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JP7470341B2 - 遮光編地とそれを用いた車載用遮光カーテン - Google Patents

遮光編地とそれを用いた車載用遮光カーテン Download PDF

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JP7470341B2
JP7470341B2 JP2020029045A JP2020029045A JP7470341B2 JP 7470341 B2 JP7470341 B2 JP 7470341B2 JP 2020029045 A JP2020029045 A JP 2020029045A JP 2020029045 A JP2020029045 A JP 2020029045A JP 7470341 B2 JP7470341 B2 JP 7470341B2
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宣俊 岡村
正幸 細江
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川田ニット株式会社
株式会社シンダイ
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Description

この発明は、日光等を遮るとともにある程度の透光性を有するメッシュ地の遮光編地とそれを用いた車載用遮光カーテンに関する。
従来、例えば特許文献1に開示された遮光編地は、デンビー編みとコード編みを、バックとフロントの筬により形成したものである。さらに、特許文献2,3に開示された遮光編地のように、筬を3枚用いて、鎖編みとデンビー編み、コード編みから成る遮光編地も利用されている。
特開平11-93034号公報 特開2000-314942号公報 特開2002-229160号公報
従来の特許文献1に開示されているように、2枚の筬で車載用のメッシュ地の遮光カーテンを形成すると、生地が伸びやすく形状安定性が悪いものであり、生地側縁部のカールや波打が生じやすく、相対的に遮光率も低いものであった。また、特許文献2,3に開示されているように、3枚の筬を用いて鎖編み組織を加えた場合、引張強度は高いが、車載用カーテンとして、伸展と巻き取りを繰り返した場合、通常の操作では繰り返しの伸展で皴は発生しないが、前又は後の座席位置から無理に操作する等のイレギュラーな操作を行った際、折れ皺等の皺が発生しやすいという問題があった。
この発明は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、簡単な構成でコストもかからず、引張強度が高く皺になりにくく、意匠性も高い遮光編地とそれを用いた車載用遮光カーテンを提供することを目的とする。
この発明は、第一の筬により編成された鎖編みによる第一編み組織と、第二の筬により形成されコード編みによる第二編組織と、第三の筬により形成されコード編みにより、前記第二編組織とともに開口部を形成する第三編み組織から成り、経糸が非弾性糸であり、車載用遮光カーテンに用いられる遮光編地であって、前記鎖編みによる前記第一編み組織は、所定コース毎に横に振られて、蛇行して編成されている遮光編地である。
前記鎖編みによる前記第一編み組織は、経糸が所定コース毎に1ウェール分だけ横に振られ、横に振る位置での経糸は閉じ目で蛇行して編成され、前記第二編組織と前記第三編み組織は、互いに対称に編成され、所定コース毎に所定ウェール横に振られ、横に振る位置での経糸は開き目で編成され、前記開口部を形成し、鎖編みの前記第一編み組織の経糸が、前記第二第三編み組織のウェール方向に対して斜めに交差するように編成されている。
またこの発明は、前記遮光編地を開閉用の枠部材等に取り付けて、巻き取り及び伸展可能に設けられた車載用遮光カーテンである。
この発明の遮光編地とそれを用いた車載用遮光カーテンは、簡単な構成でコストもかからず、柔軟性が高く、形状安定性が高く、引張強度も高いものである。また、種々の使用状態においても皺になりにくく、意匠性も高いものである。
特にこの発明の車載用遮光カーテンは、繰り返しの伸展と巻き取りにも皺になりにくく、効果的に遮光機能を発揮するとともに、意匠性も良好なものである。
この発明の一実施形態の遮光編地の編組織を示す正面図である。 この発明の一実施例の遮光編地を示す正面図である。 従来の遮光編地を示す正面図である。 この発明の一実施例の遮光編地のカット端縁を示す正面図である。 従来の遮光編地のカット端縁を示す正面図である。
以下、この発明の実施形態の遮光編地について、図面に基づいて説明する。図1、図2はこの発明の一実施形態の遮光編地を示す。この実施形態の遮光編地10は、メッシュ地の経編地を形成したもので、第一編み組織12は、フロント側の筬GB1により鎖編みで、糸位置番号(1-0/0-1)と(1-2/2-1)を4コース毎に繰り返して編成されている。第一編み組織12の鎖編みの経糸11は、4コース毎に1ウェール横に振られて蛇行し、横に振る位置での経糸11は、閉じ目になっている。
第二編み組織14は、ミドル側の筬GB2によりコード編みで、糸位置番号(1-0/1-2/1-0/1-2)と(4-5/4-3/4-5/4-3)を4コース毎に繰り返して編成したものである。コード編みの経糸13は、4コース毎に4ウェール横に振られて編成されている。横に振る位置での経糸13は、開き目になっている。
第三編み組織16は、バック側の筬GB3によりコード編みで、第二編み組織14とは対称な配置で、糸位置番号(4-5/4-3/4-5/4-3)と(1-0/1-2/1-0/1-2)とを4コース毎に繰り返して編成されている。コード編みの経糸15は、4コース毎に4ウェール第二編み組織14とは逆に横に振られている。これにより、遮光編地10は、第二編み組織14と共に開口部20を形成したメッシュ地を構成している。第三編み組織16も、横に振る位置での経糸15は、開き目になっている。
各第一第二第三編み組織12,14,16の経糸11,13,15は、非弾性糸で、ポリエステルやナイロン、キュプラ、アセテート、ポリウレタンあるいはそれらを複合した糸等が用いられる。太さは適宜選択され、30~100デニール、好ましくは40~75デニールのものであり、例えば45デニールの糸が用いられる。また、各第一第二第三編み組織12,14,16の経糸11,13,15毎に、糸の太さを変えても良く、例えば鎖編みの第一編み組織12の経糸11のみを太くしても良く、又は各第一第二第三編み組織12,14,16のいずれかの経糸11,13,15を太くしても良い。
この実施形態の経編地10の製造は、第一の筬GB1により第一編み組織12を編成し、第二の筬GB2により第二編み組織14を編成し、第三の筬GB3により第三編み組織16を編成する。3枚の筬GB1,GB2,GB3を、上記のように糸位置を動かして、経編みを行うものである。
この実施形態の経編地10は、図2に示すような経編みによるメッシュ地であり、第一編み組織12の経糸11が蛇行して編成され、鎖編みの第一編み組織12の経糸11が、第二第三編み組織14,16のウェール方向に対して斜めに交差するように編成されている。これにより、経編地10の形状安定性が高く、生地側縁部のカールや波打が生じないものである。例えば、従来の使用原糸75デニールを筬2枚で重ね経編みに対して、この実施形態の45デニールの原糸を筬3枚で重ね経編に変更することにより、従来製品と比較して生地の緻密さが増し外観品位が向上する。
また、特許文献2,3のように単に3枚の筬を用いて鎖編み組織を加えただけでは、車載用カーテンとして伸展と巻き取りを繰り返した場合、折れ皺等の皺が発生しやすい。しかし、この実施形態の経編地10は、第一編み組織12の経糸11が蛇行して編成されていることにより、第二第三編み組織14,16のウェール方向に対して斜めに交差するように第一編み組織12の経糸11が編成され、ウェール方向に対して斜めに編み込まれた経糸11により皺の原因となる力が分散される。従って、従来の経編地と比較して柔軟性が高いものとなり、皺が発生し難いものである。しかも、透光性はあるが、遮光率が高く意匠性も高い遮光編地10を形成することができる。この他、経編地10を経編みの横方向にカットした場合も、第一編み組織12の経糸11が蛇行して編成されているので、経編地10のカット端縁の裁ち端の毛足が短くなるため、又は飛び出しにくくなるため、燃えやすい裁ち端の糸が短くなり、難燃性の高い経編地10を形成することができる。
この発明の経編地10は、裁ち端の糸の飛び出しが少ないことによる難燃性から、特に車載用遮光カーテンに好適に用いられ、遮光カーテンとして形成して開閉用の枠部材の開閉の繰り返しにおいても、生地に皺が生じ難い。また、編成条件を用途に合わせて適切に設定し、メッシュの開口部20を適宜配置することにより、視界を確保しつつ遮光性が高い遮光カーテンを形成することができる。さらに、40~75デニールの糸、より好ましくは40~50デニールの糸を用いることにより、薄い遮光カーテンを形成することができ、ロール状に巻き取った際の径を小さくすることができ、車載用遮光カーテンとして収容スペースを取らず、好ましいものである。
なお、この発明の遮光編地とそれを用いた車載用遮光カーテンは、前記実施形態に限定されるものではなく、編組織のパターンや経糸の材質や本数は適宜設定可能である。例えば、第一編み組織12の経糸11は、閉じ目を形成せずに蛇行して編成されたものでもよく、横への振り幅も上記実施形態のような1ウェールのみならず、複数ウェール分横に振っても良い。また、第二編み組織14と第三編み組織16は、閉じ目のみで適宜の幅で横に振られたものでも良く、開口部20の大きさ及び編み組織は、用途に応じて設定することができる。
次に、図2と図3により、この発明の遮光編地10と従来の2枚筬による遮光編地の実施例を比較する。図2に示すように、本発明による遮光編地10は、開口部20が比較的小さく、編み組織の引張強度が高く、繰り返しの巻き取りと伸展によっても皺になりにくいものであった。
これに対して、図3に示す比較例の遮光編地22は、同じ条件で、第一編み組織12による鎖編みのない従来の2枚筬により編成したものである。この場合、相対的に開口部24が大きくなり、編み組織の引っ張り強度が低いので伸びやすいものであった。さらに、編み組織の形状が変化しやすいものであった。
次に、図4と図5により、この発明の遮光編地10と従来の3枚筬による遮光編地の実施例を比較する。図4に示すように、本発明による遮光編地10は、経編みの横方向にカットした編地のカット端縁は裁ち端の糸が短くなり、製品に使用後も裁ち端の糸が短い。従って、裁ち端の糸に起因する難燃性については高いことが分かる。
これに対して、図5に示す比較例の遮光編地26は、蛇行した鎖編みではない、従来の編み組織で3枚筬により編成したものである。この場合、カットした編地の裁ち端の糸が比較的長く出ており、繰り返しの使用によりカット端縁の糸が長く飛び出し易い。従って、難燃性が低いと言える。また、比較例の遮光編地26は、繰り返しの巻き取りと伸展により皺も発生しやすいものであった。
10 遮光編地
11,13,15 経糸
12 第一編み組織
14 第二編み組織
16 第三編み組織
20 開口部
GB1,GB2,GB3 筬

Claims (2)

  1. 第一の筬により編成された鎖編みによる第一編み組織と、第二の筬により形成されコード編みによる第二編組織と、第三の筬により形成されコード編みにより、前記第二編組織とともに開口部を形成する第三編み組織から成り、経糸が非弾性糸であり、車載用遮光カーテンに用いられる遮光編地であって、
    前記鎖編みによる前記第一編み組織は、経糸が所定コース毎に1ウェール分だけ横に振られ、横に振る位置での経糸は閉じ目で蛇行して編成され、
    前記第二編組織と前記第三編み組織は、互いに対称に編成され、所定コース毎に所定ウェール横に振られ、横に振る位置での経糸は開き目で編成され、前記開口部を形成し、
    鎖編みの前記第一編み組織の経糸が、前記第二第三編み組織のウェール方向に対して斜めに交差するように編成されていることを特徴とする遮光編地。
  2. 請求項1に記載の遮光編地を開閉用の枠部材に取り付けてなる車載用遮光カーテン。
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