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JP2009130166A - 固体電解コンデンサ - Google Patents

固体電解コンデンサ Download PDF

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JP2009130166A
JP2009130166A JP2007304155A JP2007304155A JP2009130166A JP 2009130166 A JP2009130166 A JP 2009130166A JP 2007304155 A JP2007304155 A JP 2007304155A JP 2007304155 A JP2007304155 A JP 2007304155A JP 2009130166 A JP2009130166 A JP 2009130166A
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Abstract

【課題】高温下に保存した場合における静電容量の低下を抑制することができる固体電解コンデンサを提供する。
【解決手段】弁作用金属またはその合金からなる陽極3と、陽極3の側面3aに一部が埋設するように設けられた陽極リード端子2と、陽極3の表面上に形成された主に酸化物からなる誘電体層4と、誘電体層4上に形成された導電性高分子層5と、陽極3の外周面3bの導電性高分子層5の上に形成されたカーボン層6a及びその上に形成された銀ペースト層6bからなる陰極層6と、陽極3を覆うように設けられる樹脂外装体8とを備え、陽極3の側面3a、及びそれに連なる外周面3bの一部において、導電性高分子層5が露出するように陰極層6を設け、導電性高分子層5が露出した部分に接するように、熱膨張係数α1(ガラス転移温度未満の温度領域における熱膨張係数)が、銀ペースト層6b及び樹脂外装体8のそれぞれの熱膨張係数α1よりも大きい熱膨張層10を設けたことを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、弁作用金属またはその合金を陽極として用いた固体電解コンデンサに関するものである。
従来より、弁作用金属またはその合金からなる陽極を、リン酸水溶液中などで陽極酸化して、表面に誘電体である金属酸化物層を形成した固体電解コンデンサが知られている。陽極酸化して形成した誘電体層の上には、二酸化マンガンなどからなる電解質層が形成されるが、二酸化マンガンの導電性は金属などと比べると小さいため、等価直列抵抗(ESR)が大きくなるという問題があった。
二酸化マンガンに代えて、導電性高分子を電解質層として用いることにより、ESRを低減させることが提案されている。
しかしながら、導電性高分子を電解質層として用いた固体電解コンデンサにおいては、高温下に保存した場合に、静電容量が低下するという問題があった。
特許文献1においては、素子全体を封止するため形成される樹脂外装体をモールド成形により形成する際、樹脂外装体が収縮することにより生じる機械的ストレスを緩和するため、樹脂外装体内に低応力樹脂からなる緩衝層を設けることが提案されている。しかしながら、このような緩衝層は、樹脂外装体をモールド成形する際の機械的ストレスの応力を緩和するものであり、高温保存下における静電容量の低下を抑制することができるものではなかった。
また、特許文献2においては、樹脂をモールド成形する際の射出圧による機械的ショックから素子を保護するため、モールドのゲートとの対向面に緩衝材を設けることが提案されている。この緩衝材も、樹脂成形体をモールド成形する際の機械的ショックを緩和するものであり、高温保存下における静電容量の低下を抑制することができるものではなかった。
特開平5−136009号公報 特開平8−148392号公報
本発明の目的は、高温下に保存した場合における静電容量の低下を抑制することができる固体電解コンデンサを提供することにある。
本発明は、弁作用金属またはその合金からなる陽極と、陽極の側面に一部が埋設するように設けられた陽極リード端子と、陽極の表面上に形成された主に酸化物からなる誘電体層と、誘電体層上に形成された導電性高分子層と、陽極の外周面の導電性高分子層の上に形成されたカーボン層及びその上に形成された銀ペースト層からなる陰極層と、陽極を覆うように設けられる樹脂外装体とを備え、陽極の側面、及びそれに連なる外周面の一部において、導電性高分子層が露出するように陰極層を設け、導電性高分子層が露出した部分に接するように、熱膨張係数α1(ガラス転移温度未満の温度領域における熱膨張係数)が、銀ペースト層及び樹脂外装体のそれぞれの熱膨張係数α1よりも大きい熱膨張層を設けたことを特徴としている。
本発明においては、陽極の側面及びそれに連なる外周面の一部において、導電性高分子層が露出するように陰極層を設け、導電性高分子層が露出した部分に接するように、熱膨張層を設けている。この熱膨張層は、その熱膨張係数α1が、銀ペースト層及び樹脂外装体のそれぞれの熱膨張係数α1よりも大きい値を有している。
本発明者らは、従来の固体電解コンデンサにおいて、高温に保存した場合に静電容量が低下する原因について検討した結果、高温下に保存することにより、導電性高分子層中の水分量が低減し、その結果として、導電性高分子が激しく収縮し、このため、誘電体層と導電性高分子層の剥離が生じることにより、静電容量が低下するという知見を得た。
本発明に従い、上記熱膨張層を導電性高分子層が露出した部分に接するように設けることにより、高温保存時に導電性高分子層が収縮した際、熱膨張層が膨張することにより、導電性高分子層からの応力を緩和することができる。このため、誘電体層から導電性高分子層が剥離するのを抑制することができ、高温保存時における静電容量の低下を抑制することができる。
本発明においては、導電性高分子層が露出した部分全体を覆うように、熱膨張層が設けられていることが好ましい。熱膨張層が、露出部分全体を覆うように設けられることにより、静電容量の低下をより効果的に抑制することができる。
本発明において、熱膨張層の熱膨張係数α1は、30×10−6/℃以上であることが好ましい。熱膨張係数α1をこのような範囲とすることにより、静電容量の低下をより効果的に抑制することができる。
本発明において、熱膨張層のガラス転移温度は、100℃以下であることが好ましい。熱膨張層のガラス転移温度が100℃以下であると、100℃を超えた高温保存時においては、熱膨張係数α1よりも一般的に大きな値となる熱膨張係数α2(ガラス転移温度以上の温度領域における熱膨張係数)が支配的となり、より効果的に導電性高分子層からの応力を緩和することができ、導電性高分子層が誘電体層から剥離するのを抑制することができるため、高温保存時における静電容量の低下をより効果的に抑制することができる。
本発明において、熱膨張層の熱膨張係数α1の上限値は、特に限定されるものではないが、一般には、10000×10−6/℃が上限値である。
本発明における熱膨張層は、導電性高分子層が露出した部分に接するように設けることができるものであり、かつ熱膨張係数α1が銀ペースト層及び樹脂外装体のそれぞれの熱膨張係数α1よりも大きいものであれば特に限定されるものではない。熱膨張層としては、例えば樹脂を好ましく用いることができ、このような樹脂としては、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂などが挙げられる。
熱膨張層は、例えば、上記のような樹脂にフィラーを含有させた樹脂組成物を用いて形成することができる。フィラーを含有させる場合には、フィラーの含有量により熱膨張係数α1及びα2を調整することができる。フィラーの含有量を増加させると、一般に熱膨張係数は低減し、フィラーの含有量を減少させると、一般に熱膨張係数は増加する。
熱膨張層の形成方法は、使用する材料により選択することができる。例えば、シリカやアルミナなどのフィラーを含有した液状樹脂の場合、液状樹脂を塗布した後乾燥することにより形成することができる。
本発明において、陽極は、弁作用金属またはその合金を含む材料から形成されている。弁作用金属としては、ニオブ、タンタル、チタン、アルミニウム等の金属が挙げられる。また、弁作用金属を主成分とする合金としては、これらの金属を主成分とする合金が挙げられる。また、一酸化ニオブなどのように、これらの金属の酸化物から陽極を形成してもよい。本発明において、陽極は、好ましくは、ニオブもしくはニオブを主成分とする合金、または一酸化ニオブから形成される。これらを陽極材料として用いることにより、タンタルを用いた陽極に比べ、誘電体層の誘電率を高めることができ、漏れ電流特性及び信頼特性に優れた高容量の固体電解コンデンサとすることができる。
本発明において、誘電体層は、例えば、陽極をリン酸等の水溶液で陽極酸化することにより形成することができる。
本発明において、導電性高分子層は、ポリエチレンジオキシチオフェン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン等の導電性高分子層から形成することができる。導電性高分子層を形成する方法としては、化学重合法や電解重合法などが挙げられる。
本発明において、カーボン層は、カーボンペーストを塗布することなどにより形成することができる。また、銀ペースト層は、銀ペーストを塗布することなどにより形成することができる。
本発明において、樹脂外装体は、固体電解コンデンサを封止するために用いることができる樹脂であれば特に限定されるものではなく、電子部品用の封止剤として一般的に用いられる熱硬化性樹脂組成物を用いることができる。封止剤として用いられる熱硬化性樹脂組成物は、一般に、樹脂、充填剤、硬化剤、硬化促進剤、可撓化材などが含まれる。樹脂としては、エポキシ系樹脂が好ましく用いられる。樹脂としてエポキシ系樹脂を用いる場合、充填剤としては、例えばシリカ粒子が用いられ、硬化剤としては、例えばフェノール樹脂が用いられ、硬化促進剤としては、例えばイミダゾール化合物が用いられ、可撓化材としては、例えばシリコーン樹脂が用いられる。
本発明によれば、高温下に保存した場合における静電容量の低下を抑制することができる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能なものである。
<実験1>
(実施例1)
図1は、本発明に従う実施例1の固体電解コンデンサを示す模式的断面図である。
陽極3は、弁作用金属の粉末を成形し、この成形体を真空中で焼結することにより形成されている。陽極3の側面3aには、陽極リード端子2がその一部を埋設するように設けられている。
陽極3及び陽極リード端子2の一部の表面上には、酸化物からなる誘電体層4が形成されている。陽極3は、多孔質体であるので、その内部の表面上にも誘電体層4が形成されている。誘電体層4は、陽極3を陽極酸化することにより形成されている。
誘電体層4の上には、導電性高分子層5が形成されている。導電性高分子層5は、陽極3の内部の誘電体層4の上にも形成されている。
陽極3の外周面3bの導電性高分子層5の上には、カーボン層6a及び銀ペースト層6bが形成されている。カーボン層6aは、カーボンペーストを塗布することにより形成されている。銀ペースト層6bは、銀ペーストを塗布することにより形成されている。カーボン層6a及び銀ペースト層6bから、陰極層6が構成されている。
図1に示すように、本実施例においては、陽極3の側面3a及びそれに連なる外周面3bの一部において、導電性高分子層5が露出するように、陰極層6が形成されている。
本実施例においては、上記のように導電性高分子層5が露出された部分全体を覆うように、熱膨張層10が設けられている。熱膨張層10は、フィラー(シリカ)を含有したエポキシ樹脂を塗布することにより形成されている。
陰極層6は、導電性接着層9を介して陰極リードフレーム7に接続されている。また、陽極リード端子2は、陽極リードフレーム1に接続されている。陰極リードフレーム7及び陽極リードフレーム1の端部が露出するように、素子全体をエポキシ樹脂組成物からなる樹脂外装体8で覆い、固体電解コンデンサが形成されている。
本実施例の固体電解コンデンサは、具体的には以下のステップ1〜ステップ4により作製した。
〔ステップ1〕
平均一次粒子径が約0.5μmであるニオブ金属の粉末を用い、陽極リード端子の一部を埋め込むようにしてこの粉末を成形し、これを真空中で焼結することにより、高さ約4.4mm×幅約3.3mm×奥行き約1.0mmのニオブ多孔質焼結体からなる陽極3を形成した。
〔ステップ2〕
この陽極3を、約40℃に保持した約0.1重量%のフッ化アンモニウム水溶液中において、約10Vの定電圧で約10時間陽極酸化を行い、その後、約60℃に保持した約0.5重量%のリン酸水溶液中において、約10Vの定電圧で約2時間陽極酸化を行うことにより、フッ素が含有された誘電体層4を、陽極3及び陽極リード端子2の一部の表面上に形成した。
〔ステップ3〕
誘電体層4の表面上に、ポリピロールからなる導電性高分子層5を化学重合法等により形成した。次に、陽極3の外周面3bの導電性高分子層5の上に、カーボンペーストを塗布し乾燥することにより、カーボン層6aを形成した。カーボン層6aの上に、銀ペーストを塗布し乾燥することにより、銀ペースト層6bを形成した。これらのカーボン層6a及び銀ペースト層6bからなる陰極層6は、図1に示すように、陽極3の側面3a及びそれに連なる外周面3bの一部には形成していない。従って、導電性高分子層5は、陽極3の側面3a及びそれに連なる外周面3bの一部において露出した状態となっている。なお、陽極3は、直方体の形状を有しているので、外周面3bは4面から形成されている。なお、陰極層6は、陽極リード端子2が埋設されている側面3aと対向する反対側の側面上にも形成されている。
陰極層6に、導電性接着層9を介して陰極リードフレーム7を接続した。また、陽極リード端子2に、陽極リードフレーム1を接続した。
本実施例において、陰極層6は、陰極リードフレーム7の端面と、側面3a上の導電性高分子層5との距離dの半分(d/2)程度、導電性高分子層5が外周面3b上で露出するように形成されている。
なお、本実施例における銀ペースト層の熱膨張係数α1は、19×10−6/℃である。
〔ステップ4〕
導電性高分子層5が露出された部分全体を覆うように、熱膨張係数α1が60×10−6/℃、熱膨張係数α2が120×10−6/℃、ガラス転移温度(Tg)が120℃である液状のエポキシ樹脂組成物を塗布し、100℃で30分間加熱して硬化処理を行い、熱膨張層10を形成した。
熱膨張層10を形成するエポキシ樹脂組成物は、熱膨張係数α1が90×10−6/℃で、熱膨張係数α2が180×10−6/℃で、ガラス転移温度(Tg)が80℃であるエポキシ樹脂45体積%に、可撓化材であるシリコーン樹脂を5体積%、フィラーであるシリカを50体積%添加することにより調製した。
〔ステップ5〕
上記のようにして熱膨張層10を形成した後、素子の周囲に、エポキシ樹脂及びイミダゾール化合物を含む封止剤を用いて、トランスファーモールド成形法により、樹脂外装体8を形成した。
なお、本実施例における樹脂外装体の熱膨張係数α1は、7×10−6/℃である。
〔熱膨張係数及びガラス転移温度の測定〕
熱膨張係数及びガラス転移温度は、以下のようにして測定した。
TMA法(Thermo−mechanical analysis法)により、熱膨張係数及びガラス転移温度を測定した。ここで、TMA法は、Bruker AXS社製TMA4000SAを用いた。
厚さが1.0mm程度、直径が5mm以内となるように加工して、試験片を作製した。このとき厚み方向が極力平行となるように加工する。厚さ方向を測定するように試験片をセットし、室温から10℃/分の割合で昇温させ、厚さ方向の熱膨張(収縮)量を測定し、横軸に温度、縦軸に熱膨張(収縮)量を示した図を作成する。
(i)ガラス転移温度
上記のようにして作成した図において、温度に対して最も低温で熱膨張量が変曲した点をガラス転移温度とした。すなわち、変曲点前後の曲線に接線を引き、この接線の交点をガラス転移温度とした。
(ii)熱膨張係数
上記の図において、ガラス転移温度未満の温度域における曲線の傾きから熱膨張係数α1を算出した。なお、熱膨張係数α2は、ガラス転移温度以上の温度域における曲線の傾きから求めることができる。
(実施例2)
図2は、本発明に従う実施例2の固体電解コンデンサを示す模式的断面図である。
本実施例においては、図2に示すように、導電性高分子層5が露出されている全体を覆うのではなく、陽極3の側面3aの全面と、それに連なる外周面3bにおいて導電性高分子層5が露出している部分の一部を覆うように、熱膨張層10を形成している。従って、外周面3bにおいて、熱膨張層10の端部と陰極層6の端部との間に隙間が形成されている。隙間の距離は、図1に示す距離dの1/5程度となるように形成されている。
(実施例3)
図3は、本発明に従う実施例3の固体電解コンデンサを示す模式的断面図である。
本実施例では、陽極3の外周面3bにおいて、熱膨張層10が、陰極層6の端部の上を覆うように形成されている。熱膨張層10が陰極層6の端部を覆っている部分の距離は、図1に示す距離dの1/5程度である。
(実施例4)
図4は、本発明に従う実施例4の固体電解コンデンサを示す模式的断面図である。
本実施例においては、陰極リードフレーム7の端部の位置に、陰極層6の端部が位置するように陰極層6が形成されている。従って、図1に示す距離dに相当する部分において、導電性高分子層5が外周面3bにおいて露出するように形成されている。
本実施例においては、導電性高分子層5の露出部分全体を覆うように、熱膨張層10を形成している。
(比較例1)
図5は、比較例1の固体電解コンデンサを示す模式的断面図である。
本比較例においては、陽極3の外周面3bにおいて、陰極層6が形成されていない部分がない。従って、外周面3bにおいて、導電性高分子層5が露出している部分がなく、導電性高分子層5が露出している部分は、側面3aに対応する部分のみである。
また、本比較例においては、熱膨張層10を形成していない。
(比較例2)
図6は、比較例2の固体電解コンデンサを示す模式的断面図である。
本比較例においては、比較例1と同様に、側面3aに対応する部分においてのみ導電性高分子層5が露出している。また、本比較例においては、導電性高分子層5が露出している部分に、熱膨張層10を形成している。
従って、熱膨張層10は、側面3aに対応する部分にのみ形成されている。
(比較例3)
図7は、比較例3の固体電解コンデンサを示す模式的断面図である。
本比較例においては、実施例1と同様にして、外周面3bに対応する部分に、導電性高分子層5が露出する部分を形成しているが、熱膨張層10を設けていない。
〔信頼性試験〕
実施例1〜4及び比較例1〜3の固体電解コンデンサについて、信頼性試験を行った。これらの固体電解コンデンサを、105℃に保持した恒温槽中に1000時間放置した。
信頼性試験前後における固体電解コンデンサの周波数120Hzでの静電容量を、LCRメータで測定した。
以下に示す式により、静電容量維持率を算出した。なお、信頼性試験における静電容量維持率は、この値が100に近いほど、静電容量の低下が少ないことを示している。
静電容量維持率(%)=(信頼性試験後の静電容量/信頼性試験前の静電容量)×100
測定結果を表1に示す。
Figure 2009130166
表1に示すように、本発明に従う実施例1〜4の固体電解コンデンサは、比較例1〜3の固体電解コンデンサに比べ、静電容量維持率が大幅に向上している。従って、本発明に従い熱膨張層10を設けることにより、高温保存時における導電性高分子層の収縮に伴う応力を熱膨張層の膨張により緩和することができ、導電性高分子層が誘電体層から剥離するのを抑制し、高温保存時における静電容量の低下を抑制することができることがわかる。
実施例1と実施例2の比較から、導電性高分子層が露出している部分全体を覆う方が、静電容量の低下を抑制する観点から好ましいことがわかる。
また、実施例1と実施例4の比較から、陽極の外周面において、陰極層で被覆する部分をできるだけ少なくし、より多くの部分を熱膨張層で被覆することにより、静電容量の低下をさらに抑制できることがわかる。しかしながら、陽極の外周面において、陰極層が形成される領域を少なくしすぎると、集電性が低下し、等価直列抵抗(ESR)が増加してしまうおそれがある。ESRを大幅に増加させないためには、図1に示す長さLの1/2以上になるように、外周面3bにおける陰極層6を形成しておくことが好ましい。
<実験2>
ここでは、熱膨張層を形成するエポキシ樹脂組成物の熱膨張係数α1(ガラス転移温度未満の温度域での熱膨張係数)と、熱膨張係数α2(ガラス転移温度以上の温度域での熱膨張係数)を変化させたときの影響について検討した。
エポキシ樹脂組成物の熱膨張係数は、樹脂組成物中のフィラー(シリカ)の含有量により制御することができる。例えば、フィラー含有量を増加させると、熱膨張係数は低減し、フィラー含有量を減少させると、熱膨張係数は増加する。以下の実施例及び比較例においては、フィラー含有量を変化させて、熱膨張係数α1及びα2を調整した。
(実施例5)
熱膨張係数α1が20×10−6/℃、熱膨張係数α2が66×10−6/℃、ガラス転移温度(Tg)が120℃であるエポキシ樹脂組成物を用いて熱膨張層を形成する以外は、実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(実施例6)
熱膨張係数α1が25×10−6/℃、熱膨張係数α2が68×10−6/℃、ガラス転移温度(Tg)が120℃であるエポキシ樹脂組成物を用いて熱膨張層を形成する以外は、実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(実施例7)
熱膨張係数α1が30×10−6/℃、熱膨張係数α2が75×10−6/℃、ガラス転移温度(Tg)が120℃であるエポキシ樹脂組成物を用いて熱膨張層を形成する以外は、実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(実施例8)
熱膨張係数α1が40×10−6/℃、熱膨張係数α2が93×10−6/℃、ガラス転移温度(Tg)が120℃であるエポキシ樹脂組成物を用いて熱膨張層を形成する以外は、実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(実施例9)
熱膨張係数α1が50×10−6/℃、熱膨張係数α2が105×10−6/℃、ガラス転移温度(Tg)が120℃であるエポキシ樹脂組成物を用いて熱膨張層を形成する以外は、実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(実施例10)
熱膨張係数α1が70×10−6/℃、熱膨張係数α2が123×10−6/℃、ガラス転移温度(Tg)が120℃であるエポキシ樹脂組成物を用いて熱膨張層を形成する以外は、実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(実施例11)
熱膨張係数α1が80×10−6/℃、熱膨張係数α2が158×10−6/℃、ガラス転移温度(Tg)が120℃であるエポキシ樹脂組成物を用いて熱膨張層を形成する以外は、実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(実施例12)
熱膨張係数α1が90×10−6/℃、熱膨張係数α2が166×10−6/℃、ガラス転移温度(Tg)が120℃であるエポキシ樹脂組成物を用いて熱膨張層を形成する以外は、実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(実施例13)
熱膨張係数α1が100×10−6/℃、熱膨張係数α2が175×10−6/℃、ガラス転移温度(Tg)が120℃であるエポキシ樹脂組成物を用いて熱膨張層を形成する以外は、実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(比較例4)
熱膨張係数α1が17×10−6/℃、熱膨張係数α2が65×10−6/℃、ガラス転移温度(Tg)が120℃であるエポキシ樹脂組成物を用いて熱膨張層を形成する以外は、実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
なお、本比較例における熱膨張層の熱膨張係数α1は、銀ペースト層の熱膨張係数α1(19×10−6/℃)よりも小さい。
〔信頼性試験〕
実験1と同様にして、実施例5〜13及び比較例4の固体電解コンデンサについて、信頼性試験を行い、静電容量維持率を表2に示した。なお、表2には、実施例1の値も示している。
Figure 2009130166
表2に示すように、熱膨張層の熱膨張係数α1が、銀ペースト層の熱膨張係数α1(19×10−6/℃)及び樹脂外装体の熱膨張係数α1(7×10−6/℃)よりも大きい場合において、本発明の効果が得られることがわかる。特に、熱膨張係数α1が30×10−6/℃以上のときに、静電容量の低下を抑制する効果が一層大きくなることがわかる。また、熱膨張係数α1が、60×10−6/℃以上のときに、さらに静電容量の低下を抑制できることがわかる。
なお、熱膨張層の熱膨張係数α1の上限値については、高温保存時(85℃から125℃程度)の熱膨張層に起因した過膨張により、固体電解コンデンサが破壊されない程度であればよく、例えば、上述のように、10000×10−6/℃程度以下であることが好ましい。
<実験3>
ここでは、熱膨張層のガラス転移温度を変化させ、その影響を検討した。
熱膨張層のガラス転移温度は、熱膨張層を形成する樹脂組成物中の可撓化材の含有量などを変化させることにより制御することができる。例えば、可撓化材の含有量を増加させることによりガラス転移温度が高くなり、可撓化材の含有量を低下させることにより、ガラス転移温度を低減させることができる。
以下の実施例においては、樹脂組成物中の可撓化材であるシリコーン樹脂の含有量を変化させることにより、エポキシ樹脂組成物のガラス転移温度を変化させた。なお、ここで言うエポキシ樹脂組成物のガラス転移温度は、エポキシ樹脂組成物の硬化物のガラス転移温度である。
(実施例14)
熱膨張係数α1が60×10−6/℃、熱膨張係数α2が120×10−6/℃であり、ガラス転移温度(Tg)が80℃であるエポキシ樹脂組成物を用いて熱膨張層を形成する以外は、実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(実施例15)
熱膨張係数α1が60×10−6/℃、熱膨張係数α2が120×10−6/℃であり、ガラス転移温度(Tg)が90℃であるエポキシ樹脂組成物を用いて熱膨張層を形成する以外は、実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(実施例16)
熱膨張係数α1が60×10−6/℃、熱膨張係数α2が120×10−6/℃であり、ガラス転移温度(Tg)が95℃であるエポキシ樹脂組成物を用いて熱膨張層を形成する以外は、実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(実施例17)
熱膨張係数α1が60×10−6/℃、熱膨張係数α2が120×10−6/℃であり、ガラス転移温度(Tg)が110℃であるエポキシ樹脂組成物を用いて熱膨張層を形成する以外は、実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(実施例18)
熱膨張係数α1が60×10−6/℃、熱膨張係数α2が120×10−6/℃であり、ガラス転移温度(Tg)が130℃であるエポキシ樹脂組成物を用いて熱膨張層を形成する以外は、実施例1と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
〔信頼性試験〕
実施例14〜18の固体電解コンデンサについて、信頼性試験を行い、静電容量維持率を表3に示した。
なお、表3においては、実施例1の値も併せて示している。
Figure 2009130166
表3に示す結果から明らかなように、熱膨張層を形成するエポキシ樹脂組成物のガラス転移温度を100℃以下とすることにより、静電容量維持率が高くなっている。従って、熱膨張層のガラス転移温度は、100℃以下が好ましいことがわかる。なお、熱膨張層のガラス転移温度の下限値としては、40℃以上であることが好ましく、さらに好ましくは70℃以上である。
本発明に従う実施例1の固体電解コンデンサを示す模式的断面図。 本発明に従う実施例2の固体電解コンデンサを示す模式的断面図。 本発明に従う実施例3の固体電解コンデンサを示す模式的断面図。 本発明に従う実施例4の固体電解コンデンサを示す模式的断面図。 比較例1の固体電解コンデンサを示す模式的断面図。 比較例2の固体電解コンデンサを示す模式的断面図。 比較例3の固体電解コンデンサを示す模式的断面図。
符号の説明
1…陽極リードフレーム
2…陽極リード端子
3…陽極
3a…側面
3b…外周面
4…誘電体層
5…導電性高分子層
6…陰極層
6a…カーボン層
6b…銀ペースト層
7…陰極リードフレーム
8…樹脂外装体
9…導電性接着層
10…熱膨張層

Claims (4)

  1. 弁作用金属またはその合金からなる陽極と、
    前記陽極の側面に一部が埋設するように設けられた陽極リード端子と、
    前記陽極の表面上に形成された主に酸化物からなる誘電体層と、
    前記誘電体層上に形成された導電性高分子層と、
    前記陽極の外周面の前記導電性高分子層の上に形成されたカーボン層及びその上に形成された銀ペースト層からなる陰極層と、
    前記陽極を覆うように設けられる樹脂外装体とを備え、
    前記陽極の前記側面、及びそれに連なる外周面の一部において、前記導電性高分子層が露出するように前記陰極層を設け、前記導電性高分子層が露出した部分に接するように、熱膨張係数α1(ガラス転移温度未満の温度領域における熱膨張係数)が、前記銀ペースト層及び前記樹脂外装体のそれぞれの熱膨張係数α1よりも大きい熱膨張層を設けたことを特徴とする固体電解コンデンサ。
  2. 前記導電性高分子層が露出した部分全体を覆うように前記熱膨張層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 前記熱膨張層の熱膨張係数α1が、30×10-6/℃以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の固体電解コンデンサ。
  4. 前記熱膨張層のガラス転移温度が、100℃以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体電解コンデンサ。
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