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JP7473537B2 - 固体電解コンデンサ - Google Patents

固体電解コンデンサ Download PDF

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JP7473537B2 JP2021516148A JP2021516148A JP7473537B2 JP 7473537 B2 JP7473537 B2 JP 7473537B2 JP 2021516148 A JP2021516148 A JP 2021516148A JP 2021516148 A JP2021516148 A JP 2021516148A JP 7473537 B2 JP7473537 B2 JP 7473537B2
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Description

本開示は、固体電解コンデンサに関する。
特許文献1には、従来の固体電解コンデンサの一例が開示されている。固体電解コンデンサは、多孔質焼結体の外表面および細孔の内表面に、誘電体層、固体電解質層、および陰極層を積層して、封止樹脂で覆うことで形成されている。固体電解コンデンサは、実装時のリフロー処理による温度変化によって、固体電解質層陰極層との間に亀裂が発生する場合がある。亀裂が生じた状態だと、温度と湿度によって固体電解質層が劣化して、等価直列抵抗(ESR)が上昇する場合がある。また、多孔質焼結体の細孔に含まれる水分が多い状態では、リフロー処理による熱で水分が膨張して、封止樹脂が薄い場合、封止樹脂に亀裂が発生する可能性がある。封止樹脂に亀裂が発生すると、外部から水分が浸入しやすくなり、固体電解質層の劣化が進行する。
特開2018‐101709号公報
上記した事情のもとにおいて、本開示は、固体電解質層の劣化を抑制できる固体電解コンデンサを提供することを一の課題とする。
本開示によって提供される固体電解コンデンサは、弁作用金属からなる多孔質焼結体と、前記多孔質焼結体に一部が進入し、かつ、前記多孔質焼結体から突出する陽極ワイヤと、前記多孔質焼結体上に形成された誘電体層と、前記誘電体層上に形成された固体電解質層と、前記固体電解質層上に形成された陰極層と、前記陰極層上に少なくとも一部が形成された保護膜とを備え、前記保護膜のガラス転移点は、180℃以下である。
本開示の固体電解コンデンサによれば、保護膜のガラス転移点は、180℃以下であり、リフロー処理時の温度と比べて十分に低い。したがって、保護膜は、リフロー処理時に軟化して、固体電解質層と陰極層との間に亀裂を発生させる応力を緩和する。これにより、固体電解質層と陰極層との間の亀裂の発生が抑制されるので、固体電解質層の劣化が抑制される。また、リフロー処理時に封止樹脂に亀裂が発生した場合、軟化した保護膜が当該亀裂に流れ込み、亀裂部分を塞ぐことができる。これにより、亀裂からの水分の浸入が抑制され、固体電解質層の劣化が抑制される。
本開示のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
第1実施形態に係る固体電解コンデンサを示す平面図である。 図1のII-II線に沿う断面図である。 図1のIII-III線に沿う断面図である。 図1の固体電解コンデンサを示す要部拡大断面図である。 図1の固体電解コンデンサを示す拡大断面図であり、リフロー処理時に封止樹脂に亀裂が発生した状態を示す図である。 図1の固体電解コンデンサの製造方法の一例を示すフロー図である。 図1の固体電解コンデンサの製造工程の一工程を示す断面図である。 図1の固体電解コンデンサの製造工程の一工程を示す断面図である。 図1の固体電解コンデンサの製造工程の一工程を示す断面図である。 図1の固体電解コンデンサの製造工程の一工程を示す断面図である。 第2実施形態に係る固体電解コンデンサを示す断面図である。 図11の固体電解コンデンサの製造方法の一例を示すフロー図である。 図11の固体電解コンデンサの製造工程の一工程を示す断面図である。 図11の固体電解コンデンサの製造工程の一工程を示す断面図である。 第3実施形態に係る固体電解コンデンサを示す断面図である。 第3実施形態に係る固体電解コンデンサの変形例を示す断面図である。
以下、本開示の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1~図4は、本開示の第1実施形態に係る固体電解コンデンサを示している。固体電解コンデンサA1は、コンデンサ素子100、陽極導通部材6、陰極導通部材7、保護膜8、および封止樹脂5を備えている。各図においては、平面視における固体電解コンデンサA1の一方の辺に沿う方向(図1における左から右への方向)をx方向とし、他方の辺に沿う方向(図1における下から上への方向)をy方向とし、固体電解コンデンサA1の厚さ方向(図2および図3における下から上への方向)をz方向として説明する。固体電解コンデンサA1のサイズの一例を挙げると、x方向寸法が3.2mm程度、y方向寸法が1.6mm程度、z方向寸法が1.2mm程度である。なお、各サイズは限定されない。
図1は、固体電解コンデンサA1示す平面図である。図1は、封止樹脂5を透過して、封止樹脂5の外形を想像線(二点鎖線)で示している。図2は、図1のII-II線に沿う断面図である。図3は、図1のIII-III線に沿う断面図である。図4は、固体電解コンデンサA1を示す要部拡大断面図である。
コンデンサ素子100は、多孔質焼結体1、陽極ワイヤ11、誘電体層2、固体電解質層3、および陰極層4を備えている。
多孔質焼結体1は、誘電体層2に対して陽極をなすものであり、弁作用金属であるたとえばTaまたはNbなどからなる。本実施形態においては、多孔質焼結体1は、直方体形状である。図4に示すように、多孔質焼結体1は、その内部に微小な多数の細孔15を有している。多孔質焼結体1は、x方向の一方側を向く面1aと、x方向において面1aとは反対側を向く面1cと、面1aおよび面1cとつながる4つの面1bとを有する。面1a,1b,1cはそれぞれ、矩形状である。
陽極ワイヤ11は、多孔質焼結体1の内部にその一部がx方向に進入している。陽極ワイヤ11は、たとえば弁作用金属であるたとえばTaまたはNbなどからなる。陽極ワイヤ11の材料は限定されないが、多孔質焼結体1を形成する弁作用金属と同じ弁作用金属によって形成されることが好ましい。陽極ワイヤ11は、多孔質焼結体1の面1cの中心から、x方向に向かって多孔質焼結体1に進入し、x方向の反対側に向かって突出している。つまり、陽極ワイヤ11は、多孔質焼結体1の4つの面1bに対して平行になるように配置され、z方向において多孔質焼結体1の中央に位置し、y方向において多孔質焼結体1の中央に位置している。陽極ワイヤ11が多孔質焼結体1に進入している進入長さは、多孔質焼結体1のx方向寸法の75%程度である。陽極ワイヤ11の面1cに平行な断面は円形状である。
誘電体層2は、多孔質焼結体1の表面に積層されている。誘電体層2は、陽極ワイヤ11の一部の表面にも積層され得る。図4に示すように、多孔質焼結体1は、多数の細孔15を有する構造であり、誘電体層2が覆う表面は、多孔質焼結体1の外観に表れる表面(面1a,1b,1c)だけでなく、それぞれの細孔15の内表面を含んでいる。図2および図3においては、誘電体層2は、理解の便宜上多孔質焼結体1を外側から覆う層として記載されているが、実際には、多孔質焼結体1の外表面および細孔15内にわたって形成されている。誘電体層2は、一般的に弁作用金属の酸化物からなり、たとえばTa25(五酸化タンタル)またはNb25(五酸化ニオブ)などからなる。
固体電解質層3は、誘電体層2を覆っている。固体電解質層3は、誘電体層2を挟んで多孔質焼結体1と電気的にコンデンサを構成しうるものであればよい。図4に示すように、固体電解質層3は、内部層31および外部層32からなる。内部層31は、誘電体層2のうち、多孔質焼結体1の細孔15の内表面を覆っている部分を覆っており、多孔質焼結体1の細孔15を埋める形態となっている。内部層31は、たとえば導電性ポリマーからなる。外部層32は、内部層31上に積層されており、多孔質焼結体1の外部において内部層31を覆う形態となっている。本実施形態においては、外部層32は、導電性ポリマーからなる。固体電解質層3は、導電性ポリマーの単一層によって構成されていてもよい。
陰極層4は、固体電解質層3の外部層32上に積層されており、固体電解質層3と陰極導通部材7との導通を図る層である。陰極層4は、適切な導電性を有するものであればその構成は特に限定されない。本実施形態では、陰極層4は、多孔質焼結体1の面1aおよび4つの面1bを覆うように形成されており、多孔質焼結体1の面1cの部分には形成されていない。陰極層4は、多孔質焼結体1の面1cも覆うように形成されてもよい。図4に示すように、陰極層4は、下地層41および上層42からなる。下地層41は、たとえばグラファイトからなり、固体電解質層3を直接覆っている。上層42は、下地層41上に積層されており、たとえばAgからなる。
陽極導通部材6は、陽極ワイヤ11に接合されており、その一部が封止樹脂5から露出している。陽極導通部材6は、たとえばCuメッキが施された、42アロイなどのNi-Fe合金からなる。陽極導通部材6のうち封止樹脂5から露出した部位は、固体電解コンデンサA1を面実装するための外部陽極端子6aとして用いられる。本実施形態においては、陽極導通部材6は、中間部61および露出部62によって構成されている。中間部61は、そのすべてが封止樹脂5に覆われており、陽極ワイヤ11に接合されている。露出部62は、板状部材であり、中間部61に接合されている。露出部62は、その一部が封止樹脂5から露出することにより外部陽極端子6aを構成している。
陰極導通部材7は、たとえばAgなどからなる導電性接合材71を介して陰極層4に接合されており、その一部が封止樹脂5から露出している。陰極導通部材7は、たとえばCuメッキが施された、42アロイなどのNi-Fe合金からなり、本実施形態においては、板状部材である。陰極導通部材7のうち封止樹脂5から露出した面は、固体電解コンデンサA1を面実装するための外部陰極端子7aとして用いられる。陽極導通部材6の露出部62および陰極導通部材7は、製造時のリードフレームに由来する。
封止樹脂5は、コンデンサ素子100、陽極導通部材6および陰極導通部材7を覆って おり、たとえばエポキシ樹脂からなる。
保護膜8は、コンデンサ素子100、陽極導通部材6、および陰極導通部材7と、封止樹脂5との間に介在する。保護膜8は、コンデンサ素子100の大部分において、陰極層4上に形成されている。本実施形態において、保護膜8は、コンデンサ素子100のうち、陽極導通部材6に接合されている陽極ワイヤ11の一部、および、陰極導通部材7に接合されている陰極層4の一部を除くすべての面を覆っている。
保護膜8は、フッ素を含むポリマーからなり、防水性を有する。したがって、多孔質焼結体1の細孔15に含まれる水分の量が多くなりすぎることを抑制できる。Siを含むポリマーは防水性が高すぎて、多孔質焼結体1の細孔15に含まれる水分が少なくなりすぎる。固定電解コンデンサは、リフロー処理時には細孔15に含まれる水分が少ない方が望ましいが、リフロー処理後の実際の使用時には、所定量の水分を含んでいる必要がある。したがって、本実施形態では、保護膜8は、Siを含まないポリマーを採用している。本実施形態では、保護膜8は、パーフルオロアルキル基で炭素数が6のもの(C613-R)を有し、熱分解温度が200℃~300℃のポリマーである。保護膜8は、これに限定されない。保護膜8の厚さは、本実施形態では0.5μm程度である。保護膜8の厚さは、これに限定されないが、0.01~5μmが望ましく、0.1~2μmがより望ましい。
保護膜8のガラス転移点は、35~50℃である。保護膜8のガラス転移点は、これに限定されず、陰極層4や封止樹脂5のガラス転移点以下であればよい。封止樹脂5のガラス転移点は110~180℃程度なので、保護膜8のガラス転移点は、180℃以下であればよく、110℃以下が望ましい。より好ましくは、保護膜8のガラス転移点は、35~85℃であり、さらに好ましくは、35~50℃である。本開示におけるガラス転移点は、DSC(Differential Scanning Calorimetry)法によって検出されたものである。ガラス転移点は、他の方法で検出されてもよい。
図5は、固体電解コンデンサA1の拡大断面図であり、リフロー処理時に、封止樹脂5に亀裂5aが発生した状態を示す図である。小型化の要請から、封止樹脂5は薄く形成されている。保護膜8は完全防水ではないので、多孔質焼結体1の細孔15には、ある程度の水分が含まれている。したがって、リフロー処理による熱で、当該水分が膨張して、封止樹脂5に亀裂5aが発生する場合がある。リフロー処理では、たとえば260℃程度まで加熱されるので、固体電解コンデンサA1の内部の温度は、保護膜8のガラス転移点を超える。したがって、保護膜8は粘度が低下して流動性が増加する。これにより、図5に示すように、軟化した保護膜8の一部8aが、封止樹脂5の亀裂5aに流れ込んで、亀裂5aを塞いでいる。
固体電解コンデンサA1の製造方法の一例について、図6~図10を参照して以下に説明する。図6は、固体電解コンデンサA1の製造方法のフローを示す図である。図7~図10はいずれも、固体電解コンデンサA1の製造方法に係る工程を示す断面図であり、図2に対応する図である。
図6に示すように、まず、多孔質焼結体1を形成する(多孔質焼結体形成工程)。この工程においては、まず、多孔質体を形成する(多孔質体形成工程)。
多孔質体形成工程では、たとえばTaまたはNbなどの弁作用金属の微粉末を、金型の空間部に充填する。次いで、陽極ワイヤ11になるワイヤ材料92の先端部分を、空間部に充填された微粉末内に進入させる。次いで、充填された微粉末に、金型によって圧力を加える。これにより、微粉末が圧縮されて、多孔質体93が加圧成形される。次いで、図7に示すように、ワイヤ材料92を、多孔質体93から離間した所定の位置で切断して、多孔質体93を取り出す。以上により、ワイヤ材料92が進入した多孔質体93が得られる。
次いで、この多孔質体93およびワイヤ材料92に焼結処理を施す。この焼結処理により、弁作用金属の微粉末どうしが焼結し、多数の細孔15を有する多孔質焼結体1および陽極ワイヤ11が形成される(焼結処理)。この際、焼結処理に伴う収縮によって、多孔質体93の外形よりも多孔質焼結体1の外形は小となる。この収縮を考慮して、多孔質焼結体1および陽極ワイヤ11が所定の寸法となるように、多孔質体93は成形される。
次いで、誘電体層2を形成する(誘電体層形成工程)。たとえば、陽極ワイヤ11によって多孔質焼結体1を支持しながら、リン酸水溶液の化成液に多孔質焼結体1を漬ける。そして、この化成液中において、多孔質焼結体1に対して陽極酸化処理を施す。これにより、多孔質焼結体1の外表面および内表面を覆うようにたとえばTa25またはNb25などからなる誘電体層2が形成される。
次いで、固体電解質層3を形成する(固体電解質層形成工程)。固体電解質層3を形成する工程においては、まず、内部層31を形成する(内部層形成)。まず、ポリマー分散体と溶媒とを混合する。前記ポリマー分散体は、あらかじめ重合反応させた導電性ポリマー粒子であり、たとえばポリピロール、ポリチオフェン、ポリ(N-メチルピロール)、ポリ(3-メチルチオフェン)、ポリ(3-メトキシチオフェン)、ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)から選ばれる1種または2種からなる重合体または共重合体が導電率の観点から好適に用いられる。さらには、ポリピリロール、ポリ(3,4-エチレンジオキシチオフェン)は、導電性をより向上させるとともに、耐熱性を高めることが可能である点から、より好ましい。前記溶媒は、前記ポリマー分散体を均一に分散させうるものであり、たとえば水、エタノール、有機溶剤などが適宜採用できる。これにより、分散体液が得られる。次いで、誘電体層2が形成された多孔質焼結体1を前記分散体液に浸漬し、引き上げる。次いで、前記分散体液をたとえば乾燥させることにより、前記溶媒を除去する。これにより、導電性ポリマーからなる内部層31が形成される。
次に、外部層32を形成する(外部層形成)。内部層31が形成された多孔質焼結体1を既知の酸化剤およびモノマー溶液にそれぞれ浸漬し、引き上げた後に乾燥させる。これにより、化学重合反応を起こさせる。そして、必要に応じて洗浄や再化成処理を行う。これにより、導電性ポリマーからなる外部層32が形成される。または、モノマーおよびドーパントを含む電解質液を塗布し、電流を流すことにより導電性ポリマーからなる外部層32を形成する電解重合法を用いてもよい。
次いで、陰極層4を形成する(陰極層形成工程)。まず、下地層41を形成する(下地層形成)。下地層41の形成は、たとえば、グラファイトと有機溶剤との溶液に多孔質焼結体1を浸漬させ、引き上げた後に乾燥あるいは焼成する。次いで、上層42を形成する(上層形成)。上層42の形成は、たとえばAgフィラーと有機溶剤との溶液に多孔質焼結体1を浸漬させ、引き上げた後に、乾燥あるいは焼成する。これにより、上層42が形成され、陰極層4が得られる。以上により、図8に示すように、コンデンサ素子100が形成される。
次いで、コンデンサ素子100に、陽極導通部材6および陰極導通部材7になる材料を接合する(接合工程)。まず、陽極導通部材6の中間部61となる母材と陽極ワイヤ11とを溶接する。そして、この母材を所定の大きさに切断する。所定の大きさに切断された母材が中間部61になる。次いで、陽極ワイヤ11を所定の長さに切断する。次いで、図9に示すように、陽極導通部材6の露出部62となるリードフレーム96に中間部61を接合し、陰極導通部材7となるリードフレーム97にコンデンサ素子100(陰極層4)を接合する。リードフレーム97と陰極層4とは、銀ペーストなどの導電性接合材71によって接合される。
次いで、保護膜8を形成する(保護膜形成工程)。保護膜8の形成は、たとえば、フッ素を含むポリマー分散体と溶媒とを混合した分散体液に、リードフレーム96,97および中間部61が接合されたコンデンサ素子100を浸漬させ、引き上げた後に乾燥あるいは焼成する。これにより、図10に示すように、コンデンサ素子100、リードフレーム96,97および中間部61に、保護膜8が形成される。保護膜8は、分散体液をスプレーにより塗布し、乾燥あるいは焼成することで形成してもよい。
次いで、たとえばトランスファモールド法などにより、封止樹脂5を形成する(封止樹脂形成工程)。そして、リードフレーム96,97の不要部分を切断除去する。以上の工程を経ることにより、図1~図4に示す固体電解コンデンサA1が得られる。
次に、固体電解コンデンサA1の作用について説明する。
本実施形態によれば、保護膜8のガラス転移点は、40~50℃であり、リフロー処理時の温度と比べて十分に低い。したがって、陰極層4に接する保護膜8は、リフロー処理時に軟化して、固体電解質層3と陰極層4との間に亀裂を発生させる応力を緩和する。これにより、固体電解質層3と陰極層4との間の亀裂の発生が抑制される。したがって、固体電解質層3と陰極層4との間の亀裂に由来する固体電解質層3の劣化が抑制される。また、リフロー処理時に封止樹脂5に亀裂5aが発生した場合、軟化した保護膜8の一部8aが当該亀裂5aに流れ込み、亀裂5aを塞ぐことができる(図5参照)。これにより、亀裂5aからの水分の浸入が抑制されるので、固体電解質層3の劣化が抑制される。
本実施形態によれば、Siを含まず、フッ素を含むポリマーからなる保護膜8が、コンデンサ素子100を覆っている。保護膜8は、ある程度の防水性を有する。よって、保護膜8が形成されていない場合と比較して、固体電解質層3と陰極層4との間に生じた亀裂に水分が浸入することを抑制できる。これにより、固体電解質層3の劣化が抑制される。また、保護膜8が形成されていない場合と比較して、多孔質焼結体1の細孔15に含まれる水分の量が抑制される。これにより、リフロー処理時の水分の膨張による封止樹脂5の亀裂5aの発生が抑制される。また、保護膜8は、Siを含まないので、多孔質焼結体1の細孔15に含まれる水分の量が少なくなりすぎることを抑制できる。
なお、本実施形態においては、保護膜8がフッ素を含み、かつ、Siを含まないポリマーからなる場合について説明したが、これに限られない。保護膜8は、ガラス転移点が 80℃以下であれば、その他の構成であってもよい。この場合でも、保護膜8は、リフロー処理時に軟化して、固体電解質層3と陰極層4との間に亀裂を発生させる応力を緩和するので、固体電解質層3と陰極層4との間の亀裂の発生を抑制できる。したがって、固体電解質層3と陰極層4との間の亀裂に由来する固体電解質層3の劣化が抑制される。また、リフロー処理時に封止樹脂5に亀裂5aが発生した場合、軟化した保護膜8の一部8aが当該亀裂5aに流れ込み、亀裂5aを塞ぐことができる(図5参照)。これにより、亀裂5aからの水分の浸入が抑制されるので、固体電解質層3の劣化が抑制される。
図11~図16は、本開示の他の実施形態を示している。これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図11は、第2実施形態に係る固体電解コンデンサを示す断面図であり、図2に対応する図である。本実施形態の固体電解コンデンサA2は、保護膜8が、コンデンサ素子100を覆っているが、陽極導通部材6および陰極導通部材7を覆っていない点で上述した第1実施形態と異なっている。
本実施形態において、保護膜8は、コンデンサ素子100の大部分を覆っている。具体的には、保護膜8は、多孔質焼結体1の全体と、陽極ワイヤ11の多孔質焼結体1から突出した部分のうち、多孔質焼結体1に隣接する一部とを覆っている。陽極ワイヤ11の基端部分11a(x方向の反対側の端部)は、保護膜8によって覆われていない。基端部分11aも保護膜8によって覆われていてもよい。保護膜8は、多孔質焼結体1の面1aおよび4つの面1bに重なる部分では陰極層4に接し、多孔質焼結体1の面1cに重なる部分では固体電解質層3に接する。つまり、保護膜8は、多孔質焼結体1の各面のうち、陰極層4が形成されている面1aおよび4つの面1bの全面に形成されており、陰極層4の全面を覆っている。また、保護膜8は、コンデンサ素子100と陰極導通部材7との間にも介在する。保護膜8は絶縁性を有するが、厚さが1μm以下の場合、陰極層4と陰極導通部材7との間の実用的な導通を行うことができる。
次に、固体電解コンデンサA2の製造方法の一例について、図12~図14を参照して以下に説明する。第1実施形態に係る固体電解コンデンサA1の製造方法と同様の工程につては、説明を省略する。図12は、固体電解コンデンサA2の製造方法のフローを示す図である。図13および図14はいずれも、固体電解コンデンサA2の製造方法に係る工程を示す断面図であり、図2に対応する図である。
図12に示すように、固体電解コンデンサA2の製造方法は、接合工程の前に保護膜形成工程を実施する点で、第1実施形態に係る固体電解コンデンサA1の製造方法と異なる。
多孔質焼結体形成工程、誘電体層形成工程、固体電解質層形成工程、および陰極層形成工程については、第1実施形態に係る製造方法と同様なので、説明を省略する。これらの工程によって、コンデンサ素子100が形成される。
次いで、保護膜8を形成する(保護膜形成工程)。保護膜8の形成は、たとえば、フッ素を含むポリマー分散体と溶媒とを混合した分散体液に、コンデンサ素子100を浸漬させ、引き上げた後に乾燥あるいは焼成する。コンデンサ素子100を分散体液に浸漬させる際には、陽極ワイヤ11の基端部分11aは、分散体液に浸漬させない。これにより、図13に示すように、コンデンサ素子100のうち基端部分11a以外の部分に、保護膜8が形成される。保護膜8は、分散体液をスプレーにより塗布し、乾燥あるいは焼成することで形成してもよい。また、コンデンサ素子100に保護膜8を形成した後、陰極導通部材7が接合される領域に形成された保護膜8を除去してもよい。
次いで、保護膜8が形成されたコンデンサ素子100に、陽極導通部材6および陰極導通部材7になる材料を接合する(接合工程)。まず、陽極導通部材6の中間部61となる母材と陽極ワイヤ11とを溶接する。そして、この母材を所定の大きさに切断する。所定の大きさに切断された母材が中間部61になる。次いで、陽極ワイヤ11を所定の長さに切断する。次いで、図14に示すように、陽極導通部材6の露出部62となるリードフレーム96に中間部61を接合し、陰極導通部材7となるリードフレーム97にコンデンサ素子100(陰極層4)を接合する。リードフレーム97と陰極層4とは、銀ペーストなどの導電性接合材71によって接合される。
次いで、たとえばトランスファモールド法などにより、封止樹脂5を形成する(封止樹脂形成工程)。そして、リードフレーム96,97の不要部分を切断除去する。以上の工程を経ることにより、図11に示す固体電解コンデンサA2が得られる。
本実施形態においても、保護膜8は、コンデンサ素子100を覆って、陰極層4に接して形成されている。したがって、保護膜8は、リフロー処理時に軟化して、固体電解質層3と陰極層4との間に亀裂を発生させる応力を緩和する。これにより、固体電解質層3と陰極層4との間の亀裂の発生が抑制される。したがって、固体電解質層3と陰極層4との間の亀裂に由来する固体電解質層3の劣化が抑制される。また、リフロー処理時に封止樹脂5に亀裂5aが発生した場合、軟化した保護膜8の一部8aが当該亀裂5aに流れ込み、亀裂5aを塞ぐことができる(図5参照)。これにより、亀裂5aからの水分の浸入が抑制されるので、固体電解質層3の劣化が抑制される。
本実施形態においても、保護膜8は、防水性を有する。よって、保護膜8が形成されていない場合と比較して、固体電解質層3と陰極層4との間に生じた亀裂に水分が浸入することを抑制できる。これにより、固体電解質層3の劣化が抑制される。また、保護膜8が形成されていない場合と比較して、多孔質焼結体1の細孔15に含まれる水分の量が抑制される。これにより、リフロー処理時の水分の膨張による封止樹脂5の亀裂5aの発生が抑制される。また、保護膜8は、Siを含まないので、多孔質焼結体1の細孔15に含まれる水分の量が少なくなりすぎることを抑制できる。
図15は、第3実施形態に係る固体電解コンデンサを示す断面図であり、図2に対応する図である。本実施形態の固体電解コンデンサA3は、コンデンサ素子100のうち、多孔質焼結体1の面1cに対応する面に保護膜8が形成されていない点で、上述した第2実施形態と異なっている。
本実施形態において、保護膜8は、コンデンサ素子100のうち、多孔質焼結体1の面1aおよび4つの面1bに対応する面にだけ形成されている。コンデンサ素子100のうち多孔質焼結体1の面1cに対応する面と、陽極ワイヤ11とは、保護膜8によって覆われていない。保護膜8は、多孔質焼結体1の陰極層4が形成されたすべての面に形成され、これらの面において、陰極層4に接している。
本実施形態においても、保護膜8は、多孔質焼結体1の陰極層4が形成されたすべての面に形成され、これらの面において、陰極層4に接している。保護膜8は、リフロー処理時に軟化して、固体電解質層3と陰極層4との間に亀裂を発生させる応力を緩和するので、固体電解質層3と陰極層4との間の亀裂の発生を抑制できる。したがって、固体電解質層3と陰極層4との間の亀裂に由来する固体電解質層3の劣化が抑制される。また、保護膜8は、封止樹脂5が薄く形成され、亀裂5aが発生しやすい、多孔質焼結体1の面1aおよび4つの面1bに対応する面に形成されている。したがって、リフロー処理時に封止樹脂5に亀裂5aが発生した場合、軟化した保護膜8の一部8aが当該亀裂5aに流れ込み、亀裂5aを塞ぐことができる(図5参照)。これにより、亀裂5aからの水分の浸入が抑制されるので、固体電解質層3の劣化が抑制される。なお、保護膜8は、多孔質焼結体1の面1cに対応する面には形成されていないが、当該面に接する保護膜8は厚く形成されているので、亀裂5aが発生しにくい。
本実施形態においても、保護膜8が多孔質焼結体1の面1aおよび4つの面1bに対応する面に形成されているので、保護膜8が形成されていない場合と比較して、固体電解質層3と陰極層4との間に生じた亀裂に水分が浸入することを抑制できる。これにより、固体電解質層3の劣化が抑制される。また、保護膜8が形成されていない場合と比較して、多孔質焼結体1の細孔15に含まれる水分の量が抑制される。これにより、リフロー処理時の水分の膨張による封止樹脂5の亀裂5aの発生が抑制される。また、保護膜8は、Siを含まないので、多孔質焼結体1の細孔15に含まれる水分の量が少なくなりすぎることを抑制できる。
本実施形態においては、保護膜8が多孔質焼結体1の面1bに対応する面の全面に形成されている場合について説明したが、本開示はこれに限定されない。たとえば図16に示すように、保護膜8が多孔質焼結体1の面1bに対応する面の一部(図16では、x方向の反対側の一部)に形成されていなくてもよい。この場合でも、保護膜8は、リフロー処理時に軟化して、固体電解質層3と陰極層4との間に亀裂を発生させる応力をある程度緩和できる。また、封止樹脂5の保護膜8に重なる部分に亀裂5aが発生した場合、保護膜8の一部が当該亀裂5aに流れ込んで塞ぐことができる。また、保護膜8は、形成されていない場合と比較して、固体電解質層3と陰極層4との間に生じた亀裂に水分が浸入することを抑制できるし、多孔質焼結体1の細孔15に含まれる水分の量を抑制できる。
本開示に係る固体電解コンデンサは、上述した実施形態に限定されるものではない。本開示に係る固体電解コンデンサの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
付記1.
弁作用金属からなる多孔質焼結体と、
前記多孔質焼結体に一部が進入し、かつ、前記多孔質焼結体から突出する陽極ワイヤと、
前記多孔質焼結体に形成された誘電体層と、
前記誘電体層に形成された固体電解質層と、
前記固体電解質層に形成された陰極層と、
前記陰極層に少なくとも一部が形成された保護膜と、
を備え、
前記保護膜のガラス転移点は、180℃以下である、固体電解コンデンサ。
付記2.
前記保護膜のガラス転移点は、110℃以下である、付記1に記載の固体電解コンデンサ。
付記3.
前記保護膜のガラス転移点は、35~85℃である、付記2に記載の固体電解コンデンサ。
付記4.
前記保護膜のガラス転移点は、35~50℃である、付記3に記載の固体電解コンデンサ。
付記5.
弁作用金属からなる多孔質焼結体と、
前記多孔質焼結体に一部が進入し、かつ、前記多孔質焼結体から突出する陽極ワイヤと、
前記多孔質焼結体に形成された誘電体層と、
前記誘電体層に形成された固体電解質層と、
前記固体電解質層に形成された陰極層と、
前記陰極層に少なくとも一部が形成された保護膜と、
を備え、
前記保護膜は、フッ素を含むポリマーからなる、固体電解コンデンサ。
付記6.
前記保護膜は、Siを含まない、付記5に記載の固体電解コンデンサ。
付記7.
前記保護膜は、炭素数が6のパーフルオロアルキル基(C613-R)を有し、熱分解温度が200℃~300℃のポリマーからなる、付記5または6に記載の固体電解コンデンサ。
付記8.
前記保護膜の厚さは、0.01~5μmである、付記1ないし7のいずれか1つに記載の固体電解コンデンサ。
付記9.
前記保護膜の厚さは、0.1~2μmである、付記8に記載の固体電解コンデンサ。
付記10.
前記陽極ワイヤに接合された陽極導通部材と、
前記陰極層に接合された陰極導通部材と、
をさらに備える、付記1ないし9のいずれか1つに記載の固体電解コンデンサ。
付記11.
前記保護膜は、少なくとも一部が前記陽極導通部材および前記陰極導通部材に形成されている、付記10に記載の固体電解コンデンサ。
付記12.
前記保護膜は、少なくとも一部が前記陰極層と前記陰極導通部材との間に介在する、付記10に記載の固体電解コンデンサ。
付記13.
前記保護膜は、前記陰極層の全面を覆っている、付記12に記載の固体電解コンデンサ。
付記14.
前記多孔質焼結体および前記陽極ワイヤの全体を覆う封止樹脂をさらに備え、
前記陽極導通部材は、前記封止樹脂に覆われ、かつ、前記陽極ワイヤに接合されている中間部と、板状部材であり、かつ、前記中間部に接合されている露出部と、を備え、
前記陰極導通部材は、板状部材であり、
前記露出部の一部および前記陰極導通部材の一部は、前記封止樹脂から露出して外部端子を構成している、付記10ないし13のいずれか1つに記載の固体電解コンデンサ。
付記15.
前記多孔質焼結体は直方体形状である、付記1ないし14のいずれか1つに記載の固体電解コンデンサ。
付記16.
前記多孔質焼結体は、TaまたはNbからなる、付記1ないし15のいずれか1つに記載の固体電解コンデンサ。
A1~A3:固体電解コンデンサ
100 :コンデンサ素子
1 :多孔質焼結体
1a,1b,1c:面
15 :細孔
11 :陽極ワイヤ
11a :基端部分
2 :誘電体層
3 :固体電解質層
31 :内部層
32 :外部層
4 :陰極層
41 :下地層
42 :上層
5 :封止樹脂
5a :亀裂
6 :陽極導通部材
6a :外部陽極端子
61 :中間部
62 :露出部
7 :陰極導通部材
7a :外部陰極端子
71 :導電性接合材
8 :保護膜
92 :ワイヤ材料
93 :多孔質体
96,97:リードフレーム

Claims (11)

  1. 弁作用金属からなる多孔質焼結体と、
    前記多孔質焼結体に一部が進入し、かつ、前記多孔質焼結体から突出する陽極ワイヤと、
    前記多孔質焼結体に形成された誘電体層と、
    前記誘電体層に形成された固体電解質層と、
    前記固体電解質層に形成された陰極層と、
    前記陰極層に少なくとも一部が形成された保護膜と、
    を備え、
    前記保護膜は、炭素数が6のパーフルオロアルキル基(C 13 -R)を有し、熱分解温度が200℃~300℃のポリマーからなる、固体電解コンデンサ。
  2. 前記保護膜は、Siを含まない、請求項に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 前記保護膜の厚さは、0.01~5μmである、請求項1又は2に記載の固体電解コンデンサ。
  4. 前記保護膜の厚さは、0.1~2μmである、請求項に記載の固体電解コンデンサ。
  5. 前記陽極ワイヤに接合された陽極導通部材と、
    前記陰極層に接合された陰極導通部材と、
    をさらに備える、請求項1ないしのいずれか1つに記載の固体電解コンデンサ。
  6. 前記保護膜は、少なくとも一部が前記陽極導通部材および前記陰極導通部材に形成されている、請求項に記載の固体電解コンデンサ。
  7. 前記保護膜は、少なくとも一部が前記陰極層と前記陰極導通部材との間に介在する、請求項に記載の固体電解コンデンサ。
  8. 前記保護膜は、前記陰極層の全面を覆っている、請求項に記載の固体電解コンデンサ。
  9. 前記多孔質焼結体および前記陽極ワイヤの全体を覆う封止樹脂をさらに備え、
    前記陽極導通部材は、前記封止樹脂に覆われ、かつ、前記陽極ワイヤに接合されている中間部と、板状部材であり、かつ、前記中間部に接合されている露出部と、を備え、
    前記陰極導通部材は、板状部材であり、
    前記露出部の一部および前記陰極導通部材の一部は、前記封止樹脂から露出して外部端子を構成している、請求項ないしのいずれか1つに記載の固体電解コンデンサ。
  10. 前記多孔質焼結体は直方体形状である、請求項1ないしのいずれか1つに記載の固体電解コンデンサ。
  11. 前記多孔質焼結体は、TaまたはNbからなる、請求項1ないし10のいずれか1つに記載の固体電解コンデンサ。
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