JP2021144441A - 紙葉類収納装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】紙葉類収納装置を小型化する。【解決手段】紙葉類収納装置(紙幣収納装置9)は、少なくとも一のテープリール921、922と、テープリールから引き出されたテープ941、942と共に、紙葉類を巻き取るドラム93と、少なくともテープリールを駆動する第1モータ(リールモータ95)と、を備える。ドラムは、ドラムの軸線が、テープリールの軸線と平行となるように設けられ、テープリールと第1モータとは、テープリールの軸線に沿って見た場合に、それらの少なくとも一部が重なって配置されている。【選択図】図9
Description
ここに開示する技術は、紙葉類収納装置に関する。
特許文献1には、紙葉類収納装置が記載されている。紙葉類収納装置は、紙葉類処理装置に取り付けられる。この紙葉類収納装置は、二つのテープリールと、ドラムとを備えている。ドラムは、各テープリールから引き出されたテープを、紙葉類と共に巻き取る。ドラムが紙葉類を巻き取ることによって、紙葉類収納装置は、紙葉類を収納する。ドラムから紙葉類を繰り出すことによって、紙葉類収納装置は、収納していた紙葉類を送り出す。
特許文献1に記載された紙葉類収納装置は、ドラム及びテープリールを駆動するモータを備えている。モータは、ドラム及びテープリールのそれぞれに連結されている。紙葉類収納装置は、一つのモータとトルクリミッタとを併用することにより、ドラムが回転して紙葉類及びテープを巻き取る際、及び、紙葉類及びテープを繰り出す際に、テープに所定に張力を付与できる。
特許文献1に記載された紙葉類収納装置では、モータが、テープリール及びドラムのそれぞれに対し、それらの軸に対し直交する方向に位置をずらして配設されている。モータの配設スペースが必要な分、紙葉類収納装置は大型化する。
ここに開示する技術は、紙葉類収納装置を小型化する。
ここに開示する技術は、紙葉類収納装置に係る。この紙葉類収納装置は、
少なくとも一のテープリールと、
前記テープリールから引き出されたテープと共に、紙葉類を巻き取るドラムと、
少なくとも前記テープリールを駆動する第1モータと、を備え、
前記ドラムは、ドラムの軸線が、前記テープリールの軸線と平行となるように設けられ、
前記テープリールと前記第1モータとは、前記テープリールの軸線に沿って見た場合に、それらの少なくとも一部が重なって配置されている。
少なくとも一のテープリールと、
前記テープリールから引き出されたテープと共に、紙葉類を巻き取るドラムと、
少なくとも前記テープリールを駆動する第1モータと、を備え、
前記ドラムは、ドラムの軸線が、前記テープリールの軸線と平行となるように設けられ、
前記テープリールと前記第1モータとは、前記テープリールの軸線に沿って見た場合に、それらの少なくとも一部が重なって配置されている。
テープリールと第1モータとが重なって配置されているため、紙葉類収納装置は小型化する。
前記第1モータは、前記ドラムの軸線に直交する方向から見た場合に、その少なくとも一部が前記ドラムに重なるように配置されている、としてもよい。
テープリールは、ドラムよりも軸方向の長さが短い。ドラム軸とリール軸とが平行に設けられると、テープリールの側方に空きスペースが生じる。この空きスペースに第1モータが配置されることによって、紙葉類収納装置は、さらに小型化する。
前記ドラムを駆動する第2モータを備え、
前記テープリールと前記第2モータとは、前記テープリールの軸線に沿って見た場合に、それらの少なくとも一部が重なって配置されている、としてもよい。
前記テープリールと前記第2モータとは、前記テープリールの軸線に沿って見た場合に、それらの少なくとも一部が重なって配置されている、としてもよい。
テープリールと第1モータとが重なって配置されているため、紙葉類収納装置は小型化する。
前記第1モータと前記第2モータとは、前記テープリールの軸線に沿って見た場合に、それらの少なくとも一部が重なって配置されている、としてもよい。
二つのモータを備えても、紙葉類収納装置は小型化する。
前記第2モータは、前記ドラムの軸線に直交する方向から見た場合に、その少なくとも一部が前記ドラムに重なるように配置されている、としてもよい。
テープリールの側方の空きスペースに第2モータが配置されることによって、紙葉類収納装置は、さらに小型化する。
前記テープリールは、第1テープリールと第2テープリールとを含み、
前記第1テープリールと前記第2テープリールとは、同軸線上に配置されている、としてもよい。
前記第1テープリールと前記第2テープリールとは、同軸線上に配置されている、としてもよい。
複数のテープリールがコンパクトに配置されるから、紙葉類収納装置は小型化する。
前記第1テープリールから引き出された第1テープと、前記第2テープリールから引き出された第2テープとは、少なくとも一部が重なりあって紙葉類を挟み、前記ドラムに巻き取られる、としてもよい。
二つのテープに挟まれた紙葉類は、ドラムに安定的に巻き取られる。また、紙葉類は、ドラムから安定的に繰り出される。
前記紙葉類収納装置は、
前記テープリールを間に挟んで、前記第1モータとは逆側の位置に設けられかつ、前記テープリールへの駆動力が入力される入力部と、
前記テープリールと、前記ドラムとの間に設けられかつ、前記第1モータの駆動力を、前記テープリールを迂回して前記入力部へ伝達する伝達機構と、を備えている、としてもよい。
前記テープリールを間に挟んで、前記第1モータとは逆側の位置に設けられかつ、前記テープリールへの駆動力が入力される入力部と、
前記テープリールと、前記ドラムとの間に設けられかつ、前記第1モータの駆動力を、前記テープリールを迂回して前記入力部へ伝達する伝達機構と、を備えている、としてもよい。
伝達機構が、テープリールとドラムとの間に設けられるため、紙葉類収納装置は、小型化する。
前記紙葉類収納装置は、
前記ドラムを収容する本体を備え、
前記テープリールの軸線方向の長さと前記第1モータの軸線方向の長さの合計の長さは、前記本体の軸線方向の長さよりも小さい、としてもよい。
前記ドラムを収容する本体を備え、
前記テープリールの軸線方向の長さと前記第1モータの軸線方向の長さの合計の長さは、前記本体の軸線方向の長さよりも小さい、としてもよい。
テープリールと第1モータが本体に納められるため、紙葉類収納装置は、小型化する。さらに、テープリールの軸線方向の長さと第1モータの軸線方向の長さと第2モータの軸線方向の長さの合計の長さは、本体の軸線方向の長さよりも小さい、としてもよい。
前記紙葉類収納装置は、
前記本体内に設けられかつ、紙葉類及び前記テープを、前記ドラムに向かって案内するガイドを備え、
前記テープリール及び前記ドラムは、前記本体内において、前記ガイドに対し同じ側に設けられている、としてもよい。
前記本体内に設けられかつ、紙葉類及び前記テープを、前記ドラムに向かって案内するガイドを備え、
前記テープリール及び前記ドラムは、前記本体内において、前記ガイドに対し同じ側に設けられている、としてもよい。
紙葉類収納装置は、小型化すると共に、大容量化する。
以上説明したように、前記の紙葉類収納装置は小型化する。
以下、紙葉類収納装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。ここで説明する紙葉類収納装置は例示である。
図1は、紙幣処理装置1の外観を例示している。後述する紙幣収納装置9は、紙幣処理装置1に取り付けられる。紙幣収納装置9は、紙葉類収納装置の一例である。
紙幣処理装置1は、例えば銀行等の金融機関に設置される。紙幣処理装置1は、例えば銀行のテラーカウンターに設置される。紙幣処理装置1は、入金処理及び出金処理を含む各種の処理を実行する装置である。
紙幣処理装置1は、前後方向に細長い形状を有している。紙幣処理装置1の前は、後述する入金口211及び出金口221が形成されている部位を指す。紙幣処理装置1の後は、入金口211及び出金口221が形成されている部位とは逆の部位を指す。
紙幣処理装置1は、二人のテラーが共用で使用できる。図示は省略するが、二人のテラーは、紙幣処理装置1を挟んだ左右の両側に位置する。尚、紙幣処理装置1の左右方向は、前後方向に直交する方向である。紙幣処理装置1の左は、紙幣処理装置1の正面に向かって左であり、紙幣処理装置1の右は、紙幣処理装置1の正面に向かって右である。
紙幣処理装置1は、金融機関に設置する以外に、例えば小売店舗のバックオフィス等に設置して使用できる。
尚、各図には、理解を容易にするために、左から右へ向かう方向をX軸正方向、前から後へ向かう方向をY軸正方向、下から上へ向かう方向をZ軸正方向として、X軸、Y軸、及びZ軸を示す。
(紙幣処理装置の全体構成)
図2は、紙幣処理装置1の内部の構造を、概念的に示している。図3は、紙幣処理装置1の構成を示すブロック図である。紙幣処理装置1は、バラ紙幣の処理を行う。紙幣処理装置1は、上部の処理部11と、下部の金庫部13とを有している。
図2は、紙幣処理装置1の内部の構造を、概念的に示している。図3は、紙幣処理装置1の構成を示すブロック図である。紙幣処理装置1は、バラ紙幣の処理を行う。紙幣処理装置1は、上部の処理部11と、下部の金庫部13とを有している。
処理部11は、上部筐体111によって構成されている。上部筐体111の中には、入金部21、出金部22、リジェクト部23、一時保留部24、識別部25、及び、上側搬送部41が配設されている。上側搬送部41は、搬送部4の一部である。
金庫部13は、金庫筐体131によって構成されている。金庫筐体131の中には、複数の収納装置31〜310、小型収納装置311、第1下側搬送部42、第2下側搬送部43、及び、第3下側搬送部44が配設されている。第1下側搬送部42、第2下側搬送部43、第3下側搬送部44は、搬送部4の一部である。金庫筐体131は、収納装置31〜311を、所定以上のセキュリティレベルで防護する。具体的に金庫筐体131は、所定の厚み以上の金属板によって形成されている。金庫筐体131のセキュリティレベルは上部筐体111より高い。
図示は省略するが、金庫筐体131は、その前部又は後部に扉を有している。保守員は、扉を開けると、収納装置31〜311、第1下側搬送部42、第2下側搬送部43及び第3下側搬送部44を、金庫筐体131から前方又は後方へ引き出すことができる。
入金部21は、例えば入金処理の際に、入金対象の紙幣が投入される部分である。入金部21は、入金口211を有している。入金口211は、上部筐体111の前部において、上向きに開口している。操作者は、入金口211を通じて、入金部21に、紙幣を手で投入する。入金部21は、複数枚の紙幣を、重ねた状態で保持できる。入金部21は、紙幣を一枚ずつ紙幣処理装置1内に取り込む機構を有している。
出金部22は、例えば出金処理の際に、収納装置31〜311から送り出された紙幣が搬送される部分である。また、出金部22は、入金処理の際に発生したリジェクト紙幣が搬送される部分であってもよい。出金部22は、複数枚の紙幣を、重ねた状態で保持できる。出金部22は、出金口221を有している。出金口221は、入金口211よりも前の位置において、上向きに開口している。操作者は、出金部22に集積されている紙幣を、出金口221を通じて手で取り出すことができる。尚、出金口221に、開閉するスライド式のシャッターを設けてもよい。
リジェクト部23は、例えば計数処理の際に発生したリジェクト紙幣が搬送される部分である。また、出金部22は、入金処理の際に発生したリジェクト紙幣が搬送される部分であってもよい。リジェクト部23は、上部筐体111内の前部に配設されている。リジェクト部23は、複数枚の紙幣を、重ねた状態で保持するよう構成されている。リジェクト部23は、第2出金口231を有している。第2出金口231は、上部筐体111の前部において前向きに開口している。第2出金口231にはスライド式のシャッター2310が設けられている。シャッター2310は、図1に示すように、上部筐体111の前面に設けられている。シャッター2310が開くと、操作者は、リジェクト部23に集積されている紙幣を、第2出金口231を通じて取り出すことができる。尚、出金口221または第2出金口231に、スライド式のシャッターに代えて片開き式の扉を設けてもよい。
一時保留部24は、例えば入金処理の際に、入金対象の紙幣を一時的に収納する。一時保留部24は、収納した紙幣を送り出すことができる。一時保留部24は、上部筐体111の中における、前方位置に配設されている。一時保留部24は、リジェクト部23の下に配設されている。一時保留部24は、テープ式の収納装置である。一時保留部24は、紙幣を、テープと共にドラムに巻き付けることによって、紙幣を収納する。テープ式の収納装置は、紙幣の収納時及び紙幣の繰出時において、紙幣の順番の入れ替わりがほとんど発生しないという利点を有している。また、テープ式の収納装置は、様々なサイズの紙幣を、混合状態で収納することができる、という利点も有している。一時保留部24は、テープ式の収納装置の、公知の構成を採用できるが、収納装置31〜310と同様の構成としてもよい。
識別部25は、後述する第1搬送路411に配設されている。識別部25は、第1搬送路411に沿って搬送される紙幣の一枚一枚について、少なくとも、真偽、金種及び正損を識別する。識別部25はまた、紙幣の記番号を取得する。
紙幣処理装置1は、第1収納装置31、第2収納装置32、第3収納装置33、第4収納装置34、第5収納装置35、第6収納装置36、第7収納装置37、第8収納装置38、第9収納装置39、及び、第10収納装置310を有している。第1収納装置31、第3収納装置33、第5収納装置35、第7収納装置37、及び、第9収納装置39は、金庫筐体131の中において、前後方向に並んでいる。第2収納装置32、第4収納装置34、第6収納装置36、第8収納装置38、及び、第10収納装置310は、金庫筐体131の中において、前後方向に並んでいる。また、第1収納装置31、第3収納装置33、第5収納装置35、第7収納装置37、及び、第9収納装置39はそれぞれ、第2収納装置32、第4収納装置34、第6収納装置36、第8収納装置38、及び、第10収納装置310の上に載っている。第1〜第10収納装置31〜310と、後述する小型収納装置311とは、収納部3を構成する。
第1〜第10収納装置31〜310は、テープ式の収納装置である。第1〜第10収納装置31〜310の構成の詳細は、後述する。第1〜第10収納装置31〜310は、例えば異なる金種の紙幣を収納してもよい。
小型収納装置311は、第2収納装置32と第10収納装置310との間に配設されている。小型収納装置311はまた、後述する第1下側搬送部42の下に配設されている。小型収納装置311は、テープ式の収納装置である。
小型収納装置311の容量は、第1〜第10収納装置31〜310よりも小さい。小型収納装置311の容量は、例えば100枚程度であってもよい。小型収納装置311は様々な用途に利用できる。小型収納装置311は、例えば偽券又は偽券の疑いがある紙幣を収納してもよい。
搬送部4は、紙幣処理装置1内で、紙幣と紙幣との間に間隔を空けて、紙幣を一枚ずつ搬送する。搬送部4は搬送路を有している。搬送路は、図示は省略するが、多数のローラー、複数のベルト、これらを駆動するモータ、及び、複数のガイドの組み合わせによって構成されている。搬送部4は、例えば紙幣の長辺の縁を前にして、紙幣を搬送する。搬送部4は、紙幣の短辺の縁を前にして、紙幣を搬送してもよい。
搬送部4は、上側搬送部41と、第1下側搬送部42と、第2下側搬送部43と、第3下側搬送部44と、を有している。上側搬送部41は、前述したように、上部筐体111内に配設されている。第1下側搬送部42と、第2下側搬送部43と、第3下側搬送部44と、は、金庫筐体131内に配設されている。上側搬送部41と第1下側搬送部42とは、金庫筐体131を形成する上壁に形成された搬送路を介して、つながっている。
上側搬送部41は、第1搬送路411、第2搬送路412、第3搬送路413、第4搬送路414、第5搬送路415、及び、第6搬送路416を有している。
第1搬送路411は、ループ状に構成されている。搬送部4は、紙幣を、第1搬送路411に沿って、図1における時計回り方向(つまり、正方向)及び反時計回り方向(つまり、逆方向)のそれぞれに搬送する。第1搬送路411は、紙幣を循環搬送する。
第2搬送路412は、入金部21と第1搬送路411とを互いにつなぐ。第2搬送路412は、入金部21から第1搬送路411へ向かって、紙幣を搬送する。
第3搬送路413は、出金部22と第1搬送路411とを互いにつなぐ。第3搬送路413は、第1搬送路411から出金部22へ向かって、紙幣を搬送する。第3搬送路413と第1搬送路411との接続箇所には、図示は省略するが、紙幣の搬送先を変える分岐部が設けられている。
第4搬送路414は、リジェクト部23と第3搬送路413の途中箇所とを互いにつなぐ。第4搬送路414は、第3搬送路413からリジェクト部23へ向かって、紙幣を搬送する。第4搬送路414と第3搬送路413との接続箇所には、分岐部が設けられている。
第5搬送路415は、一時保留部24と第1搬送路411とを互いにつなぐ。第5搬送路415は、第1搬送路411から一時保留部24へ向かって、紙幣を搬送すると共に、一時保留部24から第1搬送路411へ向かって、紙幣を搬送する。第5搬送路415と第1搬送路411との接続箇所には、分岐部が設けられている。
第6搬送路416は、第1下側搬送部42と第1搬送路411とを互いにつなぐ。第6搬送路416は、第1搬送路411から第1下側搬送部42へ向かって、紙幣を搬送すると共に、第1下側搬送部42から第1搬送路411へ向かって、紙幣を搬送する。第6搬送路416と第1搬送路411との接続箇所には、分岐部が設けられている。
第1下側搬送部42は、第1収納装置31と第9収納装置39との間でかつ、小型収納装置311の上側に配設されている。第1下側搬送部42は、上下方向に伸びている。第1下側搬送部42は、第7搬送路421を有している。第7搬送路421は、小型収納装置311と、上側搬送部41とを互いにつなぐ。第7搬送路421は、上下方向に伸びている。第7搬送路421は、上側搬送部41から小型収納装置311へ向かって、紙幣を搬送すると共に、小型収納装置311から上側搬送部41へ向かって、紙幣を搬送する。
第7搬送路421はまた、分岐路422及び分岐路423を含んでいる。分岐路422及び分岐路423の分岐箇所には、図示を省略するが、分岐部が配設されている。
第2下側搬送部43は、第1、第3、第5、第7収納装置31、33、35、37と、第2、第4、第6、第8収納装置32、34、36、38との間に形成されている。第2下側搬送部43は、前後方向に伸びている。第2下側搬送部43は、紙幣を前後方向に搬送する。第2下側搬送部43は、分岐路422に接続されている。第1〜第8収納装置31〜38、より詳細には、後述の搬送モジュール71、72はそれぞれ、分岐部を有している。各分岐部は、第2下側搬送部43が搬送する紙幣を、対応する収納装置へ引き込む。また、各分岐部は、対応する収納装置から送り出された紙幣を、第2下側搬送部43へ送る。
第3下側搬送部44は、第9収納装置39と、第10収納装置310との間に形成されている。第3下側搬送部44は、前後方向に伸びている。第3下側搬送部44は、紙幣を前後方向に搬送する。第3下側搬送部44は、分岐路423に接続されている。第9及び第10収納装置39、310、つまり、搬送モジュール71、72はそれぞれ、分岐部を有している。各分岐部は、第3下側搬送部44が搬送する紙幣を、対応する収納装置へ引き込む。また、各分岐部は、対応する収納装置から送り出された紙幣を、第3下側搬送部44へ送る。
尚、図2の紙幣処理装置1における収納部3の構成は一例である。金庫筐体131内に収容する収納装置の数、及び、配置、並びに、各収納装置の構造は、図2の構成に限定されない。
紙幣処理装置1は、図3に示すように、コントローラー15を備えている。コントローラー15には、入金部21、出金部22、リジェクト部23、一時保留部24、識別部25、搬送部4、第1収納装置31、第2収納装置32、第3収納装置33、第4収納装置34、第5収納装置35、第6収納装置36、第7収納装置37、第8収納装置38、第9収納装置39、第10収納装置310、及び、小型収納装置311が、それぞれ信号の授受可能に接続されている。
紙幣処理装置1は、操作者が操作をする操作部26、各種のデータ等を記憶する記憶部27、及び、端末機29との間で通信を行うための通信部28を有している。操作部26、記憶部27、及び通信部28も、コントローラー15に信号の授受可能に接続されている。端末機29は、紙幣処理装置1を利用して行う各種の処理の実行のために、操作者(例えばテラー)が操作をする。
通信部28はまた、ネットワーク280を介して、管理装置201及び携帯端末202に接続されている。管理装置201は、銀行のシステムの管理を行う装置であってもよい。管理装置201は、例えば紙幣処理装置1の設置場所から離れた場所に設置されている。携帯端末202は、例えばタブレット端末やスマートフォンである。携帯端末202は、例えば銀行の管理者が携帯する端末である。
コントローラー15は、操作者が操作部26を操作したときや、操作者が端末機29を操作したときに、各種の処理が実行されるよう、入金部21、出金部22、リジェクト部23、一時保留部24、識別部25、搬送部4、第1収納装置31、第2収納装置32、第3収納装置33、第4収納装置34、第5収納装置35、第6収納装置36、第7収納装置37、第8収納装置38、第9収納装置39、第10収納装置310、及び、小型収納装置311を制御する。以下、紙幣処理装置1が各種の処理を実行する際の動作について説明する。
(入金処理)
紙幣処理装置1は、入金処理時に、紙幣を収納装置の中に収納する。操作者は、入金対象の紙幣を、入金部21に投入する。入金部21は、紙幣を一枚一枚、装置内に取り込む。搬送部4は、紙幣を識別部25に搬送する。識別部25は、紙幣を識別する。搬送部4は、識別部25の識別結果に従って、紙幣を、第1収納装置31、第2収納装置32、第3収納装置33、第4収納装置34、第5収納装置35、第6収納装置36、第7収納装置37、第8収納装置38、第9収納装置39、第10収納装置310、又は、小型収納装置311へ搬送する。収納装置31〜311は、紙幣を収納する。尚、搬送部4は、識別部25がリジェクトと識別した紙幣を、出金部22又はリジェクト部23へ搬送する。
紙幣処理装置1は、入金処理時に、紙幣を収納装置の中に収納する。操作者は、入金対象の紙幣を、入金部21に投入する。入金部21は、紙幣を一枚一枚、装置内に取り込む。搬送部4は、紙幣を識別部25に搬送する。識別部25は、紙幣を識別する。搬送部4は、識別部25の識別結果に従って、紙幣を、第1収納装置31、第2収納装置32、第3収納装置33、第4収納装置34、第5収納装置35、第6収納装置36、第7収納装置37、第8収納装置38、第9収納装置39、第10収納装置310、又は、小型収納装置311へ搬送する。収納装置31〜311は、紙幣を収納する。尚、搬送部4は、識別部25がリジェクトと識別した紙幣を、出金部22又はリジェクト部23へ搬送する。
入金部21に投入された紙幣が全て、紙幣処理装置1内に取り込まれると、例えば端末機29が、入金金額を表示する。操作者が、端末機29を操作することによって、又は、操作部26を操作することによって入金処理が確定すれば、入金処理は終了する。コントローラー15は、入金された紙幣の金種や枚数などの入金取引に関するデータを、記憶部27に記憶させる。また、コントローラー15は、収納装置31〜311に収納されている紙幣の在高に関するデータを更新し、記憶部27に記憶させる。また、コントローラー15は、収納装置31〜311に収納した紙幣の記番号に関するデータを、記憶部27の記番号リストに追加する。
尚、入金処理時に、一時保留部24を利用する場合、搬送部4は、識別部25を通過した紙幣を、一時保留部24へ搬送する。一時保留部24は、紙幣を収納する。入金部21に投入された紙幣が全て紙幣処理装置1内に取り込まれた後、例えば端末機29が入金金額を表示する。操作者は、端末機29を操作することによって、又は、操作部26を操作することによって、入金処理の確定と入金処理のキャンセルとを選択できる。操作者が入金処理を確定した場合、搬送部4は、一時保留部24が送り出した紙幣を、第1収納装置31、第2収納装置32、第3収納装置33、第4収納装置34、第5収納装置35、第6収納装置36、第7収納装置37、第8収納装置38、第9収納装置39、第10収納装置310、又は、小型収納装置311へ搬送する。収納装置31〜311は、紙幣を収納する。操作者が入金処理をキャンセルした場合、搬送部4は、一時保留部24が送り出した紙幣を、出金部22へ搬送する。入金対象の紙幣が返却される。
(出金処理)
紙幣処理装置1は、出金処理時に、紙幣を紙幣処理装置1の外へ投出する。収納装置31〜311は、出金対象の紙幣を送り出す。搬送部4は、紙幣を、識別部25に搬送する。識別部25は、紙幣の識別を行う。搬送部4は、識別後の紙幣を、出金部22へ搬送する。出金部22は、出金対象の紙幣を保持する。搬送部4は、識別部25がリジェクト紙幣であると識別をした紙幣を、リジェクト部23へ搬送する。リジェクト部23は、リジェクト紙幣を収納する。出金対象の紙幣が全て、出金部22に出金されれば、出金処理は終了する。コントローラー15は、出金された紙幣の金種や枚数などの出金取引に関するデータを、記憶部27に記憶させる。また、コントローラー15は、収納装置31〜311に収納されている紙幣の在高に関するデータを更新し、記憶部27に記憶させる。また、コントローラー15は、収納装置31〜311から送り出された紙幣の記番号に関するデータを、記憶部27の記番号リストから消去する。
紙幣処理装置1は、出金処理時に、紙幣を紙幣処理装置1の外へ投出する。収納装置31〜311は、出金対象の紙幣を送り出す。搬送部4は、紙幣を、識別部25に搬送する。識別部25は、紙幣の識別を行う。搬送部4は、識別後の紙幣を、出金部22へ搬送する。出金部22は、出金対象の紙幣を保持する。搬送部4は、識別部25がリジェクト紙幣であると識別をした紙幣を、リジェクト部23へ搬送する。リジェクト部23は、リジェクト紙幣を収納する。出金対象の紙幣が全て、出金部22に出金されれば、出金処理は終了する。コントローラー15は、出金された紙幣の金種や枚数などの出金取引に関するデータを、記憶部27に記憶させる。また、コントローラー15は、収納装置31〜311に収納されている紙幣の在高に関するデータを更新し、記憶部27に記憶させる。また、コントローラー15は、収納装置31〜311から送り出された紙幣の記番号に関するデータを、記憶部27の記番号リストから消去する。
(紙幣収納装置の構成例)
(収納機構の構成例)
次に、第1〜第10収納装置31〜310の構成を、図面を参照しながら説明する。図4〜6は、例えば第2収納装置32の構成を示している。尚、第1〜第10収納装置31〜310の構成は、実質的に同じである。以下においては、第1〜第10収納装置31〜310を総称して、紙幣収納装置9と呼ぶ。
(収納機構の構成例)
次に、第1〜第10収納装置31〜310の構成を、図面を参照しながら説明する。図4〜6は、例えば第2収納装置32の構成を示している。尚、第1〜第10収納装置31〜310の構成は、実質的に同じである。以下においては、第1〜第10収納装置31〜310を総称して、紙幣収納装置9と呼ぶ。
図4は、紙幣収納装置9に紙幣が収納されていない状態を示している。紙幣収納装置9の上面には、紙幣が出入する出入口910が設けられている。出入口910は、後述する搬送モジュール71、72に設けられる。出入口910は、搬送モジュール71、72に設けられた分岐部に隣接する。
紙幣収納装置9は、収納機構900と、収納機構900を収容するフレーム91と、を備えている。収納機構900と、フレーム91とは、紙幣収納装置9の収納モジュール90を構成する。収納モジュール90は、後で詳述する。
収納機構900は、テープとテープとの間に挟んだ紙幣を、テープと共にドラム93に巻き取るよう構成されている。収納機構900は、二つの第1リール921と、二つの第2リール922と、ドラム93と、を備えている。尚、図4においては、リールが一つのみ図示されている。これは、後述するように、合計四つのリールが、X軸方向に位置がずれていると共に、Y軸方向及びZ軸方向に同じ位置に位置しているためである。
第1リール921には、第1テープ941の基端が固定されていると共に、第1テープ941が巻かれている。第2リール922には、第2テープ942の基端が固定されていると共に、第2テープ942が巻かれている。第1テープ941の先端、及び、第2テープ942の先端はそれぞれ、ドラム93の外周面に係合している。
第1リール921から引き出された第1テープ941と、第2リール922から引き出された第2テープ942とは、重なった状態で、ドラム93の外周面に巻き取られる。紙幣は、第1テープ941と第2テープ942との間に挟まれる。
ドラム93は、紙幣及びテープの巻き取り方向、及び、紙幣及びテープの繰り出し方向に回転する。図4の例において、ドラム93が、紙幣及びテープを巻き取る方向は、時計回り方向であり、紙幣及びテープを繰り出す方向は、反時計回り方向である。
出入口910とドラム93との間には、搬送路920が形成されている。搬送路920は、ローラー対と、固定されたガイド部材と、後述する可動ガイド932によって構成されている。紙幣は、搬送路920に沿って、出入口910からドラム93に向かう方向に、又は、ドラム93から出入口910に向かう方向に搬送される。
フレーム91は、第1フレーム部911と、第2フレーム部912とを有している。第1フレーム部911は、第2フレーム部912に対して、枢支軸913の位置において、枢支されている。枢支軸913は、紙幣収納装置9の下端部における、Y軸正方向の端部に位置している。枢支軸913は、出入口910から遠い側の紙幣収納装置9の端部における、搬送路920およびその延長線を挟んでドラム93と反対側の端部に位置している。図6に示すように、第1フレーム部911が枢支軸913を中心に回動すると、出入口910からドラム93に至る搬送路920が開放される。
第2フレーム部912は、ドラム93のシャフト930を支持している。ドラム93の軸線は、図5に示すように、X軸方向に延びる。
紙幣収納装置9において、二つの第1リール921と、二つの第2リール922とは、同軸線上に配置されている。つまり、第1リール921と第2リール922とは、X軸方向に位置がずれていると共に、Y軸方向及びZ軸方向に同じ位置に位置している。第1リール921及び第2リール922を支持するシャフト924は、第2フレーム部912に支持されている。シャフト924は、X軸方向に伸びる。ドラム93の軸線と、第1リール921及び第2リール922の軸線とは互いに平行である。
シャフト924は、二つの第1リール921及び二つの第2リール922が互いに独立して回転するよう、これら四つのリールを支持している。四つのリールを同軸線上に配置することによって、紙幣収納装置9は、リールを配置するスペースを節約することができる。紙幣収納装置9は、紙幣の収納量を減らさずに、小型化することができる。尚、後述するように、シャフト924は、第1のシャフト924aと、第2のシャフト924bとから構成されている(図5の二点鎖線参照)。第1のシャフト924aと、第2のシャフト924bとは、同軸線上に配置されている。
二つの第1リール921は、X軸方向に間隔を空けて配設されている。二つの第2リール922も、X軸方向に間隔を空けて配設されている。図5における紙面左側に配設された一つの第1リール921と一つの第2リール922とからなる一つの組において、第2リール922は、紙幣収納装置9におけるX軸方向の中央側に配置され、第1リール921は、紙幣収納装置9におけるX軸方向の外側に配置されている。同様に、図5における紙面右側に配設された一つの第1リール921と一つの第2リール922とからなる一つの組において、第2リール922は、紙幣収納装置9におけるX軸方向の中央側に配置され、第1リール921は、紙幣収納装置9におけるX軸方向の外側に配置されている。
第1リール921から引き出された第1テープ941は、第1テープ経路810に沿って走行することにより、ドラム93に到達する。第1テープ経路810は、第1テーププーリ8110、第2テーププーリ8120、第3テーププーリ8130、第4テーププーリ8140、第5テーププーリ8150、第6テーププーリ8160、及び第7テーププーリ対8170によって構成されている。第1テープ経路810は、ドラム93を迂回するように形成されている。尚、図示は省略するが、第1テーププーリ8110、第2テーププーリ8120、第3テーププーリ8130、第4テーププーリ8140、第5テーププーリ8150、第6テーププーリ8160、及び第7テーププーリ対8170は、二本の第1テープ941に対応して、二つずつ存在している。
第1テーププーリ8110及び第2テーププーリ8120は、第2フレーム部912に取り付けられている。第3テーププーリ8130、第4テーププーリ8140、第5テーププーリ8150、第6テーププーリ8160、及び第7テーププーリ対8170の一つのプーリは、第1フレーム部911に取り付けられている。第1フレーム部911は、第1テープ経路810の一部を形成する。
各第2テーププーリ8120は、第1テープ941の走行方向を、Z軸方向とY軸方向との間で変える。各第2テーププーリ8120はまた、図5に示すように、回転軸が傾いている。より詳細に、各第2テーププーリ8120は、X軸方向について、第1リール921の配設位置と同じ位置、又は、ほぼ同じ位置に配設されている。各第2テーププーリ8120の回転軸は、X軸方向の外側が低くかつ、X軸方向の中央側が高くなるように、傾いている。図5の紙面左に配設された第2テーププーリ8120の回転軸は、右上がりである。図5の紙面右に配設された第2テーププーリ8120の回転軸は、右下がりである。
各第3テーププーリ8130は、第1テープ941の走行方向を、Y軸方向とZ軸方向との間で変える。各第3テーププーリ8130も、図5に示すように、回転軸が傾いている。各第3テーププーリ8130は、X軸方向について、第2リール922の配設位置と同じ位置、又は、ほぼ同じ位置に配設されている。各第3テーププーリ8130の回転軸は、各第2テーププーリ8120の回転軸と平行である。つまり、各第3テーププーリ8130の回転軸は、X軸方向の外側が低くかつ、X軸方向の中央側が高くなるように、傾いている。図5の紙面左に配設された第3テーププーリ8130の回転軸は、右上がりである。図5の紙面右に配設された第3テーププーリ8130の回転軸は、右下がりである。
第1リール921から引き出された第1テープ941は、第2テーププーリ8120及び第3テーププーリ8130に巻きかけられることにより、X軸方向の位置が、第1リール921の位置から、第2リール922の位置へと変わる。第1テープ941はその後、前述したように、第4テーププーリ8140、第5テーププーリ8150、及び第6テーププーリ8160に巻きかけられて、第7テーププーリ対8170に至る。このときに、第1テープ941は、X軸方向について、第2テープ942と同じ位置に位置している。
第2リール922から引き出された第2テープ942は、第2テープ経路820に沿って走行することにより、ドラム93に到達する。第2テープ経路820は、第8テーププーリ8210、第9テーププーリ8220、第10テーププーリ8230、及び前記の第7テーププーリ対8170によって構成されている。第8テーププーリ8210、第9テーププーリ8220、及び第10テーププーリ8230も、二本の第2テープ942に対応して、二つずつ存在している。
第8テーププーリ8210、第9テーププーリ8220、第10テーププーリ8230、及び第7テーププーリ対8170の一つのプーリは、第2フレーム部912に取り付けられている。第2フレーム部912は、第2テープ経路820の一部を形成する。
第7テーププーリ対8170は、第1テープ941と第2テープ942とを重ねて、これら第1テープ941及び第2テープ942を、ドラム93の外周面に向かって案内する。紙幣は、第7テーププーリ対8170の位置において、第1テープ941と第2テープ942とに挟まれる。
後述するドラムモータ96の駆動によってドラム93が正転すると、第1テープ941と第2テープ942とに挟まれた紙幣は、第1テープ941と第2テープ942と共に、ドラム93の外周面に巻き取られる。紙幣収納装置9は、紙幣を収納する。このとき、後述するリールモータ95の駆動によって、第1リール921および第2リール922も正転し、テープを繰り出すように動作してもよい。
ドラム93から引き出された第1テープ941は、前記とは逆に、第3テーププーリ8130及び第2テーププーリ8120に巻きかけられることにより、X軸方向の位置が、第2リール922の位置から、第1リール921の位置へと変わる。その後、第1テープ941は、第1テーププーリ8110を経て第1リール921へ至る。
リールモータ95の駆動によって第1リール921および第2リール922が逆転し、ドラムモータ96の駆動によってドラム93が逆転すると、第1テープ941と第2テープ942とに挟まれた紙幣は、第1テープ941と第2テープ942と共に、ドラム93の外周面から繰り出される。その後、紙幣は、搬送路920を通って、出入口910から紙幣収納装置9の外へ送り出される。
第7テーププーリ対8170の一つのプーリは、より詳細には、可動ガイド932に取り付けられている。可動ガイド932は、第1テープ941、第2テープ942及び紙幣を、ドラム93に向かって案内する。
可動ガイド932は、第1フレーム部911に支持されている。可動ガイド932の基端部、つまり、図4における上端部は、第1フレーム部911に対して回動可能に取り付けられている。可動ガイド932は、第10テーププーリ8230に対向配置されるプーリ8231の近傍を支点として回動する。可動ガイド932は、図示を省略する付勢部材(例えば、ばね)によって、図4における時計回り方向に付勢されている。可動ガイド932は、ドラム93の径の大きさに応じて、時計回り方向及び反時計回り方向に回動する。
ここで、第1リール921、第2リール922、ドラム93、及び、可動ガイド932の配置について説明する。図4に示すように、搬送路920は、紙幣収納装置9の上端部から下向きに伸びている。搬送路920は、出入口910からドラム93に向けて延びている。可動ガイド932は、搬送路920に沿って上下方向に伸びている。搬送路920(又は可動ガイド932)は、紙幣収納装置9の内部を、Y軸方向に、二つの領域に隔てている。つまり、紙幣収納装置9は、搬送路920よりもY軸負方向の第1領域901と、搬送路920よりもY軸正方向の第2領域902と、を有している。
ドラム93は、第1領域901に配設されている。より詳細に、ドラム93は、第1領域901における下部に配設されている。ここで「下部」とは、紙幣収納装置9の内部を、上部と下部とに二等分した場合の、下部を意味する。
第1リール921及び第2リール922も、第1領域901に配設されている。ドラム93と、第1リール921及び第2リール922とは、可動ガイド932に対し同じ側に設けられている。
より詳細に、第1リール921及び第2リール922は、第1領域901における上部に配設されている。ここで「上部」とは、前記と同様に、紙幣収納装置9の内部を、上部と下部とに二等分した場合の、上部を意味する。第1リール921及び第2リール922は、第1領域901において、ドラム93の上方に位置している。つまり、第1リール921及び第2リール922は、第1領域901において、ドラム93よりも出入口910の近くに位置している。
ドラム93、第1リール921、及び、第2リール922を、可動ガイド932に対して同じ側に配置することによって、紙幣収納装置9をコンパクトにしながら、紙幣収納装置9の収納量を大きくできる。紙幣収納装置9のコンパクト化は、紙幣処理装置1の小型化に有利であり、紙幣収納装置9の大容量化は、紙幣処理装置1の大容量化に有利である。
(テープの弛みを防止する構成)
紙幣収納装置9は、開放していた搬送路920を閉じるときにテープを巻き取るよう構成されている。紙幣収納装置9は、テープが弛むことを防止する駆動機構800を備えている。駆動機構800は、図4〜6に示すように、ドラムギア931と、フレームギア890とを有している。ドラムギア931は、ドラム93のシャフト930に取り付けられている。フレームギア890は、第1フレーム部911に取り付けられている。
紙幣収納装置9は、開放していた搬送路920を閉じるときにテープを巻き取るよう構成されている。紙幣収納装置9は、テープが弛むことを防止する駆動機構800を備えている。駆動機構800は、図4〜6に示すように、ドラムギア931と、フレームギア890とを有している。ドラムギア931は、ドラム93のシャフト930に取り付けられている。フレームギア890は、第1フレーム部911に取り付けられている。
フレームギア890は、第1フレーム部911と第2フレーム部912とが搬送路920を形成している状態、つまり、図4に示す紙幣収納装置9の使用状態では、ドラムギア931と噛み合わない。第1フレーム部911が枢支軸913を中心に回動した際に、フレームギア890は、枢支軸913を中心に回動することによって、図6に示すように、ドラムギア931と噛み合う。第1フレーム部911がさらに回動すると、フレームギア890とドラムギア931の噛み合いが外れる。
ドラムギア931は、ドラム93のシャフト930に取り付けられている。ドラムギア931の軸線は、ドラム93の軸線と一致している。ドラムギア931とドラム93との間には、図示を省略するワンウェイクラッチが介設している。ドラムギア931が、図4及び図6における時計回り方向に回転すると、ワンウェイクラッチは回転力をドラム93に伝えることによって、ドラム93を時計回り方向に回転させる。ドラムギア931が、図4及び図6における反時計回り方向に回転すると、ワンウェイクラッチは回転力をドラム93に伝えないことによって、ドラム93を回転させない。ドラムギア931は空回りする。
フレームギア890は、枢支軸913を中心としたギアの一部分である。第1フレーム部911が、図6に一点鎖線の矢印で示すように、時計回り方向に、第2フレーム部912に対して相対的に回動をすると、フレームギア890は、枢支軸913を中心として回動し、ドラムギア931に噛み合う。フレームギア890とドラムギア931とが噛み合うと、図6に矢印で示すように、ドラムギア931が反時計回り方向に回転する。この場合、前述したワンウェイクラッチが、ドラムギア931を空回りさせるから、ドラム93は回転をしない。また、ドラム93を反時計回り方向に手動で回転させようとすると、ワンウェイクラッチの作用によりドラムギア931も一緒に回転しようとする。しかし、フレームギア890がドラムギア931に噛み合っているため、ドラムギア931の回転量以上にドラム93を回転させることはできない。
このときに、第1フレーム部911は、第1テープ経路810の一部と一緒に回動するため、第1テープ経路810の長さは変化しない、又は、ほぼ変化しない。よって、搬送路920を開放する時に、第1テープ941が弛んでしまうことが抑制される。また、搬送路920を開放するときに、ドラム93が回転することが抑制されるため、第2フレーム部912に支持されている第2テープ942が弛んでしまうことも抑制される。
第1フレーム部911が、時計回り方向にさらに回動すると、フレームギア890はドラム93から離れる方向に移動し、フレームギア890とドラムギア931が噛み合わない状態になる。ドラム93を反時計回り方向に手動で回転させようとすると、ワンウェイクラッチの作用によりドラムギア931も一緒に回転しようとする。フレームギア890がドラムギア931に噛み合っていないため、ドラム93を回転させることができる。第1フレーム部911を所定の角度以上に回動させた場合は、ドラム93を回転させて、詰まった紙幣を取り除くことができる。
開放していた搬送路920を閉じるために第1フレーム部911を、図6における反時計回り方向に、第2フレーム部912に対して相対的に回動させると、フレームギア890は、枢支軸913を中心として、反時計回り方向に回動する。フレームギア890に噛み合ったドラムギア931は時計回り方向に回転する。これにより、ドラム93は、図4に破線の矢印で示すように、第1テープ941及び第2テープ942を巻き取る方向に回転する。
ここで、図示を省略する抑制部材が第1リール921及び第2リール922の回転を抑制する。このことにより、第1テープ941及び第2テープ942が引っ張られ、第1テープ941及び第2テープ942が弛んでしまうことが抑制される。抑制部材は、第1リール921及び第2リール922の回転を制止する機械的な部材でもよい。また、抑制部材は、第1リール921及び第2リール922に設けたトルクリミッタでもよい。また、抑制部材は、第1リール921及び第2リール922を駆動するモータの保持トルクを利用したものでもよい。
フレームギア890は、紙幣収納装置9の使用状態においては、ドラムギア931と噛み合っていないため、ドラム93の回転に影響を与えない。駆動機構800は、紙幣収納装置9の使用時に、ドラム93を回転させるモータの負荷を上げてしまうことを避けることができる。
(収納装置のモジュール構成)
図7は、紙幣収納装置9の分解斜視図を例示している。尚、図7は、第2収納装置32に相当する。図7に示すX軸、Y軸及びZ軸の向きは、第2収納装置32が紙幣処理装置1に取り付けられた状態における向きを示している。
図7は、紙幣収納装置9の分解斜視図を例示している。尚、図7は、第2収納装置32に相当する。図7に示すX軸、Y軸及びZ軸の向きは、第2収納装置32が紙幣処理装置1に取り付けられた状態における向きを示している。
紙幣収納装置9は、前述した収納モジュール90を備えている。紙幣収納装置9は、収納モジュール90に、搬送モジュール71、第1ブラケット701、第2ブラケット702、及び、アタッチメント703が取り付けられる。
収納モジュール90は、前述したフレーム91及びドラム93を有する本体903と、本体903に着脱可能に装着されるカートリッジ5と、によって構成されている。
搬送モジュール71は、収納モジュール90の上端部に取り付けられる。紙幣収納装置9の出入口910は、搬送モジュール71、72に形成される。搬送モジュール71は、紙幣収納装置9の出入口910側に取り付けられる。搬送モジュール71は、第2下側搬送部43、又は、第3下側搬送部44の一部を形成する。つまり、図2に示すように、紙幣収納装置9に対して上下方向に対向する別の紙幣収納装置9も、別の搬送モジュール72を有している。二つの搬送モジュール71、72が上下方向に対向することにより、二つの搬送モジュール71、72の間に、第2下側搬送部43又は第3下側搬送部44が形成される。
搬送モジュール71、72は、詳細な図示は省略するが、分岐部を有している。分岐部は、第2下側搬送部43、又は、第3下側搬送部44に沿って搬送される紙幣を、紙幣収納装置9へ引き込む。分岐部はまた、紙幣収納装置9から繰り出した紙幣を、第2下側搬送部43、又は、第3下側搬送部44へ送り出す。分岐部は、紙幣収納装置9の出入口910の一部を構成する。
第1ブラケット701及び第2ブラケット702はそれぞれ、収納モジュール90のX軸負方向の側面に取り付けられる。第2ブラケット702は、コネクタ7021を支持する。コネクタ7021は、紙幣収納装置9への給電用コネクタ、又は、紙幣収納装置9への信号伝送用コネクタである。
アタッチメント703は、当該紙幣収納装置9に対して、上下方向に対向配置される別の紙幣収納装置9を連結するための部材である。アタッチメント703は、収納モジュール90の、X軸正方向の側面に取り付けられる。図7に例示するアタッチメント703は、二つのレール7031、7032を有している。各レール7031、7032は、横断面U字状を有し、上下方向に伸びている。二つのレール7031、7032は、収納モジュール90の前端と後端とのそれぞれに位置している。尚、前端は、Y軸負方向の端であり、後端は、Y軸正方向の端である。前端のレール7031と、後端のレール7032とは、前後方向に向かい合うように配設されている。図示は省略するが、別の紙幣収納装置9が有するアタッチメントは、横断面U字状のレール7031、7032の内側に位置し、レール7031、7032に沿って上下方向にスライドする形状を有している。アタッチメント同士が係合することにより、当該紙幣収納装置9と、別の紙幣収納装置9とが相互に位置決めされる。
(テープリールとモータとの配置)
前述したように、カートリッジ5は、紙幣収納装置9の本体903に対して着脱可能に装着される。保守員は、カートリッジ5を交換することによって、紙幣収納装置9のテープ941、942及びリール921、922を、容易に交換できる。
前述したように、カートリッジ5は、紙幣収納装置9の本体903に対して着脱可能に装着される。保守員は、カートリッジ5を交換することによって、紙幣収納装置9のテープ941、942及びリール921、922を、容易に交換できる。
図7に示すように、カートリッジ5は、本体903の前端上部に取り付けられる。第1リール921及び第2リール922は、第1領域901において、ドラム93よりも出入口910の近くに位置している。カートリッジ5は、第1リール921及び第2リール922を保持するので、カートリッジ5は、第1領域901において、ドラム93よりも出入口910に近い箇所に取り付けられる。図8にも示すように、本体903の前端上部には、リールモータ95と、ドラムモータ96とが配設されている。リールモータ95は、二つの第1リール921及び二つの第2リール922を駆動する駆動源である。ドラムモータ96は、ドラム93を駆動する駆動源である。リールモータ95は、本体903の前端上部における、X軸負方向の端に配設されている。ドラムモータ96は、本体の前端上部における、X軸正方向の端に配設されている。カートリッジ5は、リールモータ95とドラムモータ96との間に配設される。尚、リールモータ95とドラムモータ96とを比較した場合、ドラムモータ96の方が大きな駆動力が要求されるため、ドラムモータ96の方が大型である。
図8に示すように、ドラムモータ96とドラム93とは、第1ベルト961を介して互いに連結している。第1ベルト961は、本体903のX軸正方向の側方に配設されている。第1ベルト961は、ドラムモータ96のシャフトに取り付けられたモータプーリ962と、ドラム93のシャフト930に取り付けられたドラムプーリ963との間に巻きかけられている。ドラムモータ96のシャフトは、本体903から、X軸正方向の外方に向かって突出している。ドラムモータ96が正転方向又は逆転方向に駆動をすると、ドラム93が正転又は逆転する。
図9は、紙幣収納装置9を側方から見た場合の、リールと、モータとの位置関係を示している。図9の左図は、テープリール921、922とドラムモータ96との位置関係を示している。前述したように、カートリッジ5は、リールモータ95とドラムモータ96との間に配設される。第1リール921及び第2リール922と、ドラムモータ96とは、リール921、922の軸線に沿って見た場合に、それらの少なくとも一部が重なって配置されている。より詳細には、ドラムモータ96のシャフトは、第1リール921及び第2リール922のコアの範囲(図9においてハッチングを付した範囲)に位置している。テープリール921、922のコアは、テープ941、942を除いたリールの本体部分である。
図9の右図は、テープリール921、922とリールモータ95との位置関係を示している。第1リール921及び第2リール922と、リールモータ95とは、リール921、922の軸線に沿って見た場合に、重なって配置されている。より詳細に、リールモータ95のシャフトは、第1リール921及び第2リール922のコアの範囲(図9においてハッチングを付した範囲)に位置している。
第1リール921、第2リール922、リールモータ95、及び、ドラムモータ96を重なるように配置すると、紙幣収納装置9の小型化に有利になる。
このような実施形態の変形例として、モータ95及び/又は96のシャフトの一部が、テープリール921及び922のコアと重なるように配置されてもよい。モータ95及び/又は96のシャフトが、テープリール921及び922の回転軸と重なるように配置されてもよい。モータ95及び/又は96のシャフトが、テープリール921及び922の最大外周の範囲内に位置してもよい。ここで、テープリール921及び922の最大外周は、テープリール921及び922にテープ941及び942の全長を巻き取った状態の外周である。また、モータ95及び/又は96の一部が、テープリール921及び922の回転軸と重なるように配置されてもよい。モータ95及び/又は96の一部が、テープリール921及び922のコアと重なるように配置されてもよい。モータ95及び/又は96の一部が、テープリール921及び922の最大外周の範囲内に位置してもよい。
また、図8に二点鎖線を付して示すように、カートリッジ5に対してX軸負方向の側方に配置されたリールモータ95は、ドラム93の軸線に直交する方向(例えばZ軸方向)から見た場合に、一部がドラム93に重なるように配置されている。詳細には、ドラム93の軸線と、第1リール921および第2リール922の軸線の両方の軸線に直交する方向から見た場合に、リールモータ95の一部が、ドラム93の一部に重なるように配置されている。
同様に、カートリッジ5に対してY軸負方向の側方に配置されたドラムモータ96も、ドラム93の軸線に直交する方向(例えばZ軸方向)から見た場合に、一部がドラム93に重なるように配置されている。詳細には、ドラム93の軸線と、第1リール921および第2リール922の軸線の両方の軸線に直交する方向から見た場合に、ドラムモータ96の一部が、ドラム93の一部に重なるように配置されている。
テープ941、942の幅が狭いため、リール921、922の幅とドラム93の幅とを比較した場合、ドラム93の幅の方が大きい。さらには、リール921、922の軸方向に並んで配置される複数のリール921、922の幅の合計の長さは、ドラム93の幅より小さい。さらには、カートリッジ5の幅は、ドラム93の幅より小さい。尚、ここでいう「幅」は、X軸方向の長さであり、リール921、922およびドラム93の軸線方向の長さである。ドラム93の軸線と、第1リール921および第2リール922の軸線とは互いに平行であるため、カートリッジ5に対しX軸方向の両側には、空きスペースが発生する。リールモータ95及びドラムモータ96はそれぞれ、これらの空きスペースに配置されている。紙幣収納装置9のスペース効率は高い。このため、紙幣収納装置9は、小型化する。
尚、ドラム93の軸線に直交する方向から見た場合に、リールモータ95の軸線方向の全体がドラム93に重なるよう、リールモータ95を配置してもよいし、ドラムモータ96の軸線方向の全体がドラム93に重なるよう、ドラムモータ96を配置してもよい。また、ドラム93の軸線に直交する方向から見た場合に、リールモータ95の少なくとも一部がドラム93に重なり、ドラムモータ96はドラム93と重ならないよう、リールモータ95およびドラムモータ96を配置してもよい。また、ドラム93の軸線に直交する方向から見た場合に、ドラムモータ96の少なくとも一部がドラム93に重なり、リールモータ95はドラム93と重ならないよう、リールモータ95およびドラムモータ96を配置してもよい。
紙幣収納装置9は、カートリッジ5を挟んでX軸方向の両側に、リールモータ95及びドラムモータ96を配置している。図示は省略するが、リールモータ95及びドラムモータ96の両方を、カートリッジ5に対してX軸方向の同じ側に配置してもよい。
また、リールモータ95又はドラムモータ96を省略し、一つのモータがリール及びドラムの両方を駆動してもよい。その場合に、一つのモータと、第1リール921及び第2リール922とは、リール921、922の軸線に沿って見た場合に、少なくとも一部が重なって配置されてもよい。
また、カートリッジ5の幅と、リールモータ95の幅と、ドラムモータ96の幅の合計の長さは、本体903の幅の長さよりも小さい。あるいは、リール921、922の幅と、リールモータ95の幅と、ドラムモータ96の幅の合計の長さは、本体903の幅の長さよりも小さい。尚、ここでいう「幅」は、X軸方向の長さであり、リール921、922およびドラム93の軸線方向の長さである。また、リールモータ95とドラムモータ96のいずれか一方の幅と、カートリッジ5の幅の合計の長さは、本体903の幅の長さよりも小さいとしてもよい。2つのモータ95及び96の少なくとも一方とカートリッジ5が、リール921、922の軸線方向に重なって配置され、さらに、それらを本体903に納めることができる。紙葉類収納装置9は、小型化する。
(カートリッジの構成)
カートリッジ5は、図10に例示するように、二つの第1リール921及び二つの第2リール922と、これらのリール921、922を保持するホルダ500と、を有している。
カートリッジ5は、図10に例示するように、二つの第1リール921及び二つの第2リール922と、これらのリール921、922を保持するホルダ500と、を有している。
ホルダ500は、リール921、922から引き出されたテープ941、942が通過する開口部503を有している。開口部503は、Y軸正方向及びZ軸負方向に向かって大きく開いている。
二つの第1リール921及び二つの第2リール922は、前述したように、同軸線上に配設されている。カートリッジ5は、コンパクトである。シャフト924は、同軸線上に配設された第1のシャフト924aと、第2のシャフト924bとに分割されている。第1のシャフト924aは、一つの第1リール921と一つの第2リール922とを支持し、第2のシャフト924bは、一つの第1リール921と一つの第2リール922とを支持する。第1のシャフト924a及び第2のシャフト924bはそれぞれ、ホルダ500に対し、回転可能に支持されている。
カートリッジ5は、分配機構50を有している。分配機構50は、四つのリール921、922のそれぞれに、リールモータ95の駆動力を分配する機構である。リールモータ95及び分配機構50は、ドラム93が回転して紙幣及びテープ941、942を巻き取る際、及び、紙幣及びテープ941、942を繰り出す際に、各リール921、922に駆動力を付与する。各リール921、922に駆動力が付与されることにより、四つのテープ941、942のそれぞれに所定の張力が付与される。紙幣収納装置9は、紙幣及びテープ941、942を、安定的にドラム93に巻き取ることができ、巻き取った紙幣及びテープ941、942を、安定的にドラム93から繰り出すことができる。
ここで、テープ941、942は、ドラム93の軸方向に並んで配置され、紙幣における複数の箇所を押さえる。テープ941、942と共に紙幣を巻き取ったドラム93の径が大きくなったときに、ドラム93の軸方向において、ドラム93の径の大きさが不均等になる場合がある。ドラム93の径の大きさが軸方向に不均等になると、ドラム93が回転するときのテープ941、942の巻き取り速度、又は、繰り出し速度が、複数のテープ941、942の間で異なってしまう。そうすると、テープ941、942に発生する張力が、複数のテープ941、942の間において不均等になってしまう。テープ941、942に発生する張力が不均等になると、ドラム93に巻き取られた紙幣のずれを招くことになる。
分配機構50は、複数のテープ941、942の速度差を吸収し、複数のテープ941、942の張力を、常に、所定の張力となるように調整する機能を有している。以下、分配機構50の構成を、図10を参照しながら説明する。
分配機構50は、第1の差動機構51と、第2の差動機構52と、第3の差動機構53とを有している。第1の差動機構51、第2の差動機構52、及び、第3の差動機構53はそれぞれ、傘歯車を含んで構成されている。
第1の差動機構51は、第1のシャフト924aに固定された第1のサイドギア511と、第2のシャフト924bに固定された第2のサイドギア512と、ピニオンケース513と、を有している。
第1のサイドギア511は傘歯車である。第1のサイドギア511は第1のシャフト924aの基端に固定されている。第1のサイドギア511は、第1のシャフト924aと共に、回転する。
第2のサイドギア512は傘歯車である。第2のサイドギア512は第2のシャフト924bの先端に固定されている。第2のサイドギア512は、第2のシャフト924bと共に、回転する。第2のサイドギア512は、第1のサイドギア511と向かい合っている。第2のサイドギア512と第1のサイドギア511との歯数は同じである。
ピニオンケース513は、第1のシャフト924a及び第2のシャフト924bに対して回転可能に支持されている。ピニオンケース513は、第1のシャフト924a及び第2のシャフト924bに対し相対回転が可能である。ピニオンケース513には、ピン514が固定されている。ピン514は、第1のシャフト924a及び第2のシャフト924bに対して直交する向きに配設されている。ピン514には、ピニオンギア515が取り付けられている。ピニオンギア515は、第1のサイドギア511と第2のサイドギア512との間に位置している。ピニオンギア515は、第1のサイドギア511及び第2のサイドギア512のそれぞれに噛み合う。ピニオンギア515は、ピン514を中心に回転する(つまり、自転する)。ピニオンケース513が回転をすると、ピニオンギア515は、第1のシャフト924a及び第2のシャフト924bを中心に公転する。
ピニオンケース513には、従動ギア516が一体に設けられている。従動ギア516は、カートリッジ5の開口部503を通じて、駆動ギア517に噛み合っている。駆動ギア517は、伝達シャフト518の先端に固定されている。伝達シャフト518の後端には、従動プーリ519が固定されている。伝達シャフト518は、図8に示すように、第1リール921及び第2リール922と、ドラム93との間に配設されている。伝達シャフト518は、X軸方向に伸びている。伝達シャフト518は、本体903に支持されている。
従動プーリ519には、第2ベルト5110が巻きかけられている。第2ベルト5110は、リールモータ95のシャフトに取り付けられた駆動プーリ5111に巻きかけられている。リールモータ95の駆動力は、第2ベルト5110から伝達シャフト518を介して駆動ギア517に伝達される。駆動ギア517は、リールモータ95の駆動力を、従動ギア516に入力する。リールモータ95の駆動力は、ピニオンケース513に入力される。
従動ギア516は、第1リール921及び第2リール922を間に挟んで、リールモータ95とは逆側の位置に設けられている。また、駆動ギア517、伝達シャフト518、従動プーリ519、第2ベルト5110、及び、駆動プーリ5111は、伝達機構951を構成する。伝達機構951は、本体903に設けられた機構であって、リールモータ95の駆動力を、従動ギア516へ伝達する機構である。伝達機構951は、第1リール921及び第2リール922を迂回して、リールモータ95の駆動力を、従動ギア516へ伝達する。従動ギア516は、カートリッジ5が本体903に装着された状態において、伝達機構951に接続される接続部の一例である。
第1の差動機構51は、ピニオンケース513に入力されたリールモータ95の駆動力を第1のシャフト924a及び第2のシャフト924bに等分配する。第1の差動機構51はまた、第1のシャフト924aと第2のシャフト924bとの速度差を吸収する。
第2の差動機構52は、第1のシャフト924aに設けられている。第2の差動機構52は、X軸正方向側の第1リール921と、第2リール922との間に設けられている。第2の差動機構52は、第1のピニオンギア521と、第1のサイドギア522と、第2のサイドギア523とを有している。第1のピニオンギア521は、第1のシャフト924aに直交して固定されたピン524に回転可能に支持されている。第1のピニオンギア521は、自転及び公転する。第1のサイドギア522は、第1リール921に形成されている。第2のサイドギア523は、第2リール922に形成されている。第1のサイドギア522及び第2のサイドギア523は、第1のピニオンギア521に噛み合っている。第1のサイドギア522と第2のサイドギア523との歯数は同じである。
第2の差動機構52は、第1のシャフト924aに入力された駆動力を、第1のピニオンギア521、第1のサイドギア522、及び、第2のサイドギア523を介して、第1リール921及び第2リール922に等分配する。第1のシャフト924aに入力される駆動力は、リールモータ95の駆動力Tのうちの1/2Tであるから、第2の差動機構52は、リールモータ95の駆動力Tの1/4(=1/2×1/2)Tずつを、第1リール921及び第2リール922に伝達する。
第3の差動機構53は、第2のシャフト924bに設けられている。第3の差動機構53の構成は、第2の差動機構52の構成と実質的に同じである。第3の差動機構53は、X軸負方向側の第1リール921と、第2リール922との間に設けられている。第3の差動機構53は、第2のピニオンギア531と、第3のサイドギア532と、第4のサイドギア533とを有している。第2のピニオンギア531は、第2のシャフト924bに直交して固定されたピン534に回転可能に支持されている。第2のピニオンギア531は、自転及び公転する。第3のサイドギア532は、第1リール921に形成されている。第4のサイドギア533は、第2リール922に形成されている。
第3の差動機構53は、第2のシャフト924bに入力された駆動力を、第2のピニオンギア531、第3のサイドギア532、及び、第4のサイドギア533を介して、第1リール921及び第2リール922に等分配する。第2のシャフト924bに入力される駆動力は、リールモータ95の駆動力Tのうちの1/2Tであるから、第3の差動機構53は、リールモータ95の駆動力Tの1/4(=1/2×1/2)Tずつを、第1リール921及び第2リール922に伝達する。
第1の差動機構51、第2の差動機構52、及び、第3の差動機構53はそれぞれ、四つのテープ941、942の速度が不均等になると、ピニオンギア515、521、531が自転をすることによって、速度差を吸収することができる。二つの第1リール921及び二つの第2リール922のそれぞれに、最適な駆動力が付与される。その結果、ドラム93の径が軸方向に不均等になったときでも、四つのテープ941、942に生じる張力は、常に、均等又は実質的に均等になる。
四つのテープ941、942に生じる張力を均等又は実質的に均等にすることによって、ドラム93に巻き付けた紙幣がずれてしまうことを防止することができる。その結果、紙幣収納装置9内において紙幣のジャムが発生することを抑制することができる。紙幣収納装置9内においてジャムが生じると、テープを切断してジャムを解消することが多い。テープを切断すると、保守員は、紙幣収納装置9のカートリッジを交換しなければならなくなる。分配機構50によって紙幣収納装置9内の紙幣のジャムを抑制することは、コストの低減に有利になる。
また、四つのテープ941、942間の速度差は、機械的に構成された第1の差動機構51、第2の差動機構52及び第3の差動機構53が、自動的に吸収するため、分配機構50は、リールモータ95とドラムモータ96とを制御するだけで、四つのリール921、922に付与する駆動力を最適に調整することができる。前記構成の分配機構50は、制御系の構成を簡略化することができる。
尚、カートリッジ5が有する分配機構の構成は、前述した構成以外にも、様々な構成を採用できる。また、カートリッジ5が有するリールの数も、例えば、二つや三つであってもよい。
尚、ここに開示する技術が適用可能な紙幣収納装置の構成は、前述した構成に限定されない。様々な構成の紙葉類収納装置に、ここに開示する技術は適用可能である。例えば、一時保留部24や小型収納装置311に、ここに開示する技術は適用可能である。
5 カートリッジ
516 従動ギア(入力部)
9 紙幣収納装置(紙葉類収納装置)
903 本体
921 第1リール
922 第2リール
923 第3リール
93 ドラム
932 可動ガイド
95 リールモータ(第1モータ)
96 ドラムモータ(第2モータ)
951 伝達機構
516 従動ギア(入力部)
9 紙幣収納装置(紙葉類収納装置)
903 本体
921 第1リール
922 第2リール
923 第3リール
93 ドラム
932 可動ガイド
95 リールモータ(第1モータ)
96 ドラムモータ(第2モータ)
951 伝達機構
Claims (10)
- 少なくとも一のテープリールと、
前記テープリールから引き出されたテープと共に、紙葉類を巻き取るドラムと、
少なくとも前記テープリールを駆動する第1モータと、を備え、
前記ドラムは、ドラムの軸線が、前記テープリールの軸線と平行となるように設けられ、
前記テープリールと前記第1モータとは、前記テープリールの軸線に沿って見た場合に、それらの少なくとも一部が重なって配置されている
紙葉類収納装置。 - 前記第1モータは、前記ドラムの軸線に直交する方向から見た場合に、その少なくとも一部が前記ドラムに重なるように配置されている
請求項1に記載の紙葉類収納装置。 - 前記ドラムを駆動する第2モータを備え、
前記テープリールと前記第2モータとは、前記テープリールの軸線に沿って見た場合に、それらの少なくとも一部が重なって配置されている
請求項1又は2に記載の紙葉類収納装置。 - 前記第1モータと前記第2モータとは、前記テープリールの軸線に沿って見た場合に、それらの少なくとも一部が重なって配置されている
請求項3に記載の紙葉類収納装置。 - 前記第2モータは、前記ドラムの軸線に直交する方向から見た場合に、その少なくとも一部が前記ドラムに重なるように配置されている
請求項3又は4に記載の紙葉類収納装置。 - 前記テープリールは、第1テープリールと第2テープリールとを含み、
前記第1テープリールと前記第2テープリールとは、同軸線上に配置されている
請求項1〜5のいずれか1項に記載の紙葉類収納装置。 - 前記第1テープリールから引き出された第1テープと、前記第2テープリールから引き出された第2テープとは、少なくとも一部が重なりあって紙葉類を挟み、前記ドラムに巻き取られる
請求項6に記載の紙葉類収納装置。 - 前記テープリールを間に挟んで、前記第1モータとは逆側の位置に設けられかつ、前記テープリールへの駆動力が入力される入力部と、
前記テープリールと、前記ドラムとの間に設けられかつ、前記第1モータの駆動力を、前記テープリールを迂回して前記入力部へ伝達する伝達機構と、を備えている
請求項1〜7のいずれか1項に記載の紙葉類収納装置。 - 前記ドラムを収容する本体を備え、
前記テープリールの軸線方向の長さと前記第1モータの軸線方向の長さの合計の長さは、前記本体の軸線方向の長さよりも小さい
請求項1〜8のいずれか1項に記載の紙葉類収納装置。 - 前記本体内に設けられかつ、紙葉類及び前記テープを、前記ドラムに向かって案内するガイドを備え、
前記テープリール及び前記ドラムは、前記本体内において、前記ガイドに対し同じ側に設けられている
請求項9に記載の紙葉類収納装置。
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