、紙幣収納装置40について説明する。図9は、紙幣収納装置の斜視図である。紙幣収納装置40の上部には、紙幣の入出口46が、紙幣の搬送方向に対して直角の方向に沿って配置されている。入出口46の開口部には、入出する紙幣を案内する案内爪が、入出口46の縁に沿って複数配置されている。紙幣収納装置40の上部の入出口46の両端外側には、切欠部43が配置されている。切欠部43は、側方から紙幣収納装置40を見た場合に、入出口46の位置に対応する。ノブ57は、手動で時計回りあるいは反時計回りに回すことで、ドラム55(図8参照)あるいはリール56(図8参照)を駆動することができる。
図10は、紙幣収納装置の斜め下方向からの斜視図である。紙幣収納装置40は、紙幣処理装置1(図6参照)に載置されて使用される。そのため、紙幣収納装置40の底板の短手方向の中央に、長手方向に沿って案内溝58が形成される。案内溝58の中には、複数の位置決孔59が離隔して配置されている。紙幣処理装置1(図6参照)の所定の位置に紙幣収納装置40を装着ため、紙幣収納装置40には、長穴状の案内溝58および離隔した位置決孔59が底板に備わる。紙幣収納装置40を上面視した場合、案内溝58は、2本のリール56(図8参照)の間に平行に配置される。案内溝58の長手方向と入出口46(図9参照)の長手方向は、平行である。位置決孔59を結ぶ直線と入出口46(図9参照)の長手方向も平行である。紙幣収納装置40を紙幣処理装置1に装着する場合、紙幣処理装置1(図6参照)の位置決枠47(図6参照)と突起48(図6参照)には、それぞれ案内溝58と位置決孔59が嵌まる。紙幣収納装置40は、紙幣処理装置1(図6参照)の所定の位置に正確に装着される。また、第1コネクタ41も第2コネクタ42(図6参照)に嵌合する。第1コネクタ41の長手方向と案内溝58の長手方向は、90度交差している。コネクタは、コネクタの長手方向および短手方向に、それぞれ予め決められた距離の移動が可能であり、多少の位置ずれがあったとしても、正しく嵌合する。
この様な紙幣収納装置40の構成によって、紙幣収納装置40の短手方向の狭幅化を可能とし、紙幣収納装置40を密に配置可能とし、紙幣処理装置の小型化を可能とした。
1 紙幣処理装置
2 フレーム
3 下部ユニット
4 中部ユニット
5 上部ユニット
6 レール
7 ヒンジ
8 ダンパー
9 ロック
10 分離ユニット
11 識別ユニット
12 殺菌ユニット
13 入金口
14 出金口
15 ケース
20 搬送ローラー
21 搬送ベルト
22 UV照射ユニット
23 折返部
24 押圧ローラー
25 挟持ローラー
26 押出ローラー
27 押出羽
28 出金トレー
29 切換板
30 板回転軸
31 アーム部
32 支軸
33 切換板第1位置
34 板回転軸第1位置
35 切換板第2位置
36 板回転軸第2位置
37 折返板
38 モーター
40 紙幣収納装置
41 第1コネクタ
42 第2コネクタ
43 切欠部
44 紙幣収納庫
45 底板
46 入出口
47 位置決枠
48 突起
50 紙幣収納部
51 入出ローラー
52 テープ
53 案内路
54 モーター
55 ドラム
56 リール
57 ノブ
58 案内溝
59 位置決孔

Claims (12)

  1. 紙葉類を受け入れる入金口と、
    前記入金口の下方に配置され、前記紙葉類を排出する出金口と、
    前記入金口から前記出金口までの搬送路に沿って前記紙葉類を搬送する搬送部と、
    着脱自在に配置され、前記紙葉類を収納する紙葉類収納装置と、
    前記搬送部の途中に配置され、前記紙葉類の種類を識別する識別ユニットを含む機能ユニットと、
    前記搬送部の途中に配置され、前記識別ユニットで識別された結果に基づいて、種類の同じ前記紙葉類を前記紙葉類の種類に対応して配置された前記紙葉類収納装置に案内する振分部と、
    を有し、前記紙葉類を前記入金口から受け入れて収納し、収納されている前記紙葉類を前記出金口から排出する紙葉類処理装置において、
    前記搬送部は、前記機能ユニットの下方に配置された上部ユニットと前記機能ユニットとに挟まれた上部搬送路と、前記上部ユニットの下方に配置された中部ユニットと前記上部ユニットとに挟まれた下部搬送路と、前記入金口および前記出金口と対向する側に配置され、前記紙葉類を前記上部搬送路から前記下部搬送路に受け渡す折返部と、を含み、
    前記紙葉類収納装置は、前記中部ユニットの下方に配置された下部ユニットに前記紙葉類の搬送方向に沿って複数台配置されており、
    前記中部ユニットには、前記紙葉類収納装置に対応する位置に前記振分部が配置されており、
    前記上部ユニットには、搬送される前記紙葉類の幅方向に離隔し、前記搬送方向に沿って平行に配置された上部回転体が備わり、前記中部ユニットには、前記上部回転体に対向する位置に配置された下部回転体が備わり、前記紙葉類は前記上部回転体と前記下部回転体に挟まれながら搬送され、
    前記上部ユニットの前記上部回転体の外側に、搬送される前記紙葉類に接する金属製の押圧ローラーが配置されていることを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記押圧ローラーは、接地されており、搬送される前記紙葉類を除電することを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記下部回転体は、前記上部回転体の方向に付勢されており、前記紙葉類を前記上部回転体の方向に押圧し、
    前記上部回転体は、前記上部ユニットから突出して配置されており、
    前記押圧ローラーは、前記上部ユニットから前記中部ユニットの方向に突出して配置されており、前記押圧ローラーは、前記上部回転体よりも前記上部ユニットから大きく突出しており、
    前記押圧ローラーは、搬送される前記紙葉類に接し、前記紙葉類を前記下部回転体の前記紙葉類の押圧方向とは逆方向に押圧し、
    前記紙葉類は、紙くせが矯正されながら搬送されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  4. 前記下部回転体は、前記搬送方向に離隔しており、
    前記押圧ローラーは、前記搬送方向における隣り合う前記下部回転体の間に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の紙葉類処理装置。
  5. 前記上部回転体は、平行に配置された2本の搬送ベルトであり、
    前記下部回転体は、前記搬送ベルトに対応する位置に配置され、前記搬送ベルトとの間に前記紙葉類を挟む挟持ローラーであることを特徴とする請求項3に記載の紙葉類処理装置。
  6. 前記紙葉類収納装置は、テープを巻くドラムを有し、前記紙葉類を前記テープに挟んだ状態で前記ドラムに巻くことで前記紙葉類を収納することを特徴とする請求項3に記載の紙葉類処理装置。
  7. 前記紙葉類収納装置は、前記紙葉類の受け入れと排出をする入出口を有し、
    前記下部ユニットは、前記紙葉類を通す貫通孔と、
    前記貫通孔の縁に沿って離隔して配置されると共に、前記搬送路とは逆側に突出し、前記紙葉類を案内する案内路を有し、
    前記案内路は、前記下部ユニットを閉じたときに前記紙葉類収納装置の前記入出口の中に先端が入ることを特徴とする請求項6に記載の紙葉類処理装置。
  8. 前記押圧ローラーは、それぞれの前記振分部の前記搬送方向の下流側に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の紙葉類処理装置。
  9. 前記機能ユニットは前記紙葉類に紫外線を照射し、前記紙葉類の表面を殺菌するUV照射ユニットを含み、搬送される前記紙葉類に前記UV照射ユニットから紫外線を照射することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  10. 前記UV照射ユニットは、前記上部搬送路であって、前記識別ユニットと前記折返部の間に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の紙葉類処理装置。
  11. 前記上部ユニットと前記中部ユニットの間であって前記折返部が配置されている側の端部に第1の接続部が配置され、
    前記上部ユニットは、前記第1の接続部を回動中心にして、前記上部ユニットの前記入金口が配置されている側を、前記下部搬送路が露出するように開閉可能に前記中部ユニットに接続され、
    前記中部ユニットと下部ユニットの間には、第2の接続部が配置され、前記中部ユニットは、前記第2の接続部を回動中心にして、前記上部ユニットとは異なる方向に開閉可能に前記下部ユニットに接続され、
    前記中部ユニットを開いた場合に、前記下部ユニットに格納される前記紙葉類収納装置を上下方向に移動させて着脱できるように、前記下部ユニットに装着される前記紙葉類収納装置の上方に前記中部ユニットおよび前記上部ユニットがかからないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  12. 前記第2の接続部は、前記中部ユニットと前記下部ユニットの短手方向の一方側の端部であって、前記中部ユニットと前記下部ユニットの長手方向に沿って配置され、
    前記紙葉類収納装置は、前記下部ユニットの短手方向の他方側の端部と前記第2の接続部の間に配置され、
    前記中部ユニットを前記下部ユニットに対して90度以上回動させることで、前記中部ユニットおよび前記上部ユニットを、装着される前記紙葉類収納装置の上方にかからない位置に移動させることを特徴とする請求項11に記載の紙葉類処理装置。
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