JP7484476B2 - 測定装置、転がり軸受の荷重測定方法、及び歯車機構 - Google Patents
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Description
例えば、上記センサ付き軸受を用いて回転シャフトを支持する場合、ひずみセンサは、回転シャフトからの入力によって外輪に生じるひずみを検出することができる。センサ付き軸受によれば、ひずみセンサにより検出される外輪のひずみに基づいて、実稼働状態における軸受に作用する荷重等を監視することができる。
歯車に作用する荷重は、当該歯車に噛み合う他の歯車から伝達する。
他の歯車からの荷重は、周方向に不連続に作用する上、歯車の歯面へ向かって作用する。このため、センサ付き軸受の外輪に設けられた1つのひずみセンサの出力から軸受に作用する荷重を求めることは困難であった。
よって、歯車を回転させ、一定期間の間におけるひずみセンサの出力のうち、最も大きいひずみがあらわれたときのひずみ値(ピーク値)を取得すれば、歯車の歯が他の歯車の歯に接触し歯車の歯に荷重が与えられたときであるとともに、ひずみセンサが設けられた周方向の位置に公転する転動体が位置するときのひずみ値を得ることができる。
ひずみセンサの出力のピーク値は、他の歯車から歯車に対して荷重が与えられたときに、その荷重が回転軸、内輪、及び転動体を介して外輪へ伝達することで生じる外輪のひずみを示している。つまり、ひずみセンサの出力のピーク値が示す外輪のひずみは、転動体に作用する転動体荷重と相関がある。
よって、ひずみセンサの出力のピーク値から、転動体が負荷する転動体荷重の推定値を求めることができる。処理部は、転動体荷重の推定値に基づいて転がり軸受に作用する荷重を算出することができる。
このように本発明では、転動体荷重と相関がある出力が得られるようにひずみセンサを配置したので、1つのひずみセンサの出力から転がり軸受の転動体荷重の推定値を求めることができ、歯車を支持する転がり軸受に作用する荷重を容易に求めることができる。
この場合、処理部が転動体荷重データベースを備えるので、転動体荷重の推定値を容易に求めることができる。
この場合、処理部が接触角データベースを備えるので、ラジアル荷重を求めるために必要な接触角の推定値を容易に求めることができる。この結果、転動体荷重の推定値から転がり軸受のラジアル荷重の推定値を容易に求めることができる。
上記構成の測定方法によれば、転動体荷重と相関がある出力が得られるようにひずみセンサを配置したので、1つのひずみセンサの出力から転がり軸受の転動体荷重の推定値を求めることができ、歯車を支持する転がり軸受に作用する荷重を容易に求めることができる。
上記構成の歯車機構によれば、転動体荷重と相関がある出力が得られるようにひずみセンサを配置したので、1つのひずみセンサの出力から転がり軸受の転動体荷重の推定値を求めることができ、歯車を支持する転がり軸受に作用する荷重を容易に求めることができる。
〔歯車機構の全体構成〕
図1は、実施形態に係る歯車機構の正面図、図2は、歯車機構の上面図である。
図1及び図2中、歯車機構1は、入力軸2と、入力歯車4と、出力軸6と、出力歯車8とを備える。
本実施形態の歯車機構1は、入力軸2に与えられる回転力を、入力歯車4及び出力歯車8を介して出力軸6へ伝達する機能を有する。また、歯車機構1は、出力軸6および出力歯車8を回転自在に支持する転がり軸受に作用する荷重を測定する機能も有する。
入力軸2の両端は、支持部10によって支持されている。支持部10は、入力歯車4の両側に配置された一対のハウジング12と、一対の転がり軸受14とを備えており、基盤Bに対して入力軸2を支持する。一対の転がり軸受14は、入力軸2に外嵌固定されるとともに、一対のハウジング12に保持されている。一対の転がり軸受14は、入力軸2及び入力歯車4を一体回転可能に支持する。
出力軸6の両端は、支持部18によって支持されている。支持部18は、出力歯車8の両側に配置された一対のハウジング20と、一対の転がり軸受22とを備えており、基盤Bに対して出力軸6を支持する。一対の転がり軸受22は、出力軸6及び出力歯車8を一体回転可能に支持する。
図1では、出力歯車8を基礎円C1及び歯先円C2で示し、入力歯車4を基礎円C3及び歯先円C4で示している。
入力軸2は、外部の動力源(図示省略)から与えられる回転力によって回転駆動される。よって、入力軸2に与えられた回転力は、入力歯車4及び出力歯車8を介して出力軸6へ伝達される。これにより、出力軸6は回転駆動される。
なお、図1では、入力歯車4は、矢印Y1の方向に回転し、出力歯車8は矢印Y2の方向に回転する。
測定装置36は、ひずみセンサ26と、ひずみセンサ26の出力が与えられる処理部28とを備える。ひずみセンサ26は、出力軸6を支持する一対の転がり軸受22のうちの一方に設けられている。
なお、以下の説明では、図2中の矢印示すように、入力軸2及び出力軸6の中心線に沿う方向を「軸方向」と定義する。「軸方向」には、前記中心線に平行な方向も含まれる。
図3に示すように、転がり軸受22は、内輪30と、外輪32と、複数の転動体34とを備えている。複数の転動体34は玉であり、本実施形態の転がり軸受22は、深溝玉軸受である。
ここで、図3中、出力軸6の中心軸A1と、ひずみセンサ26とを通過する直線L1は、入力歯車4の歯面と出力歯車8の歯面とが接触したときの両歯面の共通法線L2と平行となっている。
言い換えると、ひずみセンサ26は、転がり軸受22を軸方向から見たときに、共通法線L2に対して平行であるとともに中心軸A1を通過する直線L1上に設けられている。
図4では、入力歯車4の歯4bの歯面4b1と、出力歯車8の歯8bの歯面8b1とが、接点T2で接している状態を示している。
このとき、歯面8b1の法線と、歯面4b1の法線とが一致する。このときの法線が両歯面4b1,8b1の共通法線L2となる。
なお、接点T2を通過する、両基礎円C1,C3の接線L4と、共通法線L2とが成す角度が圧力角である。
図5に示すように、外輪32の外周面32aに設けられたひずみセンサ26は、直線L1上であって外周面32aと直線L1とが交差する点T1上に配置されている。なお、軸方向におけるひずみセンサ26の位置は、外輪32の内周面に設けられた軌道面32bの軸方向中央に一致する位置とされる。
ひずみセンサ26は、ハウジング20の環状内周面に設けられた凹部20aと、外周面32aとに囲まれた空間に収容されている。
ひずみセンサ26は、矩形状の板状部材38と、板状部材38を外周面32aに接合する接合部材40と、板状部材38に設けられたひずみゲージ42とを備える。
板状部材38は、鋼板や銅板等の金属製の薄板である。接合部材40は、板状部材38の4隅に設けられ、板状部材38を外周面32aに接合している。
板状部材38及び接合部材40は、外輪32の外周面32aに生じるひずみをひずみゲージ42へ伝える。
ひずみゲージ42は、ハウジング20の外部に配置される処理部28に接続されており、処理部28に対して外周面32aのひずみを検出した結果を示す出力を与える。ひずみゲージ42は、例えば、周方向のひずみを検出するように外周面32aに設けられている。
処理部28は、例えば、CPUや記憶部等を備えたコンピュータであり、ひずみセンサ26から与えられる出力に基づいて、転がり軸受22に作用するラジアル荷重を求める機能を有する。
図6は、転がり軸受22に作用するラジアル荷重を測定する方法の一例を示すフローチャートである。
まず、入力軸2に所定の回転力を与え、入力軸2、入力歯車4、出力歯車8、及び出力軸6を回転させ、その間、ひずみセンサ26の出力を処理部28によって経時的に取得し(ステップS1)、さらにひずみセンサ26の出力からそのピーク値を取得する(ステップS2)。
図7中、横軸は時間、縦軸はひずみセンサ26の出力から得られるひずみ値である。
図7に示すように、処理部28は、ひずみセンサ26の出力を一定期間の間、経時的に取得する(図6中、ステップS1)。
処理部28は、一定期間の間におけるひずみセンサ26の出力のうち、最も大きいひずみがあらわれたときのひずみ値(ピーク値)を取得する(図6中、ステップS2)。
ここで、本実施形態では、転がり軸受22を軸方向から見たときに、ひずみセンサ26を、両歯面4b1,8b1の共通法線L2に対して平行であるとともに出力軸6の中心軸A1を通過する直線L1上に設けたので、入力歯車4の歯4bから出力歯車8の歯8bに与えられる荷重が外輪32に対して最も大きく作用する周方向の位置にひずみセンサ26が配置される。
ひずみセンサ26の出力は、入力歯車4の歯4bが出力歯車8の歯8bに接触し出力歯車8の歯8bに荷重が与えられたときに、ひずみセンサ26が設けられた周方向の位置に転動体34が位置していれば、転動体34に作用する荷重が最も大きくなり、かつ、外輪32のひずみが最も大きくなる。
よって、一定期間の間におけるひずみセンサ26の出力のうち、最も大きいひずみがあらわれたときのひずみ値(ピーク値)を取得すれば、入力歯車4の歯4bが出力歯車8の歯8bに接触し出力歯車8の歯8bに荷重が与えられたときであるとともに、ひずみセンサ26が設けられた周方向の位置に転動体34が位置するときのひずみ値を得ることができる。
よって、後述するように、ひずみセンサ26の出力のピーク値から、転動体荷重の推定値を求めることができる。処理部28は、転動体荷重の推定値に基づいて転がり軸受22に作用する荷重を算出することができる。
このように本実施形態では、転動体荷重と相関がある出力が得られるようにひずみセンサ26を配置したので、1つのひずみセンサ26の出力から転がり軸受22の転動体荷重の推定値を求めることができ、出力歯車8を支持する転がり軸受22に作用する荷重を容易に求めることができる。
処理部28は、ピーク値に基づいて、転動体荷重の推定値を求める。処理部28が有する記憶部には、ひずみセンサ26の出力と、転動体荷重との関係を示す転動体荷重データベースが記憶されている。
処理部28は、この転動体荷重データベースを参照し、ピーク値に基づいて、転動体荷重の推定値を求める。なお、転動体荷重とは、内輪30及び外輪32を通じて転動体34に作用する荷重である。
図8に示す転動体荷重データベース50において、横軸は転動体荷重を示している。また、縦軸は入力歯車4から出力歯車8に対して荷重が与えられたときに、その荷重が転動体34を介して外輪32へ伝達することで生じる外輪32のひずみ値を示している。つまり、縦軸は、ひずみセンサ26の出力のピーク値に相当するひずみ値を示している。
よって、図8中の線図L10は、ピーク値に相当するひずみ値と、転動体荷重との関係を示している。
すなわち、出力軸6、及び転がり軸受22をモデル化し、出力歯車8を介して与えられる荷重と同様の荷重を出力軸6に与えたときに、その荷重が出力軸6、内輪30、及び転動体34を介して外輪32へ伝達することで生じる外輪32のひずみ値(ピーク値に相当するひずみ値)を、モデルを用いた数値解析によって求める。さらに、ひずみ値を求めたときの転動体34に作用する転動体荷重も数値解析によって求める。
このように、処理部28は、取得したピーク値に基づいて、転動体荷重の推定値を求めることができる。
接触角とは、内外輪の軌道面と転動体とが接触している場合において、転がり軸受の中心軸に垂直な面と、軌道面によって転動体へ伝えられる力の合力の作用線とがなす角度である。
転動体34は、外輪32の軌道面32bに接触するとともに、内輪30の軌道面(図示省略)に接触している。
このとき、内外輪30,32の軌道面によって転動体34へ伝えられる力の合力の作用線L5と、一点鎖線M1とがなす角度が接触角αである。
処理部28は、この接触角データベースを参照し、転動体荷重の推定値に基づいて、接触角αの推定値を求める。
図10に示す接触角データベース52において、横軸は接触角α、縦軸は転動体荷重を示している。
よって、図10中の線図L12は、転動体荷重と、接触角αとの関係を示している。
すなわち、出力軸6、及び転がり軸受22のモデルを用い、出力歯車8を介して与えられる荷重と同様の荷重を出力軸6に与えたときに、その荷重が出力軸6を介して転がり軸受22へ伝達することで生じる転がり軸受22の接触角αを数値解析によって求める。さらに、接触角αに対応する転動体荷重も数値解析によって求める。
接触角αは、下記式(1)によって求めることができる。
上記数値解析では、出力軸6に与える荷重を想定される所定の範囲内で変化させ、変化させた荷重ごとに、ラジアル隙間Δr(接触角α)と、転動体荷重とを求める。これによって、接触角αと転動体荷重との関係を得ることができ、接触角データベース52を得ることができる。
なお、上記数値解析において出力軸6に与える荷重の条件は、転動体荷重データベース50を求める場合と同様の条件とする。
このように、処理部28は、取得した転動体荷重の推定値に基づいて、接触角αの推定値を求めることができる。
ラジアル積分値Jrとは、転がり軸受22の負荷率εで定まる定数であり、下記式(2)で表される。また、負荷率εは、下記式(3)で表される。
処理部28は、このラジアル積分値データベースを参照し、負荷率εに基づいて、ラジアル積分値Jrの推定値を求める。
図11に示すラジアル積分値データベース54において、横軸は負荷率ε、縦軸はラジアル積分値Jrを示している。
よって、図11中の線図L14は、負荷率εと、ラジアル積分値Jrとの関係を示している。
すなわち、出力軸6、及び転がり軸受22のモデルを用い、出力歯車8を介して与えられる荷重と同様の荷重を出力軸6に与えたときに、その荷重が出力軸6を介して転がり軸受22へ伝達したときにおける転がり軸受22の負荷率ε(負荷圏)を数値解析によって求め、上記式(2),式(3)に基づいてラジアル積分値Jrを求める。さらに、負荷率εと、転動体荷重及び接触角との関係も数値解析によって求める。
なお、上記数値解析において出力軸6に与える荷重の条件は、転動体荷重データベース50を求める場合と同様の条件とする。
このように、処理部28は、負荷率ε(転動体荷重及び接触角αの推定値)に基づいて、ラジアル積分値Jrの推定値を求めることができる。
ラジアル荷重Frは、下記式(4)によって求めることができる。
Fr = Jr・Z・Q・cosα ・・・・(4)
上記式(4)中、Zは転がり軸受22の転動体34の個数、Qは転動体荷重である。
以上のように、処理部28は、ひずみセンサ26の出力に基づいて転がり軸受22に作用するラジアル荷重Frの推定値を求めることができる。
図12は、処理部28の構成例を示すブロック図である。
図12に示す処理部28は、上述したようにコンピュータであり、CPU等からなる演算部60と、メモリやハードディスク等からなる記憶部62と、入出力部64とを備える。入出力部64は、キーボードや、マウス、タッチパネルといった入力デバイスと、ディスプレイやプリンタといった出力デバイスとを含む。
また、記憶部62には、上述の転動体荷重データベース50、接触角データベース52、及びラジアル積分値データベース54が記憶されている。
演算部60は、転動体荷重演算処理60aとして、転動体荷重データベース50を用いて、ひずみセンサ26の出力から転動体荷重の推定値を求める処理(図6中、ステップS3)を実行する機能を有する。
このように、処理部28は、数値解析によって得た転動体荷重データベース50を備えるので、転動体荷重の推定値を容易に求めることができる。
より詳細には、演算部60は、ラジアル荷重演算処理60bとして、接触角データベース52を用い、転動体荷重の推定値に基づいて接触角αの推定値を求める処理(図6中、ステップS4)を実行する機能を有する。
このように、処理部28は、数値解析によって得た接触角データベース52を備えるので、ラジアル荷重を求めるために必要な接触角の推定値を容易に求めることができる。この結果、転動体荷重の推定値から転がり軸受のラジアル荷重の推定値を容易に求めることができる。
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。
例えば、上記実施形態において、ひずみセンサ26を一対の転がり軸受22の一方のみに設けた場合を例示したが、両方に設けてもよい。
また、ひずみセンサ26を周方向のひずみを検出するように設けたが、軸方向のひずみを検出するように設けてもよいし、周方向及び軸方向に交差する方向のひずみを検出するように設けてもよい。
また、入力軸2を支持する一対の転がり軸受14にひずみセンサを設けてもよい。この場合、転がり軸受14のラジアル荷重Frの推定値を求めることができる。
また、上記実施形態では、転がり軸受22のラジアル荷重Frの推定値を求める場合を例示したが、上記と同様の方法によって転動体荷重の推定値を求め、転動体荷重の推定値に基づいてアキシャル荷重の推定値を求めてもよい。
6 出力軸(回転軸) 8 出力歯車(歯車) 8b1 歯面
22 転がり軸受 26 センサ 28 処理部
30 内輪 32 外輪 34 転動体
36 測定装置 50 転動体荷重データベース
52 接触角データベース 54 ラジアル積分値データベース
A1 中心軸 L1 直線 L2 共通法線
Claims (5)
- 他の歯車に噛み合う歯車を支持する転がり軸受に作用する荷重を測定する測定装置であって、
前記転がり軸受は、内輪、外輪、及び内外輪間に介在する複数の転動体を有し、前記歯車に一体回転可能に設けられた回転軸に前記内輪が外嵌されることで、前記回転軸及び前記歯車を回転自在に支持し、
前記外輪に設けられたひずみセンサと、
前記ひずみセンサの出力に基づいて前記荷重を算出する処理部と、を備え、
前記転がり軸受を軸方向から見たときに、前記ひずみセンサは、前記歯車の歯面と前記他の歯車の歯面とが接触したときの前記両歯面の共通法線に対して平行であるとともに前記回転軸の中心軸を通過する直線上に設けられている
測定装置。 - 前記処理部は、
前記ひずみセンサの出力と、前記複数の転動体に作用する転動体荷重との関係を示す転動体荷重データベースと、
前記ひずみセンサの出力に基づいて前記荷重を求める演算部と、を備え、
前記演算部は、
前記転動体荷重データベースを用いて、前記ひずみセンサの出力から前記転動体荷重の推定値を求める転動体荷重演算処理と、
前記転動体荷重の推定値に基づいて、前記荷重の推定値を求める荷重演算処理と、を実行する
請求項1に記載の測定装置。 - 前記歯車は、所定のねじり角を有し、
前記処理部は、
前記転動体荷重と、前記転がり軸受の接触角との関係を示す接触角データベースをさらに備え、
前記荷重演算処理において、前記接触角データベースを用いて、前記接触角の推定値を求め、前記転動体荷重の推定値、及び前記接触角の推定値に基づいて前記転がり軸受に作用するラジアル荷重の推定値を求める
請求項2に記載の測定装置。 - 他の歯車に噛み合う歯車を支持する転がり軸受の荷重測定方法であって、
前記転がり軸受は、内輪、外輪、及び内外輪間に介在する複数の転動体を有し、前記歯車に一体回転可能に設けられた回転軸に前記内輪が外嵌されることで、前記回転軸及び前記歯車を回転自在に支持し、
前記外輪に設けられたひずみセンサの出力を取得するステップと、
前記ひずみセンサの出力に基づいて前記転がり軸受に作用する荷重を算出するステップと、を含み、
前記転がり軸受を軸方向から見たときに、前記ひずみセンサは、前記歯車の歯面と前記他の歯車の歯面とが接触したときの前記両歯面の共通法線に対して平行であるとともに前記回転軸の中心軸を通過する直線上に設けられている
荷重測定方法。 - 互い噛み合う一対の歯車と、
前記一対の歯車のうちの一方歯車に一体回転可能に設けられた回転軸と、
内輪、外輪、及び内外輪間に介在する複数の転動体を有し、前記内輪に前記回転軸が外嵌され、前記回転軸及び前記一方歯車を回転自在に支持する転がり軸受と、
前記外輪に設けられたひずみセンサと、
前記転がり軸受に作用する荷重を算出する処理部と、を備え、
前記転がり軸受を軸方向から見たときに、前記ひずみセンサは、前記歯車の歯面と前記他の歯車の歯面とが接触したときの前記両歯面の共通法線に対して平行であるとともに前記回転軸の中心軸を通過する直線上に設けられている
歯車機構。
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