JP7325241B2 - 眼鏡レンズの製造方法 - Google Patents
眼鏡レンズの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7325241B2 JP7325241B2 JP2019113012A JP2019113012A JP7325241B2 JP 7325241 B2 JP7325241 B2 JP 7325241B2 JP 2019113012 A JP2019113012 A JP 2019113012A JP 2019113012 A JP2019113012 A JP 2019113012A JP 7325241 B2 JP7325241 B2 JP 7325241B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- mass
- spectacle lens
- material composition
- repellent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Eyeglasses (AREA)
- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
- Silicon Polymers (AREA)
Description
すなわち、本開示に係る実施形態は、優れた撥水性を示しつつ、優れた耐払拭性を示す撥水層を有する眼鏡レンズの製造方法に関する。
本開示に係る一実施形態に係る眼鏡レンズの製造方法は、
式(1a):*-Si(OR)3・・・(1a)(式中、Rは、それぞれ独立に炭素数1~3のアルキル基であり、*は結合部位である。)で表される基を片末端に有するフッ素含有シラン化合物(1)を含有する撥水材料組成物を部分的に加水分解する加水分解工程と、
当該加水分解工程を経た撥水材料組成物を用いて光学部材上に撥水層を形成する撥水層形成工程を含む。
式(1a):*-Si(OR)3・・・(1a)(式中、Rは、それぞれ独立に炭素数1~3のアルキル基であり、*は結合部位である。)で表される基を片末端に有するフッ素含有シラン化合物(1)を含有する撥水材料組成物を部分的に加水分解する加水分解工程と、
当該加水分解工程を経た撥水材料組成物を用いて光学部材上に撥水層を形成する撥水層形成工程を含む。
以上の構成によれば、優れた撥水性を示しつつ、優れた耐払拭性を示す撥水層を有する眼鏡レンズの製造方法が提供される。
「片末端」とは、鎖状分子の一末端を意味する。
撥水材料組成物における「固形分全量」とは、撥水材料組成物の溶剤以外の成分を意味する。
「加水分解」とは、式(1a)で表される基が水と反応し、ケイ素原子上にOH基が導入され、アルコールが脱離する反応である。
「部分的に加水分解」とは、式(1a)で表される基中のアルコキシ基のすべてが加水分解せず、1又は2のアルコキシ基が加水分解することを意味する。
図1は、本実施形態の製造方法により製造する眼鏡レンズ1の模式断面図である。本実施形態の眼鏡レンズ1は、眼鏡レンズ用基材11と、この基材11の物体側の面11a側に設けられたハードコート層21fと、このハードコート層21fの物体側の面21fa側に設けられた機能層31fと、この機能層31fの物体側の面31fa側に設けられた撥水層41fと、を備えている。
眼鏡レンズ用基材(以下、単に「基材」ともいう。)の材質としては、プラスチックであっても、無機ガラスであってもよい。基材の材質としては、例えば、ポリチオウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂等のポリウレタン系材料;ポリスルフィド樹脂等のエピチオ系材料;ジエチレングリコールビスアリルカーボネート等のポリカーボネート系材料;が挙げられる。
基材の材質は、好ましくは、ポリチオウレタン樹脂、ポリスルフィド樹脂、及びポリウレタン樹脂から選ばれる少なくとも1種であり、より好ましくは、ポリチオウレタン樹脂、及びポリスルフィド樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種である。
基材の表面形状は特に限定されず、平面、凸面、凹面等のいずれであってもよい。
本開示の眼鏡レンズは、単焦点レンズ、多焦点レンズ、累進屈折力レンズ等のいずれであってもよい。例えば、一例として、累進屈折力レンズについては、通常、近用部領域(近用部)及び累進部領域(中間領域)が、前述の下方領域に含まれ、遠用部領域(遠用部)が上方領域に含まれる。
基材としては、通常無色のものが使用されるが、透明性を損なわない範囲で着色したものを使用することもできる。
基材の屈折率neは、好ましくは1.53以上であり、より好ましくは1.55以上であり、より好ましくは1.58以上であり、更に好ましくは1.60以上である。基材の屈折率neは、その上限は特に限定されないが、好ましくは1.80以下である。
ハードコート層は、例えば、無機酸化物とケイ素化合物とを含む硬化性組成物による硬化膜である。硬化性組成物は、好ましくは多官能エポキシ化合物を更に含む。
上述のハードコート層は、硬化性組成物を基材上に塗布し、硬化処理(熱硬化、光硬化等)を施すことにより形成することができる。硬化性組成物の塗布手段としては、ディッピング法、スピンコーティング法、スプレー法等の通常行われる方法を適用することができる。硬化処理は、多官能エポキシ化合物を含む硬化性組成物については、通常、加熱により行われる。加熱硬化処理は、例えば上述の硬化性組成物を塗布したレンズを50~150℃の雰囲気温度の環境下に30分~3時間程度配置することで行うことができる。
上述の下地層としては、例えば、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、及びエポキシ樹脂等からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂粒子を含む水系樹脂組成物により形成することができる。
上述の機能層としては、例えば、反射防止層、紫外線吸収層、赤外線吸収層、フォトクロミック層、帯電防止層、防曇層が挙げられる。これらの機能層は、1種を単独又は2種以上を組合せて用いてもよい。これらの機能層については、眼鏡レンズに関する公知技術を適用することができる。これらの中でも、反射防止層を有することが好ましい。
反射防止層は、例えば、交互に配置された低屈折率層及び高屈折率層を有する。反射防止層が有する層数は、好ましくは4~11層であり、より好ましくは5~8層である。
撥水層は、後述の撥水材料組成物を用いて形成する。撥水層は、ハードコート層上に形成されていても、機能層上に形成されていてもよいが、好ましくは反射防止層上に形成されていることが好ましい。そして、撥水層は、好ましくは最表面に位置することが好ましい。撥水材料組成物等の詳細は、後述する。
本実施形態の眼鏡レンズの製造方法は、
式(1a)で表される基を片末端に有するフッ素含有シラン化合物(1)を含有する撥水材料組成物を部分的に加水分解する加水分解工程と、
当該加水分解工程を経た撥水材料組成物を用いて光学部材上に撥水層を形成する撥水層形成工程を含む。
(フッ素含有シラン化合物(1))
本実施形態の製造方法に用いられる撥水材料組成物は、式(1a)で表される基を片末端に有するフッ素含有シラン化合物(1)を含有する。本実施形態の撥水材料組成物によれば、当該撥水材料組成物を用いて撥水層を形成することで、優れた撥水性を示す眼鏡レンズが得られる。
Rfのフッ素化アルキル基の炭素数は、好ましくは1~10であり、より好ましくは1~6であり、更に好ましくは1~3である。
Rfのフッ素化アルキル基としては、例えば、パーフルオロメチル基、パーフルオロエチル基、パーフルオロ-n-プロピル基、パーフルオロイソプロピル基、パーフルオロ-n-ブチル基、パーフルオロ-tert-ブチル基、パーフルオロ-n-へキシル基、パーフルオロ-n-オクチル基、パーフルオロ-n-デシル基、パーフルオロ-n-ドデシル基が挙げられる。これらの中でも、パーフルオロメチル基、パーフルオロエチル基、又はパーフルオロ-n-プロピル基が好ましく、パーフルオロメチル基がより好ましい。
Lのアルキレン基の炭素数は、好ましくは1~5であり、より好ましくは2~4である。
Lのアルキレン基としては、例えば、メタンジイル基、エタン-1,2-ジイル基、プロパン-1,2-ジイル基、プロパン-1,3-ジイル基、ヘキサン-1,6-ジイル基が挙げられる。これらの中でも、プロパン-1,3-ジイル基が好ましい。
pは、好ましくは2~3であり、より好ましくは3である。
mは、好ましくは2~3であり、より好ましくは3である。
nは、好ましくは1~2であり、より好ましくは2である。
yは、好ましくは20~60であり、より好ましくは25~50であり、更に好ましくは30~45である。
zは、好ましくは0~8であり、より好ましくは0~5であり、更に好ましくは0~3である。
撥水性組成物は、反応性シリル基を両末端に有するフッ素含有シラン化合物(3)(以下、単に「フッ素含有シラン化合物(3)」ともいう。)を含有していてもよい。フッ素含有シラン化合物(3)としては、例えば、以下の式(3-1)~(3-6)のいずれかで表される化合物が挙げられる。
撥水材料組成物は、溶剤を含んでいてもよい。溶剤を含有することで、粘度を低下させることができるため、蒸着用ペレットに含侵させることが容易になる。
溶剤としては、フッ素変性溶剤;石油ベンジン、ミネラルスピリッツ、トルエン、キシレン等の炭化水素系溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤;メタノール、エタノール、イソプロパノール、n-プロパノール等のアルコール溶剤が挙げられる。これらは1種を単独、又は2種以上を組み合わせてもよい。これらの溶剤の中でも、フッ素変性溶剤が好ましい。
加水分解工程では、式(1a)で表される基を片末端に有するフッ素含有シラン化合物(1)を含有する撥水材料組成物を部分的に加水分解する。
部分的に加水分解する方法は、特に限定されないが、例えば、(A)フッ素含有シラン化合物(1)100質量部に対して0.5~20質量部の水の存在下でフッ素含有シラン化合物(1)を部分的に加水分解すること(以下、「方法(A)」ともいう。)、又は(B)温度20~70℃、相対湿度60%以上の雰囲気下に撥水材料組成物を配することで、フッ素含有シラン化合物(1)を部分的に加水分解すること(以下、「方法(B)」ともいう。)、が挙げられる。これらの中でも、(A)の方法が好ましい。
(A)の方法では、撥水材料組成物に対して水を添加することが好ましい。方法(A)で水を添加することで、式(1a)で表される基の加水分解を安定的に進行させることができる。
方法(B)では、温度20~70℃、相対湿度60%以上の雰囲気下に撥水材料組成物を配することで、フッ素含有シラン化合物(1)を部分的に加水分解する。耐払拭性をより向上させる観点から、当該温度は好ましくは40~50℃であり、当該相対湿度は、90%以上である。
撥水層形成工程で用いられる光学部材としては、例えば、上述の基材、又はハードコート層を積層した基材、ハードコート層及び機能層を積層した基材が挙げられる。これらの中でも、ハードコート層及び機能層を積層した基材が好ましく、ハードコート層及び反射防止層を積層した基材がより好ましい。
蒸着用ペレットとしては、例えば、金属容器と当該金属容器に充填されたスチールウールを備えるペレット、多孔性材料からなるペレット挙げられる。
多孔性材料としては、溶融シリカ多孔体、銅やステンレスなどの熱伝導性の高い金属粉末を焼結した焼結フィルターを用いることが好ましい。焼結フィルターは、適度な蒸着速度を得るという観点からそのメッシュを40~200ミクロン、好ましくは、80~120ミクロンとすることが適当である。
加熱処理工程により、眼鏡レンズ表面の払拭や洗剤の付着など日常使用での物理的、化学的負荷による撥水性の低下を抑制して耐払拭性をより向上させることができる。
加熱処理工程における加熱温度は、好ましくは40~90℃であり、より好ましくは50~80℃であり、更に好ましくは55~70℃である。
加熱の時間は、特に限定されないが、例えば0.5~10時間である。
フッ素系有機溶媒を用いて防汚剤の未反応分を除去する方法としては、薬剤をしみこませた紙あるいは布によって拭き洗浄する方法か、薬剤を入れた容器(洗浄槽)中にレンズを浸漬し、揺動あるいは超音波等物理的なエネルギーを加えることによって行う。
上記の製造方法によれば、優れた撥水性を有し、皮脂の拭き取りが容易な眼鏡レンズが得られる。
トリアルコキシシリル基を片末端に有するフッ素含有シラン化合物(1-1)を含む撥水材料組成物に、塩酸を添加しpH2.7に調整した水を撥水性組成物100質量部に対して1質量部添加し、更に、水溶性アルコールとして、撥水性組成物100質量部に対して10質量部のイソプロピルアルコールを添加した。その後、40℃で4日間攪拌した。
加速電圧:450V
加速電流:200mA
導入ガス:酸素(20sccm)
イオン照射時間:30秒
撥水材料組成物に、添加する水のpH及び量、処理温度、並びに、処理時間を表1に記載のとおりに変更した以外は実施例A1と同様の方法で、撥水層を形成した眼鏡レンズを得た。
撥水材料組成物に、水溶性アルコールを添加しなかった以外は、実施例A1と同様の方法で、撥水層を形成した眼鏡レンズを得た。
撥水材料組成物に対して水及び水溶性アルコールを添加せず、処理も行わずに、撥水材料組成物を固形分全量が15mgとなるように、銅製の容器にスチールウールを充填した蒸着用ペレットに含浸させたこと以外は、実施例A1と同様の方法で、撥水層を形成した眼鏡レンズを得た。
トリアルコキシシリル基を片末端に有するフッ素含有シラン化合物(1-1)を含む撥水材料組成物を温度40℃相対湿度90%の環境下で4日間攪拌した。当該処理後の撥水材料組成物を固形分全量が15mgとなるように、銅製の容器にスチールウールを充填した蒸着用ペレットに含浸させたこと以外は、実施例A1と同様の方法で、撥水層を形成した眼鏡レンズを得た。
温度、湿度、処理時間を表1に記載の条件に変更した以外は、実施例B1と同様の方法で、撥水層を形成した眼鏡レンズを得た。
撥水材料組成物に対して処理を行わずに、撥水材料組成物を固形分全量が15mgとなるように、銅製の容器にスチールウールを充填した蒸着用ペレットに含浸させたこと以外は、実施例B1と同様の方法で、撥水層を形成した眼鏡レンズを得た。
接触角計「CA-D型」(製品名、協和界面科学株式会社)を使用し、25℃において直径2mmの水滴を針先に作り、これを眼鏡レンズの凸面の最上部に触れさせて、液滴を作った。この時に生ずる液滴と面との角度を測定し静止接触角とした。静止接触角θは水滴の半径(水滴が眼鏡レンズ表面に接触している部分の半径)をrとし、水滴の高さをhとしたときに、以下の式で求められる。
θ=2×tan‐1(h/r)
なお、接触角の測定は水の蒸発による測定誤差を最小限にするために水滴を眼鏡レンズに触れさせた後10秒以内に行った。
19mm×24mmにカットした消しゴムにレンズ拭き紙「ダスパー」(製品名、小津産業株式会社製)を巻き付け、それを往復摩擦磨耗試験機「トライボギヤ 30S」(製品名、ヤマト科学株式会社製)に取り付けた。それに2kgの荷重をかけ、眼鏡レンズ表面を払拭回数100回擦った毎に、接触角を上述の[初期接触角]に示す方法により確認し、合計払拭回数4000回擦った。耐払拭性は、以下の基準により評価した。
<評価基準>
A:払拭回数4,000回以上であっても、初期接触角から低下した接触角が5°未満である。
B:払拭回数3,000回以上4,000回未満で、初期接触角から低下した接触角が5°以下となる。
C:払拭回数2,000回以上3,000回未満で、初期接触角から低下した接触角が5°以下となる。
D:払拭回数2,000回未満で、初期接触角から低下した接触角が5°以下となる。
実施例A1~A3より、所定の範囲の水の添加量において優れた撥水性及び耐払拭性を示す眼鏡レンズが得られることがわかる。そして、実施例A1及びA3と、実施例A2との対比によって、特に0.5質量部超えの水を添加することで、顕著に優れた耐払拭性を示す眼鏡レンズが得られることがわかる。
実施例A1,A4~A6より、添加する水のpHが所定の範囲において優れた撥水性及び耐払拭性を示す眼鏡レンズが得られることがわかる。
実施例A1,A7~A8より、広範な処理時間の範囲内において、優れた撥水性及び耐払拭性を示す眼鏡レンズが得られることがわかる。
実施例B1~B3により、所定の範囲の処理温度において優れた撥水性及び耐払拭性が得られることがわかる。実施例B1及びB3と、実施例B2との対比により、40℃以上の処理温度において顕著に優れた撥水性及び耐払拭性が得られることがわかる。
実施例B1及びB4により、所定の範囲の相対湿度において優れた撥水性及び耐払拭性が得られることがわかる。
実施例B1,B5及びB6より、広範な処理時間の範囲内において、優れた撥水性及び耐払拭性を示す眼鏡レンズが得られることがわかる。
Claims (6)
- 下記式(1-1):
前記加水分解工程を経た撥水材料組成物を用いて光学部材上に撥水層を形成する撥水層形成工程を含む、眼鏡レンズの製造方法。 - 前記加水分解工程前における前記フッ素含有シラン化合物(1)の含有量が、前記撥水材料組成物の固形分全量に対して、50~100質量%である、請求項1に記載の眼鏡レンズの製造方法。
- 前記加水分解工程において、pH1.0~7.0の水を添加する、請求項1又は2に記載の眼鏡レンズの製造方法。
- 前記加水分解工程において、炭素数1~10の水溶性アルコールの存在下で部分的に加水分解する、請求項1~3のいずれか1項に記載の眼鏡レンズの製造方法。
- 前記撥水層形成工程において、前記撥水材料組成物を蒸着することで、前記撥水層を形成する、請求項1~4のいずれか1項に記載の眼鏡レンズの製造方法。
- 前記蒸着が、400~1000℃で行われる、請求項5に記載の眼鏡レンズの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019113012A JP7325241B2 (ja) | 2019-06-18 | 2019-06-18 | 眼鏡レンズの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019113012A JP7325241B2 (ja) | 2019-06-18 | 2019-06-18 | 眼鏡レンズの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020204737A JP2020204737A (ja) | 2020-12-24 |
JP7325241B2 true JP7325241B2 (ja) | 2023-08-14 |
Family
ID=73838362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019113012A Active JP7325241B2 (ja) | 2019-06-18 | 2019-06-18 | 眼鏡レンズの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7325241B2 (ja) |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000136350A (ja) | 1998-11-02 | 2000-05-16 | Ichikoh Ind Ltd | 撥水性を有するハ−ドコ−ト組成物およびこれを用いた樹脂製品 |
JP2003238577A (ja) | 2001-10-05 | 2003-08-27 | Shin Etsu Chem Co Ltd | パーフルオロポリエーテル変性シラン及び表面処理剤、並びに反射防止フィルター |
JP2004258348A (ja) | 2003-02-26 | 2004-09-16 | Konica Minolta Holdings Inc | 防汚処理された光学フィルムおよび該光学フィルムを表面に有する画像表示装置 |
JP2005208290A (ja) | 2004-01-22 | 2005-08-04 | Konica Minolta Opto Inc | 防汚性光学薄膜、防汚性反射防止フィルム及びそれを用いた偏光板、表示装置 |
JP2007146107A (ja) | 2006-04-14 | 2007-06-14 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 防汚性付与剤、防汚性コーティング剤組成物、防汚性被膜及びその被覆物品 |
JP2007286232A (ja) | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Seiko Epson Corp | 防汚性光学物品及び防汚性光学物品の製造方法 |
JP2008065110A (ja) | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Seiko Epson Corp | 防汚性光学物品 |
JP2009067958A (ja) | 2007-09-18 | 2009-04-02 | Central Glass Co Ltd | 光学機能性積層体上に防汚性被膜を形成するための処理剤 |
JP2009144133A (ja) | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Korea Inst Of Chemical Technology | パーフルオロポリエーテル変性シラン化合物、これを含有する防汚性コーティング剤組成物およびこれを適用した膜 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3953115A (en) * | 1973-03-16 | 1976-04-27 | Itek Corporation | Method for providing an abrasion resistant coating for plastic ophthalmic lenses and the resulting lenses |
-
2019
- 2019-06-18 JP JP2019113012A patent/JP7325241B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000136350A (ja) | 1998-11-02 | 2000-05-16 | Ichikoh Ind Ltd | 撥水性を有するハ−ドコ−ト組成物およびこれを用いた樹脂製品 |
JP2003238577A (ja) | 2001-10-05 | 2003-08-27 | Shin Etsu Chem Co Ltd | パーフルオロポリエーテル変性シラン及び表面処理剤、並びに反射防止フィルター |
JP2004258348A (ja) | 2003-02-26 | 2004-09-16 | Konica Minolta Holdings Inc | 防汚処理された光学フィルムおよび該光学フィルムを表面に有する画像表示装置 |
JP2005208290A (ja) | 2004-01-22 | 2005-08-04 | Konica Minolta Opto Inc | 防汚性光学薄膜、防汚性反射防止フィルム及びそれを用いた偏光板、表示装置 |
JP2007146107A (ja) | 2006-04-14 | 2007-06-14 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 防汚性付与剤、防汚性コーティング剤組成物、防汚性被膜及びその被覆物品 |
JP2007286232A (ja) | 2006-04-14 | 2007-11-01 | Seiko Epson Corp | 防汚性光学物品及び防汚性光学物品の製造方法 |
JP2008065110A (ja) | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Seiko Epson Corp | 防汚性光学物品 |
JP2009067958A (ja) | 2007-09-18 | 2009-04-02 | Central Glass Co Ltd | 光学機能性積層体上に防汚性被膜を形成するための処理剤 |
JP2009144133A (ja) | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Korea Inst Of Chemical Technology | パーフルオロポリエーテル変性シラン化合物、これを含有する防汚性コーティング剤組成物およびこれを適用した膜 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020204737A (ja) | 2020-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7325240B2 (ja) | 眼鏡レンズの製造方法、眼鏡レンズ及び撥水材料組成物 | |
TWI322894B (en) | Plastic lens and manufacturing method of plastic lens | |
JP4581608B2 (ja) | 薄膜の製造方法、光学部品の製造方法および成膜装置 | |
EP2928616B1 (en) | Method for coating an optical article with a topcoat using vacuum air plasma treatment | |
WO2012173596A1 (en) | Method for obtaining optical articles having superior abrasion resistant properties, and coated articles prepared according to such method | |
JP5043851B2 (ja) | 蒸着材料、それを用いた光学部材及び眼鏡用プラスチックレンズの製造方法並びに眼鏡用プラスチックレンズ | |
JP2009175500A (ja) | 光学部材の製造方法 | |
KR20040040393A (ko) | 반사방지 안경 렌즈 및 그것의 제조 방법 | |
US10280315B2 (en) | Anti-fouling surface coating materials | |
US7150917B2 (en) | Optical member | |
JP2004109728A (ja) | 眼鏡用プラスチックレンズ | |
CN108368382B (zh) | 硬涂层形成用组合物和光学部件 | |
JP4293593B2 (ja) | 防曇性光学体及び光学体への防曇層形成方法 | |
JP7325241B2 (ja) | 眼鏡レンズの製造方法 | |
US7178919B2 (en) | Plastic lens for spectacles | |
JP4279074B2 (ja) | 光学部材 | |
JP2008107836A (ja) | 光学部材及び薄膜の製造方法 | |
WO2023054434A1 (ja) | 眼鏡レンズ、防汚剤組成物、及び眼鏡レンズの製造方法 | |
CA3125081A1 (en) | Composition for forming hard coat layer, and eyeglass lens | |
WO2023054433A1 (ja) | 眼鏡レンズ、防汚剤組成物、及び眼鏡レンズの製造方法 | |
WO2024122620A1 (ja) | 眼鏡レンズ | |
JP4875839B2 (ja) | プラスチックレンズの製造方法及びプラスチックレンズ | |
JP2004226942A (ja) | 光学部材、光学部材の製造方法及び薄膜の製造方法 | |
JP2022157402A (ja) | 眼鏡レンズ | |
JP2009173787A (ja) | 撥水材料、それを用いた光学部材の製造方法、光学部材並びに眼鏡用プラスチックレンズ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220616 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230320 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230619 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230710 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230801 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7325241 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |